JPS62267368A - 酸化鉄系顔料の表面処理剤 - Google Patents

酸化鉄系顔料の表面処理剤

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JPS62267368A
JPS62267368A JP11148786A JP11148786A JPS62267368A JP S62267368 A JPS62267368 A JP S62267368A JP 11148786 A JP11148786 A JP 11148786A JP 11148786 A JP11148786 A JP 11148786A JP S62267368 A JPS62267368 A JP S62267368A
Authority
JP
Japan
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iron oxide
pigments
pigment
agent
treating agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP11148786A
Other languages
English (en)
Inventor
Taizo Igarashi
泰蔵 五十嵐
Hitoshi Kobashi
小橋 仁
Yoshihito Kadoma
義仁 門磨
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication of JPS62267368A publication Critical patent/JPS62267368A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野1 この発明は酸化鉄系顔料の表面処理剤に関するものであ
る。さらに詳しくは、有機媒体中における分散性にすぐ
れた酸化鉄系顔料を得るための表面処理剤に関する。
〔従来の技術〕
酸化鉄系顔料は、着色用塗料、磁性塗料、導電塗料など
にひろく用いられる有用な顔料であるが、その表面に水
酸基が多く存在するために親水性が強く、多くの有機媒
体中へ分散しにくい欠点を有している。
このため、たとえば磁性酸化鉄系顔料を索科ヒ゛ヒクル
中に分散せしめて磁気記録用塗膜を形成する場合、均一
な分散が困難であり、粗大粒子を生じやすく、塗膜の磁
気特性を低下せしめる原因となっている。一方、強いて
高度の分散を達成しようとして長時間苛酷な条件下でミ
リングを行うと顔料粒子が破壊をうけて磁気特性の低下
をまねくなどの問題がある。さらに、着色用顔料におい
ても粒子が微細になるにつれて凝集する傾向が強くなり
、透明性、光沢、色相などにすぐれた塗膜を得ることは
極めて困難であった。
そこで、従来、上述の如き問題を克服するために、酸化
鉄系顔料を脂肪酸などの各種表面処理剤によって表面処
理して顔料表面の親水性を低下させ、有機媒体中での分
散性を改善する試みが種々なされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、従来公知の表面処理剤では有機媒体中での分
散性を充分に改善しうるほどの効果は得られておらず、
このため前述の如き問題を確実に回避できるものとはい
えなかった。
したがって、この発明は、有機媒体中での分散性が高度
に改善された酸化鉄系顔料を得るのに有用な上記顔料用
の表面処理剤を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討
した結果、ヒドロキシフェニルステアリン酸を酸化鉄系
顔料用の表面処理剤として用いることにより、上記顔料
の有機媒体中での分散性を大きく改善できるものである
ことを知り、この発明を完成するに至った。
すなわち、この発明は、ヒドロキシフェニルステアリン
酸を有効成分とすることを特徴とする酸化鉄系顔料の表
面処理剤に係るものである。
[発明の構成・作用] この発明において使用するヒドロキシフェニルステアリ
ン酸とは、つぎの構造式; (式中、X、Yは整数でX+Y=15である)にて表わ
されるものであり、この種の酸はたとえば特公昭41−
6581号公報に記載されている方法など公知の各種方
法にて容易に製造できるものである。
この発明においては上記のヒドロキシフェニルステアリ
ン酸を酸化鉄系顔料用の表面処理剤の有効成分として用
いるものであるが、この処理剤によって表面処理される
べき上記顔料としては、弁柄、黄土、鉄黒、シエナ、ア
ンバー、縁上、スルスバイオレット、ヘマタイト、マグ
ネタイトなどがあげられる。これらの顔料は、天然のも
のであっても合成のものであってもよく、また湿式法、
乾式法のいずれの方法で得られたものでも使用できる。
また形状2粒子径に関しても特に限定されない。
表面処理の方法については特に限定しないが、一般には
ヒドロキシフェニルステアリン酸を溶解した有機溶媒中
に上記の酸化鉄系顔料を加えてよく混合し、ついで溶媒
を留去したのち乾燥する方法が好ましい方法として推奨
できる。上記の有機溶媒としては、トルエン、アセトン
、イソプロピルアルコール、1・1・1−トリクロロエ
タンなトカ好ましく用いられる。
酸化鉄系顔料に対するヒドロキシフェニルステアリン酸
の使用量は、上記顔料100重量部に対してヒドロキシ
フェニルステアリン酸が0.01〜5重量部、好ましく
は0.1〜1重量部となるようにするのがよい。この使
用量が過少では処理効果が不充分であり、また過多とな
ってもそれに見合った効果の向上はみられず、経済的に
不利となるため、いずれも好ましくない。
上記方法によりヒドロキシフェニルステアリン酸で表面
処理された酸化鉄系顔料は、その表面が親油性化してお
り、塗料などに使用されたときすぐれた分散性を発押す
る。この理由は明らかではないか、ヒドロキシフェニル
ステアリン酸はカルボキシル基とヒドロキシル基の2個
の極性基を有するため、顔料表面に強く吸着して配向す
るものと考えられ、またフェニル基と直鎖アルキル基の
両方を親油基として有するため、有機媒体との親和力が
きわめて強くなるためと考えられる。
[発明の効果] 以上のように、この発明に係る表面処理剤によれば、酸
化鉄系顔料の有機媒体中での分散性を高度に改善するこ
とができるから、たとえば磁性酸化鉄系顔料にあっては
磁性塗料中での粗大粒子の発生が防がれて磁気特性に好
結果を得ることができるし、また着色用顔料にあっては
塗膜の透明性、光沢、色相などの向上に大きく寄与させ
ることができるなどの種々の利点が得られる。
[実施例] 以下に、この発明の実施例を記載してより具体的に説明
する。
実施例1 容量500 meのビーカーにトルエン300 meと
ヒドロキシフェニルステアリン酸2yを入れ、撹拌して
溶解させた。これにγ−Fe2O3(磁性顔料;長さ0
.5μ2幅0.04/”の針状結晶)200りを加え、
ガラス製の4枚羽限撹拌翼を有する撹拌俸で、600 
rpmで5時間撹拌した。5時間後ロータリーエバポレ
ーターで、80°Cの水浴上で減圧下にトルエンを留去
して表面処理された7−F e203粉末を得た。
この粉末の親油化の程度を調べるために、ベンゼン/水
系における分散指向性を調べた。方法としては、30m
1共栓付試験管に水10me、ベンゼン10m/、顔料
10meを入れ、激しく振りまぜたのち、静置してベン
ゼン相と水相を分離させ、顔料がどちらの相に存在する
かを観察することにより、顔料の親水性、親油性を定性
的に判断する方法をとった。
試験の結果、上記表面処理されたγ−Fe203粉末は
すべてベンゼン相中によく分散したのに対し、未処理の
γ−Fe203粉末はすべて水相にとどまっていた。
実施例2 実施例1で表面処理されたγ−Fe2O3を下記組成の
ビヒクル中に加え、ボールミルを用いて10時間ミリン
グして磁性塗料を調製した。該塗料についてツブゲージ
を用いて粗大粒子径を測定したところ4βであった。
〈塗料配合組成〉 T’−Fezo、           100重量部
可塑剤(ジオクチルフタレート)    4重量部安定
剤(液状Cd−Ba系)     05重量部添加剤(
レシチン)        2重量部なお、比較のため
にヒドロキシフェニルステアリン酸の代りにステアリン
酸を用いて実施例1と同様の方法で表面処理したγ−F
e2O3を用いて同一条件で調製した塗料の粗大粒子径
は9戸であり、表面処理を行わないγ−Fe2O3を用
いて上記同様に調製した塗料の粗大粒子径は11声であ
った。
つぎに、上記塗料をポリエステルフィルムに厚さ10/
”の層となるよう塗布し、磁場配向させてから乾燥して
磁気テープを得、このテープの磁気配向特性を調べた。
その結果、この発明により表面処理を行った7−Fe2
O3を用いて製造した磁気テープの残留磁化と飽和磁化
の比は、つまり角型比は082であった。一方、ステア
リン酸で表面処理を行ったγ−Fe2O3を用いた場合
の角型比は0、76、また表面処理を行わないγ−Fe
2O3を用いた場合の角型比は0.73であった。
以上、実施例1と2から明らかなように、この発明の表
面処理剤であるヒドロキシフェニルステアリン酸は酸化
鉄表面をきわめてよく親油性化するものであること、お
よび塗料用としてすぐれた性状を与える酸化鉄系顔料の
製造を可能とするものであることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒドロキシフェニルステアリン酸を有効成分とす
    ることを特徴とする酸化鉄系顔料の表面処理剤。
JP11148786A 1986-05-15 1986-05-15 酸化鉄系顔料の表面処理剤 Pending JPS62267368A (ja)

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JP11148786A JPS62267368A (ja) 1986-05-15 1986-05-15 酸化鉄系顔料の表面処理剤

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JP11148786A JPS62267368A (ja) 1986-05-15 1986-05-15 酸化鉄系顔料の表面処理剤

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JPS62267368A true JPS62267368A (ja) 1987-11-20

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ID=14562514

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11148786A Pending JPS62267368A (ja) 1986-05-15 1986-05-15 酸化鉄系顔料の表面処理剤

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JP (1) JPS62267368A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5849074A (en) * 1996-07-19 1998-12-15 Videojet Systems International, Inc. Method for preparing magnetic ink and dry pigment particles used therefor
US5855661A (en) * 1995-10-03 1999-01-05 Videojet Systems International, Inc. Pigment dispersion
US5865885A (en) * 1996-10-08 1999-02-02 Videojet Systems International, Inc. Hydrophilic treatment of pigments
US5922121A (en) * 1995-10-03 1999-07-13 Videojet Systems International, Inc. Hydrophobic treatment of pigments
US6179907B1 (en) 1998-05-29 2001-01-30 Marconi Data Systems Inc. Black iron oxide with improved heat stability and method of preparing same
US6235829B1 (en) 1998-07-24 2001-05-22 Marconi Data Systems Inc. Modification of chargeable pigment particles

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US6179907B1 (en) 1998-05-29 2001-01-30 Marconi Data Systems Inc. Black iron oxide with improved heat stability and method of preparing same
US6235829B1 (en) 1998-07-24 2001-05-22 Marconi Data Systems Inc. Modification of chargeable pigment particles

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