JPS62264770A - 映像信号クランプユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は交流伝送路で歪を受けた映像信号入力に、直流
分を挿入して規定の映像波形を再生し、規定レベルを出
力する映像信号クランプユニットについて、その入力信
号に含まれる同期信号の有無を検出する回路と、その無
を検出したときにユニットのクランプ機能を停止させる
回路とを設け、該クランプ機能ッ［・の運用試験の際に
、入力信号が映像信号から正弦波試験信号に代ったとき
、ユニット内部の回路接続が自動的に切替えられて支障
無く運用試験のできる回路構成を提供する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、テレビジョン走査による映像信号を伝送する
中継装置の変調器前段や復調器後段、受像管前段回路な
どに使用される映像信号クランブユニントの改良を図る
もので、該ユニットの運用試験時、その入力信号が、映
像信号から正弦波試験信号へ切替えられるのに対応して
、該ユニットが自動的に、支障なく動作する回路構成で
あることが望まれる。

〔従来の技術〕

テレビジョン映像信号は第３図に示すごとく、（イ）の
映像信号と、（ロ）の水平、垂直の同期パルス信号との
時間的合成波形信号である。

その成分は、数十Ｈｚから数Ｍ　Ｈｚに亘る交流成分と
、輝度および同期パルスの直流成分がら成るが、映像信
号の伝送路は経済的、および特性的理由により、その大
部分は直流分のカットされた交流伝送路が用いられる。

そのため、波形的に直流歪、低周波歪を受けることにな
る。従って全体の伝送路のうち、前記の変調器前段や受
像管前段回路の如く、波形とレベルを正しく保持して次
段に渡させねばならぬ個所では、直流分を挿入し同期パ
ルス波形を正しく再生し、規定のレベルを出力する映像
信号クランプユニットが挿入される。

中継伝送路が、全体として正しく運用される為には、こ
のクランプユニットを含めて、レベルセツティングが簡
便に行われる必要があり、そのために、第４図に示す如
き正弦波試験信号（９通、数百ＫＨｚ　）が用いられる
。従来の映像信号クランプユニットは、入力信号が映像
信号がら正弦波試験信号に切替えられたとき、下記のご
とく、操作上、不便な回路構成になっていた。

映像信号クランプユニットとして、従来は、第５図の如
き回路構成が使用されて来た。その動作を節単に述べる
と、次の如くなる。

通常の運用中は、第３図に示すような映像波形の入力信
号Ｖｉｎ　　が端子ｔ１より入り、映像波形再生回路１
で適正な直流分が挿入され、平坦アンプ２で増幅されて
出力端子Ｌ２から規定の出力信号Ｖｏｕｔが出力される
。

映像波形再生回路１の動作をさらに詳しく述べると、入
力信号Ｖｉｎ　　の一部は分岐されて手動のス・イッチ
Ｓ−のａ接点を通って映像波形再生回路１に入力される
。

映像波形再生回路１においては、増幅器１１で増幅され
たのち、同期パルス分離回路１２で映像信号から同期信
号パルス列のみが分離される。分離された同期信号パル
ス列は、時間合せ回路１３において、パルス波形の時間
関係が正しく合わされたのち、スイッチング回路１４に
加えられる。スイッチング回路１４では、平坦アンプ２
の出力■ｏｕｔから分岐された入力信号を、前記の同期
信号パルス列に同期して導通して直流信号ＤＣ−１を出
力する。この直流信号ＤＣ−１は直流処理回路１５でオ
フセント電圧と共に加えられ、差動処理されて直流出力
ＤＣ〜２を出力する。直流処理回路１５の出力ＤＣ−２
は、直流再生器１６に送られ適正な直流分ＤＣを再生す
る。この再生直流ＤＣが平坦アンプ２に挿入され映像波
形を正しく再生し、出力レベルも規定値に調節されて出
力端子ｔ２より出力される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

第５図の従来方式の回路において、運用試験のため、入
力信号Ｖｉｎが第３図の映像信号から第４図の正弦波試
験信号に切り替えられると、正弦波試験信号は同期信号
を含まないので、同期パルス分離回路１２の出力は無く
、時間合せ回路１３の出力も無くなる。従って、スイッ
チング回路１４は動作せず、その出力の直流信号ＤＣ−
１は零となる。直流処理器１５は、入力信号ＤＣ−１が
零となるので、その出力ＤＣ−２としてオフセット電圧
が出てしまい、このオフセット電圧が直流再生器１６の
出力ＤＣにも出る。従って平坦アンプ２の出力端にも異
常直流電圧が出現し、レベルセツティングを行うのに不
都合となる。

このため、従来は直流処理器１５のオフセット電圧出力
をカットするため、その都度、人手で回路を切断せねば
ならぬという問題があった。

この問題は、手動スイッチ舖を接点す側に倒して、この
接点すより正弦波試験信号を入力して試験する場合も同
じである。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は、上記問題を解決する本発明の映像化けクラン
プユニットのの原理回路ブロック図を示す。

第１図に示すごとく、従来方式の映像波形再生回路ｌ、
平坦アンプ２に、人力映像信号の同期パルスの有無を検
出する同期信号周波数検出部３と、該同期信号周波数検
出部にて無を検出した場合に自動的にクランプ機能を停
止させる手段４とを設けることによって解決される。

〔作用］ 第１図において、入力信号Ｖｉｎ　　が映像信号か正弦
波信号かの識別を、同期信号周波数検出部３において、
入力信号Ｐのなかに同期信号周波数成分が有るか無いか
を検出することによって行う。

入力信号Ｖｉｎ　　が映像信号である場合は、入力信号
Ｐに同期信号が含まれるので、同期信号周波数検出部３
の出力端に電圧Ｅｃが出力されることによって識別され
る。この映像信号入力の場合、クランプ機能停止手段４
は非動作状態となり、ユニットは正常のクランプ機能を
発揮して動作する。

入力信号Ｖｉｎ　　が、正弦波信号である場合は、入力
信号Ｐに同期信号が含まれないので、同期信号周波数検
出部３の出力Ｅｃが零であることによって識別される。

この正弦波信号入力の場合、クランプ機能停止手段４は
動作状態に入り、ユニットのクランプ機能を自動的に停
止させるように動作する。

従って、入力信号が映像信号から正弦波試験信号に切り
替えられたとき、ユニットのクランプ機能は自動的に停
止されるので、人手操作の不便を除くことが出来て問題
が解決される。

〔実施例〕

第２図は、本発明の実施例の映像信号クランプユニット
の回路構成を示すブロック図である。

映像波形再生回路１、平坦アンプ２の回路構成は一部を
除いて従来回路と同じである。一部とは、クランプ機能
停止回路４の切替リレーＲＬの第１接点ｒｌ−１が直流
処理器１５の出力側に設けられ、第２接点ｒ１−２が手
動スイッチＳＷの代りに増幅器１１の入力側に設けられ
る点で、従来回路と相違する。

新設される同期信号周波数検出部３は増幅器３１、フィ
ルタ３２、検波器３３から成り、クランプ機能停止回路
４は、オペアンプ４１、リレー駆動回路４２、切替リレ
ーＲＬから成る回路を用いる。

映像波形再生回路１の主要構成回路（増幅器１１、同期
パルス分離回路１２、同期パルス時間合せ回路１３、ス
イッチング回路１４、直流処理器１５、直流再生器１６
）の動作は既に説明した従来回路（第５図）と同じであ
る。

第２図の回路の綜合動作を以下に説明する。

第３図に示す映像波形の入力信号Ｖｉｎが端子ｔ１より
入り、映像波形再生回路１で適正な直流分が挿入され、
平坦アンプ２で増幅されて出力端子ｔ２から規定の出力
信号Ｖｏｕｔが出力される。　映像入力信号Ｖｉｎ　　
の一部は分岐されてリレーＲＬの第２接点ｒｌ−２を通
って映像波形再生回路１に入力される。

この入力信号Ｖｉｎは、映像波形再生回路１の増幅器１
１で増幅されたのち、同期パルス分離回路１２で映像信
号から同期パルス列のみが分離される。

分離された同期パルス列は、時間合せ回路１３において
、同期パルス波形の時間関係が正しく合わされたのち、
スイッチング回路１４に加えられる。スイッチング回路
１４では平坦アンプ２の出力Ｖｏｕｔから分岐された入
力信号を同期的に導通して直流信号１）Ｃ−１を出力す
る。この直流信号ＤＣ−１は直流処理回路１５でオフセ
ット電圧と共に加えられ、差動処理されて直流出力ＤＣ
−２を出力する。直流処理回路１５の出力ＤＣ−２は、
リレーＲＬの第１接点ｒｌ−１を介して直流再生器１６
に送られ適正な直流分ＤＣを再生する。この再生直流Ｄ
Ｃが平坦アンプ２に挿入され映像波形を正しく再生し、
出力レベルも規定値に調節されて出力端子ｔ２より出力
される。

これまでの回路接続はリレーＲＬの接点ｒｌ−１、ｒ１
２の接続を除いて従来回路と同じであるが、本発明の実
施例回路では、時間合せ回路１３から分岐された同期信
号パルス列Ｐが、同期信号周波数検出部３にも入力され
る。

同期（Ｓ号周波数検出部３では、入力された同期信号パ
ルス列は増幅器３１で増幅されたのち、フィルタ３２で
同期信号の同期周波数（水平同期信号の１５．７５ＫＨ
ｚ）の成分が抽出される。フィルタ３２はＢＰＦ型でも
ＬＰＦ型であってもよい。

フィルタ３２の出力は次段の検波器３３で検波され検波
器出力の直流電圧Ｅｃを出力する。

検波器３３の出力の直流電圧Ｅｃは同期信号周波数検出
部３の出力として、クランプ機能停止回路４に人力され
る。

クランプ機能停止回路４は、オペアンプ４１とリレー駆
動回路４２から成り、同期信号周波数検出部３の出力の
直流電圧Ｅｃは、オペアンプ４１に入力される。オペア
ンプ４１においては、直流電圧Ｅｃが基準直流電圧Ｅｒ
と比較され、直流電圧ＩＥｃが直流電圧Ｅｒより小のと
き、オペアンプ４１は直流電圧Ｅｄを出力し、ＥｃがＥ
ｒより大のときは直流電圧Ｅｄは零となるように基準電
圧Ｅｒが定められる。

直流電圧［ｄがリレー駆動回路４２のトランジスタに加
えられ、リレーＲＬは切り替え動作を行う。

検波器出力Ｅｃが基準電圧Ｅｒより大きい時とは、即ち
、同期信号周波数検出部３で同期周波数成分が検出され
る時であって、このとき、オペアンプ４１は直流電圧Ｅ
ｄを出力せず、従ってリレーＲＬは動作しない。

検波器出力Ｅｃが基準電圧Ｅｒより小さい時とは、即ち
、同期信号周波数成分が検出されない時に相当し、この
とき、リレーＲＬは動作する。

この実施例の回路において、入力信号として、映像信号
の代りに、正弦波試験信号が入力端Ｌ１に入力される場
合を考えると、正弦波信号には同期信号が無いので、上
記説明の「同期信号周波数成分が検出されない時」に相
当する。　従って、クランプ機能停止回路４のオペアン
プ４１は直流電圧Ｌｄを出力しリレーＲＬは動作状態と
なる。

リレーＲＬが動作すると、その第１接点ｒｌ−１は直流
処理器１５と直流再生器１６との間の接続を切断する。

つまり、クランプ機能が停止されるので、直流処理器１
５の出力に発生するオフセット電圧は、直流再生器１６
に入るのを防止される。従って平坦アンプ２の入力にも
オフセント電圧が入力されることは無く、当然その出力
としての映像信号クランプユニットの出力端ｔ２にも異
常直流電圧が現れることがない。

第２図の回路ではリレーＲＬの第１接点で直流処理器１
５の出力側接続を切断する例を示したが、本発明の主旨
はこれに限られるものでなく、要するに、映像波形再生
回路ｌのクランプ機能を停止させるようにリレーＲＬの
接点が使用されるものであればよい。

〔発明の効果〕

以上述べてきたように、本発明によれば、映像信号クラ
ンプユニットの試験の際に、入力信号として正弦波信号
の切替使用が極めて簡易な回路構成で自動的に可能とな
り、レベル調整や周波数特性チェックが容易となる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の映像信号クランプユニットの原理回路
ブロック図、 第２図は本発明の実施例の映像信号クランプユニットの
回路構成を示すブロック図、 第３図はテレビジョン映像信号の波形図、第４図は正弦
波試験信号の波形図、 第５図は従来例の映像信号クランプ機能ソＩ・の回路構
成を示すブロック図、 手中響−嶋ｉ図において、 ｌは映像波形再生回路、 ２は平坦アンプ、 ３は同期信号周波数検出部、 ３２はフィルタ、 ３３は検波器、 ４はクランプ機能停止回路、 ４１はオペアンプ、 ４２はリレー駆動回路である。 窄常さ１月の映４零４ジテ２ラン方ニットの屑（４Ｅ目
ぎロツフＣコ茅　　１ｃＩ 石（灼目の亥３セ４デ］のず翅イ３傅テ２ランプユニ・
ソトグｌ凹画トｉ−タくとホずブロッ２図 ：４２　　ｎ テレビ゛ジョン流にイ水イ言号の２喫ｆｉ１等　　３　
　５口 正弦シ皮ブシペン−しミイフ；でテＣ）と２手　　４　
　　区コ 従も伊Ｊの晴Ａ製博舌２ランプユニットの回閾−詐べに
ホずプロツノ幻 千　５　虐

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 歪を受けた映像信号入力波形に直流分を挿入し正しい波
   形を再生するクランプ機能をもつ映像波形再生回路（１
   ）と、直流より高周波まで平坦に増幅する機能をもつ平
   坦アンプ（２）とを含む映像信号クランプユニットにお
   いて、 入力映像信号の同期パルスの有無を検出する同期信号周
   波数検出部（３）と、 該同期信号周波数検出部にて無を検出した場合に自動的
   にクランプ機能を停止させる手段（４）とを設けること
   を特徴とする映像信号クランプユニット。