JPS6224800Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6224800Y2
JPS6224800Y2 JP1980171196U JP17119680U JPS6224800Y2 JP S6224800 Y2 JPS6224800 Y2 JP S6224800Y2 JP 1980171196 U JP1980171196 U JP 1980171196U JP 17119680 U JP17119680 U JP 17119680U JP S6224800 Y2 JPS6224800 Y2 JP S6224800Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blower
boss
rotor
blower rotor
aluminum alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980171196U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5792899U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980171196U priority Critical patent/JPS6224800Y2/ja
Publication of JPS5792899U publication Critical patent/JPS5792899U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6224800Y2 publication Critical patent/JPS6224800Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は渦流ブロワの構造に係るもので、特に
アルミニウム合金鋳物製のブロワロータに鋳込ん
だ鉄製のボスの形状の改良に関するものである。
一般に翼を有するアルミニウム合金鋳物製ブロ
ワロータを備えた渦流ブロワにおいては、鉄製の
モートル軸とアルミニウム合金鋳物製のロータを
嵌合させて渦流ブロワを運転し続けると、アルミ
ニウム合金鋳物の強度不足による嵌合部の変形
で、やがてモートル軸とロータとの間に間隙を生
じ、異常音等の原因となる。この為、従来、渦流
ブロワにおいては、鉄製の円筒状ボスをアルミニ
ウム合金鋳物製ブロワロータの鋳造時に、同時に
鋳込んでボスとブロワロータを一体ものとして鋳
造し、嵌合部の強度を増していた。ブロワロータ
はモートルによつて回転させるものであるが、前
記渦流ブロワにおいては運転中にブロワロータ本
体とボスとの間の結合力が弱まり、さらにブロワ
ロータ本体とボスとの間に間隙を生じるという現
象が起り、異常音を発生するという問題があつ
た。
本考案はこの問題をボスの形状を変更すること
によつて解決することを目的としたものである。
従来のボスを使用したモートル直結の渦流ブロ
ワの構造断面図を第1図に示す。1はアルミニウ
ム合金鋳物製のブロワロータ本体、2はロータ
翼、3はブロワロータ本体1とロータ翼2とで構
成された空気室、4はケーシング、5はケーシン
グ4に設けられた空気通路、6は吐出通路に内挿
された吸音材、7はブロワカバー、8はモートル
軸9にブロワロータ本体1を取付けるための鉄製
の円筒状ボスである。第2図は第1図に示してあ
るブロワロータ軸部の拡大図で、第3図は第2図
に示してあるボス8を軸方向から見た図である。
前記ブロワロータ本体1とボス8との間に間隙
の生じる要因としては、渦流ブロワの運転による
温度上昇の影響がある。アルミニウム合金鋳物製
ブロワロータ本体1と鉄製ボス8とは熱膨張係数
に差異があり、アルミニウム合金鋳物の方が大で
あるが、従来のブロワロータの軸部形状は第2図
に示す如く熱膨張係数の大きいアルミニウム合金
鋳物製ブロワロータ本体1の内側に熱膨張係数の
小さい鉄製ボス8を鋳込んである為に、温度上昇
によつてブロワロータ本体1及びボス8共に熱膨
張した場合、その境界面には間隙が生じることに
なる。
本考案のボスは前記の要因による間隙が生じな
いような形状としたものである。第4図は本考案
のボスを使用した一実施例であり、ブロワロータ
の軸部拡大図を示してある。10はブロワロータ
本体、11はボスである。第5図は本考案のボス
11の正面図、第6図は第5図のAOBで断面し
た図である。ボス11は円筒に円板状の鍔12を
形成し、前記円板状の鍔12に軸方向に複数個の
穴13をあけた形状となつており、アルミニウム
合金鋳物製ブロワロータ本体10に鉄製ボス11
を鋳込むと、前記鍔12の穴13にアルミニウム
合金鋳物が満たされているブロワロータとなる。
本考案によれば、温度上昇によつてアルミニウ
ム合金鋳物製のブロワロータ本体10及び鉄製ボ
ス11共に熱膨張を起こすが、鍔12にあけた穴
13には熱膨張係数の大きいアルミニウム合金鋳
物が満たされているので、温度上昇によつてさら
に強くかみ合うこととなり、ブロワロータ本体1
0とボス11は全体として間隙によるガタつきが
生じることはなくなる。従つて、本考案のボス1
1を使用すると異常音発生防止に大きな効果があ
る。
なお、温度上昇による異常音発生の実験を行つ
たところ、渦流ブロワ運転中のブロワロータの温
度上昇は通常の使用状態の場合においてはそれほ
ど高くないが、苛酷な使用条件の場合には100℃
以上になり、従来のボス8を使用した渦流ブロワ
ではブロワロータ温度が約60〜100℃で、ブロワ
ロータ本体とボスに間隙が生じ、異常音が発生し
たが、本考案のボス11を使用した場合、ブロワ
ロータ温度が約160〜170℃でも間隙が生じること
はなく、異常音も発生しなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はモートル直結の渦流ブロワの断面図、
第2図は従来の渦流ブロワにおける第1図のロー
タ軸部の拡大断面図、第3図は第2図に示したボ
スの軸方向より見た断面図、第4図は本考案の実
施例にかかるブロワロータ軸部の拡大断面図、第
5図は本考案の実施例にかかるボスの正面図、第
6図は同ボスの側面断面図である。 9……モートル軸、10……ブロワロータ本
体、11……ボス、12……鍔、13……穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アルミニウム合金鋳物製のブロワロータに鋳込
    んだ鉄製のボスを介してブロワロータをモートル
    軸に取付けてなる渦流ブロワにおいて、前記ボス
    には1個もしくは複数個の穴を有する円板状の鍔
    を形成し、前記穴にブロワロータを構成するアル
    ミニウム合金鋳物が満たされるよう構成してなる
    渦流ブロワ。
JP1980171196U 1980-11-28 1980-11-28 Expired JPS6224800Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980171196U JPS6224800Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980171196U JPS6224800Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5792899U JPS5792899U (ja) 1982-06-08
JPS6224800Y2 true JPS6224800Y2 (ja) 1987-06-24

Family

ID=29529560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980171196U Expired JPS6224800Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6224800Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5157011A (ja) * 1974-11-15 1976-05-19 Hitachi Ltd Nijigenbaneojusurukaryuburoa

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5157011A (ja) * 1974-11-15 1976-05-19 Hitachi Ltd Nijigenbaneojusurukaryuburoa

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5792899U (ja) 1982-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH034798Y2 (ja)
JPH081059Y2 (ja) 車両用冷却ポンプロータの製造装置
JPS581253B2 (ja) ナイネンキカンヨウラジエイタソウフウソウチ
US20040223845A1 (en) Automotive engine-cooling fan assembly
IT9052828U1 (it) Corpo pompa
US3106381A (en) Turbomachine housing
JPS6224800Y2 (ja)
JPS6354897U (ja)
US3680978A (en) High temperature fan construction
JPS598126Y2 (ja) 温風暖房機
JPH02211400A (ja) 斜流送風機
JPH0712098A (ja) 圧縮機ケーシング
JP2971322B2 (ja) インテグラルシュラウド翼のシールフィン
JP2005207278A (ja) 渦流ブロワ
JPS58193932A (ja) 回転体の締結装置
JP2714245B2 (ja) 渦流ポンプ
JPS6114590Y2 (ja)
JPH043571Y2 (ja)
JPS6223255Y2 (ja)
JPS5928097A (ja) 送風機
JP2865849B2 (ja) 渦流ポンプ
JPS58217800A (ja) 軸流送風機
JPH0565720B2 (ja)
JPS6062839A (ja) 回転子およびその製造方法
JPS6021519Y2 (ja) 送風機ケ−シング