JPS62241574A

JPS62241574A - 塗布ヘツド

Info

Publication number: JPS62241574A
Application number: JP8289086A
Authority: JP
Inventors: Naoyoshi Chino; 直義千野; Yasuto Hiraki; 靖人平木; Tsunehiko Sato; 佐藤　恒彦
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1986-04-10
Filing date: 1986-04-10
Publication date: 1987-10-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、一方向に定速走行する長尺の支持体上に磁気
記録材料等の塗液を塗布するエクストルージョン型の塗
布ヘッドの構造の改良に関するものである。

（従来技術）磁気記録材料等の塗液を長尺広巾支持体（以下ウェアと
いう）に塗布する手段として、エクストルージョン型塗
布ヘッドが知られている。このエクストルージョン型塗
布ヘッドおよびこの塗布ヘッドを用いた塗布方法は特願
昭５９−９４６５７号、特開昭５７−８４７７１号、特
開昭５８−１０４６６６号、特開昭５８−１８９０６９
号、特開昭６０−７８６６４号、特公昭４９−３５３２
９号、特公昭５４−７３０６号等に掲載されている。

このような塗布ヘッドにおいては、任意の巾のウェアに
対応し得るように、スロットの長さは通常のウェアの巾
よりも大きくなるように加工されており、塗布中に応じ
てスロットの長さを変えるためスロットの両端部に所定
巾の板状の調整部材をはさみ込むようにしている。

しかしながら単に板状の調整部材をはさみ込むだけでは
塗布領域の巾方向端部に近づくに従って塗布量みが徐々
に厚くなるという問題が生じる。

ざらに、実際に塗布された塗布中が調整部材によって調
整されたスロットの巾よりも広くなってしまうという問
題も生じる。このような問題は以下のようなことが原因
となっている。

すなわち、上記塗布ヘッドではウェアと塗布ヘッドの間
に液留め部を作っており、この液留め部をウェアが押圧
するようになっているのでウェアの押圧力が変動すると
、塗布ｌの変動の原因となる。とくにウェア巾方向端部
ではその影響が大きく、例えばそのウェブ端部が伸びて
いる場合、おるいは厚さが薄い場合には端部における塗
布量が大幅に増加する。

また、ウェアと塗布ヘッドの間の液留め部の断面積が大
きいため、ウェアが液留め部を押圧した際にスロットを
出た塗液がウェアの平面方向に広がるため塗布中が広が
る。

なお、上記のうち、とくにウェアの不均一性による塗布
厚のむらはロールコート、グラビアコートを使用した場
合でも多少生じるが、塗布ヘッドを使用した場合にはざ
らに顕著である。

（発明の目的）本発明は上記問題を解決するためになされたものであり
、支持体上に均一な厚みであって、かつ所定の巾の塗布
＠を形成し得るエクストルージョン型の塗布ヘッドを提
供することを目的とするものである。

（発明の構成）本願発明のうち第１の発明に係る塗布ヘッドは、塗ｆｉ
射出のためのスロットの長手方向両端部に平板状のスロ
ット長規制部材を配し、この規制部材のスロット中央側
縁部がスロット内方に狗かつてこのスロットの長さを短
くするような傾斜を有するように形成されていることを
特徴とするものである。

本願発明のうち第２の発明に係る塗布ヘッドは、第１の
発明の塗布ヘッドと同様の規制部材を備えるとともに、
この規制部材と、スロット巾方向の壁面を形成する１対
の側板との間に形成された間隙を充填材により密封した
ことを特徴とするものである。

ここで、上記「内方に向かってコとはスロットの出口か
ら奥に向かってという意味でおる。また、上記ｌ−スロ
ットの長さを短くするコとはその長ざを１．／’２，１
．／３というオーダーで短くすることを意味するもので
はなく、例えばスロットの出口が５００Ｍ程度の長さを
有する場合にスロット内方の長ざを数層程度のオーダー
で短くするという意味でおる。ざらに、上記１−傾斜」
は上記縁部の一部にのみ形成されている場合も含むもの
とする。

（発明の効果）本発明の塗布ヘッドによれば、規制部材のスロット中央
側縁部を傾斜させてスロットの長さがその出口方向に向
かって広がるようにし、ウェア部の巾方向端部付近にお
いて液溜め部を介してのウェア単位面積あたりの塗液の
押圧力が小さくなるようにしているから、従来技術に比
べてスロットを出た塗液のウェア平面方向に広がる力を
弱めることかでき、この結果、ウェア上の塗布中をスロ
ットの長さよりも広がらなくすることができる。

ざらに、スロットの長さ方向端部において出口付近での
塗液の流速を遅くすることができるから、ウェブの巾方
向端部での塗液の射出量を小ざくすることができ、従来
ウェア端部の厚さが薄い場合等にその部分において塗布
厚が厚くなるという問題か改善される。

ざらに、本願発明のうち第２の発明の塗布ヘッドによれ
ば、規制部材と側板の間の間隙を充填材により埋めるよ
うにしており、この部分に塗液が回り込むことがないか
ら、ウェブ端部の塗布厚が薄くなるという問題はざらに
改善される。

したがって本発明の塗布ヘットによれば塗布中をスロッ
トの長さよりも余り大きくならないようにすることがで
きるとともに、ウェブ端部において塗布厚の厚塗の問題
を改善し、ウェア巾方向の塗布厚のむらを小さくするこ
とができる。

（実施態様）以下、本発明の実施態様について図面を用いて説明する
。

第１図は、塗布ヘッド］か、互いに平行な２枚の側板２
と、この両側板２間に形成されたスロット３の長手方向
両端においてこのスロット３の長さを規制する２枚の規
制部材４とからなるもので必って、この塗布ヘッド１の
先端を矢印へ方向に走行する長尺広巾の支持体（ウェア
）５に対してスロット３から射出する塗液を均一な厚さ
に塗布するものであることを示している。ここでウェブ
５の巾をａ、ヘッド先端にあけるスロット３の長ざ＠ｂ
、塗布中＠Ｃとして示す。

第１図に示すように、スロット３の長さはウェブ５の巾
よりも大きく形成されているのが普通でおり、そのとき
の塗布中に応じてスロット３の両端に規制部材４を挿入
する。この時、使用者は所望する塗布中が規制されたス
ロット３の長さと一致するものとして、規制部材４の長
さを定める。

しかしながら実際には塗布中Ｃはウェアの不均一性等が
原因となって、規制されたスロットの長ざｂよりも大き
くなる。また、スロット長手方向の塗布厚も均一ではな
くスロット端部に近づくにしたがって塗布厚が厚くなる
ことがある。

このような事情に鑑み、本実施態様の塗布ヘッドは、規
制部材４として第２Ａ図に示すような形状の規制板を用
いている。すなわち、この規制板はその中央側縁部４ａ
を、スロットが出口から内方へ向かうにしたがって長手
方向の長さを短くするように直線的に傾斜させたもので
ある。この規制板としては第２Ｂ図に示すようにその中
央側縁部４ｂの一部のみ傾斜させるようにしてもよいユ
なお、第２Ａ図および第２Ｂ図の規制板ともに、傾斜に
よるスロットの出口側と内方におけるスロット巾の差ｄ
、ｅは約２酬である。

ところで、塗液の塗布を容易にするため、通常塗布ヘッ
ドの先端はスロットの巾が広がるような形状に形成され
ている。すなわち、一方または両方の側板２がスロット
の出口においてスロット巾を広げるように削られている
。ここでスロットの両端部に規制板４を挿入した場合、
第３図に示すように規制板４と側板２との間に断面Ｖ字
状の間隙６が形成される。このような間隙６に塗液７か
回り込むと前述した場合と同様塗布中が広がったり、塗
布巾方向に厚みむらが生じたりする。そこで、この間隙
６を樹脂、ゴム等の充填材で密封して塗液７がスロット
３から規制板４方向に回り込まないようにするのが望ま
しい。

以下、実施例によりざらに詳細に説明する。

実施例１塗布ヘッドとして第３図に示したもの（間隙６を充填材
で密封していないもの）を用い、規制板として第２Ａ図
および第２Ｂ図に示したものを項に用い、ざらに塗液と
して以下の組成のものを用いて支持体への塗布を行なっ
た。

・塗液の組成ＣＯ含有磁性酸化鉄（８３５尻、／ｇ）　　１００部Ｅ
Ｔニトロセルロース　　　　　　　　　　　　　１０部ポ
リウレタン樹脂　　　　　　　　　　　　　８部（商品
名１ニツボラン２３０４４　）ポリイソシアネート　　　　　　　　　　　８部Ｃｒ　
２０３　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２部
カーホンブラック（平均粒径２０．ｕｍ）　　　　２部
ステアリン酸　　　　　　　　　　　　　　　１部ステ
アリン酸ブチル　　　　　　　　　　　１部メチルエチ
ルケトン　　　　　　　　　　　３００部なお、支持体
の厚みは７５μｍ、巾は５３０．、塗布部テンションは
３０に９ｊ、７ｍ巾、塗布中は５００．、塗布速度は２
００ｍ／分、塗布量は２０ｃｃ７７尻とした。

比較例上記実施例１に対する比較例として、規制板を傾斜の全
くないものに変え、その他は実施例１と同じ条件で塗布
を行なった。

上記実施例１と比較例の結果を第４図に示す。

第４図でＦは所望する塗布厚、Ｇは所望する塗布中、Ｈ
は実施例１の結果（第２Ａ図、第２Ｂ図に示す規制板を
それぞれ用いた場合の結果は同じ）、■は比較例の結果
を示す。

第４図かられかるように、実施例１によりスロット端部
において塗布厚が季くなるのをかなり防止することがで
きる。

実施例２塗布ヘッドとして第５図に示すものく第３図に示す塗布
ヘッドよりも間隙６を極めて小ざくしたもの）、規制板
として第２Ａ図に示すものを用い、傾は量、すなわちｄ
の値を０．２８．５％、７＃ｌ＋＋１と変化させて塗布
を行なった。その他の条件は実施例１と同じとした。

その結果を第６図に示す。Ｊはｄ−Ｑのとき、Ｋはｄ−
２＃のとき、Ｌはｄ−５ｓのとき、べ４はｄ−７ｍのと
きの結果を示すグラフである。第６図かられかるように
、スロット端部にあける塗液の厚みむらの問題は傾け！
ｄを０．２ｍ、５Ｍと大きくするにしたがって改善され
る。しかし、ざらに７ｍまで大きくすると逆に端部のみ
薄く塗布されることになり好ましくない。

実施例３塗布ヘッドは第３図に示す塗布ヘッドを用い、規制板は
傾は量（第２八図中のｄ）を４闇とした規制板を用い、
間隙６をアラルダイト等の充填材で密封した場合としな
い場合のものを作成し、それぞれの塗布ヘッドにより塗
布を行なった。その他の条件は実施例１と同様でおる。

その結果を第７図に示すｅＮは間隙６を密封した場合、
Ｏは間隙６を密封していない場合を示す。

第７図かられかるように間隙６を密封すると塗布中が広
がるという問題および享塗りの問題が改善される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実１Ｍ態様の塗布ヘッドを示す概
略図、第２Ａ図および第２Ｂ図は第１図の塗布ヘッドに
用いられる規制部材の例を示す概略図、第３図は第１図
の塗布ヘッドを示す断面図、第５図は第３図とは別の塗
布ヘッドを示す断面図、第４図、第６図および第７図は
第１図の塗布ヘッドを用いてウェアに塗液を塗布した場
合においてその塗布形状を示すグラフである。１・・・塗布ヘッド　　　　　２・・・側　　板３・・
・スロット　　　　　　４・・・規制部材５・・・支持
体（ウェブ）　　７・・・塗　　液（自　発）手続ネｔ
１正書特許庁長官　殿　　　　　　　　　　　昭和６１年８月
５８２、発明の名称塗布ヘッド３、補正をする者事件との関係　　　　　特許出願人任　所　　　神奈川県南足柄市中沼２１０番地名　称　
　　　富士写真フィルム株式会社４、代理人東京都港区六本木５丁目２番１号６、補正により増加する発明の数　　　な　　し７、補
正の対象２）同第７頁第１３〜１４行［ウェブ端部・・・薄くなるＪを［塗布された巾が広が
る」と訂正する。３）図面中筒１図を添付の通り補正する。

Claims

【特許請求の範囲】１）塗液を射出するためのスロットを形成するように微
少な間隔をおいて平行に配された２枚の側板と、このス
ロット長手方向両端において前記両側板間を埋めるよう
に配された１対の平板状のスロット長規制部材を備え、この１対のスロット長規制部材のスロット中央側縁部の
少なくとも一部が、スロット内方に向ってこのスロット
の長さを短くするような傾斜を有するように形成されて
なることを特徴とする塗布ヘッド。２）塗液を射出するためのスロットを形成するように微
少な間隔をおいて平行に配された２枚の側板と、このス
ロット長手方向両端において前記両側板間を埋めるよう
に配された１対の平板状のスロット長規制部材を備え、この１対のスロット長規制部材のスロット中央側縁部の
少なくとも一部が、スロット内方に向ってこのスロット
の長さを短くするような傾斜を有するように形成され、前記スロットの出口近傍において、前記側板と前記スロ
ット長規制部材の間隙が充填材により密封されてなるこ
とを特徴とする塗布ヘッド。