JPS62264866A - ドレツシング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は研削砥石、特にダイヤモンド砥石、ＣＢＮ砥石
などの超微粒砥粒研削砥石のドレッシングに好適なドレ
ッシング装置に関するものである。

〔発明の背景〕

ダイヤモンド砥石やＣＢＮ砥石などの超微粒砥粒研削砥
石（以下、超微粒研削砥石という）のドレッシングには
、従来、Ａ系砥石やＣ系砥石（以下、普通砥石という）
のスティックを上記超微粒研削砥石に押し付けたり、超
微粒研削砥石で上記普通砥石のブロックを研削して行な
う方法があった。また、特公昭５８−５２７８８〜５２
７９１号公報にみられるように、回転する超微粒研削砥
石と、これに近接して回転するロールとの間に遊離砥粒
を混入した研削液を供給し、超微粒研削砥石をドレッシ
ングする方法もあった。

しかしながらこれらのドレッシング方法では、ドレッシ
ングする量を、ドレッシング用砥石（これをドレス砥石
という。上述例では普通砥石を指す）の消耗速度や被ド
レス研削砥石（上述例では超微粒研削砥石を指す）のド
レッシング面の状態の１ｌｌｌ！察など、作業者の経験
や勘に頼って決めているため、ドレッシングされた研削
砥石の切れ味が一定しないばかりか、作業時間も長くな
るという問題点があった。また、必要以上にドレッシン
グしてしまうことも少なくなく、ドレス砥石や被ドレス
研削砥石を過度に消耗させてしまうという問題点もあっ
た。特にこの場合、被ドレス研削砥石が前記超微粒研削
砥石あると、これが高価であるため損失が顕著になった
。

〔発明の目的〕

本発明は上述したような問題点を解消するためになされ
たもので、研削砥石の切れ味を一定に、かつ短時間にド
レッシングすることができるとともに、研削砥石及びド
レス砥石を過度に消耗させることかなり、シたがって高
価な超微粒研削砥石のドレッシングに好適する新規なド
レッシング装置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明装置は、ドレッシング中にドレス砥石が研削砥石
から受けるドレス抵抗を検出し、これとあらかじめ設定
された所望のドレス抵抗とを比較し、前者が後者よりも
小さくなった時にドレッシングを終了させることにより
、上述目的を達成するようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
が、ここではまず本発明の原理について説明する。

本発明は、ドレッシング中しこドレス砥石が被ドレス研
削砥石から受けるドレス抵抗が経時的に変化することを
利用したものである。いま第６図に示すように、矢印イ
又はその逆方向に回転する研削砥石１０のドレッシング
面に１例えばカップ型のドレス砥石９を矢印口又はその
逆方向に回転させながらその開口端面側から矢印ハ方向
へ通常のドレッシング時の送り速度で連続的に切り込ま
せてドレッシングするものとする。この場合において、
ドレス砥石９が研削砥石１０に対して切り込みを開始し
た時からの経過時間と、このときドレス砥石９が研削砥
石１０から受けるドレス抵抗との関係を示せば第７図の
ようになる。この第７図に示すように、Ａ点で切り込み
（ドレッシング）が開始された後、実切り込み量の増加
に伴ってドレス抵抗はＢ点まで増大する。実切り込み量
が一定になった後は、研削砥石１０の切れ味回復ととも
にドレス抵抗は減少し、はぼ一定値Ｆに飽和する。そこ
でこの飽和値Ｆよりも若干大きな値Ｆ（、を設定してお
いて、経時的に変化するドレス抵抗がこの設定値Ｆ、よ
りも小さくなった時にドレッシングを終了させれば、研
削砥石１０の切れ味を一定に保ち得。

かつドレッシングを短時間で行い得、しかもその際の両
砥石１，２の消耗を最小限に仰えることができる。本発
明は、これをドレス抵抗検出、１〜レス抵抗設定及びド
レッシング制御の各手段で達成するようにしたものであ
る。

第１図は本発明によるドレッシング装置の機械構成部の
一例を示す断面図、第２図は第１図中の研削砥石及びド
レス砥石部分を上方から示す図で、これら両図において
９及び１０は第６図と同様である。また０はコラムで、
研削盤、ここでは横軸研削盤の砥石頭１上に固定される
。ドレッシング装置ヘッド２は送りねじ３．歯車４及び
５を介してモータ６に連結されており、このモータ６の
回転によりコラム０の案内面０′に沿って上下に駆動さ
九る。またヘッド２に固定されたモータ７は主軸８を介
してドレス砥石９を回転させる。被ドレス研削砥石１０
は前記研削盤で回転される（砥石９゜１０の回転につい
ては第６図を参照）。この状態でヘッド２を下方向に送
り、切り込みを開始させれば研削砥石１０のドレッシン
グが行なわれる。

本実施例ではドレッシングの終了を自動的に判断するた
めに、ドレッシング中にドレス砥石９が研削砥石１０か
ら受けるドレス抵抗の変化をモータ７に流れる電流の大
きさの変化によって検出する。

第３図は、ドレス砥石９が回転開始してヘッド２の送り
（送り速度は通常のドレッシング時と同程度）が開始さ
れてからの経過時間と、モータ７に流れる電流の大きさ
との関係を示したもの゛である。

図中Ｃ点まではエアカットであり、０点からＤ点までは
実切り込み量が増加し、電流は大きくなる。

実切り込み量が一定になった後は研削砥石１０の切れ味
回復とともに電流は小さくなり飽和する。この特性は第
７図と比べて分かるように、ドレス抵抗の変化特性に対
応する。第３図において、エアカット時の電流値ｉ（１
よりも若干大きな電流値を１１、飽和時の電流値ｉ３よ
りも若干大きな電流値をｉ２とする。

第４図は本発明によるドレッシング装置の電気回路部の
一例を示すブロック図である。この第４図において、モ
ータ６、モータ７は第１図のモータ６、モータ７を指す
。また１４はモータ７に流れる電流ｉを検出する電流検
出回路、１５はｉｌ設定用の電流設定器、１６はｉと１
１を比較してｉ≧１１の時にＨＩＧＨ（以下、Ｈと略記
する）レベル信号を出力する比較器、１９は入力信号レ
ベルのＬＯＷ（以下、Ｌと略記する）からＨへの変化で
パルスを発生するようにしたワンショットマルチバイブ
レータ、１７は１２設定用の電流設定器である。

また１８はｉと１２を比較してｉ≧１２の時にＨレベル
信号を出力する比較器、２０は入力信号レベルのＨから
Ｌへの変化でパルスを発生するようにしたワンショット
マルチバイブレータ、１１は制御装置で、これらはドレ
ッシング制御手段を構成する。

１２はモータ７の駆動回路、１３はモータ６の駆動回路
である。第５図は比較器１６、比較器１８からの各出力
信号とワンショットマルチバイブレータ１９、ワンショ
ットマルチバイブレータ２０からの出力信号のタイミン
グチャートである。

次に第１図〜第５図を参照して上述本発明装置の動作に
ついて説明する。制御装置１１からのドレッシング開始
指令によりモータ駆動回路１２がモータ７を始動すると
ドレス砥石９が回転開始する。

また、モータ駆動回路１３がモータ６を始動し、ドレス
砥石９を早送りする。同時に、比較器１６は電流検出回
路１４により検出されたｉと電流設定器１５で設定した
１１とを比較して、第５図に示すようにｉ　（ｉ　１の
間はＬレベルを、ｉ≧１１の間はＨレベルを出力する。

ワンショットマルチバイブレータ１９は比較器１６から
の出力がＬレベルからＨレベルに変化する時、すなわち
ｉ≧１１になると、パルスを発生して制御装置１１に対
してドレス砥石９の早送りをドレス送りに切り換える指
令を出す。

これによりモータ駆動回路１３がモータ６を低速回転に
変えて、ドレス砥石９はドレス送りを始める。

一方、比較器１８は電流検出回路１４で検出された電流
ｉと電流設定器１７で設定した１２とを比較して第５図
に示すようにｉ　（ｉ　２の間はＬレベルを。

ｉ≧１２の間はＨレベルを出力する。ワンショットマル
チバイブレータ２０は比較器１８からの出力がＨＩＧＨ
レベルからＬＯＷレベルに変化する時、すなわち第３図
のＤ点を過ぎた後であってｌ〈ＩＺになると、パルスを
発生して制御装置１１にドレス砥石９の早戻し及びドレ
ス砥石９の回転停止のための指令をする。これにより制
御装置１１はそのような制御信号をモータ駆動回路１２
．１３に与える。したがって、モータ駆動回路１２がモ
ータ７を停止させてドレス砥石９の回転が停止し、また
モータ駆動回路１３がモータ６を逆回転及び高速回転さ
せてドレス砥石９が早戻しされ、ドレッシングが終了さ
れる。

上述実施例ではモータ７に流れる電流値でドレス砥石９
の早送り、ドレス送りの切り換えをしているので、本発
明の前述一般的な効果に相俟って、研削砥石１０及びド
レス砥石の摩耗に起因した余分なエアカット時間が短縮
でき、ドレッシング時間を短縮できるという効果もある
。

なお上述実施例では、ドレス抵抗をモータ７の電流値で
検出する場合について説明したが、これのみに限られず
、他の手段によってドレ喪抵抗を直接又は間接的に検出
するようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によるドレッシング装置は、ドレス
砥石が研削砥石から受けるドレス抵抗が飽和する直前の
所望のドレッシング量でドレッシングを自動的に終了さ
せる構成としているので、被ドレス研削砥石の切れ味を
再現性良く管理でき。

しかも比較的短時間にドレッシングを終了し得るという
効果がある。また、研削砥石とドレス砥石の消耗量を減
少できるという効果もあり、したがって特に高価な超微
粒研削砥石のドレッシングに用いて多大な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の機械構成部の一例を示す断面図、
第２図は第１図中の砥石部分の上面図、第３図は本発明
装置におけるドレス砥石駆動モータの通電電流の変化を
示すグラフ、第４図は本発明装置の電気回路部の一例を
示すブロック図、第５図は第４図中の各部信号のタイミ
ングチャート、第６図及び第７図は本発明の詳細な説明
するための図である。 ７・・・ドレス砥石回転用モータ、９・・・ドレス砥石
、１０・・・研削砥石、１１・・・制御装置、１４・・
・電流検出回路（ドレス抵抗検出手段）、１７・・・電
流設定器（ドレス抵抗設定手段）、１８・・・比較器、
２０・・・ワンショットマルチバイブレータ。 特　許　出　願　人　　日立精工株式会社代理人　　弁
理士　　秋　本　　正　実第１図 第２図 第３図 時間 第５図 第６図 ｃ 第７図 吟聞 手続補正書（師） 昭和６１年７月　１日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、研削砥石を、ドレス砥石を用いてドレッシングする
   装置において、ドレッシング中に前記ドレス砥石が前記
   研削砥石から受けるドレス抵抗を検出するドレス抵抗検
   出手段と、所望のドレス抵抗を設定するドレス抵抗設定
   手段と、この設定手段で設定されたドレス抵抗と前記検
   出手段により検出されたドレス抵抗とを比較し、検出さ
   れたドレス抵抗が設定されたドレス抵抗よりも小さくな
   った時にドレッシングを終了させるドレッシング制御手
   段とを具備することを特徴とするドレッシング装置。 ２、研削砥石は、超微粒砥粒研削砥石であることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のドレッシング装置。 ３、ドレス砥石はモータにより回転された状態で研削砥
   石のドレッシング面に送られるものであって、前記研削
   砥石から受けるドレス抵抗の検出は、前記モータの電流
   検出により行なわれることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項又は第２項に記載のドレッシング装置。