JPS62267458A - チタン板の改質方法 - Google Patents

チタン板の改質方法

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JPS62267458A
JPS62267458A JP11026786A JP11026786A JPS62267458A JP S62267458 A JPS62267458 A JP S62267458A JP 11026786 A JP11026786 A JP 11026786A JP 11026786 A JP11026786 A JP 11026786A JP S62267458 A JPS62267458 A JP S62267458A
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titanium
plate
corrosion resistance
corrosion
titanium plate
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JP11026786A
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Hiroshi Sato
佐藤 廣士
Fumio Kamikubo
上窪 文生
Jiyunji Kawafuku
川福 純司
Takashi Furuya
降矢 喬
Yuji Koyama
佑二 児山
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はチタン板の製造方法に関する。
(従来技術) チタンはもともと耐食性に優れた材料であると同時に、
圧延、熱処理、溶接等を行っても耐食性が変化しないと
いう特徴を持っている。そのため、各種化学プラント及
び、産業機械等に耐食材料として用いられている。
化学プラント及び産業機械に用いられているチタン材は
大型鉄鋼ミルを用い、圧延により製造される。ここでコ
イル圧延されているチタン板は、工業用純チタン、T 
i −0、2%Pd合金、T i −5%Ta合金、T
i−0,8%Ni−0,3%MO合金、 T i −3
、5%A!;L−2%■合金等である。これらチタンコ
イルの製造時に考慮している219はチタンの圧延方法
及び、圧延後のチタンコイルの機械的強度の変化等に関
する事が主である。
チタンは耐食性に優れている材料であるが、特殊な環境
下では腐食されるコ19がある。チタンが腐食を受ける
と、チタンの本来の熱力学的に活性な性質により、非常
に大きな腐食速度になる。またチタンが水素を吸収する
とチタン水素化物が生成し、チタンを脆性的な性質へ変
えてしまうと言う問題点がある。
これらの問題点を解決する為に (1)チタンにPd、Vi、Mo、Ta等の合金元素を
添加する。
(2)チタン表面に、pd、r’dogの貴金属又は、
その耐化物をコーティングする。
(3)チタン表面を酸化しTiO2の保護皮膜を形成す
る。
等の対策が検討されており、一部は実用化されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記方法は、高価な全屈等を使用するためコス
トが品くなってしまうという問題点がある。
そして、これらの対策から解る様にTiの製造プロセス
時に耐食性を改善しようとする試みはなされていないの
が現状である。
(発明の概要) 本発明はチタン板の製造時に、該チタン板を該チタン板
の再結晶温度以上で焼鈍した後、酸洗を行い、その後、
0.5〜15%の板厚減少量で冷間圧延を加えることに
より、耐食性及び耐水素吸収性を改善したコ19を特徴
としたチタン板の製造方法である。考案したiM食性の
あるチタン板製造プロセスを示すと以下の様になる。
ここでチタン板の材質としては、たとえば、工業用純チ
タン、T i −0、2P d合金、T i −5%T
a合金、Ti−0.8Ni−0.3Mo合金等のコイル
状圧延が回走なチタン及びチタン合金である。
本発明ではまず再結晶温度以上で焼鈍する。なお、雰囲
気は真空、大気、不活性ガス中の何れでも良い。
焼鈍後酸洗を行なう、これは、焼鈍処理で生じた薄い酸
化皮膜を除去する為のプロセスである。
酸はたとえばHF 、HF−HNO3混酸。
H2SO4,HC文等を使用できる。なお生産性の面か
らは、HF−HNO3混酸が望ましい。
酸洗後、チタン板の板厚減少量で0.5%・−・15%
の冷間加工を行う。
尚、酸洗を行った後にスキンパスをする119によりチ
タン板の耐食性が向上する理由として考えられる=19
はチタン表面には大気中で薄い酸化皮II!2が生成す
るが、この皮膜の組成、構造及び結晶学的方位により耐
食性、耐水素吸収性が異なることによる。すなわち、チ
タンの酸化皮膜は立方晶でありC輛が圧延面に垂直に方
位した場合に最も耐食性、1耐水素吸収性が良くなる。
従って真空焼鈍や大気中暴露では酸化皮I模のC軸は垂
直の方位では無く、スキンパスを施すとC軸が垂直に方
位する為と考えられる。
次に未発IIIの構成要件であるスキンパスの影!につ
いて実施例をもとに説明する。
(実施例) (実施例1) (スキンパス等の影響) 試験片は板圧1mmの工業用純チタン (JIS2!ff)を21 X 41 m mの大きさ
に機械加工した後、真空焼舖材(NA)、大気焼鈍後酸
洗材(AP)、AP士ススキンパス材AP→5KP)を
施こしたものを用いた。スキンバス率は0.2〜20%
とした。
耐食性の評価は平均腐食速度により行った。平均腐食速
度(mm/h)は試験片の重量減少量をもとに比重と面
積から計算により腐食減厚量(m m )を求め、その
値を実験時間(h)で割つて求めた。
実験は試験片を浦込している1%HC1+0.01%F
e3+溶液に48時間浸漬で行った。
実験結果を第1図に示す。
第1図よりAP+SKP材はVA及びAP材より耐食性
があるが、スキンバス率0.2%未満では耐食性は良く
ないことが分かる。
スキンバス率を0.5%を超えると耐食性が顕著となる
が15%を越すと、その効果が飽和することが分かる。
このことから、AP後のスキンバス率の範囲を0.5〜
15%とした。
(実施例2) (腐食性) 実施例1と同様の試験片で各種酸溶液中での耐食性の評
価を行った。
耐食性の評価は平均腐食速度(mm / h )により
行った。
尚スキンバス率は5%とした。
実験結果を第1表に示す、:51表よりVA材とAP材
とには耐食性に大きな差はみられないが、AP+SKP
材はVA材や、AP材に比較し、格段に平均腐食速度が
小さいことが分かる。このことからスキンパスはチタン
材の耐食性向上に効果があることが分かる。
(実施例3) (チタン材の影#!!り 各種クチン材をVA、AP、AP +SKPの各々の処
理を行い実施例1と同様の試験片を作成し、実施例1と
同様の耐食性の試験を行った。
実験結果を第2表に示す、第2表より、実験を行ったチ
タン材ではAP−+SKP材の1耐食性が良いことが分
かる。このことからスキンパスによる1耐食性の向上は
各種チタン材に対して有効であることが分かる。
(実施例4) (耐水素吸収性) チタン材に対する水素の吸収は定電流電解により行った
。すなわち実施例1に示した試験片を陰極とし、PLめ
っきTiを陽極として、室温の0.05MH2S Os
 中で純チタンに1 m A /am2の電流を流した
定電流電解の時間は24 n、’j lil 96 I
fν間とした。
チタン中の水素含有料を第3表に示す、第3表から、チ
タン材の水素j、′LはAP−SKP材が最も少なく、
スキンパスによりチタン材の耐水素吸収性が向上するこ
とが分かる。
(発明の効果) 本発明によれば、チタン材を酸洗の後、0.5〜15%
の板厚減少量で冷間圧延をすることにより、チタン材の
耐食性と耐水素吸収性を向上させることができる。
第1表 第2表 第3表
【図面の簡単な説明】
第1図はスキンパス率と平均腐食速度との関係を示すグ
ラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. チタン板の製造時に、該チタン板を該チタン板の再結晶
    温度以上で焼鈍した後、酸洗を行い、その後、0.5〜
    15%の板厚減少量で冷間圧延を加えることにより、耐
    食性及び耐水素吸収性を改善した事を特徴としたチタン
    板の製造方法
JP61110267A 1986-05-13 1986-05-13 チタン板の改質方法 Expired - Lifetime JPH07103458B2 (ja)

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JPS62267458A true JPS62267458A (ja) 1987-11-20
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7594973B2 (en) 2000-07-28 2009-09-29 Nippon Steel Corporation Titanium material less susceptible to discoloration and method for production thereof

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57108252A (en) * 1980-12-24 1982-07-06 Kobe Steel Ltd Manufacture of hot rolled titanium plate
JPS5842761A (ja) * 1981-09-08 1983-03-12 Kobe Steel Ltd チタン板の製造方法

Patent Citations (2)

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US7594973B2 (en) 2000-07-28 2009-09-29 Nippon Steel Corporation Titanium material less susceptible to discoloration and method for production thereof

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