JP2022145035A - 編レース、及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2には、伸縮性のある芯糸に被覆糸を巻回した複合糸と編糸や前記複合糸よりも溶融温度が低い熱融着糸を使用し、加熱処理を行い編糸や前記複合糸に溶融付着し、編レースに張力を与えて前記熱融着糸を複数破断する編レースが開示されている。
また、特許文献3には、経糸(5)が編まれたウエール(1)を備え、前記ウエール(1)の隣合うループ(2)同士を緯糸(6)で適宜連結して、所定形状の透孔(3,4)が形成された編レースであって、前記ウエール(1)に沿って、当該ウエール(1)の一側面側に突出する状態で編み込まれてたパイル糸(8)を備えた編レースが開示されている。
特許文献1(特開2014-95169号公報)では、伸縮性のある被覆弾性糸を編み込みとバイパス部を交互にもうけ柔らかい手触りを実現することが提案されている。前記発明では、被覆弾性糸のバイパス部により、レース生地表面に細かい凹凸が発生し、モチーフが鮮明に表現出来ない事と、製品になった時の着用や洗濯などの外力により被覆弾性糸の弾性糸が抜けやすい、物性的な問題点がある。
また、特許文献2(特開2015-86502号公報)では、伸縮性のある被覆弾性糸と熱融着糸を編み込み、柔らかい手触りと挿入糸抜け防止を実現することが提案されている。前記発明では、レース生地自体の伸度とフイット性に関わる戻り感、所謂キックバックには被覆弾性糸の送り込み量が大きく関係し、所望の伸度やキックバックを得る為には被覆弾性糸の張力を大きくした状態(被覆弾性糸の送り込み量を少なくする)でレース生地に編み込まなければならない場合があり、それだと被覆糸の環状起毛効果が薄れる問題点がある。
また、特許文献3(特開平7-54247号公報)では、伸縮糸以外にパイル形成糸を編み込み、起毛処理を行う事で柔らかい手触りを実現することが提案されている。前記発明では、起毛処理による地編み糸の糸切れ発生の懸念や、別途起毛加工を行うこととなり生産コストがかかる問題点がある。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の実施形態によれば、生産ロスが少なく、レース裏面の肌触りが良く、透け感が損なわれない編レースを提供することが可能である。以下、このような本発明の実施形態による柄模様入り編レース1を図面を参照して説明する。
まず、図1~図3を参照し、柄模様入り編レース1の構成を説明する。
図1は、本実施例における柄模様入り編レース1の表側を例示する写真である。
図1に例示するように、柄模様入り編レース1(以下、編レース1)は、例えば、ラッセル機などの経編機によって編成された経編地のラッセルレースであり、複数の透孔が形成され、各透孔の形状および配置の組合せによりレース模様が形成される。編レース1は、地編み組織2と、地編み組織2に編み込まれた柄部6とを有する。
透かし部4は、単位面積あたりに配置される糸の量が疎な領域であり、様々な複数のネット目である透孔が配置される。
地模様5は、単位面積あたりに配置される糸の量が密な領域であり、所定の模様に形成される。本例の地模様5は、4コースネットを形成する。
柄部6は、地編み組織2の表側において、地模様5に柄糸が編み込まれ、地模様5を装飾する領域である。柄部6は、編み込まれた柄糸の疎密度合いにより、花柄模様の輪郭、濃淡、或いは凹凸を現出させる。
図2に例示するように、編レース1は、地編み組織2を形成する鎖編糸10、伸縮糸20、伸縮性複合糸25、及びジャカード糸30と、柄部6を形成する柄糸(不図示)とを有する。
なお、本例の鎖編糸10は、ナイロンで形成したマルチフィラメント糸である。また、鎖編糸10の太さは、例えば20デニール以上140デニール以下の範囲であり、好ましくは、30デニール以上40デニール以下である。なお、本例の鎖編糸10の太さは40デニールである。また、鎖編糸10の複合方法は、例えばカバーリング加工、エア交絡加工、又は合撚加工の他、既知の複合加工法を適宜選択でき、鎖編糸10は、条件に適した上記複合方法で製造された複合糸である。
また、伸縮糸20は、弾性を有する糸であり伸縮する。伸縮糸20は、例えば、ポリウレタン弾性糸(いわゆるスパンデックス)、又は、熱融着性のあるポリウレタン弾性糸である。これにより、伸縮糸20は、基本組織12をコース方向に伸縮させることができるため、編レース1をストレッチレースとすることができる。また、伸縮糸20の太さは、例えば40デニール以上560デニール以下の範囲であり、好ましくは、70デニール以上280デニール以下であり、伸度や伸縮力により太さを適宜変更可能である。なお、本例の伸縮糸20の太さは70デニールである。
伸縮糸20は、後述するジャカード糸30より編レース1の裏側、すなわち、肌と接触する面側に位置している。
また、伸縮性複合糸25は、弾性のある糸を含む複合糸であり伸縮する。なお、伸縮性複合糸25の詳細な構成は後述する。
伸縮性複合糸25は、後述するジャカード糸30より編レース1の裏側、すなわち、肌と接触する面側に位置している。
また、ジャカード糸30は、例えば、天然繊維若しくは再生繊維と合成繊維との複合糸、又は、合成繊維同士との複合糸である。合成繊維とは、例えば、アクリル、ポリエステル、ナイロン、又はポリウレタン等である。天然繊維とは、例えば、綿、麻、シルク、又はウール等であり、再生繊維とは、例えば、レーヨン、キュプラ、又はポリノジック等である。また、ジャカード糸30は、熱融着性のある糸であってもよく、例えば、熱融着性弾性糸であるポリウレタンを芯糸にして、ナイロン糸である被覆糸を巻回した複合糸であってもよい。なお、本例のジャカード糸30は、キュプラ繊維とナイロン繊維との複合糸である。キュプラ繊維は、前記機能性として、吸水性や吸放湿による衣類の快適性などがある。ジャカード糸30の複合方法は、例えばカバーリング加工、エア交絡加工、又は合撚加工等の既知の複合方法を適宜選択でき、ジャカード糸30は、条件に適した上記複合方法で製造された複合糸である。
また、柄糸は、化学繊維のうち合成繊維で形成した糸であり、例えば、ポリアミドナイロン(ナイロン)、アクリル、又はポリエステル(カチオン可染ポリエステル)等の繊維で形成される糸である。また、柄糸は、再生繊維であるレーヨン等で形成される糸でもある。なお、本例の柄糸は、ナイロン糸である。
図3に例示するように、伸縮性複合糸25は、芯糸250と、被覆糸252とを含み、弾性のある芯糸250に被覆糸252を被覆した複合糸である。本例の伸縮性複合糸25は、カバーリング糸であり、具体的にはシングルカバーリング糸である。
芯糸250は、伸縮性のある弾性糸であり、例えば、ポリウレタン弾性糸、又は、熱融着性のあるポリウレタン弾性糸である。なお本例の芯糸250は、熱融着性のある弾性糸である。
被覆糸252は、芯糸250に被覆した糸であり、芯糸250に巻き付ける又は絡ませることで芯糸250を被覆する。本例の被覆糸252は、芯糸250に緩く巻き付けられることで芯糸250を被覆する。被覆糸252は、芯糸250が軸方向に伸縮する場合に、芯糸250の外壁面に対して相対的に移動可能に巻き付けられる。被覆糸252は、芯糸250が軸方向に伸縮しても、芯糸250の外壁面と被覆糸252の外壁面との間の距離を変えることで、伸縮する芯糸250に追従する。被覆糸252は、例えば、アクリル、ポリエステル、又はナイロン等である合成繊維、綿、麻、シルク、又はウール等である天然繊維、レーヨン、キュプラ、又はポリノジック等である再生繊維である。また、上記合成繊維、天然繊維および再生繊維のうち、機能性繊維と換言できる繊維がある。例えば、吸水速乾/吸放湿機能繊維、接触冷感機能繊維、遮熱UVカット機能繊維、保温機能繊維、吸湿発熱機能繊維、又は消臭機能繊維等に該当する糸は、機能性繊維と換言できる。
また、図3(B)に例示するように、伸縮性複合糸25が伸長状態において、芯糸250の半径方向に、伸縮性複合糸25が非伸長状態に比して被覆糸252の巻回円周が小さくなり、結果として複合糸25の嵩高性が減る。換言すると、伸縮性複合糸25が伸長状態における芯糸250の外壁面と被覆糸252の外壁面との間の距離が、非伸長状態における芯糸250の外壁面と被覆糸252の外壁面との間の距離よりも短い。すなわち、被覆糸252及び芯糸250は、相対的に接近するため、芯糸250と被覆糸252の間に、隙間H1より距離が短い隙間H2が形成される。なお、伸縮性複合糸25が伸長状態の場合、芯糸250及び被覆糸252がほぼ接触状態となるため、隙間H2は、ほぼ無くなる。
よって、伸縮性複合糸25は、伸長された状態で基本組織12に挿入され、地編み組織2の編成後に伸長した伸縮糸20が自然長に戻ろうとする収縮力によって編レースが非伸長状態となると、被覆糸252がパイル状に突出する。このように、伸縮性複合糸25は、編レース1の裏側において被覆糸252のみを突出させることで、編レース1の裏側にパイルを形成することができる。伸縮性複合糸25は、編レースの伸長状態、及び非伸長状態であっても形成されたパイルを維持しており、その結果、ソフトな肌触りを維持できる。
なお、本例の伸縮性複合糸25は、カバーリング糸を示すが、複合方法においては、カバーリング加工、エア交絡加工、又は合撚加工の他、既知の複合加工法を適宜選択でき、条件に適した上記複合方法で製造された複合糸である。
図4に例示するように、伸縮糸20及び伸縮性複合糸25は、それぞれ基本組織12のコース方向に挿入される。挿入された伸縮糸20及び伸縮性複合糸25は、少なくとも一部が同じ挿入経路に配置され、例えば、全て同じ挿入経路に配置される場合と、一部が同じ挿入経路に配置される場合とがある。
図4(A)に例示するように、伸縮糸20及び伸縮性複合糸25は、全て同じ挿入経路に配置され、全体的に互いに並走している。伸縮糸20及び伸縮性複合糸25は、挿入元の鎖編み目と挿入先の鎖編み目とが互いに同じ鎖編み目であり、かつ、挿入元の鎖編み目から挿入先の鎖編み目までの糸の道筋が同じである。また、図4(B)に例示するように、伸縮糸20及び伸縮性複合糸25は、一部が同じ挿入経路に配置され、互いに並走する部分と、互いに別走する部分とを含む。互いに並走する部分において、伸縮糸20及び伸縮性複合糸25は、挿入元の鎖編み目と挿入先の鎖編み目とが互いに同じ鎖編み目であり、かつ、挿入元の鎖編み目から挿入先の鎖編み目までの糸の道筋が同じである。また、互いに別走する部分において、伸縮糸20及び伸縮性複合糸25は、挿入元の鎖編み目、又は、挿入先の鎖編み目が互いに異なる鎖編み目であり、かつ、挿入元の鎖編み目から挿入先の鎖編み目まで糸の道筋が異なる。
このように、伸縮糸20及び伸縮性複合糸25は、互いに同じコース方向に、少なくとも一部が同じ挿入経路となるように配置される。また、伸縮糸20と伸縮性複合糸25とは、挿入経路が交差する組織であっても良い。なお、本例の伸縮糸20及び伸縮性複合糸25は、全体的に並走するように全て同じ挿入経路となっている。
図5(A)は、本実施例の柄模様入り編レース1の裏面を例示する拡大写真であり、図5(B)は、比較用の柄模様入り編レース(以下、比較用レース)の裏面を例示する拡大写真である。なお、比較用レースは、伸縮糸20のみが挿入され、伸縮性複合糸25は挿入していないレースである。
図5(A)に例示するように、編レース1は、非伸長状態において、伸縮性複合糸25のうち、被覆糸252のみを突出させているため、裏面においてパイルがあることを確認できる。一方で、図5(B)に例示するように、比較用レースは、伸縮性複合糸25が存在していないため、裏面においてパイルがないことを確認できる。
このように、本実施例の編レース1は、非伸長状態において、芯糸250から被覆糸252が部分的に離れるように配置され、編レース1の裏面から被覆糸252が突出することで、肌触りの良いレースとすることができる。さらに、編レース1の裏面から被覆糸252が突出するため、被覆糸252に使用した機能性繊維の機能をより発揮することができる。
このように、伸縮糸20に加えて伸縮性複合糸25を挿入することにより、互いの摩擦抵抗が発生すると共に、伸縮糸20と、伸縮性複合糸25の芯糸250との接着点が増えるため、伸縮糸20の糸抜け防止を実現することができる。
また、編成後の仕上がり密度と編成時の密度設定や、伸縮糸20の太さや給糸量で所望の伸度やキックバックを実現し、同じく伸縮性複合糸25の給糸量を調整することで、透け感を損なわず、編レース裏面に伸縮性複合糸25の被覆糸252の突出を所望に現出させ、肌触りの良いレースを実現できる。
図6は、編レース1の製造方法(S10)を説明する図である。
本実施例の編レース1は、フロントジャカードラッセル編機(以下、フロントジャカード機)により編成される。以下、本例の製造方法では、上記フロントジャカード機を使って編レース1の編成し、編成した編レース1を染色し、染色した編レース1を得る。
図6に例示したように、ステップ100(S100)において、作業者は、フロントジャカード機に、図2に例示した基本組織12を形成させる。具体的には、フロントジャカード機は、地筬によって鎖編糸10を編針に導き経編用の鎖編み目を形成し、形成した鎖編み目をコース方向に複数連続させて基本組織12を複数形成する。形成される基本組織12は、ウェール方向に等間隔で複数設けられる。
このように上記ステップS100、S102、S103、S104、及びS106では、フロントジャカード編機の編成動作にて同一コース上で編込み等が行われ、染色加工前の編レースが製造される。なお、本例では、フロントジャカード機で編成したが、これに限定するものではなく、伸縮糸20及び伸縮性複合糸25が、ジャカード糸30及び柄糸よりも編レース1の裏側に位置していれば良く、S104及びS106の挿入位置が入れ替わる、所謂バックジャカード機等でも実現可能である。
このように、本製造方法により、編レースの厚み方向において、編レース1の裏側に伸縮糸20及び伸縮性複合糸25を配置した編レースを製造することができる。なお、本製造方法において、後染めの場合を説明したが先染めあってもよいし、原着糸での編成であってもよい。
また、作業者は、染色した編レース1の伸縮性複合糸25の芯糸252を熱で溶融させ、伸縮性複合糸25を伸縮糸20に接着させる熱処理(熱セット工程)を行う。熱セット工程において、伸縮性複合糸25及び伸縮糸20を接着させながら、所望のピッチや巾を合わせることで、図1に例示した編レース1を得ることができる。なお、その時の熱セット条件は、160℃以上200℃以下の温度で90秒以下であり、好ましくは180℃以上190℃以下で40秒以上80秒以下の熱処理を行う。
また、編レース1は、伸縮性複合糸25が編レース1の裏面に配される為、被覆糸252に使用した機能性繊維の機能効果が使用時により発揮される。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
なお、変形例では、上記実施例と実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[変形例1]
上記実施形態では、基本組織12を形成する鎖編糸10をナイロンの単独素材糸とし、伸縮糸20をポリウレタン弾性糸とする場合を説明したが、これに限定するものではなく、鎖編糸10を熱融着性ポリウレタンとナイロンとの複合糸とし、伸縮糸20を熱融着性ポリウレタン弾性糸としてもよい。このように、鎖編糸10及び伸縮糸20を熱融着性のある糸とすることで、スパン抜けやほつれを防止することができる。
2 地編み組織
4 透かし部
5 地模様
6 柄部
10 鎖編糸
12 基本組織
20 伸縮糸
25 伸縮性複合糸
250 芯糸
252 被覆糸
30 ジャカード糸
Claims (6)
- 挿入糸を挿入する編み目が複数連続する編レースであって、
複数の前記編み目が連続した基本組織と、
弾性のある糸であり、前記基本組織の前記編み目に挿入された第1の挿入糸と、
弾性のある糸を含む複合糸であり、前記基本組織の前記編み目に挿入された第2の挿入糸と
を有し、
前記第1の挿入糸及び前記第2の挿入糸は、複数の前記編み目が連続する方向に配置され、かつ、少なくとも一部が同じ挿入経路となるよう配置されている
編レース。 - 前記第2の挿入糸は、弾性のある芯糸に被覆糸を被覆した複合糸であり、
前記第2の挿入糸が非伸長状態において、前記芯糸及び前記被覆糸は、互いに離れた部分を含む
請求項1に記載の編レース。 - 前記基本組織は、組織形成糸により複数連続した前記編み目を形成され、
前記組織形成糸、第1の挿入糸、及び、前記第2の挿入糸の少なくとも1つが熱融着性のある糸である
請求項2に記載の編レース。 - 前記基本組織の前記編み目に挿入され、隣り合う2つの前記基本組織を連結し地編み組織を形成する第3の挿入糸
をさらに有し、
前記第3の挿入糸は、前記第1の挿入糸及び前記第2の挿入糸より前記編レースの表側に位置し、弾性及び熱融着性の少なくとも一方を有する糸である
請求項3に記載の編レース。 - 挿入糸を挿入する編み目が複数連続する編レースであって、
複数の前記編み目が連続した基本組織と、
前記基本組織の前記編み目に挿入され、前記編レースに伸縮性を付与する第1の挿入糸と、
前記基本組織の前記編み目に挿入され、前記編レースの少なくとも一方の面にパイルを設ける第2の挿入糸と
を有し、
前記第1の挿入糸及び前記第2の挿入糸は、複数の前記編み目が連続する方向に配置され、かつ、少なくとも一部が同じ挿入経路となるよう配置されている
編レース。 - 挿入糸を挿入する編み目が複数連続する編レースの製造方法であって、
複数の前記編み目が連続する基本組織を形成する組織形成工程と、
複数の前記編み目が連続する方向に、前記基本組織の編み目に弾性のある糸を挿入する弾性糸挿入工程と、
複数の前記編み目が連続する方向に、前記基本組織の編み目に弾性のある糸を含む複合糸を挿入する弾性複合糸挿入工程と
を有し、
前記弾性糸挿入工程、及び、前記弾性複合糸挿入工程において、弾性のある糸、及び、弾性のある糸を含む複合糸の少なくとも一部が同じ挿入経路となるよう、前記編み目に挿入する
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