JPS62258361A - 光学活性6−置換−ピリジン−3−カルボン酸エステル化合物および液晶 - Google Patents

光学活性6−置換−ピリジン−3−カルボン酸エステル化合物および液晶

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JPS62258361A
JPS62258361A JP62006054A JP605487A JPS62258361A JP S62258361 A JPS62258361 A JP S62258361A JP 62006054 A JP62006054 A JP 62006054A JP 605487 A JP605487 A JP 605487A JP S62258361 A JPS62258361 A JP S62258361A
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JP
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pyridine
optically active
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carboxylic acid
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JP62006054A
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Sakie Hasegawa
長谷川 佐喜恵
Masami Yabe
矢部 雅美
Yuzo Sakurai
桜井 雄三
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な6−置換−ビリジン−3−カルボン酸エ
ステル化合物に関する。
かかる6−置換−ビリジン−3−カルボン酸エステル化
合物は、液晶性化合物として有用である。
液晶には、ネマチック液晶、スメクチック液晶、コレス
テリック液晶があるが、本発明の化合物はその内スメク
チック液晶、特に強誘電性を有し、表示素子材料として
有用なカイラルスメクチックC液晶である。
〔従来の技術〕
カイラルスメクチックC液晶は、ピッチ長ざのかなり長
いらせん構造を有するが、そのらせん構造のピッチ長き
よりも短いセルギャップのセル中では、残留自発分極を
示し、外部電場に対して極めて早い速度(1〜100マ
イクロ秒)で応答し、かつメモリー性も示す(N、A、
C1arkらAppl、Phys、Lett、、36,
899(1980)参照)。
カイラルスメクチックC411品の高速の光スイッング
現象を利用すれば、従来のねしれネマチック型蔽晶表示
素子に比べて、みかに高速応答性の液晶表示素子の製作
が可能になり、大画面の液晶表示装置の実用化を図るこ
とができる。
このようなカイラルスメクチック液晶としては、下記の
式で表ねきれるp−デシルオキシベンジリデン−p −
アミノ−2−メチルブチルシンナメート(以下DOBA
MBCと略称する)が知られている(R,B、Meye
rら J、dePhys 1que  36.L−69
(1975)参照)ピリジン環を有する液晶は、従来ネ
マチック液晶材料としていくつか報告されている(特開
昭58−121272号公報、特開昭60−16386
4号公報、特開昭60−163865号公報など参照)
が、スメクチック液晶を示すものの例は少なく、スメク
チックCと同定された化合物巳よほとんど知られていな
い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしなから、DOBAMBCはシッフ塩基構造を持つ
ために、水分に対して不安定であり、また桂皮酸のエチ
レン構造が光に対して不安定であるという重大な欠点を
有する。 すなわち、耐候性が悪いため液晶として広範
に使用することができない。
〔開運を解決するための手段および作用〕本発明者らは
、耐候性に優れた新規なカイラルスメクチックC液晶性
を示す化合物を提供することを目的として、鋭意検討し
た結果、一般式(I)(式中、Roは炭素数6〜18の
アルキル基又はアルコキシ基を示し、R2は光学活性ア
ルキル基を示す) で表わされる、光学活性6−置換−ビリジン−3−カル
ボン酸エステル化合物を見い出し、ざらにかかる化合物
か、広い温度範囲において目的とするカイラルスメクチ
ックC液晶となることを見い出し、本発明に到達した。
 一般式(I)におけるR1は炭素数6〜18のアルキ
ル基又はアルコキシ基である。また、一般式(I)にお
けるR2ば光学活性アルキル基であり、好ましく使用で
きるものとして光学活性2−メチルブチル基、2−メチ
ルペンチル基、2−メチルヘキシル基、2−メチルへブ
チル基、2−メチルオクチル基、1−メチルプロピル基
、1−メチルブチル基、1−メチルペンチル基、1−メ
チルヘキシル基、1−メチルへブチル基、3−メチルペ
ンチル基、3−メチルヘキシル基、3−メチルへブチル
基、5−メチルへブチル基などを例示することができ、
光学活性2−メチルブチル基の使用が特に好ましい。
また、 a式(I)におけるR2の光学活性アルキル基
は、炭素鎖中の炭素原子の一部が酸素原子で置換されて
いてもよい。 このような光学活性基で好ましく使用で
きるものとしては、2−メトキシプロピル基、2−エト
キシプロピル基、2−プロポキシプロビル基、2−ブト
キシプロピル基、2−ペンチルオキシプロピル基、2−
ペンチルオキシプロピル基、2−へキシルオキシプロピ
ル基等を挙げることがで営る。
本発明の一般式(I)の光学活性6−置換−ビリジン−
3−カルボン酸エステル化合物は、構造成分としてアゾ
メチン基、アゾ基、アゾキシ基、エチニル基など水分や
光に対して不安定な官能基を持たず、安定なエステル基
およびエーテル基のみから成り立っているので、非常に
擾れた耐侯性を有すると共に、広い温度範囲でカイラル
スメクチックCM晶となるので、実用性が高い。
一般式(I)の光学活性6−置換−ピリジン−3−カル
ボン酸エステル化合物は、以下に述べる反応式に従って
合成することができる。
〇 一一一一一→ (1) 式(旧の化合物を過剰量の塩化チオニルと数時間加熱還
流した後、未反応の塩化チオニルを減圧留去で除去して
、対応する酸塩化物(III)を得る。 次に、酸塩化
物(IIをベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素溶
媒に溶かし、ピリジン、トリエチルアミンなどの有機塩
基化合物の存在下で6−ヒドロキシニコチン酸光学活性
アルキルエステル(IV)と室温又は加熱条件下で数時
間反応させることによって、一般式(I)の化合物を合
成する。 得られた粗製の化合物(I)はカラムクロマ
トグラフィー、再結晶など常法に従って精製する。
また、R1がアルコキシ基である式(旧の化合物は公知
の方法(G、W、Gray、J、B。
Hartley  and  Brynmor  J。
nes、J、Chem、Soc、p、1412(195
5))により、下記の反応式に従って合すなわち、4−
ヒドロキシビフェニルを二硫化炭素中無水塩化アルミニ
ウムの存在下で塩化アセチルと反応させることにより、
4′−ヒドロキシ−4−アセチルビフェニル(V)を得
、次いで次亜臭素酸ナトリウムでアセチル基を酸化して
、4′−ヒドロキシ−4−アセチルビフェニルカルボン
酸(Vl)とする。化合物(Vl)はエタノールと水酸
化カリウム水溶液中アルキルブロマイドと反応させて、
4′−アルコキシビフェニル−4−カルボン酸カリウム
塩とし、塩酸などで酸性にすることによって4′−アル
コキシビフェニル−4−カルボン酸(II)を容易に合
成することができる。
あるいは、4′−ヒドロキシ−4−シアノビフェニルを
常法に従って、アルカリで加水分解することによって、
直接4′−アルコキシビフェニル−4−カルボン酸(I
I)を合成することもできる。
また、R口(アルキル基である式(II)の化合物は、
公知の方法(Ch a n  S 、○h、Liq。
Cryst、   and  0rdered  Fl
uids  3巻 p、53 (1974))に従って
、下記の反応式に従って合成することができる。
すなわち、ビフェニルを二硫化炭素中無水塩化アルミニ
ウムの存在下でアルキルカルボン酸塩化物と反応きせる
ことにより、4−アルカノイルビフェニル(■)とし、
次いでヒドラジンでケトンを還元して4−アルキルビフ
ェニル(■)とする。
化合物(■)を二硫化炭素中無水塩化アルミニウムの存
在下で塩化アセチルと反応きせることによって、4′−
アルキル−4−アセチルビフェニル(IX)とし、次い
で(IX)を次亜臭素酸ナトリウムで酸化することで化
合物(II)を容易に合成することができる。
あるいは、下記の反応式に従って、化合物(■)を二硫
化炭素中無水塩化アルミニウムの存在下でシュウ酸ジク
ロライドを反応させることにより、−挙に酸塩化物(I
II)を合成することがで診る。
あるいはまた、4′−アルキル−4−シアノビフェニル
を常法に従ってアルカリで加水分解することにより化合
物(II)を合成することも可能である。
式(IV)の化合物は、6−とドロキシニコチン酸を硫
酸触媒の存在下、所定の光学活性アルコールでエステル
化する方法あるいはヒドロキシ基をベンジルエーテルと
して保護した後、酸塩化物に変換して所定の光学活性ア
ルコールと反応させ、保護基であるベンジルエーテルを
水素化分解する方法などによって容易に合成することが
できる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 [6−(4=−n−デシロキシビフェニル−4−カルボ
ニルオキシ)ピリジン−3−カルボン酸(S)−2−メ
チルブチルエステル(一般式(I)においてR1=CI
、H:10.R:= (S)−2−メチルブチル)] 6−ヒドロキシニコチン酸・9− Og (0,065
モル)、(S)−2−メチルブチルアルコール14.4
g (0,164モル)、濃硫酸4mlおよびベンゼン
35m1の混合液を、副生水を共沸除去しながら1o時
間加熱還流した。冷却後クロロホルム100m1を加え
て生成エステルを抽出し、クロロホルム層を5%炭酸ナ
トリウム水溶液で2@洗浄した後水洗して、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた粗
生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーおよび
水/エタノール混合溶媒からの再結晶によって精製し、
6−ヒドロキシニコチン酸 (S)−2−メチルブチル
エステル5.50g (収率4゜%)を得た。この化合
物の融点は103〜4°であった。
4=−n−デシロキシビフェニルカルボン酸1゜06g
  (3,0ミリモル)を塩化チオニル4mlに加えて
、2時間加熱還流した後、未反応の塩化チオニルを減圧
下て留去した。得られた粗製の酸塩化物をベンゼン25
m1に加えて溶解した後、6−ヒドロキシニコチンa 
 (S)−2−メチルブチルエステル0.84g (4
,0ミリモル)、トリエチルアミン1.21g (12
ミリモル)およびベンゼン10m1の混合物に室温で加
えて、4時間加熱還流した。放冷後、反応混合物をろ過
し、ろ液をlNH2S○4、lNNaOHおよび飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を減圧留去して得られた粗生成物をシυカゲルカラムク
aマドグラフィーおよびエタノール/酢酸エチル混合溶
媒からの再結晶によって精製した。6−(4=−n−デ
シロキシビフェニル−4−カルボニルオキシ)ピリジン
−3−カルボンe  (s)−2−メチルブチルエステ
ルの収量は0.91gで収率56%であった。
この化合物の赤外吸収スペクトルを第1図に示す。また
、’HNMRスペクトル(CDCIx、TMS内部標準
)のδ(ppm)は下記の通りであった。
6.89〜9.09 (m、 11 )1.ピリジン環
およびベンゼン環) 4.22 (d、J=6Hz、2H,O−Ω石ニーCH
) 3.99 (t、J=6Hz、2H,○−Ω刀ユCH2
) 0.6〜2.1  (m、28H) この化合物の元素分析の結果は下記の通りであり、理論
値と良く一致した。理論値(Cz4Ha3NOsとして
)   C74,83% 87.94% N2.57%
 分析値 C74,8%H831% N 2.6%。
以上の分析データにより、この化合物を6−(4=−n
−デシロキシビフェニル−4−カルボニルオキシ)ピリ
ジン−3−カルボンM  (S)−2−メチルブチルエ
ステルと同定した。
また、この化合物は、下記の液晶相転移を示し、カイラ
ルスメクチックC相を有していた。
実施例2〜6 実施例1と同様に、4−−n−デシロキシビフェニルカ
ルボン酸を榎々の4−−n−アルコキシビフェニルカル
ボン酸に変更して、下記の6−(4’−n−アルコキシ
ビフェニル−4−カルボニルオキシ)ピリジン−3−カ
ルボンM  (S)−2−メチルブチルエステルを合成
した。
[実施例26−(4=−n−オクチロキシビフェニル−
4−カルボニルオキシ)ピリジン−3−カルボン酸 (
S)−2−メチルブチルエステル(一般式(I)におい
てR1=C5HttO1R2= (S) −2−メチル
ブチル) 実施例36−(4=−n−ドブシロキシビフェニル−4
−カルボニルオキシ)ピリジン−3−カルボン酸 (S
)−2−メチルブチルエステル(一般式(I)において
R+=C+!HzsOSR1=(S)−2−メチルブチ
ル) 実施例46−(4=−n−テトラデシロキシビフェニル
−4−カルボニルオキシ)ピリジン−3−カルボン酸 
(S)−2−メチルブチルエステル(一般式(I) に
おいrRt=cuH!*o。
R*= (S) −2−メチルブチル)実施例56−(
4”−n−ヘキサデシロキシビフェニル−4−カルボニ
ルオキシ)ピリジン−3−カルボン酸 (S) −2−
メチルブチルエステル(一般式(I)においてR1=C
凰gHz30、Rt= (S) −2−メチルブチル)
実施例66−(4″−n−オクタデシロキシビフェニル
−4−カルボニルオキシ)ピリジン−3−カルボン酸 
(S)−2−メチルブチルエステル(一般式(I) に
おいてRt=C18H370゜R4= (s)−2−メ
チルブチル)]これらの化合物の同定は、赤外吸収スペ
クトル、’HNMRスペクト)Lt (CDC1x、T
MS内部標4)および元素分析によって行なった。
実施例2〜6の化合物は、第1表に示すようにいずれも
カイラルスメクチックC液晶相を有していた。
(以下余白) 実施例7 [6−(4−−n−オクチルビフェニル−4−カルボニ
ルオキシ)ピリジン−3−カルボン酸(S) −2−メ
チルブチルエステル(一般式(I)においてRs = 
Cg HI 7、R:= (S)−2−メチルブチル)
] 4′−〇−オクチルビフェニルー4−カルボン酸を出発
原料とし、実施例1と同様にして6−(4”−n−オク
チルビフェニル−4−カルボニルオキシ)ピリジン−3
−カルボンHm  (S)−2−メチルブチルエステル
を合成した。
この化合物の赤外吸収スペクトルを第2図に示す。また
、’HNMRスペクトル(CDC1x、TMS内部標4
)のδ(ppm)は下記の通りであった。
7.18〜9.09 (m、11H,ピリジン環および
ベンゼン環) 4.22 (d、J=6Hz、2H,○−CHニーCH
) 2.65 (t、J=7.2Hz、2H,C6Ha一旦
±fi  CH2) 0.6〜2.1  (m、24H) この化合物の元素分析の結果は下記の通りであり、理論
値と良<−散した。理論値(CzzHt*N04として
)   C76,61% 87.84% N2.79%
 分析値 C76,6%H8,0% N 2.8%。
以上の分析データにより、この化合物を6−(4=−n
−オクチルビフェニル−4−カルボニルオキシ)ピリジ
ン−3−カルボンH(S)−2−メチルブチルエステル
と同定した。
また、この化合物は、下記の液晶相転移を示し、カイラ
ルスメクチックC相を有していた。
46.1°     57.6’ C(結晶)−−一→ SB −m−→ Sc”68.6
’      125.0’ −一−→ SA  −m−→  I (液体)実施例8 [6−(4”−n−デシルビフェニル−4−カルボニル
オキシ)ピリジン−3−カルボン酸(S)−2−メチル
ブチルエステル(一般式(■)においてR+=C+oH
:t、R4= (S)−2−メチルブチル)1 4−−n−デシルビフェニル−4−カルボン酸を出発原
料とし、実施例1と同様にして6−(4=−n−デシル
ビフェニル−4−カルボニルオキシ)ピリジン−3−カ
ルボン酸 (S) −2−メチルブチルエステルを合成
した。
この化合物已よ、下記の液晶相転移を示し、広い温度範
囲でカイラルスメクチックC相を有していた。
実施例9 [6−(4=−n−オクチルオキシビフェニル−4−カ
ルボニルオキシ)ピリジン−3−カルボン酸 (S)−
2−エトキシプロピルエステル(一般式(I)において
RI=C1lH1?O1Rx =(S) −2−エトキ
シプロピル)] 6−ヒドロキシニコチン酸と(S)−2−エトキシプロ
パノールを出発原料とし、実施例1と同様にして6−ヒ
ドロキシニコチン酸 (S) −2−エトキシプロピル
エステルを合成し、この化合物と4′−n−オクチルオ
キシビフェニルカルボン酸とから実施例1と同様にして
、6−(4”−n−オクチルオキシビフェニル−4−カ
ルボニルオキシ)ピリジン−3−カルボン酸 (S) 
−2−エトキシプロピルエステルを合成した。
この化合物の元素分析の結果は下記の通りであり、理論
値と良く一致した。理論値(C3□Hz9N06として
)   C72,02% H7,37% N2.62%
 分析値 C72,1%H7,4% N 2.7%。
この化合物は、下記の液晶相転移を示し、カイラルスメ
クチックC相を有していた。
実施例10 [6−(4=−n−オクチルオキシビフェニルー4−カ
ルボニルオキシ)ピリジン−3−カルボンa  (S)
−2−ブトキシプロピルエステル(一般式(I) にお
L’rR+=csH1?o、R2=(S) −2−ブト
キシプロピル)] 6−ヒドロキシニコチン酸と (S)−2−ブトキシプ
ロパノールを出発原料とし、実施例1と同様にして6−
ヒドロキシニコチン酸 (S) −2−ブトキシプロピ
ルエステルを合成し、この化合物と4′−n−オクチル
オキシビフェニルカルボン酸とから実施例1と同様にし
て、6−(1”−n−オクチルオキシピフェニル−4−
カルボニルオキシ)ピリジン−3−カルボン酸 (S)
 −2−ブトキシプロピルエステルを合成した。
この化合物の元素分析の結果は下記の通りであり、理論
値と良く一致した。理論値(C1aHaxN06としr
)  C72,70% 87.72% N2.49% 
分析値 C72,6%H7,8% N 2.6%。
この化合物は、下記の液晶相転移を示し、カイラルスメ
クチックC相を有していた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、新規なピリジン化合物を提供できる。
また、本発明の化合物は水分や光に対して安定であり、
優れた耐候性を有すると共に広い温度範囲でカイラルス
メクチックC液晶となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の化合物の一つである6−(4−n−デ
シロキシピフェニル−4−カルボニルオキシ)ピリジン
−3−カルボン酸 (S) −2−メチルブチルエステ
ルの赤外吸収スペクトルのチャートである。また、第2
図は6−(4=−n−オクチルピフェニル−4−カルボ
ニルオキシ)ピリジン−3−カルボン酸 (S) −2
−メチルブチルエステルの赤外吸収スペクトルのチャー
トである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は炭素数6〜18のアルキル基又はアル
    コキシ基を示し、R_2は光学活性アルキル基を示す) で表わされる、光学活性6−置換−ピリジン−3−カル
    ボン酸エステル化合物。
  2. (2)一般式( I )のR_2が光学活性な2−メチル
    ブチル基である特許請求の範囲第1項記載の光学活性6
    −置換−ピリジン−3−カルボン酸エステル化合物。
  3. (3)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は炭素数6〜18のアルキル基又はアル
    コキシ基を示し、R_2は光学活性アルキル基を示す) で表わされる、光学活性6−置換−ピリジン−3−カル
    ボン酸エステル化合物からなる液晶。
JP62006054A 1986-01-17 1987-01-16 光学活性6−置換−ピリジン−3−カルボン酸エステル化合物および液晶 Pending JPS62258361A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5130048A (en) * 1988-03-04 1992-07-14 Displaytech, Inc. Ferroelectric liquid crystal compositions containing chiral haloalkoxy tails units
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