JPS62265018A

JPS62265018A - クオ−タウインド

Info

Publication number: JPS62265018A
Application number: JP10979086A
Authority: JP
Inventors: Toshikazu Futamata; 二股　敏和; Shinji Saito; 真司斉藤; Katsunori Mori; 森　克憲; Seiwa Seo; 瀬尾　聖和
Original assignee: Toyota Motor Corp; Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyota Motor Corp; Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 1986-05-14
Filing date: 1986-05-14
Publication date: 1987-11-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、平面形状略直角三角形の合成樹脂製の固定窓
板本体の車内側面の全周に、固定窓板本体から分岐して
立設されたインサート部を介してシール部材が一体結合
されている自動車用のクォータウィンドに関する。

〈従来の技術〉昨今、クォータウィンドｌは組付は性及びシール性さら
には軽量化（薄肉化）等の見地から、第５〜７図に示す
ように、クォータガラス（固定窓板本体）３の外周部全
周にシール部材５がトランスファー又は射出等により成
形され、一体結合されたものが提案されている（特開昭
５４−１０００２２号公報参照）、ここで、クォータガ
ラス３は、ガラス製、金属製又は合成樹脂製であり、シ
ール部材５は、高分子弾性材料からなり、具体的にはＥ
ＰＤＭ、ＣＲ等のゴム製又はｐｖｃ系、ポリオレフィン
系等の熱可塑性エラストマー製である。なお、通常、ク
ォータガラス３とシール部材５との間の結合性を高める
ために、クォータガラス３の外周部に予め、ポリウレタ
ン系、エポキシ樹脂系等の熱硬化性の接着剤を塗布して
おく。

上記のように成形されたクォータウィンド１は、第５壷
７図に示すように、その立辺側見に、ディビジョンパー
７を装着して、ドアフレーム９に絹付ける。ディビジョ
ンパー７はシール部材５を挟持する取付は溝部８と、リ
アドアがラス１１に装着されたスライダ１３が摺動する
ガラスラン１５を組付けるガラスラン組付は溝部１７が
背中合せで形成された略断面Ｈ字形のものである。なお
、図例中１９は装飾モールである。なお、ディビジョン
パー７は通常スチール製である。

〈発明が解決しようとする問題点〉しかし、上記構成のクォータウィンドは、下記のような
問題点を有した。

（ａ）ディビジョンパー７のガラスラン組付は溝部１７
が、並列するクォータガラス（固定窓板本体）３とリア
ドアガラス１１との外周端面間に介在する形となり、ガ
ラス−ガラス間距離が大きくなり意匠上望ましくない。

（ｂ）車体側面面−化の要請から、環状シール部材５の
クォータガラス３への引掛は厚みはできるだけ小さい方
が望ましいが、少なくともディビジョンパー７の取付は
溝部８の車外側壁８ａがクォータガラス３と干渉しない
で係合する厚みを必要とし、車体側面面−化の要請に答
え難い。なお、車外側壁８ａをクォータガラス３の車外
側面０と同一面へもってきてもよいが、ガラス−ガラス
間距離がさらに長くなり望ましくない。

く問題点を解決するための手段〉本発明者らは、上記問題点を解決するために、鋭意開発
に努力をした結果、下記構成のクォータウィンドに想到
した。

平面形状略直角三角形状の合成樹脂製の固定窓板の本体
の車内側面の全周に、固定窓板本体から分岐して立設さ
れたインサート部を介してシール部材が一体結合されて
いるクォータウィンドであって、インサート部は、固定
窓板本体の斜辺側及び立辺側に形成され、かつ、少なく
とも両辺のうち一辺における断面形状が、固定窓板本体
の外周部とともにコ字形挟持部を形成するＬ字形とされ
、さらに、コ字形挟持部の内側がシール部材で被覆され
ていることを特徴とする。

〈実施例〉以下、本発明の一実施例を、図例に基づいて説明をする
。従来例と同一部分については、同−図符号を付して説
明を省略する。

第１〜２図は本発明の一実施例を示し、それぞれ第７図
Ａ−Ａ線、Ｂ−Ｂ線各部位における横断面図である。

クォータガラス（固定窓板本体）３は、平面形状略直角
三角形の合成樹脂製（例えばメタクリル樹脂、ポリカー
ボネート等）のものである。そして、クォータガラス３
の車内側面の全周に、クォータガラス３から分岐して立
設されたインサート部２１．２１を介してシール部材２
５が一体結合されている。具体的には、インサート部２
１．２１は、それぞれ立辺側見、斜辺側ｍに形成され、
それらの断面形状が、第１〜２図に示すようにクォータ
ガラス３の外周部とともにコ字形挟持部２９．２９Ａを
形成するＬ字形とされている。そしてコ字形挟持部２９
，２９Ａはシール部材２５で完全に被覆されている。こ
こでコ字形挟持部２９１２９Ａは少なくとも内側が被覆
されておればよい。なお、底辺側ｍは、ドア本体中に差
し込まれるため、通常、インサート部は形成されない。

各インサート部２１．２１はシール部材２５との結合を
確実にするために結合孔２１ａが形成されている。また
、クォータガラス３のインサート部２１．２１の各立設
部位の車外側面には溝部３ａが形成され、クォータガラ
ス３の車外側面における°“ひけ″の発生を防止してい
る。

上記構成のクォータウィンドＩＡは、インサート部２１
．２１とともに射出等により一体成形されたクォータガ
ラス３とディビジョンパー２７とを金型内（図示しない
）にセットし、形成されたキャビティに高分子弾性材料
を注入（射出又はトランスファー）して硬化させること
により製造する。なお、ディビジョンパー２７はクォー
タウィンドＩＡ製造後、組付けてもよい。

このクォータウィンドＩＡのドアフレーム９への取付は
態様は下記の如くである。

まず、第２図に示すように、クォータウィンド１Ａの口
字形挟持部２９で、フレームフランジ９ａを挟持保合さ
せた後、底辺側ｎを押し込んで行なう、そして、後工程
で、リアドアガラス１１を組付ける場合、口字形挟持部
２９がフレームフランジ９ａを挟持して、クォータウィ
ンドＩＡは安定して組付けられているので、リアドアガ
ラスの組付は作業性が良好となる。また、Ｌ字形インサ
ート部２１とクォータガラス３とで形成される口字形挟
持部２９Ａは、ディビジョンパー２７即ちガラスラン１
５を介してリアドアガラス１１のスライダを挟持し、ク
ォータウィンドＩＡの組付は安定性が増大する。

なお、上記実施例において、クォータウィンドの立辺側
見及び斜辺側ｍのインサート部形状は、双方が１字形で
なくても一方のインサート部２３が、第３図又は第４図
に示すように、直立状であってもよい、この直立状のイ
ンサート部２３には１字形の場合と同様、シール部材２
５との結合孔２３ａが形成されている。双方を直立状に
すると、口字形挟持部がない形となり、クォータウィン
ドのドアフレームに対する組付は安定性に劣る。

なお、インサート部２１．２３は、辺全長に連続的に形
成する必要はなく、必要な保持力が得られれば、不連続
的に形成してもよい、また、口字形挟持部２９はシール
部材２５で完全に被覆されているので、挟持されるドア
フレームフランジ９ａやディビジョンバー２７が、クォ
ータガラス３と直接干渉して、異音が発生したり、クォ
ータガラス３を損傷するおそれもない。

〈発明の作用争効果〉本発明のクォータウィンドは、上記の如く、平面形状略
直角三角形の合成樹脂製の固定窓板本体の車内側全周に
、固定窓板本体から分岐して立設されたインサート部を
介してシート部材が一体結合されており、インサート部
は、固定窓板本体の立辺側及び斜辺側に形成され、かつ
、少なくとも両辺のうち一辺における断面形状が、固定
窓板本体の外周部とともに口字形挟持部を形成する１字
形とされ、さらに、口字形挟持部の内側がシール部材で
被覆されているため、下記のような作用効果を奏する。

（ａ）シール部材を固定窓板の車内側面で保持すること
ができ、車体側面面−化の要請に十分答えることができ
るとともに、ディビジョンバーも固定窓板の車内側面に
セット可能となるため、従来に比してガラス−ガラス間
距離を小さくできる。

（ｂ）クォータウィンドをドアフレームに組み付けるに
際し、立辺側又は斜辺側の少なくともどちらか一方がフ
レームフランジ又はリアドアガラスのスライダを挟持し
た形となり、クォータウィンドの組付は安定性が増大す
る。

なお、実開昭５７−１９９１２２号公報において、固定
窓板車体（クォータガラス）の車内側全周に、固定窓板
車体から分岐して立設された断面り字形のインサート部
を介してシール部材か一体結合されたクォータウィンド
が開示されているが、このクォータウィンドの場合、１
字形が口字形挟持部を形成するものではなく、単にシー
ル部材との結合性を車内側にて実現させるためのもので
あり、フレームフランジ（車体フランジ）を挟持する形
とはならず、本発明の上記（ｂ）の効果を奏し得ないこ
とは勿論、ディビジョンバーの車内側面へのセットは、
ディビジョンバーが１字形の先端部と干渉して困難を伴
なうと指定され、本発明の上記（ａ）のガラス−ガラス
間距離の狭小化の効果も奏し難い。

【図面の簡単な説明】

第１〜４図は本発明を示し、第１図はクォータウィンド
の一例ｉこおける第７図Ａ−Ａ線部位の断面図、第２図
は同じく第７図Ｂ−Ｂ線部位の断面図、第３図は第１図
の別態様を示す断面図、第４図は第２図の別態様を示す
断面図、第５図は従来のクォータウィンドの一例におけ
る第７図Ａ−Ａ線部位の断面図、第６図は同じく第７図
Ｂ−Ｂ線部位の断面図、第７図はクォータウィンドを有
するリアドアの全体図である。１、ＩＡ・・・クォータウィンド、３・・・固定窓本体（クォータガラス）、５・・・シー
ル部材、９・・・ドアフレーム、ｌＯ− ２１・・・Ｌ字形インサート部、２３・・・直立状インサート部、２５・・・シール部材、２９．２９Ａ・・・コ字形挟持部、交・・・クォータウィンド立辺側、ｍ・・・同斜辺側、ｎ・・・同底辺側。特　　許　　出　　願　　人豊田合成株式会社トヨタ自動車株式会社第１図第　　２　図ＬＳＪ　　　　　ｔｖ

Claims

【特許請求の範囲】平面形状略直角三角形の合成樹脂製の固定窓板本体の車
内側面の全周に、該固定窓板本体から分岐して立設され
たインサート部を介してシール部材が一体結合されてい
るクオータウインドであって、前記インサート部は、前記固定窓板本体の立辺側及び斜
辺側に形成され、かつ、少なくとも両辺のうちの一辺に
おける断面形状が、前記固定窓板本体の外周部とともに
コ字形挟持部を形成するＬ字形とされ、さらに、該コ字
形挟持部の内側が前記シール部材で被覆されていること
、を特徴とするクオータウインド。