JPS62256996A - 亜鉛系メツキ原料 - Google Patents

亜鉛系メツキ原料

Info

Publication number
JPS62256996A
JPS62256996A JP9917886A JP9917886A JPS62256996A JP S62256996 A JPS62256996 A JP S62256996A JP 9917886 A JP9917886 A JP 9917886A JP 9917886 A JP9917886 A JP 9917886A JP S62256996 A JPS62256996 A JP S62256996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zinc
plating
starting material
plating solution
metallic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9917886A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuyuki Kasai
河西 達之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsukishima Kikai Co Ltd filed Critical Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority to JP9917886A priority Critical patent/JPS62256996A/ja
Publication of JPS62256996A publication Critical patent/JPS62256996A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、Zn、 Zn−Fe、 Zn−Ni等のZn
系メッキにおける可溶性陽極を形成する、あるいはメッ
キ液に溶解する原料に関する。
〔従来の技術〕
メッキを行う場合、可溶性陽極を用いる場合と、不溶性
陽極を用いるとともに当該メッキ金属をメッキ液に溶解
する場合とがある。
従来、Zn系メッキにあたり、可溶性陽極を用いる場合
、pbb有量が30PPM程度のものを使用している。
これは、電気亜鉛インゴット中のpbb有量がその程度
であるからである。
また、亜鉛粉末の一般市版品中のpbb有量は約200
PPMである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
周知のように、メッキ液中にpb分が多く存在すると、
メッキ品質が低下する。したがって、pb分を除去する
必要がある。
従来、pb分金含有量多い金属亜鉛を可溶性陽極として
使用する場合、メッキ液に金属亜鉛粒を投入し、イオン
化傾向の差を利用して、亜鉛が溶解するとき、鉛イオン
を金属亜鉛表面に沈着させながら除去する方法、あるい
は商品質メッキの場合には、メッキ液にpbb有量がI
OPPM以下の炭酸亜鉛を溶解し、メッキの続行に伴う
pb分の蓄積については、炭酸ストロンチューム液など
を添加し、その炭酸ストロンチューム塩の沈澱に鉛化合
物を共沈させる方法がある。
しかし、前者の方法では、多量の金属亜鉛粉を必要とし
、金属亜鉛の利用効率を低くしなければ品質の高いメッ
キ液が得られない根本的な問題がある。
また、後者の方法では、確かにメッキ品質は優れるもの
の、高価な炭酸亜鉛および炭酸ストロンチュームを使用
するので高価である。
そこで、本発明の目的は、pb除去のために特別の除去
設備が不要となり、また高価な薬剤を使用しなくて足り
経済的である亜鉛系メッキ原料を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための本発明は、金属材料に亜鉛
系メッキを行うにあたり使用される、可溶性陽極を形成
する原料、あるいは粉末もしくは粒状物の形でメッキ液
に溶解される原料が、鉛含有量が20PPM以下の金属
亜鉛であることを特徴とするものである。
〔作 用〕 本発明では、可溶性陽極原料またはメッキ液溶解原料と
して、鉛含有量が20PPM以下の金属亜鉛を用いてい
る。したがって、メッキ液に蓄積するpb分は少ないた
め、後述のように、鉛除去のための専用設備が不安であ
り、また炭酸ストロンチュームなど高価な薬剤を使用し
なくて足りる。
〔発明の具体的な構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
本発明に係る金属亜鉛中のpb含有量は、20 PPM
以下、さらにはIOPPM以下、特には5 PPM以下
とするのが望まれる。
この製造に際しては、亜鉛鉱石を硫酸で亜鉛を溶解し、
これを高純度亜鉛粉でイオン交換し、溶液中のpbを0
.2 PPM程度とし、チタンに白金メッキするか、酸
化ルテニウムまたは酸化パラジウムをコーティングした
不溶性金属電極あるいは黒鉛電極を陽極として、硫酸亜
鉛液を電気分解し、陰極に亜鉛を付着させ、これを引き
上げて溶融しインゴットを作成するか、さらに粉または
粒を作成することによって達成できる。
他方で、pbが30PPMの電気亜鉛や精留亜鉛につい
て、不純物pbの除去を図ることによって、pb分を2
0PPM以下にすることも可能ではないけれども、実際
的でない。
次に、本発明原料を用いる場合の利点を、メッキ液の精
製態様を示しながら説明する。
なお、メッキ液中に第2鉄イオンが多量に存在すると、
pbと共にメッキ性状を悪化させることになる。したが
って、pbおよびFe分、少なくともpb分をメッキ性
状を悪化させない程度の濃度まで、好適には5■/l以
下まで低下させることが望まれる。
これに対して、前述の方法があるけれども、その難点は
前述の通りである。そこで、本発明者は、特願昭60−
167030号として、次の3つの方法を提案した。
すなわち、その第1発明は、亜鉛を含むメッキ液に、炭
酸亜鉛を添加し亜鉛飽和濃度が80%以上のスラリーと
し、そのスラリー中の固形物を除去することを特徴とす
るものである。
また、第2発明は、亜鉛を含むメッキ液に、炭酸亜鉛を
添加し、亜鉛飽和濃度が80%以上のスラリーとすると
ともに、その添加の過程でまたはその後酸化を行い、そ
の後スラリー中の固形物を除去することを特徴とするも
のである。
この方法によれば、pbを5 PPM以下、操作条件を
工夫すると、NDとすることができるし、Fe”除去効
果もきわめて高い。しかしながら、同法は基本的に炭酸
亜鉛による処理であり(その後Zn粉末を添加すること
もあるが)、かつ炭酸亜鉛は高価であるので、必ずしも
経済的なプロセスではない。
そこで、次記の改良技術が優れていることを本発明者は
見出した。この改良技術法は、次の順に従う工程からな
る。
(1)  亜鉛を含むメッキ液に金属亜鉛を添加して溶
解させる工程。
(2)  このスラリーまたはこれから固形物を除去し
た後の一部あるいは全部に炭酸亜鉛を添加する工程。
(1)→(3)→(2)の3通りの順序を含む。
(4)スラリー中の固形分除去する工程。
この改良技術では、主としてpbおよびFe’°の除去
によってメッキ液を精製せんとしている。そこでまずメ
ッキ液に金属亜鉛(粉末、溶解時間を長く取れば粒でも
可能)を添加すると、Znのイオン化傾向によってpb
が析出除去される。しかるに、Zn粉末の添加だけでは
、Fe分を除去できないので、(塩基性)炭酸亜鉛の添
加および酸化を行う。これによってFe分の除去を確実
に達成できる。
ところで、−iにメッキ液に対して、金属亜鉛および炭
酸亜鉛のZn分で合計約10%程度のZnを溶解できる
。また、金属亜鉛に対して炭酸亜鉛の価格は、実情では
1.7〜2.0倍程度である。しかるに、先願提案技術
では、Zn分基準で、およそ炭酸亜鉛を99%、金属亜
鉛を1%使用するが、この改良技術では炭酸亜鉛を5〜
15%、金属亜鉛を95〜85%の使用でよい。したが
って、添加剤コストとして著しく低減できる。
第1図は改良技術の工程図を示したもので、まずZnを
含むメッキ液1に対して、金属亜鉛2を添加し、その溶
解を行い、Znのイオン化傾向を利用して主としてpb
の析出3を行う。その過程またはその後、スラリーから
固形物除去4し、未溶解金属亜鉛に沈着した金属鉛5を
取除く。
その後、酸化剤6、たとえば空気、酸素、過酸化水素等
による酸化7、ならびに炭酸亜鉛8の添加によるZn溶
解・沈澱析出9を行う。この場合、酸化7は、ケース(
A)〜(C)のように、Zn溶解・沈澱析出9の前、ま
たはその過程中、あるいは後のいずれの段階であっても
よい。
この反応機構は、十分明らかでないが、各処理段階での
液色や沈澱物等を目視するところによれば、およそ次の
通りであると考えられる。いま、メッキ液が硫酸浴であ
るとする。
2ZnCOx  ・3Zn(OH)z+HzsOa  
−ZnSO4+2COz+4HzO・・・(1) また、酸化により、 その後、スラリーを濾過10して水酸化第2鉄および鉛
化合物11を除去し、精製液12を得る。
この精製液12はメッキ工程へ戻す。
一方、実装置では、第2図または第3図の態様を採るこ
とができる。
通常の金属亜鉛、すなわち約200PPM鉛を含む場合
には、第2図のように、Zn溶解を溶解槽とシックナー
とを組み合わせたものを複数段、図示例では2段組合せ
たもの3A、、3B+ 、3Az。
38zを用いて行うとともに、第2シツクナー38zか
らの沈澱分を第1溶解槽3A+に返送し、向流的な接触
溶解を行い、第1シフクナ−3B+から未溶解金属亜鉛
に沈着した金属鉛5はシックナー20に導き、精澄液は
返送路21によりシックナー3B+に戻した後、沈降分
はタンク24および真空ポンプ25が付設された濾過機
22により濾過し、残渣23を除去し、その濾液も返送
路26によりシックナー3B+ に戻すようにしである
この構成としであるのは、金属亜鉛中に約200PPM
程度多く鉛を含んでいるので、金属亜鉛を全量溶解する
と、含有する鉛がメッキ液中に溶解してしまいメッキ液
を汚染し、結局精製処理量が増加する。そこで、全部溶
解しないで残すように金属亜鉛スラリーとメッキ液とを
向流に接触させるとともに、未溶解金属亜鉛表面に鉛を
沈着させたまま沈澱させ系外に排出することにより、後
記実施例にもみられるように、pbを確実に除去しよう
とするものである。
一方で、本発明の原料に係るpb含有量が20PPM以
下の金属亜鉛を添加する場合には、本改良技術に従えば
、Feおよびpb除去効率がきわめて優れているので、
全部溶解しても、溶液中の鉛濃度があまり上昇しないの
で、第3図のように、前述の系外取出しは不要である(
行ってもよいが)。
いずれの場合も、その後、溶解槽9および酸化槽7を用
いそれぞれ炭酸亜鉛8の溶解および酸化を行い、必要に
よりシックナー27を用いて沈澱を返送路28を介して
返送し、その後濾過機29、濾液タンク30および真空
ポンプ31の組合せで濾過を行い、精製液12を得る。
ところで、金属亜鉛と炭酸亜鉛の使用量割合は、金属亜
鉛だけを溶解亜鉛原料とした場合、pHが上っても酸化
できずFeを除去できないので、まず、85〜95%を
金属亜鉛の溶解で行い、残余の15〜5%に対して、亜
鉛の飽和溶解量を上回り、好ましくは炭酸亜鉛の結晶が
酸化操作後も、少量残る程度の炭酸亜鉛を補給して酸化
を行うと、メッキ液中のFeを水酸化第2鉄として析出
させ、これに鉛化合物を共沈させることができ好適であ
る。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
(実施例1) 先願提案技術に相当する実験を、結果と共に示す第4図
のように行った。同法でも、かなりのFe。
pb除去効果が明らかであろう。
(実施例2) 第5図に示すようにFe920mg/ It、Pbl 
4g/lのメッキ液21を攪拌しながら6gの金属亜鉛
粉末を60分間隔で4回計24g投入し、  120分
2回目の亜鉛投入では、pbはNDとなったがFeは9
10mg/j!で不変であった。22時間後Fe890
■/lでFeは落ちていない。
この液を3分割して過酸化水素をそれぞれFeの50%
、100%5200%当量添加し、90分攪拌したが溶
解Feは960,960,950mg/j2となり鉄を
除去することはできなかった。
このそれぞれの液に炭酸亜鉛6gを添加し、90分間攪
拌後分析したところ、それぞれFe 679q/1.P
bND、Fe368N/j!、PbND、Fe8■/l
、PbNDとなり、Feを大幅に低下することができた
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明の原料を使用すると、メッキ液中の
Feの除去・精製過程で、鉄性澱物にpbを付着除去す
る方法のみで、メッキ液中のpbを十分にメッキ性状を
阻害しない程度に低下させることができ、鉛除去設備と
して特別なものが不要であり、しかも炭酸ストロンチュ
ームなどの高価な薬剤が不要で、きわめて経済的である
なお、前述の通り、本発明原料と前述の改良技術とを組
合わせると、効果的であることが注目される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明原料を用いた場合のメッキ液精製の工程
図、第2図および第3図は例示的プロセスのフローシー
ト、第4図は比較例の実験手順図、第5図は本発明例の
実験手順図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属材料に亜鉛系メッキを行うにあたり使用され
    る、可溶性陽極を形成する原料、あるいは粉末もしくは
    粒状物の形でメッキ液に溶解される原料が、鉛含有量が
    20PPM以下の金属亜鉛であることを特徴とする亜鉛
    系メッキ原料。
JP9917886A 1986-04-28 1986-04-28 亜鉛系メツキ原料 Pending JPS62256996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9917886A JPS62256996A (ja) 1986-04-28 1986-04-28 亜鉛系メツキ原料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9917886A JPS62256996A (ja) 1986-04-28 1986-04-28 亜鉛系メツキ原料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62256996A true JPS62256996A (ja) 1987-11-09

Family

ID=14240395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9917886A Pending JPS62256996A (ja) 1986-04-28 1986-04-28 亜鉛系メツキ原料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62256996A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01242800A (ja) * 1988-03-24 1989-09-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 亜鉛合金系電気めっき鋼板の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01242800A (ja) * 1988-03-24 1989-09-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 亜鉛合金系電気めっき鋼板の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110565115B (zh) 高纯度锡
JP3740491B1 (ja) 亜鉛電解製錬における電解液中のフッ素を吸着かつ脱離できるフッ素吸脱剤、及び、当該フッ素吸脱剤を用いたフッ素除去方法
US4030990A (en) Process for recovering electrolytic copper of high purity by means of reduction electrolysis
JPH05156381A (ja) 電解用粗インジウムの回収方法
JPS62256996A (ja) 亜鉛系メツキ原料
US7645372B2 (en) Method for removing thallium from a zinc-containing solution
JPS5952696B2 (ja) 銅電解アノ−ドスライムから銅及びセレニウムを回収する方法
BG66305B1 (bg) Метод за извличане на метали от воден разтвор чрез утаяване с вар
JP4071041B2 (ja) 銅合金酸洗廃液の再生方法
TW201313911A (zh) 自酸性廢液中回收錫、銅金屬之方法
JP4787951B2 (ja) 銀の電解精製方法
US5573739A (en) Selective bismuth and antimony removal from copper electrolyte
JP3939887B2 (ja) 無電解ニッケルめっき液の再生方法
JPS6289899A (ja) メツキ液の精製方法
JP4996023B2 (ja) 鉛含有銅合金材からの鉛溶出防止方法
US2861927A (en) Process for adjusting the components in aqueous alkali cyanide electrolytes
JPH04218700A (ja) 電気亜鉛めっき浴の調整方法
KR100627489B1 (ko) 고순도 ZnCl2 용액의 제조방법 및 이를 이용한 고순도ZnO의 제조방법
JP2852692B2 (ja) 亜鉛を含むメッキ液からの鉄の除去方法
JP2879691B2 (ja) Siを含む亜鉛含有物の溶解液からのSi除去方法
JP2008196039A (ja) 湿式亜鉛製錬用工程液からフッ素を除去する方法
SU979515A1 (ru) Способ очистки раствора сульфата цинка
JP4872097B2 (ja) ガリウム含有溶液の精製方法
JPH06128664A (ja) Inの回収方法
JP2959772B2 (ja) 電気亜鉛メッキ浴の調整法