JPS62243864A - 高熱湯洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は布帛を連続的にしかも水資源あるいは熱エネル
ギーの消費量を少なくして効果的に洗浄することができ
るようにした布帛の蒸込液流洗浄処理方法に関するもの
である。

（発明の背景） 工業的に生産する布帛の染色、精練、漂白、樹脂加工答
の前２１ｐにおいて、その布帛な連鮪的に洗浄せしめる
必要がある。この布帛の洗浄時には多槽の洗浄槽及びそ
れらの洗浄槽に入れられる多量の水が消費されているこ
とは周知のことで、現在では水資源の不足から、それら
布帛洗浄時における洗浄水の節約、あるいは洗浄装置の
設備費の削減がさけばれている。しかしながら、従来の
洗浄方法においては、布帛の洗浄が完了されるまでに多
数の洗浄槽が必要であることから、設備費は勿論のこと
、洗浄水が節約できるまでに至らず、相変わらず多額の
設備費と多量の水資源が消費されているものであった。

（発明の目的） 本発明はかかることから鑑みてなされたもので、布帛を
連続的に洗浄するに当り、その洗浄に使用される水使用
量を少なくして、しかも効果的に洗浄処理することがで
きるようにした布帛の高熱湯洗浄方法を提供するもので
ある。

即ち、本発明の目的を具体的に述べれば、洗浄すべき布
帛を蛇行状に移送せしめる間に、その布帛に　１００℃
以上の高熱液を付与含浸せしめて布帛繊維を膨潤させ、
繊維間に洗浄液の通過をしやすくするとともに、この蛇
行状移行時に１００℃以上、例えば１５０〜２００’ｌ
？：　の洗浄湯を繰返し接触せしめて効果的な洗浄を連
続的かつ高速度で行なうことができるようにしたもので
ある。

（発明の実施例） 以下に上記の目的を達成するためになされた本発明の実
施例を図面に基づいて詳細に説明する。

１は洗浄湯（洗浄液）２を充填し得る洗浄槽であって、
この洗浄槽１上には、その洗浄槽１内へ布帛３を導入す
る導入口４及び布帛３を洗浄［ｉ内より外部へ導出させ
るための導出口５を除いてその洗浄湯２上に被せられる
カバー６が設けられている。また上記洗浄槽１内にはそ
の洗浄湯２内に浸漬される横方向多数本の布帛ガイドロ
ールフが配設されており、上記カバー６内にも、横方向
多数本のガイドロール７が配設されており、これらのガ
イドロール７によって布帛３は蛇行状に移送されるよう
になっている。また上記下側に配列されているガイドロ
ール７に含まれるいずれかは、外部の熱エネルギーによ
って、例えば約１８０℃ぐらいまでに加熱される加熱ロ
ール７°に構成されている。またこの加熱ロール７°は
、洗浄槽１内の洗浄湯２との接触を防ぐための補助槽８
に囲まれている。

この補助槽８は断熱性の高い材質で形成されていること
が望ましい。なぜならば、加熱ロール７°の加熱温度が
洗浄湯２内の液温で降温されることを防止するためであ
る。９は移送される布。

帛３に向けて、例、えば１８０℃前後の高熱湯を直接に
付与せしめるための熱湯噴射ノズルであって、この熱湯
噴射ノズル９から噴射されて布帛に付与された後の熱湯
は、補助槽８内に受は入れられるようになっている。補
助槽８内に回収された湯液は、排管１０によりｒ過器１
１内へ供給され、次いで貯液槽１２内に貯えられる。

１３はポンプ、１４は液の高温加熱器であって、この高
温加熱器１４内は、該器内に供給される高圧力蒸気によ
って、例えば１８０ｔの雰囲気に保持されているもので
ある。従ってこの高温加熱器１４内に配管されている蛇
管１５内に、ポンプ１３を駆動して貯液槽１２内の液を
流通させれば１８０℃近くまで加熱された湯が得られる
。そしてかくして加熱された高熱湯は、配管１６を経て
、前記の各ノズル９より噴射され、布帛３へ１６０℃に
近い高熱液が直接に吹きつけられるものである。

次にその作用について述べると、高温加熱器１４内を加
圧して該器内を約１８０ｔ：に加熱することにより蛇管
１５内の流液を約１８０’ｅまでに加圧加熱し、また洗
浄液槽１内に熱湯２を充填する。そこで上記のガイドロ
ール７．７°により洗浄すべき布帛３を蛇行状に移送し
、この移送布帛に、ノズル９から噴射される　１８０を
近い熱湯が吹きつけられることにより、その吹きつけ力
により布帛表面の不純物の脱落と共に布帛繊維の膨潤が
効果的になされる。かくしてノズル９から噴射される熱
湯の噴射力で布帛３の不純物の脱落が進行するが、この
布帛３が例えば１８０℃に加熱されている加熱ロール７
°に接触されることにより、その布帛の高熱膨潤性のタ
イミングが長く確保できるために、布帛内芯部の高熱湿
温による洗浄作用が高められる。このようにして、布帛
３が洗浄湯２内への浸漬と、ノズル９から吹きつけられ
る１８０℃前後の高熱湯付与と、加熱ロール７°による
１８０℃前後の加熱エネルギーの付与が繰返しなされる
ことで、布帛３の洗浄が従来の約三分の−という短時間
に有効に達成されるものである。またこの洗浄方法によ
れば、１８０℃前後の高熱及び高熱湯を使用することで
、従来の洗浄方法に比して使用水量を例えば従来の三分
の−から四分の−に削減することができる効果がある。

（発明の概要） 以上のように本発明は、洗浄すべき長尺布帛を、熱湯内
浸漬工程、気中においてノズルから噴射される　１００
℃以上の熱湯を吹きつける熱湯吹きつけ工程、　１００
℃以上に加熱されたロールに接触して加湿布帛の高加熱
時間を確保する加熱工程の順で繰返し行なうことを特徴
とする高熱湯洗浄方法である。

〔発明の効果〕

従ってこの高熱湯洗浄方法によれば、布帛の熱湯的浸漬
工程と、１００℃以上の熱湯吹きつけ工程と加湿布帛を
１００℃以上に加熱する工程とを繰返し行なうことによ
り特に布帛の膨潤性が高められ、これによって布帛の不
純物の脱落（洗浄）が、省水資源の下で効果的かつ経済
的に行なえる特長がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明を実施できる装置の実施例を示した説明図
である。 １・・・洗浄槽　　　　　　２・・・洗浄湯３・・・布
帛　　　　　　　４・・・導入口５・・・導出口　　　
　　　６・・・カバー７・・・布帛ガイドロール　７°
・・・加熱ロール８・・・補助槽　　　　　　９・・・
ノズルｌＯ・・・排管　　　　　　　１１・・・ｒ過器
１２・・・貯液槽１３・・・ポンプ １４・・・高温加熱器　　　　１５・・・蛇管１６・・
・配管

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗浄すべき長尺布帛を、熱湯内浸漬工程、気中において
   ノズルから噴射される１００℃以上の熱湯を吹きつける
   熱湯吹きつけ工程、１００℃以上に加熱されたロールに
   接触して加湿布帛の高加熱時間を確保する加熱工程の順
   で繰返し行なうことを特徴とする高熱湯洗浄方法。