JP6732267B1 - レース地 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態のレース地は経編によって編成されたレース地である。図1に示すように、レース地は、編目を形成する地編糸10と、地編組織に編み込まれた伸縮糸20と、伸縮糸20とは別の態様で地編組織に編み込まれた挿入糸30とにより形成されている。本実施形態において、地編糸10は鎖編組織を形成している。
地編糸10(筬L1):20/02/
挿入糸30(筬L2):22/66/44/66/00/66/22/66/
伸縮糸20(筬L3):00/22/
なお、図1では各糸が模式的に描かれている。実際のレース地においては、各糸に張力が働いているため、地編糸10の編目は図1に示す編目より小さくなっており、編目位置等において糸が密になり糸同士が接触している。
本実施形態のレース地において、地編糸10として混繊糸が使用されている。図2及び図3に示すように、地編糸10に使用される混繊糸は、1本の芯糸11と、その芯糸11の周囲に配置された複数本の被覆糸12とから形成されている。なお図2及び図3において、便宜上、芯糸11はハッチング付きの太い糸として描かれ、被覆糸12はそれぞれ1本線で描かれている。
まずはレース地の材料となる糸が準備される。地編糸10及び挿入糸30として使用される混繊糸の製造方法は限定されないが、一例としては流体交絡法が採用される。流体交絡法では、芯糸11と被覆糸12とが流体の作用により交絡される。流体交絡法の代表例としてインターレース法及びタスラン法が知られている。
上記のように、本実施形態のレース地では、地編糸10として芯糸11と被覆糸12とを有する混繊糸が使用され、地編糸10の芯糸11が同じ地編糸10の芯糸11及び他の伸縮糸20に接着されている。そのためレース地が裁断箇所からほつれにくくなっている。また、上記のように糸同士が接着されることにより透孔の形状や糸の粗密が固定されているため、レース地の柄の形態が安定している。
以上の実施形態は例示であり、発明の範囲は以上の実施形態に限定されない。以上の実施形態に対し、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、様々な変更を行うことができる。
図1では1本の地編糸10が同一ウエールでのみ編目を形成して鎖編組織を形成しているが、地編糸10が適宜横振りしても良い。すなわち、1本の地編糸10が、数コースに渡って同一ウエールで編目を形成した後、隣のウエールに移動して、そのウエールで再び数コースに渡って編目を形成し、その繰り返しで鎖編組織を形成しても良い。地編糸10が数コースおきに横振りすることにより、隣接するウエール同士が地編糸10により連結され、ほつれ防止効果が高まる。
影響を無くすためには、図1に示すように1本の地編糸10が同一ウエールでのみ編目を形成している方が良い。
上記実施形態では地編糸10が鎖編組織を形成しているが、地編組織はこれに限定されない。例えば、地編組織がチュール組織やパワーネット組織であっても良い。地編組織が鎖編組織以外の場合も、地編糸として上記のような混繊糸が使用される。また、地編組織が鎖編組織以外の場合も、上記の伸縮糸20と同様の弾性糸が挿入されるとともに、上記の挿入糸30と同様の挿入糸が2ウエール以上に渡り挿入されていることが好ましい。
地編糸10や挿入糸30に使用される混繊糸の芯糸11は、同じ混繊糸の被覆糸12やレース地に編み込まれる伸縮糸20よりも低融点で、熱融着性のある糸であれば良く、上記実施形態のような低融点ポリウレタン弾性糸に限定されない。例えば、混繊糸の芯糸11は熱融着性のある低融点のナイロン糸でも良い。
2ウエール以上に渡り挿入される挿入糸30は、芯糸と被覆糸とからなる混繊糸でなくても良く、例えば被覆糸で被覆されていない低融点ポリウレタン弾性糸であっても良い。また、挿入糸30は熱融着性が無くても良く、例えば熱融着性の無い芯糸(例えば高融点ポリウレタン弾性糸)と被覆糸とからなる混繊糸や、被覆糸で被覆されていない高融点ポリウレタン弾性糸等であっても良い。また、挿入糸30は非弾性糸であっても良い。
図2及び図3に示されている混繊糸は、本発明に使用可能な混繊糸の一例に過ぎない。被覆糸12のうねり具合や緩み方は、図2及び図3に示されている態様に限定されない。
Claims (2)
- 編目を形成する地編糸と、前記地編糸が形成する地編組織に編み込まれた伸縮糸とを有するレース地において、
前記地編糸として、芯糸と複数の被覆糸とを有する混繊糸が使用され、
前記芯糸は前記伸縮糸及び前記被覆糸よりも融点が低い熱融着糸であり、
複数の前記被覆糸は、前記芯糸の延長方向と同方向に延長されるとともに、前記芯糸の延長方向に間隔を空けながら存在する複数の交絡部において前記芯糸に絡み付き、
前記被覆糸は、2つの前記交絡部の間の非交絡部において前記芯糸の延長方向と同方向に延長され、
前記交絡部が前記非交絡部よりも短く、
前記地編糸の前記芯糸が前記伸縮糸に接着されていることを特徴とする、
レース地。 - 前記地編組織の2ウエール以上に渡り編み込まれた部分を有する挿入糸をさらに有し、
前記混繊糸が前記挿入糸としても使用された、
請求項1に記載のレース地。
Priority Applications (1)
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JP2019114851A JP6732267B1 (ja) | 2019-06-20 | 2019-06-20 | レース地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019114851A JP6732267B1 (ja) | 2019-06-20 | 2019-06-20 | レース地 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6732267B1 true JP6732267B1 (ja) | 2020-07-29 |
JP2021001408A JP2021001408A (ja) | 2021-01-07 |
Family
ID=71738604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019114851A Active JP6732267B1 (ja) | 2019-06-20 | 2019-06-20 | レース地 |
Country Status (1)
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