JPS62264965A - ドツト式プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はドツト式プリンタに関する。

［従来の技術］ ドツト式プリンタのヘッドは例えば第５図に１ドツトに
ついて示すようにヨーク１に形成されたコア２にコイル
３を巻装してソレノイドを構成するとともに、そのヨー
ク１のコア２よりも内側にポール４を突設し、そのポー
ル４にアマチュア５の中央部を貫通させ、そのアマチュ
ア５の一端下部がコイル３への通電時コア２に吸引され
るようになっている。ポール４の先端部はヨーク１の外
縁部に固定されるガイドホルダー６の内側に嵌合されて
いる。

またアマチュア５の一端上方にはガイドホルダー６の内
側に固定されたストッパーフィルム７が設けられている
。

一方、アマチュア５の他端上部とガイドホルダー６の内
側とにはスプリング８が取付けられ、また他端下部とヨ
ーク１との間にはストッパー９が設けられている。この
アマチュア５の他端先端部にはドツトピンを構成するニ
ードル１０の先端をガイドホルダー６の筒部６ａを介し
てそのガイドホルダー６の先端に取付けられたニードル
ガイド１１から外に突出可能になっている。

前記アマチュア５は非印字時にはその他端側かスプリン
グ８によってストッパー９に押圧され、その一端側がス
トッパーフィルム７に当接されている。この状態でコイ
ル３への通電を行なうとコア２によってアマチュア５の
一端側が吸引され、そのアマチュア５の他端側かスプリ
ング８の押圧力に抗してそのスプリング８を圧縮し、ニ
ードル１０の先端がニードルガイド１１から外側に大き
く突出して印字動作を行なう。

このようなものにおいてはアマチュア５の動作をスムー
ズにするためにポール４との間に潤滑油イが使用されて
いる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしこのようなプリンタでは印字動作時などに油イが
流出してストッパーフィルム７に付着することかある。

そしてこの状態で印字しない状態がしばらく続くと油の
粘着性が大きくなり、このためアマチュア５とストッパ
ーフィルム７とが油の粘着によりて離れにくくなる問題
が発生する。

そしてこのような問題が発生している状態で印字を開始
することがあるとニードル１０の動きが悪くなり、ニー
ドル１０の先端がインクリボンを介して用紙に充分に当
接しない状態、いわゆるド・ント抜けが生じて良好な印
字ができなくなる問題があった。

この発明はこの問題を解決するために為されたもので、
印字動作と次の印字動作との時間間隔があくことがあっ
ても常に良好な印字動作ができるドツト式プリンタを提
供しようとするものである・。

［問題点を解決するための手段］ この発明は、ソレノイドへ通電することにより複数のド
ツトピンを選択的に進退動作させインクリボンを介して
ドツト印字を行なうプリンタにおいて、通常印字におい
てソレノイドに通電される時間よりも短い通電時間をウ
オームアツプタイマーにセットし、印字開始判断手段が
印字の開始を判断したときそのタイマーにセットされた
通電時間に基いてソレノイドを予め設定された所定回数
通電制御して全てのドツトピンを進退動作させ、この進
退動作後に印字動作を開始するものである。

［作用］ このような構成の本発明においては印字動作を開始する
直前にソレノイドに対して通常の印字動作時に通電する
時間よりも短い時間通電を行なって全てのドツトピンを
インクリボンに到達しない程度に進退動作させ、これを
所定回くり返し行なって油の粘着性を弱め、その後通常
の印字動作を開始する。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は回路構成を示すブロック図で、２１は制御部本
体を構成するＣＰＵ　（中央処理装置）、２２は前記Ｃ
ＰＵ２１が各部を制御するためのプログラムデータやド
ツトパターンデータなどが格納されたＲＯＭ　（リード
・オンリー・メモリ）、２３は第２図に示すように印字
データを格納する印字バッファ２３１、ヘッドウオーム
アツプ時に通電回数がセットされる通電回数バッファ２
３２、ヘッドウオームアツプ時にホールド時間がセット
されるホールドタイマー２３３、ヘッドウオームアツプ
時に通電時間がセットされるウオームアツプタイマー２
３４及びヘッドウオームアツプフラグ２３５などが設け
られたＲＡＭ　（ランダム・アクセス・メモリ）、２４
．２５はＩ１０ポートである。

前記ＣＰＵ２１とＲＯＭ２２、ＲＡＭ２３、各Ｉ１０ポ
ート２４．２５とはパスライン２６を介して接続されて
いる。

２７はドツトヘッドを搭載したキャリアがホームポジシ
ョンに位置するのを検出するヘッドセンサーで、このヘ
ッドセンサー２７からの信号ヲ増幅器２８で増幅して前
記Ｉ１０ポート２４に入力している。２９はキャリアを
移動制御するキャリアモータ３０を駆動制御するキャリ
ア駆動回路、＝　６− ３１はドツトヘッド３２を駆動するヘッド駆動回路で、
これらは前記Ｉ１０ボート２５に接続されている。

前記ドツトヘッド３２には複数のドツトピン（ニードル
）が設けられ、かつこの各ドツトピンと１対１に対応し
て第５図に示すようにそのドツトピンを外部へ突出させ
るためのソレノイド（コア２、コイル３）が設けられて
いる。

前記ＣＰＵ２１はＲＯＭ２２のプログラムデータによっ
て第３図に示す処理を行なう。すなわち、ＲＡＭ２３の
印字バッファ２３１に例えば１行分の印字データが格納
されると印字開始を判断する。

（この部分は印字開始判断手段を構成している。）この
印字開始が判断されると、ＲＡＭ２３のへラドウオーム
アツプフラグ２３５をセットし、キャリアモータ３０の
ホールド処理を行なう。この処理はＲＡＭ２３のホール
ドタイマー２３３にホールド時間をセットし、キャリア
モータ３０に前の状態の励磁相をＩ１０ボート２５を介
して通電して行なう。モしてヘッドウオームアツプフラ
グ２３５がセットされているか否かをチェックし、セッ
トされていれば第４図に示すヘッドウオームアツプ処理
を行ない、またセットされていなければこの処理をパス
する。

その後ホールドタイマー２３３にセットした時間が経過
するとキャリアモータ３０をスローアップさせて印字バ
ッファ２３１に格納されている印字データの印字動作を
行なう。そしてこの印字動作が終了するとキャリアモー
タ３０をスローダウンさせてヘッドウオームアツプフラ
グ２３５をリセットし、さらにキャリアモータ３０の通
電を解除して終了する。

第４図に示すヘッドウオームアツプ処理は、先ずＲＡＭ
２３の通電回数バッファ２３２に予め設定されたウオー
ムアツプ時の通電回数をセットする。次にＲＡＭ２３の
ウオームアツプタイマー２３４にウオームアツプ時の通
電時間をセットする。この通電時間はソレノイドが通電
されてもドツトピンがその進退動作によってインクリボ
ンまで到達しない程度の比較的短い時間になっている。

続いて各ソレノイドへの通電を開始して全てのドツトピ
ンを突出動作させる。モしてウオームアツプタイマー２
３４にセットした時間が経過するのをチェックし、その
時間が経過すると各ソレノイドへの通電を停止させ全て
のドツトピンを後退させる。そして通電回数バッファ２
３２の内容ヲ−１して同様の動作をくり返し行なう。

このくり返し動作は通電回数バッファ２３２の内容がゼ
ロになると終了しヘッドウオームアツプ処理が終了する
。

このような構成の本実施例においては、印字バッファ２
３１に１行分の印字データが格納されるとその印字デー
タの印字を開始する前にヘッドウオームアツプフラグ２
３５をセットしてキャリアモータ３０のホールド処理を
先ず行なう。このホールド処理はホールドタイマー２３
３にホールド時間をセットしその時間だけ行なう。そし
てこのホールド処理においてへラドウオームアツプ処理
を行なう。

このヘッドウオームアツプ処理は通電回数バラコア２３
２に通電回数をセットし、かつウオームアツプタイマー
２３４にウオームアツプのための通電時間をセットして
開始される。そしてドツトピンを動作させる全てのソレ
ノイドにウオームアツプタイマー２３４にセットされた
時間だけ通電し全てのドツトピンを進退動作させる。こ
のとき各ドツトピンはインクリボンまで到達しない程度
まで突出される。そしてこの全てのドツトピンの進退動
作がセットされた通電回数分くり返し行われるとヘッド
ウオームアツプ処理が終了する。その後ホールドタイマ
ー２３３のセット時間が経過するとキャリアモータ３０
のホールド状態が解除されるとともに印字動作のための
通電が開始され゛スローアップ動作するようになる。

そしてキャリアモータ３０の動作とともに印字バッファ
２３．の印字データに基いて各ソレノイドが選択的に通
電されドツトピンが選択的に進退動作して印字動作が行
われる。このときのソレノイドへの通電時間はドツトピ
ンがインクリボンを介してプラテンに到達するに充分な
時間となる。

−１０＝ そして１行分の印字が終了するとキャリアモータ３０が
スローダウンして停止される。このときへラドウオーム
アツプフラグ２３５がリセットされて次の行の印字に待
機するようになる。

このように印字データの印字動作を開始する前にウオー
ムアツプ動作によって全てのドツトピンをインクリボン
に到達しない程度に所定回数進退動作するので、たとえ
印字動作中に潤滑油イが流出して第５図に示すアマチュ
ア５とストッパーフィルム７との間に付着し、その状態
のまま次の印字動作がしばらく行われない場合が発生し
て油の粘着性が大きくなってもこのウオームアツプ動作
によって潤滑油イの粘着性が確実に弱められることにな
る。従ってその後の印字動作時においてはドツトピン（
ニードル）の動きがスムーズになりドツト抜けのない、
また印字が薄くなることもない良好な印字ができること
になる。

しかもウオームアツプ動作ではドツトピンはインクリボ
ンまで到達しないのでこの動作によってインクリボンが
無駄に使用される虞れはない。

［発明の効果］ 以上詳述したようにこの発明によれば、印字動作と次の
印字動作との時間間隔があくことがあっても常に良好な
印字動作ができるドツト式プリンタを提供できるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図はこの発明の実施例を示すもので、第１
図はブロック図、第２図はＲＡＭの主なメモリ構成を示
す図、第３図はＣＰＵによるメイン処理を示す流れ図、
第４図は第３図におけるヘッドウオームアツプ処理を示
す流れ図、第５図はドツトヘッドの構成を示す部分断面
図である。 ３・・・コイル、１０・・・ニードル（ドツトピン）、
２１・・・ＣＰＵ　（中央処理装置）、２２・・・ＲＯ
Ｍ（リード−オンリー中メモリ）、２３・・・ＲＡＭ（
ランダム・アクセス・メモリ）、２３□・・・印字バッ
ファ、２３２・・・通電回数バッファ、２３４・・・ウ
オームアツプタイマー、３２・・・ドツトヘッド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ソレノイドへ通電することにより複数のドットピンを選
   択的に進退動作させインクリボンを介してドット印字を
   行なうドット式プリンタにおいて、通常印字において前
   記ソレノイドに通電される時間よりも短い通電時間がセ
   ットされるウォームアップタイマーと、印字の開始を判
   断する印字開始判断手段と、この判断手段によって印字
   の開始が判断されたとき前記タイマーにセットされる通
   電時間に基いて前記ソレノイドを予め設定された所定回
   数通電制御し全てのドットピンを進退動作させるヘッド
   ウォームアップ手段を設け、このヘッドウォームアップ
   手段によるドットピンの動作後に印字動作を開始するこ
   とを特徴とするドット式プリンタ。