JPS6223962A - 冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼 - Google Patents
冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼Info
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- JPS6223962A JPS6223962A JP60163747A JP16374785A JPS6223962A JP S6223962 A JPS6223962 A JP S6223962A JP 60163747 A JP60163747 A JP 60163747A JP 16374785 A JP16374785 A JP 16374785A JP S6223962 A JPS6223962 A JP S6223962A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/60—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing lead, selenium, tellurium, or antimony, or more than 0.04% by weight of sulfur
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は電磁バルブ、電磁クラッチおよび内燃機関の電
子燃料噴射装置等に用いられる冷間鍛造性、被削性、電
磁気特性、耐食性に優れた冷間鍛造用軟磁性ステンレス
鋼に関する。
子燃料噴射装置等に用いられる冷間鍛造性、被削性、電
磁気特性、耐食性に優れた冷間鍛造用軟磁性ステンレス
鋼に関する。
(従来技術)
従来、軟磁性ステンレス鋼に要求される特性として、最
大透磁率、磁束密度および保磁力などの磁気特性と、電
気抵抗、耐食性、被削1)L等があり、特に優れた磁気
特性を得るため25i−13Cr鋼、l5i−0,20
AI −13Cr鋼等が開発され一部、実用に供Mられ
ている。近年、軟磁性ステンレス鋼の用途開発が進み、
電子燃料噴射装置のボディや二1アーなどの複雑な形状
を自する部品に適用されるようになり、前記特性に加え
てさらに冷間鍛造性と被削性の優れた鋼の開発が要求さ
れていた。
大透磁率、磁束密度および保磁力などの磁気特性と、電
気抵抗、耐食性、被削1)L等があり、特に優れた磁気
特性を得るため25i−13Cr鋼、l5i−0,20
AI −13Cr鋼等が開発され一部、実用に供Mられ
ている。近年、軟磁性ステンレス鋼の用途開発が進み、
電子燃料噴射装置のボディや二1アーなどの複雑な形状
を自する部品に適用されるようになり、前記特性に加え
てさらに冷間鍛造性と被削性の優れた鋼の開発が要求さ
れていた。
上記要求にり・1して、たとえば、I Si−130r
−0,2AI鋼等のC量を0.01%程度まで低減さ
一部、か・つ0.018%のS、0.2%のpbを添加
した鋼が開発、′、1 1、゛され、一部で使用されている。
−0,2AI鋼等のC量を0.01%程度まで低減さ
一部、か・つ0.018%のS、0.2%のpbを添加
した鋼が開発、′、1 1、゛され、一部で使用されている。
(解決しようとする問題点)
しかし、これらの鋼についても引張り強さが、44.5
kg f / m n(、絞りが74%、限界加工率が
47%と十分な冷間鍛造性を得るものでなく、前記の電
子燃料噴射装置のボディやコアーなどの複雑な形状を有
する部品を冷間鍛造することは困難であり、より優れた
冷間鍛造性と被削性および電磁気特性を有する軟磁性ス
テンレス鋼の開発が望まれてた。
kg f / m n(、絞りが74%、限界加工率が
47%と十分な冷間鍛造性を得るものでなく、前記の電
子燃料噴射装置のボディやコアーなどの複雑な形状を有
する部品を冷間鍛造することは困難であり、より優れた
冷間鍛造性と被削性および電磁気特性を有する軟磁性ス
テンレス鋼の開発が望まれてた。
(問題点を解決するための手段)
本発明はかかる従来鋼の欠点に鑑みてなしたものであり
、本発明者等は、13 Cr !1)の電磁気特性と冷
間鍛造性、被削性に及ばず各種合金元素の影響について
調査した結果、磁気特性は、Si、 AI、Ti添加と
低0十N化によ−、て改善され、また、電気特性は、S
i、^1の複合添加による相乗作用により大中に向上し
、一方冷間鍛造竹は、Ti添加と低C−1−N化によっ
て改善され、さらに被削性は少量のSとPb添加によっ
て大幅に向上すること、また冷間鍛造性への影響が小さ
いこと、S量の1.5〜4倍のZr添加によって、Sの
冷間鍛造性への影響を無害化することを見い出した。
、本発明者等は、13 Cr !1)の電磁気特性と冷
間鍛造性、被削性に及ばず各種合金元素の影響について
調査した結果、磁気特性は、Si、 AI、Ti添加と
低0十N化によ−、て改善され、また、電気特性は、S
i、^1の複合添加による相乗作用により大中に向上し
、一方冷間鍛造竹は、Ti添加と低C−1−N化によっ
て改善され、さらに被削性は少量のSとPb添加によっ
て大幅に向上すること、また冷間鍛造性への影響が小さ
いこと、S量の1.5〜4倍のZr添加によって、Sの
冷間鍛造性への影響を無害化することを見い出した。
特に、TiはC十N量が0.06%程度と通常の値の場
合には冷間鍛造性は殆ど改善されず、しかも磁気特性の
改善もわずかである。ところが、C−+−Niが0.0
4%以下と極低域においては0.1%程度のTiの添加
によって、磁気特性、冷間鍛造性ともに人中に向上する
。
合には冷間鍛造性は殆ど改善されず、しかも磁気特性の
改善もわずかである。ところが、C−+−Niが0.0
4%以下と極低域においては0.1%程度のTiの添加
によって、磁気特性、冷間鍛造性ともに人中に向上する
。
TIのこの作用は、相当量のC十N量を含む場合、ずべ
てのC+NをTiで固定すると大きなTiC’+ Ti
Nの析出物が形成゛されてしまい、これによっ゛ζ冷間
鍛造性が低下してしまうが、C+N量が0.04%以下
と非常に少ない場合にはすべてのC十NをTiで固定化
すると無害で小さなTiC、−TiN析出物のみが形成
され、もっばらC+ Nの侵入型の固溶強化作用のみが
消滅して、冷間鍛造性、磁気特性が大p碑に向上すると
考えられる。
てのC+NをTiで固定すると大きなTiC’+ Ti
Nの析出物が形成゛されてしまい、これによっ゛ζ冷間
鍛造性が低下してしまうが、C+N量が0.04%以下
と非常に少ない場合にはすべてのC十NをTiで固定化
すると無害で小さなTiC、−TiN析出物のみが形成
され、もっばらC+ Nの侵入型の固溶強化作用のみが
消滅して、冷間鍛造性、磁気特性が大p碑に向上すると
考えられる。
本発明はこれらの知見をもとに13Crtlilにおい
てC十N量を0.04%以下とするとともに0.4〜1
.10%のSiと0.31〜0.60%Alへ0.02
〜0.25%のTiを含有させ、電磁気特性を大巾に改
善すると同時に冷間鍛造性を改善したものであり、さら
に、0.010〜0.030%のSと、0.10〜0.
30%のpbと、0.02〜0.10%のZrを複合添
加し、冷間鍛造性をtiうことなく被削性をも改善した
ものである。よって、本発明鋼は4000以上の最大透
磁率と、130000以上の磁束密度(B))と、1.
20e 以下の保磁力と優れた磁気特性を有し、かつ
、電気抵抗が70μΩ−cm lu上と優れた電気特性
を有し、冷間加工性についても引張り強さが41.0k
g/mm以下、限界加工率が50%以上と、優れた冷間
鍛造性を有し、さらに被削性についてもSO5416以
」二と優れた冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼であり、電
磁バルブ、電磁クラッチ、内燃機関の電子燃料噴射装置
などに適した鋼である。
てC十N量を0.04%以下とするとともに0.4〜1
.10%のSiと0.31〜0.60%Alへ0.02
〜0.25%のTiを含有させ、電磁気特性を大巾に改
善すると同時に冷間鍛造性を改善したものであり、さら
に、0.010〜0.030%のSと、0.10〜0.
30%のpbと、0.02〜0.10%のZrを複合添
加し、冷間鍛造性をtiうことなく被削性をも改善した
ものである。よって、本発明鋼は4000以上の最大透
磁率と、130000以上の磁束密度(B))と、1.
20e 以下の保磁力と優れた磁気特性を有し、かつ
、電気抵抗が70μΩ−cm lu上と優れた電気特性
を有し、冷間加工性についても引張り強さが41.0k
g/mm以下、限界加工率が50%以上と、優れた冷間
鍛造性を有し、さらに被削性についてもSO5416以
」二と優れた冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼であり、電
磁バルブ、電磁クラッチ、内燃機関の電子燃料噴射装置
などに適した鋼である。
すなわち、本発明網は重量比にしてC0.03%%、P
b 0.10〜0.30%、Ti 0.02〜0.25
%、Zr0.02〜0.10%、N 0.03%以下を
含有し、かつ、C+N0.04%以下、Si+Al 1
.35%以下で、残部Feならびに不純物元素からなの
もので、第2発明鋼は第1発明鋼にMo 2.5%以下
、Cu 0.5%以下、Ni 0.5%以下のうち1種
ないし2種以上を含有させ、第1発明鋼の耐食性をさら
に向上させたもので、第3発明鋼は第1発明鋼にSe
0.01(1〜0.050%、Ca 0.OQ2〜0.
02%、Te 0.010〜0.20%のうち1)Mな
いし2種エリ上を合物させて、第1発明鋼の被削性をさ
らに改善したものである。
b 0.10〜0.30%、Ti 0.02〜0.25
%、Zr0.02〜0.10%、N 0.03%以下を
含有し、かつ、C+N0.04%以下、Si+Al 1
.35%以下で、残部Feならびに不純物元素からなの
もので、第2発明鋼は第1発明鋼にMo 2.5%以下
、Cu 0.5%以下、Ni 0.5%以下のうち1種
ないし2種以上を含有させ、第1発明鋼の耐食性をさら
に向上させたもので、第3発明鋼は第1発明鋼にSe
0.01(1〜0.050%、Ca 0.OQ2〜0.
02%、Te 0.010〜0.20%のうち1)Mな
いし2種エリ上を合物させて、第1発明鋼の被削性をさ
らに改善したものである。
以下に4−発明鋼の成分限定理由について説明する。
Cは、固溶強化作用によって冷間鍛造性を害するととも
に磁気特性にも悪影響を与える元素であり、本発明にお
いてはできるだり低下さセることが望ましくその上限を
0.03%とした。なお、冷間鍛造性、磁気特性をさら
に向上させるためには好まし2くは0.015%以下に
することが望まし2い。
に磁気特性にも悪影響を与える元素であり、本発明にお
いてはできるだり低下さセることが望ましくその上限を
0.03%とした。なお、冷間鍛造性、磁気特性をさら
に向上させるためには好まし2くは0.015%以下に
することが望まし2い。
SHJ最大透磁率、磁束密度、保磁力などの磁気特性を
改善し、しかも電気抵抗を増加させる元素であり、軟磁
性鋼としては重要な元素であり、少なくとも0.40%
以上含有させる必要がある。
改善し、しかも電気抵抗を増加させる元素であり、軟磁
性鋼としては重要な元素であり、少なくとも0.40%
以上含有させる必要がある。
しかし、Siは固溶強化作用によって冷間鍛造性を害す
る元素でt)ありその上限を1.10%とした。
る元素でt)ありその上限を1.10%とした。
MnばSiと同様に製鋼時の脱酸に必要な元素であり、
磁気特性を損うことのない範囲とし、その上限を0.5
0%とした。
磁気特性を損うことのない範囲とし、その上限を0.5
0%とした。
Crはステンレス鋼の耐食性を4Nl与する基本的な元
素であり、少なくとも9.0%以上含有させる必要があ
る。
素であり、少なくとも9.0%以上含有させる必要があ
る。
しかしながら、その含有層が増加すると磁束密度など磁
気特性を損うのでその上限を19.0%とした。なお、
磁気特性をより向上させるためには、好ましくは14.
0%以下にすることが望ましい。
気特性を損うのでその上限を19.0%とした。なお、
磁気特性をより向上させるためには、好ましくは14.
0%以下にすることが望ましい。
AIは磁気特性と電気抵抗を改善する元素であり1、特
にStとの複合添加による相乗効果によって電気7j、
l抵抗を大1目こ向上する元素であり、これらの効果\
を得るには少なくとも0.31%以上含有させる必要S
<あり、その下■を031%とした。
にStとの複合添加による相乗効果によって電気7j、
l抵抗を大1目こ向上する元素であり、これらの効果\
を得るには少なくとも0.31%以上含有させる必要S
<あり、その下■を031%とした。
しかし、0.60%を越えて^lを含有すると本発明の
優れた冷間鍛造性を損うので上限を0.60%とした。
優れた冷間鍛造性を損うので上限を0.60%とした。
Sは少量の添加によって被削性を著しく改善する元素で
あり、少なくとも0.010%以上含有させる必要があ
る。しかし、S量を多く含有させると冷間鍛造性、耐食
性を損うので上限を0.030%とした。
あり、少なくとも0.010%以上含有させる必要があ
る。しかし、S量を多く含有させると冷間鍛造性、耐食
性を損うので上限を0.030%とした。
pbは被削性を改善する元素であり、特にSとの複合添
加によって優れた被削性が得られるもので、少なくとも
0,10%以上含有させる必要がある。
加によって優れた被削性が得られるもので、少なくとも
0,10%以上含有させる必要がある。
しかし、pbを多く含有させると冷間鍛造性、熱間加工
性を損うので上限を0.30%とした。
性を損うので上限を0.30%とした。
Tiは最大透磁率、磁束密度、保磁力などの磁気特性を
大中に改善するとともにC4−N量が0.04%以下と
極低域においては、C→Nを微細な炭窒化物に固定化す
ることによって、引張り強さ、限界加工率などの冷間鍛
造性を大中に改善する元素であり、本発明においては最
も重要な元素である。
大中に改善するとともにC4−N量が0.04%以下と
極低域においては、C→Nを微細な炭窒化物に固定化す
ることによって、引張り強さ、限界加工率などの冷間鍛
造性を大中に改善する元素であり、本発明においては最
も重要な元素である。
これらの効果を得るには少なくとも0.02%以上含有
させる必要があり、その下限を0.02%とした。
させる必要があり、その下限を0.02%とした。
なお、より優れた磁気特性、冷間鍛造性を得るにばC+
N量の3倍を目標に添加すべきであり、0.05%以上
含有させることが望ましい。
N量の3倍を目標に添加すべきであり、0.05%以上
含有させることが望ましい。
しかし、0.25%以上のTiを含有させてもその効果
が飽和するので、上限を0.25%とした。
が飽和するので、上限を0.25%とした。
ZrはMnSを球状化して、冷間鍛造性を改善する元素
であり、少なくとも0.02%以上含有させる必要があ
る。しかし、Zrを多(含有させると介在物縫が増加し
、冷間鍛造性を損うので上限を0.10%とした。
であり、少なくとも0.02%以上含有させる必要があ
る。しかし、Zrを多(含有させると介在物縫が増加し
、冷間鍛造性を損うので上限を0.10%とした。
NはCと同様に固溶強化作用によって冷間鍛造性を損う
元素であり、本発明においてはできるだけ低下させるこ
とが望ましくその上限を0.03%以下とした。
元素であり、本発明においてはできるだけ低下させるこ
とが望ましくその上限を0.03%以下とした。
なお、冷間鍛造性をより向上させるには0.020%以
下にすることが望ましい。
下にすることが望ましい。
C+Nはいずれも固溶強化作用によって冷間鍛造を損う
元素である。本発明においては引張り強さ41.0kg
/mn(以下、限界加工率50%以上と優れた冷間M1
造性を得ることを目的とするものであり、C+N量をで
きるだけ低下させることが必要であり、上限を0.04
%とした。
元素である。本発明においては引張り強さ41.0kg
/mn(以下、限界加工率50%以上と優れた冷間M1
造性を得ることを目的とするものであり、C+N量をで
きるだけ低下させることが必要であり、上限を0.04
%とした。
si+^1はいずれも磁気特性、電気特性を改善する元
素であるが、多く含有させると冷間鍛造性を損う元素で
もあり、本発明は優れた冷間鍛造性を得ることを目的と
するものであり、Si+ AIの上限を1.35%とし
た。、MOSCLI、旧は、本発明において耐食性を改
善する元素である。
素であるが、多く含有させると冷間鍛造性を損う元素で
もあり、本発明は優れた冷間鍛造性を得ることを目的と
するものであり、Si+ AIの上限を1.35%とし
た。、MOSCLI、旧は、本発明において耐食性を改
善する元素である。
しかし、Moは2.5%、CuとNiはそれぞれ0.5
%を越えて含有させるといずれも磁気特性、冷間鍛造性
を損うのでその上限をMoは2.5%、Cu、、Niは
0.5%とした。
%を越えて含有させるといずれも磁気特性、冷間鍛造性
を損うのでその上限をMoは2.5%、Cu、、Niは
0.5%とした。
Se、、Ca、、 Teはいずれも被削性を改善する元
素である。より優れた被削性を得るにはSeはo、oi
o%、C8は0.002%、Teは0.01%以上含有
させる必要がしかし、Teを0.20%越えて含有させ
ると磁気特性、冷間鍛造性を害し、かつSeを0.05
0%を越えて含有させると耐食性、冷間鍛造性を損い、
さらにCaは0.02%を越えて含有させると冷間鍛造
性を損うので、その上限をSe 0.050%、Ca
0.02%、Te 0.20%とした。
素である。より優れた被削性を得るにはSeはo、oi
o%、C8は0.002%、Teは0.01%以上含有
させる必要がしかし、Teを0.20%越えて含有させ
ると磁気特性、冷間鍛造性を害し、かつSeを0.05
0%を越えて含有させると耐食性、冷間鍛造性を損い、
さらにCaは0.02%を越えて含有させると冷間鍛造
性を損うので、その上限をSe 0.050%、Ca
0.02%、Te 0.20%とした。
(実施例)
つぎに本発明鋼の特徴を従来鋼、比較鋼と比べて実施例
でもって明らかにする。
でもって明らかにする。
第1表はこれらの供試鋼の化学成分を示すものである。
第1表においてA−3鋼は本発明鋼で、T−V鋼は比較
鋼で、W−Y鋼は従来鋼である。
鋼で、W−Y鋼は従来鋼である。
第2表は第1表の供試鋼について、900℃×2fir
保持し、ついで冷却速度100℃/Hrという熱処理を
施したA−Y鋼の引張り強さ、限界加工率、磁束密度、
保磁力、耐食性、電気抵抗、被削性を示したものである
。
保持し、ついで冷却速度100℃/Hrという熱処理を
施したA−Y鋼の引張り強さ、限界加工率、磁束密度、
保磁力、耐食性、電気抵抗、被削性を示したものである
。
引張り強さについては、JIS d号試験片を用いて測
定したものであり、限界加工率については、とtで直径
14φ、高さ21tm、ノツチ(;Jを用い、圧縮試験
を行い割れ発生率50%時の据込率を測定したものであ
る。磁気特性については、直流型Bll+−レーザーを
用いて、試験片として外径24φ、内径16φ、厚さ1
6龍のリングを作製し、磁束密度、保磁力を測定したも
のである。
定したものであり、限界加工率については、とtで直径
14φ、高さ21tm、ノツチ(;Jを用い、圧縮試験
を行い割れ発生率50%時の据込率を測定したものであ
る。磁気特性については、直流型Bll+−レーザーを
用いて、試験片として外径24φ、内径16φ、厚さ1
6龍のリングを作製し、磁束密度、保磁力を測定したも
のである。
また、耐食性については、5%NaCl、35℃水溶液
にて塩水噴霧試験を行いその発銹率を測定し発銹率が5
%以下のものを◎、発銹率が5〜25%のものを○とし
た。電気抵抗についてはホイーストンブッジ法により試
験片として1.2φX 5QQ w線を用いて測定した
ものである。
にて塩水噴霧試験を行いその発銹率を測定し発銹率が5
%以下のものを◎、発銹率が5〜25%のものを○とし
た。電気抵抗についてはホイーストンブッジ法により試
験片として1.2φX 5QQ w線を用いて測定した
ものである。
被削性については、10n厚の試験片を用いて回転数7
25 r、p4 、 ドリルSKH5φ、荷重4 kg
で穿孔試験を行い、穴明けに要する時間を測定したもの
である。
25 r、p4 、 ドリルSKH5φ、荷重4 kg
で穿孔試験を行い、穴明けに要する時間を測定したもの
である。
〕)<下4+、6
第2表より知られるように、従来鋼であるW鋼は耐食性
については優れているが、磁束密度が12、100Gと
磁気特性については低いものであり、また、必要量のT
iを含有しないことによって引張り強さが41kg f
/ m rr?、限界加工率が44%と冷間鍛造性に
ついても劣るものであり、さらに電気抵抗、被削性につ
いても劣るものである。
については優れているが、磁束密度が12、100Gと
磁気特性については低いものであり、また、必要量のT
iを含有しないことによって引張り強さが41kg f
/ m rr?、限界加工率が44%と冷間鍛造性に
ついても劣るものであり、さらに電気抵抗、被削性につ
いても劣るものである。
また、X鋼はAl量が0.20%と低く、かつ必要優劣
るものであり、さらにS量が低いことによって被削性に
ついても劣るものである。さらに、Y鋼についてはX鋼
と同様にAl量が低く、かつ必要量のTiを含有してい
ないので、電磁気特性、冷間鍛造性が劣るものである。
るものであり、さらにS量が低いことによって被削性に
ついても劣るものである。さらに、Y鋼についてはX鋼
と同様にAl量が低く、かつ必要量のTiを含有してい
ないので、電磁気特性、冷間鍛造性が劣るものである。
また、比較鋼であるTilはZrを含有しないことによ
って冷間鍛造性、被削性が劣るものであり、U鋼はpb
を含有しないことによって被削性が劣っており、■鋼は
必要量のTiを含有しないことによって磁気特性、冷間
鍛造性、耐食性のいずれかについても劣るものである。
って冷間鍛造性、被削性が劣るものであり、U鋼はpb
を含有しないことによって被削性が劣っており、■鋼は
必要量のTiを含有しないことによって磁気特性、冷間
鍛造性、耐食性のいずれかについても劣るものである。
(本発明の効果)
これらに対して本発明鋼であるA−3鋼は、C1N等の
固溶強化作用によって冷間鍛造性を劣化させる元素の含
有量を極力低下させるとともに0.02〜0.25%(
DT+、 0.40〜1.10%(7) Si、 0.
31〜0.60%ノAlへ0.50%以下(7)Mn、
9.0〜19.0%のCrX0.010冷間鍛造性を
有しており、磁気特性についても磁束密度13000
G以上、がっ保磁力が1.20e以下と上述のように、
本発明鋼はC,Hの含有量を極力低減させるとともに適
量のTiを含有させ、がっSis Mnの上限を規制す
ることによって磁気特性を損うことなく冷間鍛造性を改
善したものであり、S、 Pb、 Zrの複合添加によ
り冷間鍛造性を損うことなく被削性を改善し、さらに適
量のCrとTiを含有させることによって耐食性につい
ても優れており、本発明鋼は電磁バルブ、電磁クラッチ
、内燃機関の電子燃料噴射装置等に通した冷間鍛造用軟
MI+!ステンレス鋼であり高い実用性を有するもので
ある。
固溶強化作用によって冷間鍛造性を劣化させる元素の含
有量を極力低下させるとともに0.02〜0.25%(
DT+、 0.40〜1.10%(7) Si、 0.
31〜0.60%ノAlへ0.50%以下(7)Mn、
9.0〜19.0%のCrX0.010冷間鍛造性を
有しており、磁気特性についても磁束密度13000
G以上、がっ保磁力が1.20e以下と上述のように、
本発明鋼はC,Hの含有量を極力低減させるとともに適
量のTiを含有させ、がっSis Mnの上限を規制す
ることによって磁気特性を損うことなく冷間鍛造性を改
善したものであり、S、 Pb、 Zrの複合添加によ
り冷間鍛造性を損うことなく被削性を改善し、さらに適
量のCrとTiを含有させることによって耐食性につい
ても優れており、本発明鋼は電磁バルブ、電磁クラッチ
、内燃機関の電子燃料噴射装置等に通した冷間鍛造用軟
MI+!ステンレス鋼であり高い実用性を有するもので
ある。
の関係を示した線図で、第4図は比電気抵抗の増加量と
AI、 Si量との関係を示した線図である。 @ l 閃 @ 2 図 57 (箸
AI、 Si量との関係を示した線図である。 @ l 閃 @ 2 図 57 (箸
Claims (3)
- (1)重量比にしてC 0.03%以下、Si 0.4
0〜1.10%、Mn 0.50%以下、Cr 9.0
〜19.0%、Al 0.31〜0.60%、S 0.
010〜0.030%、Pb 0.10〜0.30%、
Ti 0.02〜0.25%、Zr 0.02〜0.1
0%、N 0.03%以下含有し、かつC+N 0.0
40%以下、Si+Al 1.35%以下で、残部Fe
ならびに不純物元素からなることを特徴とする冷間鍛造
用軟磁性ステンレス鋼。 - (2)重量比にしてC 0.03%以下、Si 0.4
0〜1.10%、Mn 0.50%以下、Cr 9.0
〜19.0%、Al 0.31〜0.60%、S 0.
010〜0.030%、Ph 0.10〜0.30%、
Ti 0.02〜0.25%、Zr 0.02〜0.1
0%、N 0.03%以下含有し、かつC+N 0.0
40%以下、Si+Al 1.35%以下で、さらにM
o 2.5%以下、Cu 0.5%以下、Ni 0.5
%以下のうち1種ないし2種以上を含有し、残部Feな
らびに不純物元素からなることを特徴とする冷間鍛造用
軟磁性ステンレス鋼。 - (3)重量比にしてC 0.03%以下、Si 0.4
0〜1.10%、Mn 0.50%以下、Cr 9.0
〜19.0%、Al 0.31〜0.60%、S 0.
010〜0.030%、Pb 0.10〜0.30%、
Ti 0.02〜0.25%、Zr 0.02〜0.1
0%、N 0.03%以下含有し、かつC+N 0.0
40%以下、Si+Al 1.35%以下で、さらにS
e 0.010〜0.050%、Ca 0.002〜0
.02%、Te 0.01〜0.20%のうち1種ない
し2種以上を含有し、残部Feならびに不純物元素から
なることを特徴とする冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼。
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