JPS62253375A - 製麹用原料の製造法 - Google Patents

製麹用原料の製造法

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JPS62253375A
JPS62253375A JP9693886A JP9693886A JPS62253375A JP S62253375 A JPS62253375 A JP S62253375A JP 9693886 A JP9693886 A JP 9693886A JP 9693886 A JP9693886 A JP 9693886A JP S62253375 A JPS62253375 A JP S62253375A
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JP
Japan
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raw material
koji
extruder
gelatinization
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP9693886A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sekine
一男 関根
Kiyoshi Shimada
潔 島田
Mikio Uehara
上原 三喜夫
Takayuki Kawazoe
剛之 川副
Misao Sugishita
杉下 操
Shiyousuke Shigeta
重田 敞右
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikkoman Corp
Original Assignee
Kikkoman Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、α化度が高く、適度にポーラスな組織を有し
、従来の炒蒸、割砕小麦と比べ遜色のない製麹用原料を
効率良く製造する方法に関する〇従来、製麹用原料、特
に醤油麹に用いる炭水化物原料の製造法としては、生小
麦を炒蒸してα化した後割砕する方法が一般的であるが
、この方法は炒蒸、冷却、割砕等に高価な設備並びに多
大な労力、時間及び高度な熟練を要し、また小麦澱粉の
α化が不均一かつ不完全となり易い欠点を有していた。
この欠点を解決するため、近年、この炭水化物原料をエ
クストルーダーを用いて、水分含量20〜50%、品温
120−150″Cで短時間、連続的に加熱加圧混練す
る方法が提案され、この提案は従来の炒蒸割砕法に比べ
、設備、工程が簡略化され、α化度が高く、均一に行な
わハる利点を有するが、反対に、高温で混練し膨化、α
化せしめるため、組織の破壊が多く、膨化物を粉砕した
ものは組織が餅状に緻密でがたく、蒸煮大豆と混和(粉
合わせ)した際、蒸煮大豆から水分の吸収を適切に行な
い得ない欠点を有する。
即ち、このような製麹用原料としては、異なる大きさの
粒径をもち、かっ粗粒から細粒にわたり一様に分布して
おり、その細粒部(粉体部)は、蒸煮大豆の表面を被覆
してまぶし状態となし、その表面水分を適度に調節して
麹菌は繁殖し易いが枯草菌等の雑細菌の繁殖は抑制させ
るような物理的条件をつくり出す特性(以下吸水性とい
う)を有し、また粗粒部(粗挽部)は蒸煮大豆間に混入
して多くの空隙を麹物料に与え、それによって麹菌の呼
吸、繁殖を増進させる特性(以下通気性という)を有し
ているものが望ましいが、従来のエクストルーダーによ
る先の提案では吸水性の良好な製麹用原料を得ることが
できない欠点を有していた。
そこで、本発明者らは、炭水化物原料をエクストルーダ
ーで処理する方法の、このような欠点を解消すべく種々
検討を行なった結果、炭水化物原料ヲエクストルーダー
に装入し、品温30〜105°Cで短時間加熱加圧混練
し、次いで低圧下に急激に押出し、膨化・α化せしめる
ときは、処理温度が低いにも拘らず、α化が高く、均一
で、生小麦等炭水化物原料のもつ特有の組織の破壊が少
なく、ポーラス(多孔性)で、しかも非常にもろい(壊
れ易い)生地が得られ、これを粉砕して得られる粉粒物
は、粗粒から細粒にわたり一様な粒度分布を有し、吸水
性と通気性を併有し、従来の炒蒸割砕小麦と比べ遜色な
く利用できることを知り、この知見に基づいて本発明を
完成した。
即ち、本発明は、炭水化物原料をエクストルーダーに装
入し、品温30〜105°Cで短時間加熱加圧混練し、
次いで低圧下に急激に押出し、膨化・α化せしめ、次い
で粉砕することを特徴とする製麹用原料の製造法である
以下、本発明の詳細な説明する。
先ず、本発明に用いられる炭水化物原料としては、小麦
、大麦、裸麦、えん麦などの麦類、米類、トウモロコ/
、アワ、ヒエ、ソバ及びキビなどの穀類及びそれらの加
工処理物(皺、精白物等)の一種又は二種以上が挙げら
れる。
次に、本発明に用いるエクストルーダーとしては供給し
た原料を螺旋状スクリューにより高圧で圧縮し、摩擦熱
、圧縮熱及び外部加熱により高温とするタイプの単軸型
エクストルーダー、及びバレル(中空管)の中に、互い
にかみ合い回転する2本のスクリューを組み込んだ食品
加工機械であって、該バレルの一端付近から原料を導入
し、スクリューで移送する間に、混ぜたり、練ったり、
高温高圧による澱粉のα化反応を起こさせたりして、他
端のダイから圧出し、食品加工用原料を調製することが
できる装置等が挙げられる。
尚、二軸式エクストルーダーとしては、例えば、特開昭
59−159740号公報に記載された如き装置が挙げ
られる。
次に、本発明を実施するには、上記炭水化物原料をエク
ストルーダーのフィードロ(供給口)に供給し、加熱加
圧混練する。このとき、必要により同時にフィードロに
、又は連通ずるパイプを通じてバレル内に、水を供給す
る。水は、原料中、10〜53%、好ましくは15〜3
0%となるように添加すれば良い。水分含量が10%よ
り少ないと、原料を均一に、しかも高度にα化すること
が難しくなる。反対に、53%より多いと、後で乾燥、
粉砕処理が面倒になる。
また、エクストルーダーのバレル内での原料の品温43
0〜105°C1好ましくハフ0〜1oO°Cに設定し
、バレル内の圧力は、10 kg / cr1以上、好
ましくは25〜48 kg / tJに設定し、そして
、加熱バレル部分の実質的滞留時間は、通常3〜120
秒、好ましくは5〜60秒になるように原料供給量を調
節する。
本発明において、バレル内で原料の品温を30〜105
°Cに調節することは極めて重要であって30°C未満
においてはα化度の高い製麹用原料は得に<<、反対に
105°Cを越えると穀類組織の破壊が進み、押出され
た後、粉砕処理して得られる粉粒物が緻密でかたいため
、蒸煮大豆等と混和した際、蒸煮大豆から水分の吸収が
適切に行なわれない。これに対し、温度が30〜105
°Cで処理する1ときは、処理温度が低いにも拘らず、
α化が高く、均一で、組織の破壊が少なく、ポーラスで
、しかも非常にもろい生地が得られ、これを粉砕すると
、吸水性が良好で従来の炒蒸、割砕した小麦と比べ遜色
がない粉粒状物が得られる。尚、エクストルーダー処理
に際し、圧力を10 kg / cJ以上に保持すると
きは、低温度で、もよりα化度の高い製麹用原料が得ら
れる。
次いでバレル内で上記したように加熱加圧捏練された原
料は、ダイから、より低圧下、例えば犬気圧下に押出し
、膨化・α化したのち、そのままで、又は水分含量が高
い場合、水分含量が約10%以下となるまで乾燥を行な
ったのち、通常の炒蒸割砕小麦を得る場合と同様に、ロ
ーラー型割砕機、又はコーン型小麦割砕機等の粉砕機に
投入し、三つ割又は四つ割程度の粒度に砕くことにより
、本発明の目的とする製麹用原料を得ることができる。
以下、実施例を示して、本発明を具体的に説明する。
実施例1 生小麦75kgをフィーダを通して二軸型エクストルー
ダーに挿入し、バレルに連通ずるパイプを通し水を注入
し、総原料に対する水分含量が20%になるように調節
し、品温を下記第1表記載の如き条件とし、ゲージ圧3
3kg/ctAで15秒間、加熱加圧混練した後、先端
の大型ダイより大気圧下に押出し、膨化・α化して、直
径約81IIIの棒状生地を得た。
次いで、この棒状生地を熱風乾燥により水分的10%に
乾燥し、コーン型小麦割砕機(相対的に回転可能な外う
すと内うすとからなり、この間隙に原料を投入して、す
りつぶすタイプの粉砕機)に投入し、間隙2.0vxs
’:J−ン回転数235 r、p、m。
で粉砕したところ、第1表に記載の如き粒度分布とα化
度を有する製麹用原料を得た。
応用例1(醤油麹製造試験) 脱脂加工大豆75Jcgに常法により散水、蒸煮処理を
行ない得られた蒸煮変性脱脂大豆に、上記実施例1で得
られた製麹用原料を混和(粉合わせ)し、以下、通常の
醤油麹の製造法に従って、種麹を散布し、3日製麹を行
なって、それぞれ醤油麹を得た。次いで、このようにし
て得られた醤油麹のプロテアーゼ力価及び生細菌数並び
に粉合わせ状態を調べたところ第2表に示す如き結果が
得られた。
尚、プロテアーゼ力価及び生細菌数の測定は以下の方法
により行なった。
+1)プロテアーゼ力価の測定 麹を20倍量の水で3時間浸出したのち、常法により濾
過して得た濾液1 mlを、酵素液とした。
そして力価の測定は、ミルクカゼインを基質として、p
H7,0のアンソン−萩原氏変法により」り定し、波長
660 nmのO,D、値で示した。
(2)麹1yを生理食塩水100肩lに懸濁し、このう
ちlmlを下記組成の培地10屑lに温入し、これを3
5°Cにて48時間培養したのち、出現したコロニー数
を氾す定して求めた。
く生細菌数の測定用培地組成〉 グルコース1%(W/V) 、肉エキス1%(W/V)
、ペプトン1%(w/V)、食塩0.5%(W/V) 
、寒天1.5%(W/V) 、pH7,2上記実施例1
及び応用例1の結果から、エクストルーダーの処理温度
が30″Cより低いと、得られる製麹用原料はα化度が
低く、反対に105°Cを越えるとα化度は高いが、組
織が緻密でがたく、蒸煮大豆等と粉合わせの際、蒸煮大
豆の表面水分の吸収がうまく行えず、結着塊が生じ易く
なり、製麹操作上難点を有し、また二〇製麹用原料を使
用して醤油麹を製造すると、プロテアーゼ活性が低く、
また生細菌数も多くて高品質の醤油麹が得難いが、処理
温度が30〜105°Cであるときは、得られる製麹用
原料のα化度が高く、組織の破壊が少なくポーラスで、
蒸煮大豆の表面水分の吸水性も良好で、製麹操作も容易
であり、こり製麹用原料を用いると、プロテアーゼ活性
が高<、生細菌数も非常に少ない高品質の醤油麹が得ら
れることが判る。
また、処理温度が30〜105°Cであるときは篩を使
うことなく、極めて簡単な粉砕機に1回投入するだけで
、粗粒から細粒にわたり一様な粒度分布を有し、吸水性
と通気性を併有する、従来の炒軟割砕小麦と比べ、遜色
のない製麹用原料が得られることが判る。
郵施例2 上記実施例1の製麹用原料の製造法において、「生小麦
」の代わりに「粒トウモロコシ(水分含115.5%)
」を用いる以外は全く同様にして処理し、下記第3表に
記載の如き特徴を有する製麹■原料を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭水化物原料をエクストルーダーに装入し、品温
    30〜105℃で短時間加熱加圧混練し、次いで低圧下
    に急激に押出し、膨化・α化せしめ、次いで粉砕するこ
    とを特徴とする製麹用原料の製造法。
JP9693886A 1986-04-28 1986-04-28 製麹用原料の製造法 Pending JPS62253375A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9693886A JPS62253375A (ja) 1986-04-28 1986-04-28 製麹用原料の製造法

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JP9693886A JPS62253375A (ja) 1986-04-28 1986-04-28 製麹用原料の製造法

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Publication Number Publication Date
JPS62253375A true JPS62253375A (ja) 1987-11-05

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ID=14178270

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9693886A Pending JPS62253375A (ja) 1986-04-28 1986-04-28 製麹用原料の製造法

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JP (1) JPS62253375A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02242666A (ja) * 1989-03-14 1990-09-27 Nisshin Flour Milling Co Ltd 紅麹の製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02242666A (ja) * 1989-03-14 1990-09-27 Nisshin Flour Milling Co Ltd 紅麹の製造法

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