JPS6226421Y2 - - Google Patents

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JPS6226421Y2
JPS6226421Y2 JP19648582U JP19648582U JPS6226421Y2 JP S6226421 Y2 JPS6226421 Y2 JP S6226421Y2 JP 19648582 U JP19648582 U JP 19648582U JP 19648582 U JP19648582 U JP 19648582U JP S6226421 Y2 JPS6226421 Y2 JP S6226421Y2
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JP
Japan
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glass plate
hanging
arm
support
hanging tool
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガラス板を自動的に吊り下げ支持する
自動吊込装置に関する。
ガラス板のプレス成形等においては、成形前ガ
ラス板を炉中で加熱しなければならないが、この
ガラス板の炉中への搬入は一般にトングと称され
る吊下げ具にてガラス板を吊り下げた状態で成さ
れている。
ところで、ガラス板を多数の上記吊下げ具にて
吊り下げる作業は従来人手に頼つていたため、非
効率的であつた。
そこで、この作業を自動的に行うようにした自
動吊込装置が提案されるが、この装置は複数の吊
下げ具を位置決め治具で整列せしめ、ガラス板の
吊下げ位置に塗布装置にてペース状物質を塗布し
た後、該ガラス板を吊下げ具にて吊り下げるよう
にしたものである。
ところで、前記ペースト状物質は吊下げ具のチ
ツプとガラス板との滑り防止及びチツプのガラス
への融着防止のためにガラス板の両面のチツプ当
接位置に塗布されるのであり、従つてガラス板へ
の該ペースト状物質の塗布位置と吊下げ位置とは
精度よく一致しなければならない。
本考案は斯る事情に鑑み成されたもので、その
目的とする処は、ガラス板のペースト状物質塗布
位置と吊下げ位置とを正確に一致せしめ、以つて
所期の吊込作業を自動的に安定して行うことがで
きるようにしたガラス板自動吊込装置を提供する
にある。
斯る目的を達成すべく本考案は複数の吊下げ具
を位置決め治具で整列せしめ、ガラス板の吊下げ
位置に塗布装置にてペースト状物質を塗布した
後、該ガラス板を上記吊下げ具にて吊り下げるよ
うにしたガラス板自動吊込装置において、前記位
置決め治具を収納するボツクスと前記塗布装置と
を上下摺動自在に支持されるアームを介して同一
軸線上に配置したことをその要旨とする。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
第1図は本考案装置の全体側面図、第2図は同
正面図、第3図は台車要部の拡大側面図、第4図
は塗布装置の縦断側面図、第5図及び第6図はト
ーナメント状に配列される支持板の正面図、第7
図は位置決め部材の斜視図、第8図は吊下具の整
列機構の破断側面図、第9図は同平面図、第10
図は第8図10−10線断面図、第11図は第8
図11−11線断面図である。
自動吊込装置1の基台2の一端には第2図に示
す如き矩形のフレーム3が垂設されており、該フ
レーム3の内側には同じく矩形のインナーフレー
ム4が上端の2点を前後(第1図中左右)に揺動
自在に枢着a,aされており、又該インナーフレ
ーム4の下端は基台2の下面側に固設されたエア
シリンダユニツト5のピストンロツド5aの先部
に連結されている。そして、このインナーフレー
ム4の内側の上下左右には支持ローラ6……を備
えて成る支持部7U,7U,7B,7B,7L,
7Rが夫々設けられている。これら支持部のうち
7U,7U,7Rは所定の位置に設定された後は
不動でいわばストツパとして機能し、残りの支持
部7B,7B,7Lは移動自在である。
一方、基台2上にはガラス板を支持して運搬す
べき台車8が前後(第1図中左右方向)に移動自
在に載置されており、該台車8はモータ9aにて
駆動せしめられる。
そして、台車8には上方の着脱機構9と下方の
支持機構10とからなるガラス板の位置決め機構
が設けられている。
また、前記フレーム3の後方には支柱11を立
設し、この支柱11の上部にガイドフレーム12
を設け、このガイドフレーム12に複数のガイド
バー13……を第1図中紙面垂直方向に移動可能
に立設している。そして、各ガイドバー13には
ガイドブツシユ14,14を介して摺動部材15
をガイドバー13に沿つて上下動可能に取付け、
この摺動部材15の後方(第1図中左方)にはア
ーム16を介してカムボツクス17を配設し、摺
動部材15の前方にはアーム18を介して塗布装
置19を配設している。即ち、カムボツクス17
及び塗布装置19は第1図中紙面垂直方向に複数
個、具体的にはガイドバー13の本数と同数配設
されている。そして、上記カムボツクス17から
後方に向つて吊下げ具60を整列させるための位
置決め機構20を突設せしめている。そして、こ
の位置決め機構20と塗布装置19の塗布部とは
同一軸上に位置している。
更に、吊下具60の後方には、バルスモータに
より所定角度だけ上下に揺動するレバー104
と、この揺動レバー104先部に取付けられた回
転自在な位置決め部材105とを備えた制御機構
110を配設している。
次に前記した各部材の詳細を述べる。先ず前記
台車8に設けられた位置決め機構の構成を第3図
に基づいて説明するに、同図中21は枠構造を成
す基台であり、この基台21の中央にはシリンダ
ユニツト22が立設されている。このシリンダユ
ニツト22のシリンダ22aから上方へ延びるピ
ストンロツド22bは支持アーム23を摺動自在
に貫通しており、これの上端は支持アーム23の
上方へこれと平行に位置する支持アーム24に固
定されている。尚ピストンロツド22bの中間部
にはストツパ22cが一体に形成されている。
又基台21にはガイドブツシユ25,25内に
上下摺動自在に嵌合するロツド部材26,26が
支持されており、各ロツド部材26はガイドブツ
シユ27を介して支持アーム23を摺動自在に貫
通し、これの上端は支持アーム24に固定されて
おり、これの下端には前記ガイドブツシユ25の
下面に当接すべきストツパ部材26aが固定され
ている。
ところで、前記下方に位置する支持アーム23
の端部には一対のアーム部材28,28がその中
間部を開閉自在に枢着されており、これらアーム
部材28,28は枢着点回りに回動自在に支持さ
れている。そしてアーム部材28,28の下端に
は内方に相対向する如く把持部28a,28aが
設けられ、又これらアーム部材28,28の上端
部にはこれら両アーム部材28,28で下方に先
細りのテーパ状係合溝28bが形成されている。
又アーム部材28,28はこれらの間に縮装され
たスプリング29にて開方向に弾発されている。
又支持アーム23の上方に位置するもう一方の
支持アーム24の端部にはこれと直角に楔状爪体
30が固定されている。
他方、支持機構10において、架台31にはブ
ラケツト32を介してエアシリンダユニツト33
が垂直に固設され、該ユニツト33のシリンダ3
3aより上方へ延出するピストンロツド33bの
上端にはガラス板の下端縁を支持すべき支持片3
4を備えて成る支持具35が固定されている。そ
して、この支持具35の側方には架台31に固設
された電磁石Mの端面を摺動する吸着板36が固
定されている。
また、架台31の側方には支持台37を配設
し、この支持台37にバルスモータ38を固定
し、このモータ38の軸にカム39を嵌着し、モ
ータ38を駆動することで台車8全体が昇降動す
るようにしている。このようにすることで台車8
に保持されたガラス板Wが吊下具60と同期して
下動し、ガラス板Wが吊下具60によつて保持さ
れるようにしている。
次に前記塗布装置19の構成を第4図に基づい
て説明するに、同図中40は枠構造を成す基台で
あり、該基台40の上下にはガイドバー41,4
1が架設されている。又基台40にはプツシユロ
ツド42がガイド部材43にて上下摺動自在に支
持されており、該プツシユロツド42の上端には
カムフオロア44が回転自在に支承されている。
一方、基台40の上方には図示の如く回転軸4
5が軸受46,46にて回転自在に支承されてお
り、該回転軸45の一端は不図示のモータに連結
されており、他端にはカム板47が一体に回転す
べく固着されている。そして、前記プツシユロツ
ド42はスプリング48にて常に上方へ付勢され
ており、これによりプツシユロツド42の上端に
固設した前記カムフオロア44はカム板47の下
方より当接している。
ところで、前記基台40の上下に架設されたガ
イドバー41,41間にはガイドブツシユ49…
…を介して摺動部材50,50が水平方向に摺動
自在に架設されており、両部材50,50の上部
には内方へ向かうブラケツト51,51が突設さ
れている。そして、これら両ブラケツト51,5
1と前記プツシユロツド42の下端とは側面V形
を成すリンク部材52,52にて枢着連結されて
いる。
又上記摺動部材50,50の内方には支持部材
53,53がボルト54,54及び前記ブラケツ
ト51,51にて図中左右方向に摺動自在に支持
されており、これら支持部材53,53はボルト
54,54の外周に縮装されたスプリング55,
55にて内方に弾発付勢されている。そして、両
支持部材53,53の下端には炭酸マグネシウム
等を分散したペースト状物質をその先部より流出
する塗布用チツプ56,56が固定支持されてい
る。尚これらチツプ56,56は管57,57を
介して不図示のペースト状物質供給装置に連結さ
れている。
また、前記カムボツクス17の後方(第1図中
左方)には第5図乃至第7図に示す如き吊下具の
配列機構を設けている。
即ち、第5図中左右方向(第1図中紙面垂直方
向)にフツクバー101を移動中在に架設し、こ
のフツクバー101に一対の支持板102,10
2を揺動自在に吊下げ支持している。これら支持
板102,102は何ら規制を行なわない場合に
は互いに近接する端部102a,102aが互い
に離反する端部102b,102bよりも上位と
なるようにバランスされ、且つ端部102a,1
02a間をワイヤ106でつなぎ支持板102,
102の傾斜角度を規制している。
そして、各支持板102の両端部102a,1
02bには更に支持板103……を揺動自在に吊
下げ支持し、これら支持板103……をワイヤ1
07……でつなぐことで各支持板102,103
……が図示の如くトーナメント状に配列されるよ
うにしている。そして、下段に位置する各支持板
103……の両端には前記吊下具60……を吊下
げ支持している。而してこの状態で各吊下具60
……の下端を結び線L′はガラス板の上端縁形状を
示す曲線Lとは異なる折線となる。
一方、第1図に示す如く吊下具60……の後方
には吊下具の姿勢を制御する制御機構110を配
設し、この制御機構110にはバルスモータにて
所定角度だけ上下に揺動するレバー104…を設
けている。各レバー104の先部には第7図に示
す位置決め部材105が回転自在に支承されてお
り、この位置決め部材105は中央に向つて先細
の円錐テーパ面105a,105aを有し、中央
にはリング状溝105bを形成する鼓状をなして
いる。
以上において、位置決め部材105……を支持
板102の端部102a上方位置、及び外側の支
持板103の外側端部上方位置のそれぞれ臨ま
せ、レバー104を所定角度だけ下方に揺動せし
め、支持板102,103を所定角度だけ揺動せ
しめ、第6図に示すように各吊下具60……の下
端部を結ぶ線L′とガラス板上端縁形状を示す曲線
Lとを一致せしめる。換言すれば、各吊下具60
………の下端部が曲線L上に位置するようにす
る。
そして、斯る位置決めに際し、支持板102,
103が前後方向つまり第5図中紙面垂直方向に
ずれていても、位置決め部材105の周面にはテ
ーパ面105aが形成されているので、このテー
パ面105aに案内されて常に支持板102,1
03は溝105b内に入り込み全ての支持板10
2,103は同一平面上に配列せしめられる。
尚、図示側では支持板102,102の互いの
近接する端部102a,102aが離反する端部
102b,102bよりも整列前にあつては上位
になるようにしたが、端部102a,102aの
方が下位になるようにバランスしてもよく、更に
位置決め部材105が当接する支持板102,1
03の箇所も図示例に限らず任意であり、要は最
終的に全ての吊下具60……の下端部がガラス板
の上端縁形状を示す曲線L上に位置するようなも
のであれば良い。
一方、前記カムボツクス17内には第8図乃至
第11図に示す如き吊下具60………の整列機構
が内蔵されている。このカムボツクス17は前記
した如く、左右方向つまり第1図の紙面垂直方向
に複数個配設され、それぞれのカムボツクス17
内には回転軸61が上下の軸受62,62を介し
て回動自在に、且つ垂直に支承されており、該回
転軸61の上端部はカムボツクス17を貫通して
上方へ突出し、モータ63の出力軸63aにカツ
プリング64にて連結されており、又下端部には
ウオームギア65が嵌着されている。
又カムボツクス17内には前記回転軸61に直
交すべくもう一方の回転軸66が回動自在に支承
されており、該回転軸66には前記回転軸61の
下部に嵌着したウオームギア65と噛合するウオ
ームホイール67を嵌着し、回転軸66が回転軸
61と一体的に回転するようにしている。そし
て、回転軸66には形状の異なる複数のカム66
a……を想像線で示すように嵌着している。
ところで、カムボツクス17の後方外部には上
方から吊下具60……の支持機構68、開閉機構
69、位置決め調整機構70が夫々設けられ、こ
れらの機構により前記位置決め機構20を構成し
ている。
上記支持機構68は図示の如く水平に突設され
るロツド71と、該ロツド71の上方に、且つこ
れと平行に摺動自在に設けられた第1のプツシユ
ロツド72とから構成され、該プツシユロツド7
2の一端には略L字状の第1のクランプアーム7
3の一端が枢着され、このクランプアーム73の
中間部は図示の如く前記ロツド71の一端に枢着
されている。又、プツシユロツド72の他端には
下方に開口する凹溝74aを備えて成るロツドエ
ンド74が固定され、該ロツドエンド74の凹溝
74aにはその下端がカムボツクス17の下端に
揺動自在に枢着されたリンクアーム75の上端が
ローラ76を介して係合している。そして、この
リンクアーム75は不図示のカムフオロアを介し
てスプリング77にて前記した複数のカム66a
……のうちの1つのカムに当接係合せしめられて
いる。
又前記開閉機構69において、78はスプリン
グ79にて下方に付勢されるとともに、上下摺動
自在に構成されるスライダであり、該スライダ7
8には第2のプツシユロツド80が摺動自在に挿
通しており、このプツシユロツド80の一端には
第10図に示す如く楔状の爪体81が固着され、
他端にはその下端がカムボツクス17の下端に揺
動自在に枢着されたリンクアーム82の上端がロ
ーラ83を介して当接係合している。尚プツシユ
ロツド80はスプリング84にて第8図中右方へ
付勢されており、又リンクアーム82は不図示の
カムフオロアを介して前記した複数のカム66a
……のうめの1つのカムに当接係合している。
ところで、前記プツシユロツド80の前方には
第10図に示す如く一対の第2のクランプ85,
85が開閉自在に枢着されており、両クランプ8
5,85はスプリング86にて開方向に付勢され
ている。
又一方、前記スライダ78の側面には長穴の係
合溝78aが形成され、該係合溝78aにはその
一端がカムボツクス17の上方側部に揺動自在に
枢着された揺動アーム87の他端がローラピン8
8を介して係合している。そして、この揺動アー
ム87の中間部はその下端が前記複数のカム66
a……の1つに当接係合して成るプツシユロツド
89の上端が枢着されている。
更に前記位置決め調整機構70において90は
スプリング91,91にて下方に付勢され、且つ
上下摺動自在に構成されたスライダであり、該ス
ライダ90の側面には長穴の係合溝90aが形成
され、該係合溝90aにはその一端がカムボツク
ス17の側部に揺動自在に枢着された揺動アーム
92の他端がローラピン93を介して係合してい
る。そして、揺動アーム92の中間部はカムフオ
ロア94を介してカム66a……の1つに係合し
ている。
又前記スライダ90にはプツシユロツド95が
摺動自在に挿通しており、該プツシユロツド95
はスプリング96にて第5図中右方へ付勢され、
これの一端には楔状の位置決め爪97が設けられ
ており、他端にはその下端がカムボツクス17の
下端に枢着されたリンクアーム98の上端がロー
ラ99を介して係合しており、リンクアーム98
の中間部はカムフオロア100を介してカム66
a……の1つに係合している。
次に以上説明した吊込装置1によるガラス板の
吊込作業について述べる。
まずシリンダユニツト5を駆動してインナーフ
レーム4を上端枢着部a,aを中心に反時計方向
へ少しく回動させて傾斜させる。
次にガラス板Wをインナーフレーム4の下部に
設けられた支持部7B,7B上に載置し、その後
可動支持部7B,7B,7Lを駆動せしめれば、
ガラス板Wはストツパとしての不動支持部7U,
7U,7Rに当接するまで移動せしめられ、これ
ら不動支持部にガラスWの端縁が当接した時点で
ガラス板Wは全支持部7U,7U,7B,7B、
7L,7Rによつて所定の位置に精度よく固定セ
ツトされる。
斯くしてガラス板Wをインナーフレーム4に固
定セツトした後、再びシリンダユニツト5を駆動
してインナーフレーム4の姿勢を垂直に戻すと、
ガラス板Wも垂直にセツトされる。
その後、台車8を前進せしめてガラス板Wの後
方に近接せしめ、ガラス板Wをインナーフレーム
4に支持せしめたままの状態で台車8に設けた着
脱機構9を駆動してガラス板Wの上端縁をつか
み、支持機構10にてガラス板Wの下端縁を支持
してガラス板Wを台車8側でも支持する。即ちガ
ラス板Wの上方にはアーム部材28,28が開い
た状態で待機しており、この状態からシリンダユ
ニツト22を駆動してこれのピストンロツド22
bを下動せしめれば、まずアーム部材28,28
がその把持部28a,28aがガラス板Wの上端
部の両側に位置するまで下降する。そして更にピ
ストンロツド22bを下動せしめれば、今度は爪
体30が下動して係合溝28bに係合し、アーム
部材28,28を閉じさせ、これによりこれらア
ーム部材28,28の把持部28a,28aは図
示の如くガラス板Wの両面に当接密着し、ガラス
板Wの上端部を支持する。
他方、エアシリンダユニツト33を駆動して支
持具35を上動せしめ、これに設けた支持片34
がガラス板Wの下端縁に当接した後、電磁石Mを
働らかせて吸着板36を吸着固定すれば、ガラス
板Wの下端縁は支持具35に支持される。
然る後、インナーフレーム4側に設けた支持部
7U,7U,7B,7B,7L,7R全ての支持
を解除すれば、ガラス板Wはインナーフレーム4
から台車8にそのままの状態を保持して受け渡さ
れる。
斯くして台車8に受け渡されたガラス板Wをそ
のまま上方に持ち上げ、上方で待機する塗布装置
19にてこれの両面の所定箇所にペースト状物質
を塗布し、その後ガラス板W全体を元の位置まで
下げる。
ところで、上記ペースト状物質の塗布は次の如
くして成される。即ち、第4図において回転軸4
5を駆動してカム板47を回動せしめ、これに当
接するカムフオロア44を介してプツシユロツド
42を下動せしめれば、リンク部材52,52は
更にシヤープなV形に変形し、この変形により摺
動部50,50及び支持部材53,53は内方へ
移動し、支持部材53,53に支持されるチツプ
56と56とはガラス板Wの両面の所定箇所に当
接し、チツプ56,56から流出するペースト状
物質が当接箇所に付着する。その後、カム板47
を駆動してプツシユロツド42を上動せしめれ
ば、チツプ56,56はガラス板Wから離間し、
該ガラス板Wの両面にはペースト状物質が確実に
塗布される。
この塗布作業以前に前記制御機構110が働ら
いてこれらのレバー104……は所定角度回動
し、これによりレバー104……の先部に設けた
位置決め部材105……は第6図に示す如く支持
部材102,102,103,103の所定箇所
を下方へ押圧し、吊下具60……をガラス板Wの
上端縁形状に倣つて配列せしめる。
又位置決め部材105……にて支持板102,
102,103,103を押圧すると同時に、支
持板102,102,103,103は位置決め
部材105のテーパ部105a,105aに沿つ
て滑り、自ずと中央に設けた溝105bに係合
し、この結果全吊下具60……は同一平面上に位
置する。
そして、上記塗布作業と併行して吊下具の整列
が行なわれる。吊下具60の形状は第12図に示
すように、一対の上部アーム60a,60aと一
対の下部アーム60b,60bとからなり、上部
アーム60a,60aの上端部は互いに枢着60
cされ、上部アーム60a,60aの下端部には
下部アーム60b,60bの上端部が枢着され、
これら下部アーム60b,60bは中間部におい
て交叉枢着60dされ、更にそれぞれの下部アー
ム60b,60bの下端部には内方に向つてガラ
ス板W上端部を把持するチツプ60e,60eを
取付けている。而して、吊下具60は枢着点60
dよりも上部において略矩形状のパンタグラフ機
構を構成し、吊下具60全体が縮んだ場合にチツ
プ60e,60e間の距離が大きくなつて開状態
となり、また吊下具60全体が伸びた場合にチツ
プ60e,60e間の距離が小さくなつて閉状態
となる。そしてこの閉状態におけるチツプ60
e,60e間の距離を規制すべく、下部アーム6
0bの一方に他方の下部アーム60bと当接する
ストツパ60fを取付けている。
上記の如き形状をした吊下具60の整列は以下
の如くして行なわれる。
先ず第8図に示す如く第1のプツシユロツド7
2を左方へ移動させ、クランプアーム73にて吊
下具60の上端の枢着点60cよりも若干上方位
置を支持することで、吊下具60の位置を固定す
る。
次に開閉機構69の第2のプツシユロツド80
を第8図中左方へ移動せしめ、第8図中鎖線で示
す開状態から実線で示す如く第2のクランプ8
5,85を閉じさせ、これにより吊下具60の下
部アーム60b,60bを挾み、その後プツシユ
ロツド89にて揺動アーム87を押し上げ、スラ
イダ78を上動せしめる。これにより吊下具60
は上端が固定されたまま下部アーム60b,60
bのみが上動するため、第12図に示す如く吊下
具60は開き、下部アーム60b,60bの下端
に設けたチツプ60e,60eは更に開く。この
とき各機器の製作誤差等に起因して吊下具60は
第13図に示す如く鉛直線Nに対してその中心線
N′が少しく傾斜し、又チツプ60e,60e間
の間隙も所定値に対して誤差を生ずる。
そこで、次にカムを駆動して揺動アーム92及
びリンクアーム98を介してプツシユロツド95
を第8図中左方へ前進せしめると同時に上動せし
め、第11図に示す如くプツシユロツド95の先
部に設けた位置決め爪97を吊下具60の両チツ
プ60e,60e間に挿入係合せしめ、位置決め
爪97の係合を解除すれば、吊下具60の姿勢は
第15図に示す如く垂直に保持され、又これのチ
ツプ60e,60e間の間隙Sも所定値に設定さ
れる。
斯くして微調整された吊下具60の間に第16
図に示す如く、ガラス板Wの上端部を介在せし
め、その後ガラス板Wと吊下具60とを前記した
台車8のカム39を介して同期して下動せしめれ
ば、ガラス板Wは第17図に示すように吊下具6
0によつて吊下げ保持される。
ここでガラス板Wを吊下具60によつて吊下げ
るにあたつて、前記ガイドバー13に摺動可能に
設けた摺動部材15の一側方にはアーム18を介
して塗布装置19を取付け、他側方にはアーム1
6を介して位置決め機構20を取付け、これら塗
布装置19と位置決め機構20を一体体に上下動
せしめるとともにこれら塗布装置19と位置決め
機構20を同軸上に配置している。即ち塗布装置
19によるガラス板Wへのペースト状物質の塗布
位置と、吊下具60のチツプ60b,60bによ
るガラス板Wの保持位置とが同一箇所となるよう
に、塗布装置19の塗布位置と整列後のチツプ6
0bの位置とが同一高さとなり且つ第1図の紙面
垂直方向においても同一位置となるように上記位
置決め機構20と塗布装置19とを関係づけてい
る。
斯くしてガラス板Wは第18図に示す如く全吊
下具60……にペースト状物質が塗布された箇所
をもつて均一に吊下支持され、一連の吊下作業が
自動的に終了し、作業者は単調な吊下作業から解
放されるとともに、作業能率も飛躍的に向上す
る。
以上においてカムボツクス19と塗布装置とを
一体に連結したため、ガラス板Wの吊下位置とペ
ースト状物質の塗布位置とが常に正確に一致し、
所期の吊下げ作業を安定して行うことができる。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、位
置決め機構を収納するボツクスと塗布装置とを上
下揺動自在に支持されるアームを介して同一軸線
上に配したため、ガラス板のペースト状物質塗布
位置と吊下げ位置とを正確に一致せしめることが
でき、以つて所期の吊込作業を安定して行うこと
ができ、特にガラス板のサイズ変更に伴つてガイ
ドバーの本数或いは位置が変更しても、位置決め
機構と塗布装置の位置調整は不要であり、極めて
作業性が向上する利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は自動吊込装置の全体側面図、第2図は同正
面図、第3図は台車要部の拡大側面図、第4図は
塗布装置の縦断側面図、第5図及び第6図はトー
ナメント状に配列される支持板の正面図、第7図
は位置決め部材の斜視図、第8図は吊下具の整列
機構の配断側面図、第9図は同平面図、第10図
は第8図10−10線断面図、第11図は第8図
11−11線断面図、第12乃至第17図は吊下
具の整列手順を示す吊下具の側面図、第18図は
ガラス板を吊下げた状態でのトーナメント状に配
列された支持板の正面図である。 尚図面中1は自動吊込装置、8は台車、17は
カムボツクス、16,18はアーム、19は塗布
装置、20は位置決め機構、60は吊下具、68
は支持機構、69は開閉機構、70は位置決め調
整機構、Wはガラス板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の吊下げ具を位置決め治具で整列せしめ、
    ガラス板の吊下げ位置に塗布装置にてペースト状
    物質を塗布した後、該ガラス板を上記吊下げ具に
    て吊り下げるようにしたガラス板自動吊込装置に
    おいて、前記位置決め機構を収納するボツクスと
    前記塗布装置とを上下揺動自在に支持されるアー
    ムを介して同一軸線上に配置したことを特徴とす
    るガラス板自動吊込装置。
JP19648582U 1982-12-28 1982-12-28 ガラス板自動吊込装置 Granted JPS59103725U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19648582U JPS59103725U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 ガラス板自動吊込装置

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JP19648582U JPS59103725U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 ガラス板自動吊込装置

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Publication Number Publication Date
JPS59103725U JPS59103725U (ja) 1984-07-12
JPS6226421Y2 true JPS6226421Y2 (ja) 1987-07-07

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JP19648582U Granted JPS59103725U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 ガラス板自動吊込装置

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