JPS6224329Y2 - - Google Patents

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JPS6224329Y2
JPS6224329Y2 JP1980034797U JP3479780U JPS6224329Y2 JP S6224329 Y2 JPS6224329 Y2 JP S6224329Y2 JP 1980034797 U JP1980034797 U JP 1980034797U JP 3479780 U JP3479780 U JP 3479780U JP S6224329 Y2 JPS6224329 Y2 JP S6224329Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は複数の作動磁気ギヤツプを有する磁気
ヘツドにおいて、各磁気ギヤツプ間のクロストー
クの低減化をはかるものである。
一般に回転2ヘツドのヘリカルスキヤン型のビ
デオテープレコーダにおいて、ノイズバーの出な
いスローモーシヨン再生、及びスチル再生画像を
再生する手段として複数の作動磁気ギヤツプを有
する磁気ヘツドを用い、各磁気ヘツドのヘツド出
力の大きい方の出力をとり出し、回路的にスイツ
チング合成を行う方法が知られている。従来のこ
の種磁気ヘツドは、例えば第1図にその正面図を
示し、第2図にその上面図を示すように、夫々対
のコア半体1a及び1b、2a及び2bが互に対
向されて、その前方の互の対向端面間に第1及び
第2の作動磁気ギヤツプg1及びg2が形成された第
1及び第2の2つの磁気ヘツド素子h1及びh2が構
成され、これら2つの磁気ヘツド素子h1及びh2
非磁性の接合剤3例えば比較的低融点のガラスに
よつて接合合体されて成る。図示の例では磁気ギ
ヤツプg1及びg2の両側にそのトラツク幅を規制す
る溝4が設けられ、非磁性の接合剤3′例えばガ
ラスが充填される。5は対のコア半体の少くとも
一方に設けられた巻線溝で、これによつて各磁気
ギヤツプg1及びg2のギヤツプの深さが規定される
ようになされ、これら巻線溝5を通じて巻線c1
びc2が巻装される。
そして、通常の従来のこの種磁気ヘツドにおい
ては、その前方面、すなわち磁気媒体との対接面
6に臨む磁気ギヤツプg1及びg2と、両磁気ヘツド
素子h1及びh2の互の接合端面t1及びt2が互にほぼ
平行に磁気トラツク方向に並置配列されている。
この場合磁気ギヤツプg1またはg2で再生を行つた
場合、接合端面t1またはt2によつて生ずる類似ギ
ヤツプでも再生が行われ、そのレベルはかなり大
きく、また時間的に磁気ギヤツプと接合端面との
間の距離に相当する分だけ位相の進んだ或いは遅
れた信号を再生することになる。この再生信号は
ギヤツプg1またはg2で再生した信号が通る磁路と
同じ磁路を通るため、巻線c1またはc2によつて本
来の作動磁気ギヤツプg1またはg2で再生した信号
以外のクロストークによる信号として誘起され
る。そして、このクロストークによつてビデオテ
ープレコーダにおける再生画像に縞模様、または
カラーフリツカーを発生させることになる。
本考案においては、このようなクロストークを
効果的に回避できるようにしたこの種磁気ヘツド
を提供するものである。
すなわち、本考案においては複数の磁気ヘツド
素子が接合合体される磁気ヘツドにおいて、その
接合面に生ずる疑似磁気ギヤツプに、特にアジマ
ス損が生ずるようにしてクロストークの防止をは
かる。
第3図及び第4図を参照して本考案による磁気
ヘツドの一例を説明する。第3図及び第4図はそ
の拡大正面図及び同様の上面図で、第3図及び第
4図において第1図及び第2図と対応する部分に
は同一符号を付して示し、できるだけ重複説明を
省略する。
本考案においては、前述したと同様に、対のコ
ア半体1a及び1b、2a及び2bが互に対向さ
れてその前方の互の対向端面間に第1及び第2の
作動磁気ギヤツプg1及びg2が形成された第1及び
第2の磁気ヘツド素子h1及びh2がその各外側端
面、すなわち、一方のコア半体1b及び2bの各
外側端面t1及びt2において、非磁性の接合剤3に
よつて接合合体する。特に本考案においては、こ
れら磁気ヘツド素子h1及びh2の互の接合端面t1
びt2を少くとも磁気媒体との対接面6に臨む端縁
が、同様にこの対接面6に臨む両素子h1及びh2
作動磁気ギヤツプg1及びg2の延長方向、すなわち
トラツク幅方向と所要の角度θを保持するように
各端面t1及びt2を傾斜面ないしは彎曲面とする。
そして、この角度θは10゜以上に選定する。この
例では端面t1及びt2の形状を厚さ方向(トラツク
幅方向)に関して中央に向つて窪んだ断面「く」
の字状の夫々2つの傾斜面とした場合である。し
かしながらこの接合端面t1及びt2は断面「く」の
字型とする場合に限らず、種々の形状を採り得る
ものであり、例えば第5図に示すように一方に傾
いた1つの傾斜面とすることもできるし、第6図
に示すようにジグザグ傾斜の面によつて構成する
こともできる。
上述の本考案による磁気ヘツドによれば、端面
t1及びt2の磁気ギヤツプg1及びg2とのなす角度θ
による角度損失分に応じたクロストークの各善が
はかられる。第7図は磁気ヘツドに対する磁気テ
ープの相対速度を7m/秒とし、トラツク幅を30
μmとした場合の角度θに対するクロストーク量
の測定結果を示し、曲線20は688kHzの信号に
対する測定結果であり、曲線21は3.5MHzの信
号に対する測定結果である。例えばθ≒45゜にお
いて、信号周波数688kHzにおいて、従来のθ=
0゜の場合の約20dBの改善がはかられ、3.5MHz
において約30dBの改善がはかられた。そして、
実際上クロストーク量は−20dBより少いことが
望まれ、ここに本考案において端面t1及びt2の磁
気ギヤツプg1及びg2に対する角度θをθ10゜と
する所以がある。
次に上述の本考案による磁気ヘツドの製造方法
の一例を第8図ないし第14図を参照して説明す
る。
先ず、第8図及び第9図に示すように対となる
例えば直方体状の磁性体ブロツク体11a及び1
1bを用意する。これらブロツク体11a及び1
1bの各一方の側面には、夫々最終的に得る磁気
ヘツドの磁気ギヤツプのトラツク幅に対応する間
隔をもつて複数のトラツク幅規制準4を、例えば
断面円弧状に切り込んで平行配列する。また、一
方の磁性体ブロツク11aの溝4が設けられる側
面にこれら溝4を横切るように磁気ギヤツプの深
さを規制すると共にヘツド巻線の挿通孔となる巻
線溝5を切り込む。
そして、これらブロツク体11a及び11bを
第10図に示すように、これらのトラツク幅規制
溝4が互に合致するように一致させて両者を接合
合体する。この合体は、例えばガラス材等の無機
接合剤3′を溝4に充填することによつて行い得
る。また両ブロツク体11a及び11bの接合合
体に当つては、両者の接合面の少くとも何れか一
方の、特に巻線溝5より前方に最終的に得る磁気
ギヤツプのギヤツプ長に相当する厚さの例えば
SiO2よりなる非磁性層を蒸着、スパツタリング
等によつて被着しおき、両ブロツク体11a及び
11bの互いの対向間隔を規制する。
一方、これら磁性体ブロツク11a及び11b
に対応して、第11図に示すように他の対の磁性
体ブロツク12a及び12bを用意し、これらを
接合合体する。
そして、これら各対の磁性体ブロツク11a及
び11b、12a及び12bが夫々接合合体され
た一対の接合ブロツクの対応する一側面、図示の
例では磁性体ブロツク11b及び12bの外側面
に、第12図及び第13図に夫々示すように隣合
う溝4間に対向する位置に夫々「く」字状の凹部
が形成されるように傾斜面t1及びt2が形成された
全体としてジグザグの側面を例えば切り込みによ
つて形成する。この場合、両ブロツク11b及び
12bの最終的に無効となる部分に互に衝合して
その位置を規制する基準衝合面s1及びs2を形成し
置く。
そして、これら対の接合ブロツクを更に第14
図に示すように、夫々の基準衝合面s1及びs2を突
き合せて各ブロツク11b及び12bの外側面間
に接合剤3、例えば接合剤3′に比して低融点の
ガラス材を介在させて接合合体させる。このよう
にして2対の磁性ブロツク11a,11b,12
a,12bが合体されたブロツクを更に第14図
A中鎖線iで示すようにトラツク幅規制溝4を有
する部分において複数に分断し、第14図Bに鎖
線jで示すように、その前方面を研磨して磁気媒
体との対接面を形成する。そして、巻線溝5に巻
線c1及びc2を巻装する。かくすれば、第3図及び
第4図で説明したと同様に、夫々ブロツク11a
及び11b、12a及び12bの一部より成るコ
ア半体1a及び1b、2a及び2bが合体され各
半体1a及び1b間、2a及び2b間に磁気ギヤ
ツプg1及びg2が形成された2つの磁気ヘツド素子
h1及びh2が接合合体され、各接合端面t1及びt2
磁気ギヤツプに対して傾むきを有するようになさ
れた本考案による磁気ヘツドが得られる。
尚、図示の例では2つの磁気ヘツド素子が合体
されて成る磁気ヘツドに適用した場合であるが2
つ以上の複数の磁気ギヤツプ、磁気ヘツド素子よ
り成る磁気ヘツドに適用して同様の効果を奏する
ことができる。
また、図示の例ではトラツク幅規制溝4を両コ
ア半体1a,1b、2a,2bに設けた場合であ
るが一方にのみ設けることもでき、また図示の例
では、一方のコア半体1a,2aにのみ巻線溝5
を設けた場合であるが、他方のコア半体1b,2
bに亘つて設けることもできるなど、図示の例に
限らず、種々の変型変更をなし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気ヘツドの一例の拡大正面
図、第2図はその上面図、第3図は本考案による
磁気ヘツドの一例の拡大正面図、第4図はその上
面図、第5図及び第6図は夫々本考案による磁気
ヘツドの他の例の拡大正面図、第7図はアジマス
角とクロストーク量との関係を示す曲線図、第8
図ないし第14図は本考案による磁気ヘツドの一
例の一製造方法を示す工程図で、第8図ないし第
14図の各A図及びBは夫々各工程における半製
品の正面図及び上面図、第8図Cは第8図Aの側
面図である。 h1及びh2は第1及び第2の磁気ヘツド素子、g1
及びg2は夫々その第1及び第2の作動磁気ギヤツ
プ、1a,1b及び2a,2bは対のコア半体、
4は磁気ギヤツプのトラツク幅規制溝、5は巻線
溝、c1及びc2は巻線、t1及びt2は磁気ヘツド素子
h1及びh2の接合端面、3は非磁性接合剤である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1対のコア間に第1の作動磁気ギヤツプを有す
    る第1の磁気ヘツド素子と1対のコア間に第2の
    作動磁気ギヤツプを有する第2の磁気ヘツド素子
    の上記第1、及び第2の作動磁気ギヤツプが磁気
    媒体の磁気トラツク方向に順次配列されるように
    上記第1、及び第2の磁気ヘツド素子が非磁性接
    合剤を介して共通の磁気媒体対向面を形成する様
    に接合合体されてなる磁気ヘツドにおいて、上記
    第1、及び第2の磁気ヘツド素子の上記磁気媒体
    対向面におけるそれぞれの接合端面が上記第1、
    及び第2の作動磁気ギヤツプのそれぞれと10゜以
    上の角度を有する様に接合一体化した磁気ヘツ
    ド。
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JPH0650805Y2 (ja) * 1986-07-23 1994-12-21 ソニー株式会社 複合磁気ヘツド

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5218108U (ja) * 1975-07-26 1977-02-08

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