JPS62238850A - 経編地 - Google Patents
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- JPS62238850A JPS62238850A JP7717286A JP7717286A JPS62238850A JP S62238850 A JPS62238850 A JP S62238850A JP 7717286 A JP7717286 A JP 7717286A JP 7717286 A JP7717286 A JP 7717286A JP S62238850 A JPS62238850 A JP S62238850A
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- Granted
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Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、ランの生じない経編地に関するものである
。
。
(従来の技術)
ランの生じない編地として、実公昭47−20306号
公報に、軟化点の異なる2種の糸を撚合せ、又は引揃え
て編成し、低軟化点の糸同士の交差部のみを融着したも
のが開示されている。また、実開昭55−176389
号公報には、熱接着糸と怜通糸とを合糸して経糸とし、
この経糸で鎖編を編成し、経糸と振り糸(緯糸)との接
触部を熱接着糸の溶融により接着した経編レース地が開
示されている。
公報に、軟化点の異なる2種の糸を撚合せ、又は引揃え
て編成し、低軟化点の糸同士の交差部のみを融着したも
のが開示されている。また、実開昭55−176389
号公報には、熱接着糸と怜通糸とを合糸して経糸とし、
この経糸で鎖編を編成し、経糸と振り糸(緯糸)との接
触部を熱接着糸の溶融により接着した経編レース地が開
示されている。
また、特開昭60−39458号公報および特開昭60
−65162号公報には、鎖編を構成する経糸が複数ウ
エール間を往復しながら編成するようにした経編レース
地、すなわち経糸が一つのウエールで数コースの鎖編を
編成したのち隣接ウエールに移行し、この隣接ウエール
を編成するようにしたものが開示されている。
−65162号公報には、鎖編を構成する経糸が複数ウ
エール間を往復しながら編成するようにした経編レース
地、すなわち経糸が一つのウエールで数コースの鎖編を
編成したのち隣接ウエールに移行し、この隣接ウエール
を編成するようにしたものが開示されている。
(発明が解決しようとする問題点)
実公昭47−20306号公報および実開昭55−17
6389号公報の記載のように、低軟化点の糸または熱
接着性糸を他の糸と引揃え、または合糸して編成し、熱
融着したものは、普通糸に低軟化点の糸または熱接着性
糸が全面に付着して風合が硬くなり、柔軟な風合を必要
とする経編レース地には使用することができず、その使
用量を少なくすると、1本の普通糸が切断することによ
り直ちにランが発生していた。
6389号公報の記載のように、低軟化点の糸または熱
接着性糸を他の糸と引揃え、または合糸して編成し、熱
融着したものは、普通糸に低軟化点の糸または熱接着性
糸が全面に付着して風合が硬くなり、柔軟な風合を必要
とする経編レース地には使用することができず、その使
用量を少なくすると、1本の普通糸が切断することによ
り直ちにランが発生していた。
一方、特開昭60−39458号公報および特開昭60
−65162号公報の記載のように、隣接ウエール間で
経糸をトラバースさせたものは。
−65162号公報の記載のように、隣接ウエール間で
経糸をトラバースさせたものは。
穴あき組織を編成することができないなど、経編レース
としての所望の柄が得られないという問題があった。
としての所望の柄が得られないという問題があった。
この発明は、ランが防止され、しかも風合が柔軟であり
、かつ染色が容易で、任意の柄が得られる経編地を提供
するものである。
、かつ染色が容易で、任意の柄が得られる経編地を提供
するものである。
(問題点を解決するための手段)
並列された多数本の鎖編と、これらの鎖編を接結する地
糸挿入糸および柄糸等からなる経編地において、上記多
数本の鎖編がそれぞれ通常の繊維からなる第1糸条と1
通常の繊維からなる第2糸条に低融点の合成樹脂層を設
けてなる熱接着性糸条とによって編成されており、上記
低融点の合成樹脂層相互の接触部が融着している。
糸挿入糸および柄糸等からなる経編地において、上記多
数本の鎖編がそれぞれ通常の繊維からなる第1糸条と1
通常の繊維からなる第2糸条に低融点の合成樹脂層を設
けてなる熱接着性糸条とによって編成されており、上記
低融点の合成樹脂層相互の接触部が融着している。
なお、熱接着性糸条は、その芯部を構成する第2糸条に
低融点の合成樹脂をコーティングすることにより得られ
るが、芯・精彩またはサイドバイサイド形の複合紡糸に
よって、および上記第2糸条と低融点の合成繊維フィラ
メントとを合糸することによって製造することができ、
後者の場合には編成後の融着処理によって低融点の合成
繊維フィラメントが合成樹脂層を構成する。
低融点の合成樹脂をコーティングすることにより得られ
るが、芯・精彩またはサイドバイサイド形の複合紡糸に
よって、および上記第2糸条と低融点の合成繊維フィラ
メントとを合糸することによって製造することができ、
後者の場合には編成後の融着処理によって低融点の合成
繊維フィラメントが合成樹脂層を構成する。
(作用)
熱接着性糸条が通常の第2糸条に低融点の合成樹脂層を
設けたものであるから、低融点の合成樹脂層を溶解した
のちにおいても、熱接着性糸条の芯部を構成する通常の
第2糸条が経編地中に残る。
設けたものであるから、低融点の合成樹脂層を溶解した
のちにおいても、熱接着性糸条の芯部を構成する通常の
第2糸条が経編地中に残る。
すなわち、融着処理後においても、多数本の鎖編がそれ
ぞれ通常の第1糸条および熱接着性糸条の2本で構成さ
れている。したがって、縫製に際して鎖編中の通常の第
1糸条または熱接着性糸条の一方が切断した場合は他方
が残り、そのため溶着部分が剥離したときにもランが防
止される。また。
ぞれ通常の第1糸条および熱接着性糸条の2本で構成さ
れている。したがって、縫製に際して鎖編中の通常の第
1糸条または熱接着性糸条の一方が切断した場合は他方
が残り、そのため溶着部分が剥離したときにもランが防
止される。また。
通常の第1糸条および熱接着性糸条の双方が切断した場
合は、溶着部でランが防止される。そして。
合は、溶着部でランが防止される。そして。
溶着部を剥離する程度の強い外力が作用した場合は1通
常の第1糸条に比べて熱接着性糸条の方が引出し抵抗が
大きいため1通常の第1糸条が熱接着性糸条よりも先に
抜け、そのため通常の第1糸条のニードルループが熱接
着性糸条のループの脚に引掛ってランが防止される。
常の第1糸条に比べて熱接着性糸条の方が引出し抵抗が
大きいため1通常の第1糸条が熱接着性糸条よりも先に
抜け、そのため通常の第1糸条のニードルループが熱接
着性糸条のループの脚に引掛ってランが防止される。
なお、熱接着性糸条中の低融点の合成樹脂層は、その付
着量が1〜30%のときに好ましい風合と適度な接着性
が得られ、付着量が1%未満では少な過ぎて効果がなく
、反対に30%を超えると風合が硬くなる。ただし、用
途がインナウェアのときは、7%以下にすることが好ま
しい。
着量が1〜30%のときに好ましい風合と適度な接着性
が得られ、付着量が1%未満では少な過ぎて効果がなく
、反対に30%を超えると風合が硬くなる。ただし、用
途がインナウェアのときは、7%以下にすることが好ま
しい。
(実施例)
20デニールのナイロンウーリー糸(第2糸条)にナイ
ロン6、ナイロン66およびナイロン12の共重合体か
らなる低融点の合成樹脂層(融点120℃)を付着量5
%となるようにコーティングし、熱接着性糸条を得た。
ロン6、ナイロン66およびナイロン12の共重合体か
らなる低融点の合成樹脂層(融点120℃)を付着量5
%となるようにコーティングし、熱接着性糸条を得た。
一方、20デニールのナイロンマルチフィラメント糸を
通常の第1糸条とし、これらの第1糸条および熱接着性
糸条を合糸した0次に、ラッシェルレース機(マイヤー
社製RMSJ78/1−8G型)に上記の第1糸条1お
よび熱接着糸糸条2の引揃え糸を供給して第1図の鎖編
3を編成し、この鎖編3のニードルループ3aとループ
の脚3bとの間に40デニールのナイロンマルチフィラ
メント糸からなる地糸挿入糸(図示されていない)を横
向きに挿入し、次いで190℃、20秒間の熱処理を行
なって熱接着性糸条2同士の接触部を融着して実施例1
の経編地を得た。
通常の第1糸条とし、これらの第1糸条および熱接着性
糸条を合糸した0次に、ラッシェルレース機(マイヤー
社製RMSJ78/1−8G型)に上記の第1糸条1お
よび熱接着糸糸条2の引揃え糸を供給して第1図の鎖編
3を編成し、この鎖編3のニードルループ3aとループ
の脚3bとの間に40デニールのナイロンマルチフィラ
メント糸からなる地糸挿入糸(図示されていない)を横
向きに挿入し、次いで190℃、20秒間の熱処理を行
なって熱接着性糸条2同士の接触部を融着して実施例1
の経編地を得た。
得られた経編地は、低融点の合成樹脂層の量が少ないた
め、柔軟な風合を示し、しかも熱接着性糸条同士が融着
しているので、鋏で切断しても、切断端からほつれるこ
とが無かった。そして、縫製した場合は、ミシン針によ
って第1糸条1および熱接着性糸条2の芯部の通常の第
2糸条の一方が切断されることがあっても他方が残るの
でランが発生することはなかった。また、引揃え状の第
1糸条1および熱接着性糸条2中の通常の第2糸条の双
方を故意に切断し、その切断端を引張った場合は、その
引張りが強くて熱接着性糸条2の融着部が剥離しても、
熱接着性糸条2の方が引出し抵抗が大きいために、第1
糸条lのニードルループのみがその下側のニードルルー
プから抜けて熱接着性糸条2のニードルループの抜は出
しが遅れるので、ランの波及が停止する。
め、柔軟な風合を示し、しかも熱接着性糸条同士が融着
しているので、鋏で切断しても、切断端からほつれるこ
とが無かった。そして、縫製した場合は、ミシン針によ
って第1糸条1および熱接着性糸条2の芯部の通常の第
2糸条の一方が切断されることがあっても他方が残るの
でランが発生することはなかった。また、引揃え状の第
1糸条1および熱接着性糸条2中の通常の第2糸条の双
方を故意に切断し、その切断端を引張った場合は、その
引張りが強くて熱接着性糸条2の融着部が剥離しても、
熱接着性糸条2の方が引出し抵抗が大きいために、第1
糸条lのニードルループのみがその下側のニードルルー
プから抜けて熱接着性糸条2のニードルループの抜は出
しが遅れるので、ランの波及が停止する。
なお、上記の実施例は、通常の第1糸条1および熱接着
性糸条2をあらかじめ合糸して1本のビームに巻取り、
同一のおさに通して編成したものであるが、上記2種類
の糸を別ビームに巻取り。
性糸条2をあらかじめ合糸して1本のビームに巻取り、
同一のおさに通して編成したものであるが、上記2種類
の糸を別ビームに巻取り。
同一のおさまたは別のおさを用いて編成してもよい。
上記の実施例1と同一の第1糸条lおよび熱接着性糸条
2を上記と同一の経編機に供給し、第2図および第3図
の鎖編4を編成し、かつ上記の例と同一の地糸挿入糸(
図示されていない)を挿入し、熱処理して実施例2の経
編地を得た。すなわち、第1糸条1および熱接着性糸条
2をそれぞれ第1おさおよび第2おさに総詰めし、第1
糸条lを第1おさで第2図(a)に示すように02/2
2102/22の組織に編成し、熱接着性糸条2を第2
おさで第2図(b)に示すようにOO/20100/2
0の組織に編成し、1本の鎖編4(第3図参照)の編目
を2種の糸1.2で交互に形成した。なお、地糸挿入糸
は、第3おさを用いて4410 O/44/22の組織
に挿入した。この実施例2の経編地は、2種の糸1.2
が交互にニードルループ1a、2aを形成しているので
、一方の糸が切断し、その切断端を強く引張って融着部
が剥離した場合にも、一方の糸1,2のニードルループ
1a、2aに他方の糸2、lのループの脚2b、lbが
挿入されていることによりランが止まる。また、2本の
糸1.2を同時に切断し、切断端を引張った場合は、融
着部でランが止まり、この切断端を強く引張って融着部
を剥離したときは、2本の糸1゜2の引出し抵抗の差に
よって実施例1と同様にランが止まる。
2を上記と同一の経編機に供給し、第2図および第3図
の鎖編4を編成し、かつ上記の例と同一の地糸挿入糸(
図示されていない)を挿入し、熱処理して実施例2の経
編地を得た。すなわち、第1糸条1および熱接着性糸条
2をそれぞれ第1おさおよび第2おさに総詰めし、第1
糸条lを第1おさで第2図(a)に示すように02/2
2102/22の組織に編成し、熱接着性糸条2を第2
おさで第2図(b)に示すようにOO/20100/2
0の組織に編成し、1本の鎖編4(第3図参照)の編目
を2種の糸1.2で交互に形成した。なお、地糸挿入糸
は、第3おさを用いて4410 O/44/22の組織
に挿入した。この実施例2の経編地は、2種の糸1.2
が交互にニードルループ1a、2aを形成しているので
、一方の糸が切断し、その切断端を強く引張って融着部
が剥離した場合にも、一方の糸1,2のニードルループ
1a、2aに他方の糸2、lのループの脚2b、lbが
挿入されていることによりランが止まる。また、2本の
糸1.2を同時に切断し、切断端を引張った場合は、融
着部でランが止まり、この切断端を強く引張って融着部
を剥離したときは、2本の糸1゜2の引出し抵抗の差に
よって実施例1と同様にランが止まる。
鎖編を第4図の組織にする以外は、実施例2と同様にし
て実施例3の経編地を製造した。すなわち1通常の第1
糸条lを第1おさにより、第4図(a)に示すようにO
Olo 2/22/20の組織に編成し、熱接着性糸条
2を第2おさにより、第4図(b)に示すように、02
/22/20100の組織に編成した。この場合は、地
糸挿入糸の挿入が実施例2に比べて若干困難になるが、
実施例2と同様にランを防止することができ、得られた
経編地は、インナウェア用して好適であった。
て実施例3の経編地を製造した。すなわち1通常の第1
糸条lを第1おさにより、第4図(a)に示すようにO
Olo 2/22/20の組織に編成し、熱接着性糸条
2を第2おさにより、第4図(b)に示すように、02
/22/20100の組織に編成した。この場合は、地
糸挿入糸の挿入が実施例2に比べて若干困難になるが、
実施例2と同様にランを防止することができ、得られた
経編地は、インナウェア用して好適であった。
更に、鎖編を第5図の組織にする以外は、実施例2と同
様にして実施例4の経編地を製造した。
様にして実施例4の経編地を製造した。
すなわち、第1糸条lを第1おさにより、第5図(a)
に示すように20/22/20102の組織に編成し、
熱接着性糸条2を第2おさにより、第5図(b)に示す
ように00102/20/22の組織に編成し、2本の
糸l、2で1本の鎖編を形成した。この場合は、熱接着
性糸条2が第4コースでループを形成することなく単に
挿入されているが、熱接着性糸条2同士の接触部が融着
しているので、実施例2,3と同様にランが防止される
。
に示すように20/22/20102の組織に編成し、
熱接着性糸条2を第2おさにより、第5図(b)に示す
ように00102/20/22の組織に編成し、2本の
糸l、2で1本の鎖編を形成した。この場合は、熱接着
性糸条2が第4コースでループを形成することなく単に
挿入されているが、熱接着性糸条2同士の接触部が融着
しているので、実施例2,3と同様にランが防止される
。
なお、上記の実施例2〜4において、第1糸条1および
熱接着性糸条2の組織を交換できることはもちろんであ
る。
熱接着性糸条2の組織を交換できることはもちろんであ
る。
(発明の効果)
この発明は、通常の第1糸条および通常の第2糸条に低
融点の合成樹脂層を設けてなる熱接着性糸条の2本の糸
で1本の鎖編を形成したものであるから、合成樹脂層を
溶融した後においても熱接着性糸条中の通常の第2糸条
が鎖編中に残る。したがって、Il製の際に鎖編を構成
する一方の糸が切断しても他方の糸が残るので、仮りに
融着部の剥離が生じてもランが防止される。また、仮り
に2本の糸が同時に切断し、しかも融着部の剥離が生じ
ても、2本の糸の抜出し抵抗に差があり、熱接着性糸条
の抜は出しが遅れるので、第1糸条のニードルループが
熱接着性糸条のループの脚に引掛かってランが止められ
る。したがって、熱接着性糸条の表面の低融点の合成樹
脂層を少なくすることができ、そのため経編地の風合を
、熱接着しない経編地とほとんど同程度に軟かくするこ
とができる。そして、通常の第1糸条と熱接着性糸条の
芯部の第2糸条とが同種のものであるときは。
融点の合成樹脂層を設けてなる熱接着性糸条の2本の糸
で1本の鎖編を形成したものであるから、合成樹脂層を
溶融した後においても熱接着性糸条中の通常の第2糸条
が鎖編中に残る。したがって、Il製の際に鎖編を構成
する一方の糸が切断しても他方の糸が残るので、仮りに
融着部の剥離が生じてもランが防止される。また、仮り
に2本の糸が同時に切断し、しかも融着部の剥離が生じ
ても、2本の糸の抜出し抵抗に差があり、熱接着性糸条
の抜は出しが遅れるので、第1糸条のニードルループが
熱接着性糸条のループの脚に引掛かってランが止められ
る。したがって、熱接着性糸条の表面の低融点の合成樹
脂層を少なくすることができ、そのため経編地の風合を
、熱接着しない経編地とほとんど同程度に軟かくするこ
とができる。そして、通常の第1糸条と熱接着性糸条の
芯部の第2糸条とが同種のものであるときは。
同一の染料によって同一に染色される。
第1図はこの発明の実施例1の編目の拡大図。
第2図は実施例2の組織図、第3図は実施例2の編目の
拡大図、第4図は実施例3の組織図、第5図は実施例4
の組織図である。 1:第1糸条、2:熱接着性糸条、3,4:鎖編、 l
a、2a、3a:ニードルループ、lb、 2b、3b
:ループの脚。 特許出願人 栄レース株式会社 代理人 弁理士 坂 野 威 失 言 1) 了 司 第1図 第4図 第5 第3図
拡大図、第4図は実施例3の組織図、第5図は実施例4
の組織図である。 1:第1糸条、2:熱接着性糸条、3,4:鎖編、 l
a、2a、3a:ニードルループ、lb、 2b、3b
:ループの脚。 特許出願人 栄レース株式会社 代理人 弁理士 坂 野 威 失 言 1) 了 司 第1図 第4図 第5 第3図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 〔1〕並列された多数本の鎖編と、これらの鎖編を接結
する地糸挿入糸および柄糸等からなる経編地において、
上記多数本の鎖編がそれぞれ通常の繊維からなる第1糸
条と、通常の繊維からなる第2糸条に低融点の合成樹脂
層を設けてなる熱接着性糸条とによつて編成され、上記
低融点の合成樹脂層相互の接触部が融着していることを
特徴とする経編地。 〔2〕鎖編が通常の第1糸条と熱接着性糸条の引揃えに
より形成されている特許請求の範囲第1項記載の経編地
。 〔3〕鎖編中の通常の第1糸条および熱接着性糸条が互
いに独立して編目ループを形成している特許請求の範囲
第1項記載の経編地。 〔4〕熱接着性糸条の芯部の第2糸条および表面の低融
点の合成樹脂層が同系の合成樹脂で形成されている特許
請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の経編
地。 〔5〕第1糸条および熱接着性糸条中の第2糸条がそれ
ぞれナイロンからなり、低融点の合成樹脂層がナイロン
6、ナイロン66およびナイロン12の共重合体からな
るものである特許請求の範囲第4項記載の経編地。 〔6〕第2糸条に対する低融点の合成樹脂層の付着量が
1〜30%である特許請求の範囲第5項記載の経編地。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7717286A JPS62238850A (ja) | 1986-04-02 | 1986-04-02 | 経編地 |
US06/938,291 US4748078A (en) | 1985-12-05 | 1986-12-05 | Warp knitted lace fabrics |
EP19860309504 EP0228203B1 (en) | 1985-12-05 | 1986-12-05 | Warp knitted lace fabrics |
DE8686309504T DE3672982D1 (de) | 1985-12-05 | 1986-12-05 | Kettengewirkte spitzen. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7717286A JPS62238850A (ja) | 1986-04-02 | 1986-04-02 | 経編地 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62238850A true JPS62238850A (ja) | 1987-10-19 |
JPH0224943B2 JPH0224943B2 (ja) | 1990-05-31 |
Family
ID=13626374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7717286A Granted JPS62238850A (ja) | 1985-12-05 | 1986-04-02 | 経編地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62238850A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55176389U (ja) * | 1979-06-05 | 1980-12-17 | ||
JPS5991393U (ja) * | 1982-12-10 | 1984-06-21 | 芦森工業株式会社 | コメツツ編テ−プ |
JPS59187655A (ja) * | 1983-02-04 | 1984-10-24 | バツト タラフレツクス | オ−プンワ−ク編成構造およびその製造方法 |
-
1986
- 1986-04-02 JP JP7717286A patent/JPS62238850A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55176389U (ja) * | 1979-06-05 | 1980-12-17 | ||
JPS5991393U (ja) * | 1982-12-10 | 1984-06-21 | 芦森工業株式会社 | コメツツ編テ−プ |
JPS59187655A (ja) * | 1983-02-04 | 1984-10-24 | バツト タラフレツクス | オ−プンワ−ク編成構造およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0224943B2 (ja) | 1990-05-31 |
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