JPS62152563A

JPS62152563A - 塗布ヘツド

Info

Publication number: JPS62152563A
Application number: JP29682785A
Authority: JP
Inventors: Naoyoshi Chino; 直義千野; Yasuto Hiraki; 靖人平木; Tsunehiko Sato; 佐藤　恒彦
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1985-12-26
Filing date: 1985-12-26
Publication date: 1987-07-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、一方向に定速走行する長尺の支持体上に磁気
記録材料等の塗液を塗布するエクストルージョン型塗布
ヘッドの構造の改良に関するものである。

（従来技術）磁気記録材料等の塗液を長尺広巾支持体（以下ウェブと
いう）に塗布する手口として、エクストルージョン型塗
布ヘッドが知られている。このエクストルージョン型塗
布ヘッドおよびこの塗布ヘッドを用いた塗布方法は特願
昭５９−９４６５７号、特開昭５７−８４７７１号、特
開昭５８−１０４６６６号、特開昭５８−１８９０６９
号、特開昭６０−７８６６４号、特公昭４９−３５３２
９号、特公昭５４−７３０６号等に記載されている。

このような塗布ヘッドにおいては、任意の巾のウェブに
対応し得るように、スロットの長さは通常のウェブの巾
よりも大きくなるように加工されており、塗布中に応じ
てスロットの長さを変えるためスロットの両端部に所定
巾の板状の調整用部材をはさみ込むようにしている。

しかしながら単に板状の調整部材をはさみ込むだけでは
塗布領域の中方向端部に近づくにしたがって塗布厚みが
徐々に薄くなるという問題が生じる。さらに、実際に塗
布された塗布中が調整部材によって調整されたスロット
の長さよりも広くなってしまうという問題も生じる。こ
のような問題は以下のようなことが原因となっている。

すなわら、上記塗布ヘッドではウェブと塗布ヘッドの間
に液留め部を作っており、この液留め部をウェブが押圧
するようになっているのでウェブの押圧力が変動すると
、塗布量の変動の原因となる。とくにウェア巾方向端部
ではその影響が大きく、例えばウェブの端部が縮んでい
る場合、あるいは厚さが厚い場合には端部における塗布
量は大幅に減少する。

また、ウェブと塗布ヘッドの間の液留め部の断面積が大
きいため、ウェブが液留め部を押圧した際にスロットを
出た塗液がウェアの平面方向に広がるため塗布中が広が
り、さらに、ウェブ巾方向端部の塗布厚も薄くなる。さ
らに、調整部材の接液部でスロットを流れる液体の流速
が遅くなるためスロット巾方向端部において塗布厚が薄
くなる。

なお、上記のうち、とくにウェアの不均一性による塗布
厚のむらはロールコート、グラビアコートを使用した場
合でも多少中じるが、エクストルージョン型塗布ヘッド
をウェアに押しっ【プて塗布する場合にはとくに顕著で
ある。

（発明の目的）本発明は上記問題を解決するためになされたものであり
、支持体上に均一な厚みであって、かつ所定の巾の塗布
層を形成し得るエクストルージョン型の塗布ヘッドを提
供することを目的とするものである。

（発明の構成）本願発明のうち第１の発明に係る塗布ヘッドは、塗液射
出のためのスロットの長手方向両端部に平板状のスロッ
ト長規制部材を配し、この規制部材のスロット中央側縁
部がスロット内方に向かってこのスロットの長さを長く
するような傾斜を有するように形成されていることを特
徴とするものである。

ここで上記傾斜は縁部の一部にのみ形成されていてもよ
い。また１記スロツト内方に向かってとはスロットの出
口から夷に向かってという意味である。

本願発明のうち第２の発明に係る塗布ヘッドは、第１の
発明の塗布ヘッドと同様の規制部材を備えるとともに、
この規制部材と、スロット巾方向の壁面を形成する１対
の側板との間に形成された間隙を充填材により密封した
ことを特徴とするものである。

（発明の効果）本発明の塗布ヘッドによれば、規制部材のスロット中央
側縁部を傾斜させてスロットの長さをスロット出口方向
に向って短りスるようにしているため、スロット長さ方
向端部において、上記縁部を傾斜させない場合よりも塗
液の流速が速くなる。

これによりウェアに塗布された塗液の巾が広がる場合に
端部の塗布厚が薄くなるという現象が改善される。

またスロット長さ方向端部において、塗液の流速が速く
なることから、この端部における塗液がウェアを押す力
が増加しその部分で塗液の射出ｍが多くなるので、従来
ウェブ端部の厚さが厚くなっていた場合あるいはウェブ
の端部が縮んでいた場合等にその部分において塗布厚が
薄くなるという現象も改善される。

さらに、本発明のうち第２の発明の塗布ヘッドによれば
、規制部材と側板の間の間隙を充填材により埋めるよう
にしており、この部分に塗液が回り込むことがないから
、ウェブ端部の塗布厚が薄くなるという問題はさらに改
善される。

したがって本発明の塗布ヘッドによれば塗布中をスロッ
トの長さよりも余り大きくならないようにすることがで
きるとともに、ウェブ端部において塗布厚の薄塗を改善
し、ウェブ巾方向の塗布厚のむらを小さくすることがで
きる。

（実施態様）以下、本発明の実施態様について図面を用いて説明する
。

第１図は、塗布ヘッド１が、互いに平行な２枚の側板２
と、この両側板２間に形成されたスロット３の長手方向
両端においてこのスロット３の長さを規制する２枚の規
制部材４とからなるものであって、この塗布ヘッド１の
先端を矢印へ方向に走行する長尺広巾の支持体くウェア
）５に対してスロット３から射出する塗液を均一な厚さ
に塗布するものであることを示している。ここでウェブ
５の巾を８１ヘツド先端におけるスロット３の長さをｂ
１塗布中をＣとして示す。

第１図に示すように、スロット３の良さはウェブ５の巾
よりも大きく形成されているのが普通であり、そのとき
の塗布中に応じてスロット３の両端に規制部材４を挿入
する。この時、使用者は所望する塗布中が、規制された
スロット３の長さと一致するものとして、規制部材４の
長さを定める。

しかしながら実際には塗布中Ｃはウェアの不均一性等が
原因となって規制されたスロットの長さｂよりも大きく
なる。また、スロット長手方向の塗布厚も均一ではなく
スロット端部に近づくにしたがって塗布厚は薄くなる。

このような事情に鑑み、本実施態様の塗布ヘッドは、規
制部材４として第２Ａ図に示すような形状の規制板を用
いている。すなわち、この規制板はその中央側縁部４ａ
を、スロットが出口から内方へ向かうにしたがって長手
方向の長さを長くするように直線的に傾斜させたもので
あり、スロット長手方向端部において塗液の流速を速く
するようにしたものである。この規制板としては第２Ｂ
図に示すようにその中央側縁部４ｂの一部のみ傾斜させ
るようにしてもよい。なお、第２Ａ図および第２Ｂ図の
規制板ともに、傾斜によって生じるスロットの出口側と
内方におけるスロット巾の差ｄ。

ｅは約２１ｎｆ１１である。

ところで、塗液の塗布を容易にするため、通常塗布ヘッ
ドの先端はスロットの巾が広がるような形状に形成され
ている。すなわち、一方または両方の側板２がスロット
３の出口においてスロット巾を広げるように削られてい
る。ここでスロットの両端部に規制板４を挿入した場合
、第３図に示すように規制板４と側板２との間に断面Ｖ
字状の間隙６が形成される。このような間隙６に塗液７
が回り込むと前述した場合と同様塗布中が広がったり、
塗布巾方向に厚みむらが生じたりする。そこで、この間
隙６を樹脂、ゴム等の充填材で密封して塗液７がスロッ
ト３から規ｆｌｉｌＪ板４方向に回り込まないようにす
るのが望ましい。

以下、実施例によりさらに詳細に説明する。

実施例１塗布ヘッドとして第３図に示したもの（間隙６を充填材
で密封していないもの）を用い、規制板として第２Ａ図
および第２Ｂ図に示したものを順に用い、さらに塗液と
して以下の組成のものを用いてウェブへの塗布を行なっ
た。

・塗液組成Ｃｏ含有磁性酸化鉄（８Ｅｌ、Ｔ　３５尻／ｌ　　　１
００部ニトロセルロース　　　　　　　　　　　　　１
０部ポリウレタン樹脂　　　　　　　　　　　　　８部
（商品名「ニラボラン２３０４Ｊ　）ポリイソシアネート　　　　　　　　　　　　８部Ｃｒ
２Ｏ３２部カーボンブラック（平均粒径２０μ７７Ｌ）　　　　　
２部ステアリン酸　　　　　　　　　　　　　　　　１
部ステアリン酸ブチル　　　　　　　　　　　　１部メ
チルエチルケトン　　　　　　　　　　　３００部なお
、ウェブの厚みは７５μｍ１巾は５３（１ｍ＋、塗布部
テンションは５０ｈ／ｍ巾、塗布中は５００順、塗布速
度は２００ｍ　／分、塗布量は２００Ｃ／ｍとした。

比較例上記実施例１に対する比較例として、規υ１板を傾斜の
全くないものに変え、その他は実施例１と同じ条件で塗
布を行なった。

上記実施例１と比較例の結果を第４図に示す。

第４図でＦは所望する塗布厚、Ｇは所望する塗布ｆｉｌ
　（以下、第５図、第６図においても同じ）、Ｈは実施
例１の結果（第２Ａ図および第２Ｂ図に示す規制板を用
いた場合のそれぞれの結果は同じ）、１は比較例の結果
を示ず。

第４図かられかるように、実施例１によりスロット端部
において塗布厚が薄くなるのをかなり防止することがで
きる。

実施例２塗布ヘッドとして、第３図に示ｖｍ布ヘッドよりも間隙
を極めて小さくしたものを用い、規制板として第２Ａ図
に示すものを用い、傾は量、すなわらｄの値を１　、２
ｍ、　５ｍ、　　７ｒｔｕｎ、　９１ＲＩｌ＋と変化さ
せて塗布を行なった。その他の条件は実施例１と同じと
した。

その結果を第５図に示す。Ｊはｄ＝０のとき、Ｋはｄ＝
２ｍのとぎ、Ｌはｄ−５ｍｔｍのとき、Ｍはｄ−７ａｍ
、Ｎはｄ　＝９ｍ＋のときの結果を示す。第５図かられ
かるように、スロット端部における塗液の厚みむらの問
題は傾けｆｉｄを０．２酬、５ｍｍ。

７ａｍと大きくするにしたがって改善される。しかし、
９＃１ＩＩＩまで大きくすると逆に端部のみ厚く塗布さ
れることになり又、塗布１］も更に広がることになり好
ましくない。

実施例３塗布ヘッドとしてｍ３図に示す塗布ヘッドを用い、規ｔ
Ｉ１１板として第２Ａ図に示す規制板を用い、間１ｆｔ
ｉ６をアラルダイト等の充填材で密封し、更に規制板と
して第２Ａ図に示す傾は量ｄが０の場合と２ｍの場合と
で塗布を行った。

又比較として、第３図に示す間隙６を密封せず更に規制
板の傾けｌｄがＯの場合で塗布を行った。

その結果を第６図に示す。

Ｐは間隙６を密封し、規制板の傾は量ｄ−Ｑの場合Ｑは
ｄ−２＃の場合である。一方Ｏは密封せず又傾け１ｄ＝
ｏの場合である。

＠６図かられかるように、間隙６を密封すると塗布中の
広がりがなくなりＦｓ塗りもＱ化する。更に規−り板を
傾けることと組み合わせると非常に良好な効果がもたら
されることがわかる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施態様の塗布ヘッドを示す概′
！（イ図、第２Ａ図および第２Ｂ図は第１図の塗１５ヘッドに用い
られる規制部材の例を示す概略図、第３図は第１図の塗
布ヘッドを示す断面図、第４図、第５図および第６図は
第１図の塗布ヘッドを用いてウェブに塗液を塗布した場
合においてその塗布形状を示すグラフである。１・・・塗布ヘッド　　　　　２・・・側　　板３・・
・スロット　　　　　　４・・・規制部材５・・・支持
体（ウェア）　　７・・・塗　　液←　憧費呻

Claims

【特許請求の範囲】１）塗液を射出するためのスロットを形成するように微
少な間隔をおいて平行に配された２枚の側板と、このス
ロット長手方向両端において前記両側板間を埋めるよう
に配された１対の平板状のスロット長規制部材を備え、この１対のスロット長規制部材のスロット中央側縁部の
少なくとも一部が、スロット内方に向ってこのスロット
の長さを長くするような傾斜を有するように形成されて
なることを特徴とする塗布ヘッド。２）塗液を射出するためのスロットを形成するように微
少な間隔をおいて平行に配された２枚の側板と、このス
ロット長手方向両端において前記両側板間を埋めるよう
に配された１対の平板状のスロット長規制部材を備え、この１対のスロット長規制部材のスロット中央側縁部の
少なくとも一部が、スロット内方に向ってこのスロット
の長さを長くするような傾斜を有するように形成され、前記スロットの出口近傍において、前記側板と前記スロ
ット長規制部材の間隙が充填材により密封されてなるこ
とを特徴とする塗布ヘッド。