JPS6128055A - 易分離性編地とその製造方法 - Google Patents

易分離性編地とその製造方法

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JPS6128055A
JPS6128055A JP14414784A JP14414784A JPS6128055A JP S6128055 A JPS6128055 A JP S6128055A JP 14414784 A JP14414784 A JP 14414784A JP 14414784 A JP14414784 A JP 14414784A JP S6128055 A JPS6128055 A JP S6128055A
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JP
Japan
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knitted fabric
yarn
knitted
belt
loop
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JP14414784A
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神前 明博
友昭 吉田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は複数本のコースから成る帯状m地と、複数の帯
状編地が、コース方向に引離し容易に、ウエール方向に
反復して接合されて形成されている品分離性編地と、品
分離性編地の製造方法に関する。
〈従来の技術〉 テープ状形態を有する帯状編地として各種の編地が知ら
れている。かかる帯状編地を最も簡単に作る方法として
は経編機を用いる方法があり、複数本の経糸を用いて所
定の組織で経編編成を行えば耳部のほつれのない帯状編
地が得られる。しかし経編地による帯状編地は長手方向
に伸縮が少く且つ編地の柄が限定されるという欠点を有
し、その結実用途範囲が限定されることになる。
したがって広範囲に用いられる帯状編地とじて緯編地に
よる帯状編地が要求されておシ、その要求を満たす手段
として帯状編地編成用特殊機編地が提供されている。し
かしこの特殊横編機で作られる帯状編地はその長さが横
編機の幅に限定されると共に、横編機であるために生産
性が低いという事および特殊横編機を用いるために設備
費が高くつく事によって安価に帯状編地を提供できない
という欠点を有する。
そこで緯編地で形成された帯状編地を得る方法としては
現在線編地をコース方向に切断する方法が用いられてい
る。この方法を用いれば任意の柄を有する帯状編地を得
ることができると共に緯編地として丸編地を用いれば必
要とする長さを有する帯状編地を容易に作ることができ
る。しかしこのように緯編地から切断によって作られた
帯状編地は切断に際して糸ループを切断することになシ
、帯状編地の両端から糸屑が発生するという欠点および
緯紬地特有の性質によシ編終り側の耳部から糸がほどけ
るという欠点を有する。したがってかかる帯状編地を使
用する際には少くとも編終シ側の縁部を折返して使用す
るという手数を要することになる。
又緯編地による帯状編地は通常ボビン状又は糸玉状に巻
取られた形態で使用に供せられる。しかし緯編地による
帯状編地はその特性上伸縮性高く且つ嵩高性を有するの
で、前記ボビン又は糸玉への巻取シに相当に手数と工夫
を要すると共にボビン又は糸玉が相当に嵩高になって帯
状編地の使用時においても取扱にくいという欠点を有す
る。
〈発明が解決しようとする問題点〉 以上から明らかなように、従来から公知の帯状編地は各
種の問題点を有する。本発明はこのような問題点を解決
して伸縮性を有し、耳部でのほつれが無く、多様な柄を
与えることができ、必要あれば所定の長さに形成するこ
とができ、且つ安価に製造することができる帯状編地を
提供すること、および前記帯状編地が反復してウエール
方向に接合して形成され、帯状編地供給源として取扱い
やすい品分離性編地とその製造方法を提供することを目
的とする。
〈問題点を解決するだめの手段〉 本発明者等は、前述の問題点を解決すべく鋭意研究の結
果、帯状編地の中にループ形態固定編地部を設けること
を主要部とする各種手段を採用することによって前述の
問題点を解決できることを見出し本発明に到達した。
すなわち本発明の目的は総合的には、複数本のコースか
ら成る帯状編地が反復してウエール方向に接合して形成
されている編地であって、前記帯状編地が可接性を有す
る糸から成る少くとも1個の編地本体と、その編地本体
の少くとも編終り側に配置され且つその構成ループが形
態固定されているループ形態固定編地部とを含んで成り
、前記複数の帯状編地が、何れかの帯状編地を隣接する
他の帯状編地から引離すように引張った時に容易に帯状
編地同志を分離することができる程度の強力を有するル
ープ糸によって接合されていることを特徴とする品分離
性編地によりて達成される。
前記品分離性編地が丸編地であれば、品分離性編地中に
前記帯状編地をエンドレスに形成するととができる。
前記易分離性編地をその接合部で分離することによって
本発明の帯状編地を得ることができる。
すなわち本発明の帯状編地は複数本のコースから成る帯
状編地であって、その帯状編地は可撓性を有する糸から
成る少くとも1個の編地本体と、その編地本体の少くと
も編終シ側に配置され且つその構成ループが形態固定さ
れているループ形態固定編地部とを含んで成ることを特
徴とする。
前記ループ形態固定編地部ではその構成ループが形態固
定、すなわち構成ループがその形状を外力によって変化
されにくい程度に硬化されているので、隣接する編地本
体の可撓性を有する糸から成る編目ループから前記ルー
プ形態固定編地部の構成ループが滑脱すること−が防が
れることになる。
その結果従来公知の緯編地から成る帯状編地において生
じてい九編終シ側の耳部からの糸はどけを防止すること
ができる。
前記ループ形態固定編地部を編終り側板外に編始め側に
も設けてもよい。すなわち1個の編地本体の長手方向両
側に配置してもよい。特に前記編地本体の組織が平編地
の場合には耳部からの糸はどけを防ぐためにループ形態
固定編地部全編地本体の長手方向両側に配置することが
好ましい。
前記ループ形態固定編地部を構成する編目ループのコー
ス数は1コ一ス以上であれば良く、そのコース数につい
ては限定されない。
又複数の編地本体を設け、編地本体の間に前記ループ形
態固定編地部を設けてもよい。前記ループ形態固定編地
部は前述のように構成ループが゛硬化されているので、
ループ形態固定編地部を配置することによって帯状編地
全体に腰を付与する効果を有する。したがって本発明の
帯状編地の用途に応じて帯状編地中に適宜ループ形態固
定編地部を設ければよい。
本発明の帯状編地における前記編地本体の組織、糸使い
および柄模様は、帯状編物の用途に応じて任意に選定す
ることができる゛。本発明の帯状編地は複数本のコース
から形成されているので、公知の柄編み機構を編機に取
付けることによシ多種多様の希望する柄模様を規則正し
く有する帯状編地を得ることができる。
本発明の帯状編地の幾何学的形態は用途に応じて任意に
選定することができる。すなわち例えば編地本体を平編
みにして平編地特有のカールする性質を利用すれば、本
発明の帯状編地をチューブ状の糸条にす・ることかでき
る。又編地本体を比較的に厚地にし、且つ適宜ループ形
態固定編地部を配置することによシテープ状形態を有す
る帯状編地を得ることができる。
本発明の易分離性編地の製造方法は、複数個の給糸口を
有し、その複数の給糸口に可溶性糸と少くとも一部に融
着性繊維を含んだ糸と可撓性糸とが所定の順序で配置さ
れている丸編機を用いて編地を編成するステップと、そ
の編地をヒートセットして前記融着性繊維を溶融させて
編地に形態固定されたループ部分を形成するステップと
、編地をスチーミングして前記可溶性糸を溶解して強度
を下げるステップとから成り、前記所定の1−序を、前
記少くとも一部に融着性繊維を含んだ糸が、少くとも編
成シリンダーの回転方向で見て可溶性糸用の給糸口の下
流側に隣接した給糸口に供給されるように、定めること
を特徴とする。
前記可溶性糸としては編地に編成後、後処理によってそ
の強度を大幅に下げることのできる糸であれば各種の糸
を用いることができる。したがって熱処理又は溶剤処理
によ2て強度を下げることのできる糸を用いることもで
きるが、編地を構成する他の糸への影響および経済性を
考慮すれば水又は水蒸気によって容易にその強度を低下
させることのできる水溶性ポリビニルアルコール繊維例
えばツルプロン■(株式会社二チピの水溶性ビニロンの
商品名)等を用いるとよい。
前記少くとも一部に融着性繊維を含んだ糸とは、融着性
繊維100%の紡績糸又はフィラメント糸、融着性繊維
100チの紡績糸又はフィラメント糸と他の可撓性糸と
の諸系又は引揃え糸、あるいは融着性繊維と他の繊維と
の混紡糸又はその混紡糸の諸系又は引揃え糸等を含むも
のとする。融着性繊維としては加熱処理によって繊維が
溶け、融着性繊維同志あるいは他の繊維と融着して糸に
形態固定性を与えることができるWl、維、例えばメル
ティ■(ユニチカ株式会社の低融点ポリエステル)を用
いればよい。
前記可撓性糸としてはその糸の形態、すなわち紡績糸又
はフィラメント糸の区別、および糸を構成する繊維の種
類を間はず、通常ニット糸として用いられる全ての糸を
用いることができる。
以下本発明の一実施例を示す添付図面を参照して本発明
をさらに詳細に説明する。
第1図は本発明の品分離性編地が九編地である場合の一
実施例を示す斜視図である。第1図に示すように、品分
離性編地1は複数本のコースから成る帯状編地10がウ
エール方向に接合して形成されている。この場合におい
て品分離性編地1は丸編地であるので帯状編地10はス
パイラル状にエンドレスに連続して形成されることにな
る。第1図で実線20で略示した帯状編地10間の接合
部は上下の帯状編地を引離すように引張った時に容易に
分離することができる程度の強力を有するループ糸21
.22(第2図)で構成される。第1図および第2図に
示す実施例では帯状編地10の前記接合部ループ糸21
.22に隣接するコースにループ形態固定編地部31.
32が配置され、前記ループ形態固定織地部31.32
の間に可撓性を有する糸から成る編地本体11が配装置
される。
第2図において接合部ループ糸21.22の上方および
下方には第1図から容易に理解されるように、ループ形
態固定編地部33および編地本体12、ループ形態固定
編地部34および編地本体13が配置される。
第3図に本発明の帯状編地10の一実施例の長手方向一
部分を示す。第3図に示した帯状編地11は第2図に部
分的に示した品分離性編地1を接合部ループ糸21.2
2で分離することによって得られ、中央部に編地本体1
1を有し、その両耳側にループ形態固定編地部31.3
2を有する。
第4図に本発明の帯状編地10の他の実施例の長手方向
一部分を示す。第4図に示した帯状編地10は2個の編
地本体11.12を有し、それぞれの編地本体11.1
2の外側およびそれらの間にはループ形態固定編地部3
1.32.33が設けられている。
前記編地本体の数は帯状編地の用途に応じて任意の数を
選定することができ、且つそれぞれの編地本体内のコー
ス数も任意に選定することができる。さらに又第3図お
よび第4図では平編地を例として示したが柄編を含む任
意の組織で編成してもよい。
又前記ループ形態固定編地部31,32.33における
組織およびコース数は任意に選定することができる。す
なわち帯状編地の耳部のほつれを防止するという本発明
の主要な目的を達成するためには、平編地から々る帯状
lI4池では両耳において両面編地からなる帯状編゛地
では編終シ側の片耳に少くとも1コースから成るループ
形態固定編地部を設けておけば足シる。ループ形態固定
編地部に対する他の要件は帯状編地のデザイン上の問題
およびループ形態固定編地部を配置することによって帯
状編地のカーリングを防ぐという点等の他の要件を配慮
して帯状編物の用途に対応して選定すればよい。
第1図に示したように本発明の品分離性編地ではエンド
レスな帯状編地が相互に接合されながら一枚の丸編地に
形成されている。そして品分離性編地からの帯状編地の
分離はきわめて弱い力で可能である。したがって帯状編
地を品分離性編地からほどきながら使用することができ
る。この事は特に本発明の帯状編地が手編用ニット糸等
表して用いられる時に効果を発揮する。すなわち従来こ
の種帯状編物は通常ボビン状又は糸玉状に巻取られた形
態で使用に供せられるが、とれらボビン又は糸玉は嵩高
であるので使用時に取扱いにくいという欠点を有すると
共にボビン状又は糸玉状に巻取るために余分の工数を要
することになる。その点本発明の品分離性編地を用いれ
ば、編地状で帯状編物を提供することができるのでコス
ト的によシ安価にできると共に取扱いが容易である。
次に第5図を参照して本発明の品分離性編地の製造方法
の一例を説明する。第5図は第1図および第2図に示さ
れた品分離性編地を製造するだめの丸編機の略示平面図
であ夛編成シリンダ40と編成シリンダ40に糸を供給
する給糸口41〜51のみを示す。前記計11個の給糸
口の自給糸口41に可溶性糸、給糸口42.51に少く
とも一部に融着性繊維を含んだ糸、給糸口43〜50に
可撓性糸を供給し、編成シリンダ40を矢印Aの方向に
回転して編地を編成する。次に編地をヒートセットして
給糸口42.51に供給されて編成された少くとも一部
に融着性繊維を含んだ糸から成るループの形態を固定さ
せる。引続いて編地をスチーミングして給糸口41に供
給された可溶性糸を溶解して強度を下ける。その結果第
1図及び第2図に示したような品分離性編地が得られる
前記ヒートセットおよびスチーミングの処理条件は用い
られる少くとも一部に融着性繊維を含んだ糸および可溶
性糸の種類に応じて適宜実験の上選定すればよい。例え
ば少くとも一部に融着性繊維を含んだ糸に前記メルティ
toolの糸とアクリル100%の糸とを引揃えて用い
た場合には130°C〜140°Cの温度で30 se
c程度のヒートセットを行えばよく、一方可溶性系とし
て前記ツルプロン100チ糸を用いた場合には、90℃
程度のスチーミングを約5 sec付与すればよい。
前記説明は編成シリンダ40で平編地を編成する場合で
あるが、もし編成シリンダ40で両面編地を編成する場
合には給糸口51のみに少くとも一部に融着性繊維を含
んだ糸を供給すれば耳部から編目がほつれることのない
帯状編地を製造することができる。
第5図における給糸口の数は任意に選定することができ
る。この場合丸編機の総給糸口中可溶性糸用の給糸口を
1個(隣接して複数個設ける場合を含む)設ければ第1
図に示したように互いに接してコイル状に接合されたエ
ンドレスな帯状編地を得ることができる。たソし給糸口
数の多い場合には総給糸口中に間隔をあけて複数個の可
溶性糸給糸口を設けて、複数本の帯状編地を互いにその
耳部を接しながらコイル状に形成させてもよい。
なお帯状編地の製造は前記方法で製造された品分離性編
地を分離することによって容易に行うことができる。こ
の分離作業は前述のように帯状編物を使用する際に行っ
てもよく、又別途適当な装置を用いて機械的に品分離性
編地から帯状編地を分離し、ポール状又は糸玉状に巻取
ってもよい。
添付図面を参照した本発明の説明に際しては丸編機によ
る編地およびその製造方法を前提としている。しかし本
発明の品分離性編地とその製造方法、および帯状編地は
横編機による編地およびその製造方法についても適用さ
れることは明らかである。横編機を用いた場合には帯状
編物の長さは横編機の幅に限定されるが通常の横編機を
用いても帯状編地を得ることができ、その他丸編機によ
る品分離性編地および帯状編物と実質的に同一な作用・
効果を呈する。
本発明による帯状編地は手編み用ニットヤーン、衣服付
属テープ、細帯、各種編地テープに用いられて優れた性
能を示す。
〈実施例〉 以下本発明を実施例をあげて具体的に説明する。
実施例1 18G1シリンダ径26インチ、の丸編機にて給糸口1
70を用いて平織組織、すなわち天竺組織で本発明の品
分離性編地の生地を編成する。編地本体用の糸としてカ
シミシン100チVs2の糸を引揃えて用い、ループ形
態固定編地用の糸としてカシミロン100%V52の糸
とメルティ■タイプ4080(ユニチカKKの低融点エ
ステル繊維)100%V4oの糸を引揃えて用い、可溶
性糸として前述のツルブロン■Sx(株式会社ニチビの
水溶性ポリビニールアルコール長繊維)40dを用いた
。170の給糸口に対する各糸の配置順序は可溶性糸1
0、ループ形態固定編地用糸10、編地本体用糸140
、ループ形態固定編地用糸10である。前記条件で約2
5mの生地を編成後先編機から編生地を外し、その編生
地を約135°Cの丸セット機に約30 sec通過さ
せることによりヒートセットし、引続いて約90°Cの
スチームが放散されるホフマンプレス機を用いて編生地
の上下から約5 see間スナスチームは品分離性編地
を得た。得られた品分離性編地は帯状編地同志がその両
耳部で接合されて連続して筒状の形態を保っているが、
手で引張れば容易に帯状編地に分離することができる。
なお本実施例における帯状編地を品分離性編地から分離
するに要する力はスプリング秤で測定して約100〜1
502であった。
本実施例による帯状編地は編地本体が天竺組織であるの
で、帯状編地はカーリングによってまるま多筒状の形態
をなし、したがって手編み用ニットヤーンとして好適の
形態を有する。又その両耳にはループ形態固定編地が設
けられているので帯状編地の両耳から編地ループがほつ
れることがない。本実施例における帯状編地のループ形
態固定編地はカシミロンioO%/s2の糸とメルテイ
too%/4oの糸とから引揃えられて編成されている
ので、ループ形態の固定がされながら且つ極度に硬くな
ることがなく、従来公知の丸編地から成る帯状編地に準
じた風合を有する。
実施例2 ループ形態固定編地用の糸としてメルテイ■タイプ40
80、iooチV4o  の糸を引揃えて用いる以外は
実施例1と同一の条件で品分離性編地を作り、その編地
を分離して帯状編地を得た。この実施例における帯状編
地ではループ形態固定編地が実施例1より強く硬化され
ている。したがって実施例1よりも両耳からの糸のほつ
れが強く保護され、且つ帯状編地としてもカーリングの
程度の少い筒状の形態をなす。
実施例3 24G1シリンダ径26インチの丸編機にて給糸ロア2
0を用いて天竺組織で本発明の品分離性編地の生地を編
成する。編地本体用の糸として綿糸20/1  を用い
、ループ形態固定編地用の糸として綿糸20/1および
綿糸4v1(!:メルテイ■タイプ1080.100チ
8 Q/1  の引揃え糸を用い、可溶性糸としてツル
ブロン■SX 40 dを用いた。
720の給糸口に対する各県の配置順序は可溶性糸10
、ループ形態固定編地用として50、編地本体用糸61
0、ループ形態固定編地用として50である。本実施例
におけるループ形態固定編地は3コースの綿糸4o/1
  とメルテイ■タイプ4080、iooチ80/1 
 の引揃え糸から成る糸ループの間にそれぞれ1本の綿
糸20/1  から成るそれぞれ1コースの糸ループが
配置されていることを特徴とする。この生地を実施例1
に準じた方法でヒートセットとスチーミング処理を行う
。したがって本実施例による品分離性編地から分離され
た帯状編地は耳部における糸のほつれが防がれると共に
編地本体が天竺組織であってもカールしにくいという性
能を有する。この実施例による帯状編地は伸縮性を有し
、且つ洗濯によっても耳のほつれない細帯として優れた
性能を示す。
実施例4 実−施例4および後述の実施例5は本発明の品分離性編
地を両面編地で形成する例として示す。したがって以下
の説明での供給口20で1コースの両面編地用ループが
形成される。
実施例4において20G1シリンダ径30′、の柄編機
構付両面丸編機にて給糸口480(すなわち24コース
)を用いて両面組織で本発明の品分離性編地の生地を編
成する。編地本体用の糸としてカシミロン100%V5
2を用い、ループ形態固定編地用の糸としてカシミロン
50チとメルテイ■タイプ4080.5’Oチの混紡糸
崗2を用い、可溶性糸としてツルプロ/■SX 40 
dを用いる。
480の給糸口に対する各県の配置順序はシリンダの回
転方向で見て可溶性糸20、ループ形態固定編地用とし
て40、編地本体用糸420である。
この−生地を実施例1に準じた方法でヒントセントおよ
びスチーミング処理を行い品分離性編地を得た。この品
分離性編地を分離することにより、帯状編地が得られる
。本実施例におけ゛る帯状編地は両面編地であるので、
編終り部分に相当する耳部だけにループ形態編地が設け
られている。この帯状編地は編地本体に柄編模様が編成
されてお□す、且つ耳部での糸のほつれがないので衣服
の装飾用ラインテープとして用いて優れた効果を発揮す
る。
実施例5 20G1シリンダ径30′、給糸口480(すなわち2
4コース)の両面丸編機にて給糸口48日(すなわち2
4コース)を用いて本発明の身分離性編地の生地を編成
する。編地本体用の糸としてカシミロン100 % ’
A2  を用い、ループ形態固定編地用の糸としてカシ
ミロン50%とメルテイ■タイプ4080.50%の混
紡糸V52を用b1可溶性糸としてツルプロン■SX 
40 dを用いる。
480の給糸口に対する各県の配置順序は可溶性糸20
、ループ形態固定編地用として40、編地本体用糸16
0、ループ形態固定編地用として60、編地本体用糸1
60、ループ形態固定編地用として40である。この生
地を実施例1に準じた方法でヒートセットおよびスチー
ミング処理を行い身分離性編地を得た。この身分離性編
地を分離することによシ、帯状編地が得られる。本実施
例における帯状編地は両耳および中央部にループ形態固
定編地が設けられていることを特徴とする。
したがって張りのあるテープ地が得られ、衣服の装飾用
ラインテープ等に用いられて優れた効果を発揮する。
〈発明の効果〉 本発明による帯状編地は前述のように構成されているの
で帯状編地の耳からの糸のほつれがない。
併せて耳部の縁取シの綺麗な帯状編地が得られる。
又緯編地で編成されているので要望に応じて各種の柄模
様を有する帯状編地を提供することができる。
又本発明による身分離性編地は帯状編地が手で引張って
分離できる程度の接合力で接合されているので帯状編地
の取扱いやすい供給源として役立つ、さらに身分離性編
地が丸編地として編成されている場合にはエンドレスな
帯状編地を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図の本発明の身分離性編地が九編地である場合の一
実施例を示す斜視図である。第2図は第1図における■
で示した部分の拡大平面図である。 第3図は第1図および第2図で示した身分離性編地から
分離して得られた帯状編地の一部を示す拡大平面図であ
る。第4図は本発明の帯状編地の他の実施例を示す平面
図である。第5図は本発明の身分離性編地を丸編機で製
造する場合の糸供給口の配置の一例を示す丸編機の略示
平面図である。 1・・・身分離性編地、10・・・帯状編地、11゜1
2・・・編地本体、20・・・帯状編地の接合部、21
゜22・・・可溶性糸、31.32,33.34・・・
ループ形態固定編地部、40・・・編成ンリンダ、41
〜51・・・供給口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数本のコースから成る帯状編地が反復してウエー
    ル方向に接合して形成されている編地であって、 前記帯状編地が可撓性を有する糸から成る少くとも1個
    の編地本体と該編地本体の少くとも編終り側に配置され
    且つその構成ループが形態固定されているループ形態固
    定編地部とを含んで成り、前記複数の帯状編地が、何れ
    かの帯状編地を隣接する他の帯状編地から引離すように
    引張った時に容易に帯状編地同志を分離することができ
    る程度の強力を有するループ糸によって接合されている
    ことを特徴とする易分離性編地。 2、前記易分離性編地が丸編地である特許請求の範囲第
    1項記載の易分離性編地。 3、複数個の給糸口を有し、該複数の給糸口に可溶性糸
    と少くとも一部に融着性繊維を含んだ糸と可撓性糸とが
    所定の順序で配置されている丸編機を用いて編地を編成
    するステップと、該編地をヒートセットして前記融着性
    繊維を溶融させて編地に形態固定されたループ部分を形
    成するステップと、編地をスチーミングして前記可溶性
    糸を溶解して強度を下げるステップとから成り、前記所
    定の順序を、前記少くとも一部に融着性繊維を含んだ糸
    が、少くとも編成シリンダの回転方向で見て可溶性糸用
    の給糸口の下流側に隣接した給糸口に供給されるように
    、定めることを特徴とする易分離性編地の製造方法。 4、複数本のコースから成る帯状編地であって、該帯状
    編地が可撓性を有する糸から成る少くとも1個の編地本
    体と、該編地本体の少くとも編終り側に配置され且つそ
    の構成ループが形態固定されているループ形態固定編地
    部とを含んで成ることを特徴とする帯状編地。 5、前記ループ形態固定編地部が1個の編地本体の長手
    方向両側に配置されている特許請求の範囲第4項記載の
    帯状編地。 6、複数の編地本体を有し、該複数の編地本体の間に前
    記ループ形態固定編地部が配置されている特許請求の範
    囲第4項記載の帯状編地。
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