JPS62252042A - 電子レンジ用マグネトロンおよびその製造方法 - Google Patents

電子レンジ用マグネトロンおよびその製造方法

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JPS62252042A
JPS62252042A JP9468086A JP9468086A JPS62252042A JP S62252042 A JPS62252042 A JP S62252042A JP 9468086 A JP9468086 A JP 9468086A JP 9468086 A JP9468086 A JP 9468086A JP S62252042 A JPS62252042 A JP S62252042A
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JP
Japan
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exhaust pipe
cylinder
insulating cylinder
antenna lead
microwave oven
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Application number
JP9468086A
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English (en)
Inventor
Saburo Matsushita
松下 三郎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、電子レンジ用マグネトロンに係わり、とく
に出力部の構造およびその製造方法に関する。
(従来の技術) 電子レンジ用マグネトロンは、その発振部本体が一般に
第7図に示すような構造を有する。
同図において符号11は陽穫円筒、12はその内側に固
着されて共振空胴を構成する複数の陽極ベイン、13は
中心軸上に配置されたフィラメント陰極、14は一対の
漏斗状磁極、15は出力アンテナリード、16は金属容
器、16aは封着リング、17は出力部セラミックス絶
縁円筒、18は金属排気管、19は排気管支持円筒、2
0は支持円筒と排気管とのろう接による連結部、点線で
示す21は出力アンテナキャップをあられしている。こ
のようなマグネトロン出力部において、アンテナリード
15オよび排気管18は、ともに銅または銅合金(単に
鋼材と記す)で形成され、それにより高周波抵抗を少な
くし、且つ信頼性のよい先端圧潰気密封止切り部22を
得るようにしている。排気管支持円筒19は、セラミッ
クス絶縁円筒にろう接しやすい薄肉の鉄又は鉄合金(単
に鉄材と記す)で形成され、絶縁円筒17の開口端面に
気密ろう接部23で接合されている。この排気管支持円
筒19は、半断面はぼU字状に折曲げ成形されており、
その表面にニッケルのようなめつき層を形成して絶縁円
筒および排気管へのろう接の信頼性を得ている。排気管
18は、支持円筒との気密連結部20よりもさらに陽極
円筒方向に所定寸法延長された部分すなわち内方突出円
筒部18aを有している。これにより排気管およびその
内側を通るアンテナリードによる環状空間CI 、並び
に排気管の内方突出円筒部18aおよび外周の支持円筒
19による環状空間C2が構成され、これらは発振マイ
クロ波の例えば第2、第3高調波成分に対する174波
長形チヨークを構成している。
しかしながらこのような従来構造では、出刃先端部にお
ける気密ろう接部が複数箇所存在し、とくに大量生産で
はきびしい工程管理をしないとすべての製品について十
分高い気密性を維持することが困難になる。また排気管
支持円筒として鉄材を使用するので、その表面にニッケ
ルめっき層などを形成しても、銀ろうなとのろう流れが
不」−分であると高周波損失が無視できないほど大きく
なる。このため出力部の過熱が生じやすく、またろう流
れのばらつきによるこの過熱の程度のばらつきも大きく
なってしまう。この過熱はjだ気密ろう接部の破損を招
来するので好ましくない。
それに対し、特開昭57−9035号公報に開示される
ように、鉄材からなる排気管支持円筒と銅材の排気管と
をそれらの開口先端を例えばアーク溶接により気密接合
してろう接箇所を削減する技術も知られている。しかし
気密接合箇所は依然として複数あり、また各部品の加工
とともにアーク溶接などの余分の工程を要し、やはり実
用性に疑問が残る。
なお、鋼材からなる金属排気管の端部をフレア状に拡張
して絶縁円筒に直接気密ろう接する出力部構造も既に知
られている。しかしその構造によると、高調波チョーク
を複数の高調波に対して輻射抑制作用を示すように構成
することが困難である。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来構造によると、比較的部品点数が多く、
したがって気密接合箇所も多くなりそれら気密接合部の
信頼性が低下するおそれがある。
また一部に鉄材を使用するとその部分の高周波損失によ
る過熱が問題となる。
この発明は、以上の問題点を解消し部品点数が少なく且
つ気密ろう接部を削減して信頼性を高めることができる
電子レンジ用マグネトロン、およびその製造方法を提供
することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明は、金属排気管の内方突出円筒部、その外周を
同軸状にとりまく排気管支持円筒部および排気管外方延
長部がともに鋼材により一体成形されてなる電子レンジ
用マグネトロンである。
またその製造方法の特徴は、予め鋼材のブランクから圧
縮プレス加工により金属排気管部品をその内方突出円筒
部、支持円筒部および外方延長部をともに一体成形し、
その支持円筒部を絶縁円筒の開口端部に気密ろう接して
組み立てる点にある。
(作用) この発明は、アンテナリードに接続され内方突出円筒部
、支持円筒部および外方延長部を有する金属排気管が、
鋼材で一体成形されているので、この排気管自体に気密
接合部が存在せず気密の信頼性が高い。またすべて鋼材
で一体形成されているので高周波損失が少なく、この出
力部の温度上昇が抑制される。こうして、動作の安定な
電子レンジ用マグネトロンを得ることができる。また、
金属排気管の内方突出円筒部、絶縁円筒に気密ろう接さ
れる支持円筒部および外方延長部を、ともに予め鋼材の
ブランクから圧縮プレス加工により一体成形する方法な
ので、異なる方向に延長される各円筒部からなる複雑な
形状の排気管を、比較的簡単な工程で製作することがで
きる。とくに連結部の内側環状溝内面を円弧状に成形す
ることにより、このような複雑な形状の排気管でも素材
の流動を確実にできてほぼ1ストロークのプレス成形で
安定に製造することができる。なおこの発明は、金属排
気管により複数高調波に対するチョークを構成するマグ
ネトロン出力部にとくに好適するが、絶縁筒に気密ろう
接される支持円筒部が高調波チョークを構成しない構造
のものにも適用できる。
(実施例) 以下図面を参照してその実施例を説明する。なお同一部
分は同一符号であられす。
第1図は完成状態を示す要部断面図である。出力部の鋼
材製排気管丑は、内方突出円筒部32、支持円筒部33
、および排気管外方延長部31が、ともに連結部34に
より連結されて全体が単一の一体部品で構成されている
。支持円筒部33は、比較的薄肉に成形されていてその
開口端面が絶縁円筒17の開口端面にろう接aIS35
で直接気密接合されている。
また鋼材製のアンテナリード15は、これを同軸的にと
りまく排気管Uにより圧潰封止切り部36で挟持され封
止切られている。そしてこれらにより構成される2つの
環状溝01及びC2は、主として第2、第3高調波に対
する174波長形チヨークを構成している。したがって
各環状溝の深さ寸法は、このようなチョーク作用を得る
に最適な寸法に定められている。
さて、金属排気管Uは、組立て前の状態が第2図(a)
および(b)に示す部品である。すなわら突出円筒部3
2、排気管支持円筒部33、および排気管外方延長部3
7が連結部34とともに一体化されている。
このような排気管部品Uは、第3図乃至第6図に示すよ
うに製造することができる。まず第3図に示すような鋼
材の短円柱ブランク31aを用意する。これは長大な円
柱材を所定長さに切断することにより得ることができる
。なおこのブランク31aの外直径は、完成状態の排気
管支持円筒部33の外直径と同程度の寸法のものである
。次に第4図に示すように中心部にほぼ排気管の中心透
孔37aの内直径に相当する中心透孔31bを穿つ。
次に、第5図に示すようなプレス治具にブランク31a
を装填する。治具の外側ダイ41は、完成状態の排気管
の外形を作る内側形状41aを有し、また中央部円柱状
の内側ダイ42が設Cプられている。
この内側ダイ42は、排気管の内径寸法に相当する外径
寸法を有する。これらダイにブランク31aを装着する
。一方、上ポンチ43は、各ダイとともに排気管の内方
突出円筒部および支持円筒部を成形するための円筒部4
3aを有する。そしてとくにその先端部43bは、所定
の円弧状に形成されている。
このようなダイJ3よび上ポンチを用い、上ボンチ43
を矢印Fの如く高圧力で下降させて第6図に示すように
ブランクを圧縮押出成形する。それにより銅素材は矢印
への如く各冶具間に流動し排気管部品の原形がつくられ
る。その俊各治具を解除して一体成形された排気管部品
を得る。なおその内方突出円筒部および支持円筒部とな
る各端部を、切削加工により所定の長さにする。このよ
うにして第2図に示す排気管部品即を完成する。発振周
波数が24508IIZ帯、出力電力が約800 Wク
ラスのマグネトロンの場合の各部の寸法を例示すれば次
のようなものである。連結部34の内側すなわち内方突
出円筒部32と支持円筒部33とで囲まれる環状溝C2
の奥内面34aの半断面形状は、好ましくは例えば半径
rが約1.3m111の円弧状に形成されている。また
連結部34からの内方突出円筒部32の突出長は約6m
m、支持円筒部の突出長は約7mm、その外径寸法は約
141101、排気管延長部の内径寸法は約6龍、排気
管延長部37の長さは約6cmである。このようにして
一体化された排気管Mは、鋼材のブランクからほぼ1ス
トロークのプレス成形により製造することができる。
このように製作された排気管部品即は、その支持円筒部
33の開口端面が、セラミックス絶縁円筒17のGnn
口面面直接気密ろう接される。また排気管延長部37は
、図示しない排気装置に連結されて排気に供され、最終
的にアンテナリード15の先端部を挟持して圧潰され気
密に封止切りされる。金属排気管Uは、それ自体で複数
の高調波に対するチョーク環状溝01、C2を構成して
いる。
[発明の効果] 以上説明したこの発明の電子レンジ用マグネトロンは、
アンテナリードに接続され内方突出円筒部、支持円筒部
および外方延長部を有し高調波チョークを構成する金属
排気管が、鋼材で単一部品として一体成形されてなるの
で、排気管自体に気密接合部がなく気密の信頼性が高い
。また排気管のすべての部分が鋼材で一体形成されてい
るので高周波損失が少なく、出力部の温度上昇が抑制さ
れ且つそのばらつきも少なくなる。したがって出力部の
動作が安定で信頼性の高い電子レンジ用マグネトロンを
得ることができる。
また、金属排気管の内方突出円筒部、絶縁円筒に気密ろ
う接される支持円筒部および排気管に供される外方延長
部を、ともに予め鋼材のブランクから圧縮プレス加工に
より一体成形する方法なので、異なる方向に延びる各円
筒部をもつ複雑な形状の排気管を比較的簡単な工程で製
作することができる。とくに連結部の内側環状溝内面を
円弧状に成形することにより、このような複雑な形状の
排気管でも素材の流動を確実にできてほぼ1ストローク
のプレス成形で安定に製造することができる。
そして全体としてコストの低減効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す要部縦断面図、第2図
(a)および(b)はその要部部品を示す縦断面図およ
び斜視図、第3図および第4図はこの発明の方法の成形
前の素材を示す斜視図、第5図および第6図はその後の
工程を示す要部縦断面図、第7図は従来構造を示す要部
縦断面図である。 11・・・陽極円筒、14・・・アンテナリード、15
・・・金属容器、17・・・出力部絶縁円筒、即・・・
金属排気管、32・・・内方突出円筒部、33・・・排
気管支持円筒部、34・・・連結部、34a・・・連結
部内側環状溝内面、 36・・・圧潰封止切り部、37・・・排気管延長部、
41.42.43・・・プレス治具。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)陽極円筒に金属容器を介して気密接合された出力
    部絶縁円筒と、 この絶縁円筒の開口端部に気密ろう接された排気管支持
    円筒部と、 前記絶縁円筒および支持円筒部の内側を通して延長され
    たアンテナリードと、 このアンテナリードを間隔をおいてとりまき外周の一部
    に前記支持円筒部が連結されるとともに、この連結部か
    ら陽極円筒方向に所定長さ延長された内方突出円筒部を
    有し、且つ前記連結部よりも外方延長部で前記アンテナ
    リードを挟持し封止切りされてなる金属排気管とを備え
    る電子レンジ用マグネトロンにおいて、 上記排気管の内方突出円筒部、絶縁円筒に気密ろう接さ
    れる支持円筒部および外方延長部は、ともに銅材により
    一体成形されてなることを特徴とする電子レンジ用マグ
    ネトロン。
  2. (2)陽極円筒に金属容器を介して気密接合された出力
    部絶縁円筒と、この絶縁円筒の開口端部に気密ろう接さ
    れた排気管支持円筒部と、前記絶縁円筒および支持円筒
    部の内側を通して延長されたアンテナリードと、このア
    ンテナリードを間隔をおいてとりまき外周の一部に前記
    支持円筒部が連結され、この連結部から陽極円筒方向に
    所定長さ延長された内方突出円筒部を有し、且つ前記連
    結部よりも外方延長部で前記アンテナリードを挟持し封
    止切りされてなる金属排気管とを備える電子レンジ用マ
    グネトロンの製造方法において、 予め銅のブランク材から圧縮プレス加工により金属排気
    管部品をその内方突出円筒部、前記絶縁円筒に気密ろう
    接される支持円筒部および外方延長部を一体成形し、前
    記支持円筒部を絶縁円筒の開口端部に気密ろう接して組
    み立てることを特徴とする電子レンジ用マグネトロンの
    製造方法。
  3. (3)金属排気管部品のプレス成形加工において、内方
    突出円筒部および支持円筒部の連結部内側の環状溝奥内
    面を、略円弧状に成形する特許請求の範囲第2項記載の
    電子レンジ用マグネトロンの製造方法。
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