JPS6226859A - 縦形半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
縦形半導体装置およびその製造方法Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/40—Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はスイッチングあるいは増幅を目的とした縦形半
導体装置およびその製造方法に関するものであり、特に
微細化および高性能化の技術に関するものである。
導体装置およびその製造方法に関するものであり、特に
微細化および高性能化の技術に関するものである。
(従来の技術)
MIS型半導体装置のうち、特にMOS FBTは低耐
圧、低電力デバイスと従来考えられていたが、最近の半
導体製造技術あるいは回路設計技術等の発展に伴い、高
耐圧、大電力設計が可能となり、現在ではパワーデバイ
スとしてその地位を確保するに至っている。
圧、低電力デバイスと従来考えられていたが、最近の半
導体製造技術あるいは回路設計技術等の発展に伴い、高
耐圧、大電力設計が可能となり、現在ではパワーデバイ
スとしてその地位を確保するに至っている。
かかる高耐圧パワーMO3FETの代表的なものとして
■オフセットゲート構造、■V−Grooveあるいは
U−Groove構造、■DSA (Diffusio
n Self−Alignme−nt)構造等が知られ
ているが、このうち製造技術、高性能化の点で有利な従
来のDSA構造のパワーMO3FBT (以下DSA
MOSと称する)の電極形成後の平面図と、この平面図
におけるA−A線方向の断面構造図を第3図(a)およ
び(b)に示す。
■オフセットゲート構造、■V−Grooveあるいは
U−Groove構造、■DSA (Diffusio
n Self−Alignme−nt)構造等が知られ
ているが、このうち製造技術、高性能化の点で有利な従
来のDSA構造のパワーMO3FBT (以下DSA
MOSと称する)の電極形成後の平面図と、この平面図
におけるA−A線方向の断面構造図を第3図(a)およ
び(b)に示す。
DSA MOSは二重拡散によりチャンネルを形成する
もので、ゲート酸化膜5aを介して形成された格子状の
ゲート多結晶シリコン膜6に囲まれた同一の拡散窓を介
してチャンネル領域を形成するための不純物拡散(p型
半導体層4)と、ソース領域を形成するための不純物拡
散(n”型半導体層8)とを行っているのが特徴である
。チャンネル長さはp型半導体層4とn+型型溝導体層
8の拡散深さの差で決まるので数ミクロン以下と極めて
短く形成できる。絶縁膜5d上に形成したソース電極9
はソース領域を形成するn゛型型溝導体層8チャンネル
領域を形成するp型半導体層4(あるいはp゛型型溝導
体層3との両方にオーミック接触している。ゲート電極
形状は格子状のものとストライプ状のものとが一般的で
あるが、ここでは格子状のものを示す。n゛゛半導体基
板1がドレイン領域であり、その上にn型エピタキシャ
ル成長層2を堆積させたnオンn+構造となっている。
もので、ゲート酸化膜5aを介して形成された格子状の
ゲート多結晶シリコン膜6に囲まれた同一の拡散窓を介
してチャンネル領域を形成するための不純物拡散(p型
半導体層4)と、ソース領域を形成するための不純物拡
散(n”型半導体層8)とを行っているのが特徴である
。チャンネル長さはp型半導体層4とn+型型溝導体層
8の拡散深さの差で決まるので数ミクロン以下と極めて
短く形成できる。絶縁膜5d上に形成したソース電極9
はソース領域を形成するn゛型型溝導体層8チャンネル
領域を形成するp型半導体層4(あるいはp゛型型溝導
体層3との両方にオーミック接触している。ゲート電極
形状は格子状のものとストライプ状のものとが一般的で
あるが、ここでは格子状のものを示す。n゛゛半導体基
板1がドレイン領域であり、その上にn型エピタキシャ
ル成長層2を堆積させたnオンn+構造となっている。
ドレイン電極は図示していないがチップ裏面に形成され
ており、ゲート・ソース間に正の電圧を加えてチャンネ
ルをオンさせると電流は基板1より縦方向に流れ、チャ
ンネル領域4を通ってソース領域8に流れ込む。なお、
第3図(a)における破線は各セルを構成する多結晶シ
リコン膜パターン6の開口の輪郭を示すものである。
ており、ゲート・ソース間に正の電圧を加えてチャンネ
ルをオンさせると電流は基板1より縦方向に流れ、チャ
ンネル領域4を通ってソース領域8に流れ込む。なお、
第3図(a)における破線は各セルを構成する多結晶シ
リコン膜パターン6の開口の輪郭を示すものである。
(発明が解決しようとする問題点)
上述した従来のDSA MOS PETにおいて、オン
抵抗を低くするとともにスイッチングスピードを高速と
するために、ゲート酸化膜5aはきわめて薄く形成され
るようになってきている。しかしながら、ゲート電極を
構成するゲート多結晶シリコン膜6のパターンエツジは
鋭く形成されているので特にこの部分で電界の集中が起
こり、ゲート酸化膜5aが薄いとゲートの絶縁破壊が生
じ易く、素子の性能を著しく損なう欠点があった。
抵抗を低くするとともにスイッチングスピードを高速と
するために、ゲート酸化膜5aはきわめて薄く形成され
るようになってきている。しかしながら、ゲート電極を
構成するゲート多結晶シリコン膜6のパターンエツジは
鋭く形成されているので特にこの部分で電界の集中が起
こり、ゲート酸化膜5aが薄いとゲートの絶縁破壊が生
じ易く、素子の性能を著しく損なう欠点があった。
本発明は上述した問題点に鑑みて為されたもので、ゲー
ト電極パターンのエツジでの電界集中を抑止し、これに
よってゲート絶縁膜を薄くしてもゲート絶縁破壊が生ず
ることがない縦形半導体装置およびその製造方法を提供
するものである。
ト電極パターンのエツジでの電界集中を抑止し、これに
よってゲート絶縁膜を薄くしてもゲート絶縁破壊が生ず
ることがない縦形半導体装置およびその製造方法を提供
するものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明においては、ゲート電極を構成する多結晶シリコ
ン膜のパターンの側面を低温酸化することにより多結晶
シリコン膜のエツジに丸味を持たせるともにこのエツジ
に沿ってゲート絶縁酸化膜より厚い酸化膜を形成したも
のである。
ン膜のパターンの側面を低温酸化することにより多結晶
シリコン膜のエツジに丸味を持たせるともにこのエツジ
に沿ってゲート絶縁酸化膜より厚い酸化膜を形成したも
のである。
(作 用)
上述した本発明によればゲート電極の多結晶シリコン膜
のエツジには丸味が付けられるので、ここに電界が集中
することはなくなるとともにこの部分の下側にはゲート
酸化膜よりも厚い酸化膜が形成されているので、ゲート
耐圧を著しく向上することができる。一般にゲート多結
晶シリコン膜には半導体基体に較べて多量の不純物がド
ープされているため酸化速度が速く、多結晶シリコン膜
のエツジでは酸化が進み、エツジに丸味が付けられると
ともにゲート酸化膜よりも厚い酸化膜が形成されること
になる。
のエツジには丸味が付けられるので、ここに電界が集中
することはなくなるとともにこの部分の下側にはゲート
酸化膜よりも厚い酸化膜が形成されているので、ゲート
耐圧を著しく向上することができる。一般にゲート多結
晶シリコン膜には半導体基体に較べて多量の不純物がド
ープされているため酸化速度が速く、多結晶シリコン膜
のエツジでは酸化が進み、エツジに丸味が付けられると
ともにゲート酸化膜よりも厚い酸化膜が形成されること
になる。
このように本発明の縦形半導体装置では、ゲート絶縁酸
化膜を薄くしてもゲート絶縁破壊が起こらないので、ゲ
ート耐圧を向上することができるとともにオン抵抗を低
くシ、スイッチングスピードを高速とすることができる
。
化膜を薄くしてもゲート絶縁破壊が起こらないので、ゲ
ート耐圧を向上することができるとともにオン抵抗を低
くシ、スイッチングスピードを高速とすることができる
。
(実施例)
以下本発明を実施例により具体的に説明する。
第1図(a)および(b)は本発明の一実施例であるU
SA MOS FETの平面図および断面図であり、第
1図(a)ではAβ電極膜9および絶縁膜5dの一部を
切欠いである。
SA MOS FETの平面図および断面図であり、第
1図(a)ではAβ電極膜9および絶縁膜5dの一部を
切欠いである。
この装置は、n゛型半導体基板1上にn型エピタキシャ
ル成長層2が設けられ、このエピタキシャル層2の主面
にゲート絶縁酸化膜(第1絶縁膜)5aを介して多結晶
シリコン膜(半導体膜または導電体膜)パターン6が設
けられ、このパターンの開口内のエピタキシャル層2中
には逆導電型の不純物を高濃度でドープしたp+型型溝
導体層3設けられている。さらにエピタキシャル層2中
には、前記第1絶縁膜5aを介して前記多結晶シリコン
膜パターン6の一部と部分的に重なる位置に逆導電型の
不純物を低い濃度にドープしたp型の半導体層(第1半
導体層)4が浅く設けられ、多結晶シリコン膜パターン
6の開口部には、p型の第1半導体層4内に、前記第1
絶縁膜5aを介して前記多結晶シリコン膜パターン6の
一部と部分的に重なる位置にn゛型半導体層(第2半導
体層)8が形成され、前記多結晶シリコン膜パターン6
を被覆するように絶縁酸化膜(第2絶縁膜)5dが成形
され、この絶縁膜上にはソースA1電極膜(金属電極膜
)9が形成されている。ソースA1電極膜9は、絶縁膜
5dに形成したセル内のソース電極取出し開口部10a
を経て第1および第2半導体層4および8にオーミック
接続されている。
ル成長層2が設けられ、このエピタキシャル層2の主面
にゲート絶縁酸化膜(第1絶縁膜)5aを介して多結晶
シリコン膜(半導体膜または導電体膜)パターン6が設
けられ、このパターンの開口内のエピタキシャル層2中
には逆導電型の不純物を高濃度でドープしたp+型型溝
導体層3設けられている。さらにエピタキシャル層2中
には、前記第1絶縁膜5aを介して前記多結晶シリコン
膜パターン6の一部と部分的に重なる位置に逆導電型の
不純物を低い濃度にドープしたp型の半導体層(第1半
導体層)4が浅く設けられ、多結晶シリコン膜パターン
6の開口部には、p型の第1半導体層4内に、前記第1
絶縁膜5aを介して前記多結晶シリコン膜パターン6の
一部と部分的に重なる位置にn゛型半導体層(第2半導
体層)8が形成され、前記多結晶シリコン膜パターン6
を被覆するように絶縁酸化膜(第2絶縁膜)5dが成形
され、この絶縁膜上にはソースA1電極膜(金属電極膜
)9が形成されている。ソースA1電極膜9は、絶縁膜
5dに形成したセル内のソース電極取出し開口部10a
を経て第1および第2半導体層4および8にオーミック
接続されている。
多結晶シリコン膜パターン6で囲まれるとともにn型エ
ピタキシャル層2の表面に形成されたp型半導体層4の
パターン、すなわち、多結晶シリコン膜6の開ロバター
ンの平面形状は、第1図(a)に示すように八角形状の
拡大部4A、 48.4Cと、これら3つのへ角形パタ
ーンの相隣り合う一辺同士を結ぶ幅の狭い連結部4D、
4已によって連続的に形成されている。ここで、水平
および垂直方向に隣接するセルの各辺間の距離β1と、
斜め方向に隣接するセルの各辺間の距離β2とはβI!
=iβ2となっている。また、セルは水平方向に隣接す
るセルの互いに対向する両端に位置する八角形状の拡大
部4Aと40との中間に垂直方向に隣接するセルの中央
の八角形状の拡大部4Bが位置するようにずらして配置
しである。
ピタキシャル層2の表面に形成されたp型半導体層4の
パターン、すなわち、多結晶シリコン膜6の開ロバター
ンの平面形状は、第1図(a)に示すように八角形状の
拡大部4A、 48.4Cと、これら3つのへ角形パタ
ーンの相隣り合う一辺同士を結ぶ幅の狭い連結部4D、
4已によって連続的に形成されている。ここで、水平
および垂直方向に隣接するセルの各辺間の距離β1と、
斜め方向に隣接するセルの各辺間の距離β2とはβI!
=iβ2となっている。また、セルは水平方向に隣接す
るセルの互いに対向する両端に位置する八角形状の拡大
部4Aと40との中間に垂直方向に隣接するセルの中央
の八角形状の拡大部4Bが位置するようにずらして配置
しである。
本実施例の縦形電界効果トランジスタにおいては、性能
向上を図るためにゲート多結晶シリコン膜パターンに工
夫をこらし、チャンネル幅を長くし、単位面積当りの電
流容量を増すことによって性能向上を図っている。この
ことを従来装置との寸法関係の比較に於いて説明する。
向上を図るためにゲート多結晶シリコン膜パターンに工
夫をこらし、チャンネル幅を長くし、単位面積当りの電
流容量を増すことによって性能向上を図っている。この
ことを従来装置との寸法関係の比較に於いて説明する。
従来例である第3図(a)の平面図と本発明の半導体装
置の第1図(a)の平面図の倍率は同一のデザインルー
ルを採用しており、破線で囲まれた所定面積内の縦の長
さYLを120 μmとし、横の長されを160μmと
して設定しておく。
置の第1図(a)の平面図の倍率は同一のデザインルー
ルを採用しており、破線で囲まれた所定面積内の縦の長
さYLを120 μmとし、横の長されを160μmと
して設定しておく。
第3図(a)では3 X 4 =12個のソース電極取
り出し開口部10aが存在し、1個のセルの一辺の長さ
し。、(=Lo2) は20μmとなっているからセ
ル1個のチャンネル幅(1セルの全周団長)は80μm
となり、この破線枠内の合計チャンネル幅は960μm
となっている。
り出し開口部10aが存在し、1個のセルの一辺の長さ
し。、(=Lo2) は20μmとなっているからセ
ル1個のチャンネル幅(1セルの全周団長)は80μm
となり、この破線枠内の合計チャンネル幅は960μm
となっている。
これに対し、第1図(a)ではへ角形の端部4A。
4B、 4Cの直線辺の長さし。3は10μm、45°
傾斜している辺り、4 <= 、/E/ 2L。3)の
長さは約7μmであり、連結部40.4Bの1辺の長さ
し。5は20μmとなるので、1個のセルのチャンネル
幅は約244 μmとなリ、破線内のパターン面積での
合計チャンネル幅は約1132μmとなる。このように
本実施例のチャンネル幅は従来のものに比較して大きく
なり、かつその差はセル数が増加する程、あるいはパタ
ーン面積が大きいほど大きくなる。
傾斜している辺り、4 <= 、/E/ 2L。3)の
長さは約7μmであり、連結部40.4Bの1辺の長さ
し。5は20μmとなるので、1個のセルのチャンネル
幅は約244 μmとなリ、破線内のパターン面積での
合計チャンネル幅は約1132μmとなる。このように
本実施例のチャンネル幅は従来のものに比較して大きく
なり、かつその差はセル数が増加する程、あるいはパタ
ーン面積が大きいほど大きくなる。
このように本実施例によれば大幅にチャンネル幅を大き
くできる。この理由としては、斜線を有効的に用いるこ
とによって第3図(a)の平面図におけるβ1くβ2の
関係を第1図(a)ではβ1!=iβ2にしたためであ
る。従って、セル同士を1/2ピツチずつ交互にずらし
て配列することによって同じデザインルールにも拘わら
ず全体的に中央部へセルパターン配列を集積することが
できるわけであり、その分従来のものより多くのセルの
集積が可能となる。
くできる。この理由としては、斜線を有効的に用いるこ
とによって第3図(a)の平面図におけるβ1くβ2の
関係を第1図(a)ではβ1!=iβ2にしたためであ
る。従って、セル同士を1/2ピツチずつ交互にずらし
て配列することによって同じデザインルールにも拘わら
ず全体的に中央部へセルパターン配列を集積することが
できるわけであり、その分従来のものより多くのセルの
集積が可能となる。
また、本発明においては、ゲート多結晶シリコン膜パタ
ーン6のエツジは丸味が付けられているので、この部分
で極端な電界集中が生じないとともにこのパターンエツ
ジに沿ってゲート酸化膜5aよりも厚い酸化膜が形成さ
れているため、ゲート絶縁破壊は生じないとともにゲー
ト絶縁酸化膜5aそのものは薄く形成できるので、オン
抵抗が低くなるとともにスイッチングスピードも高速と
なる。
ーン6のエツジは丸味が付けられているので、この部分
で極端な電界集中が生じないとともにこのパターンエツ
ジに沿ってゲート酸化膜5aよりも厚い酸化膜が形成さ
れているため、ゲート絶縁破壊は生じないとともにゲー
ト絶縁酸化膜5aそのものは薄く形成できるので、オン
抵抗が低くなるとともにスイッチングスピードも高速と
なる。
次に第2図(a)〜(e)を参照して本発明の縦形半導
体装置の一実施例であるO3A MOS FETを製造
する本発明の製造方法について説明する。
体装置の一実施例であるO3A MOS FETを製造
する本発明の製造方法について説明する。
まず、n型不純物を高い濃度で含むn゛型半導体基板1
上にそれよりも低い不純物濃度で、比抵抗が、例えば1
0〜20Ω−cm のn型エピタキシャル層2を35
〜45μmの厚さに形成し、このエピタキシャル層の主
面にp型不純物を高濃度に含むp+型型溝導体層3、後
にゲート電極パターンの開口となる位置に選択的に形成
し、さらにその表面に、例えば厚さ1000人程度0ゲ
ート酸化膜5aを形成した様子を第2図(a)に示す。
上にそれよりも低い不純物濃度で、比抵抗が、例えば1
0〜20Ω−cm のn型エピタキシャル層2を35
〜45μmの厚さに形成し、このエピタキシャル層の主
面にp型不純物を高濃度に含むp+型型溝導体層3、後
にゲート電極パターンの開口となる位置に選択的に形成
し、さらにその表面に、例えば厚さ1000人程度0ゲ
ート酸化膜5aを形成した様子を第2図(a)に示す。
続いて、ゲート電極用のn+型多結晶シリコン膜6を、
例えば厚さ8000人程度形成し、さらにその上にSi
O□より成る絶縁膜5bを形成し、それぞれ異方性エツ
チング、例えばリアクティブ・イオン・エツチングによ
りパターニングした様子を第2図(b)に示す。なお、
本発明においては、絶縁膜5bを省くこともできる。
例えば厚さ8000人程度形成し、さらにその上にSi
O□より成る絶縁膜5bを形成し、それぞれ異方性エツ
チング、例えばリアクティブ・イオン・エツチングによ
りパターニングした様子を第2図(b)に示す。なお、
本発明においては、絶縁膜5bを省くこともできる。
次に、多結晶シリコン膜6の開口内の絶縁膜5aを除去
した後例えば800℃の温度でウェット酸化を施すこと
により、n゛型多結晶シリコン膜6の側面に、例えば3
000 Aの厚い酸化膜5eを形成した状態を第2図(
C)に示す。この低温酸化中n型半導体層2の表面には
、例えば100〜200八ときわめて薄い酸化膜5fが
形成される。
した後例えば800℃の温度でウェット酸化を施すこと
により、n゛型多結晶シリコン膜6の側面に、例えば3
000 Aの厚い酸化膜5eを形成した状態を第2図(
C)に示す。この低温酸化中n型半導体層2の表面には
、例えば100〜200八ときわめて薄い酸化膜5fが
形成される。
一般的に高濃度にn型不純物がドープされているn++
半導体層やn++多結晶シリコン層は酸化速度が速く、
例えば1015〜10′8原子/cm’のn型半導体層
と、102′原子/cm3のn++半導体層とでは、後
者は前者の約10〜20倍の速度で酸化される。したが
って、上記の低温酸化中、n2型多結晶シリコン膜6の
パターンエツジの部分では主としてゲート酸化膜5aを
通って酸化剤である02が侵入し、n+型多結晶シリコ
ン膜6のエツジが多く酸化され、エツジに丸味が付く。
半導体層やn++多結晶シリコン層は酸化速度が速く、
例えば1015〜10′8原子/cm’のn型半導体層
と、102′原子/cm3のn++半導体層とでは、後
者は前者の約10〜20倍の速度で酸化される。したが
って、上記の低温酸化中、n2型多結晶シリコン膜6の
パターンエツジの部分では主としてゲート酸化膜5aを
通って酸化剤である02が侵入し、n+型多結晶シリコ
ン膜6のエツジが多く酸化され、エツジに丸味が付く。
これと同時にエツジに沿ってゲート酸化膜5aよりも遥
かに厚い酸化膜5gが形成されることになる。このよう
にして:多結晶シリコン膜6のパターンエツジでの電界
集中を抑止することができると共に多結晶シリコン膜6
のエツジとn型半導体層2との間はゲート酸化膜5aよ
りも厚い酸化膜5gで分離されるため、ゲート絶縁破壊
が生じにくくなり、ゲート耐圧を高くすることができる
。しかもゲート絶縁膜5aそのものは薄く形成できるの
で、低いオン抵抗および高速のスイッチングスピードが
得られることになる。
かに厚い酸化膜5gが形成されることになる。このよう
にして:多結晶シリコン膜6のパターンエツジでの電界
集中を抑止することができると共に多結晶シリコン膜6
のエツジとn型半導体層2との間はゲート酸化膜5aよ
りも厚い酸化膜5gで分離されるため、ゲート絶縁破壊
が生じにくくなり、ゲート耐圧を高くすることができる
。しかもゲート絶縁膜5aそのものは薄く形成できるの
で、低いオン抵抗および高速のスイッチングスピードが
得られることになる。
その後、n型半導体層2上の厚い酸化膜5gを形成した
まま自己整合的に薄い酸化膜5fを除去した後、チャン
ネル領域を構成するためにp型不純物イオンを打込み、
熱処理を行ってp型半導体層4を拡散形成し、次いでn
型不純物イオンを高濃度で選択的に注入し、熱処理を行
って耐型半導体層8を拡散形成した様子を第2図(d)
に示す。この場合、n型半導体層2の表面には酸化膜5
hが形成される。
まま自己整合的に薄い酸化膜5fを除去した後、チャン
ネル領域を構成するためにp型不純物イオンを打込み、
熱処理を行ってp型半導体層4を拡散形成し、次いでn
型不純物イオンを高濃度で選択的に注入し、熱処理を行
って耐型半導体層8を拡散形成した様子を第2図(d)
に示す。この場合、n型半導体層2の表面には酸化膜5
hが形成される。
ソノ後、CVD法1: テcVD−3IO□膜5Cを、
例えば約5000人の厚さに堆積し、酸化膜5hおよび
CVD 5102膜5Cに各領域の電極取出し用開口を
形成した後、例えば3.5μm程度の厚さのAI金属電
極膜9を選択的に形成してDSA MOS FETを完
成した様子を第2図(e)に示す。
例えば約5000人の厚さに堆積し、酸化膜5hおよび
CVD 5102膜5Cに各領域の電極取出し用開口を
形成した後、例えば3.5μm程度の厚さのAI金属電
極膜9を選択的に形成してDSA MOS FETを完
成した様子を第2図(e)に示す。
なお、本実施例の変形例として、第2図(b) に示
す状態でn型イオンを注入し、熱拡散させてn型半導体
層4を形成し、その後n゛型型詰結晶シリコン膜の側面
を低温酸化してエツジに丸味を付けるとともに厚い酸化
膜5gを形成し、さらにn型イオンを注入してn生型半
導体層8を形成することもできる。
す状態でn型イオンを注入し、熱拡散させてn型半導体
層4を形成し、その後n゛型型詰結晶シリコン膜の側面
を低温酸化してエツジに丸味を付けるとともに厚い酸化
膜5gを形成し、さらにn型イオンを注入してn生型半
導体層8を形成することもできる。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、幾
多の変更や変形を加えることができる。
多の変更や変形を加えることができる。
例えば上述した実施例ではゲート電極材料を多結晶シリ
コンとしたがこれに限られるものではなく、Mo、 N
i、 Ti、 Cr等の高融点金属や、モリブデンシリ
サイド、ニッケルシリサイド、白金シリサイド等の高融
点金属でもよい。また、p型半導体層とn型半導体層の
導電型は反対としてもよい。また、上述した実施例では
多結晶シリコン膜パターンの開口部にp+型型溝導体層
3形成したが、これは省くこともできる。さらに、上述
した例では縦形電界効果トランジスタのうち、特にDS
A MO3型半導体装置としたが、これに限定されるも
のではなく、たとえば■溝またはU溝型MO3FETに
も応用することができる。その場合多結晶シリコン膜パ
ターンそのものまたはそのエツジ部分に■溝あるいはU
溝を形成してチャンネル領域を形成することもできる。
コンとしたがこれに限られるものではなく、Mo、 N
i、 Ti、 Cr等の高融点金属や、モリブデンシリ
サイド、ニッケルシリサイド、白金シリサイド等の高融
点金属でもよい。また、p型半導体層とn型半導体層の
導電型は反対としてもよい。また、上述した実施例では
多結晶シリコン膜パターンの開口部にp+型型溝導体層
3形成したが、これは省くこともできる。さらに、上述
した例では縦形電界効果トランジスタのうち、特にDS
A MO3型半導体装置としたが、これに限定されるも
のではなく、たとえば■溝またはU溝型MO3FETに
も応用することができる。その場合多結晶シリコン膜パ
ターンそのものまたはそのエツジ部分に■溝あるいはU
溝を形成してチャンネル領域を形成することもできる。
〈発明の効果)
上述したように、本発明によればゲート電極を構成する
半導体膜または導電体膜のエツジに丸味を持たせるとと
もにその下側にゲート酸化膜よりも厚い酸化膜を形成し
たためエツジでの電界集中が生じにくくなり、ゲート絶
縁破壊を有効に防止し、ゲート耐圧を向上することがで
きる。さらにゲート絶縁膜自体は薄く形成できるので、
オン抵抗が低くなり、スイッチングスピードが速くなり
、素子特性が著しく改善される。
半導体膜または導電体膜のエツジに丸味を持たせるとと
もにその下側にゲート酸化膜よりも厚い酸化膜を形成し
たためエツジでの電界集中が生じにくくなり、ゲート絶
縁破壊を有効に防止し、ゲート耐圧を向上することがで
きる。さらにゲート絶縁膜自体は薄く形成できるので、
オン抵抗が低くなり、スイッチングスピードが速くなり
、素子特性が著しく改善される。
また、第1図の実施例のようなゲート電極パターンを採
用すると、チャンネル幅を長くすることができ、大電力
用としてきわめて有効である。
用すると、チャンネル幅を長くすることができ、大電力
用としてきわめて有効である。
第1図(a)および(b) は本発明による縦形半導体
装置の一実施例の構成を示す平面図および断面図、 第2図(a)〜(e) は本発明による縦形半導体装置
の製造方法の一実施例の順次の製造工程における構成を
示す断面図、 第3図(a)および(b)は従来の縦形半導体装置の構
成を示す平面図および断面図である。 ■・・・n゛゛半導体基板 2・・・n型半導体層3・
・・p++半導体層 4・・・p型半導体層5a〜5
h・・・絶縁膜 6・・・n°型多結晶シリコン膜 訃・・n++半導体層 9・・・金属膜10a・・・
開口 第2図 c、d> (e)
装置の一実施例の構成を示す平面図および断面図、 第2図(a)〜(e) は本発明による縦形半導体装置
の製造方法の一実施例の順次の製造工程における構成を
示す断面図、 第3図(a)および(b)は従来の縦形半導体装置の構
成を示す平面図および断面図である。 ■・・・n゛゛半導体基板 2・・・n型半導体層3・
・・p++半導体層 4・・・p型半導体層5a〜5
h・・・絶縁膜 6・・・n°型多結晶シリコン膜 訃・・n++半導体層 9・・・金属膜10a・・・
開口 第2図 c、d> (e)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一導電型の半導体基体と、この半導体基体の主面上
に第1の絶縁膜を介して形成した半導体膜または導電体
膜パターンと、このパターンの開口内において、前記半
導体基体の主面に、前記第1絶縁膜を介して半導体膜ま
たは導電体膜パターンの一部と一部分が重なる位置に形
成した逆導電型の第1半導体層と、この第1半導体層内
に、第1絶縁膜を介して半導体膜または導電体膜パター
ンの一部と一部分が重なる位置に形成した一導電型の第
2半導体層と、前記半導体膜または導電体膜を被覆する
ように形成され、開口部を有する第2絶縁膜と、この第
2絶縁膜上に、その開口部を含むように形成され、前記
第1および第2半導体層の双方にオーミック接続された
金属電極とを具える縦形半導体装置において、前記半導
体膜または導電体膜の前記第1絶縁膜と接するパターン
エッジに丸味を持たせたことを特徴とする縦形半導体装
置。 2、一導電型の半導体基体の表面に第1絶縁膜を形成す
る工程と、 この第1絶縁膜上に多結晶半導体膜を形成 し、その上にマスクを形成した後、多結晶半導体膜をエ
ッチングして多結晶半導体膜パターンを形成する工程と
、 前記多結晶半導体膜の少なくとも側面を低 温酸化してパターンエッジに丸味を持たせるとともにパ
ターンエッジに沿って前記第1絶縁膜との間に第1絶縁
膜より厚い酸化膜を形成する工程と、 前記多結晶半導体膜をマスクとして逆導電 型および一導電型のイオンを注入して第1および第2の
半導体層を形成する工程と、 前記多結晶半導体膜およびその開口を覆う ように第2絶縁膜を形成する工程と、 この第2絶縁膜に選択的に開口を形成して 前記第1および第2半導体層を部分的に露出させる工程
と、 前記第2絶縁膜上に、その開口を覆うよう に金属電極膜を形成する工程とを具えることを特徴とす
る縦形半導体装置の製造方法。 3、前記半導体基体をシリコンを以って形成し、前記第
1絶縁膜を酸化シリコンを以って形成し、前記多結晶半
導体膜を多結晶シリコンを以って形成することを特徴と
する特許請求の範囲2記載の縦形半導体装置の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16568185A JPS6226859A (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | 縦形半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16568185A JPS6226859A (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | 縦形半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6226859A true JPS6226859A (ja) | 1987-02-04 |
Family
ID=15817018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16568185A Pending JPS6226859A (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | 縦形半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6226859A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0821413A1 (en) * | 1996-06-20 | 1998-01-28 | United Microelectronics Corporation | Differential poly-edge oxidation for stable SRAM cells |
CN1068459C (zh) * | 1996-10-14 | 2001-07-11 | 联华电子股份有限公司 | 静态随机存取存储器及其制作方法 |
-
1985
- 1985-07-29 JP JP16568185A patent/JPS6226859A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0821413A1 (en) * | 1996-06-20 | 1998-01-28 | United Microelectronics Corporation | Differential poly-edge oxidation for stable SRAM cells |
CN1068459C (zh) * | 1996-10-14 | 2001-07-11 | 联华电子股份有限公司 | 静态随机存取存储器及其制作方法 |
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