JP6171252B2 - 過負荷検出装置、パワーコンディショナ、電力供給システム - Google Patents

過負荷検出装置、パワーコンディショナ、電力供給システム Download PDF

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本発明は、単相2線式の交流電圧を単相3線式の交流電圧に変換するトランスの過負荷状態を検出する過負荷検出装置、パワーコンディショナ、電力供給システムに関するものである。
従来、太陽電池等の分散電源を商用電力系統に系統連系させる(系統)連系運転と、分散電源を商用電力系統から系統分離する自立運転とを切替可能に構成されたパワーコンディショナがある。そして、このパワーコンディショナは、商用電源からの電力供給が停止する停電時に、分散電源の発電電力を用いた自立運転を行うことによって、機器への電力供給を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−259170号公報
従来、パワーコンディショナの自立出力は単相2線式200Vであるが、単相2線式200Vを、トランスによって単相3線式100V/200Vに変換することができる。そして、単相2線式200Vが単相3線式100V/200Vに変換されることにより、自立出力を用いて100V負荷の使用が可能となる。
そして、単相2線式の交流電圧を単相3線式の交流電圧に変換するトランスを用いた場合、このトランスの出力が予め決められた最大定格を上回る過負荷状態を検出する過負荷検出装置を設ける必要がある。この過負荷検出装置は、トランスの一次側の電流が最大定格を上回ると、過負荷状態であると判断して、パワーコンディショナは自立出力を停止する。
しかし、単相3線式の場合、100Vの相が2系統あり、一方の相における100V負荷の消費電力が他方の相における100V負荷の消費電力より大きくなる不平衡が発生する場合がある。一方の相にのみ過電流が流れる不平衡が発生すると、トランスの一次側の電流に基づく従来の過負荷検出装置は過負荷状態を検出できない場合があり、過電流により歪んだ電圧によって、100V負荷の動作不良等の不具合が発生する可能性がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成で、単相2線式の交流電圧を単相3線式の交流電圧に変換するトランスの過負荷状態を、不平衡時であっても検出できる過負荷検出装置、パワーコンディショナ、電力供給システムを提供することにある。
本発明の過負荷検出装置は、単相2線式の交流電圧が入力される一次巻線、第1電圧線および第2電圧線および中性線に単相3線式の交流電圧を出力する二次巻線を具備するトランスの過負荷状態を検出する過負荷検出装置であって、前記一次巻線を流れる電流を検出する一次電流検出器と、前記第1電圧線を流れる電流を検出する二次電流検出器と、前記一次巻線を流れる電流の検出値、および前記第1電圧線を流れる電流の検出値を用いて、前記第2電圧線を流れる電流を算出する演算部と、前記第1電圧線を流れる電流の検出値、および前記第2電圧線を流れる電流の算出値に基づいて、前記二次巻線の出力が過負荷状態であるか否かを判定する過負荷判定部とを備えることを特徴とする。
本発明のパワーコンディショナは、直流電源の出力を単相2線式の交流電圧に変換する電力変換器と、前記単相2線式の交流電圧が入力される一次巻線、第1電圧線および第2電圧線および中性線に単相3線式の交流電圧を出力する二次巻線を具備するトランスに接続されて、前記一次巻線に前記単相2線式の交流電圧を出力する出力部と、前記一次巻線を流れる電流の検出値、および前記第1電圧線を流れる電流の検出値を用いて、前記第2電圧線を流れる電流を算出する演算部と、前記第1電圧線を流れる電流の検出値、および前記第2電圧線を流れる電流の算出値に基づいて、前記二次巻線の出力が過負荷状態であるか否かを判定する過負荷判定部とを備え、前記電力変換器は、前記過負荷判定部が前記過負荷状態であると判定した場合、前記単相2線式の交流電圧の出力を停止することを特徴とする。
本発明の電力供給システムは、系統連系運転時に直流電源の出力から生成した単相2線式の交流電圧を商用電源が接続された主電路へ供給する第1出力部、自立運転時に前記直流電源の出力から生成した単相2線式の交流電圧を出力する第2出力部を具備するパワーコンディショナと、前記第2出力部が出力する前記単相2線式の交流電圧が入力される一次巻線、第1電圧線および第2電圧線および中性線に単相3線式の交流電圧を出力する二次巻線を具備するトランスと、前記一次巻線を流れる電流を検出する一次電流検出器と、前記第1電圧線を流れる電流を検出する二次電流検出器と、前記一次巻線を流れる電流の検出値、および前記第1電圧線を流れる電流の検出値を用いて、前記第2電圧線を流れる電流を算出する演算部と、前記第1電圧線を流れる電流の検出値、および前記第2電圧線を流れる電流の算出値に基づいて、前記二次巻線の出力が過負荷状態であるか否かを判定する過負荷判定部とを備え、前記パワーコンディショナは、前記過負荷判定部が前記過負荷状態であると判定した場合、前記第2出力部から前記単相2線式の交流電圧の出力を停止させることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の過負荷検出装置、パワーコンディショナ、電力供給システムは、トランスの二次側に接続された第1電圧線、第2電圧線のうち、第1電圧線を流れる電流のみを検出することによって、第1電圧線、第2電圧線に流れている各電流を把握できる。すなわち、本発明では、トランスの二次側において、第1電圧線、第2電圧線の両方の電流を検出する必要がない。したがって、本発明では、簡易な構成で、単相2線式の交流電圧を単相3線式の交流電圧に変換するトランスの過負荷状態を、不平衡時であっても検出できるという効果がある。
実施形態の電力供給システムの構成を示すブロック図である。 同上のトランスの過負荷状態を検出する動作を示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本実施形態の電力供給システムは、図1に示す構成を備えており、電力会社から商用電力を供給されている集合住宅の各住戸、戸建て住宅、工場、事務所等の各需要家において用いられる。本システムは、パワーコンディショナ11、太陽電池12(直流電源)、蓄電池13(直流電源)、トランス14、二次電流検出器15を主構成として備える。
パワーコンディショナ11は、コンバータ11a、双方向電力変換回路11b、充放電回路11c、連系入出力部11d、自立出力部11e、演算部11f、過負荷判定部11g、一次電流検出器11h、コントローラ11iを備える。コントローラ11iは、パワーコンディショナ11の各部の動作を制御する。
太陽電池12の直流出力は、コンバータ11aに入力される。コンバータ11aは、太陽電池12の直流出力を所定の直流電圧に変換する。双方向電力変換回路11bは、コンバータ11aが出力する直流電圧を単相2線式の交流電圧200Vに変換して出力する。双方向電力変換回路11bが出力する交流電圧は、連系入出力部11d(第1出力部)または自立出力部11e(第2出力部)から出力される。
蓄電池13は、例えばリチウムイオン電池等の二次電池で構成されており、充放電回路11cに接続している。充放電回路11cは、蓄電池13の充放電制御を行う。
充放電回路11cは、蓄電池13の放電電力を所定の直流電圧に変換する。双方向電力変換回路11bは、充放電回路11cが出力する直流電圧を単相2線式の交流電圧200Vに変換して出力する。双方向電力変換回路11bが出力する交流電圧は、連系入出力部11dまたは自立出力部11eから出力される。
連系入出力部11dは、接点(図示なし)を具備しており、この接点はコントローラ11iによって開閉制御される。連系入出力部11dは、接点開時に、双方向電力変換回路11bが出力する交流電圧を出力し、接点閉時に、双方向電力変換回路11bが出力する交流電圧を遮断する。連系入出力部11dから出力される交流電圧は、需要家内の主電路である交流電路101に印加される。交流電路101は商用電源(図示なし)に接続しており、連系入出力部11dから出力される交流電力のうち、交流電路101の負荷(図示なし)で消費されなかった余剰分は、商用電源へ逆潮流(売電)する。なお、双方向電力変換回路11bは、連系入出力部11dから出力する交流電力を、商用電源が供給する商用電力に協調させる系統連系運転機能を有する。
自立出力部11eは、接点(図示なし)を具備しており、この接点はコントローラ11iによって開閉制御される。自立出力部11eは、接点開時に、双方向電力変換回路11bが出力する交流電圧を出力し、接点閉時に、双方向電力変換回路11bが出力する交流電圧を遮断する。自立出力部11eから出力される単相2線式の交流電圧200Vは、トランス14に入力されて、単相3線式の交流電圧100V/200Vに変換される。
トランス14は、一次巻線141、二次巻線142を備える。一次巻線141は、自立出力部11eから出力される単相2線式の交流電圧が印加される。二次巻線142は、第1電圧線L1、第2電圧線L2、中性線N1からなる交流電路102に接続して、単相3線式の交流電圧を出力する。すなわち、第1電圧線L1−第2電圧線L2間には200Vの交流電圧が発生し、第1電圧線L1−中性線N1間には100Vの交流電圧が発生し、第2電圧線L2−中性線N1間には100Vの交流電圧が発生する。そして、第1電圧線L1−中性線N1間には、負荷21(100V負荷)が接続されており、第2電圧線L2−中性線N1間には、負荷22(100V負荷)が接続されている。交流電路102は、商用電源の停電時に、自立出力部11eから電力供給を可能にした系統であり、負荷21,22は、停電時にも動作させたい照明器具、空調機器、情報機器等である。なお、負荷21,22は、それぞれ単数、複数のいずれでもよい。
また、双方向電力変換回路11bは、連系入出力部11dを介して交流電路101から供給される商用電力を所定の直流電圧に変換して出力する。そして、充放電回路11cは、コンバータ11aが出力する直流電力、双方向電力変換回路11bが出力する直流電力を用いて、蓄電池13を充電する。
コントローラ11iは、コンバータ11a、双方向電力変換回路11b、充放電回路11cの各電力変換動作、連系入出力部11dおよび自立出力部11eの各接点を開閉制御することによって、パワーコンディショナ11の動作を制御する。
すなわち、コントローラ11iは、商用電源から商用電力を供給される通常時、太陽電池12の発電電力、蓄電池13の放電電力を用いて、連系入出力部11dから交流電路101に交流電力を供給する系統連系運転を行う。さらに、コントローラ11iは、通常時、連系入出力部11dから入力される商用電力、太陽電池12の発電電力を用いて、蓄電池13を充電する。
また、コントローラ11iは、商用電源から商用電力を供給されない停電時、太陽電池12の発電電力、蓄電池13の放電電力を用いて、自立出力部11eからトランス14を介して交流電路102へ交流電力を供給する自立運転を行う。
コントローラ11iは、パワーコンディショナ11の各部を制御することによって、系統連系運転、蓄電池13の充電動作、自立運転を適宜切り替える。なお、コントローラ11iによる系統連系運転、蓄電池13の充電動作、自立運転の切り替えは周知の技術であり、詳細な説明は省略する。
上述のシステムでは、交流電路102の負荷21,22は、単相3線の互いに異なる100Vの相に接続されている。すなわち、交流電路102は100Vの相を2つ(第1電圧線L1−中性線N1、第2電圧線L2−中性線N1)有しており、自立運転時において、一方の相における100V負荷の消費電力が他方の相における100V負荷の消費電力より大きくなる不平衡が発生する場合がある。この不平衡が発生すると、一方の相にのみ過電流が流れ、この過電流により歪んだ電圧によって、負荷21,22の動作不良等の不具合が発生する可能性がある。
そこで、本実施形態では、演算部11f、過負荷判定部11g、一次電流検出器11h、二次電流検出器15で、過負荷検出装置30を構成している。過負荷検出装置30は、トランス14の二次巻線142の出力が過負荷となる過負荷状態を、不平衡時においても検出する。そして、過負荷検出装置30が過負荷状態を検出した場合、双方向電力変換回路11bは、単相2線式の交流電圧200Vの出力を停止し、連系入出力部11dおよび自立出力部11eは、交流出力を遮断する。
なお、本実施形態において、コンバータ11a、双方向電力変換回路11b、充放電回路11cが、電力変換器11jを構成している。電力変換器11jは、太陽電池12、蓄電池13の各出力を単相2線式の交流電圧に変換する。この電力変換器11jは、過負荷検出装置30が過負荷状態を検出した場合、少なくとも双方向電力変換回路11bが動作を停止することによって、単相2線式の交流電圧200Vの出力を停止する。
以下、パワーコンディショナ11の自立運転時に過負荷検出装置30が行う過負荷状態の検出処理について説明する。
まず、一次電流検出器11hは、双方向電力変換回路11bの交流出力経路に設けられており、トランス14の一次巻線141を流れる電流Ia(一次電流Ia)を検出し、一次電流Iaの検出値(瞬時値)を演算部11fに出力する。
また、二次電流検出器15は、第1電圧線L1に設けられており、トランス14の二次巻線142から第1電圧線L1を流れる電流Ib(二次電流Ib)を検出し、二次電流Ibの検出値(瞬時値)を演算部11fに出力する。
演算部11fは、下記[数1]の演算を行って、一次電流Iaの検出値、および二次電流Ibの検出値から、第2電圧線L2を流れる電流Ic(二次電流Ic)を算出する。
Figure 0006171252
演算部11fは、二次電流Ibの検出値をサンプリングし、サンプリング結果を一次電流Ibnとする(n=0,1,2,3,...)。そして、演算部11fは、下記[数2]の演算を行って、二次電流Ibの二乗値Ibを、二次電流Ibnの二乗値を交流電圧の1周期に亘って積算することによって求める。
Figure 0006171252
また、演算部11fは、二次電流Icの算出値をサンプリングし、サンプリング結果を二次電流Icnとする(n=0,1,2,3,...)。そして、演算部11fは、下記[数3]の演算を行って、二次電流Icの二乗値Icを、二次電流Icnの二乗値を交流電圧の1周期に亘って積算することによって求める。
Figure 0006171252
次に、演算部11fは、下記[数4]の演算を行って、二次電流Ibの二乗平均値Ibbを求める。
Figure 0006171252
また、演算部11fは、下記[数5]の演算を行って、二次電流Icの二乗平均値Iccを求める。
Figure 0006171252
次に、演算部11fは、下記[数6]の演算を行って、二次電流Ibの実効値Irbを求める。
Figure 0006171252
また、演算部11fは、下記[数7]の演算を行って、二次電流Icの実効値Ircを求める。
Figure 0006171252
過負荷判定部11gは、演算部11fから実効値Irb,Ircの各値を取得し、実効値Irbを閾値K1と比較し、実効値Ircを閾値K2と比較してもよい。この場合、過負荷判定部11gは、実効値Irbが閾値K1以上である場合、二次電流Ibが過電流となっており、二次巻線142の出力が過負荷状態であると判定する。また、過負荷判定部11gは、実効値Ircが閾値K2以上である場合、二次電流Icが過電流となっており、二次巻線142の出力が過負荷状態であると判定する。なお、閾値K1,K2は、互いに同値、互いに異なる値のいずれでもよい。
さらに、演算部11fは、一次電流Iaの検出値から一次電流Iaの実効値Iraを算出する(算出方法は、上述の実効値Irb,Ircの算出方法と同様である)。そして、過負荷判定部11gは、演算部11fから実効値Iraの値を取得し、実効値Iraを閾値K3と比較する。過負荷判定部11gは、実効値Iraが閾値K3以上である場合、一次巻線141の入力(双方向電力変換回路11bの交流出力)が過負荷状態であると判定する。
また、過負荷判定部11gは、演算部11fから実効値Irb,Ircの各値を取得し、実効値Irb,Ircの和[Irb+Irc]を閾値K3と比較してもよい。この場合、過負荷判定部11gは、実効値Irb,Ircの和[Irb+Irc]が閾値K3以上である場合、一次巻線141の入力(双方向電力変換回路11bの交流出力)が過負荷状態であると判定する。
コントローラ11iは、過負荷判定部11gによって二次巻線142の出力が過負荷状態であると判定された場合、双方向電力変換回路11bによる単相2線式の交流電圧の出力を停止し、自立出力部11eからの交流出力を遮断する。
また、コントローラ11iは、過負荷判定部11gによって一次巻線141の入力が過負荷状態であると判定された場合も、双方向電力変換回路11bによる単相2線式の交流電圧の出力を停止し、自立出力部11eからの交流出力を遮断する。
上述の過負荷検出装置30は、トランス14の二次側に接続された2つの100Vの相のうち、いずれか1つの相にのみ二次電流検出器15を設けることによって、2つの相に流れている各電流を把握できる。すなわち、過負荷検出装置30は、トランス14の二次側において、2つの100Vの相の両方に二次電流検出器を設ける必要がない。したがって、過負荷検出装置30は、簡易な構成で、単相2線式の交流電圧を単相3線式の交流電圧に変換するトランス14の過負荷状態を、不平衡時であっても検出できる。
また、過負荷検出装置30の機能を用いたパワーコンディショナ11、過負荷検出装置30を備える電力供給システムも、上記同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、トランス14によって、単相2線式の交流電圧200Vを単相3線式の交流電圧100V/200Vに変換する構成を例示している。しかし、トランス14によって単相2線式の交流電圧を単相3線式の交流電圧に変換する構成であればよく、その具体的な電圧値は限定されない。
また、本実施形態では、直流電源として太陽電池12、蓄電池13を用いているが、燃料電池、風力発電装置等の他の直流電源を用いてもよい。
上述の過負荷検出装置30は、単相2線式の交流電圧が入力される一次巻線141、第1電圧線L1および第2電圧線L2および中性線N1に単相3線式の交流電圧を出力する二次巻線142を具備するトランス14の過負荷状態を検出する。この過負荷検出装置30は、一次巻線141を流れる電流を検出する一次電流検出器11hと、第1電圧線L1を流れる電流を検出する二次電流検出器15と、一次巻線141を流れる電流の検出値、および第1電圧線L1を流れる電流の検出値を用いて、第2電圧線L2を流れる電流を算出する演算部11fを備える。さらに、過負荷検出装置30は、第1電圧線L1を流れる電流の検出値、および第2電圧線L2を流れる電流の算出値に基づいて、二次巻線142の出力が過負荷状態であるか否かを判定する過負荷判定部11gを備える。
上述のパワーコンディショナ11は、太陽電池12および蓄電池13(直流電源)の出力を単相2線式の交流電圧に変換する電力変換器11jを備える。さらにパワーコンディショナ11は、単相2線式の交流電圧が入力される一次巻線141、第1電圧線L1および第2電圧線L2および中性線N1に単相3線式の交流電圧を出力する二次巻線142を具備するトランス14に接続されて、一次巻線141に単相2線式の交流電圧を出力する自立出力部11e(出力部)を備える。さらにパワーコンディショナ11は、一次巻線141を流れる電流の検出値、および第1電圧線L1を流れる電流の検出値を用いて、第2電圧線L2を流れる電流を算出する演算部11fを備える。さらにパワーコンディショナ11は、第1電圧線L1を流れる電流の検出値、および第2電圧線L2を流れる電流の算出値に基づいて、二次巻線142の出力が過負荷状態であるか否かを判定する過負荷判定部11gを備える。そして、電力変換器11jは、過負荷判定部11gが過負荷状態であると判定した場合、単相2線式の交流電圧の出力を停止する。
上述の電力供給システムは、系統連系運転時に太陽電池12および蓄電池13(直流電源)の出力から生成した単相2線式の交流電圧を商用電源が接続された交流電路101(主電路)へ供給する連系入出力部11d(第1出力部)、自立運転時に太陽電池12および蓄電池13の出力から生成した単相2線式の交流電圧を出力する自立出力部11e(第2出力部)を具備するパワーコンディショナ11を備える。さらに電力供給システムは、自立出力部11eが出力する単相2線式の交流電圧が入力される一次巻線141、第1電圧線L1および第2電圧線L2および中性線N1に単相3線式の交流電圧を出力する二次巻線を具備するトランス14を備える。さらに電力供給システムは、一次巻線141を流れる電流を検出する一次電流検出器11hと、第1電圧線L1を流れる電流を検出する二次電流検出器15とを備える。さらに電力供給システムは、一次巻線141を流れる電流の検出値、および第1電圧線L1を流れる電流の検出値を用いて、第2電圧線L2を流れる電流を算出する演算部11fを備える。さらに電力供給システムは、第1電圧線L1を流れる電流の検出値、および第2電圧線L2を流れる電流の算出値に基づいて、二次巻線142の出力が過負荷状態であるか否かを判定する過負荷判定部11gを備える。そして、パワーコンディショナ11は、過負荷判定部11gが過負荷状態であると判定した場合、自立出力部11eから単相2線式の交流電圧の出力を停止させる。
11 パワーコンディショナ
11f 演算部
11g 過負荷判定部
11h 一次電流検出器
11j 電力変換器
14 トランス
141 一次巻線
142 二次巻線
15 二次電流検出器
30 過負荷検出装置
L1 第1電圧線
L2 第2電圧線
N1 中性線

Claims (3)

  1. 単相2線式の交流電圧が入力される一次巻線、第1電圧線および第2電圧線および中性線に単相3線式の交流電圧を出力する二次巻線を具備するトランスの過負荷状態を検出する過負荷検出装置であって、
    前記一次巻線を流れる電流を検出する一次電流検出器と、
    前記第1電圧線を流れる電流を検出する二次電流検出器と、
    前記一次巻線を流れる電流の検出値、および前記第1電圧線を流れる電流の検出値を用いて、前記第2電圧線を流れる電流を算出する演算部と、
    前記第1電圧線を流れる電流の検出値、および前記第2電圧線を流れる電流の算出値に基づいて、前記二次巻線の出力が過負荷状態であるか否かを判定する過負荷判定部と
    を備えることを特徴とする過負荷検出装置。
  2. 直流電源の出力を単相2線式の交流電圧に変換する電力変換器と、
    前記単相2線式の交流電圧が入力される一次巻線、第1電圧線および第2電圧線および中性線に単相3線式の交流電圧を出力する二次巻線を具備するトランスに接続されて、前記一次巻線に前記単相2線式の交流電圧を出力する出力部と、
    前記一次巻線を流れる電流の検出値、および前記第1電圧線を流れる電流の検出値を用いて、前記第2電圧線を流れる電流を算出する演算部と、
    前記第1電圧線を流れる電流の検出値、および前記第2電圧線を流れる電流の算出値に基づいて、前記二次巻線の出力が過負荷状態であるか否かを判定する過負荷判定部と
    を備え、
    前記電力変換器は、前記過負荷判定部が前記過負荷状態であると判定した場合、前記単相2線式の交流電圧の出力を停止する
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
  3. 系統連系運転時に直流電源の出力から生成した単相2線式の交流電圧を商用電源が接続された主電路へ供給する第1出力部、自立運転時に前記直流電源の出力から生成した単相2線式の交流電圧を出力する第2出力部を具備するパワーコンディショナと、
    前記第2出力部が出力する前記単相2線式の交流電圧が入力される一次巻線、第1電圧線および第2電圧線および中性線に単相3線式の交流電圧を出力する二次巻線を具備するトランスと、
    前記一次巻線を流れる電流を検出する一次電流検出器と、
    前記第1電圧線を流れる電流を検出する二次電流検出器と、
    前記一次巻線を流れる電流の検出値、および前記第1電圧線を流れる電流の検出値を用いて、前記第2電圧線を流れる電流を算出する演算部と、
    前記第1電圧線を流れる電流の検出値、および前記第2電圧線を流れる電流の算出値に基づいて、前記二次巻線の出力が過負荷状態であるか否かを判定する過負荷判定部とを備え、
    前記パワーコンディショナは、前記過負荷判定部が前記過負荷状態であると判定した場合、前記第2出力部から前記単相2線式の交流電圧の出力を停止させる
    ことを特徴とする電力供給システム。
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