JP5577445B1 - 編レースの製造方法および編レース - Google Patents

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Abstract

【課題】 肌触りがよく、糸抜けや糸のほつれが生じにくい編レースを提供する。
【解決手段】 伸縮性を有する芯糸11と被覆糸12とを有する挿入糸4を伸張状態で経編組織9編込むことで、編地10をコース方向に縮ませて伸縮性を与える。挿入糸4の一部が編地10裏面に露出し、挿入糸4の被覆糸12が環状起毛となり、編レース1の片面を起毛状態として肌触りを向上させる。加熱工程と破断工程により、編地10に編込んだ熱融着糸5を各糸に付着させて互いに接着し、糸の編成状態を拘束して、編地10の形態安定性を向上させる。編糸および挿入糸4に付着した熱融着糸5の融着部分50が、糸抜けや糸のほつれを防止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、柔らかい肌触りを有し、糸抜けやほつれが生じにくい編レースの製造方法、および、この製造方法によって製造される編レースに関する。
編レースの編地は、経糸によって形成したコース方向に連なる複数のループ状部分から成る複数のウェールを、経糸または緯糸によって、コース方向と直交するウェール方向に連結して編成される。編地における緯糸がウェールに編込まれる位置を選択することによって、透孔の形状および配置が調整され、編地にレース模様が形成される。また編地を編成する際に柄糸を編込み、柄糸が編込まれる密な柄部と、柄糸が編込まれない疎な下地部とを形成することによって、柄部と下地部との組合わせから成る柄模様が形成される。
編地の疎な下地部は、衣類などの直接肌に触れる箇所に用いると、肌触りおよび吸汗性が劣るという問題がある。この問題を解決するために、肌触りを向上した編レースが、特許文献1に記載されている。特許文献1の編レースは、編地の厚み方向一方側に部分的に突出する突出部分を有する浮かし糸を備え、編地編成後に浮かし糸を起毛処理することによって突出部分に毛羽を形成し、この毛羽によって編レースの一方表面を起毛状態とし、肌触りを向上させ、吸汗性を得ることができるとされている。
特許第2735783号公報
前記従来の編レースは、浮かし糸が、部分的に湾曲するとともに、編地のコース方向に近接し、かつコース方向に密に配置される。また浮かし糸は、糸自体が起毛処理時に切断されにくい太さを有し、他の糸に比べて太いものが選択される。このような浮かし糸がウェールに編込まれることによって、編地は、コース方向当たりの糸の体積が多くなってしまう。
下地部および柄部は、その糸の疎密差が大きいほど、すなわち単位面積当たりの糸の面積の差が大きいほど、柄模様に明確なコントラストを与えることができる。前記従来技術は、肌触りを向上するために下地部に浮かし糸を編込むため、下地部の単位面積当たりの糸の面積が大きくなり、柄部との糸の疎密差が小さくなってしまい、柄模様のコントラストが明確にならず、はっきりとした柄模様を形成することができないという問題がある。
また前記従来技術は、毛羽を形成するために、厚み方向一方側に突出させる浮かし糸の突出量を大きくしており、突出量の大きい突出部分が透孔を塞いで、編地が所望のレース模様に形成されるのを阻害するおそれがある。
起毛処理は、浮かし糸を引っかいて繊維を分繊または切断して毛羽を形成する処理であり、浮かし糸以外の経糸および緯糸を引っかいて、これらの糸切れの原因となり、編地に糸のほつれが生じやすくなる。また、編地に編込まれる浮かし糸は、編地から突出する部分を爪や外部の器物に引っ掛けて、糸抜けを生じ易いという問題がある。さらに、起毛処理時に編地から分離した繊維が空中に飛散する問題もある。
本発明の目的は、肌触りがよく、糸抜けや糸のほつれが生じにくい編レースの製造方法および編レースを提供することである。
本発明は、編糸によって形成されるニードルループからなる第1ループ状部分とシンカーループからなる第2ループ状部分とがコース方向に交互に連なる経編組織に、伸縮性の有る芯糸と該芯糸に巻回される被覆糸とを有する挿入糸を、伸張状態で前記第2ループ状部分を1つ置きに挿通するように前記コース方向に編込むとともに、前記編糸の溶融温度および前記挿入糸の溶融温度よりも溶融温度が低い熱融着糸を、前記挿入糸が挿入されるのと同じ前記第2ループ状部分を挿通させるように、前記経編組織における1つ置きの各第2ループ状部分に挿入することによって、編地を編成する編地編成工程と、
前記編地を、前記編糸の溶融温度未満かつ前記挿入糸の溶融温度未満で、前記熱融着糸の溶融温度以上に加熱して、前記熱融着糸を溶融させ、前記熱融着糸の溶融部分を前記編糸および前記挿入糸に付着させる加熱工程と、
前記加熱工程の終了後に、前記編地に張力を与えて、前記熱融着糸を複数に破断する破断工程とを含むことを特徴とする編レースの製造方法である。
また本発明は、編糸によって形成されるニードルループからなる第1ループ状部分とシンカーループからなる第2ループ状部分とがコース方向に交互に連なる経編組織に、伸縮性の有る芯糸と該芯糸に巻回される被覆糸とを有する挿入糸を、伸張状態で前記第2ループ状部分を2つ置きに挿通するように前記コース方向に編込むとともに、前記編糸の溶融温度および前記挿入糸の溶融温度よりも溶融温度が低い熱融着糸を、前記挿入糸が挿入されるのと同じ前記第2ループ状部分を挿通させるように、前記経編組織における2つ置きの各第2ループ状部分に挿入することによって、編地を編成する編地編成工程と、
前記編地を、前記編糸の溶融温度未満かつ前記挿入糸の溶融温度未満で、前記熱融着糸の溶融温度以上に加熱して、前記熱融着糸を溶融させ、前記熱融着糸の溶融部分を前記編糸および前記挿入糸に付着させる加熱工程と、
前記加熱工程の終了後に、前記編地に張力を与えて、前記熱融着糸を複数に破断する破断工程とを含むことを特徴とする。
また本発明は、前記経編組織は、前記第1ループ状部分と前記第2ループ状部分とがコース方向に交互に連なって形成されるウェールを複数含み、
前記挿入糸および前記熱融着糸を、前記経編組織の全ウェールに編込むことを特徴とする。
また本発明は、前記製造方法のいずれか1つによって製造されることを特徴とする編レースである。
本発明によれば、伸縮性を有する芯糸と該芯糸に巻回される被覆糸とを有する挿入糸を伸張状態で経編組織に編込むことによって、編地編成工程で編成される編地が、挿入糸が自然長に戻ろうとする収縮力によって、編地の編立て方向であるコース方向に縮むので、編地にコース方向の伸縮性を与えることができる。また挿入糸は、編地が縮むことによって、挿入糸の一部が編地裏面に露出する。露出する挿入糸の被覆糸は環状起毛となり、これが毛羽となって、編レースの片面を起毛状態とすることができ、編レースの肌触りを向上させる。
加熱工程において、編地編成工程で編成した、経編組織に挿入糸と熱融着糸とが編込まれた編地を、編糸および挿入糸の溶融温度未満で、かつ熱融着糸の溶融温度以上の温度に加熱することによって、熱融着糸が溶融し、熱融着糸の溶融部分の一部が、編糸および挿入糸に付着したのち固化する。熱融着糸に接する各糸が、熱融着糸の融着部分で互いに接着されることによって、糸の編成状態が拘束されるので、編地の形態安定性が向上するとともに、各糸の連結状態が維持されるので、糸のほつれが生じにくくなる。挿入糸に付着した融着部分は、挿入糸が経編組織から離脱する糸抜けを防止する。
加熱工程で溶融した熱融着糸は、編地に張力を与える破断工程によって、複数の部分に分断される。編糸や挿入糸に付着する熱融着糸の破断部分は、糸が引っ張られたときに、ループ状部分に引っ掛かることで、糸の引出しに対する抵抗として作用する。この作用によって、編地における糸抜け防止および糸のほつれ防止の効果が向上する。その結果、たとえば編レースの縫製または裁断などの製造過程に起因する糸のほつれ、着用または洗濯などの使用状態に起因する糸のほつれを防止することができ、品質を向上させることができる。
入糸と熱融着糸とを、ウェールの同じループ状部分に編込むので、編レースの編成を容易にできる。また挿入糸と熱融着糸とがほぼ同じ位置に配置されるので、加熱工程で熱融着糸を溶融させたときに生成する溶融部分を、確実に挿入糸に付着させて、挿入糸の糸抜け防止効果を高めることができる。
また本発明によれば、挿入糸と熱融着糸とを、全ウェールに編込むので、編レース全体にわたり、挿入糸による優れた肌触りが発揮されるとともに、熱融着糸の融着部分が編地全体で編成組織を拘束するので、編レース全体の形態安定性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る編レース1の加熱工程前の編地10の一部を拡大して示す編成組織図である。 図2(A)は、自然状態の挿入糸4を拡大して模式的に示す斜視図、図2(B)は、伸張状態の挿入糸4を拡大して模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る編レース1の加熱工程および破断工程後の編地10の一部を拡大して示す編成組織図である。 図4(A)は、本発明の一実施形態に係る編レース1の表面を拡大した写真、図4(B)は、従来の編レースの表面を拡大した写真である。 本発明の他の実施形態に係る編レース1の加熱工程前の編地10の一部を拡大して示す編成組織図である。
はじめに、本発明の一実施形態に係る編レース1の編成組織について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る編レース1の加熱工程を行う前の編地10の一部を拡大して示す編成組織図、図2(A)は、自然状態の挿入糸4を拡大して模式的に示す斜視図、図2(B)は、伸張状態の挿入糸4を拡大して模式的に示す斜視図、図3は、図1の編地10に加熱工程および破断工程を行って得た編レース1の拡大した編成組織図である。
本実施形態では、編地10の経編組織9を鎖編で形成する場合について述べるが、チュール、パワーネットなどの他の経編組織でもよく、鎖編組織についても、ラン止め組織が有っても無くてもよい。
編レース1の編地10は、経糸2および緯糸3から成る編糸を用いて形成される経編組織9に、挿入糸4および熱融着糸5を編込んで編成される。編地10は、表側に浮き柄を形成するための浮かし糸(図示せず)が編込まれてもよい。
本例では、経糸2を用いた鎖編みによって、ニードルループからなる第1ループ状部分6aとシンカーループからなる第2ループ状部分6bとを有する経編組織9を形成する。本例の経編組織9は、鎖編組織である。図1に示すように、第1ループ状部分6aと第2ループ状部分6bとが、レース編立て方向であるコース方向Mに交互に連なってウェール7が形成される。第1ループ状部分6aは、コース方向Mの前後に位置する2つの第2ループ状部分6bを接続するニードルループであり、湾曲部分を比較的大きく図示した部分である。第2ループ状部分6bは、第1ループ状部分6aを一方側から他方側に挿通させるシンカーループであり、湾曲部分を比較的小さく図示した部分である。
このように経糸2によって形成される第1ループ状部分6aと第2ループ状部分6bとを交互に連ねることで、コース方向Mに延びるウェール7が形成される。コース方向Mに対し、直交する方向であるウェール方向Nに複数並んだウェール7を、経糸2または緯糸3で連結することによって、経編組織9が形成される。
経糸2には、編レース製品として用いられるときに切断されず、なるべく細いものが用いられ、たとえば、繊度が50デニール以下、好ましくは40デニール以下のマルチフィラメントが用いられる。経糸2が太い場合は、良好なレース模様を形成することが難しくなるので、レース模様を形成するため、経糸2は細いことが好ましい。このような経糸2は、ナイロン、レーヨン、ポリエステルおよびポリプロピレン等各種の繊維によって実現可能である。
緯糸3は、ウェール方向Nに並ぶウェール7を連結し、本例では、ウェール方向Nに隣接する2つのウェール7の各第2ループ状部分6bをそれぞれ挿通して編込まれている。緯糸3は、一方のウェール7から他方のウェール7に渡って延びる横振り部分3aと、第2ループ状部分6bを挿通する編込み部分3bとを有する。横振り部分3aの両端には、編込み部分3bがそれぞれ連なり、緯糸3によってウェール方向Nに並ぶ2つのウェール7が連結される。
コース方向Mに並ぶ2つの横振り部分3aと、横振り部分3aが連結するウェール方向に並ぶ2つのウェール7とによって囲まれる空間は、糸が配置されず、編地の厚み方向に貫通する透孔8となる。横振り部分3aを挿通させるウェール7の第2ループ状部分6bを選択することによって、透孔8の形状が調整される。編レース1のレース模様は、透孔8の形状に基づいて形成される。
緯糸3には、経糸2と同様に、切断されにくく、なるべく細いもの、たとえば、繊度が50デニール以下、好ましくは40デニール以下のマルチフィラメントが用いられる。このような緯糸3は、たとえばナイロン、レーヨン、ポリエステルおよびポリプロピレン等各種の繊維によって実現可能である。
挿入糸4は、伸縮性を有する芯糸11と芯糸11に巻回される被覆糸12とを含む。挿入糸4は、編成時に張力を与えて伸張状態でウェール7に編込まれ、編成後には張力が作用しない状態となるから、復元力で縮む。挿入糸4は、ウェール7の第2ループ状部分6bに挿通して編込まれ、コース方向Mに延びる。ウェール7に挿入糸4を編込むことによって、編地10を編成後にコース方向Mに縮ませて、編地10にコース方向Mの伸縮性を付与することができる。本例では、挿入糸4が、第2ループ状部分6bを1つ置きに挿通するように編成される。他の例では、挿入糸4を、各第2ループ状部分6bに挿通させてもよく、第2ループ状部分6bを2つ置きに挿通するように配置してもよい。また挿入糸4は、たとえば、ウェール方向Nに並ぶウェール7に1つ置きに編込んでもよく、すべてのウェールに編込んでもよい。
挿入糸4は、その一部が、編成後に編地10の厚み方向一方側に露出するように、経編組織9に編込まれる。上記厚み方向一方側は、通常、編レース1の裏側、すなわち編レース1を被服に使用したときに、肌に接触する側である。被覆糸12に吸湿性を持たせた場合は、編レース1を肌着に用いた場合に吸汗性を発揮し、蒸れを防ぐことができる。挿入糸4は、ウェール7に沿うように配置されるので、ウェール7とウェール7との間に形成される透孔8を塞ぐことがなく、透孔8によって形成されるレース模様の美観を損ねるおそれがない。
挿入糸4は、芯糸11に、たとえばポリウレタン弾性糸いわゆるスパンデックスが用いられる。被覆糸12には、たとえば紡績糸またはフィラメント糸であるカバーリング糸が用いられ、綿およびシルクなどの天然繊維であってもよく、ナイロンおよびポリエステルなどの化学繊維であってもよい。またマイクロファイバーと呼ばれる超極細繊維であってもよい。
挿入糸4は、芯糸11が、たとえば自然状態から4倍に伸張可能である。挿入糸4は、自然状態における長さの1.5倍以上でかつ3.5倍以下の長さで伸長された状態で、ウェール7に編込まれる。
挿入糸4の太さは、経糸2の太さの2倍以上でかつ25倍以下に設定される。挿入糸4の太さが経糸2の太さの25倍を超える場合には、下地部の単位面積あたりの糸の面積が大きくなり、下地部と柄部との糸の疎密差が少なくなって柄模様をはっきりさせることができない。また挿入糸4の太さが経糸2の太さの2倍未満である場合には、下地部において、挿入糸4が編レース1の厚み方向一方に露出する割合が小さくなり、編レース1の肌触りをよくすることができない。したがって、挿入糸4の太さが経糸2の太さの2倍以上でかつ25倍以下であることによって、肌触りをよくするとともに柄模様をはっきりさせることができる。
図2(A)は自然状態での挿入糸4を示し、図2(B)は伸張時の挿入糸4を示す。挿入糸4は、伸縮性を有する芯糸11の外周が、被覆糸12でコイル状に巻回される構成を有する。被覆糸12は、芯糸11よりも細く、芯糸11より伸縮性が小さいことが好ましい。被覆糸12を芯糸11よりも太くした挿入糸4を使用する場合もある。
図2(A)に示すように、挿入糸4は、被覆糸12が、芯糸11の外周面を巻回する。挿入糸4が自然状態のとき、被覆糸12は緩んだ状態であり、芯糸11の半径方向および軸線方向に変形可能である。自然状態とは、糸に張力が与えられず、伸張状態ではない状態である。図2(A)には、挿入糸4が自然状態のとき、芯糸11と被覆糸12との間に半径方向の隙間Hが有り、被覆糸12の芯糸11の軸線方向に互いに隣り合う部分間に、軸線方向の隙間Lが有るように示したが、実際の自然状態の挿入糸4では、隙間H・Lは非常に小さい。
挿入糸4を伸張させたとき、被覆糸12は、芯糸11よりも伸縮しにくいので、挿入糸4が伸張されるにつれて、芯糸11の伸張とともに、芯糸11を巻回する被覆糸12の周径が小さくなる。図2(B)に示すように、挿入糸4の被覆糸12が芯糸11に当接した後、挿入糸4をさらに伸張させると、被覆糸12が張られ、挿入糸4は被覆糸12の弾性限度まで延びる。
挿入糸4は、ウェール7の第2ループ状部分6bに編込まれて係止されている。編地10の編成後、挿入糸4に対する張力がない状態になったときに、挿入糸4は復元力で自然長に戻ろうとするが、第2ループ状部分6bとの係止個所によって、挿入糸4が自然長に回復するのが妨げられる。よって、編地10に編込まれた挿入糸4は、図2(A)に示す自然状態には完全に戻らず、自然状態と比べて、芯糸11が小さな張力で張られた状態となる。
熱融着糸5には、溶融後固化することによって、溶融前に比べて脆性化、すなわち強度が低下する材料から成ることが好ましい。本実施形態では、10デニール以上300デニール以下、好ましくは10デニール以上50デニール以下のポリエステル系熱可塑性ポリウレタン弾性糸が用いられる。
熱融着糸5の繊度が大きくなりすぎると、破断しにくくなる。繊度が小さくなりすぎると、接着力が小さくなるとともに、十分な面積の融着部分を確保することができない。熱融着糸5の繊度を10デニール以上300デニール以下とすることで、破断を容易に行うとともに、接着力を維持して、融着部分を大きくすることができる。熱融着糸5の繊度をさらに10デニール以上50デニール以下とすることで、熱融着糸5が柄模様に対して目立つことを防止して、経糸および他挿入糸と2と熱融着糸5との接着力を高めることができる。
前述したような構成の編地10の好適な加熱処理条件は、150℃以上200℃以下、好ましくは170℃以上195℃以下であり、加熱時間は30〜90秒間である。この加熱処理条件によって、熱融着糸5を溶融させるとともに、熱融着糸5以外の糸が脆弱化するのを防止することができる。溶融によって、熱融着糸5を分断化させることも可能である。加熱温度を150℃未満とすると、溶融した熱融着糸5と残余の糸との接着力が小さくなる。また熱融着糸5が分断されず、熱融着糸5自身が残存し、編地10が硬くなる。加熱温度が200℃を超えると、ナイロンなどの残余の素材が熱脆性化を生じてしまう。加熱温度を150℃以上200℃以下とすることで、上記問題が生じることを防止することができる。
編レース1に、柄模様を形成する場合、柄糸が編込まれている柄部と、柄糸が編込まれていない下地部とが形成されるが、柄部にも、必要に応じて、挿入糸4および熱融着糸5を編込むことが可能である。どのウェール7を下地部および柄部とするかの選定は、編レース1に形成される柄模様に応じて決定される。また、挿入糸4および熱融着糸5が編込まれるウェール7の選定については、編レース1に付与する伸縮性や肌触りに基づいて決定される。
次に、編レース1を製造する手順について説明する。最初に、編レース1に用いる各編糸の選択、編レース1に形成すべき柄模様の決定、および所望の編成組織を形成するための編地の設計などの準備を行う。準備が完了したならば、レース編機を用いて、編地10を編成する。編地10の設計に従って、挿入糸4および熱融着糸5を編込みつつ、経編組織9を形成する。
本実施形態では、レース編機における編成部の後方に2枚の地筬を使用し、一方を挿入糸4の挿入用、もう一方を熱融着糸5の挿入用とし、好ましくは、熱融着糸5が挿入糸4の後方に編込まれるように設定する。なお、1枚の地筬に、挿入糸4および熱融着糸5を供給して、経編組織9を編成することも可能である。本例では、挿入糸4および熱融着糸5は、経編組織9の全ウェール7に編込むものとする。図1に示すように、挿入糸4は、各ウェール7において、1つ置きに第2ループ状部分6bに挿入するものとする。熱融着糸5は、挿入糸4が挿入されるのと同じ第2ループ状部分6bを通過するように、各ウェール7における1つ置きの第2ループ状部分6bに挿入するものとする。挿入糸4と熱融着糸5とは、同じ第2ループ状部分6bに編込むので、レース編機における挿入糸4用の地筬と熱融着糸5用の地筬とは同じ動きとなる。
挿入糸4を編込む際には、挿入糸4を伸長させた状態で、編成動作を実行する。編地10は、伸長状態で編込まれた挿入糸4の復元力によって、編成後に縮むこととなり、伸縮性を発揮する。挿入糸4は、自然状態における長さの1.5〜3.5倍に伸長された状態で編みこまれる。
編地編成工程における編成条件は、経編組織9および挿入糸4の伸長限度量が、加熱工程後の熱融着糸5の伸長限度量よりも大きくなるように設定する。たとえば、編糸自体に伸縮性を持たせたり、伸縮しやすい経編組織編成にしたりする。あるいは、熱融着糸5の繊度を小さくしたり、溶融後に脆性化を生じる材料の熱融着糸5を使用したりして、加熱工程後の熱融着糸5の伸長限度量を小さくする。
続いて、編成された編地10を、セット機などの加熱雰囲気中に置き、経糸2、緯糸3および挿入糸4の溶融温度未満で、かつ熱融着糸5の溶融温度以上に加熱する加熱工程を行う。これによって熱融着糸5の全体または一部が溶融する。溶融部分の一部は、経糸2、緯糸3および挿入糸4に融着する。この状態で、熱融着糸5の融着部分50が固化することによって、経糸2、緯糸3および挿入糸4が互いに連結され、遊離が防止される。
加熱工程における加熱条件は、熱融着糸5が溶融によって分断化する加熱条件に設定してもよい。これによって破断工程前であっても、加熱工程によって予め複数に分断された熱融着糸5を各糸に付着させた状態を得ることができる。熱融着糸5は、一部を溶融させてもよいし、全体を溶融させてもよい。熱融着糸5全体を溶融させて、糸状の原形を維持できなくなるようにした場合は、大きな融着部分50を形成して、ほつれ防止効果をさらに高めることができる。
前述の加熱工程を実行した後の編地10を、張力を付与して伸長させ、溶融後の熱融着糸5を複数に破断する破断工程を行う。編地10に張力を与えるにあたって、編地10の伸長量は、熱融着糸5の伸長限度量を超え、かつ経編組織9と挿入糸4の伸長限度量未満となるように設定する。これによって、経編組織9および挿入糸4を切断することなく、熱融着糸5を複数の部分に分断することができる。破断工程によって、溶融後の熱融着糸5を破断すると、図3に示すような編成組織の編レース1を形成することができる。
最後に、得られた編レース1に、ファイナルヒートセット処理などを行って形態を固定し、目的とする編レースの製造を終了する。
図3に示す、加熱工程および破断工程を行って得られる本実施形態の編レース1は、処理前の編地10と異なり、各糸に、溶融した熱融着糸5の融着部分50が接着した状態となる。熱融着糸5の融着部分50は、コース方向Mに断続的に位置して、1つの糸に付着する場合もあり、他の糸同士を連結するように付着する場合もある。各糸に付着した融着部分50は、各糸のほどけに抗する抵抗体となる。
本実施形態の編地10は、挿入糸4が、張力が付与された伸長状態で、経編組織9の厚み方向一方に露出するようにウェール7に編込まれる。編成後、張力が作用しない状態の挿入糸4は、芯糸11に対して被覆糸12が緩んだ状態になる。これにより、緩んだ状態の被覆糸12が、芯糸11から離反して、編レース1の厚み方向一方に環状起毛として露出する。環状起毛としての被覆糸12は、厚み方向に露出する変形自在な毛羽となる。このように、挿入糸4を編地10に伸張状態で編込むことによって、編成後の編地10は、被覆糸12が厚み方向に毛羽立ったような状態となり、編地10の一方面に起毛状態を形成することができる。
本実施形態の編レース1は、従来のように浮かし糸を起毛処理するのではなく、挿入糸4によって厚み方向一方側に露出させた環状起毛によって起毛状態を形成することができるので、編レース1の厚み方向一方側の肌触りを向上させることができる。
挿入糸4は、多数の融着部分50で経編組織9に接着されて拘束されているので、起毛の形成部分の型崩れが生じにくく、長期にわたり、優れた肌触りを維持することができる。
挿入糸4を張力が与えられた伸張状態で編込むことによって、編地10がコース方向に縮み、これによって挿入糸4の一部が編地10の裏面から突出して、被覆糸12による毛羽が形成される。このとき、編地10がコース方向に縮むことによって、編地10自体にウェール方向に沿う細かい畝状の凹凸が形成され、この畝状凹凸によって編地10の厚みが増す。よって、挿入糸4の被覆糸12により形成される毛羽と相俟って、良好な手触りと、厚み方向の柔らかさとを感じさせることができる。さらに、編地10の凹凸構造と、挿入糸4の被覆糸12の起毛構造とによって、空気層が増えるので、保温性、断熱性が向上する。
編地10がコース方向に縮むことによって、編地10のコシが弱くなるので、柔軟な生地の編レース1となる。編地10に編込まれる挿入糸4の芯糸11が伸縮性を有するので、高伸度に対応できる編レース1を提供できる。
挿入糸4は、ウェール7を形成している経糸2に沿う配置となるから、透孔8が塞がれることがなく十分な大きさに保持されるので、下地部の透け感を損なうことがなく、柄部と下地部との糸の疎密差を大きくして、柄模様のコントラストを明確化できる。また、熱融着糸5によって、編レース1の変形が阻止されるので、レース模様が歪むのを防止することができる。
本実施形態の編レース1は、加熱工程と破断工程とを行うことによって、熱融着糸5から生成される融着部分50が、挿入糸4の経編組織9からの糸抜け、挿入糸4における被覆糸12の糸抜け、および、経糸2および緯糸3のほつれを生じにくくしている。また、熱融着糸5を編地10全体に配しているので、編レース1の形態安定性が向上し、使用による編レース1の形態の歪みが生じにくい。
図4は、編レース1の裏面を拡大した写真を示す図であり、図4(A)は本実施形態に係る編レース1を撮影したもの、図4(B)は従来技術の編レースを撮影したものである。図4(A)の写真から、本実施形態に係る編レース1は、挿入糸4の被覆糸12によって多数の毛羽が形成され、全面が起毛状態となっていることがわかる。図4(B)の従来例の編レースでは、全く毛羽が観察されない。
図5は、参考例に係る編レース1の加熱工程前の編地10の一部を拡大して示す編成組織図である。本参考例は、挿入糸4および熱融着糸5を、各ウェール7における、すべての第2ループ状部分6bに、同じ方向から挿入した例である。なお、熱融着糸5は、挿入糸4の後方となるように配置することが望ましい。
本例では、熱融着糸5を編地10全体に配したので、編レースの形態安定性が向上する。挿入糸4を、全部の第2ループ状部分6bを通過するように編込んだので、挿入糸4の突出量が小さくなり、毛羽立ちが少なくなるが、下地と柄とのコントラストが明確になる利点が得られる。
本発明の実施形態は、発明の範囲内で構成を変更してもよい。たとえば、吸湿性を有する挿入糸4を使用すれば、吸湿性を有する起毛を形成し、良好な肌触りと吸湿性とを有する編レース1を提供できる。挿入糸4の被覆糸12に、極細繊維であるマイクロファイバーを用いてもよく、被覆糸12の縒り具合を変更してもよい。
本実施形態の編レース1は、挿入糸4の芯糸11の太さ、挿入糸4に付与する張力、挿入糸4および熱融着糸5の挿入位置などを変更することで、生地の伸縮性、戻りの強さ、柔らかさ、裏面の肌触り、厚みなどの物性を制御することが可能である。挿入糸4を通過させる第2ループ状部分6bのコース方向間隔を広くするほど、挿入糸4の突出量が大きくなるとともに、編地10に形成される畝状凹凸が大きくなるので、下地と柄とのコントラストが低下するが、生地表面の柔軟性が増大する。熱融着糸5を通過させる第2ループ状部分6bのコース方向間隔を広くするほど、挿入糸4の糸抜けや糸のほつれを防止する効果が低下するが、編地の凹凸が大きくなり、生地表面の柔軟性が増す。前述の実施形態では、挿入糸4と熱融着糸5とが、経編組織9の同一の第2ループ状部分6bを同一方向に挿通するように編地10を編成したが、挿入糸4と熱融着糸5とを、異なるループ状部分に挿通させたり、同じループ状部分を異なる方向から挿通させたりする変更が可能である。このように、編地10の編成条件を調整することで、使用目的に応じた物性の編レース1を製造することができる。
1 編レース
2 経糸
3 緯糸
4 挿入糸
5 熱融着糸
6a 第1ループ状部分
6b 第2ループ状部分
10 編地
50 融着部分

Claims (4)

  1. 編糸によって形成されるニードルループからなる第1ループ状部分とシンカーループからなる第2ループ状部分とがコース方向に交互に連なる経編組織に、伸縮性の有る芯糸と該芯糸に巻回される被覆糸とを有する挿入糸を、伸張状態で前記第2ループ状部分を1つ置きに挿通するように前記コース方向に編込むとともに、前記編糸の溶融温度および前記挿入糸の溶融温度よりも溶融温度が低い熱融着糸を、前記挿入糸が挿入されるのと同じ前記第2ループ状部分を挿通させるように、前記経編組織における1つ置きの各第2ループ状部分に挿入することによって、編地を編成する編地編成工程と、
    前記編地を、前記編糸の溶融温度未満かつ前記挿入糸の溶融温度未満で、前記熱融着糸の溶融温度以上に加熱して、前記熱融着糸を溶融させ、前記熱融着糸の溶融部分を前記編糸および前記挿入糸に付着させる加熱工程と、
    前記加熱工程の終了後に、前記編地に張力を与えて、前記熱融着糸を複数に破断する破断工程とを含むことを特徴とする編レースの製造方法。
  2. 編糸によって形成されるニードルループからなる第1ループ状部分とシンカーループからなる第2ループ状部分とがコース方向に交互に連なる経編組織に、伸縮性の有る芯糸と該芯糸に巻回される被覆糸とを有する挿入糸を、伸張状態で前記第2ループ状部分を2つ置きに挿通するように前記コース方向に編込むとともに、前記編糸の溶融温度および前記挿入糸の溶融温度よりも溶融温度が低い熱融着糸を、前記挿入糸が挿入されるのと同じ前記第2ループ状部分を挿通させるように、前記経編組織における2つ置きの各第2ループ状部分に挿入することによって、編地を編成する編地編成工程と、
    前記編地を、前記編糸の溶融温度未満かつ前記挿入糸の溶融温度未満で、前記熱融着糸の溶融温度以上に加熱して、前記熱融着糸を溶融させ、前記熱融着糸の溶融部分を前記編糸および前記挿入糸に付着させる加熱工程と、
    前記加熱工程の終了後に、前記編地に張力を与えて、前記熱融着糸を複数に破断する破断工程とを含むことを特徴とする編レースの製造方法。
  3. 前記経編組織は、前記第1ループ状部分と前記第2ループ状部分とがコース方向に交互に連なって形成されるウェールを複数含み、
    前記挿入糸および前記熱融着糸を、前記経編組織の全ウェールに編込むことを特徴とする請求項1または2に記載の編レースの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つの製造方法によって製造されることを特徴とする編レース。
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