JPS62248594A - ガスシールドアーク溶接ワイヤ - Google Patents
ガスシールドアーク溶接ワイヤInfo
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- JPS62248594A JPS62248594A JP9301686A JP9301686A JPS62248594A JP S62248594 A JPS62248594 A JP S62248594A JP 9301686 A JP9301686 A JP 9301686A JP 9301686 A JP9301686 A JP 9301686A JP S62248594 A JPS62248594 A JP S62248594A
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Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Nonmetallic Welding Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、とくに亜鉛めっき系鋼板のガスシールドア
ーク溶接に使用するのに適したガスシールドアーク溶接
ワイヤに関するものである。
ーク溶接に使用するのに適したガスシールドアーク溶接
ワイヤに関するものである。
ε従来の技術)
ガスシールドアーク溶接には、非消耗電極を用いるいわ
ゆるTIG溶接法や、消耗電極を用いるいわゆるMIG
溶接法などがあり、各種機械構造物等の幅広い分野にお
いて適用されている(例えば、r金属便覧j改訂4版
第1548頁〜第1554頁 昭和57年12月20日
丸善株式%式%) 例えば、自動車外板の溶接に際してもガスシールドアー
ク溶接が用いられているが、このような自動車外板にお
いては、その防錆性を改善するために、近年、亜鉛めっ
き系鋼板が多く採用されるようになってきている。
ゆるTIG溶接法や、消耗電極を用いるいわゆるMIG
溶接法などがあり、各種機械構造物等の幅広い分野にお
いて適用されている(例えば、r金属便覧j改訂4版
第1548頁〜第1554頁 昭和57年12月20日
丸善株式%式%) 例えば、自動車外板の溶接に際してもガスシールドアー
ク溶接が用いられているが、このような自動車外板にお
いては、その防錆性を改善するために、近年、亜鉛めっ
き系鋼板が多く採用されるようになってきている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、亜鉛めっき系鋼板のアーク溶接を行う場合に
は、亜鉛蒸気によるものと考えられるブローホール(気
孔)が発生しやすく、健全な溶接部が得られないことが
ある。そこで、このような不具合の発生を防止するため
に、 ■溶接部近傍の亜鉛めっき被膜をあらかじめ除去してお
く。
は、亜鉛蒸気によるものと考えられるブローホール(気
孔)が発生しやすく、健全な溶接部が得られないことが
ある。そこで、このような不具合の発生を防止するため
に、 ■溶接部近傍の亜鉛めっき被膜をあらかじめ除去してお
く。
■すみ肉溶接のコーナ一部における溶込みを少なくして
2層溶接を行う。
2層溶接を行う。
などの対策が施されているが、いずれも生産効率の低下
を招き、また■の対策では健全な溶接部が得られないこ
とがあるという問題点があった。
を招き、また■の対策では健全な溶接部が得られないこ
とがあるという問題点があった。
(発明の目的)
この発明は、上述した従来の問題点に着目してなされた
もので、とくに亜鉛めっき系鋼板のアーク溶接を行うに
際して、あらかじめ溶接部近傍の亜鉛めっき被膜を除去
したり、コーナ一部の溶込み量を少なくしたりしなくと
も、健全な溶接部を得ることができるようにする、ガス
シールドアーク溶接ワイヤを提供することを目的として
いるものである。
もので、とくに亜鉛めっき系鋼板のアーク溶接を行うに
際して、あらかじめ溶接部近傍の亜鉛めっき被膜を除去
したり、コーナ一部の溶込み量を少なくしたりしなくと
も、健全な溶接部を得ることができるようにする、ガス
シールドアーク溶接ワイヤを提供することを目的として
いるものである。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
この発明によるガスシールドアーク溶接ワイヤは、重量
%で、C:0.15%以下、Si:0.2〜1.5%、
Mn:0.5〜3.0%、P:0.040%以下、S
:0.040%以下、(Zn+Cu+Ajl):0.2
〜2.0%、および必要に応じてTi:0.30%以下
より望ましくは0.005〜0.30%以下、B:0.
010%以下より望ましくはo、ooos〜0.010
%のうちの1種または2種、同じく必要に応じて(Sb
+Te+TjL+Pb+Bi):0.01〜0.20%
を含み、残部が実質的にFeからなることを特徴として
いるものである。
%で、C:0.15%以下、Si:0.2〜1.5%、
Mn:0.5〜3.0%、P:0.040%以下、S
:0.040%以下、(Zn+Cu+Ajl):0.2
〜2.0%、および必要に応じてTi:0.30%以下
より望ましくは0.005〜0.30%以下、B:0.
010%以下より望ましくはo、ooos〜0.010
%のうちの1種または2種、同じく必要に応じて(Sb
+Te+TjL+Pb+Bi):0.01〜0.20%
を含み、残部が実質的にFeからなることを特徴として
いるものである。
この発明によるガスシードアーク溶接ワイヤは、上記の
成分組成とすることによって、とくに亜鉛めっき系鋼板
のアーク溶接に際して何んち前処理を行うことなく健全
な溶接部が得られるようにしたものであるが、以下にそ
の成分範囲(重量%)の限定理由について説明する。
成分組成とすることによって、とくに亜鉛めっき系鋼板
のアーク溶接に際して何んち前処理を行うことなく健全
な溶接部が得られるようにしたものであるが、以下にそ
の成分範囲(重量%)の限定理由について説明する。
C:0.15%以下
Cは溶接部の強度を確保するのに有効な元素であるが、
多すぎると溶接部の強度および硬さが増大しすぎて靭性
が低下するので、0.15%以下とした。
多すぎると溶接部の強度および硬さが増大しすぎて靭性
が低下するので、0.15%以下とした。
Si:0.2〜1.5%
Siは溶接部の脱酸を行って清浄度を高め、溶接部の機
械的特性を向上させるのに有効な元素であり、このよう
な効果を得るために0.2%以上とした。しかし、多す
ぎると強度が過大となり、溶接部の靭性が低下するので
1.5%以下とした。
械的特性を向上させるのに有効な元素であり、このよう
な効果を得るために0.2%以上とした。しかし、多す
ぎると強度が過大となり、溶接部の靭性が低下するので
1.5%以下とした。
Mn:0.5〜3.0%
Mnは溶接部の脱酸および脱硫を行って清浄度を高め、
溶接部の機械的特性を向上させるのに有効な元素であり
、このような効果を得るために0.5%以上とした。し
かし、多すぎると強度および硬さが過大となり、溶接部
の靭性が低下するので3.0%以下とした。
溶接部の機械的特性を向上させるのに有効な元素であり
、このような効果を得るために0.5%以上とした。し
かし、多すぎると強度および硬さが過大となり、溶接部
の靭性が低下するので3.0%以下とした。
P:0.040%以下
P含有量が多すぎるとスラグ剥離性やビード外観を悪化
させ、溶接作業性を低下させるので、0.040%以下
に規制する必要がある。
させ、溶接作業性を低下させるので、0.040%以下
に規制する必要がある。
S : 0.040%以下
S含有量が多すぎると溶接作業性を低下させるので、0
.040%以下に規制する必要がある。
.040%以下に規制する必要がある。
Zn+Cu+Ajl : 0.2〜2.0%Cu、Ai
はZnの固溶限が大きい元素であり、ワイヤ中にZn、
Cu、Anのうちの1種または2種以上を含有させるこ
とによって、とくに亜鉛めっき系鋼板表面のZnによる
ブローホール(気孔)の発生を防止することができるよ
うになる。そして、このような効果を得るためには、Z
n、Cu、Aiの1種または2種以上を合計で0.2%
含有させる必要がある。しかし、Zn。
はZnの固溶限が大きい元素であり、ワイヤ中にZn、
Cu、Anのうちの1種または2種以上を含有させるこ
とによって、とくに亜鉛めっき系鋼板表面のZnによる
ブローホール(気孔)の発生を防止することができるよ
うになる。そして、このような効果を得るためには、Z
n、Cu、Aiの1種または2種以上を合計で0.2%
含有させる必要がある。しかし、Zn。
Cu、AJIの含有量が多すぎると溶接部の機械的性質
が低下し、割れを発生しやすくなるので、これらの合計
が2.0%以下となるようにすることが必要である。
が低下し、割れを発生しやすくなるので、これらの合計
が2.0%以下となるようにすることが必要である。
Ti:0.30%以下、B:0.010%以下のうちの
1種または2種 Ti 、Bはいずれも溶接部の靭性を向上させるのに有
効な元素であり、Tiは溶接金属の結晶粒を微細化して
溶接部の靭性を向上させ、Bは溶接金属の結晶粒界を強
化して溶接部の靭性を向上させるので、より望ましくは
Tiは0.005%以上、Bは0.0005%以上含有
させるのもよい、しかし、多すぎるとかえって靭性を低
下させるので、含有させるとしても、Tiは0.30%
以下、Bはo、oto%以下とする必要がある。
1種または2種 Ti 、Bはいずれも溶接部の靭性を向上させるのに有
効な元素であり、Tiは溶接金属の結晶粒を微細化して
溶接部の靭性を向上させ、Bは溶接金属の結晶粒界を強
化して溶接部の靭性を向上させるので、より望ましくは
Tiは0.005%以上、Bは0.0005%以上含有
させるのもよい、しかし、多すぎるとかえって靭性を低
下させるので、含有させるとしても、Tiは0.30%
以下、Bはo、oto%以下とする必要がある。
Sb+Te+Ti+Pb+Bi :0.01〜0.20
% 上記のように、Si、Mnは脱酸作用を有する元素であ
るが、この脱酸反応によってSiO2。
% 上記のように、Si、Mnは脱酸作用を有する元素であ
るが、この脱酸反応によってSiO2。
MnOが形成されると、これらがスラグとして浮上する
ため溶接部の表面における塗装性が低下することもあり
うる。そこで、このような場合に、Sb、Te、TJL
、Pb、Biのうちの1種または2種以上を添加すると
、スラグの剥離性が良好となり、その後の溶接部表面で
の塗装性を向上させることができるようになる。このよ
うなスラグ剥離性向上の効果を得るためには、Sb、T
e。
ため溶接部の表面における塗装性が低下することもあり
うる。そこで、このような場合に、Sb、Te、TJL
、Pb、Biのうちの1種または2種以上を添加すると
、スラグの剥離性が良好となり、その後の溶接部表面で
の塗装性を向上させることができるようになる。このよ
うなスラグ剥離性向上の効果を得るためには、Sb、T
e。
Tjl、Pb、Biのうちの1種または2種以上を合計
で0.01%以上含有させることが必要である。しかし
、多量に添加すると溶接部の靭性を低下するので、含有
させるとしてもこれらの合計で0.20%以下とする必
要がある。
で0.01%以上含有させることが必要である。しかし
、多量に添加すると溶接部の靭性を低下するので、含有
させるとしてもこれらの合計で0.20%以下とする必
要がある。
(実施例)
第1表に示す組成の溶接ワイヤ(ワイヤ径:1.2mm
)を製造したのち、第2表ならびに第1図(L) (
b)および第2図に示す要領でガスシールドアーク溶接
を行い、溶接時のアーク安定性、スパッタおよびヒユー
ムの発生状況、スラグ剥離性、ビード外観を観察するこ
とにより溶接作業性を評価すると共に、溶接金属中のピ
ット発生数およびブローホール発生数ならびに溶接割れ
の有無を調べた。これらの結果を同じく第1表に示す。
)を製造したのち、第2表ならびに第1図(L) (
b)および第2図に示す要領でガスシールドアーク溶接
を行い、溶接時のアーク安定性、スパッタおよびヒユー
ムの発生状況、スラグ剥離性、ビード外観を観察するこ
とにより溶接作業性を評価すると共に、溶接金属中のピ
ット発生数およびブローホール発生数ならびに溶接割れ
の有無を調べた。これらの結果を同じく第1表に示す。
なお、第1図(L) (b)は、暢(W)が150mm
、長さくH)が500mm、厚さく1)が2.3mmの
二枚の亜鉛めっき系鋼板1.2を寸法L(=30mm)
だけずらした状態を示し、第2図に示すように、溶接ト
ーチ3に第1表に示した各成分組成の溶接ワイヤ4をそ
れぞれセットしてガスシールドアーク溶接を行った。
、長さくH)が500mm、厚さく1)が2.3mmの
二枚の亜鉛めっき系鋼板1.2を寸法L(=30mm)
だけずらした状態を示し、第2図に示すように、溶接ト
ーチ3に第1表に示した各成分組成の溶接ワイヤ4をそ
れぞれセットしてガスシールドアーク溶接を行った。
第 2 表
第1表に示すように、Zn、Cu、Aiを含まない比較
例2.4の溶接ワイヤおよびこれを含んでいても少なす
ぎる比較例1の溶接ワイヤを用いた場合には、ビットお
よびブローホールの発生数がかなり多いことが明らかで
ある。また、Zn。
例2.4の溶接ワイヤおよびこれを含んでいても少なす
ぎる比較例1の溶接ワイヤを用いた場合には、ビットお
よびブローホールの発生数がかなり多いことが明らかで
ある。また、Zn。
Cu、Al量が多すぎる比較例3の溶接ワイヤを用いた
場合には、ビットおよびブローホールの発生はないもの
のスラグ剥離性およびビード外観が悪く、また割れも多
く発生するという好ましくない結果となった。
場合には、ビットおよびブローホールの発生はないもの
のスラグ剥離性およびビード外観が悪く、また割れも多
く発生するという好ましくない結果となった。
これに対して、この発明の成分組成を満足する発明例5
〜11の溶接ワイヤを用いた場合には、溶接作業性が良
く、ビット発生およびブローホール発生がみられないと
ともに、溶接部の割れも無く、非常に良好な結果を得る
ことができた。
〜11の溶接ワイヤを用いた場合には、溶接作業性が良
く、ビット発生およびブローホール発生がみられないと
ともに、溶接部の割れも無く、非常に良好な結果を得る
ことができた。
[発明の効果]
以上説明してきたように、この発明によるガスシールド
アーク溶接ワイヤは、重量%で、C:0.15%以下、
Si:0.2〜1.5%、Mn:0.5〜3.0%、P
:0.040%以下、S: 0.040%以下、(Z
n+Cu+AJL) :0.2〜2.0%、および必要
に応じてTi:0.30%以下、B:0.010%以下
のうちの1種または2種、同じく必要に応じて(sb+
Te+T1+Pb+Bi):0.01〜0.20%、残
部が実質的にFeからなるものであるから、とくに防錆
性に優れた夏鉛めっき系鋼板の溶接に使用したときでも
溶接部にビットやブローホールが発生するのを防ぐこと
が可能であり、健全な溶接部を形成させることができる
ため、溶接に先立って溶接部近傍の亜鉛めっき被膜を除
去したり、2層溶接を行ったりする必要がなくなり、溶
接作業性を著しく向上させることが可能であり、例えば
近年採用が増加している自動車外板用亜鉛めっき系鋼板
の溶接に著しく適したものであるという非常に優れた効
果がもたらされる。
アーク溶接ワイヤは、重量%で、C:0.15%以下、
Si:0.2〜1.5%、Mn:0.5〜3.0%、P
:0.040%以下、S: 0.040%以下、(Z
n+Cu+AJL) :0.2〜2.0%、および必要
に応じてTi:0.30%以下、B:0.010%以下
のうちの1種または2種、同じく必要に応じて(sb+
Te+T1+Pb+Bi):0.01〜0.20%、残
部が実質的にFeからなるものであるから、とくに防錆
性に優れた夏鉛めっき系鋼板の溶接に使用したときでも
溶接部にビットやブローホールが発生するのを防ぐこと
が可能であり、健全な溶接部を形成させることができる
ため、溶接に先立って溶接部近傍の亜鉛めっき被膜を除
去したり、2層溶接を行ったりする必要がなくなり、溶
接作業性を著しく向上させることが可能であり、例えば
近年採用が増加している自動車外板用亜鉛めっき系鋼板
の溶接に著しく適したものであるという非常に優れた効
果がもたらされる。
第1図(L) (b)はこの発明の実施例において使
用した亜鉛めっき系鋼板の重ね要領を示す各々平面説明
図および側面説明図、第2図は溶接トーチを用いた溶接
要領を示す拡大説明図である。 1.2・・・亜鉛めっき系鋼板、 3・・・溶接トーチ、 4・・・溶接ワイヤ。
用した亜鉛めっき系鋼板の重ね要領を示す各々平面説明
図および側面説明図、第2図は溶接トーチを用いた溶接
要領を示す拡大説明図である。 1.2・・・亜鉛めっき系鋼板、 3・・・溶接トーチ、 4・・・溶接ワイヤ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)重量%で、C:0.15%以下、Si:0.2〜
1.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:0.040%
以下、S:0.040%以下、(Zn+Cu+Al):
0.2〜2.0%、残部が実質的にFeからなることを
特徴とするガスシールドアーク溶接ワイヤ。(2)重量
%で、C:0.15%以下、Si:0.2〜1.5%、
Mn:0.5〜3.0%、P:0.040%以下、S:
0.040%以下、(Zn+Cu+Al):0.2〜2
.0%、およびTi:0.30%以下、B:0.010
%以下のうちの1種または2種、残部が実質的にFeか
らなることを特徴とするガスシールドアーク溶接ワイヤ
。 (3)重量%で、C:0.15%以下、Si:0.2〜
1.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:0.040%
以下、S:0.040%以下、(Zn+Cu+Al):
0.2〜2.0%、および(Sb+Te+Tl+Pb+
Bi):0.01〜0.20%、残部が実質的にFeか
らなることを特徴とするガスシールドアーク溶接ワイヤ
。 (4)重量%で、C:0.15%以下、Si:0.2〜
1.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:0.040%
以下、S:0.040%以下、(Zn+Cu+Al):
0.2〜2.0%、およびTi:0.30%以下、B:
0.010%以下のうちの1種または2種、さらに(S
b+Te+Tl+Pb+Bi):0.01〜0.20%
、残部が実質的にFeからなることを特徴とするガスシ
ールドアーク溶接ワイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9301686A JPS62248594A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | ガスシールドアーク溶接ワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9301686A JPS62248594A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | ガスシールドアーク溶接ワイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62248594A true JPS62248594A (ja) | 1987-10-29 |
Family
ID=14070656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9301686A Pending JPS62248594A (ja) | 1986-04-21 | 1986-04-21 | ガスシールドアーク溶接ワイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62248594A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02241691A (ja) * | 1989-03-16 | 1990-09-26 | Kawasaki Steel Corp | 溶接スラグ剥離に優れた溶接ワイヤ |
JPH03297596A (ja) * | 1990-04-17 | 1991-12-27 | Kawasaki Steel Corp | 溶接スラグ剥離性に優れた溶接ワイヤ |
JPH04135088A (ja) * | 1990-09-25 | 1992-05-08 | Kobe Steel Ltd | 亜鉛めっき鋼板溶接用ワイヤ及び溶接方法 |
JPH04138893A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-13 | Kawasaki Steel Corp | 薄板亜鉛メッキ鋼板の重ね溶接に用いるガスシールドアーク溶接用ワイヤ |
JPH07164185A (ja) * | 1993-12-10 | 1995-06-27 | Kobe Steel Ltd | ガスシールドアーク溶接用ワイヤ |
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