JPS62247359A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPS62247359A
JPS62247359A JP8865586A JP8865586A JPS62247359A JP S62247359 A JPS62247359 A JP S62247359A JP 8865586 A JP8865586 A JP 8865586A JP 8865586 A JP8865586 A JP 8865586A JP S62247359 A JPS62247359 A JP S62247359A
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JP
Japan
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dye
layer
silver
photosensitive
polyhydroxy compound
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JP8865586A
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English (en)
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Toshiaki Aono
俊明 青野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62247359A publication Critical patent/JPS62247359A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/494Silver salt compositions other than silver halide emulsions; Photothermographic systems ; Thermographic systems using noble metal compounds
    • G03C1/498Photothermographic systems, e.g. dry silver
    • G03C1/49836Additives
    • G03C1/49845Active additives, e.g. toners, stabilisers, sensitisers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 発明の背景 技術分野 本発明は、画像形成方法に関し、特に、アルカリ性雰囲
気下で加熱によって色素画像を形成する方法に関する。
先行技術とその問題点 ハロゲン化銀を用いる写真法は、他の写真法、たとえば
電子写真法やジアゾ写真法に比べて、感度や階調調節な
どの写真特性にすぐれているので、従来から最も広範に
用いられている。 近年になってハロゲン化銀を用いた
感光材料の画像形成処理法を従来の現像液等による湿式
処理から、加熱等による乾式処理にかえることによりm
易で迅速に画像を得ることのできる技術が開発されてい
る。
熱現像感光材料はこの技術分野では公知であり、熱現像
感光材料とそのプロセスについては、たとえば写真工学
の基fi(1979年コロナ社交行ンの553頁〜55
5頁、1978tl:4月発行映像情報40頁、ネブレ
ッツのハンドブック オブ フォトグラフィー アンド
レプログラフ4− (NebletLs )landb
ook ofPhotography and Rep
rography)第7版(7t、hEd、)ファン 
ノストランド ラインホールドカンバ= −(Van 
No5Lrand Re1nhold Comoanv
)の32〜32頁、米国特許第3.152,904号、
同第3.301,678号、同第3,392.020号
、同第3,457,075号、英国特許第1,131,
108号、同第1.167.777号および、リサーチ
ディスクロージャー誌1978年6月号9〜15ページ
(RD−17029)に記載されている。
熱現像で色画像(カラー画像)を得る方法についても、
多くの提案がなされている。 米国特許第3,531,
286号、同第3.761.270号、同第4,021
,240号、ベルギー特許第802,519号、リサー
チディスクロージャー誌1975年9月号31.32頁
等に、現像薬の酸化体とカプラーとの結合により色画像
を形成する方法およびその隔月いる種々の現像薬が記載
されている。
また色素に含窒素へテロ環基を導入し、銀塩を形成させ
、熱現像により色素を遊離させる方法がリサーチディス
クロージャー誌1978年5月号54〜58頁(RD−
16966)に記載されている。
また感熱銀色素漂白法により、ポジの色画像を形成する
方法については、たとえば、リサーチディスクロージャ
ー誌1976年4月号30〜32頁(RD−14433
)、同誌1976年12月号14〜15頁(RD−15
227)、米国特許第4,235,957号などに有用
な色素の漂白の方法が記載されている。
またロイコ色素を利用して色画像を形成する方法につい
ては、たとえば米国特許第3.985.565号、同第
4,022,617号等に記載されている。
しかし、これらの色画像形成法は、形成された色画像が
長期の保存中に、共存するハロゲン化銀、銀錯体、現像
薬等により退色、白地部の着色等が起る。 このような
欠点が改良された新しい熱現像による色画像形成法が特
開昭57−179840号、同57−186774号、
同57−198458号、同57−207250号、同
58−58543号、同58−79247号、同58−
116537号、同58−149046号、同59−4
8764号、同59−65839号、同59−7104
6号、同59−87450号、同59−88730号等
に記載されている。
これらは、熱現像により感光性ハロゲン化銀および/ま
たは有機銀塩が銀に還元される際、この反応に対応また
は逆対応して可動性色素を生成または放出させて、この
可動性色素を色素固定要素に転写する方法である。
ところで、感光材料を現像するには、一般にその反応系
のpHを高くすることが望ましい。
しかし、アルカリ性の強いものを感光材料に含有させた
場合は、保存性の点で不都合が生じやすい。 また、受
像材料に含有させた場合はゼラチンの加水分解が促進さ
れるなどの問題が生ずる。 さらに転写や現像の際に外
から供給する水にpHを変動させるような物質を添加す
る場合は、保存や取り扱いの上で不都合が多い。
■ 発明の目的 本発明の目的は、高濃度で低カブリでスティンの少ない
画像を与え、かつ保存性に優れ、しかも処理が容易な画
像形成方法を提供することにある。
■ 発明の開示 このような目的は下記の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は支持体上に少なくとも感光性ハロゲ
ン化銀および還元性物質を有する感光要素を、ポリヒド
ロキシ化合物と硼酸のアルカリ金属塩との錯体の存在下
に加熱することを特徴とする画像形成方法である。
■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明の画像形成方法においては、感光要素をポリヒド
ロキシ化合物と硼酸のアルカリ土属塩との錯体の存在下
に加熱する。
ポリヒドロキシ化合物と硼酸のアルカリ金属塩とは、画
像形成反応系において、常温では錯体を形成した状態で
ありほぼ中性であるのに対し、加熱するとポリヒドロキ
シ化合物と硼酸のアルカリ金属塩とに分解しpHが上昇
する。
このような反応は、可逆的に進行し、模式的に示すと式
CI)のようになる。 ここではポリヒドロキシ化合物
に2.4−アミレンゲリコール、硼酸のアルカリ金属塩
にNaB (O)I)4を用いた場合を例示している。
式(I) すなわち、常温では反応の平衡が左にかたより、加熱す
ると右にかたよる。 この反応によってpHが調整され
る。
ここで、画像形成反応系とは、画像形成反応が起こる領
域を意味する。 具体的には、例えば、感光材料の支持
体上に存在する層、また写真要素に感光要素と受像要素
とが存在する場合はその両方の要素に属する層が挙げら
れる。
そして、2つ以上の層が存在する場合には、その全層で
も一層でもよい。
本発明に用いるポリヒドロキシ化合物としては以下の(
1)〜(4)が好ましい。
(1)合成高分子化合物を構成するモノマーのうちの少
なくとも1種がOH基を含むモノマーよりなる合成高分
子化合物。
モノマー例: (−e112−CH÷ OH α)OCR,OH X  :  CJI、  B  r、  C0OH上記
モノマーと共重合体を構成する他のそツマ−としては共
重合可能なモノマー全てを含むが、上記OH基を有する
モノマーの含有比率の高いもの程好ましく、特にホモポ
リマーが好ましい。
(2))糖類等の天然高分子類またはそれらの誘導体(
半合成高分子類)。
例えば、寒天、アラビアガム、ペクチン、カラギナン、
グリコーゲン、ローカストビーンガム、でん粉、グアー
ガム、カロニン、キシラン、マンナン、アルギン酸プロ
ピレングリコール塩、デキストラン、デキストリン、プ
ルラン、ヒドロキシエチルスターチ、ヒドロキシプロピ
ルスターチ、セルロース、カルボキシメチルセルロース
、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース。
(3)単糖類、およびその還元体である糖アルコール類
および少糖類。
例えば、グリコールアルデヒド、D、L−グリセリンア
ルデヒド、ジオキシアセトン、グリセリン、D、L−ト
レオース、D、L−エリトルロース、D、L−エリトリ
ット、D、L−トレイット、エリトリット、D、L−ア
ラビノース、D、L−リブロース、D、L−リボース、
D、L−キシロース、D、L−キシルロース、D、L−
リキソース、D、L−アラビット、リビット、キシリッ
ト、D、L−グリコース、D、L−フルクトース、D、
L−マンノース、D、L−イドース、D、L−ソルボー
ス、D、L−グロース、D、L−グロース、D、 L−
タガトース、D、L−ガラクトース、D、 L−アロー
ス、D、L−プシコース、D、L−アルドロース、D、
L−ソルビット、D、L−マンニット、D、L−イジツ
ト、D、L−タリット、ズルシット、アワット、その他
へプトース、オクトース、ノノース、デユース等の単糖
類およびその糖アルコール類。
更に上記単糖類よりなる二〜六糖類等の少糖類例えば、
サッカロース、ブドウ糖、麦芽糖、セロビオース、ラク
トース等。
(4)その他の多価アルコール類 エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、2.4−アミ
レンゲリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、没食子酸、レゾルシン、レゾルシン酸
、カテコール、ジオキシ安息香酸、ジオキシキノリン、
ジオキシジフェニルエーテル、ジオキシナフタリン、ジ
オキシム、ジオキシ醋酸、トリオキシナフタリンなど。
また、硼酸のアルカリ金属塩としては NaB (OH) 4 、 Na2 B204 。
Na2 B407 、 NaBO2、に2 B204 
に2 B4 o7およびそれらの水和物等が挙げられる
ポリヒドロキシ化合物と硼酸のアルカリ金属塩の錯体は
、塗布層に添加する前に両者を混合して形成させてもよ
いし、両者を別々に添加して塗布層中で錯体を形成させ
てもよい。
上記のポリヒドロキシ化合物と硼酸のアルカリ金属塩の
錯体は、感光要素、色素固定要素を使用するときは色素
固定要素および/または感光要素に添加することができ
るが、色素固定要素に存在させるのが好ましい、 そし
て、感光要素の場合は乳剤層、中間層、保護層、下塗り
層等の各層に添加することが可能であるが、中間層、保
護層または下塗り層に存在させることが好ましい。 ま
た、色素固定要素の場合も、受像層、下塗り層、保護層
等の各層に添加することが可能であるが、下塗り層また
は受像層に添加することが好ましい。
存在させる量は処理時にどの程度のpHにするかによっ
て変化するので、一義的には定まらないが、硼酸のアル
カリ金属塩の添加量で表わすと、o、3〜5  g/m
2 、特に0.5〜3gets2.更には1〜2 g/
ls2が好ましい。 ポリヒドロキシ化合物の添加量は
使用した硼酸のアルカリ金属塩と錯体を形成してpHを
中性程度にしておくに必要にして十分な量である。
より具体的にはポリヒドロキシ化合物の添加量としては
硼酸のアルカリ金属塩1当量に対してポリヒドロキシ化
合物2当!1〜20当量(O)(基について)、好まし
くは4当量〜12当量とするとよい。
上記の化合物の添加方法としては、 i)ポリヒドロキシ化合物と硼酸のアルカリ金属塩の水
溶液を別々に塗布液中に添加する方法、ii)ポリヒド
ロキシ化合物の層上または下層に硼酸のアルカリ金属塩
の層を塗布して添加する方法、 1ii)ポリヒドロキシ化合物と硼酸のアルカリ金属塩
とで形成した錯体のゲル化物のゼラチン分散物として塗
布して添加する方法、 などが挙げられる。
なかでも、表面積が大きくアルカリが発生しやすいこと
、塗布性が良いことなどの理由により、1ii)の方法
が好ましい。
1ii)の方法について説明する。
まず、低沸点溶剤(例えば、n−ヘキサン、クロロホル
ム、石油エーテル、ベンゼン、トルエン、キシレン、シ
クロヘキサン、酢酸エチル、酢酸ブチル等)中にポリヒ
ドロキシ化合物の水溶液を添加し、W10型エマルジョ
ンを作る。 次に、硼酸のアルカリ金属塩の水溶液を添
加し、水滴中でポリヒドロキシ化合物と硼酸のアルカリ
金属塩との錯体を形成させる。 これを水またはゼラチ
ン、ポリビニルアルコール等の水溶性ポリマーの水溶液
中に分散する。
この場合、低沸点溶剤は塗布後の乾燥工程で蒸発する。
上記においてW10型エマルジョンを作る際、乳化剤と
して好ましくはHLB3〜6のW10型乳化剤、例えば
ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレエート
、プロピレングリコールモノラウレート、ソルビタンモ
ノステアレート、ジエチレングリコールモノステアレー
ト、グリセロールモノステアレート等を用いることがで
きる。
更にこの錯体のW10型分散物を水相(例えばゼラチン
水溶液)中に分散する際の乳化剤として後述の色素供与
物質の分散に用いる乳化剤(界面活性剤)を用いること
ができる。
また、これらの化合物は単独で使用しても2種以上併用
してもよい。
本発明において使用する還元性物質としては一般に還元
剤として公知なものの他、後述の還元性を有する色素供
与性物質も含まれる。 また、それ自身は還元性を持た
ないが現像過程で求核試薬や熱の作用により還元性を発
現する還元剤プレカーサーも含まれる。
本発明に用いられる還元剤の例としては、亜硫酸ナトリ
ウムや亜硫酸水素ナトリウム等の無機の還元剤、ベンゼ
ンスルフィン酸層、ヒドロキシルアミン類、ヒドラジン
類、ヒドラジド類、ボラン・アミン錯体、ハイドロキノ
ン類、アミノフェノール類、カテコール類、P−フェニ
レンジアミン類、3−ピラゾリジノン類、ヒドロキシテ
トロン酸、アスコルビン酸、4−アミノ−5−ピラゾロ
ン類等が挙げられる他、ティー エイチ ジェームズ(
T、H−James )著、“ザ セオリー オプ ザ
 フォトグラフ49り プロセス(The theor
y of thephotographic proc
ess) ”第4版(4th Ed、)。
291〜334ページに記載の還元剤も利用できる。 
また、特開昭56−138736号、同57−4024
5号、米国特許第4.330.617号等に記載されて
いる還元剤プレカーサーも利用できる。
米国特許第3,039,869号に開示されているもの
のような種々の現像薬の組合せも用いることができる。
本発明においては還元性物質の添加量は銀1モルに対し
て0.01〜20モル、特に好まし本発明に使用し得る
ハロゲン化銀は、塩化銀、臭化銀、あるいは、塩臭化銀
、塩沃化銀、塩沃臭化銀のいずれでもよい。
具体的には、米国特許第4,500,626号第sog
、リサーチ・ディスクロージャー誌1978年6月号9
頁〜10頁(RD17029)、特願昭59−2285
51号、同60−225176号、同60−22826
7号等に記載されているハロゲン化銀乳剤のいずれもが
使用できる。
本発明で使用するハロゲン化銀乳剤は、主として潜像が
粒子表面に形成される表面潜像型であっても、粒子内部
に形成される内部潜像型であってもよい。 また粒子内
部と粒子表層が異なる相を持ったいわゆるコアシェル乳
剤であってもよい。 また、本発明では内部潜像型乳剤
と造核剤とを組合わせた直接反転乳剤を使用することも
できる。
ハロゲン化銀乳剤は末後熱のまま使用しても感光材料用
乳剤で公知の硫黄増感法、還元増感法、貴金属増感法な
どを単独または組合わせて用いることができる。 これ
らの化学増感を含窒素複素環化合物の存在下で行うこと
もできる(特開昭58−126526号、同58−21
5644号)。
本発明において使用される感光性ハロゲン化銀の塗設量
は、銀換算1 mgないし10g/m’の範囲である。
本発明においては、感光性ハロゲン化銀と共に、有機金
属塩を酸化剤として併用することもできる。 この場合
、感光性ハロゲン化銀と有機金属塩とは接触状態もしく
は接近した距離にあることが必要である。
このような有機金属塩の中、有機銀塩は、特に好ましく
用いられる。
上記の有機銀塩酸化剤を形成するのに使用し得る有機化
合物としては、特願昭59−228551号の37頁〜
39頁、米国特許第4.500.626号第52欄〜第
53欄等に記載の化合物がある。 また特願昭60−1
13235号記載のフェニルプロピオール酸銀などのア
ルキニル基を有するカルボン酸の銀塩や、特願昭60−
90089号記載のアセチレン銀も有用である。 有機
銀塩は2種以上を併用してもよい。
以上の有機銀塩は、感光性ハロゲン化銀1モルあたり、
0.01ないし10モル、タエましくは0.01ないし
1モルを併用することができる。 感光性ハロゲン化銀
と有機銀塩の塗布量合計は銀換算で501gないし10
g/ゴが適当である。
本発明に用いられるハロゲン化銀は、メチン色素類、そ
の他によって分光増感されてもよい。 用いられる色素
には、シアニン色素、メロシアニン色素、複合シアニン
色素、複合メロシアニン色素、ホロポーラ−シアニン色
素、ヘミシアニン色素、スチリル色素およびヘミオキソ
ノール色素が包含される。
具体的には、特開昭59−180550号、同60−1
40335号、リサーチ・ディスクロージャー誌197
8年6月号12〜13頁(RD17029)等に記載の
増感色素や、特開昭60−111239号、特願昭60
−172967号等に記載の熱膜色性の増感色素が挙げ
られる。
これらの増感色素は単独に用いてもよいが、それらの組
合わせを用いてもよく、増感色素の組合わせは特に、強
色増感の目的でしばしば用いられる。
増感色素とともに、それ自身分光増感作用をもたない色
素あるいは可視光を実質的に吸収しない物質であって、
強色増感を示す物質を乳剤中に含んでもよい(例えば米
国特許第2.933.390号、同第3,635,72
1号、同第3,743,510号、同第3.615.6
13号、同第3.615,641号、同第3゜617.
295号、同第3,635,721号に記載のもの)。
化学熟成時もしくはその前後でもよいし、米国特許第4
.183,756号、同第4,225.666号に従っ
てハロゲン化銀粒子の核形成前後でもよい。
添加量は一般にハロゲン化銀1モル当たり10−6ない
し10−tモル程度である。
本発明においては、画像形成物質として銀を用いること
ができる。 また高温状態下で銀イオンが銀に還元され
る際、この反応に対応して、あるいは逆対応して可動性
色素を生成するか、あるいは放出する化合物、すなわち
色素供与性物質を含有することもできる。  ゛本発明
で使用しつる色素供与性物質の例としてはまず、酸化カ
ップリング反応によって色素を形成する化合物(カプラ
ー)を挙げることができる。 このカプラーは4当量カ
プラーでも、2当量カプラーでもよい。 また、耐拡散
基を親離基に持ち、酸化カップリング反応により拡散性
色素を形成する2当量カプラーも好ましlAllIaM
gセ)−7X−hプ:’p−/nFlイ*aL+Sン、
−ムズ著「ザ セオリー オブ ザ フォトグラフ4y
り プロセス」第4版(T、H−James″The 
Theory of the Photographi
cProcess” ) 291〜334頁、および3
54〜361頁、特開昭58−123533号、同58
−149046号、同58−149047号、同59−
11 t 148号、同59−124399号、同59
−174835号、同59−231539号、同59−
231540号、同60−2950号、同60−295
1号、同60−14242号、同60−23474号、
同60−66249号等に詳しく記載されている。
また、別の色素供与性物質の例として、画像状に拡散性
色素を放出乃至拡散する機能を持つ化合物を挙げること
ができる。 この型の化合物は次の一般式(LI)で表
わすことができる。
(Dye−X)H−Y      (LI)Dyeは色
素基、一時的に短波化された色素基または色素前駆体基
を表わし、Xは単なる結合または連結基を表わし、Yは
画像状に潜像を有する感光性銀塩に対応または逆対応し
て(Dye−X)11−Yで表わされる化合物の拡散性
に差を生じさせるか、または、Dyeを放出し、放出さ
れたDyeと (Dye−X)H−Yとの間に拡散性において差を生じ
させるような性質を有する基を表わし、nは1または2
を表わし、nが2の時、2つのDye−Xは同一でも異
なっていてもよい。
一般式(LI)で表わされる色素供与性物質の具体例と
しては、例えば、ハイドロキノン系現像薬と色素成分を
連結した色素現像薬が、米国特許第3.134,764
号、同第3.362.819号、同第3,597,20
0号、同第3,544,545号、同第3,482.9
72号等に記載されている。 また、分子内求核置換反
応により拡散性色素を放出させる物質が米国特許第3,
980,479号等に、イソオキサシロン環の分子内巻
き換え反応により拡散性色素を放出させる物質が特開昭
49−111.628号等に記載されている。
また、別の例としては、色素放出性化合物を色素放出能
力のない酸化体型にして還元剤もしくはその前駆体と共
存させ、現像後、酸化されずに残った還元剤により還元
して拡散性色素を放出させる方式も考寓されており、そ
こに用いられる色素供与性物質の具体例が、特開昭53
−110827号、同54−130927号、同56−
184342号、同53−35533号に記載されてい
る。 特願昭60−244873号には、同様の機構で
拡散性色素を放出する色素供与性物質として、残存する
還元剤によりN−0結合が開裂して拡散性色素を放出す
る化合物が記載されている。
また、特開昭59−185333号に記載の、塩基の存
在下でドナーアクセプター反応を起こし拡散性色素を放
出するが、還元剤の酸化なるような非拡散性の化合物(
LDA化合物)も使用できる。
これらの方式はいずれも現像の起こらなかった部分で拡
散性色素が放出または拡散する方式であり、現像の冠こ
ったところでは色素は放出も拡散もしない。
一方、現像の起こった部分で拡散性色素を放出させる物
質として、拡散性色素を説離基に持つカプラーであって
還元剤の酸化体との反応により拡散性色素を放出する物
質(DDRカプラー)が、英国特許第1,330,52
4号、特公昭48−39165号、英国特許第3,44
3.940号等に記載されており、本発明に好ましく使
用される。
また、これらの還元剤を用いる方式では還元剤の酸化分
解物による画像の汚染が深刻な問題となるためこの問題
を改良する目的で、還元剤を必須としない、それ自身が
還元性を持つ色素放出性化合物(DRR化合物)も考案
されてお表側は、米国特許第3,928,312号、同
第4,053,312号、同第4,055,428号、
同第4,336,322号、特開昭59−65839号
、同59−69839号、同53−3819号、同51
−104343号、リサーチ・ディスクロージャー誌1
7465号、米国特許第3,725,062号、同第3
.728,113号、同第3,443,939号、特開
昭58−116537号、同57−179840号、米
国特許第4,500,626号等に記載されている色素
供与性物質である。 この種の色素供与性物質の具体例
としては前述の米国特許第4,500,626号の第2
2欄〜第44欄に記載の化合物を挙げることができるが
、なかでも前記米国特許に記載の化合物(13〜(3)
 、 (1G)〜(13)、(16)〜(19)、(2
8)〜(30)、(33)〜(35)、(38)〜(4
0)、(42)〜(64)が好ましい。 また特願昭5
9−246468号の80〜87頁に記載の化合物も有
用である。 その他、上記に述べた以外の色素供与性物
質として、有機銀塩と色素を結合した色素銀化合物(リ
サーチ・ディスクロージャー誌1978年5月号、54
〜58頁等)、熱現像銀色素漂白法に用いられるアゾ色
素(米国特許第4.235,957号、リサーチ・ディ
スクロージャー誌、1976年4月号、30〜32頁等
)、ロイコ色素(米国特許第3,985,565号、同
第4,022,617号等)なども使用できる。
上記の色素供与性化合物および以下に述べる画像形成促
進剤などの疎水性添加剤は米国特許第2,322,02
7号記載の方法などの公知の方法により感光要素の層中
に導入することができる。 この場合には、特開昭59
−83154号、同59−178451号、同59−1
78452号、同59−178453号、同59−17
8454号、同59−178455号、同59−178
457号などに記載のような高沸点有機溶媒を、必要に
応じて沸点50℃〜160℃の低沸点有機溶媒と併用し
て、用いることができる。
高沸点有機溶媒の量は用いられる色素供与性物質1gに
対して10g以下、好ましくは5g以下である。
また特公昭51−39853号、特開昭51−5994
3号に記載されている重合物による分散法も使用できる
水に実質的に不溶な化合物の場合には、前記方法以外に
バインダー中に微粒子にして分散含有させることができ
る。
疎水性物質を親水性コロイドに分散する際には、種々の
界面活性剤を用いることができる。
例えば特開昭59−157636号の第(37)〜(3
8)頁に界面活性剤として挙げたものを使うことができ
る。
本発明においては感光要素に現像の活性化と同時に画像
の安定化を図る化合物を用いることができる。 好まし
く用いられる具体的化合物については米国特許第4,5
00,626号の本発明においては種々のカブリ防止剤
または写真安定剤を使用することができる。 その例と
しては、リサーチ、・ディスクロージャー誌1978年
12月号第24〜25頁に記載のアゾール類やアザイン
デン類、特開昭59=168442号記載の窒素を含む
カルボン酸類およびリン酸類、あるいは特開昭59−1
11636号記載の°メルカプト化合物およびその金属
塩、特願昭60−228267号に記載されているアセ
チレン化合物類などが用いられる。
本発明においては、感光要素に必要に応じて画像調色剤
を含有することができる。 有効な調色剤の具体例につ
いては特願昭59−268926号92〜93頁に記載
の化合物がある。
イエロー、マゼンタ、シアンの3原色を用いて色度図内
の広範囲の色を得るためには、少なくとも3層のそれぞ
れ異なるスペクトル領域に感光性を持つハロゲン化銀乳
剤層を有する感光要素を用いればよい、 例えば青感層
、緑感層、赤外感光層の組み合わせなどがある。 これ
らの各感光層は必要に応じて2層以上に分割してもよい
本発明に用いられる感光要素は、必要に応じて熱現像感
光要素用として知られている各種添加剤や感光層以外の
層、例えば保護層、中間層、帯電防止層、ハレーション
防止層、色素固定要素との剥離を容易にするための剥離
層、マット層などを有することができる。 各種添加剤
としては、リサーチ・ディクロージヤー誌1978年6
月号9頁〜15頁、特願昭59−209563号などに
記載されている可塑剤、マット剤、鮮鋭度改良用染料、
ハレーション防止染料、界面活性剤、蛍光増白剤、スベ
リ防止剤、酸化防止剤、退色防止剤などの添加剤がある
。 特に保護層には、接着防止のために有機、無機のマ
ット剤を含ませるのが通常である。また、この保護層に
は媒染剤、紫外線吸収剤を含ませてもよい。 保護層、
中間層はそれぞれ2層以上から構成されていてもよい。
また、中間層には退色防止や混色防止のため−の還元剤
や、紫外線吸収剤、二酸化チタンなどの白色顔料を含ま
せてもよい。 白色顔料は感度を向上させる目的で中間
層のみならず乳剤層に添加してもよい。
本発明の写真要素は、前記した感光要素と必要に応じて
、色素を固定する色素固定要素から構成される。 特に
色素の拡散転写により画像を形成するシステムにおいて
は感光要素と色素固定要素が必須であり、代表的な形態
として、感光要素と色素固定要素とが2つの支持体上に
別個に塗設される形態と同一の支持体上に塗設される形
態とに大別される。 感光要素と色素固定要素相互の関
係、支持体との関係、白色反射層との関係は特願昭59
−268926号明細書の58〜59頁や米国特許第4
,500゜626号の第57欄に記載の関係が本願にも
適用できる。
本発明に好ましく用いられる色素固定要素は媒染剤とバ
インダーを含む層を少なくとも1層有する。 媒染剤は
写真分野で公知のものを用いることができ、その具体例
としては特願昭59−209583号記載のものを挙げ
ることができる。 色素固定要素には必要に応じて保護
層、剥離層、カール防止層などの補助層を設けることが
できる。 特に保護層を設けるのは存用である。 上記
層の1つまたは複数の層には、残水性熱溶剤、可塑剤、
退色防止剤、UV吸収剤、スベリ剤、マット剤、酸化防
止剤、寸度安定性を増加させるための分散状ビニル化合
物、界面活性剤、蛍光増白剤等を含ませてもよい。 ま
た、特に少量の水の存在下に熱現像と色素の転写を同時
に行うシステムにおいては、色素固定要素に後述する塩
基および/または塩基プレカーサーを含有させるのが感
光要素の保存性を高める意味で好ましい。 これらの添
加剤の具体例は特願昭59−209563号の101頁
〜120頁に記載されている。
本発明において感光要素および/または色素固定要素に
は画像形成促進剤を用いることができる。 画像形成促
進剤には銀塩酸酸化剤と還元剤との酸化還元反応の促進
、色素供与性物質からの色素の生成または色素の分解あ
るいは拡散性色素の放出等の反応の促進および、感光材
料層から色素固定層への色素の移動の促進等の機能があ
り、物理化学的な機能からは塩基または塩基プレカーサ
ー、求核性化合物、高沸点有機溶媒(オイル)、熱溶剤
、界面活性剤、銀または銀イオンと相互作用を持つ化合
物等に分類される。 ただし、これらの物質群は一般に
複合機能を有しており、上記の促進効果のいくつかを合
せ持つのが常である。これらの詳細については特願昭5
9−213978号の67〜71頁に記載されている。
この他にも塩基を発生させる方法が各種あり、その方法
に使用される化合物はいずれも塩基プレカーサーとして
有用である。 例えば、特願昭60−169585号に
記載されている難溶性金属化合物およびこの難溶性金属
化合物を構成する金属イオンと錯形成反応しつる化合物
(錯形成化合物という)の混合により塩基を発生させる
方法や、特願昭60−74702号に記載されている電
解により塩基を発生させる方法などがある。
特に前者の方法は効果的である。 難溶性金属化合物と
しては亜鉛、アルミニウム、カルシウム、バリウムなど
の炭酸塩、水酸化物、酸化物等が挙げられる。 また、
錯形成化合物については、例えばニー・イー・マーチル
、アール−xム・スミス(A、E、Martell、R
,M、Sm1th)共著、「クリティカル・スタビリテ
イ・コンスタンッ((:ritical 5tabil
lity (:onstants)」、第4巻と第5巻
、プレナム・プレス(PlenumPress)に詳説
されている。 具体的にはアミノカルボン酸類、イミジ
ノ酢酸類、ピリジルカルボン酸類、アミノリン酸類、カ
ルボン酸類(モノ、ジ、トリ、テトラカルボン酸類およ
びさらにフォスフォノ、ヒドロキシ、オキソ、エステル
、アミド、アルコキシ、メルカプト、アルキルチオ、フ
ォスフイノなどの置換基を持つ化合物)、ヒドロキサム
酸類、ポリアクリレート類、ポリリン酸類などとアルカ
リ金属、グアニジン類、アミジン類もしくは4級アンモ
ニウム等との塩が挙げられる。
この難溶性金属化合物と錯形成化合物は、感光要素と色
素固定要素に別々に添加するのが有利である。
本発明の感光要素および/または色素固定要素には、現
像時の処理温度および処理時間の変動に対し、常に一定
の画像を得る目的で種々の現像停止剤を用いることがで
きる。
ここでいう現像停止剤とは、適正現像後、速やかに塩基
を中和または塩基と反応して膜中の塩基濃度を下げ現像
を停止する化合物または銀および銀塩と相互作用して現
像を抑制する化合物である。 具体的には、加熱により
酸を放出する酸プレカーサー、加熱により共存する塩基
と置換反応を起す親電子化合物、または含窒素へテロ環
化合物、メルカプト化合物およびその前駆体等が挙げら
れる(例えば特願昭58−216928号、同59−4
8305号、同59−85834号または同59−85
836号に記載の化合物など。) また加熱によりメルカプト化合物を放出する化合物も有
用であり、例えば特願昭59−190173号、同59
−268926号、同59−246468号、同60−
26038号、同60−22602号、同60−260
39号、同60−24665号、同60−29892号
、同59−176350号、に記載の化合物がある。
本発明の感光要素および/または色素固定要素のバイン
ダーには親水性のものを用いることができる。 親水性
バインダーとしては、透明か半透明の親水性バインダー
が代表的であり、例えばゼラチン、ゼラチン誘導体等の
タンパク賞、セルロース誘導体や、デンプン、アラビヤ
ゴム等の多糖類のような天然物質と、ポリビニルピロリ
ドン、アクリルアミド重合体等の水溶性のポリビニル化
合物のような合成重合物質を含む。 また、ラテックス
の形で用いられ、写真材料の寸度安定性を増加させる分
散状ビニル化合物も使用できる。これらのバインダーは
単独あるいは組合わせて用いることができる。
本発明においてバインダーは1ばあたり20g以下の塗
布量であり、好ましくは10g以下さらに好ましくは7
g以下が適当である。
バインダー中に色素供与性物質などの疎水性化合物と共
に分散される高沸点有機溶媒とバインダーとの比率はバ
インダー1gに対して溶媒1 cc以下、好ましくは0
.5cc以下、さらに好ましくは0.3cc以下が適当
である。
本発明の感光要素および/または色素固定要素の構成層
(写真乳剤層、色素固定層など)には無機または有機の
硬膜剤を含有してよい。
硬膜剤の具体例は、特願昭59−268926号明細M
94頁ないし95頁や特願昭59−157636号第(
3B1頁に記載のものが挙げられ、これらは単独または
組合わせて用いることができる。
また色素移動を促進させるために、常温では固体であり
高温では溶解する親水性熱溶剤を感光要素または色素固
定要素に内蔵させてもよい。 親水性熱溶剤は感光要素
、色素固定要素のいずれに内蔵させてもよく、両方に内
蔵させてもよい。 また内蔵させる層も乳剤層、中間層
、保護層、色素固定層いずれでもよいが、色素固定層お
よび/またはその隣接層に内蔵させるのが好ましい。 
親水性熱溶剤の例としては、尿素類、ピリジン類、アミ
ド類、スルホンアミド類、イミド類、アルニール類、オ
キシム類その他の複素環類がある。 また、色素移動を
促進するために、高沸点有機溶剤を感光要素および/ま
たは色素固定要素に含有させておいてもよい。
本発明の感光要素および/または色素固定要素に使用さ
れる支持体は、処理温度に耐えることのできるものであ
る。 一般的な支持体としては、ガラス、紙、重合体フ
ィルム、金属およびその類似体が用いられるばかりでな
く、特願昭59−268926号明細書の95頁〜96
頁に支持体として記載されているものが使用できる。
感光要素および/、または色素固定要素は、加熱現像も
しくは色素の拡散転写のための加熱手段としての導電性
の発熱体層を有する形態であってもよい。
この場合の透明または不透明の発熱要素は、抵抗発熱体
として従来公知の技術を利用して作ることができる。 
抵抗発熱体としては、半導性を示す無機材料の薄膜を利
用する方法と導電性微粒子をバインダーに分散した有機
物薄膜を利用する方法とがある。 これらの方法に利用
できる材料は、特願昭59−151815号明細書等に
記載のものを利用できる。
本発明においては熱現像感光層、保護層、中間層、下塗
層、バック層、色素固定層、その他の層の塗布法は米国
特許第4,500,626号の第55〜56欄に記載の
方法が通用できる。
感光要素へ画像を記録するための画像露光の光源として
は、可視光をも含む輻射線を用いることができる。 一
般には、通常のカラープリントに使われる光源、例えば
タングステンランプ、キセノンランプ、レーザー光源、
CRT光源、発光ダイオード(LED)等、特願昭59
−268926号(7)100頁や米国特許第4゜50
0.626号の第56iIIに記載の光源を用いること
ができる。
熱現像工程での加熱温度は、約り0℃〜約250℃で現
像可能であるが、特に約り0℃〜約180℃が有用であ
る。 色素の拡散転写工程は熱現像と同時に行ってもよ
いし、熱現像工程終了後に行ってもよい。 後者の場合
、転写工程での加熱温度は、熱現像工程における温度か
ら室温の範囲で転写可能であるが、特に50℃以上で熱
現像工程における温度よりも約10℃低い温度までがよ
り好ましい。
色素の移動は熱のみによっても生じるが、色素移動を促
進するために溶媒を用いてもよい。
また、特開昭59−218443号、特願昭60−79
709号等に詳述されるように、少量の溶媒(特に水)
の存在下で加熱して現像とる。 この方式においては、
加熱温度は50℃以上で溶媒の沸点以下が好ましい。 
例えば溶媒が水の場合は50℃以上100”C以下が望
ましい。
現像の促進および/または拡散性色素の色素固定層への
移動のために用いる溶媒の例としては、水または無機の
アルカリ金属塩や打機の塩基を含む塩基性の水溶液(こ
れらの塩基としては画像形成促進剤の項で記載したもの
が用いられる)を挙げることができる。 また、低沸点
溶媒、または低沸点溶媒と水もしくは塩基性の水溶液と
の混合溶液なども使用することができる。 また界面活
性剤、カブリ防止剤、難溶性金属塩と錯形成化合物等を
溶媒中に含ませてもよい。
これらの溶媒は、色素固定要素、感光要素またはその両
者に付与する方法で用いることができる。 その使用量
は全塗布膜の最大膨潤体積に相当する溶媒の重量以下(
特に全塗布膜の最大膨潤体積に相当する溶媒の重量から
全塗布膜の重量を差引いた9以下)という少量でよい。
溶媒(例えば水)は感光要素の感光層と色素固定要素の
色素固定層との間に付与することによって画像の形成お
よび/または色素の移動を促進するものであるが、あら
かじめ感光要素もしくは色素固定要素またはその両者に
内蔵させて用いることもできる。
感光層または色素固定層に溶媒を付与する方法としては
、例えば、特願昭59−268926号の101頁9行
〜102頁4行に記載の方法がある。
また色素移動を促進するために、常温では固定であり高
温では溶解する親水性熱溶剤を感光要素または色素固定
要素に内蔵させる方式も採用できる。 親水性熱溶剤は
感光要素、色素固定要素にいずれに内蔵させてもよく、
両方に内蔵させてもよい。 また内蔵させる層も乳剤層
、中間層、保護層、色素固定層いずれでもよいが、色素
固定層および/またはその隣接層に内蔵させるのが好ま
しい。
親水性熱溶剤の例としては、尿素類、ピリジン類、アミ
ド類、スルホンアミド類、イミド類、アルニール類、オ
キシム類その他の複素環類がある。
また、色素移動を促進するために、高沸点有機溶剤を感
光要素および/または色素固定要素に含有させておいて
もよい。
現像および/または転写工程における加熱手段としては
、熱板、アイロン、熱ローラーなどの特願昭59−26
8926号の102頁14行〜103頁11行に記載の
手段がある。 また、感光要素および/または色素固定
要素に、グラファイト、カーボンブラック、金属等の導
電性材料の層を重ねて施しておき、この導電性層に電流
を通じ、直接的に加熱するようにしてもよい。
感光要素と色素固定要素とを重ね合わせ、密着させる時
の圧力条件や圧力を加える方法は特願昭59−2689
26号の103頁〜104本発明の写真要素の処理には
種々の熱現像装置のいずれもが使用できる。 例えば、
特開昭59−75247号、同59−177547号、
同59−181353号、同60−18951号、実願
昭60−116734号等に記載されている装置などが
好ましく使用され菰。
■ 発明の具体的作用効果 本発明によれば、感光材料をポリヒドロキシ化合物と硼
酸アルカリ金属塩との錯体の存在下で加熱しているため
、高濃度で低カブリでスティンの少ない画像を与え、か
つ保存性に優れ、しかも処理が容易な画像形成方法が得
られる。
すなわち、感光要素、色素固定要素を使用するときは色
素固定要素の取り扱いにおいて安全性が高く、かつこれ
らの保存性も良好である。
また、色素以外の成分が色素固定要素に転写してひきお
こすスティンが少なくなる。 これは色素固定要素が長
時間高pHを保持した状態にあると転写成分が変性して
スティンを生じ易くなるが、本発明においては加熱を停
止して常温に戻すことによりpHを中性付近にすること
ができるからである。
■ 発明の具体的実施例 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明の効果をさ
らに詳細に説明する。
実施例1 ベンゾトリアゾール銀乳剤の作り方について述べる。
ゼラチン28gとベンゾトリアゾール 13.2gを水300111に溶解した。 この溶液を
40℃に保ち攪拌した。 この溶液に硝酸銀17gを水
100m1に溶かした液を2分間で加えた。
このベンゾトリアゾール銀乳剤のpHを調整し、沈降さ
せ、過剰の塩を除去した。 そ の後、pHを6.30
に合わせ、収量400gのベンゾトリアゾール銀乳剤を
得た。
第5層と第1層用のハロゲン化銀乳剤の作り方をのべる
良く攪拌しているゼラチン水溶液(水 1000d中にゼラチン20gと塩化ナトリウム3gを
含み、75℃に保温したもの)に塩化ナトリウム17g
と臭化カリウム35gを含有している水溶液600dと
硝酸銀水溶液(水600−に硝酸銀0.59モルを溶解
させたもの)を同時に40分間にわたって等流量で添加
した。 このようにして、平均粒子サイズ0.40−の
重分、散立方体塩臭化銀乳剤(臭素50モル%)を調製
した。
水洗、脱塩後、チオ硫酸ナトリウム5−gと4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a。
7−チトラザインデン201gを添加して、60℃で化
学増感を行なった。 乳剤の収量は600gであった。
次に、第3層用のハロゲン化銀乳剤の作り方をのべる。
良く攪拌しているゼラチン水溶液(水 100011!中にゼラチン20gと塩化ナトリウム3
gを含み、75℃に保温したもの)に塩化ナトリウム7
gと臭化カリウム56gを含有している水溶液600d
と硝酸銀水溶液(水600Iliに硝酸銀0.59モル
を溶解させたもの)を同時に40分間にわたって等流量
で添加した。 このようにして、平均粒子サイズ0.3
5−の単分散立方体塩臭化銀乳剤(臭素80モル%)を
調製した。
水洗、脱塩後、チオ硫酸ナトリウム51mgと4−ヒド
ロキシ−6−メチル−1,3,3a、7−チトラザイン
デン20mgを添加して、60℃で化学増感を行なった
。 乳剤の収量は600gであった。
次に、色素供与性物質のゼラチン分散物の作り方につい
て述べる。
イエローの色素供与性物質(A)を5g、界面活性剤と
して、コハク酸−2−エチル−ヘキシルエステルスルホ
ン酸ソーダo、5g、高沸点溶媒としてトリイソノニル
フォスフェート10gを14jlIlシ、酢酸エチル3
0111を加え、約60℃に加熱溶解させ、均一な溶液
とした。 この溶液と石灰処理ゼラチンの10%溶液1
00gとを攪拌混合した後、ホモジナイザーで10分間
、10000 rpmにて分散した。 この分散液をイ
エローの色素供与性物質の分散物と言う。
マゼンタの色素供与性物質(B)を使う事と高沸点溶媒
としてトリクレジルフォスフェートを7.5g使う以外
は、上記方法により同様にしてマゼンタの色素供与性物
質の分散物を作った。
シアンの色素供与性物質の分散物はイエローの色素分散
物と同様にして、シアンの色素供与性物質CG)を使い
作った。
これらにより、表1のような多層構成のカラー感光材料
101を作った。 なお、この感光材料において、硬膜
剤の合計量は総ゼラチン量の2重量%とした。
T:  田 −〇 =           り Q            で Q    Oリ =     = ポリビニルアルコールとメタ硼酸ナトリウムの錯体分散
物の作り方について述べる。
100+1ffiの酢酸エチル中にソルビタンモノオレ
イン酸エステルを1g溶解し、この溶液を攪拌しながら
10%ポリビニルアルコール(重合度soo)50gを
少量づつ加えた後、ホモジナイザーで5分間乳化分散し
た。 続いて、この分散液を攪拌しなからメタ硼酸ナト
リウムの10%水溶液20Idを少量づつ添加した後更
に10分間攪拌した。
10%ゼラチン溶液200gを攪拌しながら上記分散液
を少しづつ添加した後、ホモジナイザーで5分間分散し
てポリビニルアルコールとメタ硼酸ナトリウムの錯体の
ゼラチン分散物p−tを得た。
上記分散物の調製において、ポリビニルアルコールのか
わりにOH−基について同当量のグリセリンおよびソル
ビトールの10%水溶液を用いて上記と同様にしてそれ
ぞれグリセリンおよびソルビトールとメタ硼酸ナトリウ
ムの錯体の分散物P−2およびP−3を調製した。
感光材料101において、第2層、第4層および第6層
に表2に示した錯体を含有させる以外感光材料101と
同様にして感光材料102〜105を作成した。
表      2 感 [− 1” $錯体固型分としての塗布量である。
次に色素固定材料の作り方について述べる。
ポリエチレンでラミネートした紙支持体上に表3の構成
で塗布して色素固定材料R−1を作製した。
表      3 番1)1.2−ビス(ビニルスル 色素固定材料R−1において表4に示すように化合物ま
たは分散物を第1層に含有させた色素固定材料R−2〜
4を作製した。
表        4 上記多層構成のカラー感光材料101〜105に,タン
グステン電球を用い,連続的に濃度が変化しているG,
R.Ift三色分解フィルター(Gは500〜600n
m,Rは600〜700n−のバンドパスフィルター、 IRは7 0 0 nm以上透過のフィルターを用い構
成した)を通して、500ルツクスで1秒露光した。
この露光済みの感光材料101〜tOSの乳剤面にそれ
ぞれ2 0 d / rn”の水をワイヤーバーで供給
し、その後表5の組合せで色素固定材料R−1〜R−5
と膜面が接するように重ね合せた. 吸水した膜の温度
が95℃となるように温度*mt,,たヒートローラー
を用い、30秒間加熱した後、色素固定材料を感光材料
からひきはがすと,固定材料上にG,R,IRの三色分
解フィルターに対応してイエロー、マゼンタ、シアンの
像が得られた. 各色の最高濃度(Da+ax)と最低
濃度(D■in)をマクベス反射濃度計(RD−519
)を用いて測定した. その結果を表5に示した。
また感光材料102〜105を30℃,60%RHの条
件下で2週間保存した後、上記と同様の処理を行なった
結果を表5の( )内に示した。
本発明の感光材料102〜105と色素固定材料R−1
との組合せ、および感光材料101と色素固定材料R−
2〜4の組合せの結果はいずれも鮮明な色像が得られた
。 特に色素固定材料にポリヒドロキシ化合物と硼酸の
錯体の分散物を含有させた場合カブリ濃度が低く、保存
によるカプリの増加も認められなかった。 それに対し
て、メタ硼酸ナトリウムを感光材料に含有させた感光材
料105を用いた場合はDsinの増加が著しかった。
また、メタ硼酸ナトリウムをそのまま色素固定材料に含
有させた色素固定材料R−5の場合は、表面がべたつき
経時により塩が表面析出し、表面の光沢性が失われてい
た。
実施例2 ポリエチレンでラミネートした紙支持体上に表6の構成
で塗布して色素固定材料R−6を作製した。
表      6 実施例1で作成した感光材料102.103を実施例1
と同様な露光を行った後、145℃のヒートブロック上
で30秒間加熱した後、色素固定材料R−8と膜面を重
ね合せて、130℃のヒートローラーを通して40秒間
加熱した。 色素固定材料を感光材料から剥離すると、
固定材料上にG、R,IRの三色分解フィルターに対応
してイエロー、マゼンタ、シアン/Fl  aII!r
EI  +、  Jlh  Q(引]  r  4−I
  J−手続ネ…正書(自発) 昭和62年 5月12日 1、事件の表示 昭和61年特許願第88655号 2、発明の名称 画像形成方法 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 任  所  神奈川県南足柄市中沼210番地名  称
  (520)富士写真フィルム株式会社4、代 理 
人  〒101  電話864−4498住  所  
東京都千代田区岩本町3丁目2番2号明細書のr発明の
詳細な説明」の欄 6、補正の内容 (1)明細書第26ページ16〜17行目の「汚染が深
刻な問題となるため」を「汚染が問題となる場合がある
ため」と補正する。
(2)同第36ページ18行目の「4級アンモニウム」
を「4級アンモニウム塩」と補正する。
(3)同第50ページ18行目のrtoog、、1をr
30gJと補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化銀および還元性
    物質を有する感光要素を、ポリヒドロキシ化合物と硼酸
    のアルカリ金属塩との錯体の存在下に加熱することを特
    徴とする画像形成方法。
JP8865586A 1986-04-17 1986-04-17 画像形成方法 Pending JPS62247359A (ja)

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