JPS62256874A - 紫外線硬化型組成物の製造方法 - Google Patents

紫外線硬化型組成物の製造方法

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JPS62256874A
JPS62256874A JP61099414A JP9941486A JPS62256874A JP S62256874 A JPS62256874 A JP S62256874A JP 61099414 A JP61099414 A JP 61099414A JP 9941486 A JP9941486 A JP 9941486A JP S62256874 A JPS62256874 A JP S62256874A
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water
organic solvent
meth
weight
parts
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JP61099414A
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English (en)
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Takashi Kobayashi
敬司 小林
Takashi Urabe
占部 孝
Hiroshi Kimura
博 木村
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Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は紫外線硬化型組成物の製造方法に関し、さらに
詳しくは、紫外線の照射により容易に硬化させることが
でき、その硬化物が高い硬度を有すると共に、優れた耐
擦傷性および耐摩耗性を有し、また各種基材に対して優
れた接着性を示すことから、種々の材質からなる基材表
面の被覆用組成物として用いることができ、またその製
造工程も簡略化することができる紫外線硬化型樹脂組成
物の製造方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニルおよびABS樹脂などの各種プ
ラスチック材料は、軽量であること、加工性が良いこと
および耐衝撃性が優れていることなどの特性を宥してい
ることから、種々の分野における各種基材の材料として
用いられている。
このようなプラスチック材料を用いた基材は。
その表面硬度が低いために傷がつきやすいことや!!!
!耗しやすいこと、または溶剤と接触した場合に表面が
膨潤したり、侵されたりすることなどの問題点があり、
このことがプラスチック基材の適用分野を制限する原因
となっている。
したがって、このような問題点を解消するものとして、
プラスチック基材を保護する目的で、その表面にシリコ
ーン系ハードコーティング剤からなる硬質皮膜を形成す
る方法が採用されるに至っている。このような硬質皮膜
を形成できるシリコーン系ハードコーティング剤として
は、加熱により硬化させる加熱硬化型と紫外線照射によ
り硬化させる紫外線硬化型のシリコーン系ハードコーテ
ィング剤がある。
これらのハードコーティング剤のうち、加熱硬化型ハー
ドコーティング剤は、その硬化に際しては多大な熱エネ
ルギーを要することから経済的ではなく、また硬化時に
加えられる熱によって基材が変形してしまうことなどの
問題点がある。したがって、このような理由から、単に
紫外線を照射するだけの簡単な操作で硬化させることが
できる紫外線硬化型のハードコーティング剤が注目を浴
びている。
このようなシリコーン系ハードコーティング剤として、
例えば特開昭59−204669号公報には、有機溶媒
を分散媒として疎水性シリカゾル、不飽和基を有するシ
ラン化合物の加水分解物および多官能性アクリレートか
らなる組成物が開示されている。すなわちこの組成物は
、疎水性のシリカゾルを用いることによって、該組成物
の耐水性を向上させる成分である多官能性アクリレート
を含有させることができ、さらにはその含有量を増加さ
せることができることから、プラスチック基材と、該組
成物を硬化してなる皮膜との接着性を向上させることが
できるものである。しかしながら、この組成物は、例え
ばポリカーボネートのような基材に適用する場合には、
そのまま塗布し、硬化度II々を成形した場合、該硬化
皮膜の接着性は充分ではなく、したがって基材と硬化皮
膜との間にプライマーを塗布することにより下塗り塗膜
を形成する必要がある。このために作業が極めて煩雑に
なるものであり、また、この下塗り塗膜の形成が不充分
であったり、また形成しなかったりした場合は、その上
層に形成した硬化皮膜が容易に剥離してしまい、製品と
して不良となるものである。
[発明の目的] 本発明は、短時間の紫外線照射により容易に硬化させる
ことができ、その硬化物が高い硬度を有すると共に優れ
た耐擦傷性および耐摩耗性を有し、またブライマー処理
することなしに各種基材と該硬化物とが高い接着強度を
有することから、種々の材質からなる各種基材の表面保
護用の組成物として適用することができ、またその製造
方法も簡便である紫外線硬化型組成物の製造方法の提供
を目的とする。
[発明の構成] 本発明は、 (A)脂肪族不飽和基を有するアルコキシシラン化合物
の加水分解生成物であって、該アルコキシシラン化合物
中のフルコキシ基1当量に対して1当量以上の水の存在
下で加水分解して得られた生成物、5〜70重量部; (B)有機溶媒に分散されたコロイド状シリカをシリカ
固形分として、10〜60重量部;および (C’)多官能性(メタ)アクリレート化合物、5〜8
0重量部;を混合して、次いで該混合物中の水分を除去
したのち。
(D)光重合開始剤を、(A)〜(C)の合計重量に対
して0.1〜10重量%となる量を添加することを特徴
とする紫外線硬化型組成物の製造方法に関する。
本発明で用いる(A)成分の脂肪族不飽基を有するアル
コキシシラン化合物の加水分解生成物は、例えば次に列
記するようなアルコキシシラン化合物を所定量の水の存
在下で加水分解することにより、得ることができる。こ
のようなアルコキシシランとしては1例えば、3−(メ
タ)アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−
(メタ)アクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、
3−(メタ)アクリルオキシプロピルメチルジメトキシ
シラン、3−(メタ)アクリルオキシプロピルエチルジ
メトキシシラン、3−(メタ)アクリルオキシプロピル
メチルジェトキシシラン、2−(メタ)アクリルオキシ
エチルトリメトキシシラン、2−(メタ)アクリルオキ
シエチルトリエトキシシランなどのメタクリルオキジア
ルコキシシラン化合物またはアクリルオキジアルコキシ
シラン化合物を挙げることができ、これらの化合物は1
種以上で使用することができる。
このようなアルコキシシラン化合物の加水分解は、酸の
水溶液、例えば酢酸水溶液を作用させることによって行
うが、この場合には、該アルコキシシラン化合物中のフ
ルコキシ基1当量に対して1当量以上の水の存在下で加
水分解を行うことが必要であり、また加水分解系中に、
加水分解生成物と相溶性のある有機溶媒、例えば低級脂
肪族アルコールなどを共存させることもできる。この加
水分解を1当量未満の水の存在下で行った場合は、得ら
れた加水分解生成物、すなわち本発明の組成物の(A)
成分と、(B)および(C)成分を混合したのち、該混
合物中の水と有機溶媒を除去したものがグリース状にな
るために取り扱いが困難であり、そのままでは、必須成
分である(D)成分を配合することが困難である。した
がって、該グリース状の(A)〜(C)の混合物に(D
)成分を配合する場合は、該グリース状の混合物を、例
えばアルコールなどの溶媒で希釈したのち(D)成分を
配合しなければならず、またこのようにして得られた組
成物は、例えばプラスチック基材に塗布し、硬化させた
場合でも、基材との接着性が劣り、硬化皮膜の硬度も劣
るものである。加水分解方法は特に制限されず、通常は
65〜120℃の温度で1〜3時間行う。
(A)成分の配合割合は、(A)〜(C)の合計量10
0重量部に対して5〜70重量部、好ましくは15〜5
5重量部である。なお、本発明において(A)成分とは
、加水分解生成物のみであり、加水分解に使用した水や
有機溶媒は含まれない、したがって、上記の(A)〜(
C)の合計量とは、(A)成分の加水分解生成物(ただ
し、水および有機溶媒は含まない)、CB)成分の有機
溶媒に分散されたコロイド状シリカ中のシリカ固形分お
よび(C)成分の合計量であり、以下(A)〜(C)の
合計量については全て同義である。(A)成分の配合割
合があまり少なすぎると(A)〜(C)成分の混合物か
ら水と有機溶媒を除去して得られるものがグリース状に
なってしまい、あまり多すぎると硬化皮膜の硬度が低下
する。
本発明で用いる(B)成分の有機溶媒に分散されたコロ
イド状シリカは、有機溶媒、例えばアルコール系の有機
溶媒中にシリカ微粒子が分散されているものである。こ
の(B)成分は、これに含有されているコロイド状シリ
カが硬化皮膜の硬度を高める作用をすると共に、有機溶
媒が疎水性の(C)成分を溶解させる作用をするもので
ある。
このような(B)成分中に含有させるコロイド状シリカ
は、その平均粒子径が約5〜50μmである。また、有
機溶媒としては、上記のように(C)成分と相溶性が良
好なことと共に、水と共沸でき、かつ低沸点であるもの
が好ましい、このような有機溶媒としては、例えば低級
脂肪族アルコール類、例えば15mmHgの圧力下で7
0℃以下の沸点を有するメタノール、エタノール、プロ
パツール、インプロパツール、n−ブタノールおよびイ
ンブタノールなどを挙げることができ、これらは1種以
上で使用することができる。また1通常市販されている
もの、例えばメタノールシリカゾル(シリカ含有[30
%;日産化学社製)などを用いることもできる。
このようなCB)成分の配合割合は、(A)〜(C)の
合計量100重量部に対して10〜60重量部、好まし
くは15〜55重量部である。配合割合があまり少なす
ぎると硬化皮膜の硬度が低下し、あまり多すぎると硬化
皮膜の基材への接着性が低下する。
本発明で用いる(C)成分の多官能性(メタ)アクリレ
ート化合物としては1例えば、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラ(メタ)アクリレート。
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート。
トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テト
ラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、フタル
酸ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレ−)、1.
3−ブチンジ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)ア
クリレート、ネオベンチルグリコールジ(メタ)アクリ
レート。
1.6−ヘキサンシオールジ(メタ)アクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ト
リス(メタ)アクリルオキシホスフェート、ポリエステ
ル(メタ)アクリレートおよびポリウレタン(メタ)ア
クリレートなどの多官能性アクリレートまたはメタクリ
レート化合物を挙げることができ、これらは1種以上で
使用することができる。
このような(C)成分の配合割合は、(A)〜(C)の
合計量100重量部に対して5〜80重量部、好ましく
は15〜70重量部である。配合割合があまり少なすぎ
ると硬化皮膜の耐擦傷性が低下するとともに、硬化皮膜
の基材への接着性が低下し、あまり多すぎると硬化度1
漠の硬度が低下する。
本発明で用いる(D)成分の光重合開始剤としては1例
えば、ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾ
インプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル
などのベンゾイン系化合物;2−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1−7エニループロパンー1−オン、1−(4−イ
ソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−
プロパン−1−オンなどのアセトフェノン系化合物;な
どを挙げることができ、これらは1種以上で使用するこ
とができる。
このような(D)成分の配合量は(A)〜(C)の合計
重量に対して0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重
量%である。配合割合があまり少なすぎると紫外線照射
時における硬化が不充分であり、またあまり多すぎても
効果は変らず、不経済である。
本発明の組成物は上記の各成分を用いて次に示す方法で
製造することができる。まず、(A)〜(C)の各成分
の所定量を均一になるように混合する0次いで、該混合
物に含有される水および有機溶媒を除去する。このよう
に混合物中の水を除去しない場合は、プラスチック、と
くにポリカーボネートのような接着性の劣る基材に塗布
し。
硬化皮膜を形成した際に、基材と皮膜の接着強度が低い
ために実用時において皮膜が基材から剥離してしまうこ
とがある。この水および有機溶媒の除去は、50℃以下
、好ましくは45℃以下の温度で行う、この場合の温度
が50℃を超えると(C)成分がゲル化を生じるために
好ましくない、このために、この除去工程においては、
水および有機溶媒の除去を減圧下で、かつ上記のように
(B)成分に含有される有機溶媒として水と共浦する溶
媒を用いることによりその共洟作用を利用することによ
って行うことが好ましい、また、この除去工程において
は、水は実質的に除去する必要があるが、有機溶媒は残
存していてもさしつかえない、このようにして水および
有機溶媒を除去したのち、所定量の(D)成分を添加し
て混合することによって本発明の紫外線硬化型組成物を
1!)ることができる。
本発明においては、(D)−成分の添加時に上記した(
A)〜(D)の各成分以外にも必要に応じて、たとえば
、紫外線吸収剤、レベリング剤。
染料、顔料および帯電防止剤などを添加することができ
る。また、本発明の製造方法による組成物は、その形態
はとくに制限されず、例えば粉末状または有機溶媒に分
散させた形にすることができる。
本発明の製造方法による組成物は、各種基材表面にこれ
を塗布したのち、紫外線を一定時間照射することにより
硬化皮膜を形成させることによって、基材の保護を行う
ことができる0本発明の製造方法による組成物が適用可
能な基材としては、たとえば、ポリカーボネート、ポリ
メチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル
およびABS樹脂などのプラスチックや、木材およびア
ルミニウムなどの金属などを挙げることができる。
基材表面への塗布方法としては、たとえば流し塗り、浸
漬塗り、スプレー塗り、刷毛塗り、ローラー塗り、およ
び回転塗りなどの方法を適用することができる。また、
硬化に際しては、波長210〜390nmの紫外線を、
3〜15秒間照射することにより行い、硬化後の皮膜の
厚さは約0.5〜30戸である。
[実施例] 以下、実施例および比較例を掲げ本発明をさらに詳しく
説明する。なお、実施例および比較例中、1部」は全て
「重量部」を表し、「%」は全て「重量%」を表す、ま
た形成された硬化皮膜の評価方法は下記に示す方法によ
り行った。
接着性:硬化皮膜上に1部幅のクロスカット100目を
作成し、クロスカット面上にセロハン粘着テープを貼り
付け、これを皮膜に対して直角方向に強く引っ張り、皮
膜の剥離状態を観察した。なお、表中分母はクロスカッ
ト目の総数を表し、分子は剥離しなかったクロスカット
の数を表す。
表面硬度:JIS  K−5400に準じて行い、鉛筆
硬度で表した。
耐擦傷性:#0OOOのスチールウールを用いて硬化皮
膜上を数回子でこすり、皮膜の傷つき具合を観察し、下
記の基準で判定した。
O:強くこすっても傷がつかない 62強くこすると少し傷がつく ×:簡単に傷がつく 耐摩耗性:東洋j!機社製テーパー摩耗試験機を用い、
摩耗輪C5−10、荷重500g、500サイクルの条
件で試験片の表面に傷を付け、その度合を、スガ試験機
社製直読ヘーズコンピュータで解析したヘーズ値(ΔH
1%)で表した。
実施例 1 3−メタクリルオキシプロピルトリメト+995712
4部、イソプロピルアルコール300部、水27部およ
び酢酸4.5部をセパラブルフラスコ中に投入したのち
、85℃で2時間加熱して、3−メタクリルオキシプロ
ピルトリメトキシシランの加水分解生成物を得た。
上記の加水分解生成物455.5部、メタノールシリカ
ゾル(シリカ含有30%;商品名、8産化学工業社製)
600部、トリメチロールプロパントリメタクリレート
100部およびペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト200部を添加したのち、  10−150m+aH
gの圧力下において、15〜50’Cの温度で系内に存
在する水および有機溶媒を除去して淡黄色の透明液状物
質を得た。
この物質を、常温下で1年間保存した場合にもその特性
には何ら変化がなかった。
その後、加水分解生成物、メタノールシリカゾル、トリ
メチロールプロパントリメタクリレートおよびペンタエ
リスリトールテトラアクリレートの合計量に対して、1
−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2
−メチル−プロパン−1−オンを1.5%になる量だけ
添加したのち、イソブチルアルコールで不揮発成分が3
0%になるように調整し、本発明の製造方法による組成
物を得た。この組成物を常温下で1i!!間保存した場
合にもその特性には何ら変化がなかった。
得られた組成物をレキサン板(商品名、ゼネラルエレク
トリック社製;ポリカーボネート板)上に流し塗りした
のち風乾し、次いで8部wの高圧水銀ランプを用い、板
面に対してLocmの垂直距離から、160w/amの
エネルギーを与えるように8秒間照射して硬化させ、硬
化皮膜を形成した。この皮膜の厚さを、エレクトロニツ
クシ7クネステスターモデルBT−3(エレク・ファイ
ン祷インスツルメンツ社製)によって測定したところ、
約3−であった。
実施例 2〜5 各成分の配合割合を表に示すとおりにした以外は実施例
1と同様にして本発明の組成物を得、さらに硬化皮膜を
形成させた。ただし、実施例5ではレキサン板の代わり
にポリメチルメタクリレート板を用いた。なお、水およ
び有機溶媒を除去したものはいずれの場合も淡黄色液状
であった。
比較例 1および2 加水分解に用いた水の量を表に示すとおりにした以外は
、実施例1と同様にして組成物を得、さらに硬化度1漠
を形成した。なお、いずれの場合も(A)〜(C)の各
成分を混合したのち、水分を除去して得られた混合物は
グリース状であった。
比較例 3 各成分の配合割合を表に示すとおりにした以外は実施例
1と同様にして組成物を得、さらに硬化皮膜を形成した
。ただし、水および有機溶媒の除去は行わなかった。
比較例 4 メタノールシリカゾルの代わりに、特開昭59−204
669号公報に記載の調製法に準じてn−ブタノールで
疎水化処理を行ったシリカゾル(シリカ含有[30%)
650部を用いた以外は実施例3と同様にして組成物を
得、さらに硬化度IIQを形成した。
比較例 5 特開昭59−68377号公報に記載の調製法に準じて
メチルトリエトキシシランを水分散コロイド状シリカ中
で、無水酢酸を触媒として加水分解し、さらにエチルア
ルコールを加えて系内に存在する過剰の水を減圧下で留
去した。その後、イソブチルアルコールを添加して不揮
発分を約30%に調整した。このようにして得られた組
成物を実施例1と同様のレキサン板上に流し塗りし、風
乾したのち、120℃で1時間加熱して硬化皮膜を形成
した。
上記のようにして得られた実施例および比較例の硬化皮
膜について、基材との接着性、硬度、耐擦傷性および耐
摩耗性について試験した。結果を表に示す、なお、表中
(C)成分において、TMPTMAはトリメチロールプ
ロパントリメタクリレートを表し; PETAはペンタ
エリスリトールテトラアクリレートを表し;HDDAは
1.6−ヘキサンジオールジアクリレートを表し;およ
びDPEHAはジペンタエリスリトールへキサアクリレ
ートを表す、また、CD)成分において(1)は1−(
4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メ
チル−プロパン−1−オンを表し; (2)は2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オ
ンを表す。
[発明の効果コ 以上に説明したとおり本発明の製造方法により得られた
組成物は、基材に塗布したのち紫外線を照射することに
よって短時間で容易に硬化させることができる。また形
成された硬化皮膜はプライマー処理を行っていないにも
かかわらず基材に対して優れた接着性を有していた。さ
らにこの硬化皮膜は高い硬度を有すると共に、耐擦傷性
および耐摩耗性についても優れていた。
また、本発明の製造方法によれば、例えば疎水性のシリ
カゾルを構成要素とする公知の組成物の製造方法のよう
に、シリカゾルを疎水化する場合における比較的高温で
長時間にわたる還流工程が不要となるものであり、した
がって製造工程の簡略化が達成でき、また得られた組成
物も熱硬化型シリコーン系ハードコーティング剤に比べ
て保存安定性が侵れているために、とくに低温下での保
存は必要ない。
f:続補正書 昭和61年 6月16[j

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)脂肪族不飽和基を有するアルコキシシラン
    化合物の加水分解生成物であって、該アルコキシシラン
    化合物中のアルコキシ基1当量に対して1当量以上の水
    の存在下で加水分解して得られた生成物、5〜70重量
    部; (B)有機溶媒に分散されたコロイド状シリカをシリカ
    固形分として、10〜60重量部;および (C)多官能性(メタ)アクリレート化合物、5〜80
    重量部;を混合して、次いで該混合物中の水分を除去し
    たのち、 (D)光重合開始剤を、(A)〜(C)の合計重量に対
    して0.1〜10重量%となる量を添加することを特徴
    とする紫外線硬化型組成物の製造方法。
  2. (2)脂肪族不飽和基を有するアルコキシシラン化合物
    において、その脂肪族不飽和基がアクリル基またはメタ
    クリル基である特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  3. (3)有機溶媒が、15mmHgの圧力で70℃以下の
    沸点を有するアルコールである特許請求の範囲第1項記
    載の製造方法。
  4. (4)水分の除去を減圧または常圧下において50℃以
    下の温度で行う特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  5. (5)水分の除去を水と有機溶媒を共沸させることによ
    って行う特許請求の範囲第1項または第4項記載の製造
    方法。
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