JP3130234B2 - インバータ装置 - Google Patents
インバータ装置Info
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- JP3130234B2 JP3130234B2 JP07276827A JP27682795A JP3130234B2 JP 3130234 B2 JP3130234 B2 JP 3130234B2 JP 07276827 A JP07276827 A JP 07276827A JP 27682795 A JP27682795 A JP 27682795A JP 3130234 B2 JP3130234 B2 JP 3130234B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、単相三線式の電力
系統と連系運転を行うと共に自立運転時には単相三線式
の交流電力を負荷に供給可能なインバータ装置に関す
る。
系統と連系運転を行うと共に自立運転時には単相三線式
の交流電力を負荷に供給可能なインバータ装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】単相三線式の電力系統と連系運転を行う
インバータ装置の回路構成は図２に示すブロック図の通
りである。図２において、単相ブリッジ接続した半導体
スイッチ群１０１，１０２，１０３，１０４より成るイ
ンバータは、並列コンデンサ１１７と１１８を介して直
列の直流電源１１５と１１６を入力し、出力回路に設け
たリアクタ１１１と１１２および並列コンデンサ１１３
と１１４より成る交流フィルタを介して単相三線式の交
流電力を出力する。切換スイッチ１０７と１０８を介し
て前記インバータは単相三線式の電力系統と連系され、
負荷１０６に交流電力を供給する。
インバータ装置の回路構成は図２に示すブロック図の通
りである。図２において、単相ブリッジ接続した半導体
スイッチ群１０１，１０２，１０３，１０４より成るイ
ンバータは、並列コンデンサ１１７と１１８を介して直
列の直流電源１１５と１１６を入力し、出力回路に設け
たリアクタ１１１と１１２および並列コンデンサ１１３
と１１４より成る交流フィルタを介して単相三線式の交
流電力を出力する。切換スイッチ１０７と１０８を介し
て前記インバータは単相三線式の電力系統と連系され、
負荷１０６に交流電力を供給する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記インバータと連系
する電力系統側におけるＵ相とＶ相が不平衡である場合
には、この不平衡を補正するようにインバータの出力電
流を各相ごとに制御する必要がある。このために、イン
バータの出力回路には電流検出器１０９と１１０をＵ相
とＶ相に設けておき、これらの検出信号をインバータの
制御回路１０５にフィードバックさせ、インバータを構
成する半導体スイッチ群１０１，１０２，１０３，１０
４を制御する。即ち、単相三線式の電力系統と連系運転
する従来方式のインバータの回路構成は複雑であるばか
りでなく、２つの電流検出信号に基づいてインバータを
制御するものであるから、制御回路も複雑になり、その
制御方法も簡単ではなかった。本発明は、上述した従来
方式のインバータの欠点を解消するためになされたもの
であって、簡単な回路構成と制御方法を備えた単相三線
式の電力系統と連系運転可能なインバータ装置を提供し
ようとするものである。
する電力系統側におけるＵ相とＶ相が不平衡である場合
には、この不平衡を補正するようにインバータの出力電
流を各相ごとに制御する必要がある。このために、イン
バータの出力回路には電流検出器１０９と１１０をＵ相
とＶ相に設けておき、これらの検出信号をインバータの
制御回路１０５にフィードバックさせ、インバータを構
成する半導体スイッチ群１０１，１０２，１０３，１０
４を制御する。即ち、単相三線式の電力系統と連系運転
する従来方式のインバータの回路構成は複雑であるばか
りでなく、２つの電流検出信号に基づいてインバータを
制御するものであるから、制御回路も複雑になり、その
制御方法も簡単ではなかった。本発明は、上述した従来
方式のインバータの欠点を解消するためになされたもの
であって、簡単な回路構成と制御方法を備えた単相三線
式の電力系統と連系運転可能なインバータ装置を提供し
ようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、並列コンデン
サを介して入力した直流電力を単相二線式の交流電力に
変換する単相ブリッジ接続した半導体スイッチ群より成
るインバータ装置であって、インバータ装置の出力回路
に設けた交流フィルタと２次側中性点に切換スイッチを
設けた単相トランスを介して前記インバータ装置を単相
三線式の電力系統に接続しておき、前記電力系統と連系
運転する場合には、前記単相トランスの２次側中性点に
設けた切換スイッチをオフとしたうえで前記単相トラン
スを介して負荷に交流電力を供給し、前記電力系統より
分離して自立運転する場合には、前記単相トランスの２
次側中性点に設けた切換スイッチをオンとしたうえで単
相三線式の交流電力を負荷に供給する。
サを介して入力した直流電力を単相二線式の交流電力に
変換する単相ブリッジ接続した半導体スイッチ群より成
るインバータ装置であって、インバータ装置の出力回路
に設けた交流フィルタと２次側中性点に切換スイッチを
設けた単相トランスを介して前記インバータ装置を単相
三線式の電力系統に接続しておき、前記電力系統と連系
運転する場合には、前記単相トランスの２次側中性点に
設けた切換スイッチをオフとしたうえで前記単相トラン
スを介して負荷に交流電力を供給し、前記電力系統より
分離して自立運転する場合には、前記単相トランスの２
次側中性点に設けた切換スイッチをオンとしたうえで単
相三線式の交流電力を負荷に供給する。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図１を参照
しながら説明する。図１は発明に係るインバータ装置の
回路構成を示すブロック図である。単相ブリッジ接続し
た半導体スイッチ群１，２，３，４より成るインバータ
装置は、並列コンデンサ１５を介して直流電源１４を入
力し、インバータ装置の出力回路に設けたリアクタ１２
と並列コンデンサ１３より成る交流フィルタを介して単
相二線式の交流電力を出力する。２次側中性点に切換ス
イッチ８を設けてある単相トランス１０の２次側には単
相三線式の負荷６が接続されており、さらに、切換スイ
ッチ７を介して単相三線式の電力系統に接続されてい
る。単相トランス１０の１次側に設けてある切換スイッ
チ９をオンとすることにより、インバータ装置は単相ト
ランス１０を介して単相三線式の電力系統および負荷６
に接続される。また、インバータ装置の出力回路には電
流検出器１１が設けてあり、この検出信号は制御回路５
にフィードバックされ、インバータ装置を制御する。
しながら説明する。図１は発明に係るインバータ装置の
回路構成を示すブロック図である。単相ブリッジ接続し
た半導体スイッチ群１，２，３，４より成るインバータ
装置は、並列コンデンサ１５を介して直流電源１４を入
力し、インバータ装置の出力回路に設けたリアクタ１２
と並列コンデンサ１３より成る交流フィルタを介して単
相二線式の交流電力を出力する。２次側中性点に切換ス
イッチ８を設けてある単相トランス１０の２次側には単
相三線式の負荷６が接続されており、さらに、切換スイ
ッチ７を介して単相三線式の電力系統に接続されてい
る。単相トランス１０の１次側に設けてある切換スイッ
チ９をオンとすることにより、インバータ装置は単相ト
ランス１０を介して単相三線式の電力系統および負荷６
に接続される。また、インバータ装置の出力回路には電
流検出器１１が設けてあり、この検出信号は制御回路５
にフィードバックされ、インバータ装置を制御する。
【０００６】インバータ装置を単相三線式の電力系統と
連系運転する場合には、単相トランス１０の２次側中性
点に設けてある切換スイッチ８をオフとしたうえで、切
換スイッチ９をオンとしてインバータ装置を単相トラン
ス１０の１次側に接続し、単相トランス１０を介して電
力系統との連系運転を行う。電力系統側のＵ相とＶ相に
不平衡があっても、インバータ装置は単相トランス１０
を介して電力系統と連系しているので、系統側の影響を
受けることなしに平衡した単相二線式の交流電力を系統
側に供給する。従って、その制御方法も簡単である。ま
た、電力系統と切り離して自立運転を行う場合には、単
相トランス１０の２次側中性点に設けてある切換スイッ
チ８をオンとしたうえで単相トランス１０の１次側に設
けてある切換スイッチ９をオンとし、インバータ装置を
単相トランス１０を介して電力系統に連系させる。次
に、負荷６と電力系統との間に設けてある切換スイッチ
７をオフとするとインバータ装置は電力系統から切り離
され、自立運転となって負荷６に単独で単相三線式の交
流電力を供給する。
連系運転する場合には、単相トランス１０の２次側中性
点に設けてある切換スイッチ８をオフとしたうえで、切
換スイッチ９をオンとしてインバータ装置を単相トラン
ス１０の１次側に接続し、単相トランス１０を介して電
力系統との連系運転を行う。電力系統側のＵ相とＶ相に
不平衡があっても、インバータ装置は単相トランス１０
を介して電力系統と連系しているので、系統側の影響を
受けることなしに平衡した単相二線式の交流電力を系統
側に供給する。従って、その制御方法も簡単である。ま
た、電力系統と切り離して自立運転を行う場合には、単
相トランス１０の２次側中性点に設けてある切換スイッ
チ８をオンとしたうえで単相トランス１０の１次側に設
けてある切換スイッチ９をオンとし、インバータ装置を
単相トランス１０を介して電力系統に連系させる。次
に、負荷６と電力系統との間に設けてある切換スイッチ
７をオフとするとインバータ装置は電力系統から切り離
され、自立運転となって負荷６に単独で単相三線式の交
流電力を供給する。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
バータ装置は単相二線式の交流電力を発生するインバー
タであるが、２次側中性点に切換スイッチを設けた単相
トランスを介して電力系統と連系させることにより、大
きなシステム構成の変更なしで自立運転時には単相三線
式の交流電力を負荷に供給でき、また、連系する電力系
統の不平衡の影響を受けることなしに安定した交流電力
を供給できる。
バータ装置は単相二線式の交流電力を発生するインバー
タであるが、２次側中性点に切換スイッチを設けた単相
トランスを介して電力系統と連系させることにより、大
きなシステム構成の変更なしで自立運転時には単相三線
式の交流電力を負荷に供給でき、また、連系する電力系
統の不平衡の影響を受けることなしに安定した交流電力
を供給できる。
【図１】本発明のインバータ装置の回路構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図２】従来技術によるインバータ装置の回路構成を示
すブロック図。
すブロック図。
１，２，３，４ 半導体スイッチ ５ 制御装置 ６ 負荷 ７，８，９ 切換スイッチ １０ 単相トランス １１ 電流変成器 １２ リアクタ １３，１５ 並列コンデンサ １４ 直流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02M 7/48 H02J 3/38 H02M 7/5387
Claims (1)
- 【請求項１】 並列コンデンサを介して入力した直流電
力を単相二線式の交流電力に変換する単相ブリッジ接続
した半導体スイッチ群より成るインバータ装置であっ
て、 インバータ装置の出力回路に設けた交流フィルタと２次
側中性点に切換スイッチを設けた単相トランスを介して
前記インバータ装置を単相三線式の電力系統に接続して
おき、 前記単相三線式の電力系統と連系運転する場合には前記
単相トランスの２次側中性点に設けた切換スイッチをオ
フとしたうえで前記単相トランスを介して負荷に単相二
線式の交流電力を供給し、前記電力系統より分離して自
立運転する場合には前記単相トランスの２次側中性点に
設けた切換スイッチをオンとしたうえで単相三線式の交
流電力を負荷に供給するようにしたことを特徴とするイ
ンバータ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07276827A JP3130234B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07276827A JP3130234B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インバータ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0998581A JPH0998581A (ja) | 1997-04-08 |
| JP3130234B2 true JP3130234B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=17574962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07276827A Expired - Fee Related JP3130234B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インバータ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3130234B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11642415B2 (en) | 2017-03-22 | 2023-05-09 | Ascendis Pharma A/S | Hydrogel cross-linked hyaluronic acid prodrug compositions and methods |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030037374A (ko) * | 2001-11-03 | 2003-05-14 | 헥스파워시스템(주) | 리액터 일체형 변압기를 이용한 계통 연계형 인버터 |
| JP5755191B2 (ja) * | 2012-07-17 | 2015-07-29 | 三菱電機株式会社 | パワーコンディショナシステム |
| JP6104061B2 (ja) * | 2013-06-10 | 2017-03-29 | 三菱電機株式会社 | パワーコンディショナシステム |
| JP6171252B2 (ja) * | 2013-10-18 | 2017-08-02 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 過負荷検出装置、パワーコンディショナ、電力供給システム |
| JP6128605B2 (ja) * | 2013-12-24 | 2017-05-17 | ニチコン株式会社 | 電力供給システムおよび電力供給装置 |
| JP7126243B2 (ja) * | 2018-05-25 | 2022-08-26 | 株式会社MR Japan | 電力供給システム |
| KR102565431B1 (ko) * | 2020-12-31 | 2023-08-11 | 주식회사 큐아이티 | 변압기 자화를 고려한 그리드 연계 인버터 장치 및 스위치 동작 방법 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP07276827A patent/JP3130234B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11642415B2 (en) | 2017-03-22 | 2023-05-09 | Ascendis Pharma A/S | Hydrogel cross-linked hyaluronic acid prodrug compositions and methods |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0998581A (ja) | 1997-04-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001010 |
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