JPS6227037Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6227037Y2 JPS6227037Y2 JP1980154332U JP15433280U JPS6227037Y2 JP S6227037 Y2 JPS6227037 Y2 JP S6227037Y2 JP 1980154332 U JP1980154332 U JP 1980154332U JP 15433280 U JP15433280 U JP 15433280U JP S6227037 Y2 JPS6227037 Y2 JP S6227037Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delta
- motor
- transformer
- commutation
- position signal
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000010297 mechanical methods and process Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は電動機電圧を検出して位置信号を得
る方式の無整流子電動機に関する。
る方式の無整流子電動機に関する。
位置信号を得るのに、位置検出器を電動機回転
子に直結した機械的な方法と、電機子巻線に誘起
される逆起電圧を検出する方法の２つがあるが、
前者の位置検出器を用いる方法は、電機子反作用
の影響を予め見込んで設定制御進み角β０を設定
（通常60゜）しなければならず、電動機力率が悪
く、電源容量、電動機容量を大としコスト高とな
り、またトルクリツプルが大きく出力軸機械系へ
の悪影響も懸念される。これに対し、後者の電動
機の逆起電圧（一般には電動機電圧）を検出する
方法は、電機子反作用の影響を考慮しなくともよ
く設定制御進み角β０の設定をその分浅くできる
が、負荷転流、電源転流時の波形歪みが著しくこ
の誘起電圧波形から信頼性の高い正確な位置信号
を得るのは極めて困難である。
子に直結した機械的な方法と、電機子巻線に誘起
される逆起電圧を検出する方法の２つがあるが、
前者の位置検出器を用いる方法は、電機子反作用
の影響を予め見込んで設定制御進み角β０を設定
（通常60゜）しなければならず、電動機力率が悪
く、電源容量、電動機容量を大としコスト高とな
り、またトルクリツプルが大きく出力軸機械系へ
の悪影響も懸念される。これに対し、後者の電動
機の逆起電圧（一般には電動機電圧）を検出する
方法は、電機子反作用の影響を考慮しなくともよ
く設定制御進み角β０の設定をその分浅くできる
が、負荷転流、電源転流時の波形歪みが著しくこ
の誘起電圧波形から信頼性の高い正確な位置信号
を得るのは極めて困難である。
本考案は上記に鑑み比較的速度範囲のせまく波
形歪みがそれ程甚しくない場合においての逆起電
圧から位置信号を得る新規手法の提供を目的とす
るもので、以下図示する実施例により具体的に説
明する。即ち、本考案は、電動機の電源線路に設
定制御進み角β０を自動的に設定すべく２次側に
上記β０相当の中間タツプを設けたデルターデル
タ結線の変圧器を接続し、かつ３つの独立した信
号を得るためのデルタースター結線の変圧器を接
続、更に負荷転流による波形歪みと電源転流時サ
ージ電圧を除去する逆Ｌ字形フイルタ回路と電源
転流によるリツプル（商用周波の６倍周波数）を
除去するＬ−Ｃ共振フイルタの直列路を接続し、
得られたβ０設定の正弦波形をコンパレータによ
り比較して位置信号を得る方式である。
形歪みがそれ程甚しくない場合においての逆起電
圧から位置信号を得る新規手法の提供を目的とす
るもので、以下図示する実施例により具体的に説
明する。即ち、本考案は、電動機の電源線路に設
定制御進み角β０を自動的に設定すべく２次側に
上記β０相当の中間タツプを設けたデルターデル
タ結線の変圧器を接続し、かつ３つの独立した信
号を得るためのデルタースター結線の変圧器を接
続、更に負荷転流による波形歪みと電源転流時サ
ージ電圧を除去する逆Ｌ字形フイルタ回路と電源
転流によるリツプル（商用周波の６倍周波数）を
除去するＬ−Ｃ共振フイルタの直列路を接続し、
得られたβ０設定の正弦波形をコンパレータによ
り比較して位置信号を得る方式である。
図面は、第１図が本考案実施例の回路構成図、
第２図、第３図はその動作を説明するためのベク
トル図、電圧波形を夫々表わす。
第２図、第３図はその動作を説明するためのベク
トル図、電圧波形を夫々表わす。
第１図において、１はサイリスタ変換装置で、
商用周波の３相交流電源から直接指令周波数の交
流電源電圧を得るサイクロコンバータか、一旦直
流に変換して後、再び交流に変換する順変換器、
直流リアクトル、逆変換器を組合せた装置のいず
れでもよい。２は電動機本体である。３は本考案
に係る位置信号検出回路で、入力側の変圧器を電
動機本体２とサイリスタ変換装置１の出力側との
間に接続し、波形歪みの甚しい電動機逆起電圧か
ら波形整形されたきれいな波形の正弦波を、とき
には設定制御進み角β０をも考慮した正弦波を得
るものである。即ち、デルターデルタ結線の変圧
器４を接続し、その２次側に中間タツプを設け電
動機逆起電圧より位相の進んだ電圧（その位相差
は設定制御進み角β０に相当）を得て、次のデル
タースター結線・変圧器５への１次側入力とす
る。デルタースター結線・変圧器５は逆起電圧よ
りβ０だけ位相の進んだ電圧を受け、かつ２次側
をスター結線に接続しており、中性点を共通電位
とすることにより３つの信号を得ることができ
る。即ち、各信号は夫々フイルター回路６を介し
て波形整形されて後コンパレータ７で比較され設
定制御進み角β０を加味した位置信号に変換され
る。フイルター回路６はリアクトルL1、抵抗
R1，R2、コンデンサC1の逆Ｌ字形と、リアクト
ルL0、コンデンサC0、抵抗R0の同調回路から構
成され、特に商用周波数の６倍周波数で生じる電
源転流によるリツプルを除去するため挿入した、
上記L0−C0−R0の直列共振回路は重要である。
いま交流電源の商用周波数を60Hzとすれば、６倍
周波数の360Hzで直列共振するようリアクトル
L0、コンデンサC0の値を選ぶようにすれば、例
えばコンデンサC0を20μＦのものとするとリア
クトルL0はω2L0C0＝１の数式より、ωは２π×
360であり、１／（２π×360）2×20×10-6≒10−
10-3と演算でき約10mHのものを準備すればよ
い。
商用周波の３相交流電源から直接指令周波数の交
流電源電圧を得るサイクロコンバータか、一旦直
流に変換して後、再び交流に変換する順変換器、
直流リアクトル、逆変換器を組合せた装置のいず
れでもよい。２は電動機本体である。３は本考案
に係る位置信号検出回路で、入力側の変圧器を電
動機本体２とサイリスタ変換装置１の出力側との
間に接続し、波形歪みの甚しい電動機逆起電圧か
ら波形整形されたきれいな波形の正弦波を、とき
には設定制御進み角β０をも考慮した正弦波を得
るものである。即ち、デルターデルタ結線の変圧
器４を接続し、その２次側に中間タツプを設け電
動機逆起電圧より位相の進んだ電圧（その位相差
は設定制御進み角β０に相当）を得て、次のデル
タースター結線・変圧器５への１次側入力とす
る。デルタースター結線・変圧器５は逆起電圧よ
りβ０だけ位相の進んだ電圧を受け、かつ２次側
をスター結線に接続しており、中性点を共通電位
とすることにより３つの信号を得ることができ
る。即ち、各信号は夫々フイルター回路６を介し
て波形整形されて後コンパレータ７で比較され設
定制御進み角β０を加味した位置信号に変換され
る。フイルター回路６はリアクトルL1、抵抗
R1，R2、コンデンサC1の逆Ｌ字形と、リアクト
ルL0、コンデンサC0、抵抗R0の同調回路から構
成され、特に商用周波数の６倍周波数で生じる電
源転流によるリツプルを除去するため挿入した、
上記L0−C0−R0の直列共振回路は重要である。
いま交流電源の商用周波数を60Hzとすれば、６倍
周波数の360Hzで直列共振するようリアクトル
L0、コンデンサC0の値を選ぶようにすれば、例
えばコンデンサC0を20μＦのものとするとリア
クトルL0はω2L0C0＝１の数式より、ωは２π×
360であり、１／（２π×360）2×20×10-6≒10−
10-3と演算でき約10mHのものを準備すればよ
い。
第３図に電動機逆起電圧波形と、本考案に係る
フイルター回路を介した電圧波形を示すが、図示
するように電源転流により発生する商用周波の６
倍周波数のリツプルは容易に除去することができ
る。また、第２図に示すようにデルターデルタ結
線の第１の変圧器４の２次側中間タツプを設けて
β０を設定する方法は、例えば各変圧器２次側の
中間タツプ引出し点を巻数比が１：２の関係にあ
るように選べば、図示するようにβ０は30゜に設
定できるのであり、中間タツプ引出し点を任意の
値に選ぶことによつてβ０は自由に設定できる。
フイルター回路を介した電圧波形を示すが、図示
するように電源転流により発生する商用周波の６
倍周波数のリツプルは容易に除去することができ
る。また、第２図に示すようにデルターデルタ結
線の第１の変圧器４の２次側中間タツプを設けて
β０を設定する方法は、例えば各変圧器２次側の
中間タツプ引出し点を巻数比が１：２の関係にあ
るように選べば、図示するようにβ０は30゜に設
定できるのであり、中間タツプ引出し点を任意の
値に選ぶことによつてβ０は自由に設定できる。
上記のように、この考案は電動機逆起電圧を検
出して位置信号を得る方式において、デルターデ
ルタ結線の変圧器を用い、その２次側に中間タツ
プを設けβ０の設定を行うようにしたこと、か
つ、中性点を共通電位とし、３つの独立した信号
を得るためデルタースター結線の変圧器を用い、
更にその変圧器の各出力側に電源電流に基づくリ
ツプルを除去するべく商用周波の６倍周波数で共
振するLCの同調回路を挿入したこと、その他負
荷転流時の波形歪み、電源転流時でのサージを吸
収するため逆Ｌ字形のフイルタを備えたことを特
長とするもので、変圧器とフイルター回路を組合
せた簡単な回路で、波形歪みの軽減されたきれい
な波形の、かつ設定制御進み角β０をも自動的に
設定された位置信号用の正弦波形を得ることがで
きるという優れた特長を有する。
出して位置信号を得る方式において、デルターデ
ルタ結線の変圧器を用い、その２次側に中間タツ
プを設けβ０の設定を行うようにしたこと、か
つ、中性点を共通電位とし、３つの独立した信号
を得るためデルタースター結線の変圧器を用い、
更にその変圧器の各出力側に電源電流に基づくリ
ツプルを除去するべく商用周波の６倍周波数で共
振するLCの同調回路を挿入したこと、その他負
荷転流時の波形歪み、電源転流時でのサージを吸
収するため逆Ｌ字形のフイルタを備えたことを特
長とするもので、変圧器とフイルター回路を組合
せた簡単な回路で、波形歪みの軽減されたきれい
な波形の、かつ設定制御進み角β０をも自動的に
設定された位置信号用の正弦波形を得ることがで
きるという優れた特長を有する。
図面は、第１図が本考案実施例の回路構成図、
第２図はβ０設定用変圧器のベクトル図、第３図
は電動機逆起電圧と本考案により波形整形された
位置信号用の電圧の各波形図を示す。 ４……デルターデルタ結線の第１の変圧器、５
……デルタースター結線の第２の変圧器、６……
フイルター回路。
第２図はβ０設定用変圧器のベクトル図、第３図
は電動機逆起電圧と本考案により波形整形された
位置信号用の電圧の各波形図を示す。 ４……デルターデルタ結線の第１の変圧器、５
……デルタースター結線の第２の変圧器、６……
フイルター回路。
Claims (1)
- 無整流子電動機において、電動機の電源線路
に、設定制御進み角β０を自動的に設定するため
２次側に上記β０相当の中間タツプを設けたデル
ターデルタ結線の変圧器を接続し、かつ３つの独
立した信号を得るためのデルタースター結線の変
圧器を接続、更に負荷転流による波形歪みと電源
転流時のサージ電圧を除去する逆Ｌ字形フイルタ
回路と電源転流による商用周波の６倍周波数のリ
ツプルを除去するＬ−Ｃ共振フイルタの直列路を
接続し、得られたβ０設定の正弦波形をコンパレ
ータにより比較して位置信号とすることを特徴と
する無整流子電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980154332U JPS6227037Y2 (ja) | 1980-10-28 | 1980-10-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980154332U JPS6227037Y2 (ja) | 1980-10-28 | 1980-10-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5778294U JPS5778294U (ja) | 1982-05-14 |
| JPS6227037Y2 true JPS6227037Y2 (ja) | 1987-07-10 |
Family
ID=29513559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980154332U Expired JPS6227037Y2 (ja) | 1980-10-28 | 1980-10-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6227037Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS504242A (ja) * | 1972-11-17 | 1975-01-17 | ||
| JPS54113816A (en) * | 1978-02-27 | 1979-09-05 | Toshiba Corp | Position detector for commutatorless motor |
-
1980
- 1980-10-28 JP JP1980154332U patent/JPS6227037Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS504242A (ja) * | 1972-11-17 | 1975-01-17 | ||
| JPS54113816A (en) * | 1978-02-27 | 1979-09-05 | Toshiba Corp | Position detector for commutatorless motor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5778294U (ja) | 1982-05-14 |
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