JPS63168935A - マグネトロン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 ２べ一／゛ 本発明は電子レンジ等に用いられるマグネトロンに関す
るものであり特に出力アンテナ部に設けた金属排気管と
アンテナリードを圧着して封止切シする際のマグネトロ
ン内部の部品の変形防止構造に関する。

従来の技術 出力部に金属排気管を用い、これにアンテナリードを通
し真空排気後排気管を封止切）するマグネトロンの製造
方法が広〈実施されている。

第３図、第４図は上記のごとき製造方法を用いたマグネ
トロンの断面構造を示し、第４図は第３図のＡ−Ａ線断
面図である。図において１は陽極円筒、２は陽極円筒１
の内面から円筒中心に向って突出した複数のベイン、３
はベイン２の管軸方向略中央部に配設されるとともに、
ベイン２と１個おきに接続される一対のストラップリン
グ、４はストラップリング３と接続され陽極円筒１の内
面に設けた結合孔５を貫通して延在するアンテナリード
、６はアンテナ側管、７は絶縁体、８は金属排気管、９
は陰極、１０は上下に対向して設け３・−７ た磁極、１１はキャップ、１２はステム側管である。

上記構成において各部品を組立た後管内を真空引し、第
５図に示すように封止ダイス１３により排気管８０所定
位置を両側から矢印Ｆに示すようにはさみつぶし、封止
切りを行う。この時排気管８はアンテナリード４を挾持
し電気的に接合される。

発明が解決しようとする問題点 上記した製造方法では封止切の時にアンテナリード４が
押つぶされるにしたがって第６図矢印Ｓで示すように移
動する。特にアンテナリード４がストラップリング３に
接合された構造では強度的に弱いため移動量が大きくな
る。例えばアンテナリード４の線径が２．３ｍｍ、排気
管直径が７ｍｍの場合アンテナリード４の矢印Ｓ方向へ
の移動量は約Ｑ、５ｍｍであった。その結果ストラップ
リング３が変形しストラップリング間隔Ｇが所定寸法よ
り小さくなり発振周波数が変化する。また極端な場合は
２つのストラップリングが接触してしまい発振不能にな
る場合があった。また同時にベイン２も変形し、ベイン
間の間隔Ｗが小さくなり回路効率が低下してしまう問題
点があった。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解消するものであ多金属排気管の
封止切り時におけるアンテナリードの陽極円筒側への移
動を防止し、ストラップリング及びベインの変形が発生
しないマグネトロンを提供するものである。

そのために本発明は、ベインの管軸方向略中央部に設け
たストラップリングと、陽極円筒管軸に対して垂直方向
に配設された出力アンテナ部を有するマグネトロンにお
いて、出力アンテナ部の内部に段部を設けたアンテナリ
ードを設けるとともに、排気用孔を有し誘電体からなる
変形防止部材を前記アンテナリードの段部に当接させて
固定したものである。

作　　　用 この構成により金属排気管を封止切りする際アンテナリ
ードは陽極円筒側へ移動する力を受ける５ペー。

が、出力アンテナの内部に固定した変形防止部材とアン
テナリードの段部が当接し、前記陽極円筒側へ移動する
力は阻止されストラップリングまで伝達されない。した
がってストラップリング及びベインの変形を防止するこ
とができる。

実施例 以下本発明の一実施例を図面とともに説明する。

第１図は本発明によるマグネトロンの要部断面図を示す
ものであり、４ａはストラップリング３に一端が接続さ
れたアンテナリードであり、他端は陽極円筒１の内面に
設けた結合孔５及びアンテナ側管１３ａ、アンテナセラ
ミック７、排気パイプ８からなる出力アンテナ部１４を
貫通して排気パイプ８に圧着固定されている。またアン
テナリード４ａの出力アンテナ部８の内部には段部１５
が形成されている。１６はセラミック等の誘電体からな
る変形防止部材であり第２図に示したように中央部にア
ンテナリード４ａの貫通孔１７と真空排気を行う際の通
路となる排気用孔１８及びアンテナ側管６ａの端面に当
接させるための縁部１９を６ベーノ 有しておシ、アンテナリード４ａの段部が当接している
。なお組立に際しては陽極円筒１、ベイン２、ストラッ
プリング３、アンテナ側管６ａを同時に治具にセットし
その後変形防止部材１６の貫通孔１７にアンテナリード
４ａを挿入してストラップリング３に当接させ同時にろ
う接して陽極体として完成する。一方アンテナ側管６ａ
ぐテレテナセラミック７、排気パイプ８についても同時
に治具にセットしてろう接を行い出力アンテナ体として
完成する。その後アンテナリード４ａを出力アンテナ体
に貫通させアンテナ側管６ａ及び６ａの接合部Ｐの外周
を溶接することにより組立られる。なおここで本実施例
では変形防止部材１６に縁部１９を設はアンテナ側管６
ａの端面に当接させて固定する構造を説明したが、縁部
１９を設けず変形防止部材１６の外周面にメタライズを
施こしアンテナ側管６ａの内面にろう接固定してもよい
。

以上の構成において管球として完成した後管内を真空引
し、封止ダイス１３により排気パイプ８７　・・−／ の所定位置を両側から矢印Ｆの方向に圧着し封止切りを
行う。この時排気パイプ８はアンテナリード４ａを挾持
し電気的に接合されるとともに従来と同様にアンテナリ
ード４ａは陽極円筒１側へ移動する力Ｓを受けるが、そ
の力はアンテナリード４ａの段部１５、変形防止部材１
６を通じて強度的に強いアンテナ側管６１に作用する。

したがってアンテナリード４ａの段部１５から陽極円筒
１側には前記力Ｓは作用せずストラップリング３及びベ
イン２は変形することはなく所定の間隔σ及び皆を維持
できる。なおアンテナリード４ａの段部１５から封止切
り点の間には直接力Ｓが作用するだめＡ部に変形が発生
するがアンテナセラミック７の内部が大部分であるため
特性への影響は少ない。

また変形防止部材１６の中央部に貫通孔１７を設けてア
ンテナリード４ａを貫通させて保持するためアンテナリ
ード４ａと結合孔５の同軸度が精度よく得られ、回路効
率が低下することがない。

さらに出力アンテナ部１４の内部に誘電体からなる変形
防止部材１６を設けたため誘電体を設けた部分には伝送
系に容量が付加される。付加された容量によって特定周
波数に対する電波的な障壁が形成され特定周波数の伝送
を阻止する作用がある。

つまり高調波に対するフィルタ回路が構成される効果が
ある。

発明の詳細 な説明したように本発明によれば出力アンテナ部の内部
に段部を有するアンテナリードを設けるとともに誘電体
からなる変形防止部材を前記アンテナリードを貫通させ
、かつ段部に当接させて固定するため排気パイプとアン
テナリードの圧着による封止切りを行う際のストラップ
リング及びベインの変形が防止できる。これにより発振
周波数のバラツキ、発振不能、効率低下を防止すること
ができる。

また誘電体からなる変形防止部材を出力アンテナ部の内
部に設けるため高調波に対するフィルタ回路が同時に構
成できるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

９−・−ノ 第１図は本発明の一実施例によるマグネトロンの要部断
面図、第２図は同変形防止部材の斜視図、第３図は従来
例を示すマグネトロンの断面図、第４図は第３図のＡ−
Ａ線断面図である。 １・・・・・・陽極円筒、２・・・・・・ベイン、３・
・・・・・ストラップリング、４ａ・・・・・・アンテ
ナリード、５・・・・・・結合孔、６ａ・・・・・・ア
ンテナ側管、７・・・・・・アンテナセラミック、８・
・・・・・排気パイプ、１４・・・・・・出力アンテナ
部、１５・・・・・・段部、１６・・・・・・変形防止
部材、１８・・・・・・排気用孔。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１−
　陽極Ｆｌ消　　　　７−　アンテナセラミ２−　へ゛
イン　　　　　８−拌気パイグ３−−−ストラップソン
グ　／４−ｉカアンテ−４−アンテナソーＴ’　　　ｌ
ｓ−段部５−　多台合λし　　　　　　１６−　　麦、
形Ｔ右上′６Ｌ−アンテナ４１１脅　　ｔδ−型ト気出
／Ｊし第１図 １乙 ０ツ７　　　　第　３　図 １部 帯材 第４図 第２図 、０曽に峙鹸７し／’７ １　　？

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 陽極円筒の内面から円筒中心に向って突出した複数のベ
   インと、前記複数のベインの管軸方向略中央部に配設さ
   れ前記ベインと１個おきに接続される一対のストラップ
   リングと、アンテナ側管とアンテナセラミック及び排気
   パイプとから構成され前記陽極円筒管軸と垂直方向に配
   設された出力アンテナ部と、一端が前記ストラップリン
   グに接続され他端は前記陽極円筒内面に設けた結合孔及
   び前記出力アンテナ部を貫通して前記排気パイプに圧着
   固定されかつ前記出力アンテナ部の内部に段部を有する
   アンテナリードを有するとともに前記出力アンテナ部の
   内部に排気用孔を有し誘電体からなる変形防止部材を前
   記アンテナリードの段部を当接させて固定したマグネト
   ロン。