JP2016147423A - プリンター - Google Patents
プリンター Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016147423A JP2016147423A JP2015025042A JP2015025042A JP2016147423A JP 2016147423 A JP2016147423 A JP 2016147423A JP 2015025042 A JP2015025042 A JP 2015025042A JP 2015025042 A JP2015025042 A JP 2015025042A JP 2016147423 A JP2016147423 A JP 2016147423A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- printer
- support member
- recording
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
【課題】仕様の異なる記録媒体を使用する場合であっても、記録媒体の安定搬送を実現するプリンターを提供する。
【解決手段】記録媒体を搬送経路32に沿って搬送する記録媒体搬送機構30と、前記記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動可能な記録ヘッド51とを備え、外装ケース11によって覆われるプリンター10であって、記録媒体搬送機構30は、少なくとも、搬送経路32を横断する方向に延出する主動ローラー42と、主動ローラー42に押圧される回転自在の従動ローラーと、従動ローラーを支持するとともに、主動ローラー42と離反する方向に回動可能な支持部材44と、を備え、外装ケース11は、外殻を構成する本体ケース12と、支持部材44、搬送経路32の一部、および記録ヘッド51の移動範囲を覆うとともに、本体ケース12に対して開閉自在に支持される開閉カバー13と、を備える。
【選択図】図6
【解決手段】記録媒体を搬送経路32に沿って搬送する記録媒体搬送機構30と、前記記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動可能な記録ヘッド51とを備え、外装ケース11によって覆われるプリンター10であって、記録媒体搬送機構30は、少なくとも、搬送経路32を横断する方向に延出する主動ローラー42と、主動ローラー42に押圧される回転自在の従動ローラーと、従動ローラーを支持するとともに、主動ローラー42と離反する方向に回動可能な支持部材44と、を備え、外装ケース11は、外殻を構成する本体ケース12と、支持部材44、搬送経路32の一部、および記録ヘッド51の移動範囲を覆うとともに、本体ケース12に対して開閉自在に支持される開閉カバー13と、を備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、搬送される記録媒体に情報を記録するプリンターに関する。
情報が記録される記録媒体を平面に沿って搬送する記録媒体搬送機構と、複数の記録ワイヤーを備える記録ヘッドとを備え、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と交差する方向に移動させながら、インクを含浸するインクリボンを介して、平面に沿って搬送される記録媒体に情報を記録するドットインパクト方式のプリンターが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のプリンターは、記録媒体が平面に沿って搬送されるため、複数枚積層された複写紙、厚みの異なる単票紙および用紙が積層され一辺が綴じられた冊子等、多くの種類の記録媒体に情報を記録することができる。
上述のプリンターは、多様な記録媒体に情報を記録できることを理由に様々な業務分野で用いられる。プリンターは、業務態様によって用いられ方が異なる。例えば、記録媒体の種類や設置場所に応じて、記録媒体の挿入方向を前後に変更したいとの要求もある。しかし、記録ヘッドによる記録位置の周辺にはリボンカセットのリボンを含め種々の機構や部品が配置されている。そのため、種類、特に厚みが異なる記録媒体をこのようなプリンターに挿入し搬送すると機構や部品等に引っ掛かり紙ジャム等の不具合が発生する虞がある。すなわち、異なる仕様の記録媒体を異なる方向から挿入するような使い方に対して、安定した記録媒体の搬送が困難であるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)情報が記録される記録媒体を、平面領域を有する搬送経路に沿って搬送する記録媒体搬送機構と、前記記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動可能な記録ヘッドとを備え、外殻を外装ケースによって覆われるプリンターであって、前記記録媒体搬送機構は、少なくとも、前記搬送経路を横断する方向に延出する主動ローラーと、前記主動ローラーに所定の圧力で押圧される回転自在の従動ローラーと、前記従動ローラーを支持するとともに、前記主動ローラーと離反する方向に回動可能な支持部材と、を備え、前記外装ケースは、外殻を構成する本体ケースと、前記支持部材、前記搬送経路の一部、および前記記録ヘッドの移動範囲を覆うとともに、前記本体ケースに対して開閉自在に支持される開閉カバーと、を備えることを特徴とするプリンター。
この構成によれば、プリンターは、本体ケースに設けられた開閉カバーを開くことによって、記録媒体搬送機構の従動ローラーを支持する支持部材、搬送経路の一部、および記録ヘッドの移動範囲を露出させることができる。さらに、支持部材は、回動されることによって、従動ローラーと主動ローラーと離反し、主動ローラー部分を露出することができる。そのため、異なる仕様の記録媒体を異なる方向から挿入し、記録媒体が周辺の部品や機構に引っ掛かったりする不具合が発生したとしても、開閉カバーや支持部材を回動操作することによって、容易に除去し回復させることができる。その結果、異なる仕様の記録媒体であっても安定した記録媒体の搬送が実現できる。
(適用例2)前記開閉カバーおよび前記支持部材の回動方向は同一な方向であり、開動作においては、前記開閉カバーおよび前記支持部材は、独立して回動し、前記開閉カバーおよび前記支持部材が共に開状態からの閉動作においては、前記開閉カバーの閉動作に連動して前記支持部材が閉動作を行うことを特徴とする上記のプリンター。
この構成によれば、開閉カバーおよび支持部材を独立して開くことができる。そのため、例えば、リボンカセットの交換等のメンテナンスのときは、開閉カバーのみを開いて実施し、記録媒体の引っ掛かりの除去や記録ヘッドのメンテナンスのときは、支持部材をも開いて実施する等、状況に応じた動作を行うことができる。また、開閉カバーおよび支持部材が共に開いてメンテナンス等を行った場合は、開閉カバーを閉じることによって支持部材が自動的に閉じることができる。そのため、支持部材の閉め忘れを防止できるとともに、作業動作を低減することができる。その結果、メンテナンス等の作業が容易な使い勝手のよいプリンターを提供することができる。
(適用例3)前記開閉カバーは、回動方向と交差する第1面を有し、前記支持部材は、回動中心と相反する位置に突起部を有し、前記第1面の回動領域内に、前記支持部材の前記突起部の回動範囲が設定されていることを特徴とする上記のプリンター。
この構成によれば、開閉カバーの閉動作に伴って、開閉カバーの第1面が支持部材の突起部に接触し、第1面のさらなる回動によって、突起部が回動中心を支点に回動する。そのため、開閉カバーの閉動作に連動して支持部材が閉動作を行うことができる。
(適用例4)前記開閉カバーは、回動方向と交差する第1面を有し、前記支持部材は、開状態において、回動中心と相反する位置にある部位が前記第1面に接していることを特徴とする上記のプリンター。
この構成によれば、開閉カバーの閉動作に伴って、開閉カバーの第1面に接する支持部材の部位が回動中心を支点に回動する。そのため、開閉カバーの閉動作に連動して支持部材が閉動作を行うことができる。
以下、本実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で参照する図面では、説明および図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺を実際のものとは異なるように表す場合がある。
(プリンターの全体構成について)
まず、プリンターの全体構成について、図1を参照して説明する。図1は本発明に係るプリンターの外観斜視図である。なお、以下の説明では、プリンターとして、記録ワイヤーを備える記録ヘッドを用いて、インクを含浸するインクリボンを介して、記録媒体の記録面に情報を記録するドットインパクト方式のプリンターを例にとって説明する。また、図1に示すX方向は記録媒体の搬送方向を示し、Y方向は、記録媒体の幅方向を示し、Z方向は、X方向およびY方向と直交する方向を示す。
まず、プリンターの全体構成について、図1を参照して説明する。図1は本発明に係るプリンターの外観斜視図である。なお、以下の説明では、プリンターとして、記録ワイヤーを備える記録ヘッドを用いて、インクを含浸するインクリボンを介して、記録媒体の記録面に情報を記録するドットインパクト方式のプリンターを例にとって説明する。また、図1に示すX方向は記録媒体の搬送方向を示し、Y方向は、記録媒体の幅方向を示し、Z方向は、X方向およびY方向と直交する方向を示す。
図1に示すように、プリンター10は、後述するプリンター本体20(図3参照)を内包するように外装ケース11が設けられている。外装ケース11は、プラスチック等の成形品が好適に用いられ、本体ケース12と、開閉カバー13と、記録媒体ガイド16とを備える。本体ケース12は、上ケース12aおよび下ケース12bから構成され、略皿状の下ケース12bにはプリンター本体20が取り付けられ、プリンター本体20の大部分が上ケース12aによって覆われている。
上ケース12aおよび下ケース12bの境界部分のX(+)方向には、給排出口14が設けられ、X(−)方向には、供給口15が設けられている。給排出口14には、記録媒体の供給、排出をガイドする記録媒体ガイド16が延設されている。記録媒体ガイド16が設けられている給排出口14のZ方向上部には、開閉カバー13が上ケース12aに配設されている。開閉カバー13は、略長方形の平板形状であり、図中Z(−)方向にある上ケース12aとの接合部を支点として図中矢印A方向に回動可能となっている。また、上ケース12aのZ方向の上部部分には、プリンター10の操作ボタンや表示部が配置されたスイッチパネル19が設けられている。
記録媒体ガイド16は、平板状の記録媒体載置面17を有し、給排出口14より供給される記録媒体の供給をガイドしたり、情報が記録された排出される記録媒体を載置したりする機能を有する。また、開閉可能な開閉カバー13は、図中矢印A方向に開かれることによって、外装ケース11内のプリンター本体20の後述する搬送経路32(図4参照)を含む記録媒体搬送機構30、記録機構50の一部やリボンカセット80を露出させることができる。そのため、例えば、リボンカセット80の交換、記録媒体搬送機構30や記録機構50のメンテナンス、記録媒体の搬送上の不具合の修復等を容易に行うことができる。
上述のプリンター10は、給排出口14または供給口15の2方向のいずれかから供給された記録媒体に記録機構50を用いて情報を記録して、給排出口14の記録媒体ガイド16に沿って排出することができる業務用のプリンターである。
(記録媒体について)
ここで、本実施形態に係るプリンターに用いられる記録媒体の例について、図2を参照して説明する。図2(a),(b)は、プリンターに適用される記録媒体の例を示す図である。なお、図2に示すX方向、Y方向およびZ方向は、本記録媒体をプリンターに適用した場合に図1に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一な方向を示す。
ここで、本実施形態に係るプリンターに用いられる記録媒体の例について、図2を参照して説明する。図2(a),(b)は、プリンターに適用される記録媒体の例を示す図である。なお、図2に示すX方向、Y方向およびZ方向は、本記録媒体をプリンターに適用した場合に図1に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一な方向を示す。
本実施形態に係るドットインパクト方式のプリンター10は、記録媒体としてファンフォールド紙F、定型サイズの単票用紙T等を選択的に使い分ける。ファンフォールド紙Fは、例えばロイコ染料等の顕色反応を利用した長尺のノーカーボン用紙や、長尺の用紙Pの裏面にカーボンインクを塗布したカーボン用紙を複数枚重ね合わせて構成されている。
図2(a)に示すように、ファンフォールド紙Fは、長尺の用紙PのX方向に沿って所定の間隔でミシン目Mが設けられY方向に切断可能に構成され、ミシン目M部位で交互に逆方向に折り畳まれ積層される。また、ファンフォールド紙Fは、X方向に沿って両側縁Fa,FbにスプロケットホールSが所定のピッチで列状に形成されている。スプロケットホールSは、後述する記録媒体搬送機構30(図4参照)のトラクターユニット33のトラクターピンが係合可能である。
このようなファンフォールド紙Fは、用途によって重ね合わせられる枚数が設定され、両側縁Fa,Fb部分が糊付けもしくは部分型押し等で固着されている。そして、プリンター10の図示しない記録ワイヤーにより圧力が加えられると、ノーカーボン用紙やカーボン用紙は、加圧部分が発色して文字情報等が複写記録される。本実施形態では、ファンフォールド紙Fは、図1に示すプリンター10の供給口15より供給されて、情報が記録され給排出口14より排出される。
また、図2(b)に示すように、記録媒体として、例えばA4〜A3等の定型サイズや任意のサイズの単票用紙Tを用いることもできる。この単票用紙Tは、用途に応じ厚みやサイズが異なることがある。本実施形態では、単票用紙Tは、図1に示すプリンター10の給排出口14より供給されて、情報が記録され同じく給排出口14より排出される。また、記録媒体は、図示しないが通帳等の複数の用紙を綴じた冊子形態のものや、封筒等の袋状に成形されたものであってもよい。記録媒体の材質は、紙類、合成樹脂製のシート、フィルムであってもよい。また、表面にコーティングや浸潤等の加工を施したものであってもよい。
(プリンター本体について)
次いで、プリンター本体について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、プリンター本体の主要構成部分を示す外観斜視図であり、図4は、プリンター本体の側断面図である。図5は、記録媒体搬送機構と記録機構を説明する図である。なお、図3〜図5に示すX方向、Y方向およびZ方向は、図1に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一な方向を示す。
次いで、プリンター本体について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、プリンター本体の主要構成部分を示す外観斜視図であり、図4は、プリンター本体の側断面図である。図5は、記録媒体搬送機構と記録機構を説明する図である。なお、図3〜図5に示すX方向、Y方向およびZ方向は、図1に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一な方向を示す。
図3および図4に示すように、プリンター本体20は、本体フレーム22と、記録媒体搬送機構30と、記録機構50とを備える。図3に示すように、本体フレーム22は、板金の曲げ加工等で形成され、プリンター本体20の下部を構成するベースフレーム23と、ベースフレーム23上に立設されたメインフレーム24と、ベースフレーム23およびメインフレーム24のY方向両側端部に連結された左サイドフレーム25、右サイドフレーム26とからなる。本体フレーム22は、プリンター本体20の外殻を形成するとともに、各機構を支持固定する機能を有する。
(記録媒体搬送機構について)
まず、記録媒体搬送機構について説明する。図5に示すように、記録媒体搬送機構30は、記録媒体が搬送される搬送経路32に沿って、X(−)方向、すなわち供給口15から順にトラクターユニット33と、第1搬送ローラー対35と、第2搬送ローラー対41とを有する。
まず、記録媒体搬送機構について説明する。図5に示すように、記録媒体搬送機構30は、記録媒体が搬送される搬送経路32に沿って、X(−)方向、すなわち供給口15から順にトラクターユニット33と、第1搬送ローラー対35と、第2搬送ローラー対41とを有する。
トラクターユニット33は、図2に示すファンフォールド紙FのスプロケットホールSに挿入可能なトラクターピン34aが形成されたトラクターベルト34と、トラクターベルト34が架け渡されている駆動スプロケット33aおよび従動スプロケット33bとを備えている。トラクターユニット33は、搬送されるファンフォールド紙Fの幅方向の両端にあるスプロケットホールSに対応するように搬送経路32のY方向両側に各々配置されている。
駆動スプロケット33aは、図示しない送りモーターに連結され、送りモーターより駆動力を得て回動する。そのため、トラクターユニット33は、トラクターピン34aが設けられたトラクターベルト34を回動させ、トラクターピン34aとファンフォールド紙Fに形成されたスプロケットホールSとが順次係合することによって、ファンフォールド紙Fを所望の方向に搬送する。なお、トラクターピン34aとファンフォールド紙FのスプロケットホールSとが係合する部位は、開閉自在のトラクターカバー31によってカバーされている。
第1搬送ローラー対35は、第1送りローラー36と、第1押えローラー37とを有している。図3に示すように、第1送りローラー36は、ゴム等の弾性体等からなる円柱形状の複数のローラー38と、各々のローラー38の軸方向を貫くローラー軸39とから構成され、搬送経路32を横断するように搬送経路32のZ方向上側に設けられている。第1押えローラー37は、プラスチック等からなる円柱形状のローラーであり、Z方向下方から付勢力によって、搬送経路32を介して第1送りローラー36の各々のローラー38に押し付けるように配置されている。
第1送りローラー36は、図示しない送りモーターに連結され、送りモーターより駆動力を得て回転する。そのため、第1送りローラー36と第1押えローラー37とに挟持される記録媒体を搬送経路32に沿って正逆任意の方向に搬送することができる。なお、本実施形態では、第1送りローラー36と第1押えローラー37とが密着状態で離反できる構造になっていない。但し、レイアウト等を考慮して後述する第2搬送ローラー対41と同様に離反可能としてもよい。
図5に示すように、第2搬送ローラー対41は、第1搬送ローラー対35のX(+)方向に配置され、主動ローラーとしての第2送りローラー42と、従動ローラーとしての第2押えローラー43とを有している。第2送りローラー42は、ゴム等の弾性体等からなる円柱形状の複数のローラー48(図3参照)と、各々のローラー48の軸方向を貫くローラー軸49(図3参照)とから構成され、搬送経路32を横断するように搬送経路32のZ方向下側に設けられている。
第2押えローラー43は、プラスチック等からなる円柱形状のローラーであり、Z方向上方から付勢力によって、搬送経路32を介して第2送りローラー42の各々のローラー48に押し付けるように配置されている。なお、第2押えローラー43は、支持部材としての第2押えローラー取り付け部材44に取り付けられている。第2押えローラー取り付け部材44は、図5中矢印B方向に回動自在に設けられ、回動されることにより、第2送りローラー42と第2押えローラー43とを圧接または離反させることができる。
第2送りローラー42は、図示しない送りモーターに連結され、送りモーターより駆動力を得て回転する。そのため、第2送りローラー42と第2押えローラー43とに挟持される記録媒体を搬送経路32に沿って正逆任意の方向に搬送することができる。また、第2搬送ローラー対41のX(+)方向、すなわち給排出口14には、前述の記録媒体ガイド16が配置される。
上述の構成を有する記録媒体搬送機構30は、供給口15から供給される記録媒体としてのファンフォールド紙Fを、トラクターユニット33、第1搬送ローラー対35、第2搬送ローラー対41によって搬送経路32に沿ってX(+)方向に搬送し、給排出口14の記録媒体ガイド16の記録媒体載置面17に排出することができる。また、給排出口14の記録媒体ガイド16にガイドされ供給される単票用紙Tを、第1搬送ローラー対35および第2搬送ローラー対41によって、搬送経路32に沿ってX(−)方向およびX(+)方向に正逆方向に搬送し、再度、給排出口14の記録媒体ガイド16の記録媒体載置面17に排出することができる。
(記録媒体検出装置について)
次いで、記録媒体検出装置について説明する。図4に示すように、第2搬送ローラー対41の第2送りローラー42近傍には第1記録媒体検出装置52が設けられている。第1記録媒体検出装置52は、搬送経路32のZ方向下方に設置されている。記録媒体の先端もしくは裏面が接触することで記録媒体の先端位置または有無を検出するセンサーである。第1記録媒体検出装置52は、略箱形の本体52aを備え、この本体52aに検出レバー53と光学式のセンサーユニット54とが設けられている。検出レバー53は、上端部である一方の端部が棒状に形成され搬送経路32に一部突出している。検出レバー53は、所定の支持部を中心に揺動可能に配置され、他方の端部は、センサーユニット54の図示しない発光部と受光部との間を横断可能に配置されている。
次いで、記録媒体検出装置について説明する。図4に示すように、第2搬送ローラー対41の第2送りローラー42近傍には第1記録媒体検出装置52が設けられている。第1記録媒体検出装置52は、搬送経路32のZ方向下方に設置されている。記録媒体の先端もしくは裏面が接触することで記録媒体の先端位置または有無を検出するセンサーである。第1記録媒体検出装置52は、略箱形の本体52aを備え、この本体52aに検出レバー53と光学式のセンサーユニット54とが設けられている。検出レバー53は、上端部である一方の端部が棒状に形成され搬送経路32に一部突出している。検出レバー53は、所定の支持部を中心に揺動可能に配置され、他方の端部は、センサーユニット54の図示しない発光部と受光部との間を横断可能に配置されている。
上述の構造を有する第1記録媒体検出装置52は、搬送経路32を搬送される記録媒体の先端もしくは裏面に検出レバー53の上端部が接触し所定の支持部を中心に揺動する。そして、検出レバー53の他方の端部がセンサーユニット54の発光部と受光部との間を横切ることによって記録媒体の先端もしくは有無をセンサーユニット54の電気信号として検出することができる。また、第1搬送ローラー対35の近傍に反射型の光学センサーを用いた第2記録媒体検出装置59を設けることが好ましい。
(記録機構について)
次いで、記録機構について説明する。図3および図5に示す記録機構50は、搬送経路32に沿って、第1搬送ローラー対35と第2搬送ローラー対41との間に配置され、記録ヘッド51と、プラテン21と、キャリッジ60と、キャリッジ移動機構70と、リボン送り機構75とを備える。記録ヘッド51は、内部に図示しない複数の記録ワイヤーおよびそれに対応する電磁石を有する。記録ヘッド51は、図示しない制御部から送信される記録信号に従って、電磁石を動作させ記録ワイヤーを選択的に突出する。
次いで、記録機構について説明する。図3および図5に示す記録機構50は、搬送経路32に沿って、第1搬送ローラー対35と第2搬送ローラー対41との間に配置され、記録ヘッド51と、プラテン21と、キャリッジ60と、キャリッジ移動機構70と、リボン送り機構75とを備える。記録ヘッド51は、内部に図示しない複数の記録ワイヤーおよびそれに対応する電磁石を有する。記録ヘッド51は、図示しない制御部から送信される記録信号に従って、電磁石を動作させ記録ワイヤーを選択的に突出する。
記録ヘッド51は、搬送経路32側に記録ワイヤーを突出可能な姿勢でキャリッジ60に搭載される。キャリッジ60は、材料としてプラスチック等が好適に適用され、キャリッジ本体61と記録ヘッド保持部64とを備える。キャリッジ本体61には、左サイドフレーム25と右サイドフレーム26との間に架け渡されるキャリッジ軸27が摺動自在に挿通されるキャリッジガイド穴62が設けられている。また、キャリッジ本体61のZ(+)側には、左サイドフレーム25と右サイドフレーム26との間に架け渡されるキャリッジガイド板28を摺動自在に挟み込むキャリッジガイド部63が設けられている。そのため、キャリッジ60は、左サイドフレーム25と右サイドフレーム26との間をY方向に往復移動可能な状態で支持される。
記録ヘッド保持部64は、図5に示すように記録ヘッド51を、記録ワイヤーがZ(−)方向に突出する姿勢で保持する。記録ヘッド51は、例えばネジ等の締結部品で取り付けられる。記録ヘッド保持部64は、記録ヘッド51の記録ワイヤーが収納されるノーズ部分が露出する図示しない開口部のY方向両側に、前述のインクリボン84が摺動する斜面を有するリボンガイド66を備える。
キャリッジ移動機構70は、キャリッジ駆動モーターと1対のプーリーと無端ベルトであるキャリッジ駆動ベルトと(いずれも図示省略)を有する。1対のプーリーは、メインフレーム24のY方向両側に各々配置され、いずれか一方がキャリッジ駆動モーターと歯車列を介して連結されている。この1対のプーリーにはキャリッジ駆動ベルトが架け渡されている。キャリッジ60は、この無端ベルトの一部の位置に連結されている。そのため、記録ヘッド51を搭載したキャリッジ60は、キャリッジ駆動モーターの正転および逆転動作によって、キャリッジ軸27およびキャリッジガイド板28に支持され、左サイドフレーム25と右サイドフレーム26との間をY方向に往復移動できる。
プラテン21は、搬送経路32を挟んでキャリッジ60に搭載された記録ヘッド51の記録ワイヤーの走査領域に対向する位置に設けられている。プラテン21は、キャリッジ60の走査方向に沿って延設される平面を有する平プラテンである。このプラテン21は、記録ヘッド51による記録位置を規定する。
図5に示すように、リボン送り機構75は、リボン駆動軸76を含むリボン駆動伝達ユニット77を有している。リボン駆動伝達ユニット77は、図示しないワンウェイクラッチを含む複数の歯車から構成され、キャリッジ移動機構70の駆動プーリーから動力を得て、キャリッジ60のいずれかの移動時にリボン駆動軸を回転させる。リボン送り機構75には、リボンカセット80が取り付けられる。
図5に示すように、リボンカセット80は、カセットケース81によって外部を覆われ、インクを含浸させた長尺の無端形状のインクリボン84とリボン繰り出しローラー対85とを内蔵している。このとき、リボン繰り出しローラー対85は、インクリボン84の一部分を挟持している。リボンカセット80をリボン送り機構75にセットしたとき、リボン駆動伝達ユニット77のリボン駆動軸76と、リボンカセット80のリボン繰り出しローラー対85のいずれか一方のローラーとが嵌合する。また、このとき、リボンカセット80の図示しない腕部から張り渡した状態で露出しているインクリボン84は、記録ヘッド51の記録ワイヤーが突出する側に摺動可能な状態で巻き付く。
このような構成を有するリボン送り機構75は、キャリッジ60がいずれかの方向に移動したとき、リボンカセット80内のリボン繰り出しローラー対85のローラーを回動させ、インクリボン84を、カセットケース81から順次繰り出し記録ヘッド51の記録ワイヤーが突出する部分に摺動させながら送ることができる。
(プリンターの動作について)
(ファンフォールド紙の場合)
ここで、上述の構成を有するプリンター10の動作について説明する。まず、記録媒体として図2に示すファンフォールド紙Fを用い、図1に示すプリンター10の供給口15より供給し、情報が記録され給排出口14より排出する場合について説明する。
(ファンフォールド紙の場合)
ここで、上述の構成を有するプリンター10の動作について説明する。まず、記録媒体として図2に示すファンフォールド紙Fを用い、図1に示すプリンター10の供給口15より供給し、情報が記録され給排出口14より排出する場合について説明する。
図4および図5に示すように、プリンター10の外部に積層されたファンフォールド紙Fは順次引き出され、供給口15から供給されてトラクターユニット33にセットされる。その後、トラクターユニット33を駆動させ、ファンフォールド紙Fを搬送経路32に沿ってX(+)方向に搬送して第1搬送ローラー対35の位置まで到達させる。第1搬送ローラー対35に至ったファンフォールド紙Fは、さらに搬送され記録機構50の記録位置、すなわち記録ヘッド51の走査位置に到達する。
第1搬送ローラー対35を動作させてファンフォールド紙Fをさらに搬送し、第2搬送ローラー対41の方向に進ませる。第2搬送ローラー対41の近傍には第1記録媒体検出装置52が設けられているため、第1記録媒体検出装置52によるファンフォールド紙Fの先端検出信号を確認すれば、ファンフォールド紙Fが第2搬送ローラー対41に至ったことおよび第2搬送ローラー対41に挟持されたことが確認できる。その後、記録機構50の記録ヘッド51をY方向に往復移動させながら、X方向に搬送されるファンフォールド紙Fの記録面に所望の情報を記録する。情報が記録されたファンフォールド紙Fは、これら記録媒体搬送機構30によってさらに搬送され、プリンター10の給排出口14より排出され記録媒体ガイド16の記録媒体載置面17に載置される。
(単票用紙の場合)
次いで、記録媒体として図2に示す単票用紙Tを用い、図1に示すプリンター10の給排出口14より供給し、情報を記録して同じく給排出口14より排出する場合について説明する。単票用紙Tは、一枚ずつ処理される場合があるため、オペレーターが操作する前面の給排出口14より供給して同じく前面の給排出口14に排出する場合がある。また、単票用紙Tとして、厚みの異なる単票、用紙が積層され一辺が綴じられた冊子、複数枚が積層され単票形式になっているもの等、多くの種類が適用される。
次いで、記録媒体として図2に示す単票用紙Tを用い、図1に示すプリンター10の給排出口14より供給し、情報を記録して同じく給排出口14より排出する場合について説明する。単票用紙Tは、一枚ずつ処理される場合があるため、オペレーターが操作する前面の給排出口14より供給して同じく前面の給排出口14に排出する場合がある。また、単票用紙Tとして、厚みの異なる単票、用紙が積層され一辺が綴じられた冊子、複数枚が積層され単票形式になっているもの等、多くの種類が適用される。
単票用紙Tは、プリンター10の給排出口14に設けられた記録媒体ガイド16の記録媒体載置面17に沿って挿入される。プリンター10は、挿入される単票用紙Tの先端部分が第1記録媒体検出装置52の検出レバー53に接触し、検出レバー53が揺動動作をすることによって単票用紙Tの先端位置、単票用紙Tが挿入されたことを検出する。この検出をトリガーとし第2搬送ローラー対41を駆動して、挿入された単票用紙Tを搬送経路32に沿ってX(−)方向に搬送する。搬送される単票用紙Tは、記録機構50の記録位置、すなわちプラテン21位置を経て第1搬送ローラー対35方向に進む。
この状態で、第2搬送ローラー対41を動作させて単票用紙Tをさらに搬送し、第1搬送ローラー対35の位置に至らせる。第1搬送ローラー対35の近傍には第2記録媒体検出装置59が設けられているため、第2記録媒体検出装置59による単票用紙Tの先端検出信号を確認すれば、単票用紙Tが第1搬送ローラー対35に至ったことおよび第1搬送ローラー対35に挟持されたことが確認できる。
記録機構50の記録ヘッド51をY方向に往復移動させながら、X(−)方向に搬送される単票用紙Tの記録面に所望の情報を記録する。情報が記録された単票用紙Tは、記録媒体搬送機構30の第1搬送ローラー対35および第2搬送ローラー対41によって逆方向であるX(+)方向に搬送される。情報が記録された単票用紙Tは、プリンター10の給排出口14より排出され記録媒体ガイド16の記録媒体載置面17に載置される。
(開閉カバーと支持部材としての第2押えローラー取り付け部材との関係について)
ここで、本発明に係る開閉カバーと第2押えローラー取り付け部材との関係について、図4〜7を参照して説明する。上述の図4および図5は、プリンターの側断面図であり、開閉カバーと第2押えローラー取り付け部材とが閉じた状態を示している。図6は、開閉カバーが開いた状態を示すプリンターの側断面図であり、図7は、開閉カバーと第2押えローラー取り付け部材とが開いた状態を示すプリンターの側断面図である。なお、図6および図7に示すX方向、Y方向およびZ方向は、図1に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一な方向を示す。
ここで、本発明に係る開閉カバーと第2押えローラー取り付け部材との関係について、図4〜7を参照して説明する。上述の図4および図5は、プリンターの側断面図であり、開閉カバーと第2押えローラー取り付け部材とが閉じた状態を示している。図6は、開閉カバーが開いた状態を示すプリンターの側断面図であり、図7は、開閉カバーと第2押えローラー取り付け部材とが開いた状態を示すプリンターの側断面図である。なお、図6および図7に示すX方向、Y方向およびZ方向は、図1に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一な方向を示す。
図4および図5に示すように、プリンター10の記録時および待機時では、外装ケース11の開閉カバー13は、本体ケース12の上ケース12aに対して閉じた状態である。また、記録媒体搬送機構30の第2押えローラー取り付け部材44は、矢印B(+)方向に位置し、第2押えローラー取り付け部材44に回転自在に取り付けられた複数の第2押えローラー43は、対応する第2送りローラー42に圧接した状態になっている。この状態で記録媒体に対する記録作業や搬送作業が行われる。
第2押えローラー取り付け部材44は、プラスチック等の成形品が好適に適用され、複数の第2押えローラー43が回転自在に取り付けられるとともに、図中X(+)方向の端部に回動支点45を有し、回動支点45を中心に図中矢印B方向に回動可能となっている。また、第2押えローラー取り付け部材44には、例えば2安定ばねとしての機能を有する図示しない押圧ばねが取り付けられ、閉じられた状態では第2押えローラー43と第2送りローラー42とが圧接した状態で安定し、開かれた状態では第2押えローラー43が取り付けられた面44a(図7参照)が露出する状態で安定する。
第2押えローラー取り付け部材44は、第2押えローラー43が取り付けられた面44aと相対する面44bを有し、面44bには突起部46(図6参照)が形成されている。突起部46は、第2押えローラー取り付け部材44を矢印B方向に回動させるツマミとしての機能を有するとともに、開いた状態で、開閉カバー13の内面である第1面13bに対して接する度当りとしての機能を有する。
リボンカセット80の交換や各機構のメンテナンスを行う場合は、図6に示すように、開閉カバー13を搬送経路32近傍にある回動支点13aを中心に図中矢印A(−)方向に回動させ、開閉カバー13のみを開いて、所定の作業を実施する。この場合は、第2押えローラー43と第2送りローラー42とが圧接した状態になっている。
但し、例えば記録媒体の詰まりや機構の修理等のさらなる作業が発生した場合は、図7に示すように、第2押えローラー取り付け部材44の突起部46を把持し、第2押えローラー取り付け部材44を、回動支点45を中心に矢印B(−)方向に回動させ、第2押えローラー取り付け部材44を開く。第2押えローラー取り付け部材44が開いた状態では、第2送りローラー42と第2押えローラー43とは離反させられ、搬送経路32の多くの範囲が露出する。このような状態では、例えば、搬送経路32上に詰まっている記録媒体を容易に除去することができる。また、露出範囲が大きいためその他の作業が容易に行える。
また、このとき、第2押えローラー取り付け部材44の第2押えローラー43が露出している面44aと相対する面44bもしくは面44bに設けられる突起部46は、開閉カバー13の内面である第1面13bと接している。すなわち、このような状態が確保されると、開閉カバー13の第1面13bの回動領域内に、第2押えローラー取り付け部材44の面44bもしくは突起部46の回動範囲を設定することができる。
所望の作業が終わった場合は、開状態の開閉カバー13を閉じればよい。開閉カバー13を閉じると、開閉カバー13の第1面13bの矢印A(+)方向の回動動作に伴って、第2押えローラー取り付け部材44の面44bもしくは突起部46が、回動支点45を中心に矢印B(+)方向に回動する。第2押えローラー取り付け部材44には2安定ばねとしての押圧ばねが取り付けられているため、所定の範囲以上回動すると押圧ばねのばね力によって、第2押えローラー取り付け部材44は、自ら回動を始め第2押えローラー43と第2送りローラー42とが圧接した状態、すなわち、図4および図5に示すプリンター10の記録時および待機時の状態で安定する。
以下、本実施形態の効果を記載する。
(1)上述のプリンター10は、本体ケース12に設けられた開閉カバー13を開くことによって、記録媒体搬送機構30の第2押えローラー43を支持する第2押えローラー取り付け部材44、搬送経路32の一部、および記録ヘッド51の移動範囲を露出させることができる。さらに、第2押えローラー取り付け部材44は、回動されることによって、第2送りローラー42と第2押えローラー43とを離反し、第2送りローラー42部分を露出することができる。そのため、異なる仕様の記録媒体を異なる方向から挿入し、記録媒体が周辺の部品や機構に引っ掛かったりする不具合が発生したとしても、開閉カバー13や第2押えローラー取り付け部材44を回動操作することによって、容易に除去し回復させることができる。その結果、異なる仕様の記録媒体であっても安定した記録媒体の搬送が実現できる。
(1)上述のプリンター10は、本体ケース12に設けられた開閉カバー13を開くことによって、記録媒体搬送機構30の第2押えローラー43を支持する第2押えローラー取り付け部材44、搬送経路32の一部、および記録ヘッド51の移動範囲を露出させることができる。さらに、第2押えローラー取り付け部材44は、回動されることによって、第2送りローラー42と第2押えローラー43とを離反し、第2送りローラー42部分を露出することができる。そのため、異なる仕様の記録媒体を異なる方向から挿入し、記録媒体が周辺の部品や機構に引っ掛かったりする不具合が発生したとしても、開閉カバー13や第2押えローラー取り付け部材44を回動操作することによって、容易に除去し回復させることができる。その結果、異なる仕様の記録媒体であっても安定した記録媒体の搬送が実現できる。
(2)上述のプリンター10は、開閉カバー13および第2押えローラー取り付け部材44を独立して開くことができる。そのため、例えば、リボンカセット80の交換等のメンテナンスのときは、開閉カバー13のみを開いて実施し、記録媒体の引っ掛かりの除去や記録ヘッド51のメンテナンスのときは、第2押えローラー取り付け部材44をも開いて実施する等、状況に応じた動作を行うことができる。また、開閉カバー13および第2押えローラー取り付け部材44が共に開いてメンテナンス等を行った場合は、開閉カバー13を閉じることによって第2押えローラー取り付け部材44が自動的に閉じることができる。そのため、第2押えローラー取り付け部材44の閉め忘れを防止できるとともに、作業動作を低減することができる。その結果、メンテナンス等の作業が容易な使い勝手のよいプリンター10を提供することができる。
(3)上述のプリンター10は、記録媒体として、複数枚の用紙からなるファンフォールド紙F、厚みの異なる単票、用紙が積層され一辺が綴じられた冊子、複数枚が積層された単票等様々な種類の記録媒体に情報を記録することができる。そのため、より汎用性の高いプリンター10を提供できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。
10…プリンター、11…外装ケース、12…本体ケース、13…開閉カバー、13b…第1面、14…給排出口、15…供給口、20…プリンター本体、30…記録媒体搬送機構、32…搬送経路、33…トラクターユニット、35…第1搬送ローラー対、36…第1送りローラー、37…第1押えローラー、41…第2搬送ローラー対、42…主動ローラーとしての第2送りローラー、43…従動ローラーとしての第2押えローラー、44…支持部材としての第2ローラー取り付け部材、45…回動支点、46…突起部、50…記録機構、51…記録ヘッド、60…キャリッジ、70…キャリッジ移動機構、75…リボン送り機構、80…リボンカセット、F…ファンフォールド紙、T…単票用紙。
Claims (4)
- 情報が記録される記録媒体を、平面領域を有する搬送経路に沿って搬送する記録媒体搬送機構と、前記記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動可能な記録ヘッドとを備え、外殻を外装ケースによって覆われるプリンターであって、
前記記録媒体搬送機構は、少なくとも、前記搬送経路を横断する方向に延出する主動ローラーと、
前記主動ローラーに所定の圧力で押圧される回転自在の従動ローラーと、
前記従動ローラーを支持するとともに、前記主動ローラーと離反する方向に回動可能な支持部材と、を備え、
前記外装ケースは、外殻を構成する本体ケースと、
前記支持部材、前記搬送経路の一部、および前記記録ヘッドの移動範囲を覆うとともに、前記本体ケースに対して開閉自在に支持される開閉カバーと、を備えることを特徴とするプリンター。 - 前記開閉カバーおよび前記支持部材の回動方向は同一な方向であり、
開動作においては、前記開閉カバーおよび前記支持部材は、独立して回動し、
前記開閉カバーおよび前記支持部材が共に開状態からの閉動作においては、前記開閉カバーの閉動作に連動して前記支持部材が閉動作を行うことを特徴とする請求項1に記載のプリンター。 - 前記開閉カバーは、回動方向と交差する第1面を有し、
前記支持部材は、回動中心と相反する位置に突起部を有し、
前記第1面の回動領域内に、前記支持部材の前記突起部の回動範囲が設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプリンター。 - 前記開閉カバーは、回動方向と交差する第1面を有し、
前記支持部材は、開状態において、回動中心と相反する位置にある部位が前記第1面に接していることを特徴とする請求項1または2に記載のプリンター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015025042A JP2016147423A (ja) | 2015-02-12 | 2015-02-12 | プリンター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015025042A JP2016147423A (ja) | 2015-02-12 | 2015-02-12 | プリンター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016147423A true JP2016147423A (ja) | 2016-08-18 |
Family
ID=56687634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015025042A Pending JP2016147423A (ja) | 2015-02-12 | 2015-02-12 | プリンター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016147423A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114063401A (zh) * | 2020-07-30 | 2022-02-18 | 精工爱普生株式会社 | 图像形成装置 |
-
2015
- 2015-02-12 JP JP2015025042A patent/JP2016147423A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114063401A (zh) * | 2020-07-30 | 2022-02-18 | 精工爱普生株式会社 | 图像形成装置 |
CN114063401B (zh) * | 2020-07-30 | 2024-01-16 | 精工爱普生株式会社 | 图像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4964187B2 (ja) | プリンタ | |
WO2009144851A1 (ja) | サーマルプリンタ | |
JP2010184390A (ja) | 印刷装置 | |
JP4818133B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP4871946B2 (ja) | プリンタ | |
JP2016147423A (ja) | プリンター | |
JP2016117565A (ja) | 記録媒体搬送機構、およびプリンター | |
JP4633140B2 (ja) | プリンタ | |
JP7067988B2 (ja) | プリンタ | |
WO2010070933A1 (ja) | 両面印字サーマルプリンタ | |
JP2009006662A (ja) | リボンスプール、リボンカセットおよび印刷装置 | |
US9205692B2 (en) | Ink ribbon cassette and printing device | |
JP2016113287A (ja) | キャリッジ、プリンター、およびプリンターの制御方法 | |
JP5009997B2 (ja) | テープ状記録媒体用給送ガイド及びそれを備えたプリンタ | |
JP4759495B2 (ja) | インクジェットプリンタに用いるアタッチメントおよびインクジェットプリンタ | |
JP4123260B2 (ja) | ウエッブロール収納カセット | |
JP3686632B2 (ja) | プリンタ | |
JP5562667B2 (ja) | ロール物保持装置 | |
JP6324062B2 (ja) | プリンタ | |
JP2013233778A (ja) | 印刷装置 | |
JPH01237198A (ja) | 通帳類印字装置 | |
JP4347866B2 (ja) | サーマルプリンタ | |
JP4997337B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP2023174538A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006346983A (ja) | サーマルプリンタ |