JPS62248713A - 擁壁構造物の建設方法及び擁壁構造物 - Google Patents

擁壁構造物の建設方法及び擁壁構造物

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JPS62248713A
JPS62248713A JP62024408A JP2440887A JPS62248713A JP S62248713 A JPS62248713 A JP S62248713A JP 62024408 A JP62024408 A JP 62024408A JP 2440887 A JP2440887 A JP 2440887A JP S62248713 A JPS62248713 A JP S62248713A
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水中の安定な土石構造物、例えば防潮堤、埠頭
、ドック等の改良に関する。
土塊中に隔置された可撓性の補強材を組入れることによ
って土石構造物を安定させる技法は確立されている。こ
の手順の基本原則はアン9・ヴイダル(Henri V
ldal)の英国特許第1039881号に述べられて
いる。該補強材は、補強材と隣接する裏込粒体の間、お
よび裏込粒体と残りの裏込めの間の双方の摩擦力によっ
て事実上完全に地塊を安定させる。摩擦力が裏込め全体
に伝播し補強材内に発生した張力が裏込粒体の大きな水
平移動に対抗するように補強材の間隔が決められる。こ
れらの構造物における補強材の望ましい型式は、平らな
面を水平にして、英国特許第13248H号に開示され
るようなフェーシング・ユニット(f’aeing u
nit)に一端を取付けられて、裏込めに横たえられて
使用される長い剛性の偏平帯板である。
構築中にフェーシング・ユニットおよび隔置される補強
帯板の双方の正確な位置決めを得ることが望ましいこと
は明らかであり、陸上で安定した土石構造物を構築する
時に、この要求事項を適正に満たすことができる。各フ
ェーシング・ユニットを据付けて、裏込めを入れて補強
帯板の既定高さまで突き固める。次の補強帯板をユニッ
トに取−付けて、裏込め材の上に配置する。さらに次の
補強材の高さまで裏込めと突き固めを行い、これを所要
高さの安定な土石構造物が形成されるまで続ける。
これらの構造物を水中で構築しようとする試みは補強材
の位置決めおよび裏込め材の敷設において困難を経験し
た。一般に、現場での可視状態が通常は良くないので、
潜水夫を使うことが困難である。
補強帯板をフェーシング・ユニットに枢動自在に取付け
、補強材の高さまでの裏込めが完了し終るまでは垂直方
向に枢動させたままにして置くことにより、補強帯板を
水中でフェーシング・ユニットに取付けることを避ける
ことがアン9・ヴイダルの米国特許第4440527号
から公知である。この方法だと、海床または河床の上に
置かれたベース・ユニットから上方に延在する可撓性ガ
イド・ケーブルによってフェーシング・ユニットが水中
の位置に案内される。各ガイド・ケーブルはブイによっ
て水面に支持され、降下されるべきフェーシング・ユニ
ットにある対応する垂直案内孔に挿入される時にブイか
ら外さなければならない。さらに、ベース・ユニットお
よびフェーシング・ユニットを正しく配置し得るように
建設現場が水平であることを保証することが一般に必要
である。
本発明の一局面によれば、水中で安定した土石構造物を
建設する方法であって: ベース・ユニットを水中の現場におろす段階と;土石を
安定させるための、少なくとも 1個の長い可撓補強材
が取付けられたフェーシング・ユニットを前記ベース・
ユニットの直上の位置におろし、そのおろす間に前記ベ
ース・ユニットに連結された少なくとも 1個の案内部
材によって前記フェーシング・ユニットが案内される段
階と;各補強材を覆うようにベース・ユニットおよびフ
ェーシング・ユニットに土石を裏込めする段階と;を含
み: 前記ベース・ユニットが細長いボックス(箱)を含み、
支持材料が該長いボックス内に導入されて前記フェーシ
ング・ユニットを下縁が水平になるように支持する装置
を与え; 前記案内部材がほぼ剛性を有し、また垂直向きに調整自
在であるように前記細長いボックスに連結されること;
を特徴とする:方法が与えられる。
本発明のいま一つの局面によれば、少なくとも部分的に
水中にあって、フェーシング・ユニットの背後に土砂を
確保するための少なくとも 1個の細長い可撓性補強材
が取付けられるフェーシング・ユニットを水中のベース
・ユニットが支持し、フェーシング・ユニットのための
少なくとも 1個の案内部材がベース・ユニットに連結
される、安定した土石構造物であって、前記フェーシン
グ・ユニットの下縁を水平に支持する支持材料を内蔵す
る細長いボックスを前記ベース・ユニットが含み、前記
案内部材はかなり剛性を有し、前記細長いボックスに対
して垂直向きに調整されること、を特徴とする土石構造
物が与えられる。
本発明のさらにいま一つの局面によれば、水中の安定し
た土石構造物のベース・ユニットであって、フェーシン
グ・ユニットのための案内部材が連結され、フェーシン
グ・ユニットを支持するための支持材料を内蔵する細長
いボックスを前記ベース・ユニットが含み、前記案内部
材はかなり剛性を有して、該案内部材の向きが調整自動
であるように前記細長いボックスに連結されていること
、を特徴とするベース・ユニットが与えられる。
そのような配置によって、ベース・ユニ11・を形成す
る細長いボックスは傾斜現場、例えば水平線に対して角
度をなす砂利床の上に静止し得ると同時に前記支持材料
は、フェーシング・ユニットがその下縁を水平にして支
持されるようになる。
概して矩形であるフェーシング・ユニットと剛性のある
案内部材との係合によって、案内部材は垂直方向に延在
することができ、ボックスに対する案内部材の必要な調
整が調整自在の形の接続部により可能となる 支持材料は、例えばクレーンによってフェーシング・ユ
ニットが下縁を水平にして細長いボックスの容積内に保
持される間にボックス内に導入される砕石または砂利で
あることができる。
支持材料は少なくともフェーシング・ユニットの下縁に
達して接触するまでボックスの容積を満たすように導入
されるので、フェーシング・ユニットをクレーンから外
した時に石たは砂利がフェーシング・ユニットを正しい
位置に支持する。しかし、望ましくは、支持材料は、細
長いボックスが現場に据付けられるまでは流動性を保つ
コンクリートであって、コンクリートが固まった時、フ
ェーシング・ユニットがおろされた際にフェーシング・
ユニットを支持する水平パッドを与えるようになる。細
長いボックスが水中におろされる前にボックス内にコン
クリートを注入することもでき、この場合、現場の勾配
に従って所要量を決めることができる。流体コンクリー
トの保護はボックスに水を満たし暫定的なふたで覆うこ
とにより得られる。代わりにボックスを据付けた後で、
例えばトレミーによりコンクリートをボックスに注入す
ることもできる。一度に大量のコンクリートを混和して
から別々のボックスに配分することができるので、この
手順は数多くのボックスをおろす時に宵利である。
一般に段数の長いボックスを列が形成されるようにおろ
し、隣接ボックスの間および列の各端に1個づつの案内
部材を設け、フェーシング・ユニットを案内部材の間に
おろして列を形成する。よって、望ましい方法では、お
ろされる最初のボックスがその長手の端に1個づつ 1
対の案内部材を支持し、第2のボックスはその一端が前
記案内部材の 1つに係合して第 1のボックスに隣接
するまで案内降下され、第2の゛ボックスはその他端に
第3の案内部材を支持する。あとのボックスについてこ
の過程を継続してボックスの列および隔置っれた案内部
材の列を形成する。
降下中のボックスの案内は概して、ボックスの一部とさ
きにおろされたボックスに支持される案内部材との間の
能動的なインターロック(連動)により達成される。望
ましい実施例によれば、案内部材の各々はウェブによっ
て2個のフランジを結合した!l形断面を有し、先にお
ろされたボックスによってウェブをボックスの縦軸線に
平行して支持され、部材のフランジの1つが先におろさ
れたボックスの端にあるみぞに受承され、部材の他方の
フランジが新たなボックスを降下中に案内する役目を有
する。このような配置において、ウェブに垂直な軸線の
回りに枢動するように案内部材を先におろされたボック
スに据付けることにより案内部材の向きの調整を達成す
ることができる。
ボックスの位置は後でおろされるフェーシング・ユニッ
トの位置を決定するので、ボックスは相互に正確に位置
決めされることが明らかに大切である。よって、降下中
にボックスを案内する役目を持つ案内部材は、その案内
部材を支持する前におろされたボックスに対して1個の
ボックスを位置決めする装置を下方区域に含むこともあ
る。例えば、案内部材が前記のようにH形型材であれば
、おろされるボックスのみぞはH形型材の案内ウェブを
比較的ゆるめに受承するように装置されることもでき、
ボックスのみぞが案内部材に対して正しい最終位置をと
るように、案内部材の下方区域にくさび部材をウェブが
含むこともできる。これは長いボックス全部を構造物の
。基部に正しく位置決めする助けとなる。
構造物の面は平面図で見て真直ぐな壁であることもでき
れば、または壁に曲りを含めることが望ましいこともあ
る。既に据付けられた案内部材に連動するボックスの部
分を適宜位置決めすることによって、そのような設計変
更を取り込むことができる。例えば、まえに据付けられ
たボックスはその縦方向の一端にて案内部材を支持する
のに対し、あとでおろされるボックスの連動部はボック
スの側壁に設けられて、それにより構造物の面に直角の
曲りを与えることもできるし、他の角度も与えることが
できる。フェーシング・ユニットの種々の部分から成る
角度で延在する補強材が相互に干渉しないようにするた
めには、成る部分のフェーシング・ユニットの第 1列
の高さを他の部分の第1列のフェーシング・ユニットの
正規の高さの、たとえばl/2というように低くするこ
とができる。
一般にフェーシング・ユニットはその各端に、隣接する
案内部材に係合するみぞ装置を有し、フェーシング番ユ
ニットの作る柱は通常各細長いボックス上に積み重ねら
れる。構造物のフェーシング・ユニットを通して裏込め
材が失われるのを避けるために、各案内部材に垂直方向
に延在するバック(袋)を設け、その中に例えばグラウ
トを注大して隣接するフェーシング・ユニット間にシー
ルを形成するようにすることが望ましい。
突き固めを地上で行うことができる程度と同じ程度に水
中で裏込めを突き固めることは一般に不可能であり、よ
って裏込めの沈降具合が判明しなくなることも宵り得る
。従って、望ましくは、裏込めの未知の沈降状態に順応
するように、フェーシング・ユニットに対する補強材の
限定的な下方運動をもたらす装置によって各補強材がフ
ェーシング・ユニットに取付けられる。
これを達成する一つの方法は、フェーシング拳ユニット
の後部に垂直方向に延在する細長い部材、例えばチュー
ブまたはパイプを設け、その部材上に垂直方向に移動自
在の1個以上の補強材を取付けることである。望ましく
は、複数の垂直方向に隔置される補強材がフェーシング
・ユニットの後部で垂直に延在する細長い部材に取付け
られる。
フェーシング・ユニットは一般に複数の垂直方向に隔置
される補強材の列を有するパネルを含む。
垂直部材は一般に重くて高価であるから、補強材を取付
けるためにフェーシング・ユニットに設けられる垂直部
材の総数を最小限にすることが望ましい。よって、′3
Uiしい実施例によれば、同じ垂直部材に垂直方向に隔
置されて取付けられる 2個の隣接する補強材は平面図
で見た時に相互に広げられる。
望ましい方法によれば、フェーシング・ユニットを定位
置に下げている間、およびその後も補強材がほぼ水平に
支持されるように、補強材は、その長手にそってそれぞ
れのフェーシング・ユニットから隔置された位置に配設
される装置によって支持される。このような方法では、
所要の位置におろされようとするフェーシング・ユニッ
トへの補強材の取付けは、好都合にも水中でなく水の外
で行われて、そのあとで全体組立体をおろすことができ
る。一般にフェーシング・ユニットは裏込めされ、その
時、補強材は土石の安定のための正しい水平位置に支持
されている。
一般に、組立体をおろしている時点で存在する土砂、つ
まり裏込めは補強材の所要最終高さよりも低いので、望
ましい方法では、存在する土砂の高さより上方に補強材
を隔置するように支持装置を配置することが考えられる
。例えば、支持装置は、所要の間隔を与えるように存在
する土砂、つまり裏込めの上に静止するか部分的に貫通
するようにされた 1本以上の脚を有するケージを含む
ことができる。このようなケージはフェーシング・ユニ
ットと同時におろされ、実際に、ケージとユニットはお
ろされている間に共通の治具から吊下げられ、該治具は
例えばクレーンで下降させることができよう。補強材を
ケージに対して相対的に保つことが望ましく、これは補
強材をケージに連結するワイヤー縛りにより行うことが
望ましい。
おろしている間の補強材の安定性およびおろされた位置
における正しい位置決めは、特に長い補強材の場合、そ
の長手にそって1個所以上に支持を与えることにより向
上される。このような追加の支持は単一のケージまたは
2個以上のケージを用いて与えられるであろう。
前述のようにフェーシング・ユニットは 1列に配置さ
れた複数、すなわち2個以上の補強材を有するパネルを
含むことができる。このような配置では、支持ケージが
補強材の列全体の支持を与えるために横方向に延在する
ことが望ましい。例えば、ケージは各々が存在する土砂
、つまり裏込めの上に静止し、または貫通するようにさ
れた複数の横方向に隔置された垂直部材を含むことがで
き、該部材は補強材の列のための1個以上の横方向に延
在する支持部材により連結される。フェーシング−ユニ
ットが2列以上の補強材を含むならば、ケージは補強材
の各レベルにて1個以上の支持部材を含むことができる
平面図でみ見た時に2個の垂直方向に隔置される補強材
が相互に広がる前述の配置によれば、これら補強材は等
しいレベルで支持されるために正面図では収斂すること
ができる。よって補強材支持装置は同じレベルにおいて
、フェーシング・ユニットの後方部材上に垂直方向に隔
置される2個の補強材を支持し、これら補強材は支持さ
れる箇所では横方向に隔置される。このことは、特にフ
エーシング・ユニットが例えば4列の補強材を有し、2
つのレベルの支持しか必要としない場合に、支持装置の
構築を単純化することができる。
望ましい方法によれば、支持ケージの各垂直部材は倒立
rVJ形または「υ」形を有し任意の適切なレベルで横
方向支持部材により連結される。
ケージのいま一つの形式は横方向支持部材により連結さ
れるrLJ形の垂直部材を有する。一般にケージは補強
材を正しく位置決めする目的のために充分な剛性を有し
、例えば在来形の直径15m+sの鉄筋用鋼棒で形成す
ることもできる。フェーシング・ユニットの裏込め中に
ケージはそこに放置され、従って安定した土石構造物中
にうずまってしまうが、可撓性補強材のためのアンカー
としては作用しないから、構造物が沈降する間にたわむ
能力は損なわれない。これは−面では発生する力に関し
てケージが半剛性しか有しないためであり、また−面で
は補強材がワイヤ縛りまたは仮付は溶接等により、一般
に弱くケージに結合されているためである。
一般に案内部材は案内降下のためにフェーシング・ユニ
ットが案内部材に係合することのできる水面の領域まで
、望ましくはその上方まで延在する。案内部材の平行性
を確保するために水面で正しい間隔を生じるように案内
部材の各組の間に浮遊スペーサ部材を設けることができ
る。2個の案内部材の間でベース・ユニット上にフェー
シング・ユニットをおろす時、通常は先ずそれぞれのス
ペーサ部材を取外すことが必要である。そのような状況
において、スペーサ部材をあとで浮遊位置に戻すことも
あるが、フェーシング・ユニットが案内部材を位置決め
する働き有するから、スペーサ部材を戻す必要はないか
も知れない。
一つの可能な建設方法によれば、補強材は一般にフェー
シング・ユニットに取付けられた一端の回りに枢動自在
になるように配置されるので、ユニットをおろしている
間に補強材の自由端を水面より上方に保ち、あとで安定
させるべき土石の上に枢動させることができる。このよ
うにして、フェーシング・ユニットへの補強材の取付け
は、任意の好都合の場所、例えば水中でなく作業船の上
などの、水の外で行うことができる。
望ましい方法によれば、補強材の自由端を水の上に保持
するために保持装置が設けられる。これは通常フェーシ
ング・ユニットをおろしている間、および補強材のレベ
ルまで裏込めしている間に必要である。保持装置は前述
のように案内部材のためのスペーサ部材上に設けられる
か、またはその代わりに別個の保持装置を設けることも
できる。
望ましい方法では、保持装置は、浮遊するようにされて
フェーシング・ユニットに取付けられた各補強材につい
て少なくても 1個の保持要素、例えばガイド・チュー
ブ等を有するビーム(梁)を含むことができる。望まし
くは、補強材は保持装置によって、積極的に係合される
ことなく、はぼ垂直の向きに保持されるのに充分な堅さ
を有する。
このような配置により、垂直の案内部材から外れるよう
に保持装置を侍上げた後、フェーシング・ユニットから
、例えば水面を横切って離すことができ、それにより補
強材は保持装置との接触から離れて下方へ、安定させる
べき土石上に枢動する。
望ましい方法によれば、フェーシングQパネルに 1列
に取付けられた複数の補強材の自由端は、各補強材につ
き 1個づつの複数の横方向に隔置されたガイド・チュ
ーブを有する浮遊保持部材によって水の上方に保持され
る。フェーシング・パネルから、保持部材を離す時、補
強材を単にそれぞれのガイド・チューブから滑動させて
外すことができる。
望ましくは、補強材はフェーシング・ユニットに枢動取
付けされる。細長い偏平な鋼帯板の形をとる補強材をフ
ェーシング・ユニットに、帯板に堅固に結合されフェー
シング・ユニットに枢動連結される中間板を用いて、取
付けることは米国特許第4440527号によって公知
である。本発明の望ましい特徴によれば、水中で安定な
土石構造物のための建設ユニットであって:フエーシン
グ・パネルと垂直面内に動くように同パネルに枢動取付
けされた少なくとも 1個の細長い可撓補強材とを含み
;端部の穴を貫通するボルトのような水平配置のスピン
ドルによってフェーシングに枢動取付けされる、はぼ偏
平で単体の、例えば鋼の帯板を各補強材が含み;前記端
部は帯板の残部に対してほぼ90°までねじられるので
、帯板が土石上に横たわるように枢動する時にその長さ
の大部分が平面を水平にして配置されるようになること
;を特徴とするユニットが与えられる。このような配置
は巧く帯板が垂直面内で枢動自在となるようにし、同時
に、土石の安定化を達成するために最も有利な向きを帯
板にとらせる。実は、このような補強帯板自体が本発明
の望ましい特徴を構成する。
補強帯板の長さは一般に裏込めおよび必要となるかも知
れない現場の掘削るの量を少なくするために、構造物の
安定性に見合う最少限に保たれる。
一般に、帯板は建設ユニットの据付は中および垂直位置
から水平位置への帯板の枢動中に、自身のざくり(挫屈
)力に耐えるのに充分な剛性をその長さに対して有する
従来の鋼テープの巻尺の様に横断面形に僅かな曲線をも
たせて帯板を圧延するか、片面は両面に連続的な縦方向
のリブを付けて帯板を圧延することにより、帯板のざく
つに対する抵抗性を高める。代わりに、帯板の長さの大
部分にわたる支持を与える保持装置、例えば比較的長い
ガイド・チューブと共に建設ユニットを使用することが
できる。
本発明のいま一つの望ましい特徴によれば、水中の安定
した土石構造物のための建設ユニットであって:フエー
シング・パネルと個別の細長い可撓性補強材のほぼ水平
で垂直方向に隔置された複数の列とを含み;各補強材は
、全・ての補強材が同一の全体平面内に入る直立の向き
になるようにほぼフェーシング・パネルに取付けられた
一端の回りに枢動自在であり、各列の補強材は他の列の
補強材に対して横方向にずれているので、全ての補強材
が直立の向きにある時に相互に重なったり干渉したりし
ないようになっていること;を特徴とするユニットが与
えられる。このようなユニットは、複数の補強材が最初
はその自由端を水面より上方に保持されている、前記の
建設方法の望ましい形式に使用するのに特に適している
このようなユニットを用いる、望ましい建設方法は:フ
ェーシング・パネルが最低の列の補強材のレベルまで土
石を裏込めされ終るまで全ての補強材の自由端を水面よ
り上方に保持すること;裏込めされた土石上に枢動する
ように最低列の補強材を放すことと一次の列補強材のレ
ベルまで再び裏込めすること;つぎに土石上に枢動する
ようにこの補強材を放すことと;を含む。2列の補強材
を有する建設ユニットを用いてこれを行うのに特に望ま
しい方法の一つは:建設ユニットに連合する 1対の分
離自在に連結された浮遊保持部材を含み;該保持部材の
各々はユニットの補強材のそれぞれの列に連合してその
支持装置を与え、それにより、1個の保持部材を取外し
て下方の列の補強材の自由端を開放することができ、同
時に他方の保持部材は浮遊位置に残って上方の列の補強
板の自由端を水の上に保持する。下方の列の補強材が上
方の列の補強材に対して横方向にずれている時、一方の
保持部材のガイド・チューブのような保持要素も同様に
他方の保持部材の保持要素から横方向にずれていること
は明らかである。このことは、それぞれの保持部材に各
々取付けられた2列のガイド・チューブが相互に干渉し
ないという利点を有する勿論、建設ユニットが3列以上
の補強材を含む場所は、別々に取外し自在の保持部材の
相当する数を使用するとかできる。
よって、水中で安定して土石構造物を建設する間、隣接
する列の補強材は横方向にずらせるのが最も好都合であ
ることが判る。従って、本発明のいま一つの望ましい特
徴によれば、安定性を与えるために地塊に埋め込まれた
個別の細長い補強材の、はぼ水平な垂直方向に隔置され
た複数の列を含み、各列の補強材が垂直方向に隣接する
列のうちの少なくとも 1つの列の補強材に対して横方
向にずれている、安定した土石構造物が与えられる。
一般に該構造物ぼ、各々が1個のフェーシング・ユニッ
トと 1対の補強材の列とを含んでいて、各列の補強材
が両方の隣接する列の補強材に対して横方向にずれるよ
うにされた、複数の同形の建設ユニットを含む。
安定な土石構造物を乾いた土地の上に建設する時は、従
来の方法で補強材の各層毎に裏込めの土石を入れて突き
固める。しかし水中で一連の土石の突き固め層を積み上
げなければならない時に裏込めは特別の問題を提起し、
種々の裏込め方法が可能となる。例えば、裏込め材を水
圧で注入することができ、これは突き固めを助は裏込め
材のがなり平らな表面を得るために水と裏込め材を同時
に放出することから成る。いま一つの方法は裏込め作業
船に取付けられた浮遊式の木製またはアルミニウム管(
例えば発砲スチロールを満たした)のグリッドを用いる
ことから成る。グリッドの隔室は裏込め敷設の位置と量
を案内するであろう。
浮遊グリッドの幅はフェーシング・ユニットの横方向の
長さに等しいか、または一度に2個以上のユニットに裏
込めするためにはそれ以上にするが、グリッドの長さは
帯板の長さにより決められるであろう。つかみ上げバケ
ツ(クラムシェル)が各グリッド空間を通して補強材上
方の既定高さ、例えば2mまで下げられ、そこでバケツ
1杯分の裏込め材がおとされるであろう。これは裏込め
材の分散を助け、またつかみ上げバケツもおとされて裏
込め材の層の拡がりと突き固めとを助ける。
裏込めの正確で均等な敷設を達成することが一般に望ま
しく、よって本発明のさらに一つののぞましい特徴によ
れば、水中の安定した土石構造物のフェーシングを裏込
めする方法であって:フェーシングの背後の位置に、垂
直の壁によって仕切られて上部および下部が開放してい
る複数の隔室を含むフレームをおろすことと;開放した
上部がら各隔室内に裏込め材を入れることと;裏込め材
をフェーシングの背後の位置に残すようにフレームを持
上げることと;を含む方法が与えられる。
裏込め材は水圧で敷設してもよいが、つかみ上げバケツ
によって配置する方が望ましい。裏込めをかため、さら
に上昇をゆっくりと行う助けとなるように、上昇中にフ
レームを振動させることが考えられる。隔室1個当りに
必要な裏込めの量は建設中に試行錯誤により決定するこ
とができるであろう。適当な裏込め材は砂または砂利で
あろう。
この裏込め方法の潜在的欠点は、フレームの各隔室の、
例えばクレーン・ブームに対する精密な位置を知ること
が困難であろうということである。
よって、より望ましい方法では、各隔室の有る位置の支
持を水面に与える、例えば前述の形式の浮遊グリッドと
共同して裏込めフレームを使用する。
フェーシングに対するフレームの位置決め、またフレー
ム対する浮遊グリッドの位置決めの基準を与えるように
、フレームは水から突き出るのに充分な長さをもつ1個
、望ましくは2個の直立部材を有することができる。浮
遊グリッドは直立部材に対して整合され、また例えばつ
がみ上げバケツを用いる裏込め敷設を助けるためにフレ
ーム隔室に対応するグリッド配置を有するであろう。
以下に添附図面を参照しつつ本発明の実施例の幾つかを
記載する。
先ず第1図および第2図を参照すると、各々がフェーシ
ング・ユニットつまりパネル(4)と 2列の垂直方向
に隔置される、枢動取付けされる補強材(5)とを含む
数列の建設ユニット(3)を支持するベース・ユニット
(2)を含む安定土石構造物(1)が示される。浚渫な
どで掘ったみぞ(13)に部分的に砂利を入れて、ベー
ス・ユニット(2)を支持するための砂利床(7)を形
成する。みぞに砕石(8)を満たし、流出防止のために
構造物の前に、より粗い材料(9)のラインを用いる。
各ベース・ユニットはコンクリートのレベリング・パッ
ド(10)を含み、コンクリートはベース・ユニットが
最初におろさせて設置された時にはまだ流動性を有して
いるので、たとえ現場の地表面が第2図のように傾斜し
ていもフェーシング・パネルを水平に据付けることがで
きる。鋼の1!形型材がら成る案内部材(11)の列が
上方に延在して、フェーシング・パネル(4)を配置す
る際の案内を与える。案内部材はベース・ユニットに支
持され、Vで示される水面より上に延在する。案内部材
はフェーシング・パネル(4)を挿入し易いように上部
にとんがりを設けることができる。フェーシング・パネ
ルは隣合せの案内部材の間に積み重ねられ、最上部のパ
ネルはいずれの場合でも 1列のブレヵスト・コンクリ
ートの笠石ユニット(12)のための所要の支持位置を
与えるように選ばれた高さを有する。
笠石ユニット(12)は構造物が固まった後で注入され
るフィラー・コンクリート(13)の梁の上に載り、後
方に濾過材(14)の層を横切って伸びる。
代表的なベース・ユニットの細部を第3図および第4図
に示す。このユニットは鉄筋コンクリートから形成され
一般にU形断面を何し、シート部(IB〉により結合さ
れた1対の対抗する側壁(15)を何する。速硬性コン
クリートを受承してレベリング・パッド(10)を形成
する細長いボックス(18)を与えるように、U形断面
の両端はそれぞれ端壁(17)によって閉じられる。コ
ンクリートの上方に真水(19)を張って随意的に鋼の
ふた(20)を施す。
ふた(20)はベース・ユニットを水中におろす時、特
に裏込め材がボックス(18)に入らないようにして生
コンクリートを保護する。設けられた4個の簡易吊上げ
アンカー(23)によって及ぼさせる吊上げ荷重に耐え
、また建設の初期の段階に成程度の波の作用に耐えるた
めにシート部(1B)に補強が施されている。ベース・
ユニットの幅はフェーシングの全体高さにより異なって
いて、必要に応じて、第 1列のフェーシング・パネル
を支持するブラケットのための余分の空間を設けること
ができる。
ベース・ユニットの高さも砂利床(7)の勾配により必
要となるコンクリートのレベリング・パッド(10)の
深さによって異なる。
第5図および第6図に端壁(17)を詳細に示す。
案内部材の横方向支持を与える垂直方向に延在するみぞ
(82)を画成するように各端壁に1対の隔置された平
行なチャンネル部材(22)がボルト止めされる。支持
板(21)が各チャンネル部材(22)から外方に延在
し、支持板(21)には穴(81)が形成され、2枚の
板(21)の穴は整合していて、案内部材(11)の対
応する穴を貫通するビン(80)を受承するようになっ
ている。よって、もしも現場に勾配がある場合、案内部
材をビン(80)の回りに有る限定範囲で枢動して垂直
位置にもってくることができる。
各案内部材が隣接するベース・ユニットの端壁の間に等
距離に支持させるように案内部材の支持板が配置される
。第5図および第5a図に示す案内部材(11)はその
外方フランジにくさび部材(83)が取付けられていて
、おろされる次のベース・ユニットの端壁(17)に画
成されるみぞ(82)が案内部材に対して、またひいて
は既に据付けられているベース・ユニットに対して正し
い位置をとるようにされる。水中におろされる最初のベ
ース・ユニットは両端壁に1個づつの案内部材を支持す
るビン(80)を有するのに対し、あとのベース・ユニ
ットは各追加の案内部材を支持する一端のみにビンを必
要とするに過ぎない。
代表的なフェーシング・ユニット、つマリパネルが第7
図および第8図に示される。係船荷重、動的ごみ荷重、
そして該当する場所での水荷重と同様に、フェーシング
・ユニットの背後の全ての地圧に耐えるようにユニット
は鉄筋コンクリートで形成される。フェーシング・パネ
ルの側縁(24)の各々にアングル部材(25)が案内
部材(11)に係合するように垂直方向に取付けられる
。垂直方向に隔置された水平方向の2列の、補強材取付
は点(2G)がフェーシング・パネルの後面に設けられ
、各取付は点はパネルに鋳込まれて後面から突き出る 
1対の垂直方向に平行な鋼板(27)を含む。フェーシ
ング・パネルの据付けおよび裏込めの間に直立位置にあ
る時、補強材(5)が干渉しないように、上方の列の取
付は点は下方列の取付は点から横方向にずれている。水
平および垂直の継手は、例えば水平継手では各パネルの
下縁(28)に固定された圧縮性ポリウレタンによって
、また垂直継手は案内部材にグラウトを注入することに
よって、実質的に密封(シール)されるので、ブレカス
トの間に 1対の鋼管フィルタ(29)がコンクリート
に埋め込まれる。各鋼管は前と後にワイヤメッシのグリ
ッドを有し、グリッドの間にフィルター材が満たされる
。引きこみの早い河川で構造物を建設する場合、追加の
フィルター鋼管が必要かもしれない。
簡易吊上げアンカー(30)の 1対がパネルの揚げ、
降しのためにフェーシング・パネルの上縁に鋳込まれる
フェーシング・パネルおよびその案内部材との係合の細
部を第9図に示す。パネルの各側縁(24)の一つのか
どにアングル型材から成る取付は部材(31)がコンク
リートに鋳込まれ、パネルを案内するアングル部材(2
5)がそれに溶接される。隣接するフェーシング・パネ
ル間の垂直継手は、!!型材の案内部材(11)のウェ
ブの前方かつフェーシング・パネルの2個の横方向の突
出部(33)の後方に、垂直方向に延在する空洞(32
)を含む。この空洞は、案内部材に接着され最初は1対
の、例えばナイロンのローブ(35)によって保持され
ているフィルタ布袋によって占有されている。ナイロン
・ローブの代わりにテープを用いてもよい。グラウト・
チュー7 (38)が袋(34)の内側に延在している
ので、フェーシング・パネルが据付けられて安定化が始
まった時、ローブ(35)を放してグラウト材を袋の中
に注入し、それにより空洞(32)は満たされて垂直継
手は密封される。グラウト注入の代わりに、砕石および
砂を用いて袋を満たしてもよい。
第1列の各フェーシング学パネルはそれぞれのベース・
ユニットの側壁(15)の間にはまり込んで、コンクリ
ートのレベリング・パッド(10)上に着座する。第1
列のフェーシング・パネルが深い水、例えば約6mより
も深い水中に据付けられる場合は、レベリング・バット
(10)上に追加の支柱を与えるためにパネルの前後に
ブラケットが設けられる。最上列のフェーシング・パネ
ルは上記の代表的パネルに似いているが、フェーシング
の最上部の形状に合わせて高さが変る点が異なる。
第10図および第11図は建設ユニット(3)を形成す
るようにフェーシング・ユニットつまりパネル(4)に
補強材(5)を取付ける細部を示す。取付は点(2B)
はフェーシング・パネルの後面から突き出る2枚の隔置
された平行な鋼板(27)と、鋼板の穴を通って水平方
向に延在し 1対のナツト(37)により固定される 
1本のボルトとを含む。補強材(5)は穴(8g)を形
成された端部(38)を有し、穴(39)は2枚の鋼板
の間でボルトをゆるく受承して、補強材が垂直平面内で
枢動自在になるようにする。代表的なボルトは長さ21
n(51mm) 、外径5781n(113mm)で、
ナツトを締めた時に鋼板が補強材を把握することができ
ないように充分に長い軸部を有するであろう。水中構造
物に適した補強材は、真水にはメッキされた70X  
6a+mの、また海水にはメッキされない70X  8
mmの、高張力鋼の帯板である。帯板は、その長さの大
部分が偏平面を水平にして横たわり、ボルト穴(89)
の近辺では偏平面を垂直にしているので90″ねじられ
ることになる。ねじり(40)の長さは代表的には1.
0〜1.5mであろう。
第12図および第15図は、2個の隣接する案内部材(
11)を水面で隔置するため、および補強材を選択的に
水上で保持するための一つの可能な配置を示す。この配
置は、上面に上方ビーム(42)を担持するスペーサ・
ビーム(41)を有し、少なくとも下方のビーム、そし
て望ましくは両ビーム共、例えば堅木で作られて浮ぶよ
うにされている。両方のビーム共に、例えばアルミニウ
ムで形成された垂直方向に延在するガイドチューブ(4
3)の形をとる複数の隔置された保持要素が設けられ、
各チューブはそれぞれの補強材(5)を保持するように
作用し、補強材の挿入を助けまたチューブ端での混乱を
防ぐためにチューブの両端が外方に拡げられている。ビ
ームの浮力を高めるために発砲スチロールの板をガイド
チューブに付着させることもできる。スペーサ・ビーム
(41)は上方列の補強材の自由端を保持するのに対し
、上方ビーム(42)は下方列の補強材の自由端を保持
する。スペーサ・ビーム(41)はその両端で隣合せの
案内部材(11)に係合してそれらを水面で隔置維持す
るようにされ、いっぽう上方ビーム(42)は単に下方
列の補強材の保持装置としてだけのために与えられる。
スペーサ・ビーム(41)案内部材の係合はビームの両
端に固定された板(45)に取付けられた1対の平行な
板(44)によって行われる。第14図に示すように、
各対の板(44)は11型材に案内部材(11)のフラ
ンジの両端に係合する。スペーサ・ビームの上面に l
対の孔が設けられ、各々が上方ビーム(42)の対応す
る、下方に突出する鋼ビン(47)を受承するパイプ・
スリーブ(46)で内張すされている。スペーサ・ビー
ム(41)の上面にはまた1対の鋼製ブラケット(48
)が取付けられていて、スブレッダービーム(49)を
ブラケットの下側に係合させてスペーサ・ビーム(41
)を持上げることができるようにする。
上方ビーム(42)を個別に持上げることができるよう
に上方ビームにもブラケット(図示せず)が設けれる。
スプレッダ−ビーム(49)はベース・ユニットおよび
建設ユニットを担持する吊上げ部材(58)を支持する
のにも使用される。
第16図は、構造物のフェーシングを裏込めするために
一つの可能な配置を図解する。鋼フレーム(50)は垂
直壁(52)により分割されて上部および下部が平行す
る隔室(51)の網目構造を含む。フェーシングの背面
にもっとも近くに来るべき 2個の隔室(53)は全面
が開放していて、裏込めをフェーシングに密着するまで
敷設することができるようにする。フレーム(50)は
2本の直立鋼チューブ部材(54)を含み、該部材はフ
レームがフェーシングの基部にある時でも水の外に延在
するのに充分な長さを有する。直立チューブ(54)の
上端には吊上げガーダ−(55)がまたがっている。フ
レーム(50)の隔室に対応する隔室を有する浮遊グリ
ッド(56)が、直立チューブ(54)を受承するグリ
ッド内の 1対の窓(57)によって、水面上でフレー
ム(50)の真上に来るように配置される。
特に第17図、第18図および第19図を参照して水中
の安定土石構造物を建設する、望ましい方法を以下に記
載する。浚渫船を用いて存在する海床、湖床、河床等の
約1.5m下方にみぞ(6)を掘削し、厚さ 0.5m
の砂利床(7)を溝の中にできるだけ平らに敷設する(
第 1図参照)。構造物の一端にてフ二−シングφパネ
ルを支持すべき最初のベース・ユニット(2)に砂利床
の勾配により決まる量のコンクリートを満たし真水をそ
の上に張る。案内部材(11)がベース・ユニットの両
端に取付けられ、ベース・ユニットは吊上げアンカー(
23)が係合する吊下げ要素(58)によって水中にお
ろされる。ベース・ユニットが据付けられた時にアンカ
ーから吊下げ要素を解放するためにたるみライン(59
)がある。吊下げ要素はベース・ユニット吊上げビーム
(85)に連結される。ベース・ユニットにブイをライ
ンにより取付けて水面上で案内部材を確実に整合させる
こともできるであろう。現場が傾斜地であれば、ベース
・ユニットへの案内部位の枢動連結つが案内部材を°垂
直位置に調整することを可能にする。第17図は1個だ
けの案内部材(11)を支持するあとのベース・ユニッ
ト(2)が既に定位置にある案内部材の上におろされよ
うとしているところを示す。列全部のベース・ユニット
が敷設されるまで、後続のベース・ユニットが建設の方
向に据付けられる。各ユニットは第17図に示すように
各々が一端に1個の案内部材(11)のみを担持するこ
とを除けば同様な方法でおろされる。
1列のベース・ユニットが建設の方向に据付けられ終っ
た時、第18図に示すように、最上部近く、例えば10
0 mm以内までユニットに砂利を裏込めする。つぎに
最初のベース・ユニット(2)上に配置すべき最初の建
設ユニット(3)を組立部署、例えば作業船上で、フェ
ーシング・パネル(4)に2列の調性補強帯板(5)を
枢動自在に取付けて、組立てる。この段階で、パネルは
その前面を下にして横たえられ、帯板はその自由端をそ
れぞれのガイド・チューブ(43)に挿入し得る場所ま
で水平方向に延在する。そのフェーシング・パネルを受
承すべき 2個の案内部Hの間から該当するスペーサ・
ビーム(41)が取外されて、そのスペーサ・ビームの
ガイド・チューブに上方列の帯板を挿入し得るようにし
、同時に下方列の帯板を上方ビーム(42)のガイドチ
ューブに通す。スプレッダ−・ビーム(49) (第1
3図および第15図)を吊下げ要素(58)によりフェ
ーシング・パネルに取付け、スペーサ・ビーム(41)
のブラケット(48)の下側に係合させる。
次に例えばクレーンによりそれを上方に持上げる。
パネルは直立位置向けて立上り、吊下げ要素の長さによ
り決まる距離だけスペーサ・ビームから垂直方向に離れ
る。ついで、補強帯板はパネルからそれぞれのガイドチ
ューブを通って・延在する。
最初のベース・ユニットの中に裏込め材が入っていない
ことを確認した後、フェーシング・パネルを案内部材の
間におろし、スペーサ・ビームの平行な板(44)が案
内部材上に案内される。スプレッダ−・ビームが水面下
におろされると直ぐに、スペーサ・ビームはスプレッダ
−・ビームからばすれる。すなわち、スペーサ・ビーム
(41)および上方ビーム(42)はピン(47)によ
り連結されて浮遊したまま残る。スペーサ・ビームのガ
イドチューブ(43)は」二方ビームのガイド・チュー
ブに対して横方向にずれており、またより深い所まで水
中に延在して、チューブが保持する補強帯板がフェーシ
ング・パネルに取付けられる箇所が低いことを補償する
フェーシング・パネルがベース・ユニットに配置された
とき、吊下げ要素はたるみラインによって外される。
建設ユニットを据付ける工程は該ユニットの最初の列が
設置されるまで建設の方向に継続される。
つぎに全てのパネルに同じ方向に前記の方法の一つを用
いて、補強帯板の下方の高さまで裏込めされる。裏込め
の間、補強帯板は直立位置にとどまる。つぎにスプレッ
ダ−・ビームを用いて最初の建設ユニットに連合する上
方ビームを、ブラケットにより案内部材から離れるよう
に持上げ、スペーサ・ビームは浮遊させたまま残して上
方補強帯板を保持させる。第19図に示すように、上方
ビームはフェーシングから離され、下方の帯板がその取
付部の回りに枢動して裏込めの方に動き、最後に帯板が
ガイドチューブから完全に滑り出て裏込めの上の位置に
落下するようにする。全ての下方帯板について、上方ビ
ームの取外し工程を繰返し、つぎに上方帯板の高さまで
フェーシングに裏込めする。最初の建設ユニットに連合
するスペーサ・ビームにスプレッダ−・ビームを結合し
て、上方ビームを取外した時と同じようにして、スペー
サ・ビームを案内部材から離れるように持上げてフェー
シングから離し、それにより上方帯板を裏込めの方に枢
動させ最終的に裏込めの上に落下させる。
ついで第2の列のフェーシング・パネルを、第1の列と
同じようにして据付けて裏込めし、水面下の全てのパネ
ルが設置され終るまでこの工程を繰返す。水面より上方
で乾いた状態で据付けられる。以後のパネルは、補強帯
板を取付ける前に、スプレッダ−やビームを用いて設置
することができる。帯板の高さまで裏込めが完了した後
で、従来のやり方で帯板を取付けることができる。最終
列のフェーシング・パネルが据付けられ、安定化が始ま
ったならば、ナイロン・ローブ(85)を解き放して、
チューブ(36)を通してフィルター布袋(34)にグ
ラウトを満たす。つぎに平らな表面を得るためにフィラ
ー・コンクリートのビーム(13)を打つ。ブレカスト
の笠石ユニット(12)を据付けてその後方の水平脚部
から補強材を突き出させ、安定化した土石の上方に追加
の平板を打てるようにする。
この建設方法は高さ約5mまでの構造物に特に適してい
る。より高い壁が必要な、より深い水中では海床よりも
上方に、いま一つの構造物、例えば前述のように鋼ケー
ジに固定された水平の調性補強材を取付けておろされる
フェーシング・パネルを含む、安定化された土石構造物
の上にベース・ユニットの列を据付けることができる。
鋼ケージに、固定されたほぼ水平の補強材を用いる、上
記のような建設法は実際に、建設される壁の全体高さが
比較的長い補強材を必要とする、より深い水中での構造
物に特に適している。この方法に適した建設ユニット(
131)の第2の実施例が第 1の実施例と異なる主な
点はフェーシング・パネル(62)への補強帯板(5〉
の取付は方である。第20図および第21図に細部を示
すユニットはベース・ユニット上に載る第 1列の建設
ユニットに用いることもできる実例である。フェーシン
グ・パネル(θ2)の背後にパネルの背面から隔置され
て5本の垂直パイプ(90)が固定され、各パイプは3
対の水平取付は板(83)を滑動自在に支持する。各取
付は板はパイプの後方に垂直孔を存し、各対の孔は整合
して 1本のボルトを受承し、該ボルトが対の板の間に
それぞれの補強帯板(5)を保持する。パネルへの帯板
の滑動自在の取付けは裏込めの沈降に順応することを可
能にする。
裏込めの沈降に順応する取付けの代替形式は、第1の実
施例に似て、フェーシング・パネルに鋳込まれてパネル
の後面から突き出ている 1対の垂直で平行な鋼板を含
む。しかし、孔を形成される代わりに、板には各々垂直
方向に延在する切欠きが形成され、補強帯板を取付ける
ボルトがその切欠きを通って延在する。ボルトは垂直方
向に滑動自在になるようにゆる(切欠きにはめ合わされ
、いっぽう切欠きのほぼ残りの部分に圧縮性材料が満た
されている。この配置により、補強帯板(5)がフェー
シング・パネルに取付けられている箇所で下方移動し得
ることにより未知の裏込めの沈降に順応することができ
る。
第20図に示す第1例のフェーシング・パネル(82)
は両端にエタフォーム(etha[’oam)その他の
適当な材料の成形ブロック(θ4)を含んでいて、パネ
ルをおろすべきベース・ユニットに設けられた細長いボ
ックス内にパネルを設置する助けとする。
第23図は第2列以後の建設ユニット(65)の第3の
実施例をおろす手順を図解するが、このユニットはフェ
ーシング・パネル(86)に垂直パイプ装置により取付
けられた4列の補強帯板(5)を含む(見易くするため
に各列の内方の補強材は省略されている)。
補強帯板の長手にそって、フェーシング・パネルから隔
置されて各帯板を水平位置に支持するケージ(67)が
設けられる。この実施例によれば、ケージは15 am
の鉄筋用鋼棒から形成され、この棒をほぼ倒立「U」形
に曲げて成る4個の横方向に隔置される垂直部材(6B
)を含む。補強材を定位置で支持する 1対の下方横部
材(69)と補強材を高位置で支持する 1対の上方横
部材(70)により前記垂直部位(68)が連結されて
いる。下方横部材(69)は隣合せの下方の2列の補強
材のための支持を与える。
補強材の配置のより詳細について第22図を参照すると
、同じ垂直パイプ(90)に取付けられた隣合せの列の
補強材は平面図で見ると相互に拡がっており、そのため
パネルに取付けられる補強材の有る与えられた数に対し
て使用すべき垂直パイプの数を少なくすることができる
。補強材はこのように拡がっているので、ケージ(67
)によって支持される高さは一つだけでよく、従って第
21図に示すように正面図では収斂する。第2および以
後の列に使用される第3の実施例の配置は同様であり、
第23図に示すように4列の補強材が2つの高さに支持
されている。
ケージ(67)をおろす間にケージを担持するのにハン
ガー・パイプ(hager pipe)が用いられる。
図示のようにハンガー・パイプは2個の隣合わせの垂直
部材(68)の頂点の下側にはまり込み、垂直部材を保
持する助けとなる 1対のくぼみを上面に含むことがで
きる。ハンガー・パイプ(72)自体は吊下げ要素(7
3)によって支持されるが、その連結点は偏心している
ので、おろした時にハンガー・パイプは垂直方向にかし
いでケージの領域から取出すことができる。フェーシン
グ−パネルのアンカー (7B)に連結される別の吊下
げ要素(75)をも担持する吊上げ治具(74)に吊下
げ要素(73)が連結される。それ自体が例えばクレー
ンに担持れる吊」二げ治具(74)はフェーシング・パ
ネルとハンガー・パイプの共通の支持を与えるので、降
下中に補強帯板がほぼ水平に配置させるように吊下げ要
素(73゜75)の長さを選ぶことが可能である。各垂
直部材の2つの下端部(71)は補強材を水平位置に支
持するために必要に応じて、存在する地盤または裏込め
の面に截るか、または貫通する。
第2および第3の建設ユニットの実施例を用いて水中に
安定した土石構造物を建設する方法は第1の実施例に関
連して既に述べた方法と同様であるが、以下の点が異な
る。ベース・ユニット(2)を据付けて裏込めした後、
フェーシング・パネル(62)に3列の補強帯板(5)
を取付けて建設ユニツ) (81)を組立て、つぎに該
ユニットを補強帯板を支持するためのケージ(67)と
共に吊上げる治具から吊下げる。つぎに帯板をほぼ水平
位置に支持したまま水中に全体組立体をおろし、最後に
ケージ(B7)の脚(71)を裏込めに係合させる。吊
下げ要素(75)をフェーシング・ユニットから外し、
ハンガー・パイプ(72)が垂直方向にかしぐように降
下を続けてパイプ(72)をケージから外す。よってフ
ェーシング・ユニットはコンクリートのレベリング・バ
ッド(10)の上に残され、取付けられた補強帯板は水
平に支持される。より長い補強帯板が必要な深い水中で
は、帯板の長手にそって隔置された2個以上の支持ケー
ジ(67)を用いることができるであろう。つぎに望ま
しくは前記の浮遊グリッドをガイドとして用い、また望
ましくは最初にケージ上に、ついで帯板の残り部分上に
裏込め材を落とすことにより、フェーシング−ユニット
に裏込めする。このようにして2列の補強帯板共に1時
に裏込めされ、第21図に示すような上方の補強材まで
裏込めが行われる。裏込めの高さは電子的または機械的
な触診によって点検される。第1列の建設ユニット(6
1)が据付けられ、裏込めされたなら、第2列の建設ユ
ニットが据付けられ、所要の高さの構造物が得られるま
で、この工程が繰返される。
【図面の簡単な説明】
第1図は水中に建設される安定土石構造物の代表的断面
図 第2図は該構造物の代表的正面図 第3図は該構造物のベース・ユニットの平面図 第4図は第3図にベース・ユニットの断面図第5図は案
内部材が支持される、ベース・ユニットの一端の水平断
面図 第5a図は第5図の案内部材の正面図 第6図はベース・ユニットの端面因 業7図は代表的なフェーシング・ユニットの平面図 第8図はフェーシング−ユニットの後面図第9図は案内
部材と 2個の隣接するフェーシング・ユニットの断面
図 第10図は建設ユニットの第1の実施例を形成するフェ
ーシング・ユニットへの取付けを示す細長い補強材の平
面図 第11図は第10図の補強材の正面図 第12図は2列の補強材の保持装置の部分斜視図 m13図は1対の案内部材を隔置するためのスペーサ・
ビームの役目をも果す保持装置の平面図第14図はスペ
ーサ・ビームと案内部材の係合を示す詳細図 第15図は第13図の15−15線にそう断面図第16
図は埋めもどしフレームと浮遊グリッドの斜視図 第17図はおろされているベース・ユニットを示す斜視
図 第18図はそれぞれのベース・ユニット上に配置された
第1列の2個の建設ユニットとおろされツツある第3の
ユニットを示す斜視図 第19図は建設順序のあとの方の段階を示す斜視図 第20図は第1列の建設ユニットの第2の実施例の後面
図 第21図は第20図のユニットの全体垂直断面図第22
図は第20図のユニットの平面図第23図は第2列以後
の建設ユニットの第3の実施例の降下中の斜視図である
。 ■・・・土石構造物  2・・・ベース・ユニット3・
・・建設ユニット 4・・・フェーシング−ユニット(パネル)5・・・補
強材  10・・・レベリング・パッド11・・・案内
部材  18・・・ボックス  34・・・袋図面の浄
書C内容に変更なし) FIG、 76゜ FIG、77 FIG、 23゜ 手続補正書 昭和62年 3月13日

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水中に安定した土石構造物を建設する方法であっ
    て:ベース・ユニットを水中の現場におろすこと; 土石を安定させるために少なくとも1個の細長い可撓補
    強材が取付けられるフェーシング・ユニット(faci
    ng unit)を前記ベース・ユニットの直ぐ上の位
    置におろし、その降下中に前記ベース・ユニットに連結
    された少なくとも1個の案内部材によって前記フェーシ
    ング・ユニットが案内されることと; 前記補強材を覆うように前記ベース・ユニットおよび前
    記フェーシング・ユニットに裏込めすること;を含み: 前記ベース・ユニットが細長いボックスを含み、支持材
    料が前記細長いボックス内に導入されて、下縁を水平に
    して前記フェーシング・ユニットを支持する装置を与え
    、前記案内部材は実質的に剛性を有し、該剛性を有する
    案内部材が垂直位置に調整自在となるように前記細長い
    ボックスに連結されていること:を特徴とする方法。
  2. (2)前記支持材料は前記細長いボックスが現場に据付
    けられるまでは流動性を保つコンクリートであるので、
    該コンクリートが硬化した時、前記フェーシング・ユニ
    ットをおろした際に支持する水平パッドを与えるように
    なることを特徴とする、特許請求の範囲第(1)項に記
    載の方法。
  3. (3)複数の前記細長いボックスがおろされてその列を
    形成し、隣合せの前記ボックスの間および前記列の両端
    にそれぞれ1個の前記案内部材を有すること、および前
    記フェーシング・ユニットが前記案内部材の間におろさ
    れてその列を形成することを特徴とする特許請求の範囲
    第(1)項または第(2)項に記載の方法。
  4. (4)前記各案内部材に、垂直方向に延在する袋が設け
    られ、該袋の中に密封材が導入されて隣接するフェーシ
    ング・ユニットの間のシールを形成することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第(3)項に記載の方法。
  5. (5)裏込めの未知の沈降に順応するように前記フェー
    シング・ユニットに対して前記補強材の限定的な下降運
    動を可能にする装置により、前記補強材が前記フェーシ
    ング・ユニットに取付けられていることを特徴とする、
    特許請求の範囲第(1)項乃至第(4)項の任意の項に
    記載の方法。
  6. (6)前記フェーシング・ユニットの後側に垂直に延在
    する細長い部材に複数の垂直方向に隔置された補強材が
    取付けられることを特徴とする、特許請求の範囲第(5
    )項に記載の方法。
  7. (7)前記フェーシング・ユニットをおろしている間お
    よびその後も前記補強材をほぼ水平に支持するように、
    前記補強材がその長手にそってそれぞれのフェーシング
    ・ユニットから隔置された位置に配設される装置により
    支持されることを特徴とする、特許請求の範囲第(1)
    項乃至第(6)項の任意の項に記載の方法。
  8. (8)前記補強材支持装置が前記フェーシング・ユニッ
    トの後側の細長い部材上に垂直方向に隔置された2個の
    補強材を同じ高さに支持し、これら補強材は支持される
    箇所では横方向に隔置されることを特徴とする、特許請
    求の範囲第(6)項および第(7)項に記載の方法。
  9. (9)少なくとも部分的に水中に在る安定した土石構造
    物であつて: 水中のベース・ユニットがフェーシング・ユニットを支
    持し、該フェーシング・ユニットの背後の土石を安定さ
    れるために少なくとも1個の細長い補強材が前記フェー
    シング・ユニットに取付けられ、前記フェーシング・ユ
    ニットのための少なくとも1個の案内部材が前記ベース
    ・ユニットに連結されており; 前記フェーシング・ユニットの下縁を水平に支持する支
    持材料を含む細長いボックスを前記ベース・ユニットが
    有し、前記案内部材は実質的に剛性を有し前記細長いボ
    ックスに対して垂直位置に調整されること:を特徴とす
    る構造物。
  10. (10)フェーシング・ユニットのための案内部材が連
    結された、水中の安定した土石構造物のためのベース・
    ユニットであって; フェーシング・ユニットを支持する支持材料を含む細長
    いボックスを前記ベース・ユニットが有し、前記案内部
    材は実質的に剛性を有し、前記案内部材は向きが調整さ
    れるように前記細長いボックスに連結されていること;
    を特徴とするベース・ユニット。
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