JP2543952B2 - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JP2543952B2
JP2543952B2 JP63140111A JP14011188A JP2543952B2 JP 2543952 B2 JP2543952 B2 JP 2543952B2 JP 63140111 A JP63140111 A JP 63140111A JP 14011188 A JP14011188 A JP 14011188A JP 2543952 B2 JP2543952 B2 JP 2543952B2
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二郎 田沼
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed

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  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印字ヘッドによりドット印字を行うプリン
タ装置に関し、特に、印字ヘッドの温度に応じた印字動
作の制御に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、この種のプリンタ装置においては、印字ヘ
ッドによる連続印字を実行したときに印字ヘッドの温度
が上昇して、駆動コイルやその他の構成部品が熱により
劣化したり、破損することがあった。これを防止するた
め、印字ヘッドの内部に温度検知手段を備え、この出力
信号により印字動作を停止させたり、又は単位時間当た
りの印字数を減らす等の制御がなされている。
第2図は従来より使用されている一般的な印字ヘッド
1の構成を示す断面図である。同図において、2はワイ
ヤドットヘッド1内に複数本備えられた印字ワイヤ(図
では2本のみを示す)、3はガイド孔3aを有する前面カ
バー、4は印字ワイヤ2を支持するアーマチュア、5は
アーマチュア4を支持する板ばねである。一方、6はベ
ース板、7はコア7a外周にコイル7bを巻装させた電磁
石、8は台板、9は永久磁石、10はスペーサ、11はヨー
ク、12はクランプである。
そして、クランプ12は、ベース板6、台板8、永久磁
石9、スペーサ10、板ばね5、ヨーク11、前面カバー3
を順に積層させて一体とした状態で、これら各構成を挟
圧保持している。
また、板ばね5の自由端5a側にはアーマチュア4が支
持され、このアーマチュア4の先端部4aには1本の印字
ワイヤ2の基部2aが固着されている。そして、印字ワイ
ヤ2の先端部は前面カバー3のガイド孔3aに案内されて
印字用紙(図示せず)の所定位置に衝突するように構成
されている。
上記構成では、電磁石7のコイル7bに通電していない
時には、永久磁石9から台板8、コア7a、アーマチュア
4を固着した板ばね5、ヨーク11及びスペーサ10を通り
永久磁石9に戻る磁気回路により、板ばね5がコア7aに
吸引されている。一方、コイル7bに通電した時には、電
磁石7の磁束で永久磁石9の磁束を打ち消して、板ばね
5をコア7aの吸引力から解放し、板ばね5の弾性復元力
によって前面カバー3側(図中上方向)に移動させる。
この時、アーマチュア4に備えられた印字ワイヤ2は前
面カバー3側に移動し、その先端部がガイド孔3aから突
出し、インクリボンを介して印字用紙に衝突し印字を行
う。
また、13は温度を検出するためのサーミスタ、14は充
填剤、15はコイル7bの駆動電流の供給やサーミスタ13の
検出信号の伝送のためのプリント配線基板である。
上記構成において印字を行うと、コイル7bが発熱し、
この熱はコア7aや充填剤14に伝達されて放熱される。こ
のとき、充填剤14内に備えられているサーミスタ13は温
度上昇に応じてその出力抵抗値を減少させる。ここで、
第3図はサーミスタ13の温度とその出力抵抗値の関係を
示すグラフである。
また、第4図は上記印字ヘッド1を装備するプリンタ
装置に備えられた検出回路を示し、サーミスタ13の温度
が一定の温度を越えると、コンパレータ20の出力S1が反
転し、この信号S1により制御部(図示せず)ではこの時
点の温度を判断し、予めプログラムされたシーケンスで
印字動作を実行させる。第5図はこの印字動作を示すフ
ローチャートであり、ステップ1で検出温度Sが設定温
度S2を越えたか否かをかを判断し、設定温度S2を越えた
場合にはステップ2に移り印字動作を停止させる。ステ
ップ1で検出温度Sが設定温度S2以下の場合には、ステ
ップ3に移り通常印字を実行する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記構成においては、印字に際して発
熱するコイル7bと、サーミスタ13との位置は離れてお
り、コイル7bの温度上昇が急激な場合には、サーミスタ
13に熱が伝達するまでの時間遅れにより、サーミスタの
検知温度とコイル7bの実際の温度との間に差が生じ、こ
のため次に示すような問題が生じていた。
第6図はサーミスタ13がある設定温度S2を越えたとき
に、印字を停止させる制御を行った場合のコイル7b温度
(破線)とサーミスタ13の検知温度(実線)の変化を示
すグラフである。
同図に示されるように、印字開始直後には、サーミス
タが設定温度S2を検知するまで(時刻T1まで)印字が連
続して実行され、サーミスタ13が設定温度S2を越えたと
き印字を停止する。
ところが、印字開始直後には、印字ヘッド1自体が暖
まっていないので、コイル7b温度とサーミスタ13の検知
温度の差は大きく、サーミスタ13が設定温度S2を検知し
たときにコイル7bは温度S3まで上昇している。
この後、印字が停止すると放熱によりコイル7b温度は
低下し、これに追従してサーミスタ13の検知温度も低下
する。サーミスタ13の検知温度が設定温度S2以下になる
と(時刻T2)、再び印字動作を実行する。このように、
時刻T3で印字停止、時刻T4で印字開始をし、このような
動作を繰返してコイル温度を最大S4程度に安定させる。
しかし、この場合には、印字開始直後に到達する最高
温度S3がコイル7bの耐熱温度以下になるよう設定温度S2
を低く設定しなければならず、このため印字停止時間が
長くなって、印字速度が低下するという問題があった。
また、印字速度を上げるためコイル等の耐熱性を高めよ
うとすると、価格が高くなり、また製造上の困難さも増
すという問題が生じていた。
また、第7図は印字開始直後に到達するコイル7bの最
高温度S3を低く抑えるために、SLとSHの2段階の設定値
により制御を行った場合のコイル温度変化を示すグラフ
である。この場合には、印字開始直後には、サーミスタ
13が低い設定温度SLを検知するまで(時刻T10まで)は
両方向印字を行い、設定温度SLを検知した後は(時刻T
10からT11までの間)片方向印字を行い、サーミスタ13
が設定温度SHを越えた時点T11からは印字を停止させ
る。また、サーミスタ13が設定温度SH以下を検知したと
きには、再び片方向印字を実行する。
しかし、この場合であっても、最高温度がコイルの耐
熱温度以下にするため設定温度SHをコイルの耐熱温度に
対してかなり低い温度に設定しなければならなかった。
そのため、さほど高密でない印字データであっても、検
知温度が設定温度SHに達することになり、印字動作が片
方向印字や停止が多くなり、印字速度が遅い問題を解決
することはできなかった。
そこで、本発明は上記したような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、印字開始時のサーミスタの検知温度とコイルの実際
の温度との差を小さくし、サーミスタがコイルの実際の
温度を正確に測れるようにし、印字ヘッドをできるだけ
停止したり、低速に駆動したりせずに制御することによ
って、コイル温度が耐熱温度を越えることによる部品の
劣化を防止しつつ、スループットの向上を図ることがで
きるプリンタ装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るプリンタ装置は、印字ヘッドと、上記印
字ヘッドを駆動させる駆動手段と、上記印字ヘッドに備
えられる温度検知手段と、第一の設定温度と、該第一の
設定温度より高い第二の設定温度の2段階の設定値と、
上記温度検知手段の検知温度とに基づいて、上記印字ヘ
ッドの駆動を制御する制御手段を有し、印字を開始して
から上記温度検知手段の検知温度が上記第一の設定温度
に達するまでの間では、上記印字ヘッドを比較的高速駆
動させ、上記温度検知手段の検知温度が上記第一の設定
温度を越えてから上記第二の設定温度に達するまでの間
では、上記第一の設定温度を越えた直後の第一の所定時
間だけ上記印字ヘッドを比較的低速駆動させ、この後上
記印字ヘッドを比較的高速駆動させ、上記温度検知手段
の検知温度が上記第二の設定温度を越えたときには、上
記印字ヘッドの駆動を停止させる制御を行うことを特徴
としている。
また、上記制御手段は、印字開始後初めて上記温度検
出手段の検知温度が上記第一の設定温度を越えてから上
記第一の所定時間内において、上記温度検出手段の検知
温度が上記第一の設定温度以下に下がったときには、上
記印字ヘッドを比較的低速駆動から比較的高速駆動に変
え、この比較的高速駆動のときであって、印字開始後初
めて上記温度検出手段の検知温度が上記第一の設定温度
を越えてから第二の所定時間内に、上記温度検知手段の
検知温度が上記第一の設定温度を再び越えたときには、
そのまま比較的高速駆動を継続する制御を行うことを特
徴としている。
〔作 用〕
本発明においては、制御手段は基本となる3つの温度
範囲に対応して異なる駆動モードを有している。
第一は、印字が開始してから温度検知手段の検知温度
が第一の設定温度に達するまでの間(低温度領域)であ
り、この間は印字ヘッドを高速駆動(例えば、通常の両
方向印字)を実行させる。
第二は、温度検知手段の検知温度が第一の設定温度を
越えてから第二の設定温度に達するまでの間(中間温度
領域)であり、この間には、第一の設定温度を越えた後
の第一の所定時間だけ(例えばタイマを動作させ)印字
ヘッドを低速駆動させ、これ以降は印字ヘッドを高速駆
動させる。
第三は、温度検知手段の検知温度が第二の設定温度を
越えたとき(高温度領域)であり、このときは印字ヘッ
ドを停止させる。
低温度領域で高速駆動させ、温度検知手段の検知温度
が第一の設定温度を越えて中間温度領域になったときに
は低速駆動にするのは、印字ヘッドの実際の温度と温度
検知手段の検知温度との差が特に大きくなりやすい印字
開始直後に、印字ヘッドの実際の温度と温度検知手段の
検知温度との差をできるだけ小さくすることによって、
第二の設定温度をできるだけ印字コイルの耐熱温度に近
付ける(できるだけ高く設定)ことを可能にし、印字停
止時間を減少させ、スループットを向上させるためであ
る。
温度検知手段の検知温度が第一の設定温度を越えて中
間温度領域になったときには低速駆動にする時間を第一
の所定時間に限るのは、必要以上に低速駆動の時間を増
やすことは、スループットの向上を阻むからである。
また、本発明の他の態様においては、温度検知手段の
検知温度が第一の設定温度を越えて第一の所定時間低速
駆動となっている間(中間温度領域)に、温度検知手段
の検知温度が第一の設定温度以下に下がったときには、
印字ヘッドを低速駆動から高速駆動に変え、この高速駆
動の間であって第二の所定時間内に検知温度が第一の設
定温度を再び越えたときには、そのまま高速駆動を継続
するようにしている。
このように温度検知手段の検知温度が第一の設定温度
を越えて第一の所定時間低速駆動となっている間に、温
度検知手段の検知温度が第一の設定温度以下に下がる場
合は、印字データが低密度な場合であると考えられる。
従って、温度検知手段の検知温度が第一の設定温度以下
に下がったときには、印字ヘッドを低速駆動から高速駆
動に変え、この高速駆動の間であって第二の所定時間内
に検知温度が第一の設定温度を再び越えたときには、そ
のまま高速駆動を継続させても、印字コイルの実際の温
度が耐熱温度を越えることはなく、高速駆動を継続させ
ることによって、スループットの向上を図ることができ
る。
〔実施例〕
以下に、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明に係るプリンタ装置の制御系の構成を
示すブロック図、第8図は本実施例の動作を示すフロー
チャート、第9図はサーミスタの検知信号と検知レベル
とを比較する検出回路の回路図である。
図1において、21はプリンタ装置の動作を制御する制
御回路(制御手段)、21aはタイマ、22は駆動コイル7b
に駆動電流を流しドット印字ヘッド1を駆動させる駆動
回路(駆動手段)、13はサーミスタである。尚、本実施
例の印字ヘッド1の構成は従来例の説明において引用し
た第2図の場合と同一である。
ここで、制御回路21は2つの検知レベル(第一の設定
温度と、第一の設定温度より高い第二の設定温度)SL,S
Hを検出する検出回路30を有している。
そして、制御回路21は、印字を開始してからサーミス
タ13の検知温度が検知レベルSLに達するまでの間(低温
度領域L)では、印字ヘッド1を通常印字(高速駆動)
させる。
サーミスタ13の検知温度が検知レベルSLを越えたとき
(中間温度領域)では所定時間だけ印字ヘッド1を低減
印字(低速駆動)させ、この後印字ヘッド1を通常印字
させる。
サーミスタ13の検知温度が検知レベルSHを越えたとき
には(高温度領域)、印字ヘッド1を停止させる制御を
行う。
また、サーミスタ13の検知温度が検知レベルSLを越え
てから検知レベルSHに達するまでの間の上記所定時間内
(中間温度領域M)において、サーミスタ13の検知温度
が検知レベルSL以下に下がったときには、印字ヘッド1
を低減印字から通常印字に変えるが、この通常印字のと
きであって、上記所定時間内に、サーミスタ13の検知温
度が検知レベルSLを再び越えたときには、そのまま通常
印字を継続する制御を行う。
第10図乃至第13図はコイル温度とサーミスタの検知温
度の変化を示すグラフであり、第10図は高密度印字の場
合、第11図は第10図より印字密度の低い場合、第12図は
第11図より印字密度の低い場合、第13図は途中で一旦印
字を休止し再び印字を開始した場合を示す。
上記構成の動作を第8図及び、第10図乃至第13図に基
づいてさらに詳細に説明する。
先ず、印字が開始されると、ステップ11でサーミスタ
13の検知温度Sが検知レベルSLを越えたか否かを判断す
る。検知温度Sが検知レベルSL以下のときには(第10図
乃至第13図の範囲A)、判断はNoとなり、ステップ12に
移り、温度範囲Rを低レベルLとしてステップ13に移
り、印字速度の速い通常印字を実行させる。
ステップ11で、検知温度Sが検知レベルSLを越えたと
きには、判断はYesとなり、ステップ14に移る。ステッ
プ14では、検知温度Sが検知レベルSHを越えたか否かを
判断する。検知温度Sが検知レベルSH以下のときには、
判断はNoとなり、ステップ15に移る。ステップ15では、
温度範囲Rが低温度領域Lか否かを判断し、低温度領域
Lでないときには判断がNoとなりステップ16に移る。ス
テップ16に移るとタイマが動作して、タイマ経過時間TM
が設定時間TM1になるまでの間(第10図及び第11図の時
間TM1)は、ステップ23に移り、低減印字を実行する。
タイマ経過時間TMが設定時間TM1を過ぎると、ステップ1
7に移り、通常印字を実行する。
また、ステップ15で、温度範囲Rが低温度領域Lの場
合、即ち、一旦検出レベルSLを越えた後に検出レベルSL
以下に下がった場合(第12図及び第13図)には、判断が
Yesとなりステップ18に移る。ステップ18ではタイマ経
過時間TMが設定時間TM2を過ぎるているか否かを判断
し、設定時間TM2内のときには、判断がNoとなりステッ
プ19に移り、通常印字を実行させる。
ステップ18で設定時間TM2を過ぎた場合、判断はYesに
なり(第13図)、ステップ20で温度範囲Rを中間温度領
域Mにして、ステップ21に移り、低減印字を実行させ
る。
また、ステップ14で判断がYesのときには、ステップ2
3で温度範囲Rを高温度領域Hにして、ステップ24で印
字を停止させる。
ここで、設定時間TM1は、最大印字密度において、低
減印字を実行した場合に、温度がSLからSHに達するまで
の時間に設定し、設定時間TM2はTM1の3〜4倍程度の値
に設定すると、低密度印字の場合において、一旦低レベ
ルLに下がった温度が設定時間TM2の間に温度SL以上に
復帰でき、平均印字速度を低下させることなく、効率よ
く印字を実行できる。
具体的には、SL=90℃、SH=120℃、TM1=45秒、TM2
=120秒とし、低減率はキャラクタ印字の場合には約1/
2、グラフィック印字の場合には約1/3としている。
また、第9図は2段の検出レベルを検出する検出回路
であり、抵抗33と34との比電圧と、抵抗31とCPUからの
出力S10を伝える抵抗32とサーミスタ13とにより決定さ
れる電圧とをコンパレータ35で比較し信号S11を出力す
る。信号S10は低出力時は温度検出レベルSLに対応し、
信号S10は高出力時には温度検出レベルSHに対応してい
る。
以上述べたように、本実施例では、検知レベルを2段
とし、低い検知レベルSLを越えたときに、所定時間だけ
低減印字に切り替えるので、印字開始直後に到達する最
高温度を低く設定することができる。また、所定時間経
過後に低減印字から通常印字に切り替え、高い検知レベ
ルSHで印字速度を制御するので、印字を駆動コイルの耐
熱温度に近い高温で実行させることができ、よって印字
速度を速くすることができる。
さらに、サーミスタ13の検知温度が低い検知レベルを
越えて所定時間低減印字となっている間に、検知温度が
低い検知レベル以下に下がったときには、印字ヘッドを
低減印字から通常印字に変え、この通常印字の間であっ
て上記所定時間内に検知温度が低い検知レベルを再び越
えたときには、そのまま通常印字を継続するようにして
いる。よって、印字データが低密度な印字の場合であっ
て、低減印字状態では温度が低下するような場合に、不
必要に低速な印字を実行させずに通常駆動で印字を実行
させることがなく、印字速度を速くすることができる。
尚、上記実施例ではタイマを使用して駆動を制御して
いる場合について説明したが、印字ライン数等の情報を
利用してもよく、また、温度検出レベルSHに達した後、
直ぐに印字を停止させずに、所定回数の印字を実行した
後に停止させるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、請求項1に記載された発明によ
れば、温度検知手段の検知温度が第一の設定温度を越え
た直後の第一の所定時間だけ印字ヘッドを比較的低速駆
動させることによって、印字ヘッドの実際の温度と温度
検知手段の検知温度との差が特に大きくなる印字開始直
後において、印字ヘッドの実際の温度と温度検知手段の
検知温度との差をできるだけ小さくすることができる。
このため、第二の設定温度をできるだけ印字コイルの耐
熱温度に近付けること(即ち、高くすること)が可能に
なり、検知温度が第二の設定温度を越えたときの印字停
止の時間を減少させることができるので、スループット
の向上を図ることができる。また、温度検知手段の検知
温度が第一の設定温度を越えて低速駆動にする時間を第
一の所定時間に限り、必要以上に低速駆動の時間を増や
さないことによって、スループットの向上を図ることが
できるという効果が得られる。
また、請求項2に記載された発明によれば、温度検知
手段の検知温度が第一の設定温度以下に下がったときに
は、印字デューティが低い印字パターンを印字してお
り、急激に印字ヘッドの温度が上昇しないものと判断で
きるので、第二の所定時間内に検知温度が第一の設定温
度を再び越えたときにそのまま高速駆動を継続させて
も、印字コイルの実際の温度が耐熱温度を越えることは
なく、また、高速駆動を継続させることによって、スル
ープットの向上を図ることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るプリンタ装置の制御系のブロック
図、 第2図は従来例及び本実施例のドット印字プリンタの構
成を示す断面図、 第3図はサーミスタの温度対抵抗値特性を示すグラフ、 第4図は従来の検出回路の回路図、 第5図は従来例の動作を示すフローチャート、 第6図は従来例の動作を示すグラフ、 第7図は他の従来例の動作を示すグラフ、 第8図は本実施例の動作を示すフローチャート、 第9図は本実施例の検出回路の回路図、 第10図乃至第13図は本実施例の動作を示すグラフであ
り、 第10図は高密度印字の場合、第11図は第10図より印字密
度の低い場合、第12図は第11図より印字密度の低い場
合、第13図は途中で一端印字を休止した場合を示す。 1……印字ヘッド、7b……駆動コイル、13……サーミス
タ、21……制御回路(制御手段)、22……駆動回路(駆
動手段)、30……検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 智裕 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−69468(JP,A) 特開 昭61−284470(JP,A) 特開 昭62−152868(JP,A) 特開 昭63−260461(JP,A) 特開 昭62−244655(JP,A) 特開 昭63−224964(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッドと、 上記印字ヘッドを駆動させる駆動手段と、 上記印字ヘッドに備えられる温度検知手段と、 第一の設定温度と、該第一の設定温度より高い第二の設
    定温度の2段階の設定値と、上記温度検知手段の検知温
    度とに基づいて、上記印字ヘッドの駆動を制御する制御
    手段を有するプリンタ装置において、 印字を開始してから上記温度検知手段の検知温度が上記
    第一の設定温度に達するまでの間では、上記印字ヘッド
    を比較的高速駆動させ、 上記温度検知手段の検知温度が上記第一の設定温度を越
    えてから上記第二の設定温度に達するまでの間では、上
    記第一の設定温度を越えた直後の第一の所定時間だけ上
    記印字ヘッドを比較的低速駆動させ、この後上記印字ヘ
    ッドを比較的高速駆動させ、 上記温度検知手段の検知温度が上記第二の設定温度を越
    えたときには、上記印字ヘッドの駆動を停止させる制御
    を行うことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段が、 印字開始後初めて上記温度検出手段の検知温度が上記第
    一の設定温度を越えてから上記第一の所定時間内におい
    て、上記温度検出手段の検知温度が上記第一の設定温度
    以下に下がったときには、上記印字ヘッドを比較的低速
    駆動から比較的高速駆動に変え、 この比較的高速駆動のときであって、印字開始後初めて
    上記温度検出手段の検知温度が上記第一の設定温度を越
    えてから第二の所定時間内に、上記温度検知手段の検知
    温度が上記第一の設定温度を再び越えたときには、その
    まま比較的高速駆動を継続する制御を行うことを特徴と
    する請求項1記載のプリンタ装置。
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