JPS62240373A - 無延伸極薄粘着シ−ト - Google Patents

無延伸極薄粘着シ−ト

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JPS62240373A
JPS62240373A JP8363586A JP8363586A JPS62240373A JP S62240373 A JPS62240373 A JP S62240373A JP 8363586 A JP8363586 A JP 8363586A JP 8363586 A JP8363586 A JP 8363586A JP S62240373 A JPS62240373 A JP S62240373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
thickness
sheet
vinyl chloride
adhesive sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP8363586A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiteru Matsui
松井 明照
Eiichi Tajima
田島 栄一
Jun Sasaki
潤 佐々木
Takahiko Kato
隆彦 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuramoto Sangyo Co
Original Assignee
Kuramoto Sangyo Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuramoto Sangyo Co filed Critical Kuramoto Sangyo Co
Priority to JP8363586A priority Critical patent/JPS62240373A/ja
Publication of JPS62240373A publication Critical patent/JPS62240373A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無延伸極薄粘着シートに係り、さらに詳しく
は無延伸でかつ総厚が30μm以下のオーバーコートが
なされる場合に最適の粘着シー!・に関する。
〔従来の技術〕
粘着シートは汎用ラベルのほか、その上にオーバーコー
トされる用途にも用いられる。粘着シートの基材として
は、紙、布類、あるいはポリエステル、ポリエチレンな
どのほか塩化ビニル樹脂も用いられる。
従来、塩化ビニル系フィルムを基材とする粘着シートは
、強度、貼り適性、加工性および耐久性等の点からその
フィルム基材が薄くとも40.cr、通常は50μ以上
のものが主として使用されている。塩化ビニル系樹脂フ
ィルムは、押し出し法、キャレンダー法、またはキャス
ティング法によって一般的に得ることができる。
(発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記のたとえば50μ厚の塩化ビニルフ
ィルムに、粘着剤を塗布し、さらに印刷を施すとなると
、総厚として少くとも80〜100μ゛厚となり、これ
を被着体に貼り付けた場合、明らかにラベルが貼着され
ているといった印象が強く、見映えが悪く、またラベル
が厚いため、端縁にホコリが付着し易く、より高級感、
たとえば印刷仕上げまたは塗装仕上げのような感覚を得
る用途には不適当であった。
そこで、本発明の主たる目的は、外観性に優れることは
勿論、総厚が30μ以下と極薄でありながら、貼り適性
等にも優れる無延伸極薄粘着シートを提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための本発明は、重合度500〜
2500の塩化ビニル樹脂100重量部に対して分子!
1t1000〜10000のポリエステル系可塑剤を1
0〜30重量部少(とも配合した配合物を、有機溶剤に
溶解し、これを乾燥後の膜厚が5〜15μmになるよう
にキャスティング法によってフィルムを作成し、この片
面に5〜15μmの感圧性接着剤を塗布して総厚30μ
m以下としたことを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明では、総厚30μ以下の極薄シートとし゛ てい
るので、その貼付後の状態は、貼付観を全く与えないか
、きわめて少くし、印刷または塗装によって形成された
ような惑じを与え、商品価値を高める。また、使用フィ
ルムおよび塗布粘着剤層を特定のものとしたので、後述
するように、緒特性に優れたものを得ることができる。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
本発明に係る粘着シートは、塩化ビニル樹脂フィルムを
基材とする。このフィルムの形成に当っては、重合度5
00〜2500の塩化ビニル樹脂に可塑剤等が添加され
る。重合度が高い樹脂では、可塑剤を添加してもキャス
ティングによる成膜性が悪くなる。
フィルム厚(乾燥後)は、5〜15μとするのが望まし
い。15μを超える厚さでは、目的たる極薄シートが得
られず、外観を損い、いかにもラベルが貼付されている
という惑じを与えるばかりで゛なく、手で触れた場合、
シート縁に段差ができ、感触性の点でも抵抗感をもたら
す。一方、5μ未満では、強度が低く、フィルムを貼り
しそんしの時に貼り直しかで°きない等の問題をおこす
上記フィルムの形成に当っては、分子ff1looo〜
tooooのポリエステル系可塑剤を10〜30重量部
、塩化ビニル樹脂に配合しておく。
このポリエステル系高分子量可塑剤において、分子量が
上記範囲を超えると、耐寒性が劣り、低温時に割れやす
くなり好ましくない。また配合量が上記範囲を超えると
、フィルムが柔軟になり過ぎ、耐溶剤性やつめひっかき
性に劣る。他方で、ポリエステル系可塑剤の分子量が上
記範囲未満であると、可塑剤が粘着剤中に移行し、接着
力やフィルムと粘着剤との投錨性を低下させ、また寸法
安定性、保存安定性、耐溶剤性の低下等をおこし好まし
くない。配合量が上記範囲未満であると、フィルムが柔
軟性に欠け、もろ(割れやす(なる等の欠点がある。
これは、本発明に係る粘着シー1−が極薄であるため、
一層その傾向が強くなる。
上記ポリエステル系高分子量可塑剤は、分子量i、oo
o未溝の低分子量可塑剤、例えばジオクチルフタレ−1
−(DOP)で10重量部以下の範囲で置換することも
できる。この場合、その置換によって低分子量可塑剤が
フィルムから粘着剤層へ移行し、上記各欠点を招かない
ように、高分子量ポリエステル系可塑剤との配合量を決
めることが望ましい。
さらに必要ならば、Ba−Zn系、有機スズ系、鉛系等
の安定剤、着色用の酸化チタン、亜鉛華、シリカ等の無
機系のほかフタロシアニン等の有機系等の着色剤を添加
してもよい。
上記フィルムには、5〜15μmの感圧性粘着剤(接着
剤)が塗布される。粘着剤の種別は、ゴム系、アクリル
系、エチレン−酢酸ビニル系、ポリビニルアルコール系
、ウレタン光等適宜のものであってもよい。その選択は
、その目的および用途に応じて任意に選択できる。
粘着剤層が薄いと、耐溶剤性が低下し、十分な接着性が
得られない等の難点を招く。他方で、15μmを超える
厚さになると、総厚が本発明の発明範囲外となる傾向が
あるばかりでなく、初朋接若力が高まるので、貼り直し
適性が低下する。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
(フィルムの形成) 第1表に示すように、重合度が異なる各種塩化ビニル樹
脂に、可塑剤、安定剤、および必要により着色剤を添加
した配合物を溶剤に溶解し、これらをキャスティング法
にて第1表記載の厚さのフィルムを作成した。この際に
おける、塗工適性を調べ、結果を第1表に示した。
(粘着シートの作成) 上記フィルムについて、東亜合成化学工業社製アクリル
系粘着剤「アロンタックS−3403J100重量部に
対して、日本ポリウレタン社製ポリイソシアネート「コ
ロネートLJ1.0重量部を配合したものを、乾燥後の
膜厚が第2表の厚となるように塗布し、第2表に示す粘
着シートを作成した。
第    2    表 上記各粘着シートについて、後記性能試験評価法によっ
て試験したところ、第3表に示す結果が得られた。
第     3     表 (試験評価方法) 1)収縮率 実施例1〜5、比較例6〜1)のサンプルを100i@
X100■■の大きさに切断し、縦横方向に標線を引き
、ノギスにて長さを測定した。このシートを80℃の恒
温槽中に3日間放置後取り出して、再び標線間の長さを
測定し、収縮率を測定した。
結果は全て2%以内にはいり、実用上全く問題とならな
い範囲であった。
2)保存性 試料を、そのままの状態と、65℃、85%RH中に7
日間放置した後の接着力を測定し、次式により接着力保
持率を算出した。接着力はJIS−Z−0237に準す
る。
3)貼り適性 各粘着シートに保護紙を貼り50 vr* x 50 
amに切断して試料とした。直径約15cmの球形をし
たガラス製フラスコにスキージ−を使って貼り付はシワ
や彼れがあるかどうか調べた。
4)貼り直し適性 保護紙つきの試料を塗板にスキージ−で圧着した直後ひ
きはがし、再度貼り直しができるかどうか調べた。
5)密着性 塗板に試料を貼り、24時間経過後、セロハンテープを
圧着させて急激にひきはがし、試料が塗板から剥がれる
かどうか調べた。
6)耐衝撃性 塗装鉄板に試料を貼りこのパネルにデュポン式衝愁試験
機により3インチの撃針を用い、500a荷重を200
a−の高さから落下させ、試料に割れが発生しないかど
うか調べた。
7)つめひっかき性 試料を塗装鉄板に貼り、つめで表面をひっかき破れるか
どうか判定した。
8) 耐ガソリン性 アクリル・メラミン焼付塗装鉄板に試料を貼り、24時
間後に無鉛ガソリン中に浸漬して1時間後に取り出し、
外観変化を観察した。
9)オーバークリヤー適性 各試料を0.1■−厚のアルミニウム板に貼す、アクリ
ル・メラミン系のオーバーコート・クリヤーをスプレー
し、20分常乾後、150”cX20分焼付を行なった
。焼付は後、しわ、ふくれ、その他外観に異常があるか
どうか調べた。
10)外観性 塗料の厚さを15μおよび35μとなるようにする他は
、(9)と同様にし、試料の有無による厚みの差をマイ
クロゲージにて測定し、また試料のエツジ部をつめでこ
すり、ひっかかりのあるものを○、ひっかかりのないも
のを×として、結果を第一 4表に示した。この結果に
基づき、外観における試料の貼付感の有無を外観性とし
て評価した。
(厚さについて) 各試料を0.1重@厚アルミ板に貼り、焼付塗料をスプ
レーにて塗布、乾燥後、試料の有無による厚みの差をマ
イクロゲージにて測定した。また試料のエツジ部をつめ
でこすり、ひっかかりの程度を調べた。塗料の厚みは3
5μである。
結果を第4表に示す。
第    4    表 ひっかかりの程度は、ひっかかりの無いものをOlひっ
かかりのあるものを×とした。
ちなみに、実施例4と比較例8の状態を第1図に示す。
1は基板、2は粘着シート、3はクリャ−塗料層である
(考 察) 以上の結果から明らかなように、本発明例では、いずれ
の特性も優れるのに対して、比較例では、種々の難点を
有する。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、貼着後の外観に優れるほ
か、この種の粘着シートに要求される緒特性に優れたも
のが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシートの基材へ貼着後、クリヤー塗料を塗布し
た状態図である。 2・・・粘着シート、3・・・クリヤー塗料。 特許出願人  倉本産業株式会社 代理人 弁理士  永 井 義 次 第1図 (ズ旌?141   Iえ軟判3) 手続ネ市正書 (自発) 昭和81年5月 8日 1  !Ic件の表示    2ぐ1.−1っ、s 、
 ;、/−\。 昭和61年4月1)日提出の特許願 2 発明の名称 無延伸極薄粘着シート 3 補正をする者 49件との関係  特許出願人 4 代理人  〒101 5 補正命令の日付  自発補正 6 補正の対象 7 補正の内容 明細書、発明の詳細な説明の欄、 (1)第8頁下から6行目、「チック(株)」とあるの
を「チッソ(株)」と訂正する。 (2)第8頁下から3行目、「低分子量化塑剤(分子量
=)」とあるのを「低分子量可塑剤(分子量=390)
Jと訂正する。 (3)第14頁下から2行目から第15頁上から5行目
までを削除する。 (4)第17頁、特許出願人の欄、「倉木産業株式会社
」を「株式会社倉本産業」と訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重合度500〜2500の塩化ビニル樹脂100
    重量部に対して分子量1000〜10000のポリエス
    テル系可塑剤を10〜30重量部少くとも配合した配合
    物を、有機溶剤に溶解し、これを乾燥後の膜厚が5〜1
    5μmになるようにキャスティング法によってフィルム
    を作成し、この片面に5〜15μmの感圧性接着剤を塗
    布して総厚30μm以下としたことを特徴とする無延伸
    極薄粘着シート。
JP8363586A 1986-04-11 1986-04-11 無延伸極薄粘着シ−ト Pending JPS62240373A (ja)

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