JP6128605B2 - 電力供給システムおよび電力供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷に対して交流電力を供給する電力供給システムおよび当該システムに備えられた電力供給装置に関する。
負荷に対して交流電力を供給する電力供給装置としては、例えば、特許文献1に記載の系統連系運転と自立運転とを行うものが知られている。この電力供給装置は、系統連系運転時には、太陽電池の直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を分電盤を経由させて家庭内の各種負荷に供給する一方、自立運転時には、特定のコンセント(非常用コンセント)に接続された負荷に対してのみ交流電力を供給する。すなわち、この電力供給装置は、自立運転時には家庭内の各種負荷に対して交流電力を供給することができない。
一方、系統停電時等に自立運転を行い家庭内の各種負荷に対して交流電力を供給することができる電力供給装置を備えた電力供給システムとしては、図12に示すような系統非連系のVehicle to Homeシステム(V2Hシステム)が知られている。同図に示すように、この電力供給システム(V2Hシステム)は、電気自動車に搭載されたバッテリーBから出力された直流電力を交流電力に変換して出力する電力供給装置1Dと、系統Gから電力供給装置1Dおよび家庭内の各種負荷R1、R2を解列させるための解列用遮断器(中継ボックス)4aとを備えている。
負荷R1、R2は、第1電圧線L1、第2電圧線L2および中性線Nからなる単相3線式配電線により系統Gに接続されている。単相3線式配電線には、電力供給装置1Dとの接続点aL1、a、aL2よりも負荷R1、R2側において、不図示の分電盤が設けられており、接続点aL1、a、aL2よりも系統G側において、解列用遮断器4aが設けられている。
解列用遮断器4aは、制御部14Dの制御下で、電力供給装置1Dに備えられた解列用リレー4bが非導通状態のときに導通状態となり、解列用リレー4bが導通状態のときに非導通状態となる。すなわち、解列用遮断器4aが非導通状態となることにより、電力供給装置1Dおよび負荷R1、R2が系統Gから解列され、解列用遮断器4aが導通状態時に解列用リレー4bが非導通状態となることにより、電力供給装置1Dが系統Gおよび負荷R1、R2から切り離される。したがって、この電力供給システムでは、系統Gから解列されている場合(解列用遮断器4aが非導通状態である場合)は、電力供給装置1Dから負荷R1、R2に交流電力を供給することができる一方、系統Gから解列されていない場合(解列用遮断器4aが導通状態である場合)は、電力供給装置1Dから負荷R1、R2に交流電力を供給することはできない。
電力供給装置1Dは、分岐線L1’、N’、L2’を介して単相3線式配電線L1、N、L2に接続されており、分岐線L1’、N’、L2’に介装された解列用リレー4bと、第1インバータ部11および第2インバータ部12と、制御部14Dとを有している。
第1インバータ部11は、一方の出力端が分岐線L1’を介して第1電圧線L1に接続され、かつ他方の出力端が第2インバータ部12の一方の出力端に接続されている。第2インバータ部12は、他方の出力端が分岐線L2’を介して第2電圧線L2に接続されている。また、第1インバータ部11の他方の出力端と第2インバータ部12の一方の出力端との接続点cは、分岐線N’を介して中性線Nに接続されている。
第1インバータ部11および第2インバータ部12は、それぞれコンバータ回路11a、12aと、平滑コンデンサ11b、12bと、4つのスイッチング素子および各スイッチング素子に逆並列接続されたダイオードからなるフルブリッジ型のインバータ回路11c、12cと、コイルおよびコンデンサからなる出力フィルター回路11d、12dとを有している。
制御部14Dは、解列用遮断器4aが非導通状態のときに解列用リレー4bが導通状態となり、かつ解列用遮断器4aが導通状態のときに解列用リレー4bが非導通状態となるように、解列用リレー4bを制御する。また、制御部14Dは、解列用遮断器4aが非導通状態(解列用リレー4bが導通状態)のときに、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電圧が予め設定された設定電圧(例えば、それぞれ交流100V)となるように第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電圧を制御する。これにより、系統Gから解列されている場合も、第1電圧線L1−中性線N間および中性線N−第2電圧線L2間には交流100Vの電圧が印加され、第1電圧線L1−第2電圧線L2間には交流200Vの電圧が印加される。
特開2001−8464号公報
ところで、従来の電力供給システムにおいて、電力供給装置とともに燃料電池等の発電装置(コジェネレーション装置)を併設することができれば、負荷に対してより大きな交流電力を供給することが可能となる。
しかしながら、図12に示した従来の電力供給システムにおいて、図13に示すように発電装置2を併設した場合、負荷R1、R2が不平衡になると第1インバータ部11または第2インバータ部12に逆潮流電流が流れ込むといった問題が生じる。なお、図13では、電力供給システムの構成の一部(制御部14D等)を省略している。
例えば、発電電力700W、出力電圧200Vの発電装置2を併設した場合であって、第1電圧線L1−中性線N間にのみ消費電力2000Wの負荷R1が接続され、中性線N−第2電圧線L2間に負荷R2が接続されていないときは、負荷R1には20A(=2000W÷100V)の交流電流が必要となるので、発電装置2の発電部21は発電制御部22の制御下で3.5A(=700W÷200V)の交流電流を出力し、第1インバータ部11は不足分の16.5A(=20A−3.5A)の交流電流を出力する。
負荷R1に供給された20Aの電流は、中性線Nおよび分岐線N’を経由して第1インバータ部11および第2インバータ部12の接続点cに流れ込む。接続点cに流れ込んだ20Aの電流は、16.5A分が第1インバータ部11の他方の出力端に流れ込み、3.5A分が第2インバータ部12の一方の出力端に流れ込む。この3.5A分の電流は、第2インバータ部12からみると逆潮流電流であり、第2インバータ部12の出力端間の電圧を設定電圧(交流100V)よりも上昇させるため、制御部14Dは、第2インバータ部12の出力電圧が低下するように第2インバータ部12を制御する。具体的には、制御部14Dは、出力フィルター回路12dおよびインバータ回路12cを昇圧チョッパー回路として動作させ、第2インバータ部12の出力側の電荷を引き抜いて出力電圧を設定電圧(交流100V)まで低下させようとする。
その結果、第2インバータ部12では、3.5A分の電流が逆潮流電流として吸い込まれ、平滑コンデンサ12bが充電される。平滑コンデンサ12bの充電が長時間続くと、平滑コンデンサ12bの両端電圧が上昇して過電圧状態となり、第2インバータ部12が故障してしまうおそれがある。このため、従来の電力供給システムでは、電力供給装置1Dと発電装置2とを併設して使用することができなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、発電装置を備えた電力供給システムおよび発電装置と併設して使用することが可能な電力供給装置を提供することにある。
発明に係る電力供給システムは、系統と負荷とを接続する第1電圧線、第2電圧線および中性線からなる単相3線式配電線に接続され、負荷に交流電力を供給する電力供給装置と、電力供給装置よりも負荷側において単相3線式配電線に接続され、負荷に交流電力を供給する発電装置とを備えた電力供給システムであって、電力供給装置は、一方の出力端が第1電圧線に接続された第1インバータ部と、一方の出力端が第1インバータ部の他方の出力端に接続され、かつ他方の出力端が第2電圧線に接続された第2インバータ部と、一端が第1電圧線に接続され、他端が第2電圧線に接続され、かつ中点が中性線に接続されるとともにスイッチ手段を介して第1インバータ部と第2インバータ部との接続点に接続されたオートトランスと、スイッチ手段、第1インバータ部および第2インバータ部を制御する制御部と、を有し、発電装置は、一方の出力端が第1電圧線に接続され、かつ他方の出力端が第2電圧線に接続された発電部と、第1電圧線または第2電圧線上にある電力供給装置の接続点と発電部の接続点との間において、発電部の出力電力が電力供給装置側に供給されないように発電部の出力電流を制御する発電制御部と、を有し、系統から解列されている場合、制御部は、スイッチ手段をオフさせることで第1インバータ部と第2インバータ部との接続点とオートトランスの中点とを非導通状態にして、第1インバータ部および第2インバータ部の出力電圧が予め設定された設定電圧となるように第1インバータ部および第2インバータ部の出力電圧を制御する一方、系統から解列されていない場合、制御部は、スイッチ手段をオンさせることで接続点と中点とを導通状態にして、第1インバータ部および第2インバータ部の出力電力が系統側に供給されないように第1インバータ部および第2インバータ部の出力電流を制御することを特徴とする。
この構成によれば、系統から解列されている場合は、オートトランスの中点と第1インバータ部および第2インバータ部の接続点とが非導通状態となり、オートトランスを介した電流経路が形成されるので、負荷不平衡時に第1インバータ部または第2インバータ部に逆潮流電流が流れ込むといった問題を回避することができる。また、この構成によれば、系統から解列されていない場合は、オートトランスの中点と第1インバータ部および第2インバータ部の接続点とが導通状態となり、第1インバータ部および第2インバータ部の接続点の電圧が確定するので、第1インバータ部および第2インバータ部の出力端間の電圧のバランスが崩れるといった問題を回避することができる。
上記電力供給システムでは、電力供給装置は、単相3線式配電線に介装された解列用スイッチ手段と、系統の電圧を検出する電圧検出手段とをさらに有し、制御部は、電圧検出手段の検出値に基づいて系統の停電を特定したときに、解列用スイッチ手段をオフさせることで系統から解列させる一方、解列後に電圧検出手段の検出値に基づいて系統の復電を特定したときに、解列用スイッチ手段をオンさせることで系統に並列させるよう構成できる。
上記電力供給システムでは、発電装置よりも系統側において単相3線式配電線に接続された複数の電力供給装置を備え、系統から解列されている場合、複数の電力供給装置のうち、単相3線式配電線との接続点が系統から最も近い電力供給装置の制御部は、スイッチ手段をオフさせて第1インバータ部および第2インバータ部の出力電圧を制御し、かつ残りの電力供給装置の制御部は、それぞれスイッチ手段をオンさせて第1インバータ部および第2インバータ部の出力電流を制御する一方、系統から解列されていない場合、複数の電力供給装置の制御部は、それぞれスイッチ手段をオンさせて第1インバータ部および第2インバータ部の出力電流を制御するよう構成できる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る電力供給装置は、系統と負荷とを接続する第1電圧線、第2電圧線および中性線からなる単相3線式配電線に接続され、系統に連系して負荷に交流電力を供給する系統連系運転と、系統から解列された状態で負荷に交流電力を供給する自立運転とを行う電力供給装置であって、一方の出力端が第1電圧線に接続された第1インバータ部と、一方の出力端が第1インバータ部の他方の出力端に接続され、かつ他方の出力端が第2電圧線に接続された第2インバータ部と、一端が第1電圧線に接続され、他端が第2電圧線に接続され、かつ中点が中性線に接続されるとともにスイッチ手段を介して第1インバータ部と第2インバータ部との接続点に接続されたオートトランスと、自立運転時に、スイッチ手段をオフさせることで接続点と中点とを非導通状態にして、第1インバータ部および第2インバータ部の出力電圧が予め設定された設定電圧となるように第1インバータ部および第2インバータ部の出力電圧を制御する一方、系統連系運転時にスイッチ手段をオンさせることで接続点と中点とを導通状態にして、第1インバータ部および第2インバータ部の出力電力が系統側に供給されないように第1インバータ部および第2インバータ部の出力電流を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、系統から解列されている場合は、オートトランスの中点と第1インバータ部および第2インバータ部の接続点とが非導通状態となり、オートトランスを介した電流経路が形成されるので、負荷不平衡時に第1インバータ部または第2インバータ部に逆潮流電流が流れ込むといった問題を回避することができる。また、この構成によれば、系統から解列されていない場合は、オートトランスの中点と第1インバータ部および第2インバータ部の接続点とが導通状態となり、第1インバータ部および第2インバータ部の接続点の電圧が確定するので、第1インバータ部および第2インバータ部の出力端間の電圧のバランスが崩れるといった問題を回避することができる。
本発明によれば、発電装置を備えた電力供給システムおよび発電装置と併設して使用することが可能な電力供給装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る電力供給システムのブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る電力供給システムの効果を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る電力供給システムのブロック図である。 本発明の第2実施形態における系統連系運転時の制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における自立運転開始前の制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における自立運転開始後の制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る電力供給システムのブロック図である。 本発明の第3実施形態における系統連系運転時の制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態における自立運転開始前の制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態における自立運転開始後の制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る電力供給システムのブロック図である。 従来の電力供給システムのブロック図である。 従来の電力供給システムの問題点を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る電力供給システムおよび電力供給装置の好ましい実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態に係る電力供給システムを示す。同図に示すように、本実施形態に係る電力供給システムは、図12に示した従来の電力供給システムにオートトランス13を追加することにより、燃料電池等の発電装置2の併設を可能としたものである。なお、図1に示されている各構成要素のうち、図12と同一の符号を付した構成要素については従来技術で説明したものと同様なので、ここでは説明を一部省略する。
発電装置2は、逆潮防止機能のついた系統連系型の発電装置で、発電部21と、発電部21を制御する発電制御部22とを有している。発電部21は、200Vの交流電圧を出力するものであり、一方の出力端が第1電圧線L1に接続され、かつ他方の出力端が第2電圧線L2に接続されている。
発電制御部22は、解列用遮断器4aが導通状態であるか非導通状態であるかにかかわらず、第1電圧線L1または第2電圧線L2上にある電力供給装置1Aの接続点aL1、aL2と発電部21の接続点bL1、bL2との間に設けられたカレントトランス等の電流検出手段3a、3bの検出値に基づいて、発電部21の出力電力が系統G側および電力供給装置1A側に供給されないように発電部21の出力電流を制御する。
電力供給装置1Aは、分岐線L1’、L2’に介装された解列用リレー4bと、第1インバータ部11および第2インバータ部12と、制御部14Aと、オートトランス13とを有している。なお、解列用リレー4bは、接続点aL1、a、aL2とオートトランス13の間に設けてもよい。
オートトランス13は、一端が分岐線L1’を介して第1電圧線L1および第1インバータ部11の一方の出力端に接続され、他端が分岐線L2’を介して第2電圧線L2および第2インバータ部12の他方の出力端に接続され、かつ中点Tが分岐線N’を介して中線Nに接続されている。なお、分岐線N’は、第1インバータ部11および第2インバータ部12の接続点(中性点)には接続されていない。
本実施形態に係る電力供給システムでは、オートトランス13により、オートトランス13の一端と中点Tとの間の電圧と、オートトランス13の他端と中点Tとの間の電圧の比が1対1になるような電流分布が形成される。
例えば、図2に示すように、第1電圧線L1−中性線N間に消費電力2000Wの負荷R1が接続され、中性線N−第2電圧線L2間に負荷R2が接続されていない場合、発電部21の発電電力が700Wであるとすると、負荷R1には発電部21から3.5Aの電流が供給され、電力供給装置1Aから16.5Aの電流が供給される。負荷R1に供給された計20Aの電流は、中性線Nおよび分岐線N’を経由してオートトランス13の中点Tに流れ込む。オートトランス13の中点Tに流れ込んだ20Aの電流は、16.5A分がオートトランス13の一端側に流れ、3.5A分がオートトランス13の他端側に流れることが好ましい。しかしながら、オートトランス13は、一端と中点Tとの間の電圧と、他端と中点Tとの間の電圧との比が1対1になるような電流分布を形成するため、オートトランス13では、中点Tから一端に向かって10Aの電流が流れ、中点Tから他端に向かって10Aの電流が流れる。このため、第1インバータ部11の一方の出力端からは、不足分の6.5A(=16.5A−10A)の電流が出力され、第2インバータ部12の他方の出力端には、超過分の6.5A(=10A−3.5A)の電流が入力される。第1インバータ部11および第2インバータ部12からみると、第1インバータ部11の一方の出力端から出力された6.5Aの電流は、オートトランス13を経由して第2インバータ部12の他方の出力端に流れたと考えることができる。すなわち、この6.5Aの電流は逆潮流電流ではないので、第2インバータ部12の出力端間の電圧が設定電圧(交流100V)よりも上昇することはなく、この6.5Aの電流により平滑コンデンサ12bが充電されることもない。
結局、本実施形態に係る電力供給システムでは、オートトランス13を介した電流経路が形成されるので、発電装置2から出力された700Wの発電電力のうち負荷R1で消費しきれなかった350Wの発電電力は、オートトランス13によりパワー伝送されて再び負荷R1に供給される。このため、負荷R1で消費しきれなかった350Wの発電電力が第2インバータ部12に供給されることはなく、第2インバータ部12の出力端間の電圧が設定電圧(交流100V)よりも上昇することはない。したがって、本実施形態に係る電力供給システムでは、負荷不平衡時に、第1インバータ部11または第2インバータ部12に逆潮流電流が流れ込むといった問題を回避することができる。
また、接続点aL1、aL2と発電部21の接続点bL1、bL2との間にカレントトランス等の電流検出手段3a、3bを設けることによって、発電部21の出力電力が系統G側のみならず、電力供給装置1A側に供給されないように発電部21の出力電流を制御することができる。このため、接続点aL1から分岐線L1’を経由して第1インバータ部11の一方の出力端に逆潮流電流が流れ込むことがなく、接続点aL2から分岐線L2’を経由して第2インバータ部12の他方の出力端に逆潮流電流が流れ込むことがない。したがって、図12に示した従来の電力供給システムにオートトランス13を追加することにより、燃料電池等の発電装置2の併設が可能となる。
[第2実施形態]
図3に、本発明の第2実施形態に係る電力供給システムを示す。同図に示すように、本実施形態に係る電力供給システムは、系統連系のシステムであり、系統連系運転および自立運転を行う電力供給装置1Bと、発電装置2と、解列用遮断器6とを備えている。なお、図3に示されている各構成要素のうち、図1と同一の符号を付した構成要素については第1実施形態で説明したものと同様なので、ここでは説明を一部省略する。
系統Gと負荷Rとを接続する単相3線式配電線L1、N、L2には、系統G側から順に保護遮断器(ブレーカー)5、解列用遮断器6、分電盤7が介装されている。なお、負荷Rは、第1電圧線L1−中性線N間に接続された負荷、中性線N−第2電圧線L2間に接続された負荷、または第1電圧線L1−第2電圧線L2間に接続された負荷の少なくとも1つを含む。
保護遮断器5は、過電流および漏電を検知して、系統Gからの電力供給を遮断する。保護遮断器5は、通常は導通状態(オン状態)になっており、過電流検知時または漏電検知時にのみ非導通状態(オフ状態)になる。非導通状態から導通状態への切り替えは、手動により行われる。
解列用遮断器6は、保護遮断器5と分電盤7との間に設けられており、手動により導通状態(オン状態)と非通常導通状態(オフ状態)との切り替えが行われる。また、解列用遮断器6は、導通状態と非通常導通状態とで異なる接点信号を出力する接点信号出力部を有している。制御部14Bは、この接点信号を読み取ることで、解列用遮断器6が導通状態であるか非導通状態であるかを特定する。
電力供給装置1Bは、分岐線L1’、N’、L2’を介して単相3線式配電線L1、N、L2に接続されており、第1インバータ部11および第2インバータ部12と、オートトランス13と、制御部14Bと、操作部15と、電圧検出手段16と、スイッチ手段17と、バッテリーBとを備えている。なお、本実施形態では、電力供給装置1Bに設けられた直流電圧源をバッテリーBとしているが、第1実施形態のように電気自動車に搭載されたバッテリーや蓄電池等、電力供給装置1Bとは別に設けられたものを使用してもよい。
オートトランス13は、中点Tが、リレーからなるスイッチ手段17を介して、第1インバータ部11の他方の出力端と第2インバータ部12の一方の出力端との接続点(中性点)Cにも接続されていること以外、第1実施形態におけるオートトランス13と共通している。
制御部14Bは、電圧検出手段16により検出された検出値を一定の周期で受け取ることで系統Gの電圧を監視しつつ、当該検出値がゼロの状態が一定時間続いたときに、系統Gに停電が発生したことを特定し、検出値が再び所定の値に戻ったときに、系統Gが復電したこと(系統Gに停電が発生していないこと)を特定する。電圧検出手段16は、保護遮断器5と解列用遮断器6との間において、第1電圧線L1および第2電圧線L2に印加された系統Gの電圧を検出する。
制御部14Bは、系統Gの状態および解列用遮断器6の状態に基づいて、スイッチ手段17の切り替えを制御する。具体的には、制御部14Bは、系統Gが停電したことを特定し、かつ解列用遮断器6が非導通状態であることを特定した場合に、スイッチ手段17をオフさせる。これにより、オートトランス13の中点Tと第1インバータ部11および第2インバータ部12の接続点Cとが非導通状態となる。一方、制御部14Bは、系統Gが停電していないことを特定し、かつ解列用遮断器6が導通状態であることを特定した場合に、スイッチ手段17をオンさせる。これにより、オートトランス13の中点Tと第1インバータ部11および第2インバータ部12の接続点Cとが導通状態となる。
また、制御部14Bは、スイッチ手段17がオフ状態の場合、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電圧が予め設定された設定電圧(本実施形態では、それぞれ交流100V)となるように第1インバータ部11および第2インバータ部12に出力電圧を制御する電圧制御を行うよう指示する。一方、スイッチ手段17がオン状態の場合、制御部14Bは、保護遮断器5と解列用遮断器6との間において第1電圧線L1および第2電圧線L2に設けられたカレントトランス等の電流検出手段8a、8bの検出値に基づいて、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電力が系統G側に逆潮流しないように、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電流を制御する電流制御を行うよう指示する。第1インバータ部11および第2インバータ部12は、分岐線L1’、N’、L2’を介して接続点aL1、a、aL2で単相3線式配電線L1、N、L2に接続されるため、第1電圧線L1−中性線N間、第2電圧線L2−中性線N間の電圧(交流100V)に系統連系しながら、負荷Rで必要とされる電流を電流制御しながら出力する。すなわち、制御部14Bは、自立運転時には第1インバータ部11および第2インバータ部12に電圧制御を行うよう指示することで、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電圧を制御する一方、系統連系運転時には第1インバータ部11および第2インバータ部12に電流制御を行うよう指示することで、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電流を制御する。
なお、スイッチ手段17は、オン状態とオフ状態とで異なる接点信号を制御部14Bに出力する接点信号出力部を有している。制御部14Bは、この接点信号に基づいて、スイッチ手段17がオン状態であるかオフ状態であるかを特定することができる。
操作部15は、液晶タッチパネル等の表示デバイスで構成され、描写部と入力受付部と通信部を有している。描写部は、制御部14Bの制御下で制御部14Bの通信部と通信を行い、「系統連系運転開始」、「系統連系運転停止」、「自立運転開始」、「自立運転停止」等の各種指令ボタンを画面上に描写する。入力受付部は、画面上でユーザーが指定した箇所の指令ボタンを検出し、当該指令ボタンに関するデータを通信部を経由し、制御部14Bに出力する。制御部14Bは、当該指令ボタンに関するデータに基づいて、ユーザーによりどの指令ボタンが指定されたのかを特定することができる。
続いて、図4を参照して、系統連系運転時の制御部14Bの動作について説明する。
制御部14Bは、まず系統連系運転を行うか否かの判定を行う(ステップS1)。制御部14Bは、操作部15において「系統連系運転開始」の入力操作が行われた場合に、系統連系運転を行うと判定し(ステップS1でYES)、操作部15において「系統連系運転開始」の入力操作が行われていない場合に、系統連系運転を行わないと判定する(ステップS1でNO)。
系統連系運転を行うと判定した制御部14Bは、電圧検出手段16により検出された検出値に基づいて、系統Gが停電しているか否かを特定する(ステップS2)。制御部14Bは、電圧検出手段16の検出値が一定値以下の状態が一定時間続いたときに、系統Gが停電していることを特定する(ステップS2でYES)。系統Gが停電していることを特定した制御部14Bは、系統連系運転を開始させるための制御を終了する。一方、制御部14Bは、電圧検出手段16の検出値が所定の値(例えば、第1電圧線L1−第2電圧線L2間が交流200V)のときに、系統Gが停電していないことを特定する(ステップS2でNO)。
系統Gが停電していないことを特定した制御部14Bは、解列用遮断器6から出力される接点信号を読み取り、解列用遮断器6が導通状態(オン状態)であるか否かを特定する(ステップS3)。解列用遮断器6が導通状態でないこと、すなわち解列用遮断器6が非導通状態(オフ状態)であることを特定した制御部14Bは(ステップS3でNO)、系統連系運転を開始させるための制御を終了する。一方、解列用遮断器6が導通状態(オン状態)であることを特定した制御部14Bは(ステップS3でYES)、スイッチ手段17をオンさせて(ステップS4)、系統連系運転を開始させる(ステップS5)。
系統連系運転を開始させた制御部14Bは、電流検出手段8a、8bの検出値に基づいて、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電力が系統G側に逆潮流しないように、系統Gの電圧に追従しつつ第1インバータ部11および第2インバータ部12に出力電流を制御する電流制御を行うよう指示する。
また、系統連系運転を開始させた制御部14Bは、ステップS2と同様に、系統Gが停電しているか否かを特定する(ステップS6)。系統Gが停電していることを特定した制御部14Bは(ステップS6でYES)、系統連系運転、すなわち第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力を停止させて(ステップS10)、系統連系運転時の制御を終了する。
系統Gが停電していないことを特定した制御部14Bは(ステップS6でNO)、ステップS3と同様に、解列用遮断器6が導通状態(オン状態)であるか否かを特定する(ステップS7)。解列用遮断器6が非導通状態(オフ状態)であることを特定した制御部14Bは(ステップS7でNO)、系統連系運転を停止させて(ステップS10)、系統連系運転時の制御を終了する。
解列用遮断器6が導通状態(オン状態)であることを特定した制御部14Bは(ステップS7でYES)、スイッチ手段17がオン状態であるか否かを特定する(ステップS8)。スイッチ手段17がオン状態でないこと、すなわちオフ状態であることを特定した制御部14Bは(ステップS8でNO)、系統連系運転を停止させて(ステップS10)、系統連系運転時の制御を終了する。
スイッチ手段17がオン状態であることを特定した制御部14Bは(ステップS8でYES)、系統連系運転を停止させるか否かの判定を行う(ステップS9)。制御部14Bは、操作部15において「系統連系運転停止」の入力操作が行われた場合に、系統連系運転を停止させると判定し(ステップS9でYES)、操作部15において「系統連系運転停止」の入力操作が行われていない場合に、系統連系運転を停止させないと判定する(ステップS9でNO)。系統連系運転を停止させると判定した制御部14Bは(ステップS9でYES)、系統連系運転を停止させるとともにスイッチ手段17をオフさせて(ステップS10)、系統連系運転時の制御を終了する。一方、系統連系運転を停止させないと判定した制御部14Bは(ステップS9でNO)、再びステップS6の処理を行う。
続いて、図5および図6を参照して、自立運転時の制御部14Bの動作について説明する。
制御部14Bは、まず自立運転を行うか否かの判定を行う(ステップS21)。制御部14Bは、操作部15において「自立運転開始」の入力操作が行われた場合に、自立運転を行うと判定し(ステップS21でYES)、操作部15において「自立運転開始」の入力操作が行われていない場合に、自立運転を行わないと判定する(ステップS21でNO)。
自立運転を行うと判定した制御部14Bは、ステップS2と同様に、系統Gが停電しているか否かを特定する(ステップS22)。系統Gが停電していないことを特定した制御部14Bは(ステップS22でNO)、自立運転を開始させるための制御を終了する。一方、系統Gが停電していることを特定した制御部14Bは(ステップS22でYES)、解列用遮断器6が非導通状態(オフ状態)であるか否かを特定する(ステップS23)。
解列用遮断器6が非導通状態でないこと、すなわち導通状態(オン状態)であることを特定した制御部14Bは(ステップS23でNO)、自立運転を開始させるための制御を終了する。一方、解列用遮断器6が非導通状態(オフ状態)であることを特定した制御部14Bは(ステップS23でYES)、スイッチ手段17をオフさせて(ステップS24)、自立運転を開始させる(ステップS25)。
自立運転を開始させた制御部14Bは、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電圧が予め設定された設定電圧(それぞれ交流100V)となるように、第1インバータ部11および第2インバータ部12に出力電圧を制御する電圧制御を行うよう指示する。
また、自立運転を開始させた制御部14Bは、ステップS2と同様に、系統Gが停電しているか否かを特定する(ステップS31)。系統Gが停電していることを特定した制御部14Bは(ステップS31でYES)、ステップS23と同様に、解列用遮断器6が非導通状態(オフ状態)であるか否かを特定する(ステップS32)。解列用遮断器6が導通状態(オン状態)であることを特定した制御部14Bは(ステップS32でNO)、自立運転、すなわち第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力を停止させて(ステップS35)、自立運転時の制御を終了する。一方、解列用遮断器6が非導通状態であることを特定した制御部14Bは(ステップS32でYES)、スイッチ手段17がオフ状態であるか否かを特定する(ステップS33)。
スイッチ手段17がオフ状態でないこと、すなわちオン状態であることを特定した制御部14Bは(ステップS33でNO)、自立運転を停止させて(ステップS35)、自立運転時の制御を終了する。一方、スイッチ手段17がオフ状態であることを特定した制御部14Bは(ステップS33でYES)、自立運転を停止させるか否かの判定を行う(ステップS34)。制御部14Bは、操作部15において「自立運転停止」の入力操作が行われた場合に、自立運転を停止させると判定し(ステップS34でYES)、操作部15において「自立運転停止」の入力操作が行われていない場合に、自立運転を停止させないと判定する(ステップS34でNO)。自立運転を停止させると判定した制御部14Bは(ステップS34でYES)、自立運転を停止させて(ステップS35)、自立運転時の制御を終了する。一方、自立運転を停止させないと判定した制御部14Bは(ステップS34でNO)、再びステップS31の処理を行う。
また、ステップS31の処理において、系統Gが停電していないことを特定した制御部14Bは(ステップS31でNO)、系統Gに復帰させるか否か判定を行う(ステップS36)。制御部14Bは、操作部15において「系統復帰」の入力操作が行われた場合に、系統Gに復帰させると判定し(ステップS36でYES)、操作部15において「系統復帰」の入力操作が行われていない場合に、系統Gに復帰させないと判定する(ステップS36でNO)。系統Gに復帰させないと判定した制御部14Bは(ステップS36でNO)、再びステップS31の処理を行う。
系統Gに復帰させると判定した制御部14Bは(ステップS36でYES)、操作部15において「系統復帰」の入力操作が行われてから予め設定された復帰時間(例えば、300秒)が経過したか否かの判定を行う(ステップS37)。制御部14Bは、不図示のタイマー手段を有しており、このタイマー手段により計数された時間に基づいて、復帰時間が経過したか否かの判定を行う。制御部14Bは、復帰時間が経過するまでこの判定を繰り返し行い(ステップS37でNO)、復帰時間が経過したと判定すると(ステップS37でYES)、自立運転を停止させて(ステップS35)、自立運転時の制御を終了する。
結局、本実施形態に係る電力供給システムでは、第1インバータ部11および第2インバータ部12が電圧制御を行う自立運転時には、スイッチ手段17がオフして、オートトランス13の中点Tと第1インバータ部11および第2インバータ部12の接続点Cとが非導通状態となる。その結果、第1実施形態に係る電力供給システムと同様に、オートトランス13を介した電流経路が形成されるので、負荷Rが不平衡になっても、発電装置2から出力された発電電力のうち負荷Rで消費しきれなかった発電電力は、オートトランス13によりパワー伝送されて再び負荷Rに供給される。したがって、本実施形態に係る電力供給システムによれば、負荷不平衡時に第1インバータ部11または第2インバータ部12に逆潮流電流が流れ込むといった問題を回避することができる。
また、本実施形態に係る電力供給システムでは、第1インバータ部11および第2インバータ部12が電流制御を行う系統連系運転時には、スイッチ手段17がオンして、オートトランス13の中点Tと第1インバータ部11および第2インバータ部12の接続点Cとが導通状態となる。その結果、系統Gにあわせて第1インバータ部11の出力端間には交流100Vの電圧が印加され、第2インバータ部12の出力端間にも交流100Vの電圧が印加されるので、第1インバータ部11および第2インバータ部12の接続点(中性点)Cの電圧が確定する。したがって、本実施形態に係る電力供給システムによれば、接続点(中性点)Cの電圧が確定することなく第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力端間の電圧のバランスが崩れる(例えば、第1インバータ部11の出力端間の電圧が150Vになり、第2インバータ部12の出力端間の電圧が50Vになる)といった問題を回避することができる。なお、第1インバータ部11および第2インバータ部12は、定格出力電圧が交流100Vとして設計されているため、出力端間の電圧のバランスが崩れると、故障や動作不良を引き起こすおそれがある。
[第3実施形態]
図7に、本発明の第3実施形態に係る電力供給システムを示す。同図に示すように、本実施形態に係る電力供給システムは、解列用遮断器6の代わりに解列用リレー18を備えていること以外、大部分が第2実施形態に係る電力供給システムと共通している。
本実施形態に係る電力供給システムでは、単相3線式配電線L1、N、L2の一部が電力供給装置1C内に引き込まれており、引き込まれた部分において解列用リレー18が介装されている。解列用リレー18は、制御部14Cにより導通状態(オン状態)と非導通状態(オフ状態)とが切り替えられる。具体的には、制御部14Cは、系統連系運転時に解列用リレー18を導通状態とし、自立運転時に解列用リレー18を非導通状態とする。
続いて、図8を参照して、系統連系運転時の制御部14Cの動作について説明する。本実施形態における系統連系運転時の制御部14Cの動作は、ステップS3の処理の代わりにステップS103の処理を行っていること、およびステップS7の処理の代わりにステップS107の処理を行っていること以外、第2実施形態における制御部14Bの動作と共通している。
すなわち、制御部14Cは、ステップS2において系統Gが停電していないことを特定した場合(ステップS2でNO)、解列用リレー18をオンさせる(ステップS103)。解列用リレー18をオンさせた制御部14Cは、スイッチ手段17をオンさせて(ステップS4)、系統連系運転を開始させる(ステップS5)。
また、制御部14Cは、系統Gが停電していないことを特定した場合(ステップS6でNO)、解列用リレー18がオン状態であるか否かを特定する(ステップS107)。解列用リレー18は、オン状態とオフ状態とで異なる接点信号を制御部14Cに出力する接点信号出力部を有している。制御部14Cは、この接点信号に基づいて、解列用リレー18がオン状態であるかオフ状態であるかを特定することができる。解列用リレー18がオフ状態であることを特定した制御部14Cは(ステップS107でNO)、系統連系運転を停止させて(ステップS10)、系統連系運転時の制御を終了する。一方、解列用リレー18がオン状態であることを特定した制御部14Cは(ステップS107でYES)、スイッチ手段17がオン状態であるか否かを特定する(ステップS8)。
続いて、図9および図10を参照して、自立運転時の制御部14Cの動作について説明する。本実施形態における自立運転時の制御部14Cの動作は、ステップS23の処理の代わりにステップS123の処理を行っていること、ステップS32の処理の代わりにステップS132の処理を行っていること、およびステップS138の処理とステップS139の処理が追加されていること以外、第2実施形態における制御部14Bの動作と共通している。
すなわち、制御部14Cは、ステップS22において系統Gが停電していることを特定した場合(ステップS22でYES)、解列用リレー18をオフさせる(ステップS123)。解列用リレー18をオフさせた制御部14Cは、スイッチ手段17をオフさせて(ステップS24)、自立運転を開始させる(ステップS25)。
また、制御部14Cは、ステップS31において系統Gが停電していることを特定した場合(ステップS31でYES)、解列用リレー18がオフ状態であるか否かを特定する(ステップS132)。解列用リレー18がオン状態であることを特定した制御部14Cは(ステップS132でNO)、自立運転を停止させて(ステップS35)、自立運転時の制御を終了する。一方、解列用リレー18がオフ状態であることを特定した制御部14Cは(ステップS132でYES)、スイッチ手段17がオフ状態であるか否かを特定する(ステップS33)。
さらに、制御部14Cは、復帰時間が経過したと判定すると(ステップS37でYES)、自立運転を停止させて(ステップS138)、解列用リレー18をオンする(ステップS139)。これにより、系統Gから負荷Rへの電力供給が再開される。
結局、本実施形態に係る電力供給システムでは、導通状態と非導通状態との切り替えが手動により行われる解列用遮断器6に代えて、導通状態と非導通状態との切り替えが制御部14Cにより行われる解列用リレー18を用いているので、系統連系運転と自立運転との切り替えを迅速に行うことができる。
[第4実施形態]
図11に、本発明の第4実施形態に係る電力供給システムを示す。同図に示すように、本実施形態に係る電力供給システムは、第3実施形態に係る電力供給システムに、さらに2台の電力供給装置1Cを追加したものである。すなわち、本実施形態に係る電力供給システムは、第3実施形態に係る電力供給システムの約3倍の交流電力を負荷Rに供給することができる。なお、本実施形態では、3台の電力供給装置1Cを、系統Gから近い順に、電力供給装置1C−1、電力供給装置1C−2、電力供給装置1C−3とする。
電力供給装置1C−1では、第3実施形態における電力供給装置1Cと同様に、制御部14Cは、系統Gの状態に基づいてスイッチ手段17および解列用リレー18の切り替えを制御するとともに、第1インバータ部11および第2インバータ部12を制御する。具体的には、制御部14Cは、系統Gが停電した場合にスイッチ手段17および解列用リレー18をオフさせて、第1インバータ部11および第2インバータ部12に出力電圧を制御する電圧制御を行うよう指示する一方、系統Gが停電していない場合にスイッチ手段17および解列用リレー18をオンさせて、第1インバータ部11および第2インバータ部12に出力電流を制御する電流制御を行うよう指示する。言い換えれば、電力供給装置1C−1は、系統Gが停電した場合に自立運転を行い、系統Gが停電していない場合に系統連系運転を行う。
電力供給装置1C−2では、制御部14Cは、系統Gの状態にかかわらずスイッチ手段17および解列用リレー18をオンさせて、第1インバータ部11および第2インバータ部12に出力電流を制御する電流制御を行うよう指示する。より詳しくは、制御部14Cは、電力供給装置1C−1の出力端と電力供給装置1C−2の入力端との間において第1電圧線L1および第2電圧線L2に設けられたカレントトランス等の電流検出手段8a−2、8b−2の検出値に基づいて、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電力が電力供給装置1C−1の出力端に逆潮流しないように、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電流を制御する。言い換えれば、電力供給装置1C−2は、電力供給装置1C−1が出力する交流電圧に追従して系統連系運転を行い、自立運転を行わない。
電力供給装置1C−3では、電力供給装置1C−2と同様に、制御部14Cは、系統Gの状態にかかわらずスイッチ手段17および解列用リレー18をオンさせて、第1インバータ部11および第2インバータ部12に出力電流を制御する電流制御を行うよう指示する。より詳しくは、制御部14Cは、電力供給装置1C−2の出力端と電力供給装置1C−3の入力端との間において第1電圧線L1および第2電圧線L2に設けられたカレントトランス等の電流検出手段8a−3、8b−3の検出値に基づいて、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電力が電力供給装置1C−2の出力端に逆潮流しないように、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力電流を制御する。言い換えれば、電力供給装置1C−3は、電力供給装置1C−2が出力する交流電圧に追従して系統連系運転を行い、自立運転を行わない。
結局、電力供給装置1C−1では、自立運転時にオートトランス13を介した電流経路が形成されるので、負荷Rが不平衡になっても、発電装置2から出力された発電電力のうち負荷Rで消費しきれなかった発電電力は、オートトランス13によりパワー伝送されて再び負荷Rに供給される。したがって、電力供給装置1C−1では、負荷不平衡時に第1インバータ部11または第2インバータ部12に逆潮流電流が流れ込むといった問題を回避することができる。また、電力供給装置1C−1では、系統連系運転時に第1インバータ部11および第2インバータ部12の接続点(中性点)Cの電圧が確定するので、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力端間の電圧のバランスが崩れるといった問題を回避することができる。
電力供給装置1C−2および電力供給装置1C−3では、系統Gから解列された場合(系統Gが停電した場合)にも電流制御による系統連系運転が行われるため、負荷不平衡時に第1インバータ部11または第2インバータ部12に逆潮流電流が流れ込むといった問題は生じない。また、電力供給装置1C−2および電力供給装置1C−3では、系統Gから解列された場合は電力供給装置1C−1の出力電圧により、系統Gから解列されていない場合は系統Gの電圧により第1インバータ部11および第2インバータ部12の接続点(中性点)Cの電圧が確定するので、第1インバータ部11および第2インバータ部12の出力端間の電圧のバランスが崩れるといった問題を回避することができる。
また、電力供給装置1C−2および電力供給装置1C−3は自立運転を行わないので、電力供給装置1C−2および電力供給装置1C−3では、スイッチ手段17を省略して分岐線N’により、第1インバータ部11および第2インバータ部12の接続点Cと中性線Nとを直接接続してもよい。しかしながら、電力供給装置1C−2および電力供給装置1C−3にも電力供給装置1C−1と同様にスイッチ手段17を設けることで、例えば、電力供給装置1C−1が故障した場合に、電力供給装置1C−1の代わりに電力供給装置1C−2に自立運転を行わせることができる。なお、本明細書において、単相3線式配電線L1、N、L2との接続点aL1、a、aL2が系統Gから最も近い電力供給装置とは、故障等により正常に動作しないものは含まないこととする。したがって、電力供給装置1C−1が故障した場合は、電力供給装置1C−2が系統Gから最も近い電力供給装置となる。
なお、上記第4実施形態では、3台の電力供給装置1Cを、系統Gから近い順に、電力供給装置1C−1、電力供給装置1C−2、電力供給装置1C−3とし、系統停電時に電力供給装置1C−1が自立運転を行い、電力供給装置1C−2、電力供給装置1C−3は系統連系運転を行うとしたが、その設定は、操作部15によりあらかじめ設定するものとする。その設定は、自立運転を行うか行わないかの設定をしてもよく、また、系統Gから近い順に1、2、3と番号を設定し、最も小さい番号が設定された装置が自立運転を行うように電力供給装置1C側で判断するようにしてもよい。
以上、本発明に係る電力供給システムおよび電力供給装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態における電力供給装置1A、1B、1Cは、制御部14A、14B、14Cの制御下で系統Gの交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力によりバッテリーBを充電することができる。
また、上記第2および第3実施形態では、制御部14B、14Cは、操作部15に系統連系運転に関する指令ボタン(「系統連系運転開始」、「系統連系運転停止」)と自立運転に関する指令ボタン(「自立運転開始」、「自立運転停止」)とを分けて表示させ、ユーザーにより押された指令ボタンの指令を実行しているが、操作部15に表示させる指令ボタンは、系統連系運転に関するものと自立運転に関するものとに分かれていなくてもよい。例えば、制御部14B、14Cは、操作部15に「運転開始」、「運転停止」といった指令ボタンを表示させ、いずれかの指令ボタンがユーザーにより押されると、電圧検出手段16で検出された検出値等に基づいて、系統連系運転を開始(または停止)するか自立運転を開始(または停止)するかを自動判別してもよい。また、系統連系運転停止および自動運転停止は、バッテリーの残存電力やバッテリーを制御する機器からの信号により行ってもよい。
上記第4実施形態では、電力供給システムは3台の電力供給装置1Cを備えているが、2台の電力供給装置1Cを備えていてもよく、4台以上の電力供給装置1Cを備えていてもよい。いずれの場合も、系統Gから最も近い電力供給装置1Cのみが自立運転を行うこととなる。
さらに、上記第4実施形態では、電力供給装置として第3実施形態における電力供給装置1Cを用いているが、これに代えて第2実施形態における電力供給装置1Bおよび解列用遮断器6を用いてもよい。
1A、1B、1C 電力供給装置
2 発電装置
3a、3b 電流検出手段
4a 解列用遮断器(中継ボックス)
4b 解列用リレー
5 保護遮断器
6 解列用遮断器
7 分電盤
8a、8b 電流検出手段
11 第1インバータ部
12 第2インバータ部
13 オートトランス
14A、14B、14C 制御部
15 操作部
16 電圧検出手段
17 スイッチ手段
18 解列用リレー
21 発電部
22 発電制御部

Claims (4)

  1. 系統と負荷とを接続する第1電圧線、第2電圧線および中性線からなる単相3線式配電線に接続され、前記負荷に交流電力を供給する電力供給装置と、前記電力供給装置よりも前記負荷側において前記単相3線式配電線に接続され、前記負荷に交流電力を供給する発電装置とを備えた電力供給システムであって、
    前記電力供給装置は、
    一方の出力端が前記第1電圧線に接続された第1インバータ部と、
    一方の出力端が前記第1インバータ部の他方の出力端に接続され、かつ他方の出力端が前記第2電圧線に接続された第2インバータ部と、
    一端が前記第1電圧線に接続され、他端が前記第2電圧線に接続され、かつ中点が前記中性線に接続されるとともにスイッチ手段を介して前記第1インバータ部と前記第2インバータ部との接続点に接続されたオートトランスと、
    前記スイッチ手段、前記第1インバータ部および前記第2インバータ部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記発電装置は、
    一方の出力端が前記第1電圧線に接続され、かつ他方の出力端が前記第2電圧線に接続された発電部と、
    前記第1電圧線または前記第2電圧線上にある前記電力供給装置の接続点と前記発電部の接続点との間において、前記発電部の出力電力が前記電力供給装置側に供給されないように前記発電部の出力電流を制御する発電制御部と、
    を有し、
    前記系統から解列されている場合、前記制御部は、前記スイッチ手段をオフさせることで前記第1インバータ部と前記第2インバータ部との前記接続点と前記オートトランスの前記中点とを非導通状態にして、前記第1インバータ部および前記第2インバータ部の出力電圧が予め設定された設定電圧となるように前記第1インバータ部および前記第2インバータ部の出力電圧を制御する一方、
    前記系統から解列されていない場合、前記制御部は、前記スイッチ手段をオンさせることで前記接続点と前記中点とを導通状態にして、前記第1インバータ部および前記第2インバータ部の出力電力が前記系統側に供給されないように前記第1インバータ部および前記第2インバータ部の出力電流を制御する、
    ことを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記電力供給装置は、
    前記単相3線式配電線に介装された解列用スイッチ手段と、
    前記系統の電圧を検出する電圧検出手段と
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記電圧検出手段の検出値に基づいて前記系統の停電を特定したときに、前記解列用スイッチ手段をオフさせることで前記系統から解列させる一方、解列後に前記電圧検出手段の検出値に基づいて前記系統の復電を特定したときに、前記解列用スイッチ手段をオンさせることで前記系統に並列させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の電力供給システム。
  3. 前記発電装置よりも前記系統側において前記単相3線式配電線に接続された複数の前記電力供給装置を備え、
    前記系統から解列されている場合、複数の前記電力供給装置のうち、前記単相3線式配電線との接続点が前記系統から最も近い前記電力供給装置の前記制御部は、前記スイッチ手段をオフさせて前記第1インバータ部および前記第2インバータ部の出力電圧を制御し、かつ残りの前記電力供給装置の前記制御部は、それぞれ前記スイッチ手段をオンさせて前記第1インバータ部および前記第2インバータ部の出力電流を制御する一方、
    前記系統から解列されていない場合、複数の前記電力供給装置の前記制御部は、それぞれ前記スイッチ手段をオンさせて前記第1インバータ部および前記第2インバータ部の出力電流を制御する、
    ことを特徴とする請求項またはに記載の電力供給システム。
  4. 系統と負荷とを接続する第1電圧線、第2電圧線および中性線からなる単相3線式配電線に接続され、前記系統に連系して前記負荷に交流電力を供給する系統連系運転と、前記系統から解列された状態で前記負荷に交流電力を供給する自立運転とを行う電力供給装置であって、
    一方の出力端が前記第1電圧線に接続された第1インバータ部と、
    一方の出力端が前記第1インバータ部の他方の出力端に接続され、かつ他方の出力端が前記第2電圧線に接続された第2インバータ部と、
    一端が前記第1電圧線に接続され、他端が前記第2電圧線に接続され、かつ中点が前記中性線に接続されるとともにスイッチ手段を介して前記第1インバータ部と前記第2インバータ部との接続点に接続されたオートトランスと、
    前記自立運転時に、前記スイッチ手段をオフさせることで前記接続点と前記中点とを非導通状態にして、前記第1インバータ部および前記第2インバータ部の出力電圧が予め設定された設定電圧となるように前記第1インバータ部および前記第2インバータ部の出力電圧を制御する一方、前記系統連系運転時に前記スイッチ手段をオンさせることで前記接続点と前記中点とを導通状態にして、前記第1インバータ部および前記第2インバータ部の出力電力が前記系統側に供給されないように前記第1インバータ部および前記第2インバータ部の出力電流を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする電力供給装置。
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