JP2000042717A - 温調用パイプ内蔵金型 - Google Patents

温調用パイプ内蔵金型

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JP2000042717A
JP2000042717A JP10215745A JP21574598A JP2000042717A JP 2000042717 A JP2000042717 A JP 2000042717A JP 10215745 A JP10215745 A JP 10215745A JP 21574598 A JP21574598 A JP 21574598A JP 2000042717 A JP2000042717 A JP 2000042717A
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Mitsuyoshi Nagumo
満義 南雲
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型の所望部位に金属パイプを鋳ぐるんだ温
調用パイプ内蔵金型を提供すること。 【解決手段】 本発明の温調用パイプ内蔵金型は、金属
パイプと、該金属パイプに対する断面積比1.0〜45
の鋳ぐるみ部材で鋳ぐるんだ一次鋳ぐるみ部材と、該一
次鋳ぐるみ部材を更に二次鋳ぐるみ部材で鋳ぐるんで一
体としたことを特徴とする。また、金属パイプが、ステ
ンレス鋼、軟鋼、銅あるいはアルミニウム合金である。
また、一次鋳ぐるみ部材および二次鋳ぐるみ部材が共に
鋳鉄の球状黒鉛鋳鉄であるか、または鋳鋼である。ま
た、一次鋳ぐるみ部材が、リブを有する。金型内の所望
の部位に金属パイプを配設できるので、金型の温度制御
が短時間にかつ正確に行え、成形品の品質の向上・安定
化、生産性向上に寄与すると共に、長寿命の金型を得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック成形
やアルミニウムダイカスト鋳造などで用いられる成形用
金型に関し、より詳しくは、成形用金型の温度を制御す
るための加熱または冷却媒体通路孔を構成する金属パイ
プを鋳鉄で鋳ぐるんで一次鋳ぐるみ部材となし、その後
該一次鋳ぐるみ部材の外周全体をさらに同材質の鋳鉄で
鋳ぐるんで一体の二次鋳ぐるみ部材とした温調用パイプ
内蔵金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種成形用金型は、成形品の品
質の向上・安定化、生産性向上さらには金型の長寿命化
等を図るため、成形材料の成形条件に合わせて金型の温
度を制御するための加熱・冷却媒体の通路を金型内部に
設けた金型が使用されている。この加熱・冷却媒体の通
路は、ガンドリル加工によって金型に貫通孔や盲穴を設
け、これらの貫通孔や盲穴を適宜組合せ、連結して形成
されている。あるいは、この加熱・冷却媒体の通路は、
金属パイプを金属溶湯で鋳ぐるんで一体的な金型とする
ことにより形成されている。金属パイプを鋳ぐるんで金
型とする場合、金属パイプの材質と金属溶湯の種類との
組合せの選定が不適切な場合には、金属溶湯の注入温度
によって金属パイプが変形して不具合を生じたり、極端
な場合には金属パイプが溶損する場合がある。このため
に、通常金属パイプを金属溶湯で鋳ぐるむときには、金
属パイプの変形や溶損を防止するために、金属パイプ内
に予め砂を充填しておいたり、あるいは空気や水を通し
て冷却を行ったり、または金属パイプの表面に耐火物を
塗布しておく等の手段がなされている。
【0003】ところで、優れた成形用金型を得ようと種
々の提案がなされている。例えば、特開昭62−227
567号公報には、冷却パイプをCV鋳鉄で鋳ぐるんで
成形部を形成し、該成形部の周りを普通鋳鉄で鋳ぐるん
で、該成形部と一体的に枠体を形成した合成樹脂成形用
金型を開示している。すなわち、前記特開昭62−22
7567号公報に開示の合成樹脂成形用金型31は、図
6(縦断面図)に示すように、合成樹脂成形用の成形部
32と、これの周り(成形部32の外周部37と底部3
8)を補強するバックアップ用枠体33と、内装された
冷却パイプ34とを備え、成形部32はその肉厚を20
mm〜200mmの範囲とし、組織をCV黒鉛形状と
し、黒鉛粒径を80%以上が0.2mm以下のCV鋳鉄
で鋳造し、成形部32及び冷却パイプ34を普通鋳鉄等
で鋳ぐるんで成形部32、冷却パイプ34と一体的に枠
体33を鋳造により形成して、全体として合成樹脂成形
用金型としたものである。
【0004】図6に基づいて詳述すると、凹溝39は予
め成形部32の鋳造時に鋳造しておき、鋳造後凹溝39
に機械加工を施し、凹溝39に別体で成形した冷却パイ
プ34を凹溝39の底に接する如く嵌合セットする。そ
して、このように冷却パイプ34をセットし、仮付した
成形部32を鋳造用鋳型にセットし、枠部33を鋳造す
る。これにより、成形部32と一体に冷却パイプ34を
鋳ぐるみ且つ凹溝39に溶湯が侵入して成形部32の底
部38と冷却パイプ34を機械的に結合して成形用金型
を得るものである。なお、CV鋳鉄よりなる成形面35
は、成形部32の肉厚を20mm〜200mmとして鋳
造するので、凝固速度が速く、冷却性に優れ、ピンホー
ル等がなく組織が微細であるので、機械加工後で優れた
鏡面性が得られ、しわ等のない成形品が成形できるとし
ている。
【0005】また、特開平7−236963号公報に
は、加熱・冷却孔を有する成形用金型の製造方法および
成形用金型を開示している。すなわち、前記特開平7−
236963号公報に開示された技術は、金型製造プロ
セスの一例を説明する図7に示すように、予め所定形状
に加工した温調用金属パイプ42を成形用金型41と類
似した鋳型43の所定位置に組込んだ後、成形用金型4
1の母材となるアルミニウム合金溶湯44を流込んで、
金属パイプ42を鋳ぐるみ、充填・固化させる。その
後、鋳型43より成形用金型41を取出し、図8に示す
高温・高圧の条件下で圧縮成形が可能な装置45(例え
ばAr、N2などの不活性ガスを用いて、熱間静水圧で
圧縮する装置が好ましい。)に入れ、成形用金型41を
圧縮成形する。なお、温調用金属パイプ42の材質につ
いては、成形用金型41の材質をアルミニウム系合金と
すれば鉄系合金の金属パイプであれば、溶損することな
く鋳ぐるみが可能であることを確認していると述べてい
る。図7の鋳型43は砂型46の例である。
【0006】実施例での圧縮成形に用いた操作条件は、
加熱温度500℃、加圧圧力1000kgf/cm2
あり、加圧媒体として不活性ガスArを用いている。こ
のように、高温・高圧による圧縮成形を行うことによ
り、例えば図7で得られた成形用金型41の内部にH2
ガスに起因するピンホール欠陥などが生じても、高温・
高圧の圧縮成形力とこれに伴う固相拡散反応により完全
除去することが可能となるとしている。また、固相拡散
反応により成形用金型41と温調用金属パイプ42との
密着性を高めて一体化でき、高品質な成形体が得られる
としている。また、成形用金型41の母材材質に熱容量
の小さいアルミニウム系合金を用いたことにより、金型
の温調時間が短縮されるから生産性が大幅に増大すると
している。なお、図8において、47は加圧装置45内
を真空減圧する際に用いるバルブ、48は不活性ガスを
供給する際に用いるバルブ、49は成形用金型41を所
定温度に加熱するためのヒータ、および50は金型キャ
ビティ面(金型の成形面)である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したドリル加工で
金型に貫通孔や盲穴を形成する場合には、直線の孔また
は穴しか形成できないため、これらの貫通孔や盲穴を組
合わせても、金型内の所望の部位に加熱・冷却媒体の通
路を形成することが難しく、あわせて機械加工工数の増
大を招くという課題があった。さらに、金型内の所望の
部位まで加熱・冷却媒体の通路を形成できない場合に
は、成形作業時に金型内に局部的な温度上昇が生じやす
く、金型が不均一な膨脹・収縮を受けて金型の寿命が短
くなるという課題も生じていた。
【0008】また、金属パイプの変形防止のために、予
め金属パイプ中に砂を充填しておいて鋳ぐるみの金属溶
湯を鋳造する場合には、良く乾燥した砂を充填したとし
ても、砂中の結晶水が金属溶湯により加熱されて分解
し、水蒸気を発生する。このために、もし金属パイプが
金属溶湯により溶損した場合には、水蒸気爆発を誘発す
る虞れがある。また、金属パイプの溶損を防止するため
に、金属パイプの表面に耐火物を予め塗布しておいて鋳
ぐるみを行う場合、鋳ぐるみを行えないというわけでは
ないが、金属パイプの外面と金属溶湯との界面では密着
不良や鋳造欠陥が発生しやすく、不良率が高いという課
題がある。
【0009】また、前記特開昭62−227567号公
報に開示された技術では、冷却パイプをCV鋳鉄で鋳ぐ
るんで成形部を形成し、その後該成形部の成形面以外の
部位を普通鋳鉄で鋳ぐるんで合成樹脂成形用金型を製造
することから、CV鋳鉄と普通鋳鉄は共に鋳鉄ではある
が、化学組成が異なるため均一な組織の溶着部が得られ
難い虞れがある。また、前記特開平7−236963号
公報に開示された技術では、熱間静水圧で圧縮成形する
特殊な装置を必要とすることから、その設備費用が高価
となり、また圧縮成形に伴う製造工数が増加するという
課題がある。
【0010】本発明の目的は、金属パイプを鋳鉄で鋳ぐ
るんで一次鋳ぐるみ部材を形成し、次いで該一次鋳ぐる
み部材の外周部全体をさらに同材質の鋳鉄で鋳ぐるんで
一体の二次鋳ぐるみ部材とした温調用パイプを内蔵した
金型を提供することにある。なお、鋳ぐるみ部材として
用いる鋳鉄にかえて、鋳鋼を適用することもできる。金
属パイプを鋳ぐるんだ鋳ぐるみ部材が、該一次鋳ぐるみ
部材の外周部全体を鋳ぐるむための金属溶湯鋳込み時の
金属パイプの変形防止と共に溶損防止の役割をはたす。
なお、成形品を成形するためのキャビティを構成する金
型の成形面は、二次鋳ぐるみ部材の鋳鉄または鋳鋼によ
り構成される。
【0011】本発明の温調用パイプ内蔵金型では、鋳
鉄または鋳鋼の溶湯鋳込み時の金属パイプの変形や溶損
を防止できるので、不良が大幅に低減できる。肉厚の
厚い金型の鋳造品の製造にも適する。直管や曲管など
のあらゆる形状の金属パイプを鋳ぐるむことができるの
で、これらの金属パイプを内蔵した金型を製作できる。
一次鋳ぐるみ部材により、金属パイプの変形防止と共
に溶損防止が可能であるので、前述したような砂を予め
金属パイプ内に充填しておく等の必要がなく、水蒸気爆
発の危険を排除できる。金型内の所望の部位に金属パ
イプを配設できるので、金型の温度制御が短時間にかつ
正確に行え、成形品の品質の向上・安定化、生産性向上
に寄与すると共に、長寿命の金型を提供できる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、金属パイプ
鋳ぐるみ時に、金属パイプの変形や溶損を防止し、さら
には前述したような水蒸気爆発を排除でき、またたとえ
肉厚が厚い金型であっても所望の部位に金属パイプを内
蔵配設できないかと鋭意研究した。その結果、金属パイ
プの変形や溶損を防止するために、まず最初に金属パイ
プを鋳鉄で鋳ぐるんだ一次鋳ぐるみ部材を形成し、次い
で該一次鋳ぐるみ部材の外周全体をさらに一次鋳ぐるみ
部材と同材質の鋳鉄で鋳ぐるんで二次鋳ぐるみ部材の金
型とすることにより、前述したような金型の製造上の課
題や金型の性能、寿命の課題を解決することができる温
調用金属パイプ内蔵金型を得ることができるとの知見を
得て本発明を想到した。
【0013】すなわち、本発明の温調用パイプ内蔵金型
は、金属パイプと、該金属パイプに対する断面積比1.
0〜45の鋳ぐるみ部材で鋳ぐるんだ一次鋳ぐるみ部材
と、該一次鋳ぐるみ部材を更に二次鋳ぐるみ部材で鋳ぐ
るんで一体としたことを特徴とする。また、金属パイプ
が、ステンレス鋼、軟鋼、銅あるいはアルミニウム合金
であることを特徴とする。また、一次鋳ぐるみ部材およ
び二次鋳ぐるみ部材が共に、鋳鉄または鋳鋼であること
を特徴とする。また、一次鋳ぐるみ部材が、リブを有す
ることを特徴とする。
【0014】本発明の温調用パイプ内蔵金型は、ステン
レス鋼製パイプと、該ステンレス鋼製パイプに対する断
面積比1.0〜45の鋳ぐるみ部材で鋳ぐるんだ球状黒
鉛鋳鉄からなる一次鋳ぐるみ部材と、該一次鋳ぐるみ部
材を更に球状黒鉛鋳鉄からなる二次鋳ぐるみ部材で鋳ぐ
るんで一体としたことを特徴とする。なお、鋳ぐるみ部
材として用いる鋳鉄にかえて、鋳鋼を適用することもで
きる。そして、一次鋳ぐるみ部材が、リブを有すること
を特徴とする。
【0015】以下、本発明の温調用パイプ内蔵金型にお
ける一次鋳ぐるみ部材での断面積比1.0〜45につい
て説明する。金属パイプに対する一次鋳ぐるみ部材の断
面積比が1.0未満の場合は、一次鋳ぐるみ部材を構成
する金属溶湯が少なくなり、金属パイプ鋳ぐるみ時の溶
着が不十分となる虞れがあるので、断面積比の下限を
1.0とする。一方、金属パイプに対する一次鋳ぐるみ
部材の断面積比が45を越えると金属パイプ鋳ぐるみ時
の溶着は完全となり、二次鋳ぐるみ時の金属パイプの変
形防止や耐溶損性は十分すぎるほどに確保できるが、必
要以上の金属溶湯量となるので、断面積比の上限を45
とする。
【0016】本発明は前述のとおり、金属パイプが一次
鋳ぐるみ部材により鋳ぐるまれているので、この一次鋳
ぐるみ部材の外周部を二次鋳ぐるみ部材の溶湯を鋳込ん
で鋳ぐるむときに、金属パイプの変形がなく、また金属
パイプの溶損の虞れもない。このために、従来のように
金属パイプ内への砂の充填や金属パイプ内を冷却空気を
通す等の金属パイプの変形防止や溶損対策を施す必要が
ない。また、リブを有する一次鋳ぐるみ部材の形状とす
る場合には、位置決めが容易、長手方向の変形(そり)
を防止でき、また二次鋳ぐるみ部材との溶着性を良くす
ることができる。金型としての二次鋳ぐるみ部材の製造
時に、金属パイプを内蔵した一次鋳ぐるみ部材を鋳型の
所定位置に配設しておくことで、金型内の所望部位への
金属パイプの配設ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を詳細に
説明する。 (実施の形態)図1は、直管の金属パイプ3を鋳ぐるん
だ一次鋳ぐるみ部材1である。図1(a)は斜視図、図
1(b)は図1(a)に示す一次鋳ぐるみ部材1の横断
面図である。また、図2は、曲管の金属パイプ3を鋳ぐ
るんだ一次鋳ぐるみ部材2である。図2(c)は斜視
図、図2(d)は図2(c)に示す一次鋳ぐるみ部材2
の横断面図である。また、図3は、一次鋳ぐるみ部材2
を更に二次鋳ぐるみ用の金属溶湯で鋳ぐるんで二次鋳ぐ
るみ部材10としての金型を製造する鋳型(乾燥砂型)
6の断面図である。本発明で適用する鋳型は、図3に示
す鋳型(乾燥砂型)6に限定されるものではなく、CO
2プロセス鋳型や金属製鋳型(金型)を適用することが
できる。
【0018】まず最初に、図1に示す直管の金属パイプ
3を鋳ぐるんだ一次鋳ぐるみ部材1の製造は、一次鋳ぐ
るみ部材1の断面を示す図1(b)に示す断面とほほ同
じ断面に形成した鋳型キャビティ内の所定位置に金属パ
イプ3をセットし、鋳ぐるみ部材4を構成する金属溶湯
造を鋳造して、直管の金属パイプ3を鋳ぐるんで一体化
する。なお、鋳型は図3と同様なものを用いてよい。一
次鋳ぐるみ部材1を製造する場合、金属パイプ3の外径
で形成される断面積(中空部の面積も含む)に対する鋳
ぐるみ部材4の断面積比を1.0〜45に設定すること
で、金属パイプ3の外表面と鋳ぐるみ部材4とが溶着し
た一次鋳ぐるみ部材1を得ることができる。金属溶湯を
鋳造すると、キャビティ内にセットした金属パイプ3
は、金属溶湯の熱により長手方向に伸びるので、金属パ
イプ3の一方の側は鋳型内に埋設して固定するが、他方
の側は鋳型に固定せず、熱膨脹のための逃げを与えてお
くことが肝要である。また、一次鋳ぐるみ部材1を構成
する鋳型キャビティの断面形状としては、図1(b)に
示すリブ5がない断面として行ってよい。またさらに図
1(b)に示すように、肉厚が薄い突出したリブ5を形
成することで、一次鋳ぐるみ部材1のキャビティ内での
位置決めが容易となり、また後述する二次鋳ぐるみ部材
との溶着を高める効果を奏する。
【0019】適用する金属パイプは、ステンレス鋼、軟
鋼、銅、あるいはアルミニウム合金製のパイプである。
これらの金属パイプは市販品が入手できるので簡便であ
る。金属パイプの材質が、ステンレス鋼(SUS30
4)や軟鋼の場合には、鋳鉄の金属溶湯、より詳しくは
球状黒鉛鋳鉄溶湯、との溶着効果を高めるために金属パ
イプの表面にショットブラストを予め施して粗面にした
後、予熱することが好ましい。金属パイプの材質がステ
ンレス鋼(SUS304)や軟鋼で、金属溶湯が鋳鉄、
より詳しくは球状黒鉛鋳鉄、である場合には、うまく溶
着できることは確認している。
【0020】また、金属パイプの材質が、銅やアルミニ
ウム合金の場合には、鋳造する金属溶湯が鋳鉄、より詳
しくは球状黒鉛鋳鉄、の熱により溶損(金属パイプの肉
厚が溶けてしまうこと。)するので、予めパイプの表面
に耐火物を塗布しておいたり、鋳造時にパイプ内に冷却
空気を通すなどの溶損防止策が必要である。耐火物を塗
布した場合には、溶着部に耐火物が残存することがしば
しば生じるので、不良率が高いという解決すべき課題が
残っている。なお、金属パイプの断面形状は円形状のも
のを示しているが、円形状のものに限定するものではな
く、例えば四角形状のものでも本発明の技術は何等変わ
るものではない。
【0021】なお、一次鋳ぐるみ部材および二次鋳ぐる
み部材を構成する球状黒鉛鋳鉄材は、良好な溶着と共に
均一組織の溶着部を確保するために、同じレベルの球状
黒鉛鋳鉄溶湯、例えば、共にFCD500球状黒鉛鋳鉄
溶湯、を適用することが好ましい。本発明で適用する球
状黒鉛鋳鉄材は、(JIS)FCD350、FCD40
0、FCD450、FCD500、FCD600、FC
D700、FCD800球状黒鉛鋳鉄材である。また、
これらの球状黒鉛鋳鉄材にかえて鋳鋼を適用してもよ
い。
【0022】図2に示す曲管の金属パイプ3を鋳ぐるん
だ一次鋳ぐるみ部材2を製造する場合も、前述の直管の
金属パイプ3を鋳ぐるんだ一次鋳ぐるみ部材1の製造と
同様に製造する。
【0023】次に、二次鋳ぐるみ部材10の製造は、図
3に示すキャビティ7の所定位置に曲管の金属パイプ3
を鋳ぐるんだ一次鋳ぐるみ部材2をセットし、二次鋳ぐ
るみ部材10を構成する金属溶湯、より詳しくは、一次
鋳ぐるみ部材1を構成する鋳ぐるみ部材4と同材質の球
状黒鉛鋳鉄溶湯、を漏斗8に鋳造し、湯道9を経由して
キャビティ7に鋳込み、一次鋳ぐるみ部材2を鋳ぐるん
で一体とした二次鋳ぐるみ部材10とした金型(成形に
供する最終製品としての金型は、二次鋳ぐるみ部材10
の必要部位を加工される。)を得る。
【0024】図4は、図5に示す曲管の金属パイプ3を
鋳ぐるみにより内蔵した金型12(片側の金型)の斜視
図である。図4に示す金型12は、機械加工(通常、二
次鋳ぐるみ部材10の表面には加工代約10mmを設け
ておく。)後の最終製品としての温調用パイプ内蔵金型
の例示である。3は鋳ぐるまれた金属パイプの端部、4
は鋳ぐるみ部材、11は金型の成形面である。図5は、
曲管の金属パイプ3を鋳ぐるんで金型12内に配設した
状態を示す図4の断面図である。図5に示すように、金
型12の成形面11の曲面部13とほとんど同じ曲率を
有する一次鋳ぐるみ部材2の外方曲部14を、金型12
の成形面11の曲面部13に沿って配設できるので、曲
面部13と外方曲部14との間に形成される肉厚部15
は均一の厚さ、例えば60mm、の鋳ぐるみ部材で構成
できるので、金型12の温度制御が短時間にかつ正確に
できる。このように肉厚部15を鋳造ぐるみにより形成
できるので機械加工工数の低減もできる。なお、図5に
おいて、Dは金型12の肉厚である。最終製品としての
金型12の寸法を例示すれば、肉厚が305mm(図5
のDの寸法)と厚い肉厚で、横幅が270mm(図4の
鋳ぐるみ部材4側の寸法)および奥行きが270mm
(図4の金属パイプ側の寸法)である。
【0025】本発明の温調用パイプ内蔵金型製造の実施
例について以下説明する。 (実施例1) 曲管のステンレス鋼(SUS304)製
パイプをFCD500球状黒鉛鋳鉄溶湯により鋳ぐるみ
により内蔵した一次鋳ぐるみ部材を製造し、次いで該一
次鋳ぐるみ部材を更にFCD500球状黒鉛鋳鉄溶湯に
より鋳ぐるんで一体の二次鋳ぐるみ部材とする金型の製
造について説明する。まず、直径表示で肉厚8mmで、
曲管の(JIS)SUS304ステンレス鋼製パイプ
(外径17.3mm×内径9.3mm×長さ約600m
m)の表面にショットブラストを施して清浄な粗面とし
た後、金属製鋳型(図示しないが、鋳型図の断面図は図
3の砂型6の部位が金属で構成された金属製鋳型であ
る。)の下型内のキャビティの所定部位にセットし、よ
りよい溶着を確保するために、ステンレス鋼製パイプの
外表面をバーナで赤熱状態に加熱し、ただちに上型を被
せ、別途予め溶製しておいたFCD500球状黒鉛鋳鉄
溶湯を鋳造(鋳込温度1400℃)して、一次鋳ぐるみ
部材(図2に示すリブ5有りの形状)を製造した。な
お、SUS304ステンレス鋼製パイプの断面積(中空
部分も計算に含める。)234.9mm2に対する一次
鋳ぐるみ部材を構成するFCD500球状黒鉛鋳鉄材の
断面積(図2(d)参照)の比が1.0となるように凝
固時の縮み代を考慮してキャビティを形成しておいて、
該一次鋳ぐるみ部材を得た。
【0026】該一次鋳ぐるみ部材が凝固、冷却してから
鋳型から取り出し、ショットブラストにより該一次鋳ぐ
るみ部材の表面を清浄にし、図3に示すのと同じ要領
で、金属製鋳型のキャビティ内の所定部位に該一次鋳ぐ
るみ部材をセットし、FCD500球状黒鉛鋳鉄溶湯を
鋳造(鋳込温度1320℃)して、二次鋳ぐるみ部材を
製造した。該二次鋳ぐるみ部材の凝固、冷却後に鋳型か
ら取り出し、該二次鋳ぐるみ部材を切断して、カラーチ
ェックにより溶着状態を確認した結果、SUS304ス
テンレス鋼製パイプとFCD500球状黒鉛鋳鉄材との
溶着は良好であり、溶着部には鋳造欠陥も発生していな
かった。また、一次鋳ぐるみ部材を構成するFCD50
0球状黒鉛鋳鉄材と、該一次鋳ぐるみ部材の全体を鋳ぐ
るむために適用したFCD500球状黒鉛鋳鉄材との溶
着は良好であり、溶着部には鋳造欠陥も発生していなか
った。また、切断した溶着部を、別途、金属顕微鏡によ
る確認においても、溶着部に異常は発見できなかった。
【0027】(実施例2) 実施例1で用いたのと同じ
SUS304ステンレス鋼製パイプの断面積(中空部分
も計算に含める。)に対する一次鋳ぐるみ部材を構成す
るFCD500球状黒鉛鋳鉄材の断面積の比が45とな
るようにキャビティを形成しておいて、一次鋳ぐるみ部
材を得た以外は、実施例1と同様の条件で二次鋳ぐるみ
部材を製造した。その結果も実施例1と同様に良好な溶
着部が得られ、鋳造欠陥もなかった。
【0028】(実施例3) 図2に示すリブ5なしの断
面を有する一次鋳ぐるみ部材とした以外は、実施例1と
同じ条件で二次鋳ぐるみ部材を製造した。その結果も実
施例1と同様に良好な溶着が得られ、鋳造欠陥もなかっ
た。なお、実施例3でも実施例1と同じく、曲管のSU
S304ステンレス鋼製パイプ(外径17.3mm)を
適用し、得られた一次鋳ぐるみ部材の円形断面の直径は
約24.5mmであった。よって、一次鋳ぐるみ部材に
おいて、約3.6mm(片肉厚さ表示)厚さのFCD5
00球状黒鉛鋳鉄材によりSUS304ステンレス鋼製
パイプが鋳ぐるまれていた。さらに、別途同様にして、
SUS304ステンレス鋼製パイプ(外径21.7m
m)のものを適用して製造した一次鋳ぐるみ部材におい
ては、その円形断面の直径は約30.7mmで、約4.
5mm(片肉厚さ表示)厚さのFCD500球状黒鉛鋳
鉄材によりSUS304ステンレス鋼製パイプが鋳ぐる
まれていた。
【0029】(実施例4) 図2に示すリブ5なしの断
面を有する一次鋳ぐるみ部材とした以外は、実施例2と
同じ条件で二次鋳ぐるみ部材を製造した。その結果も実
施例1と同様に良好な溶着部が得られ、鋳造欠陥もなか
った。なお、実施例4でも実施例1と同じく、曲管のS
US304ステンレス鋼製パイプ(外径17.3mm)
を適用し、得られた一次鋳ぐるみ部材の円形断面の直径
は約117mmであった。よって、一次鋳ぐるみ部材に
おいて、約50mm(片肉厚さ表示)厚さのFCD50
0球状黒鉛鋳鉄材によりSUS304ステンレス鋼製パ
イプが鋳ぐるまれていた。さらに、別途同様に断面積比
を45として、SUS304ステンレス鋼製パイプ(外
径21.7mm)のものを適用して製造した一次鋳ぐる
み部材においては、その円形断面の直径は約147.2
mmで、約62mm(片肉厚さ表示)厚さのFCD50
0球状黒鉛鋳鉄材によりSUS304ステンレス鋼製パ
イプが鋳ぐるまれていた。
【0030】(実施例5〜8) 直管で、寸法は実施例
1で用いたのと同じSUS304ステンレス鋼製パイプ
を用い、実施例1〜4の製造条件で二次鋳ぐるみ部材を
製造した。その結果も同様に良好な溶着部が得られ、鋳
造欠陥もなかった。実施例1〜8については、FCD5
00球状黒鉛鋳鉄溶湯を適用した場合について説明した
が、鋳鋼溶湯を適用する場合も同様の製造要領によっ
て、一次鋳ぐるみ部材、続いて二次鋳ぐるみ部材を製造
してよい。また、適用する金属パイプについては、SU
S304ステンレス鋼製パイプの場合について述べた
が、他の金属パイプ、特に銅製パイプやアルミニウム合
金製パイプを適用する場合には、製造条件に応じてパイ
プの溶損防止手段を適切かつ細心に実施する必要があ
る。
【0031】(比較例1) SUS304ステンレス鋼
製パイプの断面積に対する一次鋳ぐるみ部材を構成する
FCD500球状黒鉛鋳鉄材の断面積(図2(d)参
照)の比を約0.48となるように凝固時の縮み代を考
慮してキャビティを形成しておいて、該一次鋳ぐるみ部
材を製造した以外は、実施例1と同じ製造条件で二次鋳
ぐるみ部材を製造した。該二次鋳ぐるみ部材を切断し
て、カラーチェックにより溶着状態を確認した結果、S
US304ステンレス鋼製パイプと一次鋳ぐるみ部材を
構成するFCD500球状黒鉛鋳鉄材との溶着部に未溶
着部が3箇所発見された。
【0032】(比較例2) SUS304ステンレス鋼
製パイプの断面積に対する一次鋳ぐるみ部材を構成する
FCD500球状黒鉛鋳鉄材の断面積(図2(d)参
照)の比を約47となるように凝固時の縮み代を考慮し
てキャビティを形成しておいて、該一次鋳ぐるみ部材を
製造した以外は、実施例1と同じ製造条件で二次鋳ぐる
み部材を製造した。該二次鋳ぐるみ部材を切断して、カ
ラーチェックにより溶着状態を確認した結果、一次鋳ぐ
るみ部材全体を鋳ぐるんだFCD500球状黒鉛鋳鉄材
同士は良好に溶着していた。また、SUS304ステン
レス鋼製パイプと一次鋳ぐるみ部材を構成するFCD5
00球状黒鉛鋳鉄材との溶着部では、完全な溶着が得ら
れてはいたが、溶損までには至っていないけれども、S
US304ステンレス鋼製パイプの外表面が過度に溶け
ている箇所、特に堰先の近傍位置、が見られた。このこ
とから、一次鋳ぐるみ部材を構成するFCD球状黒鉛鋳
鉄溶湯量の過多と考えられる。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明のとおり、本発明の温調
用パイプ内蔵金型は、以下の(1)〜(6)の効果を奏
する。 (1) 鋳鉄溶湯鋳込み時の金属パイプの変形や溶損を
防止できるので、不良が大幅に低減できる。 (2)肉厚の厚い金型の鋳造品の製造にも適する。 (3)直管や曲管などのあらゆる形状の金属パイプを鋳
ぐるむことができるので、これらの金属パイプを内蔵し
た金型を製作できる。 (4)一次鋳ぐるみ部材により、金属パイプの変形防止
と共に溶損防止が可能であるので、砂を予め金属パイプ
内に充填して金属パイプの変形を防止する等の必要がな
く、水蒸気爆発の危険を排除できる。 (5)金型内の所望の部位に金属パイプを配設できるの
で、金型の温度制御が短時間にかつ正確に行え、成形品
の品質の向上・安定化、生産性向上に寄与する。 (6)金型の加熱・冷却が均等になされるので、金型が
長寿命となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係り、直管の金属パイプを鋳ぐるんだ
一次鋳ぐるみ部材を示し、(a)は斜視図、(b)は横
断面図である。
【図2】本発明に係り、曲管の金属パイプを鋳ぐるんだ
一次鋳ぐるみ部材を示し、(c)は斜視図、(d)は横
断面図である。
【図3】本発明に係り、一次鋳ぐるみ部材を更に金属溶
湯で鋳ぐるんで二次鋳ぐるみ部材の金型を製造する鋳型
の概略断面図である。
【図4】本発明に係り、曲管の金属パイプを鋳ぐるみに
より内蔵した金型(片側の金型)の斜視図である。
【図5】本発明に係り、曲管の金属パイプを鋳ぐるみに
より内蔵した図4に示す金型の断面図である。
【図6】従来例の合成樹脂成形用金型の縦断面図であ
る。
【図7】従来例の金型製造プロセスの一例を示す鋳型の
縦断面図である。
【図8】従来例の図7に示すプロセスにより得られた金
型を高温・高圧下で圧縮成形を行うプロセスを加圧装置
と共に示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:直管の金属パイプを鋳ぐるんだ一次鋳ぐるみ部材、
2:曲管の金属パイプを鋳ぐるんだ一次鋳ぐるみ部材、
3:金属パイプ、4:一次鋳ぐるみ部材の外周全体を鋳
ぐるんだ鋳ぐるみ部材、5:リブ、6:砂型、7:キャ
ビティ、8:漏斗、9:湯道、10:二次鋳ぐるみ部
材、11:金型の成形面、12:金型、13:金型の成
形面の曲面部、14:一次鋳ぐるみ部材の外方曲部、1
5:金型の成形面の曲面部と一次鋳ぐるみ部材の外方曲
部とで形成される肉厚、D:金型の肉厚、31:成形用
金型、32:金型の成形部、33:バックアップ用の枠
体(枠部)、34:冷却パイプ、35:成形面、36:
射出ノズル、37:成形部の外周部、38:成形部の底
部、39:凹溝、41:成形用金型、42:温調用金属
パイプ、43:鋳型、44:アルミニウム合金溶湯、4
5:圧縮成形が可能な加圧装置、46:砂型、47、4
8:バルブ、49:ヒータ、50:金型キャビティ面
(金型の成形面)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属パイプと、該金属パイプに対する断
    面積比1.0〜45の鋳ぐるみ部材で鋳ぐるんだ一次鋳
    ぐるみ部材と、該一次鋳ぐるみ部材を更に二次鋳ぐるみ
    部材で鋳ぐるんで一体としたことを特徴とする温調用パ
    イプ内蔵金型。
  2. 【請求項2】 前記金属パイプが、ステンレス鋼、銅、
    軟鋼あるいはアルミニウム合金であることを特徴とする
    請求項1記載の温調用パイプ内蔵金型。
  3. 【請求項3】 前記一次鋳ぐるみ部材が、鋳鉄または鋳
    鋼であることを特徴とする請求項1または2記載の温調
    用パイプ内蔵金型。
  4. 【請求項4】 前記二次鋳ぐるみ部材が、鋳鉄または鋳
    鋼であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れ
    か1項に記載の温調用パイプ内蔵金型。
  5. 【請求項5】 前記一次鋳ぐるみ部材が、リブを有する
    ことを特徴とする請求項1項乃至請求項4の何れか1項
    に記載の温調用パイプ内蔵金型。
  6. 【請求項6】 ステンレス鋼製パイプと、該ステンレス
    鋼製パイプの断面積比1.0〜45の鋳ぐるみ部材で鋳
    ぐるんだ球状黒鉛鋳鉄からなる一次鋳ぐるみ部材と、該
    一次鋳ぐるみ部材を更に球状黒鉛鋳鉄からなる二次鋳ぐ
    るみ部材で鋳ぐるんで一体としたことを特徴とする温調
    用パイプ内蔵金型。
  7. 【請求項7】 ステンレス鋼製パイプと、該ステンレス
    鋼製パイプの断面積比1.0〜45の鋳ぐるみ部材で鋳
    ぐるんだ鋳鋼からなる一次鋳ぐるみ部材と、該一次鋳ぐ
    るみ部材を更に鋳鋼からなる二次鋳ぐるみ部材で鋳ぐる
    んで一体としたことを特徴とする温調用パイプ内蔵金
    型。
  8. 【請求項8】 前記一次鋳ぐるみ部材が、リブを有する
    ことを特徴とする請求項6または7記載の温調用パイプ
    内蔵金型。
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