JPS62246771A - 印字装置のペ−パ−エンド検知機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技１目１１ この発明は、装置本体に用紙のトラクタフィードユニッ
トを搭載し、そのトラクタフィードユニットのトラクタ
に連続帳票用紙をセットしてその用紙を搬送し、プラテ
ンに対して給排出を行うプリンタ・プロッタ・タイプラ
イタ等の印字装置に適用することができる。詳しくは、
そのような印字装置において、そのトラクタに備えるペ
ーパーエンド検知機構に関する。

従来暮夏 連続帳票用紙を使用する印字装置では、その用紙のエン
ド検知が必要である。そのため、この種の印字装置は、
たとえば第６図に示すように、トラクタ（１）の本体（
２）にその下側のリッド（３）に向けてアクチュエータ
（４ａ）を有するマイクロスイッチ（４）を取り付け、
連続帳票用紙（５）がトラクタ本体（２）と下側のリッ
ド（３）との間の用紙通路（６）を通過中は、アクチュ
エータ（４ａ）が用紙（５）によっである角度まで押し
下げられてスイッチオンとなり、用紙終端が通過してし
まうとスイッチオフとなって、そのペーパーエンド状態
を検知することができる構造にしていた。

しかし、このようなマイクロスイッチによるペーパーエ
ンド検知機構番こよれば、狭い用紙通路の中で角度をも
ってアクチュエータ（４ａ）を撓ませる構造だから、■
ペーパーエンドの状態に反応するオン・オフ動作が鈍く
、■下側のリッド（３）の取り付は精度によっては、そ
のリッド（３）がアクチュエータ（４ａ）を押さえてス
イッチ誤動作を発生させ易く、■そのために、下側のリ
ッド（３）に凹所（３ａ）を設けてアクチュエータ（４
ａ）の撓み角度を広くとっても、用紙（５）に大きな搬
送負荷を与えることになり、その用紙（５）がアクチュ
エータ（４ａ）に引っ掛って給排出ができなくなるとい
う問題点があった。

そこで、従来、このマイクルスイッチに代えて、一対の
発光素子と受光素子とを備え、用紙を反射部材とする反
射型フォトセンサを前記トラクタ本体に取り付けてペー
パーエンドを検知する構造のものがある。この検知機構
は、発光素子からの光を用紙で反射して受光素子で受光
する間は用紙のセット状態を検知し、その用紙終端が通
って受光しなくなると、そのときから用紙の未セツト状
態を検知する。

ところが、この反射型フォトセンサを用いるペーパーエ
ンド検知機構では、そのフォトセンサと対向するトラク
タの下側リッドの表面に光沢があると、用紙終端の通過
後であっても、発光素子がらの光をその下側のリッドで
反射して用紙セット状態の検知信号を送出することとな
り、これでは正しくペーパーエンドを検知することがで
きないという問題点があった。

目　　　　　蝮 したがって、この発明の目的は、このように用紙を反射
部材とする反射型フォトセンサを用いて用紙の有無を検
知する印字装置のペーパーエンド検知機構にあっても、
上記した従来の問題点を解消して正確かつ安定した用紙
のエンド検知を可能とすることにある。

１−一處 そのため、この発明のペーパーエンド検知機構は、以下
の実施例に示すとおり、装置本体（Ａ）にトラクタ（１
５）・（１５）を取り付け、該トラクタ（１５）・（１
５）の本体（１９）とその本体（１９）に開閉自在に取
り付けるリッド（２４）・（２５）との間に連続帳票用
紙（２６）をセットし、その用紙（２６）を前記トラク
タ（１５）を駆動して搬送し、プラテン（１１）に対し
て給排出する印字装置において、前記トラクタ本体（１
９）とたとえば下側リッド（２５）との間の用紙通路（
３３）を挟んで、一方の前記トラクタ本体（１９）側に
前記用紙（２６）を光反射部材としてその用紙（２６）
の有無を検知する反射型フォトセンサ（３０）を設置し
、他方の下側リッド（２５）側の光反射率を低く形成し
てなることを特徴とする。

以下、図面に示すこの発明の実施例に基づいてこの発明
を具体的かつ詳細に説明する。

第２図は印字装置の一例としてのプリンタであって、装
置本体（Ａ）上にトラクタフィードユニット（Ｂ）を取
り付けてなる。トラクタフィードユニット（Ｂ）は、左
右に一定の距離を隔てて一対の支持フレーム（１０）・
（１０）を対向して備え、たとえばそれら支持フレーム
下端からのびる可動爪を開いてその可動爪と同じく下端
からのびる固定爪との間でプラテン軸を挟み、装置本体
（Ａ）上に着脱自在に取り付ける。図示しないが、この
ときプラテン軸上の歯車に支持フレーム（１０）内の歯
車が噛み合い、プラテン（１１）の回転をドライブ軸（
１２）へと伝達するようになっている。また、このトラ
クタフィードユニット（Ｂ）は、左右支持フレーム（１
０）・（１０）間にドライブ軸（１２）とサポート軸（
１３）とを平行に掛は渡してなる。それらドライブ軸お
よびサポート軸（１３）は、中央でガイドスライダ（１
４）を貫通し、その左右両側でそれぞれトラクタ（１５
）・（１５）を貫通する。ガイドスライダ（１４）は、
ドライブ軸（１２）およびサポート軸（１３）に沿って
適宜スライド可能とされ、またトラクタ（１５）・（１
５）は用紙サイズに合わせてそれら軸上で適宜位置決め
可能とする、そして、それらトラクタ（１５）・（１５
）の用紙挿入位置に連続帳票用紙を案内するガイド板（
１６）を左右支持フレーム（１０）・（１０）間に設け
、その上　側にトラクタ（１５）・（１５）から送り出
される連続帳票用紙を案内するガイドネット（１７）を
掛は渡す。

トラクタ（１５）・（１５）は、第３図に示すとおり、
２つの平行な側板（１８）・（１８）からなるトラクタ
本体（１９）の歯車（２０）の角孔（２０ａ）に角軸で
あるドライブ軸（１２）を貫通する。歯車（２０）は、
トラクタ本体（１９）で回転自在に支持し、外周歯を用
紙送りベルト（２１）の内歯と噛み合わす。そして、ド
ライブ軸（１２）の回転をこの歯車（２０）を介し用紙
送りベルト（２１）へと伝達する。ベルト（２１）は、
エンドレスで、外周に複数のスプロケット（２１ａ）・
・・・・・を有し、両側板（１８）・（１８）間で回動
する。外側の側板（１８）の上側には、ヒンジ部（２２
）・（２３）を介し開閉可能に上側のリッド（２４）を
取り付け、また同じく下側にはヒンジ部を介し開閉可能
に下側のリッド（２５）を取り付ける。

そして、図示トラクタフィードユニット（Ｂ）に連続帳
票用紙をセットするするときは、上側のリッド（２４）
・（２４）を開け、下側のリッド（２５）・（２５）を
閉じ、第３図に矢示するようにトラクタ（１５）・（１
５）の後方からそれら下側のリッド（２５）・（２５）
上に連続帳票用紙（２６）を挿入する。しかして、プラ
テンノブ（２７）を回し、スプロケット（２１ａ）を該
用紙（２６）の両側縁スプロケット孔（２６ａ）に順次
嵌め込み、用紙（２６）を両トラクタ（１５）・（１５
）内に次々と巻き込む。そして、用紙（２６）を第４図
に示す如くプラテン（１１）に巻き付け、再びトラクタ
（１５）・（１５）の上側でスプロケット孔（２６ａ）
にスプロケット（２１ａ）を嵌め合わす。しかして、上
側のリッド（２４）を閉め、第４図に示す状態として用
紙セットする。そして、ドライブ軸（１２）を回転して
用紙送りを行うのである。

ところで、上記したトラクタ（１５）・（１５）は、樹
脂材料からなり、第１図に示すように、さらにその一方
のトラクタ（１５）の下側リッド（２５）は、トラクタ
本体（１９）と対向する対向面（２５ａ）を荒目に形成
してその光反射率が低くなるようにつくる。他７一 方、トラクタ本体（１９）の内側の側板（１８）に反射
型フォトセンサ（３０）をこの下側リッド（２５）に向
けて設置する。この反射型フォトセンサ（３０）は、従
来と同様に、一対の発光素子（３１）と受光素子（３２
）とを備え、用紙通路（３３）を通過する用紙（２６）
を反射部材とする。したがって、図中矢示する如く、発
光素子（３１）からの光を用紙（２６）で反射して受光
素子（３２）で受光する間は用紙（２６）の存在を検知
し、その用紙終端が通過後は、光が下側リッド（２５）
の対向面（２５ａ）で反射しないので受光素子（３２）
で受光せず、用紙（２６）の未セツト状態を検知するこ
ととなる。

このように第１図に示すこの発明のペーパーエンド検知
機構では、トラクタ（１５）の下側リッド（２５）自体
を加工してその光反射率を低くする構成にした。しかし
、この発明は、第５図に示すように、この下側リッド（
２５）の対向面（２５ａ）上に、たとえばスェードのよ
うなシート状の光反射率の低い部材（４０）を別途貼り
付けることによって、前記フォトセンサ（３０）と対向
する下側リッド（２５）側を発光素子（３１）からの光
が当たってもその光を受光素子（３２）へと反射しない
ように形成することもできる。

効　　　果 したがって、この発明によれば、上記したようにトラク
タの用紙通路を通る用紙を光反射部材とする反射型フォ
トセンサを用いて用紙の有無を検知するペーパーエンド
検知機、構にあって、誤動作を防止し、用紙のエンド検
知を著しく正確かつ安定したものにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例であるペーパーエンド検知
機構を備えるトラクタでプラテンに巻き付けた連続帳”
票用紙を搬送する状態を示す概略側面図、第２図は第１
図に示すトラクタを有するトラクタフィードユニットを
搭載したプリンタの斜視図、第３図はそのトラクタフィ
ードユニットのトラクタの拡大斜視図、第４図は左右ト
ラクタで連続帳票用紙を搬送する状態を示す斜視図、第
５図はこの発明のペーパーエンド検知機構の他の実施例
を示す第１図と同様の概略側面図、第６図は従来のペー
パーエンド検知機構を示す第１図と同様の概略側面図で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、装置本体にトラクタを取り付け、該トラクタの本体
   とその本体に開閉自在に取り付けるリッドとの間に連続
   帳票用紙をセットし、その用紙を前記トラクタを駆動し
   て搬送する印字装置において、前記トラクタ本体と前記
   リッドとの間の用紙通路を挟んで、一方の前記トラクタ
   本体側に前記用紙を光反射部材としてその用紙の有無を
   検知する反射型フォトセンサを設置し、他方の前記リッ
   ド側の光反射率を低く形成してなる、印字装置のペーパ
   ーエンド検知機構。 ２、前記リッドの前記フォトセンサとの対向面を荒目に
   形成して光反射率を低くしてなる、前記特許請求の範囲
   第１項に記載の印字装置のペーパーエンド検知機構。 ３、前記リッドの前記フォトセンサとの対向面上に光反
   射率の低い部材を取り付けてなる、前記特許請求の範囲
   第１項に記載の印字装置のペーパーエンド検知機構。