JPS62252657A - 冷熱サイクル特性に優れた鋳包み構造及びその形成方法 - Google Patents

冷熱サイクル特性に優れた鋳包み構造及びその形成方法

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JPS62252657A
JPS62252657A JP9414786A JP9414786A JPS62252657A JP S62252657 A JPS62252657 A JP S62252657A JP 9414786 A JP9414786 A JP 9414786A JP 9414786 A JP9414786 A JP 9414786A JP S62252657 A JPS62252657 A JP S62252657A
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JP
Japan
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cast
thermal expansion
coefficient
base metal
composite layer
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JP9414786A
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Kaneo Hamashima
浜島 兼男
Tadashi Donomoto
堂ノ本 忠
Atsuo Tanaka
淳夫 田中
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、鋳包み母材金属内に咳母材金属の熱膨張率と
は異る熱膨張率を有する被鋳包み材が鋳包まれた鋳包み
構造に係り、更に詳細には冷熱ナイクル特性に優れた鋳
包み構造及びその形成方法に係る。
従来の技術 アルミニウム合金やマグネシウム合金等よりなる金属部
材の一部の耐熱性、断熱性、耐摩耗性等を向上させる一
つの手段として、これらの性質に優れた被鋳包み材を鋳
包み母材金属内に鋳包むことが有効であることが従来よ
り知られており、被鋳包み材の表面の一部を凹凸状に形
成し、これにより被鋳包み材と母材金属とを凹凸状の界
面にて接合することにより、これら両者の接合力を向上
させることが従来より行われている。
発明が解決しようとする問題点 しかし耐熱性等に優れた材料の熱膨張率はアルミニウム
合金の如き金属の熱膨張率とは比較的大きく異っており
、従って被鋳包み材が鋳包まれた金属部材が繰返し冷熱
サイクルに暉されると、被鋳包み材と母材金属との間の
熱膨張量及び熱収縮量の相違により熱歪み応力が発生し
、該応力に起因して被鋳包み材と母材金属との界面に接
する母材金属の部分にクラックが発生し易いため、被鋳
包み材が鋳包まれた金属部材の耐久性が極めて低いとい
う問題がある。
かかる問題を解決するための一つの手段として、例えば
特公昭55−1869号公報に記載されている如く、被
鋳包み材の平坦な表面に無n繊維の成形体を固着し、そ
の被鋳包み材及び繊維成形体を用いて加圧鋳造を行い、
繊維成形体に鋳包み母材金属が充填されることにより形
成される1114強化金属複合層を介して被鋳包み材を
鋳包む方法が既に提案されている。しかしこの方法に於
ては、例えばスポット溶接等により被鋳包み材に対し繊
維成形体を固着しなければならないため生産能率が悪く
、また被鋳包み材及び無機繊維の組合せによっては被鋳
包み材に対し繊維成形体を固着することが不可能であり
、従って使用し得る被鋳包み材及び無機iamの組合せ
が制限される。また被鋳包み材に対し固着されたII維
成形体の体積率が不均一になり、特に被鋳包み材に対し
固着された部分に於ける繊維体積率が他の領域に比して
極めて高りするため、均質な複合層を形成することが困
難であり、また特に11M体積率の高い領域に応力集中
が生じ易いという問題がある。
本発明は、上述の如き従来の鋳包み構造及びその形成方
法に於ける上述の如き問題に鑑み、これらの問題が生じ
ることがないよう改良された冷熱サイクル特性に優れた
鋳包み構造及びその形成方法を提供することを目的とし
ている。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本発明によれば、鋳包み母材金属内
に前記母材金属の熱膨張率とは異なる熱膨張率を有する
被鋳包み材が鋳包まれた鋳包み構造にして、前記被鋳包
み材及び母材金属は凹凸状の界面にて互いに接合されて
おり、前記母材金属の前記界面に近接する領域は前記母
材金属以外の材料の微細片が微細に分散された複合層を
形成しており、前記複合層は前記母材金属の熱膨張率と
前記被鋳包み材の熱膨張率との間の熱膨張率を有し、前
記界面近傍の領域は前記被鋳包み材の熱膨張率と前記複
合層の熱膨張率との間の熱膨張率を有する鋳包み構造、
及び鋳包み母材金属内に前記母材金属の熱膨張率とは異
なる熱膨張率を有する被鋳包み材が鋳包まれた鋳包み構
造の形成方法にして、凹凸状の表面を有する被鋳包み材
と、前記は材金属の熱膨張率を基準にみて大小関係が前
記被鋳包み材の熱膨張率の側にある熱膨張率を有する材
料の微細片よりなる集合体とを該集合体が前記被鋳包み
材の凸部に当接した状態にて鋳型内に配置し、前記鋳型
内に前記母材金属の溶場を注湯し、前記溶湯を加圧しつ
つ凝固させる鋳包み構造の形成方法によって達成される
発明の作用及び効果 本発明の鋳包み構造によれば、被鋳包み材及び母材金属
は凹凸状の界面にて互いに接合されており、母材金属の
前記界面に近接する領域は母材金属以外の材料の微細片
が微細に分散された複合層を形成しており、該複合層は
母材金属の熱膨張率と被鋳包み材の熱膨張率との間の熱
膨張率を有し、前記界面近傍の領域は被鋳包み材の熱膨
張率と複合層の熱膨張率との間の熱膨張率を有しており
、従って複合層が存在しない従来の鋳包み構造の場合や
被鋳包み材の平坦面に繊維成形体を固着することにより
形成される従来の鋳包み構造の場合に比して各部分の間
の熱膨張率の差が小さいので、鋳包み構造を含む金属部
材が冷熱サイクルを受ける場合に発生ずる熱歪み応力を
低減し、これによりクラックの発生する虞れを低減する
ことができ、更には金属部材の耐久性を向上させること
ができる。
尚複合層とこれに接する母材金属のみの部分との間の界
面は非常に微細に入りくんだ複雑な形状をなしており、
また複合層の微細片の間に充填された母材金属は母材金
属のみの部分に連続しているので、これらの部分の間の
熱膨張率の差が比較的大きい場合にも、これらの部分の
間の界面に於てクラックが発生する虞れは非常に小さい
また本発明の鋳包み構造の形成方法によれば、凹凸状の
表面を有する被鋳包み材と、母材金属の熱膨張率を基準
にみて大小関係が被鋳包み材の熱膨張率の側にある熱膨
張率を有する材料の微細片よりなる集合体とを該集合体
が被鋳包み材の凸部に当接した状態にて鋳型内に配置さ
れ、該鋳型内に母材金属の溶湯が注湯され、該溶湯が加
圧しつつ凝固せしめられることにより鋳包み構造が形成
され、上述の特公昭55−1869号公報に記載された
方法の如く被鋳包み材に対し微細片の集合体を固着する
ことは行われないので、鋳包み構造を能率よく形成する
ことができ、被鋳包み材及び微細片の材料としてそれら
を相互に固着することができない材料の組合せを選択す
ることも可能であり、更には微細片の集合体中に母材金
属の溶湯が充填されることにより形成される複合層を均
質化し、また複合層の部分に微細片の体積率が極端に高
い部分が生じることを回避することができる。
本発明の鋳包み構造の一つの詳細な特徴によれば、複合
層は被鋳包み材の凸部に実質的に直接接している。かか
る構造によれば、被鋳包み材の凸部と複合層との間に母
材金属のみの部分が実質的に存在しないので、これらの
間の部分に母材金属のみの部分が存在する場合に比して
、クラックの発生する虞れを低減することができる。
本発明の鋳包み構造の他の一つの詳細な特徴によれば、
複合層は被鋳包み材の凸部及び凹部に実質的に直接接し
ている。かかる構成によれば、被鋳包み材と複合層との
間に母材金属のみの部分が実質的に全く存在しないので
、これらの間に母材金属のみの部分が存在する場合に比
してクランクが発生する虞れを低減することができ、特
に複合層が被鋳包み材の凸部にのみ実質的に直接接して
いる構造に比して、クラックが発生する虞れを更に一層
低減することができる。
本発明の鋳包み構造の更に他の一つの詳細な特徴によれ
ば、被鋳包み材は多層構造に互いに接合された複数個の
被鋳包み材片にて構成され、複合層に最も近い被鋳包み
材片は複合層に面する側に凹凸状の表面を有している。
かかる構造によれば、金属部材の一部に層状に種々の特
性を付与することができる。例えば最表面の被鋳包み材
片を耐熱性に優れた材料に選定し、その被鋳包み材片と
複合層との間の被鋳包み材片を断熱性に優れた材料に選
定すれば、耐熱性及び断熱性が非常に良好である金属部
材を得ることができる。
本発明の鋳包み構造の更に他の一つの詳細な特徴によれ
ば、被鋳包み材は多層構造に互いに接合された複数個の
被鋳包み材片にて構成され、複合層に最も近い被鋳包み
材片は貫通孔を有し、該貫通孔により凹凸状の表面の一
部が郭定されている。
かかる構造によれば、被鋳包み材の凹凸状の表面を容易
に形成することができ、また貫通孔の大きさや密度を変
化させることによって開孔率を変化させることにより、
凹凸状の界面近傍の領域の熱膨張率を容易に調整するこ
とができる。
本発明の鋳包み構造の更に他の一つの詳細な特徴によれ
ば、被鋳包み材は多層構造に互いに接合された複数個の
被鋳包み材片にて構成され、各被鋳包み材片の熱膨張率
は複合層に近づくにつれて複合層の熱膨張率に漸次近づ
く値に設定されている。かかる構造によれば、金属部材
の特定の表面部の成る特定の性質を向上させるために選
定される材料の熱膨張率が母材金属の熱膨張率とは大ぎ
く異なる場合にも、冷熱サイクルによる熱歪み応力に起
因してクラックが発生する虞れを低減することができる
また本発明の鋳包み構造及びその形成方法に於ける微細
片の構成材料は、熱膨張率が母材金属の熱膨張率を基準
にみて大小関係が被鋳包み材の熱膨張率の側にある任意
の材料、例えば被鋳包み材の熱膨張率が母材金属の熱膨
張率よりも小さい場合には、母材金属の熱膨張率よりも
小さく被鋳包み材の熱膨張率よりも大きいかこれに等し
い熱膨張率、又は母材金属の熱膨張率及び被鋳包み材の
熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有する任意の材料であ
ってよい。また微細片の形態は短繊維、箔、切粉、粉末
等任意の形態であってよいが、複合層との界面近傍の母
材金属のみの部分にクラックが発生する虞れを低減する
ためには、微細片は短繊維、即ち不連続繊維の形態をな
していることが好ましい。従って本発明の更に伯の一つ
の詳細な特徴によれば、微細片は不連続繊維の形態をな
している。
本発明の鋳包み構造の形成方法の一つの詳細な特徴によ
れば、被鋳包み材及び微細片の集合体は該集合体が被鋳
包み材の凹部にも当接した状態にて鋳型内に配回される
。かかる方法によれば、複合層が被鋳包み材の凸部及び
凹部に実質的に直接接する鋳包み構造を形成することが
できる。特にこの場合、微細片の集合体が微細片の圧縮
成形体や吸引成形等によりバインダを用いて形成された
成形体の如くそれ自身形状を保持し得る集合体である場
合には、鋳型内に母材金属の溶湯が注湯される際に該溶
湯の流動作用により微細片の集合体が被鋳包み材に対し
相対的に変位ぜしめられることがないので、被鋳包み材
に対し適正な位置に複合層を形成することができる。更
には被鋳包み材及び微細片の集合体が互いに補形をなす
凹凸部にて一体的に嵌合している場合には、被鋳包み材
及び微細片の集合体を一体のものとして取り扱うことが
可能であるので、加圧鋳造による鋳包み構造の形成を能
率よ〈実施することができる。
尚本発明に於番プる被鋳包み材及び微細片の材料は、金
属やセラミックの如き任意の材料であってよい。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例について
詳細に説明する。
実施例1 び   1 第1図に示されている如く、直径50++e、板厚2−
置のステンレス鋼(J l5Ml5US304、熱膨張
率17,8x10=)製の円板2と、直径601、板厚
21mのステンレス鋼Lj(S規格5LJS304)製
の円板状のパンチメタル4(パンチ孔6の直径31m1
.パンチ孔による開孔率50%)とを用意した。次いで
これらをスポット径31m1l11打点数80にてスポ
ット溶接を行うことにより、第2図に示されている如く
、円板2とパンチメタル4とが互いに剛固に接合されパ
ンチメタルの側にその一方の端面及びパンチ孔等により
郭定された凹凸面8を有する円板状の被鋳包み材10を
形成した。
次いで平均繊維径20μm、平均繊維長2.51のステ
ンレス鋼(J [8M18SUS304)の知識N12
の集合体に対し圧縮成形を行うことにより、第3図に示
されている如く、直径60ml111厚さ5III11
の寸法を有し、個々の知識l112が実質的に三次元ラ
ンダムにて配向され、自ら形状を保持し得る繊維体積率
30%の円板状の繊維成形体14を形成した。
次いで第4図に示されている如く、本体16と、該本体
に嵌合し本体16と共働してモールドキャビティ18を
郭定するアッパパンチ20及びロアパンチ22とよりな
る鋳造装[24を用意した。
次いで被鋳包み材10及び繊維成形体14を400℃に
予熱し、しかる後繊帷成形体14の一方の端面が被鋳包
み材の凹凸面8にその凸部端面に当接するよう重ね合わ
せ、更にそれらを第4図に示されている如く繊維成形体
が上側になるよう本体16内にてロアパンチ22上に載
置した。
次いで第5図に示されている如く、モールドキャピテイ
18内に母材金属としてのアルミニウム合金LJIS規
格AC8A、熱膨張率20.5X10−6)の溶湯26
を注渇し、該溶湯をアッパバンチ20により約1000
k(+/m2の圧力にて加圧し、その加圧状態を溶湯が
完全に凝固するまで保持した。
第6図はかくして高圧鋳造により形成され本発明の鋳包
み構造28の一つの実施例を含む凝固体30を示す部分
縦断面図である。第6図に示されている如く、元の円板
2は凝固体30の図にて上端面に露呈しており、元のパ
ンチメタルのパンチ孔の部分にもアルミニウム合金32
が充填されており、また元の繊維成形体の個々の短繊維
12の間にもアルミニウム合金32が充填されており、
これにより該部分は微細に分散されたステンレス鋼の′
短繊維が微細に分散されたアルミニウム合金よりなる複
合層34を形成している。従って被鋳包み材10はその
元の凹凸面8に対応する凹凸状の界面36にてアルミニ
ウム合金32のみの部分及び複合11134と接合され
ている。
次いで第6図に於て仮想線にて示されている如く、凝固
体30の図にて上端より厚さ15m11.直径80II
llのテストピース38を被鋳包み材10と実質的に同
心に切削により切出した。
また比較の目的で、繊維成形体が使用されなかった点を
除き上述の実施例の場合と同一の条件にて形成された凝
固体より、上述の実施例の場合と同一の要領にて第7図
に示されている如き比較例1としてのテストピース40
を形成した。尚第7図に於て、第6図に示された部分と
実質的に同一の部分には第6図に付された符号と同一の
符号が付されており、符@41は被鋳包み材10とアル
ミニウム合金32のみの部分との間の凹凸状の界面を示
している。
次いで上述の如く得られた実施例1及び比較例1のテス
トピースについて、それぞれ第6図及び第7図に示され
た各部の熱膨張率を測定した。この測定結果を下記の表
1に示す。尚表1に於て、Aは被鋳包み材10の本体と
しての円板2の部分であり、B及び81は被鋳包み材の
凹凸部であり、Bl!は複合層34の部分であり、Cは
テストピースの図にて下端面に近接するアルミニウム合
金32のみの部分である。
表  1 (各部分の熱膨張率×10 ) 唾−」L   衷7AM1     よ11A    
 17.8   17.8 B            18.5 [3+    18.5 8g    19.0     □ C20,520,5 表1より、比較例1のテストピースに於ては、部分A及
びBと部分Cとの間に比較的大きい熱膨張率の差があり
、従って界面41に接するアルミニウム合金のみの部分
にクラックが発生し易い状況にあることが解る。これに
対し実施例1のテストピースに於ては、部分B2の熱膨
張率は部分への熱膨張率と部分Cの熱膨張率との中間の
値であり、また部分B+の熱膨張率は部分への熱膨張率
と部分B2の熱膨張率との中間の値であり、更に部分B
+とB2との間の熱膨張率の差が非常に小さく、従って
比較例1の場合に比してクラックが発生しにくい状況に
あることが解る。
また上述の実施例1及び比較例1のテストビースについ
て、下記の表2に示された条件にて各テストピースの被
鋳包み材10の表面42の温度が550℃になるよう、
表面42)即ち円板2の表面の中央部をアセチレンバー
ナにて加熱し、しかる後20℃の冷却水にて冷却する工
程を1サイクルとし、これを繰返し行う冷熱サイクル試
験を行った。
表  2 (試験条件) 雰囲気二  大気中 加熱時間=  5分 冷却時間=  1分 サイクルタイム:  7分/サイクル この冷熱サイクル試験の結果、比較例1のテストピース
に於ては、100サイクル経過した時点に於て、界面4
1に接するアルミニウム合金32のみの部分にクラック
が発生したのに対し、実施例1のテストピースに於ては
、1000サイクル経過した時点に於ても何れの部分に
もクラックは発生せず、界面36及び複合1134とア
ルミニウム合金32のみの部分との間の界面44の性状
が良好であることが認められた。
ラ  2 びt較例2 上述の実施例1及び比較例1に於ける円板2の代りにス
テンレス鋼LJ l5Ml5US430、熱膨張率10
.5x10−’)が使用された点を除き実施例1及び比
較例1の場合と同一の要領及び条件にて被鋳包み材を形
成し、短繊維12の代りに平均繊維径2μ−1平均lI
稚長5imのアルミナ短繊維(ICI株式会社製「サフ
ィルRFJ、熱膨張率7X10  ’)が使用され、繊
維体積率が10%に設定された点を除き、実施例1の場
合と同一の要領及び条件にて繊維成形体を形成し、これ
らの被鋳包み材及びm雑成形体を用いて実施例1の場合
と同一の要領及び条件にて実施例2としてのテストピー
スを形成し、また被鋳包み材のみを用いて比較例1の場
合と同一の要領及び条件にて比較例2としてのテストピ
ースを形成した。尚これらのテストピースに含まれる鋳
包み構造は、被鋳包み材の円板の材質が異なる点を除き
、それぞれ176図及び第7図に示された鋳包み構造と
実質的に同一であった。
次いでこれらのテストピースについて、それぞれ実施例
1及び比較例1に於ける各部分A−Cに対応する各部分
A−Cの熱膨張率を測定した。この測定結果を下記の表
3に示す。
表  3 (各部分の熱膨張率X 10−’ ”)1−L   友
m! A       Io、5     10.53   
              17.8B+     
  18.0       □B1!      18
.6      −C20,520,5 表3より、比較例2のテストピースに於ても、部分A及
びBと部分Cとの開に比較的大きい熱膨張率の差があり
、従って被鋳包み材との界面に接するアルミニウム合金
のみの部分にクラックが発生し易い状況にあることが解
る。これに対し実施例2のテストピースに於ては、部分
B2の熱膨張率は部分への熱膨張率と部分Cの熱膨張率
との中間の値であり、また部分8+の熱膨張率は部分A
の熱膨張率と部分B2の熱膨張率との中間の値であり、
更に部分B1と82との間の熱膨張率の差が非常に小さ
く、従って比較例2の場合に比してクラックが発生しに
くい状況にあることが解る。
また実施例2及び比較例2のテストピースについて、実
施例1及び比較例1の場合と同一の要領及び条件にて冷
熱サイクル試験を行った。この冷熱サイクル試験の結果
、比較例2のテストピースに於ては、80サイクル経過
した時点に於て、被鋳包み材との界面に接するアルミニ
ウム合金のみの部分にクラックが発生したのに対し、実
施例2のテストピースに於ては1000サイクル経過し
た時点に於てもいずれの部分にもクラックは発生せず、
被鋳包み材とアルミニウム合金のみの部分及び複合層と
の界面及び複合層とアルミニウム合金のみの部分との間
の界面の性状が良好であることが認められた。
3 びl較例3 第8図に示されている如く、直径601II111板厚
2ramのニッケル超合金(l nconel  X 
、熱膨張率13.7X10−’)製の円板52と、直径
60IllllI、板厚2mmの耐熱鋳鋼(JIS規格
5CH19、熱膨張率16.2x10”−’)製の円板
状のパンチメタル54(パンチ孔56の直径31、パン
チ孔による開口率45%)とを用意した。次いでこれら
をスポット径3mm、打点数80にてスポット溶接を行
うことにより、円板52とパンチメタル54とが互い剛
固に接合されパンチメタルの側にその一方の端面及びパ
ンチ孔等により郭定された凹凸面58を有する円板状の
被鋳包み材60を形成した。
次いで第9図に示されている如(、型本体62と該型本
体の孔64に嵌合する上型66及び下型68とよりなる
圧縮成形装置70を用意した。次いで下型68上にパン
チメタル54が上側になるよう被鋳包み材60を配置し
、被鋳包み材60上に平均llll11径1μm1平均
繊維長100μmの炭化ケイ素ボイスカフ2(東海カー
ボン株式会社製、熱膨張率4.5X10’)の集合体を
配置し、該集合体を上型66にて圧縮することにより、
第10図に示されている如く、パンチメタル54のパン
チ孔56に嵌合する凸部74を有し、直径60m1、凸
部74を除く厚さ5nn+の寸法を有し、個々の炭化ケ
イ素ボイスカフ2が実質的に三次元ランダムにて配向さ
れ、自ら形状を保持し得る繊維体積率25%の繊維成形
体76を形成した。尚繊維成形体76は凸部74の端面
にて円板52に当接し、凹部78にてパンチメタル54
に当接し、凸部74がパンチメタルのパンチ孔56に密
に嵌合することにより被鋳包み材60と一体の状態を成
していた。
次いで被鋳包み材60及び繊維成形体76を繊維成形体
が上側になるよう鋳型内に配置し、該鋳型内に母材金属
としてのアルミニウム合金(JIS規格AC5A、熱膨
張率24.0X10−6)の溶湯を注渇し、該m澹をア
ッパバンチ2より約1000 ko/ cm”の圧力に
て加圧し、その加圧状態を溶湯が完全に凝固する保持し
た。溶場が完全に凝固した後鋳型より凝固体を取出し、
実施例1の場合と同一の要領にて第11図に示されてい
る如きテストピース80を切り出した。
第11図に示されている如く、テストピース80は本発
明の鋳包み構造82の他の一つの実施例を含んでおり、
元の円板52はテストピースの図にて上端面に露呈して
おり、元の繊維成形体の個々の炭化ケイ素ボイスカフ2
の間にアルミニウム合金92が充填されており、これに
より該部分は炭化ケイ素ボイスカフ2が微細に分散され
たアルミニウム合金よりなる複合層84を形成している
従って被鋳包み材60はその元の凹凸面58に対応する
凹凸状の界面86にて複合884と接合されている。
また比較の目的で繊維成形体が使用されなかった点を除
き実施例3の場合と同一の条件にて形成された凝固体よ
り、実施例3の場合と同一の要領にて第12図に示され
ている如き比較例3としてのテストピース88を形成し
た。尚第12図に於て、第11図に示された部分と実質
的に同一の部分には第11図に付された符号と同一の符
号が付されており、符号90は被鋳包み材60とアルミ
ニウム合金92のみの部分との間の界面を示している。
次いで上述の如く得られた実施例3及び比較例3のテス
トピースについて、それぞれ第11図及び第12図に示
された各部の熱膨張率を測定した。
この測定結果を下記の表4に示す。尚表4に於て、A−
Cはそれぞれ実施例1及び比較例1に於ける各部分A−
Cに対応しており、Aは被鋳包み材60の円板52の部
分であり、Bは被鋳包み材の凹凸部であり、B1は被鋳
包み材及び複合層の凹凸部であり、B2は複合184の
部分であり、Cはテストピースの図にて下端面に近接す
るアルミニウム合金92のみの部分である。
表  4 (各部分の熱膨張率X 10−’ ) f!LJL   友111   比較例3A     
13.7   13.7 8           19.0 B+       17.0      −82   
   18.4       □C24,024,0 表4より、比較例3のテストピースに於ては、部分A及
びBと部分Cとの間に比較的大きい熱膨張率の差があり
、従って界面90に接するアルミニウム合金のみの部分
にクラックが発生し易い状況にあることが解る。これに
対し実施例3のテストピースに於ては、部分Byの熱膨
張率は部分Aの熱膨張率と部分Cの熱膨張率との中間の
値であり、また部分B+の熱膨張率は部分Aの熱膨張率
と部分B2の熱膨張率との中間の値であり、更に部分B
1と82との間の熱膨張率の差が小さく、従って比較例
3の場合に比してクラックが発生しにくい状況にあるこ
とが解る。
また実施例3及び比較例3のテストピースについて、実
施例1及び比較例1の場合と同一の要領及び条件にて冷
熱ナイクル試験を行った。
この冷熱サイクル試験の結果、比較例3のテストピース
に於ては、50サイクル経過した時点に於て、界面90
に接するアルミニウム合金92のみの部分にクラックが
発生したのに対し、実施例3のテストピースに於ては、
1000サイクル経過した時点に於てもいずれの部分に
もクラックは発生せず、界面86及び複合層84とアル
ミニウム合金92のみの部分との間の界面94の性状が
良好であることが認められた。
4 び 較例4 上述の実施例3及び比較例3に於ける被鋳包み材60の
代りに、第13図に示されている如く、直径60■■、
厚さ4mmの機械構造用炭素鋼(JISM格810G、
熱膨張率13.5X10−’)の円板の一方の端面に直
径31m、平均深さ2111の盲IL95を開孔率60
%にて多数形成することにより、前記端面及び盲孔95
により凹凸面96が形成された一片の被鋳包み材98が
使用され、炭化ケイ素ホイスカ72の代りに平均繊維径
0.2μm、平均繊維長30μ園のチタン酸カリウムボ
イス力(大塚化学株式会社製しティスモD」、熱膨張率
8,7X10−’)が使用され、繊維体積率が35%に
設定され、母材金属としてアルミニウム合金(JIS規
格AC2A、熱膨張率22X10弓)が使用された点を
除き、実施例3の場合と同一の要領及び条件にて繊維成
形体を形成し、これらの被鋳包み材及び繊維成形体を用
いて実施例3の場合と同一の要領及び条件にて実施例4
としてのテストピースを形成し、また被鋳包み材98の
みを用いて比較例3の場合と同一の要領及び条件にて比
較例4としてのテストピースを形成した。
尚これらのテストピースに含まれる鋳包み構造は、被鋳
包み材が一体の構造であり、各部分の構成材料が異なる
点を除き、それぞれ第11図及び第12図に示された鋳
包み構造と実質的に同一であった。
次いでこれらのテストピースについて、それぞれ実施例
1及び比較例1に於ける各部分へ〜Cに対応する各部分
A〜Cの熱膨張率を測定した。この測定結果を下記の表
5に示す。
表  5 (各部分の熱膨張率×10 ) 脛−JLLLfL土   比較例4 A     13.5   13.5 B            17.9 B+     15.3     □ 8z     16.7     □ G     22     22 表5より、比較例4のテストピースに於ては、部分A及
びBと部分Cとの間に比較的大きい熱膨張率の差があり
、従って被鋳包み材との界面に接するアルミニウム合金
のみの部分にクラックが発生し易い状況にあることが解
る。これに対し実施例4のテストピースに於ては、部分
B2の熱膨張率は部分Aの熱膨張率と部分Cの熱膨張率
との中間の値であり、また部分B+の熱膨張率は部分へ
の熱膨張率と部分B2の熱膨張率との中間の値であり、
更に部分81 と82との間の熱膨張率の差が小さく、
従って比較例4の場合に比してクラックが発生し難い状
況にあることが解る。
また実施例4及び比較例4のテストピースについて、実
施例1及び比較例1の場合と同一の要領及び条件にて冷
熱サイクル試験を行った。
この冷熱サイクル試験の結果、比較例4のテストピース
に於ては、80サイクル経過した時点にたて、被鋳包み
材との界面に接するアルミニウム合金のみの部分にクラ
ックが発生したのに対し、実施例4のテストピースに於
ては、1000ナイクル経過した時点に於ても何れの部
分にもクラックは発生せず、被鋳包み材と複合層との間
の界面及び複合層とアルミニウム合金のみの部分との界
面の性状が良好であることが認められた。
上述の各実施例に於ては、パンチメタルのパンチ孔の形
状は円形であるが、第14図に示されている如く、パン
チメタル100のパンチ孔102の形状は四角形の如き
任意の形状であってよい。
また被鋳包み材の本体に接合されるパンチメタルは被鋳
包み材の本体と同一の形状である必要はなく、例えば第
15図に示されている如く、被鋳包み材の本体104に
対しその外周部のみに接合される円環状のパンチメタル
106であってよい。
更にパンチメタルのパンチ孔はパンチメタルの全面に設
けられる必要はなく、例えば第16図に示されている如
く、外周部のみにパンチ孔108が設けられたパンチメ
タル110の如きパンチメタルであってもよい。
また被鋳包み材の本体に接合されるパンチメタルの如き
有孔板は、例えば第17図に示されている如く複数個の
一体的な突起112を有し、該突起を通る貫通孔114
を有する有孔板116や、jf!18図に示されている
如く、無孔の板材に一対のスリットを多数形成し、該一
対のスリットの間の部分を塑性変形によって突出させる
ことにより凸部118及び貫通孔120が形成された有
孔板122の如き有孔板であってよい。
更に被鋳包み材が無孔の被鋳包み材の本体と有孔板とを
接合することにより形成される場合及び一つの被鋳包み
材片に多数の盲孔を設けることにより形成される場合の
いずれに於ても、第19図に示されている如く、被鋳包
み材の凹凸面124を与えるための孔126の開口部の
周囲の部分には、該部分の周りに過度の応力集中やこれ
に起因するクラック発生の虞れを低減すべく、面取り1
28やR取りが施されることが好ましい。
以上に於ては本発明を幾つかの実施例について詳細に説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は被鋳包み材を形成するための円板及びパンチメ
タルを示す斜視図、第2図は第1図に示された円板及び
パンチメタルが互いに接合されることにより形成された
被鋳包み材を示す斜視図、第3図は実質的に三次元ラン
ダムにて配向されたステンレス鋼のy!f繊維よりなる
繊維成形体を示す斜視図、第4図は第2図に示された被
鋳包み材及び第3図に示されたII維成形体が鋳型内に
配置された状態を示す解図、第5図は第4図に示された
鋳造装置を用いて行われる加圧鋳造工程を示す解図、第
6図は第5図の加圧鋳造工程により形成された本発明の
鋳包み構造の一つの実施例を含む凝固体を示す部分断面
図、第7図は比較例の鋳包み構造を含むテストピースを
示す断面図、第8図は互いに接合された円板とパンチメ
タルとよりなる被鋳包み材を示す第2図と同様の斜視図
、第9図は第8図に示された被鋳包み材を用いて行われ
る炭化ケイ素ボイス力の集合体に対する圧縮成形の要領
を示す断面図、第10図は第9図の圧縮成形により得ら
れたms成形体及び被鋳包み材を示す断面図、第11図
は第10図に示された繊維成形体及び被鋳包み材を用い
て加圧鋳造を行うことにより形成された本発明の鋳包み
構造の他の一つの実施例を含むテストピースの断面図、
第12図は第8図に示された被鋳包み材のみを用いて加
圧鋳造を行うことにより形成された比較例の鋳包み構造
を含むテストピースを示す断面図、第13図は一つの被
鋳包み材片よりなる被鋳包み材を示ず斜視図、第14図
乃至第18図は本発明の鋳包み構造の形成方法に於て使
用されてよい種々の有孔板を示す斜視図、第19図は凹
凸面を与えるための孔の開口部の周囲に面取りが施され
た被鋳包み材を示す拡大部分断面図である。 2・・・円板、4・・・バンチメタル、6・・・バンチ
孔。 8・・・凹凸面、10・・・被鋳包み材、12・・・短
Ra帷。 14・・・繊維成形体、16・・・本体、18・・・モ
ールドキャビティ、20・・・アッパバンチ、22・・
・ロアバンチ、24・・・鋳Ti装置、26・・・アル
ミニウム合金の溶湯、28・・・鋳包み構造、30・・
・凝固体、32・・・アルミニウム合金、34・・・複
合層、36・・・界面。 36.40・・・テストピース、41・・・界面、42
・・・被鋳包み材の表面、44・・・界面、52・・・
円板、54・・・パンチメタル、56・・・パンチ孔、
58・・・凹凸面、60・・・被鋳包み材、62・・・
型本体、64・・・孔。 66・・・上型、68・・・下型、72・・・炭化ケイ
素ホイスカ、74・・・凸部、76・・・繊維成形体、
78・・・凹部、80・・・テストピース、82・・・
鋳包み構造、84・・・、複合層、86・・・界面、8
8・・・テストピース。 90・・・界面、92・・・アルミニウム合金、94・
・・界面、95・・・密孔、96・・・凹凸面、98・
・・被鋳包み材、100・・・パンチメタル、102・
・・パンチ孔。 104・・・被鋳包み材片の本体、106・・・パンチ
メタル、108・・・パンチ孔、110・・・パンチメ
タル。 112・・・突起、114・・・貫通孔、116・・・
有孔板。 118・・・凸部、120・・・貫通孔、122・・・
有孔板。 124・・・凹凸面、126・・・孔、128・・・面
取り特 許 出 願 人  トヨタ自動車株式会社代 
    理     人   弁理士  明  石  
昌  毅第1図 第2図    第3図 第 4 図 第5図 第6図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第14図 第15図 第16図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋳包み母材金属内に前記母材金属の熱膨張率とは
    異なる熱膨張率を有する被鋳包み材が鋳包まれた鋳包み
    構造にして、前記被鋳包み材及び母材金属は凹凸状の界
    面にて互いに接合されており、前記母材金属の前記界面
    に近接する領域は前記母材金属以外の材料の微細片が微
    細に分散された複合層を形成しており、前記複合層は前
    記母材金属の熱膨張率と前記被鋳包み材の熱膨張率との
    間の熱膨張率を有し、前記界面近傍の領域は前記被鋳包
    み材の熱膨張率と前記複合層の熱膨張率との間の熱膨張
    率を有する鋳包み構造。
  2. (2)特許請求の範囲第1項の鋳包み構造に於て、前記
    複合層は前記被鋳包み材の凸部に実質的に直接接してい
    ることを特徴とする鋳包み構造。
  3. (3)特許請求の範囲第2項の鋳包み構造に於て、前記
    複合層は前記被鋳包み材の凹部にも実質的に直接接して
    いることを特徴とする鋳包み構造。
  4. (4)特許請求の範囲第1項乃至第3項の何れかの鋳包
    み構造に於て、前記被鋳包み材は多層構造に互いに接合
    された複数個の被鋳包み材片にて構成され、前記複合層
    に最も近い前記被鋳包み材片は前記複合層に面する側に
    凹凸状の表面を有していることを特徴とする鋳包み構造
  5. (5)特許請求の範囲第4項の鋳包み構造に於て、前記
    複合層に最も近い前記被鋳包み材片は貫通孔を有し、該
    貫通孔により前記凹凸状の表面の一部が郭定されている
    ことを特徴とする鋳包み構造。
  6. (6)特許請求の範囲第4項又は第5項の鋳包み構造に
    於て、各被鋳包み材片の熱膨張率は前記複合層に近づく
    につれて前記複合層の熱膨張率に漸次近づく値であるこ
    とを特徴とする鋳包み構造。
  7. (7)特許請求の範囲第1項乃至第6項の何れかの鋳包
    み構造に於て、前記微細片は不連続繊維の形態をなして
    いることを特徴とする鋳包み構造。
  8. (8)鋳包み母材金属内に前記母材金属の熱膨張率とは
    異なる熱膨張率を有する被鋳包み材が鋳包まれた鋳包み
    構造の形成方法にして、凹凸状の表面を有する被鋳包み
    材と、前記母材金属の熱膨張率を基準にみて大小関係が
    前記被鋳包み材の熱膨張率の側にある熱膨張率を有する
    材料の微細片よりなる集合体とを該集合体が前記被鋳包
    み材の凸部に当接した状態にて鋳型内に配置し、前記鋳
    型内に前記母材金属の溶湯を注湯し、前記溶湯を加圧し
    つつ凝固させる鋳包み構造の形成方法。
  9. (9)特許請求の範囲第8項の鋳包み構造の形成方法に
    於て、前記被鋳包み材及び前記集合体は前記集合体が前
    記被鋳包み材の凹部にも当接した状態にて前記鋳型内に
    配置されることを特徴とする鋳包み構造の形成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01241368A (ja) * 1988-03-23 1989-09-26 Ngk Insulators Ltd 鋳ぐるみ用の中空セラミック体及びその製造方法
JPH0387849U (ja) * 1989-12-20 1991-09-06
US5657811A (en) * 1993-06-04 1997-08-19 Pcc Composites, Inc. Cast-in hermetic electrical feed-throughs
JP2022533471A (ja) * 2020-02-11 2022-07-22 マゴット アンテルナショナル エス.アー. 複合摩耗部品

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