JPS62263335A - ポリアミド仮撚加工糸の製造方法 - Google Patents
ポリアミド仮撚加工糸の製造方法Info
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- JPS62263335A JPS62263335A JP10917686A JP10917686A JPS62263335A JP S62263335 A JPS62263335 A JP S62263335A JP 10917686 A JP10917686 A JP 10917686A JP 10917686 A JP10917686 A JP 10917686A JP S62263335 A JPS62263335 A JP S62263335A
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、自然で微細なふくらみ感と良好なソフト感を
有する織編物に適したポリアミド仮撚加工糸の製造方法
に関する匂のである。
有する織編物に適したポリアミド仮撚加工糸の製造方法
に関する匂のである。
従来の技術
従来、ふくらみ感を有する織編物に用いられる糸条を・
得るために、熱収縮率の異なる2種以上のマルチフィラ
メントからなる混繊糸を弛緩熱98哩してふくらみ感を
与える方法が知られているが、この方法によって得られ
る糸条はソフト感に欠けるという欠点がある。このよう
な欠点を解消するために、熱収、縮率の異なる2種以上
のマルチフィラメントからなる混繊糸を仮撚加工する方
法が知られている。
得るために、熱収縮率の異なる2種以上のマルチフィラ
メントからなる混繊糸を弛緩熱98哩してふくらみ感を
与える方法が知られているが、この方法によって得られ
る糸条はソフト感に欠けるという欠点がある。このよう
な欠点を解消するために、熱収、縮率の異なる2種以上
のマルチフィラメントからなる混繊糸を仮撚加工する方
法が知られている。
発明が解決しようとザる問題点
ふくらみ感をイfする5熾福物に適した糸条を得る方法
において、従来公知の上記のごとき熱収縮率の尼なる2
種以上のマルチフィラメントからなる混線糸を仮撚加ニ
ー4る方法ては、仮撚側■前の混線糸の形態が均一であ
り、しかも仮撚加工時の熱セットによる受熱によって2
種以上のマルチフィラメントの、!l!!幻警≦の差が
少くなくなるため、自然で微11なふくらみ感を右りる
仮撚加工糸は得難いという欠点がある。
において、従来公知の上記のごとき熱収縮率の尼なる2
種以上のマルチフィラメントからなる混線糸を仮撚加ニ
ー4る方法ては、仮撚側■前の混線糸の形態が均一であ
り、しかも仮撚加工時の熱セットによる受熱によって2
種以上のマルチフィラメントの、!l!!幻警≦の差が
少くなくなるため、自然で微11なふくらみ感を右りる
仮撚加工糸は得難いという欠点がある。
本発明は、特定のポリアミドマルチフィラメントからな
り、適度にループを有する混繊糸を仮撚加工することに
より、上記の欠点が解消できるという知見を基に、自然
で微細なふくらみ感と良好なソフト感を有する織編物を
得るに適した、ポリアミド仮撚加工糸を製造する方法を
提供しようとするものである。
り、適度にループを有する混繊糸を仮撚加工することに
より、上記の欠点が解消できるという知見を基に、自然
で微細なふくらみ感と良好なソフト感を有する織編物を
得るに適した、ポリアミド仮撚加工糸を製造する方法を
提供しようとするものである。
問題点を解決するための手段
本発明のポリアミド仮撚加工糸の製造方法は、自然収縮
率が2.8%以下で、かつ自然収縮率の差が0.8%以
上の2種以上のポリアミドマルチフィラメントからなり
、開繊状ループの数が100+当り3個以上である混繊
糸を、融着温度より低い温度下で、下記式から算出した
撚角度が43°〜50°となる条件で仮撚加工すること
を特徴とするものである。
率が2.8%以下で、かつ自然収縮率の差が0.8%以
上の2種以上のポリアミドマルチフィラメントからなり
、開繊状ループの数が100+当り3個以上である混繊
糸を、融着温度より低い温度下で、下記式から算出した
撚角度が43°〜50°となる条件で仮撚加工すること
を特徴とするものである。
ただし、θ:撚角度
D:マルチフィラメントの繊度(デニ
ール)
T:仮撚撚数(回/m)
まず、本発明において、仮撚加工に供する混繊糸は、自
然収縮率が異なる2種以上のポリアミドマルチフィラメ
ントから構成され、いずれのポリアミドマルチフィラメ
ントも自然収縮率が2.8%以下であることが必要であ
る。自然収縮率が2.8%を超えると、経時的に糸質変
化が起こり易く、特にバーン等のパッケージの状態にお
いて、糸層が強く締めつけられたときに糸質が不安定に
なるので好ましくない。
然収縮率が異なる2種以上のポリアミドマルチフィラメ
ントから構成され、いずれのポリアミドマルチフィラメ
ントも自然収縮率が2.8%以下であることが必要であ
る。自然収縮率が2.8%を超えると、経時的に糸質変
化が起こり易く、特にバーン等のパッケージの状態にお
いて、糸層が強く締めつけられたときに糸質が不安定に
なるので好ましくない。
次いで、上記2種以上のポリアミドマルチフィラメント
間の自然収縮率の差は0,8%以上であることが必要で
ある。自然収縮率の差が0.8%未満であると、糸条を
パッケージから解舒したときに発現する開繊状ループの
数が少なく、後述するように仮撚加工糸にV&綱なふく
らみ感を与えるために必要な10c11当り311!]
以上の開繊状ループが形成されnいため好ましくない。
間の自然収縮率の差は0,8%以上であることが必要で
ある。自然収縮率の差が0.8%未満であると、糸条を
パッケージから解舒したときに発現する開繊状ループの
数が少なく、後述するように仮撚加工糸にV&綱なふく
らみ感を与えるために必要な10c11当り311!]
以上の開繊状ループが形成されnいため好ましくない。
なお、上記の自然収縮率は次式で痺出し、試験回数5回
の平均値で示す。
の平均値で示す。
ただし、Uo:JIS L 1013熱水収縮率A
法と同じ方法で採取し、測定した総 の長さく頴) !2 二20で測定した紹を無荷重状態で120時間故
置装た後に!2Oを測定 したと同じ荷重下で測定した紹の 長さく lI#l ) 上記の条件を満足する2種のポリアミドマルチフィラメ
ントの組合せの一例としては、高速紡糸によるナイロン
6マルチフィラメントと、通常の紡糸、延伸の2工程法
によるナイロン6マルチフィラメントとの組合せがあげ
られる。すなわち、ナイロン6を、400077L /
分前後の高速紡糸すれば、自然収縮率1.2%以下のも
のが容易に得られ、一方ナイロン6を1000〜180
0TIL/分程度の紡糸速度で紡糸した未延伸糸を常法
により延伸すれば、自然収縮率2%以上のものを容易に
得ることができ、工業的に多く生産されているものをそ
のまま用いることが可能である。また、上記21a以上
のポリアミドマルチフィラメントの混繊処理は、従来公
知の流体噴射処yJ!装置により、混繊同時交絡させれ
ばよい。得られた混繊糸を構成する2種の糸条間におい
て、自然収縮率に差があると、第1図に示すごとく自然
収縮率の大きい糸条1は芯部に、自然収縮率の小さい糸
条2はループ状に浮いた部分を形成して、解舒した際開
繊状ループを発現する。その発現の数は混繊糸を構成す
る2種の糸条の自然収縮率を適宜選択することによって
調節できる。
法と同じ方法で採取し、測定した総 の長さく頴) !2 二20で測定した紹を無荷重状態で120時間故
置装た後に!2Oを測定 したと同じ荷重下で測定した紹の 長さく lI#l ) 上記の条件を満足する2種のポリアミドマルチフィラメ
ントの組合せの一例としては、高速紡糸によるナイロン
6マルチフィラメントと、通常の紡糸、延伸の2工程法
によるナイロン6マルチフィラメントとの組合せがあげ
られる。すなわち、ナイロン6を、400077L /
分前後の高速紡糸すれば、自然収縮率1.2%以下のも
のが容易に得られ、一方ナイロン6を1000〜180
0TIL/分程度の紡糸速度で紡糸した未延伸糸を常法
により延伸すれば、自然収縮率2%以上のものを容易に
得ることができ、工業的に多く生産されているものをそ
のまま用いることが可能である。また、上記21a以上
のポリアミドマルチフィラメントの混繊処理は、従来公
知の流体噴射処yJ!装置により、混繊同時交絡させれ
ばよい。得られた混繊糸を構成する2種の糸条間におい
て、自然収縮率に差があると、第1図に示すごとく自然
収縮率の大きい糸条1は芯部に、自然収縮率の小さい糸
条2はループ状に浮いた部分を形成して、解舒した際開
繊状ループを発現する。その発現の数は混繊糸を構成す
る2種の糸条の自然収縮率を適宜選択することによって
調節できる。
混繊糸を解舒した際発現する開繊状ループの数は、上記
のごとく、10cm当り3個以上であることが必要であ
り、開繊状ループの数が10c#当り3個に満たないと
、自然で微細なふくらみ感と良好なソフト感を有する織
編物を形Piする糸を得ることが困難である。
のごとく、10cm当り3個以上であることが必要であ
り、開繊状ループの数が10c#当り3個に満たないと
、自然で微細なふくらみ感と良好なソフト感を有する織
編物を形Piする糸を得ることが困難である。
なお発現する開繊状ループの数の測定方法は次のとおり
である。まずJIS L 1013熱水収縮率A法
と同じ方法で、混繊糸の総を採取した後、無荷重、水平
状態のまま24時間放置し、捲回数20回の中からラン
ダムに1回分の糸をはずし、110ff1/dの荷重で
緊張させた後、肉眼で開繊状ループの数を、総長20
cm、試験回数5回で測定し平均値で開繊状ループの数
とする。
である。まずJIS L 1013熱水収縮率A法
と同じ方法で、混繊糸の総を採取した後、無荷重、水平
状態のまま24時間放置し、捲回数20回の中からラン
ダムに1回分の糸をはずし、110ff1/dの荷重で
緊張させた後、肉眼で開繊状ループの数を、総長20
cm、試験回数5回で測定し平均値で開繊状ループの数
とする。
次に上記混繊糸に仮撚加工を施す。仮撚加工に際しては
、ポリアミドマルチフィラメントのHIN?温度よりも
低い温度で行なう必要があり、融肴濡度以上の温度で仮
撚加工すると、融着糸あるいは部分融着糸となり、自然
で微細なふくらみ感を有する仮撚加工糸を得ることが困
難である。また撚角度が43°〜50゛ となる条件で
仮撚加工することが必要である。撚角度が43°未満で
あると十分な捲縮を有する仮撚加工糸を得ることができ
ず、一方50’を超えると二重撚現象などが発生して糸
切れが生じやすく、また均一な染色性を有する仮撚加工
糸が得られにくいので好ましくない。特にすぐれた、自
然で微細なふくらみ感とソフト感を有する織編物を形成
しうる仮撚加工糸を得るためには、上記撚角度が44°
〜48゛であることが好ましい。得られた仮撚糸は、第
2図に示すごとく、低捲縮部Aと高捲縮部Bの混在した
形態を有している。
、ポリアミドマルチフィラメントのHIN?温度よりも
低い温度で行なう必要があり、融肴濡度以上の温度で仮
撚加工すると、融着糸あるいは部分融着糸となり、自然
で微細なふくらみ感を有する仮撚加工糸を得ることが困
難である。また撚角度が43°〜50゛ となる条件で
仮撚加工することが必要である。撚角度が43°未満で
あると十分な捲縮を有する仮撚加工糸を得ることができ
ず、一方50’を超えると二重撚現象などが発生して糸
切れが生じやすく、また均一な染色性を有する仮撚加工
糸が得られにくいので好ましくない。特にすぐれた、自
然で微細なふくらみ感とソフト感を有する織編物を形成
しうる仮撚加工糸を得るためには、上記撚角度が44°
〜48゛であることが好ましい。得られた仮撚糸は、第
2図に示すごとく、低捲縮部Aと高捲縮部Bの混在した
形態を有している。
作用
自然収縮率が2.8%以下で、その差が0.8%以上の
2種以上のポリアミドマルチフィラメントを組合せ、流
体処理などにより交絡させて、パーンなどのパッケージ
に捲取れば、解舒した際自然収縮率の大きなポリアミド
マルチフィラメントが緊張し、自然収縮率の小さいポリ
アミドマルチフィラメントが弛緩して開繊状ループの発
現した混繊糸となる。この混繊糸を仮撚加工することに
より、自然収縮率の大きなポリアミドマルチフィラメン
トが高緊張下で熱セットされて高捲縮となり、自然収縮
率の小さなポリアミドマルチフィラメントが低緊張下で
熱セットされて低捲縮となって、自然で微細なふくらみ
感を有するa編物を形成することができる糸が得られる
。
2種以上のポリアミドマルチフィラメントを組合せ、流
体処理などにより交絡させて、パーンなどのパッケージ
に捲取れば、解舒した際自然収縮率の大きなポリアミド
マルチフィラメントが緊張し、自然収縮率の小さいポリ
アミドマルチフィラメントが弛緩して開繊状ループの発
現した混繊糸となる。この混繊糸を仮撚加工することに
より、自然収縮率の大きなポリアミドマルチフィラメン
トが高緊張下で熱セットされて高捲縮となり、自然収縮
率の小さなポリアミドマルチフィラメントが低緊張下で
熱セットされて低捲縮となって、自然で微細なふくらみ
感を有するa編物を形成することができる糸が得られる
。
実施例
ナイロン6を紡糸、延伸する通常の2工程法により、固
有粘度〔η)=1.0のナイロン6を紡糸温度280℃
、孔数12の口金を用いて、紡糸速度1200m /分
で溶融紡糸し、延伸倍率3.27 、延伸速度950m
/分で延伸し、銘柄30d /12f 、 11度2
9.6d 、伸度40%、自然収縮率2.4%のポリア
ミドマルチフィラメント1を得た。
有粘度〔η)=1.0のナイロン6を紡糸温度280℃
、孔数12の口金を用いて、紡糸速度1200m /分
で溶融紡糸し、延伸倍率3.27 、延伸速度950m
/分で延伸し、銘柄30d /12f 、 11度2
9.6d 、伸度40%、自然収縮率2.4%のポリア
ミドマルチフィラメント1を得た。
一方、固有粘度〔η)=1.0のナイロン6を紡糸温度
280°Cで、孔数34の口金を用いて溶融紡糸し、4
000m /分で捲取り、銘柄40d /34F、 8
度39.5d 、伸度66%、自然収縮率0.9%のポ
リアミドマルチフィラメント2を得た。
280°Cで、孔数34の口金を用いて溶融紡糸し、4
000m /分で捲取り、銘柄40d /34F、 8
度39.5d 、伸度66%、自然収縮率0.9%のポ
リアミドマルチフィラメント2を得た。
上記の2種のポリアミドマルチフィラメント1および2
を引揃えて、総繊度に対し、0.4tJ /dの張力を
与えて1本の集束糸とした後、空気噴射により混繊し、
速度600771. /分でパーンに捲上げて混繊糸を
得た。前記パーンを解舒した際の混繊糸は、第1図に示
すごとぎ形態で、ポリアミドマルチフィラメント2がル
ープ状に浮いた部分、ずなわら開繊状ループを発現し、
その数は10 cm当り3.7個であった。
を引揃えて、総繊度に対し、0.4tJ /dの張力を
与えて1本の集束糸とした後、空気噴射により混繊し、
速度600771. /分でパーンに捲上げて混繊糸を
得た。前記パーンを解舒した際の混繊糸は、第1図に示
すごとぎ形態で、ポリアミドマルチフィラメント2がル
ープ状に浮いた部分、ずなわら開繊状ループを発現し、
その数は10 cm当り3.7個であった。
次に前記混繊糸を、LS−6型板撚加工別により、スピ
ンドル回転数40x10’ r、p、n 、撚角度47
.0” 、仮撚撚数3668回/m、仮撚方向Z1ヒー
タ温度180°オーバフィード率−8,6%/6,2%
の条件で仮撚加工した。得られた仮撚糸は、繊度65、
8d、強度3.93(1/(1、伸度30.8%であり
、第2図に示すごとき形態で、自然収縮率が大きいポリ
アミドマルチフィラメント1が高捲縮部Aとなって芯部
を占め、自然収縮率の小さいポリアミドマルチフィラメ
ント2が低捲縮部Bとなってループ状に開繊し、ふくら
みとソフト性を有する糸条であった。
ンドル回転数40x10’ r、p、n 、撚角度47
.0” 、仮撚撚数3668回/m、仮撚方向Z1ヒー
タ温度180°オーバフィード率−8,6%/6,2%
の条件で仮撚加工した。得られた仮撚糸は、繊度65、
8d、強度3.93(1/(1、伸度30.8%であり
、第2図に示すごとき形態で、自然収縮率が大きいポリ
アミドマルチフィラメント1が高捲縮部Aとなって芯部
を占め、自然収縮率の小さいポリアミドマルチフィラメ
ント2が低捲縮部Bとなってループ状に開繊し、ふくら
みとソフト性を有する糸条であった。
上記の仮撚糸を用いて、常法に上り平織物を製、徹した
ところ、自然なふくらみ感と良好なソフト感を有する織
物が得られた。
ところ、自然なふくらみ感と良好なソフト感を有する織
物が得られた。
比較例1
実施例と同様に、紡糸、延伸する2工程法により、固有
粘度(η)=i、oのナイロン6を紡糸温度280 ′
C1孔数34の口金を用いて、紡糸速度1200m/分
で溶融紡糸し、延伸倍率3.O,延伸速度95077L
/分の条件で延伸し、銘柄40d /34f 、繊度
39.1d 、伸度52%、自然収縮率1.8%のポリ
アミドマルチフィラメント3を得た。この自然収縮率1
.8%のポリアミドマルチフィラメント3と実施例で得
た自然収縮率2.4%のポリアミドマルチフィラメント
1とを引揃え、実施例の場合と全く同様の条件で混線糸
を作製した。得られた混繊糸をバーンから解舒した際、
発現する開繊状ループの数は10c、当り2.2mどま
りであった。この混繊糸を実施例の場合と全く同様の条
件で仮撚加工を行なったが、自然なふくらみとソフト感
を有するn編物とすることができる糸条は得られなかっ
た。
粘度(η)=i、oのナイロン6を紡糸温度280 ′
C1孔数34の口金を用いて、紡糸速度1200m/分
で溶融紡糸し、延伸倍率3.O,延伸速度95077L
/分の条件で延伸し、銘柄40d /34f 、繊度
39.1d 、伸度52%、自然収縮率1.8%のポリ
アミドマルチフィラメント3を得た。この自然収縮率1
.8%のポリアミドマルチフィラメント3と実施例で得
た自然収縮率2.4%のポリアミドマルチフィラメント
1とを引揃え、実施例の場合と全く同様の条件で混線糸
を作製した。得られた混繊糸をバーンから解舒した際、
発現する開繊状ループの数は10c、当り2.2mどま
りであった。この混繊糸を実施例の場合と全く同様の条
件で仮撚加工を行なったが、自然なふくらみとソフト感
を有するn編物とすることができる糸条は得られなかっ
た。
比較例2
実施例と同様に紡糸、延伸する2工程法により、固有粘
度〔η)=1.0のナイロン6を紡糸温度280℃、孔
数12の口金を用いて、紡糸速度1200m/分で溶融
紡糸し、延伸倍率3.51 、延伸速度950m/分の
条件で延伸し、銘柄30d /12f 、繊度28.2
d 、伸度33%、自然収縮率2.9%のポリアミドマ
ルチフィラメント4を得た。この自然収縮$2.9%の
ポリアミドマルチフィラメント4と実施例で得た自然収
縮率0.9%のポリアミドマルチフィラメント2とを引
揃え、実施例の場合と全く同様の条件で混繊糸を作製し
たa得られた混繊糸をパーンから解舒した際発現する開
繊状ループの数は10c、当り4.4個で、3個以上あ
ったが、自然収縮率2.9%のポリアミドマルチフィラ
メント4が経時変化して、特にバーンテーパ部に対応す
る部分において、解舒時発現する開繊状ループの形状が
、他の部分と大きく変化し、実施例と全く同様の条件で
仮撚加工を行なっても、外観上周期的な異常が認められ
、4Fila物とした際欠点として現われる場合があり
不適格であった。
度〔η)=1.0のナイロン6を紡糸温度280℃、孔
数12の口金を用いて、紡糸速度1200m/分で溶融
紡糸し、延伸倍率3.51 、延伸速度950m/分の
条件で延伸し、銘柄30d /12f 、繊度28.2
d 、伸度33%、自然収縮率2.9%のポリアミドマ
ルチフィラメント4を得た。この自然収縮$2.9%の
ポリアミドマルチフィラメント4と実施例で得た自然収
縮率0.9%のポリアミドマルチフィラメント2とを引
揃え、実施例の場合と全く同様の条件で混繊糸を作製し
たa得られた混繊糸をパーンから解舒した際発現する開
繊状ループの数は10c、当り4.4個で、3個以上あ
ったが、自然収縮率2.9%のポリアミドマルチフィラ
メント4が経時変化して、特にバーンテーパ部に対応す
る部分において、解舒時発現する開繊状ループの形状が
、他の部分と大きく変化し、実施例と全く同様の条件で
仮撚加工を行なっても、外観上周期的な異常が認められ
、4Fila物とした際欠点として現われる場合があり
不適格であった。
発明の効果
本発明で得られるポリアミド仮撚加工糸を用いて製編織
することにより、自然で微細なふくらみ感と良好なソフ
ト感を有する編物、1織物を得ることができる。
することにより、自然で微細なふくらみ感と良好なソフ
ト感を有する編物、1織物を得ることができる。
第1図は本発明における混繊糸のパーン解舒時の外観模
式図、第2図は本発明で得られるポリアミド仮撚加工糸
の外観模式図である。 1・・・高自然収縮率ポリアミドマルチフィラメント、
2・・・低自然収縮率ポリアミドマルチフィラメント 代理人 森 本 i 弘 第1図
式図、第2図は本発明で得られるポリアミド仮撚加工糸
の外観模式図である。 1・・・高自然収縮率ポリアミドマルチフィラメント、
2・・・低自然収縮率ポリアミドマルチフィラメント 代理人 森 本 i 弘 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、自然収縮率が2.8%以下で、かつ自然収縮率の差
が0.8%以上の2種以上のポリアミドマルチフィラメ
ントからなり、開繊状ループの数が10cm当り3個以
上である混繊糸を、融着温度より低い温度下で、下記式
から算出した撚角度が43°〜50°となる条件で仮撚
加工することを特徴とするポリアミド仮撚加工糸の製造
方法。 tanθ=(√D×T)/28615 ただし、θ:撚角度 D:マルチフィラメントの繊度(デ ニール) T:仮撚撚数(回/m)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10917686A JPH0784683B2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | ポリアミド仮撚加工糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10917686A JPH0784683B2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | ポリアミド仮撚加工糸の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62263335A true JPS62263335A (ja) | 1987-11-16 |
JPH0784683B2 JPH0784683B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=14503583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10917686A Expired - Lifetime JPH0784683B2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | ポリアミド仮撚加工糸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0784683B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007077528A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Unitica Fibers Ltd | 太さ斑を有する非融着加工糸 |
-
1986
- 1986-05-12 JP JP10917686A patent/JPH0784683B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007077528A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Unitica Fibers Ltd | 太さ斑を有する非融着加工糸 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0784683B2 (ja) | 1995-09-13 |
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