JPS62250013A - 架橋性重合体およびその製法 - Google Patents

架橋性重合体およびその製法

Info

Publication number
JPS62250013A
JPS62250013A JP61094297A JP9429786A JPS62250013A JP S62250013 A JPS62250013 A JP S62250013A JP 61094297 A JP61094297 A JP 61094297A JP 9429786 A JP9429786 A JP 9429786A JP S62250013 A JPS62250013 A JP S62250013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
formulas
carbon
tables
mathematical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61094297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0651766B2 (ja
Inventor
Hiroshi Aoki
啓 青木
Yuji Suzuki
祐司 鈴木
Satoru Urano
哲 浦野
Ryuzo Mizuguchi
隆三 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP9429786A priority Critical patent/JPH0651766B2/ja
Priority to DE3650286T priority patent/DE3650286T2/de
Priority to EP86304031A priority patent/EP0207621B1/en
Priority to KR1019860004148A priority patent/KR930010741B1/ko
Priority to AU57953/86A priority patent/AU579471B2/en
Priority to US06/867,021 priority patent/US4666993A/en
Priority to ES555369A priority patent/ES8800696A1/es
Priority to CA000510070A priority patent/CA1272544A/en
Priority to ES557413A priority patent/ES8801685A1/es
Publication of JPS62250013A publication Critical patent/JPS62250013A/ja
Publication of JPH0651766B2 publication Critical patent/JPH0651766B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なポリマー、具体的には炭素−炭素結合か
ら成る主鎖に式: [式中、Xは式 で示される基(但し、R1およびR3は同一または異な
っていて水素原子または低級アルキル基、nは3.4ま
たは5を示す。)を表わす。]で表わされるビシクロ構
造またはスピロ構造を有する官能基が1.0〜92重量
%の割合で結合した分子量1000〜100,000を
有する架橋性重合体に関する。
(発明の背景) イソシアネート基を有する化合物は、その優れた反応性
の故に、高分子化学の領域で広く用いられている。特に
重合性の炭素−炭素不飽和基とイソシアネート基の両者
を同一分子内に有する化合物は、それらの両官能基がそ
れぞれ異なる反応機構で種々の反応に関与するため、広
汎な工業技術分野で使用することが出来る。このような
有用性に着目し、本発明者等は式 [式中、Roは低級アルキル基を示す。]で表わされる
アシルイソシアネート化合物を提案した(特開昭60−
115557号公報)。この方法はRoが水素の場合に
も応用できる。
この化合物中に導入されたアシルイソシアネート基(−
C−N = C= 0)はイソシアネート基1こ隣接し
たカルボニル基が存在し、このカルボニル基がイソシア
ネート基の活性を高め、多種多様な付加反応等を営みう
る状態にあり、その有用性は広い。
本発明者らは、この高い有用性を利用するために、この
化合物の不飽和炭素結合部分で重合したポリマーおよび
その誘導体を順次提案してきた。
本発明もこの一連のものの一部である。
特開昭60−293114号公報には式00”14・“
−(式中・“′11〜8)お1“ぺλ。(。Hs)R゛
°°は水素、アルキル基またはフェニル基を示す。]で
表わされるモノマーを用いる共重合体が開示されている
。しかしながら、上記モノマーは単離が困難で高純度の
ものを得ることができず。
しかもこのモノマーから得られた膜に強靭性が不足する
(発明の構成) 本発明は(1)で示される側鎖が炭素−炭素骨格を有す
る主鎖に結合したポリマーおよびその製法を提供する。
〈製法l〉 本発明の架橋性樹脂は式: [式中、RおよびXは前記と同意義。]で表わされるモ
ノマー(III)を重合することにより得られる。モノ
マー(II)は前記アシルイソシアネート化合物(n)
とX−0H(IV)[xは前記と同意義。]とを1.5
〜0.8:1.0、好ましくはi、。
:1.0のモル比において不活性溶媒、好ましくは1.
2−ジクロロエタンの存在下、−20〜120℃、好ま
しくは0〜90℃の温度で反応させることにより得られ
る(本発明者等による特願昭60−117313号参照
)。
アシルイソシアネート化合物(n)は、前述の特開昭6
0−115557号公報に記載するように、対応するα
−アルキルアクリルアミド(CH* = CRCON 
Ht)とオキザリルハライド(例、オキザリルクロライ
ド[(c o cc)tl)をto〜o、t:t。
好ましくは1.5〜0.7:1のモル比において不活性
溶媒、好ましくはハロゲン化炭化水素系溶媒の存在下、
−10〜+150℃、好ましくは0〜80℃の温度で反
応させることにより得られる。
また、Rが水素原子である場合、即ちアクリロイルイソ
シアネートは、以下のようにして有、利に合成すること
ができる。アクリルアミドとオキザリルハライド(特に
オキザリルクロライド)を10〜0.1:1、好ましく
は1.5〜0.7:1のモル比において不活性溶媒(好
ましくはハロゲン化炭化水素系溶媒)の存在下、−50
〜+150℃、好ましくは一30〜+100℃の温度で
反応させて、β−ハロプロピオニルイソシアネートを主
反応成績体とする反応混合物を得、ついで単離したβ−
ハロプロピオニルイソシアネートを不活性溶媒の存在下
または不存在下、−50〜+200℃、好ましくは0〜
150℃の温度で常法に従い脱ハロゲン化水素反応させ
ることにより得られる。
本発明で使用する上記一般式(IV)で示される原料化
合物は、以下の一般式で示す3種に更に分けることがで
きる。
[式中、R1およびR1は同一または異なっていて水素
原子または低級アルキル基(例、メチル、エチル、プロ
ピル)、nは3.4または5を表わす。] 具体例としては、l−メチル−4−ヒドロキシメチル−
2,6,7−)リオキサビシクロ[2,2,2]オクタ
ン、l−エチル−4−ヒドロキシメチル−2,6,7−
トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタン、4−エチ
ル−1−ヒドロキシメチル−2,6゜7−トリオキサビ
シクロ[2,2,2]オクタン、2−ヒドロキシメチル
−1,4,6−)リオキサスピロ[4,4]ノナン、2
−ヒドロキシメチル−1,4゜6−トリオキサスピロ[
4,5]デカン、2−ヒドロキシメチル−1,4,6−
トリオキサスピロ[4゜6]ウンデカンなどが挙げられ
、いずれも公知化合物である。
重合反応はモノマー(I[I)単独で行ってホモポリマ
ーを得てもよく、また他の重合性モノマーと重合させて
共重合ポリマーを得てもよい。
共重合に供用する重合性モノマーは種々の重合性エチレ
ン基を有するものが挙げられる。例えば:モノオレフィ
ンおよびジオレフィン炭化水素類、即ち水素原子および
炭素原子のみを有する単量体、例えば、スチレン、α−
メチルスチレン、α−エチルスチレン、イソブチレン(
2−メチル−プロパン−1)、2−メチル−ブテン−1
,2−メチル−ペンテン−1,2,3−ジメチル−ブテ
ン−1,2,3−ジメチル−ペンテン−1,2,4−ジ
メチル−ペンテン−1,2,a、a−トリメチル−ペン
テン−1,2,3−ジメチル−ヘキセン−112,4−
ジメチル−ヘキセン−1,2,5−ジメチル−ヘキセン
−1,2−メチル−3−エチル−ペンテン−1,2,3
,3−)リメチルーペンテンー1.2,3.4−)サメ
チル−ペンテン−1,2−メチル−オクテン−1,2,
6−ジメヂルーへブテン−1,2,6−シスチルーオク
テンー1.2゜3−ジメチル−デセン−1,2−メチル
−ノナデセン−1、エチレン、プロピレン、ブチレン、
アミ1ン、ヘキシレン、ブタジェン−1,3、イソプレ
ン等; ハロゲン化モノオレフィンおよびジオレフィン炭化水素
類、即ち、炭素原子、水素原子および1個以上のハロゲ
ン原子を有する単量体、例えば、α−クロロスチレン、
α−ブロモスチレン、2゜5−ジクロロスチレン、2.
5−ジプロモスチレン、3.4−ジクロロスチレン。オ
ルソ、メタおよびパラ−フルオロスチレン、2.6−ジ
クロロスチレン、2.6−ジフルオロスチレン、3−フ
ルオロ−4−10ロスチレン、3−クロロ−4−フルオ
ロスチレン、2,4.5−トリクロロスチレン、ジクロ
ロモノフルオロスチレン、2−クロロプロペン、2−ク
ロロブテン、2−クロロペンテン、2−クロロヘキセン
、2−クロロヘプテン、2−ブロモブテン、2−ブロモ
ヘプテン、2−フルオロへキセノ、2−フルオロブテン
、2−ヨードプロペン、2−ヨードペンテン、4−ブロ
モヘプテン、4−クロロヘプテン、4−フルオロヘプテ
ン、シスおよびトランス−1,2−ジクロロエチレン、
1.2−ジブロモエチレン、l、2−ジフルオロエチレ
ン、1.2−ショートエチレン、クロロエチレン(ビニ
ルクロライド)、1.1−ジクロロエチレン(ビニリデ
ンクロライド)、ブロモエチレン、フルオロエチレン、
ヨードエチレン、111−ジブロモエチレン、1.1−
ジフルオロエチレン、1.1−ショートエチレン、1,
1.2−トリフルオロエチレン、クロロブタジェンおよ
び他のハロゲン化ジオレフィン化合物類; ビニルエステル類、例えば、ビニルアセテート、ビニル
プロピオネート、ビニルブチレート、ビニルイソブチレ
ート、ビニルバレレート、ビニルカプロエート、ビニル
アセテート、ビニルベンゾエート、ビニルトルエート、
ビニル−p−クロロベンゾエート、ビニル−〇−クロロ
ベンゾエートおよび同様なビニルハロベンゾエート類、
ビニル−p−メトキシベンゾエート、ビニル−p−エト
キシベンゾエート、メトキシメタクリレート、ブチルメ
タクリレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメタク
リレート、ヘプチルメタクリレート、オクチルメタクリ
レート、デシルメタクリレートメチルクロネートおよび
エチルチグレート;メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレ
ート、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、
アミルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチ
ルへキシルアクリレート、ヘプチルアクリレート、オク
チルアクリレート、3,5.5−トリメチルへキシルア
クリレート、デシルアクリレートおよびドデシルアクリ
レート; イソプロペニルアセテート、イソプロペニルプロピオネ
ート、イソプロペニルブチレート、イソプロペニルイソ
ブチレート。イソプロペニルバレレート、イソプロペニ
ルカプロエート、イソプロペニルアセテート、イソプロ
ペニルベンゾエート、イソプロペニル−p−クロロベン
ゾエート、イソプロペニル−〇−クロロベンゾエート、
イソプロペニル−0−ブロモベンゾエート、イソプロペ
ニルーーークロロペンゾエート、イソプロペニルトルエ
ート、イソプロペニル−α−クロロアセテートおよびイ
ソプロペニル−α−プロモブピネート; ビニル−α−クロロアセテート、ビニル−α−ブロモア
セテート、ビニル−α−クロロプロピオネート、ビニル
−α−ブロモプロピオネート、ビニル−α−ヨードプロ
ピオネート、ビニル−α−クロロブチレート、ビニル−
α−クロロバレレートおよびビニル−α−ブチレートバ
レレート;アリルクロライド、アリルシアナイド、アリ
ルブロマイド、アリルフルオライド、アリルヨーシト、
アリルクロライドカーボネート、アリルニトレート、ア
リルチオシアネート、アリルホルメート、アリルアセテ
ート、アセテートプロピオネート、アリルブチレート、
アリルバレレート、アリルカプロエート、アリル−3,
5,5−)リメチルヘキソエート、アリルベンゾエート
、アリルアクリレート、アリルクロトネート、アリルオ
レエート、アリルクロロアセテート、アリルトリクロロ
アセテート、アリルクロロプロピオネート、アリルクロ
ロバレレート、アリルラクテート、アリルピルベート、
アリルアミノアセテート、アリルアセトアセテート、ア
リルチオアセテート、これらアリルエステルに相当する
メタクリルエステル、またβ−エチルアリルアルコール
、β−プロピルアリルアルコール、1−ブテン−4−オ
ール、2−メチル−ブテン−4−オール、2−(2,2
−ジメチルプロピル)−1−ブテン−4−オールおよび
l−ペンテン−4−オールのようなアルケニルアルコー
ルから誘導されるエステル; メチル−α−クロロアクリレート、メチル−α−ブロモ
アクリレート、メチル−α−フルオロアクリレート、メ
チル−α−ヨードアクリレート、エチル−α−クロロア
クリレート、プロピル−α−クロロアクリレート、イソ
プロピル−α−ブロモアクリレート、アミル−α−クロ
ロアクリレート、デシル−α−クロロアクリレート、メ
チル−α−シアノアクリレート、エチル−α−シアノア
クリレート、アミル−α−シアノアクリレートおよびデ
シル−α−シアノアクリレート;ジメチルマレエート、
ジエチルマレエート、ジアリルマレエート、ジメチルフ
マレート、ジエチルフマレート、ジメタクリルフマレー
トおよびジエチルグルタコネート; 有機ニトリル類、例えば、アクリロニトリル、メタクロ
ロニトリル、エタクリロニトリル、3−オクテンニトリ
ル、クロトニトリル、オレオニトリル等が例示される。
この第1の製法に用いるモノマーCTl1’)はその活
性なアシルイソシアネート基が既に反応に供されている
ので、その活性点は無くなり、活性水素含有エチレン系
不飽和化合物ともエチレン基による重合反応が可能とな
る。活性水素含有エチレン系不飽和化合物の例としては
、不飽和酸、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、桂皮酸、2−イソプロピルアクリル酸、α−ク
ロロアクリル酸、0−ヒドロキシスチレン等;不飽和ア
ルコール類、例えば、上記不飽和酸とグリコール酸(エ
チレングリコール、プロピレングリコール等)とのモノ
エステル、クロトンアルコール、シンナミルアルコール
等;不飽和アミド、例えば、上記不飽和酸のアミド、典
型的には、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、ク
ロトン酸アミド、桂皮酸アミド、p−ベンズアミドスチ
レン等;不飽和スルホン酸もしくはその塩、例えば、ア
クリル酸−2−スルホエチル、メタクリル酸−2−スル
ホエチル、t−ブチルアクリルアミドスルホン酸、アク
リル酸4−スルホフェニル、p−ビニルベンゼンスルホ
ン酸等;不飽和リン酸、例えば、2−メタクリルオキシ
エチルアシッドホスフェート、3−クロロ−2−アシッ
ドホスフォキシプロピルメタクリレート、リン酸ビニル
1、リン酸イソプロペニル等:および不飽和アミン、例
えば、アリルアミン、0−アミノスチレン、メタクリル
酸t−ブチルアミノエチル、7−アミノ−3,7−シメ
チルオクチルアクリレート等が例示される。これらは単
独でも混合物として用いてもよい。
重合はラジカル反応により実施される。重合開始剤は通
常のラジカル開始剤が好適に用いられる。
例えば、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化ベンゾイ
ル、クメンヒドロペルオキシド、テトラメチルチウラム
ジスルフィド、2,2°−アゾビス(4−メトキシ−2
,4−ジメチルバレロニトリル)、アセチルシクロヘキ
シルスルホニルパーオキシド、2.2゛−アゾビス(2
,4−ジメチルバレロニトリル)等が挙げられる。開始
剤の配合量はモノマーの量に対し通常、o、t−to重
量%である。
重合温度は通常、50〜130℃、好ましくは80〜l
lO℃である。
重合の実施に際しては、溶媒を使用するのが普通である
。例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族
炭化水素;メタノール、エタノール、プロパツール等の
アルコール:ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素;エチルアミン、メチルエチルアミン、ジエ
チルアミン等のアミン;シクロヘキサン、メチルシクロ
ヘキサン、デカリンなどの脂環式炭化水素;石油エーテ
ル、石油ベンジンなどの炭化水素系溶媒:四塩化炭素、
クロロホルム、1.2−ジクロロエタンなどのハロゲン
化炭化水素系溶媒:エチルエーテル、イソプロピルエー
テル、アニソール、ジオキサン、テトラヒドロフランな
どのエーテル系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフ
ェノン、イソホロンなどのケトン類;酢酸エチル、酢酸
ブチルなどのエステル類;アセトニトリル、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシドなどから適宜に選択
することができる。
重合に際し、所望により他の添加剤、例えば、重合調節
剤、連鎖移動剤等を配合してもよい。
重合は通常3〜8時間、好ましくは4〜6時間実施され
る。重合後のポリマー中のビシクロ構造およびスピロ構
造の存在はNMRにより確認する。
く製法2〉 本発明の架橋性ポリマーを得る第2の方法は一旦アシル
イソシアネート化合物(II)を単独重合または他の重
合性モノマーと共重合して、反応性の高いアシルイソシ
アネート基を有するポリマーを形成し、次いでこのアシ
ルイソシアネート基とX−0H(IV)で示される原料
化合物との反応により、ポリマー中にビシクロ構造また
はスピロ構造を導入する。
この場合、注意すべきことは、アシルイソシアネート化
合物(II)の重合はアシルイソシアネート基が活性水
素を有する化合物と容易に反応するので、活性水素を有
しない系中で実施される。重合に使用する溶媒および共
重合させる重合性モノマーは本発明の第1の方法に記載
したもののうち、活性水素を有しないものが用いられる
。従って、カルボン酸基、アルコール基、スルホン酸基
、アミン基、リン酸基等を有するものは除いた不活性モ
ノマーおよび不活性溶媒が用いられる。重合は一20〜
100℃、好ましくは0〜30℃で30分〜1時間実施
される(特願昭60−117312号参照)。
アシルイソシアネート化合物(II)のホモポリマーま
たはコポリマーは第1の方法に述べた条件でX−OX−
0H(と反応させる(特願昭60−117313号参照
)。反応の終点は赤外吸収スペクトルにより、NCO吸
収(2250ca一つが消滅することによる確認する。
く架橋性重合体〉 上記製法により得られたポリマーは触媒の存在もしくは
不存在下に架橋する。触媒は通常ルイス酸が好適である
。触媒の例としては三フッ化ホウ素、ケイタングステン
酸、リンモリブデン酸、塩化亜鉛、トリメリット酸、ジ
フェニルヨウドニウムヘキサフルオロホスフェート、四
塩化スズ、塩化第2鉄、ヘテロポリ酸、有機酸等が挙げ
られる。
架橋により硬化皮膜を得るには、触媒を加えて室温で1
〜2日放置するか、あるいは触媒の存在下もしくは不存
在下に焼付硬化する。触媒を加える場合、配合量は0.
1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%である。焼付
硬化の場合、焼付温度は特に限定的ではないが、120
〜180℃が好ましい。
(発明の効果) 本発明の架橋性重合体はビシクロまたはスピロ構造基の
架橋性等に起因する種々の用途、例えば、塗料用樹脂、
封止剤用樹脂、RIM用樹脂、および接着剤用樹脂とし
て好適に用いることができる。
U         U を有しているので、水素結合による強靭な架橋体が得ら
れる。製法においても、本発明に使用するモノマ一種は
高純度で単離し得るため、硬化物中に未反応物質を含ま
ず、耐水性が向上する。
(実施例) 本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1 撹拌機、温度計、窒素吹込管、冷却管を備えた100c
cの三ロフラスコに、l−エチル−4−ヒドロキシメチ
ル−2,6,7−トリオキサビシクロ[2,2,21オ
クタン5.289(30+a mol)と1.2=ジク
ロロエタン60ROを入れ、室温で撹拌した。
これにメタクリロイルイソシアネート3.339(30
ta mol)を5分で滴下し、2時間室温で撹拌した
。反応後溶剤をエバポレータで除去することにより、目
的物を定量的に得ることができた。精製はシリカゲルカ
ラム(100〜200メツシユ)を用い、THP/ヘキ
サンの混合溶剤系で展開し目的物を分離した。この化合
物は放置すると結晶化した。収量は5 、69(収率6
5%)であった。
=23− (m、p、):  106〜109℃ (I R)cr’:  3300(νNH)。
1750(νNHCO−)。
1640(νC=C)。
1000〜1150(C−0−C) (NMR)δppm: CD(J!3中、TMS標準H
a=5.92.IH,5 Hb=5.66、IH,5 Hc=2.00,3H,S H’=8゜85.IH,S H’ =4.02,2H,S H’ =4.04,6H,S Hg=1.58〜1.75.2H,q Hh=0°、86〜1.00,3H,t(MS):CI
法、 m/e= 286  (M+1 )”−24−。
滴下ロウト、冷却管、撹拌機、温度計を備えた200酎
40フラスコに前記反応により得られた付加体25g、
メチルメタクリレート25g、ジオキサン137gを配
合し溶解した。反応温度を100℃に保ちながら、滴下
ロウトからアゾビスイソブチロニトリル0.5gをジオ
キサン209に溶解したものを、2時間かけて滴下した
。30分、100℃で加熱撹拌した後、アゾビスイソブ
チロニトリル0.259をジオキサン109に溶解した
ものを30分で滴下した。その後、1.5時間、100
℃で撹拌し、重合体(Mn=14000)を得た。
実施例2 実施例1で得た重合体109に触媒としてケイタングス
テン酸(含水塩)o、oe7をメチルエチルケトン29
に溶解したものを配合し、バーコータでみがき鋼板に乾
燥膜厚が20μになるように塗布し、120℃×30分
焼き付けた。得られた塗膜の鉛筆硬度と、耐溶剤性を評
価した。鉛筆硬度は5Hであり、アセトン含浸布で50
回往復拭きに耐えた。
K敷蝕影 温度計、撹拌機、窒素吹込、滴下ロウトを備えた200
x12の40フラスコに酢酸ブチル401i1を入れ、
100℃に加熱した。メタクリロイルイソシアネート7
.5g、メチルメタクリレート17.59、スチレン1
5.09、n−ブチルアクリレート10.0g、2.2
°−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.
59を混合したものを、滴下ロウトから100℃、2時
間かけて滴下した。30分間100℃で加熱撹拌した後
、酢酸ブチル10.09.2゜2゛−アゾビス(2,4
−ジメチルバレロニトリル)0.259を100℃、3
0分かけて滴下した。その後、100℃で1.5時間加
熱撹拌し、重合体(Mn= 10500 ;不揮発分4
2.3゜粘度(ガードナーホルト気泡粘度計)K<L)
を得た。
上記反応で得られたメタクリロイルイソシアネートコポ
リマー209(アシルイソシアネート基含量=7.6重
量%)に1−エチル−4−ヒドロキシメチル−2,6,
L−)リオキサビシクロ[2,2゜2]オクタン1.9
79をジオキサンt2.egに溶かしたものを、室温で
滴下した。室温で30分撹拌後、赤外吸収スペクトルで
NGO吸収(2250cyt一つがないことを確認した
。数平均分子量は13.000であった。NMR測定を
行った結果、δppm=4.04(6H,S)を確認し
た。
手続補正書(自船 昭和61年8月 1日 昭和61年特許願第   94297   号2、発明
の名称 架橋性重合体およびその製法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 7、補正の内容 (1)明細書第7頁第12行の式を以下の通り訂正する
: [ 」 (2)同第7頁下から第2行、 とあるを 「 に訂正する。                   
 」(3)同第8頁第3行、「できず。」とあるを「で
きず、」に訂正する。
(4)同第9頁下から第5行、「有、利」とあるを「有
利」に訂正する。
(5)同第10頁の式(IV−c)を以下の通り訂正す
る。
」 (6)同第22頁第1O行、「−20〜100℃、好ま
しくは0〜30℃で」とあるを[50〜140℃、好ま
しくは80〜110℃で]に訂正する。
(7)同第22頁下から第3行、「ことによる」とある
を「ことにより」に訂正する。
(8)同第27真下から第6行、r42.3;Jとある
をr42.3%:」に訂正する。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭素−炭素結合から成る主鎖に式:▲数式、化学式
    、表等があります▼[式中、Xは式▲数式、化学式、表
    等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼ま
    たは▲数式、化学式、表等があります▼で示される基(
    但し、R^1およびR^2は同一または異なっていて水
    素原子または低級アルキル基、nは3、4または5を示
    す。)を表わす。] で表わされるビシクロ構造またはスピロ構造を有する官
    能基が1.0〜92重量%の割合で結合した分子量10
    00〜100,000を有する架橋性重合体。 2、式:▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは水素または低級アルキル基を示し、Xは式
    ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、または▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ で示される基(但し、R^1およびR^2は同一または
    異なっていて水素原子または低級アルキル基、nは3、
    4または5を示す。)を表わす。] で表わされる化合物を単独で、または他の重合性モノマ
    ーと共重合することを特徴とする炭素−炭素結合から成
    る主鎖に式:−CONHCOOXで表わされるビシクロ
    構造またはスピロ構造を有する官能基が1.0〜92重
    量%の割合で結合した分子量1000〜100,000
    を有する架橋性重合体の製法。 3、反応が溶媒中で実施される第2項記載の製法。 4、炭素−炭素結合から成る主鎖に式:▲数式、化学式
    、表等があります▼で表わされるアシルイソシアネート
    基が0.1〜72.2重量%の割合で結合したアシルイ
    ソシアネート基含有ポリマーと、式:X−OH [式中、Xは式:▲数式、化学式、表等があります▼、
    ▲数式、化学式、表等があります▼、または▲数式、化
    学式、表等があります▼で示される基(但し、R^1お
    よびR^2は同一または異なっていて水素原子または低
    級アルキル基、nは3、4または5を示す。)を表わす
    。] で表わされる化合物とを反応させて、炭素−炭素結合か
    ら成る主鎖に式:−CONHCOOXで表わされるビシ
    クロ構造またはスピロ構造を有する官能基が1.0〜9
    2重量%の割合で結合した分子量1000〜100,0
    00を有する架橋性重合体の製法。 5、反応が不活性溶媒中で実施される第4項記載の製法
JP9429786A 1985-05-27 1986-04-22 架橋性重合体およびその製法 Expired - Lifetime JPH0651766B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9429786A JPH0651766B2 (ja) 1986-04-22 1986-04-22 架橋性重合体およびその製法
DE3650286T DE3650286T2 (de) 1985-05-27 1986-05-27 Funktionelle Polymere und deren Herstellung.
EP86304031A EP0207621B1 (en) 1985-05-27 1986-05-27 Functional polymers and their production
KR1019860004148A KR930010741B1 (ko) 1985-05-27 1986-05-27 관능성 중합체 및 그의 제조방법
AU57953/86A AU579471B2 (en) 1985-05-27 1986-05-27 Polymers with pendant carbonyliminocarbonyl linked functional groups and their production
US06/867,021 US4666993A (en) 1985-05-27 1986-05-27 Functional polymers and their production
ES555369A ES8800696A1 (es) 1985-05-27 1986-05-27 Un procedimiento para la preparacion de un polialquenoilisocianato.
CA000510070A CA1272544A (en) 1985-05-27 1986-05-27 Functional polymers and their production
ES557413A ES8801685A1 (es) 1985-05-27 1987-02-16 Un procedimiento para la preparacion de un polialquenoilisocianato

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9429786A JPH0651766B2 (ja) 1986-04-22 1986-04-22 架橋性重合体およびその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62250013A true JPS62250013A (ja) 1987-10-30
JPH0651766B2 JPH0651766B2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=14106333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9429786A Expired - Lifetime JPH0651766B2 (ja) 1985-05-27 1986-04-22 架橋性重合体およびその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0651766B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012043102A1 (ja) * 2010-09-29 2012-04-05 株式会社クラレ アクリルアミド誘導体、高分子化合物およびフォトレジスト組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012043102A1 (ja) * 2010-09-29 2012-04-05 株式会社クラレ アクリルアミド誘導体、高分子化合物およびフォトレジスト組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0651766B2 (ja) 1994-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3217653C2 (de) Verfahren zur Herstellung eines epsilon-Caprolacton-modifizierten Vinylmonomeren und dessen Verwendung zur Herstellung eines Mischpolymerisates
US4666993A (en) Functional polymers and their production
JPS62161742A (ja) 末端カルボキシル基を有する反応性アクリル単量体ならびにその製法
US3715343A (en) Polymers of vinyl aminimides
KR940002555B1 (ko) 알파-알킬아크릴아미드 유도체 및 그의 중합체
EP0206544B1 (en) Instantaneously curable composition
JPS62250013A (ja) 架橋性重合体およびその製法
US3625926A (en) Acetal-containing monomers and new thermosetting polymers derived therefrom
US3530167A (en) Acetal-containing monomers
JPH02283706A (ja) 新規な重合性環状ウレア誘導体および環状ウレア基がペンダントした重合体
EP0630921A2 (en) Functional polymers and their production
US5239032A (en) Heterofunctional macromer compound, its preparation and polymer derived therefrom
JPS6127988A (ja) ウレタン(メタ)アクリレ−ト化合物
US5208308A (en) Acrylamide derivatives and their polymers
JPS61272208A (ja) 含フツ素ポリマ−およびその製法
JPH04164041A (ja) 含フッ素スチレン誘導体
US5274062A (en) Acrylamide derivatives and their polymers
JPH0735420B2 (ja) 活性水素含有基およびブロツク化イソシアナトカルボニル基を含有するポリマ−およびその製法
JPS61272209A (ja) メラミングラフトポリマ−およびその製法
JPS6346203A (ja) 水分散性樹脂
JPS61272207A (ja) ブロツク化アシルイソシアネ−ト基含有ポリマ−およびその製法
JPS61272210A (ja) 反応性オキサゾリンジオン基を有するポリマ−およびその製法
JPS61272211A (ja) アシルイソシアネ−ト基含有ポリマ−の製造方法
JPH0449266A (ja) (メタ)アクリル酸エステルおよびその製造法
JPH10316640A (ja) アクリル単量体、その重合体及び架橋性組成物