JPS622374B2

JPS622374B2 -

Info

Publication number: JPS622374B2
Application number: JP54084950A
Authority: JP
Inventors: Masatake Myagawa; Akira Kawauchi; Kazunori Iijima; Takao Terayama; Masashi Yoshida; Hideyuki Kawase
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1979-07-06
Filing date: 1979-07-06
Publication date: 1987-01-19
Also published as: DE3025465A1; US4345282A; DE3025465C2; JPS5611644A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は線状あるいはテープ状の担体を所定の
形状に架け渡し、又は架け渡した状態から元に戻
す装架装置に関し、さらに詳述すれば、線状ある
いはテープ状担体に接してこれらを所定の位置に
案内保持する手段を駆動案内する機構に関するも
のである。

本発明は磁気テープの装架装置に応用して好適
であるので、以下の説明ではVTRにおける磁気
テープ装架装置を例にとつて行なうが、本発明が
これに限定されるものではない。

近年、例えば家庭用VTRにおいて回転磁気ヘ
ツドを内装する磁気テープ案内体では、磁気テー
プを案内体の周面にその半周以上に亘つて装架す
る必要があり、その装架動作は非常に複雑化して
おり、且つ高い精度を必要とされる。この磁気テ
ープ装架動作を達成するために、次のような機構
によつて行なう例が考えられている。すなわち、
磁気テープ引出し部材を駆動する純粋なリンクで
構成される連鎖部材と、このリンクから構成され
る連鎖部材を巻込み繰り出しする巻込み機構と連
鎖部材を案内する案内部材を有し、前記連鎖部材
を巻込み繰出しする手段によつて連鎖部材を巻込
むことによつて引出し部材を移動させ磁気テープ
を引出し、磁気テープ案内体に装架動作せしめる
ようにしたものがある。

以下図面を用いてこのようなテープ装架装置の
例を説明する。第１図は磁気記録再生装置におけ
る磁気テープ走行系の構成を示すもので、図にお
いて１は磁気テープ案内体で、この磁気テープ案
内体１には２個の回転磁気ヘツド（図示せず）が
互いに180゜の位相で対向して取り付けられてい
る。この回転磁気ヘツドと磁気テープ案内体とに
よつて回転磁気ヘツド装置が構成される。２はカ
セツトで、このカセツト２にはテープ繰出しリー
ルと巻取りリールが内装されており、これらのリ
ールには磁気テープ３が巻かれている。４，４′
は磁気テープ３をカセツト２から引出して、第１
図の２点鎖線で示した如く磁気テープ案内体１に
添わせるための磁気テープ引出し案内手段であ
る。この磁気テープ引出案内手段４，４′は、そ
れぞれ案内ローラ４ａ，４a′と傾斜ポスト４ｂ，
４b′を有している。磁気テープ引出し案内手段
４，４′はカセツト装填状態では第１図において
実線で示した如く、カセツト２の内部に位置して
いるが、操作者が録画又は再生のボタン（図示せ
ず）を押すと、案内ベース５の案内溝６，６′に
沿つて案内ベース５上を矢印方向にそれぞれ移動
して磁気テープ３をカセツト２の内部より引出
す。そして磁気テープ引出案内手段４，４′がそ
れぞれ２点鎖線で示すように位置決め部材７，
７′に当接するまで移動して停止する。これによ
つて磁気テープ３を磁気テープ案内体１に添わせ
ることができる。

前記磁気テープ引出し案内手段４，４′を上述
したように移動せしめるための機構を第２図、第
３図を用いて説明する。これらの図において第１
図と同符号のものは同一部分である。

磁気テープ引出案内手段４，４′の移動機構を
詳述するに先だつて、磁気テープ引出し案内手段
４，４′と案内ベース５との接続構造を説明する
と、磁気テープ引出し案内手段４，４′は第２図
に示すようにその下方に突出する突部４ｃ，４
c′を有している。これらの突部４ｃ，４c′はそれ
ぞれ案内部ベース５の案内溝６，６′に滑動可能
にはめ込まれている。前記案内ベース５はスペー
サを介して基ベース８に取り付けられている。こ
の案内ベース５と基ベース８との間に以下に説明
する磁気テープ引出案内手段４，４′の駆動機構
が配置されている。この駆動機構を第３図を主に
して述べる。

磁気テープ案内体１の反磁気テープ側すなわち
後方位置にはウオーム９が磁気テープ案内体１の
前方位置に向うように磁気テープ案内体１の中心
部近傍に配置されている。このウオーム９は軸受
１０によつて基ベース８に回転可能に取り付けら
れている。このウオーム９の軸にはベルト１１を
介してモータ（図示せず）に連結するプーリ１２
が取り付けられている。このウオーム９には一対
のウオーム歯車１３，１３′がかみ合つている。
これらのウオーム歯車１３，１３′は磁気テープ
案内体１の後方位置においてウオーム軸線に対し
て左右に配置され、第２図に示すように案内ベー
ス５と基ベース８とに支承されている。各ウオー
ム歯車１３，１３′は長穴１４，１４′、ばね案内
溝１５，１５′およびばね掛け止ピン１６，１
６′を備えている。ウオーム歯車１３，１３′は例
えばプラスチツクなどの軽量材で形成されてい
る。

上述のウオーム歯車１３，１３′に連結する連
鎖部材１７，１７′はこの例ではそれぞれ２つの
ピン１８，１９，１８′，１９′によつて枢軸連結
された３つのリンク部材２０〜２２、２０′〜２
２′で構成されている。この連鎖部材１７，１
７′における磁気テープ側のリンク部材２２，２
２′の端部は、第２図に示すようにこれに設けた
ピン２３，２３′によつて前記磁気テープ引出案
内手段４，４′の突部４ｃ，４c′に連結されてい
る。また連鎖部材１７，１７′におけるウオーム
歯車側のリンク部材２０，２０′の端部は、これ
に設けられ且つウオーム歯車１３，１３′の長穴
１４，１４′に係合するピン２４，２４′によつて
ウオーム歯車１３，１３′に連結されている。前
記ピン２４，２４′とウオーム歯車１３，１３′上
のばね掛け止ピン１６，１６′としてはそれぞれ
ばね案内溝１５，１５′に沿つてばね２５，２
５′が配置されている。これらのばね２５，２
５′は磁気テープ引出案内手段４，４′による磁気
テープ３の過度の引出しを吸収するものである
が、これらのばね２５，２５′には取り付け時に
ピン２４，２４′が長孔１４，１４′の一方端に当
接するように初期張力が付与されている。

基ベース８には前記連鎖部材１７，１７′にお
けるピン１８，１９，２３，１８′，１９′，２
３′を案内する案内部材２６，２６′が設けられて
いる。これらの案内部材２６，２６′はそれぞれ
磁気テープ案内体１の前方位置に装填されるカセ
ツト２の下方から、磁気テープ案内体１の側方を
通りその後方位置におけるウオーム歯車１３，１
３′の下部にまで設けられており、ウオーム歯車
１３，１３′の下部においてはそれぞれウオーム
歯車１３，１３′の中心とほぼ同一の中心をもつ
円弧状に形成されている。このように案内部材２
６，２６′におけるウオーム歯車１３，１３′部分
分を円弧状に構成することにより、磁気テープ３
の引出し時に連鎖部材１７，１７′を構成するリ
ンク部材２０，２１，２０′，２１′を第４図に示
すように巻込み案内する。

次に上述したテープ装架装置の一例の動作を説
明する。今第１図に示すように、磁気テープ引出
案内手段４，４′がそれぞれ磁気テープ案内体１
の前方位置にある状態で、カセツト２を装填す
る。次に操作者が録画または再生ボタン（図示せ
ず）を押すと、モータ、ベルト１１およびプーリ
１２を介してウオーム９が矢印方向に回転するの
でウオーム歯車１３は時計方向に、またウオーム
１３′は反時計方向に回転する。このため、連鎖
部材１７，１７′はばね２５，２５′およびピン２
４，２４′を介して磁気テープ案内体１側に移動
する。この時、連鎖部材１７，１７′のピン１
８，１９，２３および１８′，１９′，２３′はそ
れぞれ案内部材２６，２６′にはめ込まれている
ので、連鎖部材１７，１７′は案内部材２６，２
６′によつて円滑に案内される。これにより磁気
テープ引出し案内手段４，４′は前記連鎖部材１
７，１７′により案内ベース５の案内溝６，６′に
沿つて案内ベース５上をそれぞれ移動して、磁気
テープ３をカセツト２の内部より引出す。その
後、前記連鎖部材１７，１７′の移動の継続によ
り磁気テープ引出し案内手段４，４′は第１図の
２点鎖線で示すようにそれぞれの位置決め部材
７，７′に当接するまで移動し停止する。この状
態を例えばマイクロスイツチなどによつて検出
し、モータの電流を遮断するのであるが、その詳
細は説明を省略する。この時、連鎖部材１７，１
７′のリンク部材２０，２１，２０′，２１′は第
４図に示すように案内部材２６，２６′に案内さ
れて、ウオーム歯車１３，１３′の下面に巻込ま
れている。

このようなテープ装架装置においては、機構が
複雑で、しかも部品点数が多いため、製造工数を
多く必要としたり信頼度の向上にも制約がある。

本発明の目的は、上記の問題点を解決し、磁気
テープ装架動作の信頼性が高く、しかも構成が簡
素な磁気テープ引出案内手段及び駆動手段を提供
することにある。

上記の目的を達成するために本発明は、回転磁
気ヘツドを内装する磁気テープ案内体に対し、磁
気テープを添わせて移動せしめる一対の磁気テー
プ引出し案内手段を駆動するために、この磁気テ
ープ引出し案内手段における案内ベース下面下に
おいて、前記磁気テープ引出し案内手段に連結し
てこれを移動せしめる柔軟に構成した帯状の動力
伝達体と、この帯状動力伝達体の移動を案内駆動
する案内溝および駆動手段とを設けたことを特徴
とする。上記柔軟に構成した帯状動力伝達体はい
わゆる帯状に限るものではなく、たとえば、柔軟
な材質で作られたラツクあるいは帯状コイルなど
で構成され、案内溝の形状に沿つて容易に曲げら
れ、駆動手段によつて案内溝内を移動するもので
ある。また、上記駆動手段は、帯状動力伝達体を
移動させる手段であればどんなのでも良く、たと
えば、帯状動力伝達体に設けられた凹凸、穴など
と係合する歯車、スプロケツト、あるいは摩擦車
などの回転駆動手段が使用できる。

以下実施例により本発明を詳細に説明する。第
５図は本発明による装置の一例を示す機構構成図
である。最初に基ベース８（図示せず）上に合成
樹脂のアウトサート等により２列の案内溝アウト
サート３２を任意の曲率を与えて設ける。この案
内溝アウトサート３２の断面は第６図に示すよう
に柔軟に構成されるラツクＡ３３、ラツクＢ４０
が装入されて摺動可能なように角断面を与える。
このラツクＡ３３、ラツクＢ４０が帯状動力伝達
体の一例である。次に第５図に示す如く２列の案
内溝アウトサート３２のある位置にピニオン４６
を設けるべき穴を溝につなげて設ける。次に２列
の案内溝アウトサート３２の外側溝に装入せるラ
ツクＡ３３にはO₁を中心とした曲率で、ピニオ
ン４６と噛合うような内接歯車の歯形を与え、ま
た内側溝に装入するラツクＢ４０にはO₂を中心
とした曲率でピニオン４６と噛合うような外接歯
車の歯形を与えた構造で柔軟形成されている。即
ち柔軟ラツクＡ３３、ラツクＢ４０は、ピニオン
４６を介して相反する方向に摺動可能な構造とし
て形成する。

次に第５図、第７図に示すように基ベース８に
アウトサートされている案内溝アウトサート３２
のピニオンを設けるべき穴にピニオン４６を装入
し、ピニオン４６の一体軸下方にウオームホイー
ル４７を圧入して取付ける。また、このウオーム
ホイール４７に噛合うウオーム軸５５を設けブラ
ケツト５２で保持し、その延長軸上にモータ６０
を設け、ジヨイント６１で連結する。ここでウオ
ームホイール４７の圧入軸はピニオン４６と一体
であつて、ブラケツト５０，５１で保持される。
次に基ベース８にアウトサートされている案内溝
アウトサート３２の外側溝端部にストツパ３９、
内側溝端部にストツパ４５を設ける。

次に案内溝アウトサート３２に装入される柔軟
ラツクＡ３３及び柔軟ラツクＢ４０には第８図、
第９図に示す如くラツクの一区間にバネ部３４，
３５，４１を設ける。また端部にはインサート３
６，４３で補強したガイド穴３７，４４を設け
る。また第１０図、第１１図に示すようにバネ部
分を異質材バネ３４ａ，３５ａ，４１ａをモール
ド化したものを設けてもよい。また、案内溝アウ
トサート３２に装入される柔軟ラツクＡ３３及び
柔軟ラツクＢ４０において、ラツクの柔軟性を増
す手段として、第１６図、第１７図に示す如くラ
ツク背面にラツクの歯ピツチと一致したＵ溝５
３，５４を連続的に設けてもよい。

第１２図、第１３図、第１４図を用いて、第８
図、第１０図に示した柔軟ラツクＡ３３の摺動を
動力源として磁気テープに送り動作を掛けるキヤ
プスタンピンチローラ機溝の連動機構について説
明する。

第１２図において基ベース８上に案内溝アウト
サート３２を設け、この外側溝底部に長穴４６を
開ける。この断面を図示すると第１３図ｂの通り
である。第１４図、第１５図において、ピン３８
をモールドして固定した柔軟材ラツクＡ３３を案
内溝３２外側溝に装入してピン３８を基ベース８
の下側に突き出す。次にキヤプスタン回転軸６５
に接することを可能にしたレバー７１にキヤプス
タンローラ７０を設ける。レバー７１の先端部に
はピン３８と係合させることの出来るような長穴
を開け、またレバー７１は中間部でＺ形状（第１
５図に示す）に形成し、中間部より先端は基ベー
ス８に扇形に開けられている長穴８１に装入し、
基ベース８の下側に突出し、先に案内溝アウトサ
ート３２に装入してある柔軟ラツクＡ３３のピン
３８と係合させる。このようにすると、柔軟ラツ
クＡ３３、ラツクＢ４０が案内溝アウトサート３
３内を摺動する時に連動してレバー７１に駆動を
与えることができる。

次に上述した本発明の装置の一例の動作を説明
する。今、第１図に示したような磁気テープ引出
し案内手段４，４′を磁気テープ案内体１側に移
動させるには、第６図に示すように案内ベース５
上にある磁気テープ引出案内手段４，４′の突部
４ｄ，４d′を柔軟ラツクＡ３３、ラツクＢ４０の
穴ガイド３７，４４に装入し連結させてある。次
に操作者が録画又は再生のボタン（図示せず）を
押すと、モータ６０、ウオーム５５が回転するの
で、この時ウオーム歯車４７が時計方向に回転す
るとすると、柔軟ラツクＡ３３、ラツクＢ４０は
磁気テープローデイング方向に移動し突部４ｄ，
４d′を介し、磁気テープ引出案内手段４，４′を
案内ベース５の案内溝６，６′に沿つて案内ベー
ス５上をそれぞれ移動し、磁気テープ３をカセツ
ト２の内部より引き出し、第１図の２点鎖線で示
した状態と同様にそれぞれ位置決め部材７，７′
に当接するまで移動し停止する。また、案内溝ア
ウトサート３２の内側溝と外側溝は厳密には相互
に異なるためその移動角も異なる。この異なつた
移動角の補正をバネのたわみ量で行う。且つ、磁
気テープ引出し案内手段４，４′が位置決め部材
７，７′に当接した後、時間的には磁気テープ３
は、キヤプスタンローラ７０がキヤプスタン回転
軸６５に圧接することにより送りが掛けられる。
この状態を例えばマイクロスイツチなどによつて
検出し、モータ６０の電流を遮断するのである
が、その詳細は本発明と直接関係ないので説明を
省略する。

以上、上述した状態から、磁気テープ３をカセ
ツト２内に収納させる場合には、ウオーム４７を
上述とは逆の方向に回転させればよい。

次に本発明に使用する帯状動力伝達体の他の具
体的な例を説明する。第１８図は柔軟なラツクが
容易に曲げることができてしかも引張り強度を向
上させて構成した一例を示す。この柔軟に構成さ
れたラツクＡ３３″、ラツクＢ４０″は、その縦方
向中立線部に第１９図ａ，ｂに示すようなばね材
帯板３３″ａ，４０″ａを設け、歯ピツチ毎に穴部
８８を設け、樹脂で歯部３３″ｂ，４０″ｂ、背あ
て部３３″ｃ，４０″ｃを一体としたアウトサート
加工によつて形成される。これらのラツクＡ３
３″，Ｂ４０″の端部にはガイド穴３７，４４やピ
ン３８を設けた端部材８５，８６，８７を同様に
アウトサート加工によつて形成する。また、これ
らの端部材８５，８６，８７付近の帯板３３″
ａ，４０″ａを第１８図に示すように折曲げてば
ね部３４ｂ，３５ｂ，４１ｂを形成する。このよ
うに形成した柔軟ラツクＡ３３″，Ｂ４０″は先の
実施例と同様に使用でき、ピニオン４６によつて
駆動される。

また、このラツクの代りにばね材の帯板３３″
ａ，４０″ａに第１９図ｂに示したような歯部３
３″ｂ背あて部３３″ｃを設けないで、帯板のみと
して第２０図に示すように帯状動力伝達体を構成
することもできる。この帯板３３″ａ，４０″ａの
移動は、帯板３３″ａ，４０″ａに設けた穴８８に
噛合うスプロケツトピニオン４６′で移動させる
かあるいは、第２０図に示したように案内溝アウ
トサート３２′の中央部のピニオン４６′を設ける
部分を狭くして、ピニオンの代りに摩擦車を用い
て駆動させることができる。

さらに、帯状動力伝達体の他の実施例を第２１
図に示す。これは、２列の案内溝アウトサート３
２の外側溝に装入される柔軟ラツクＡとして、点
O₁を中心とする曲率半径R₀でスプロケツトピニ
オン４６″と噛合うような巻ピツチのコイルばね
３３１を用い、また、内側溝に装入される柔軟ラ
ツクＢとして、点O₂を中心とする曲率半径R₀で
スプロケツトピニオン４６″と噛合うような巻ピ
ツチのコイルばね４０１が用いられる。このよう
に構成したコイル状の柔軟ラツク３３１，４０１
の一端には、先の実施例で述べた磁気テープ引出
し案内手段４，４′を結合すべく穴ガイド３７，
４４を設けたラツク端部材８５′，８７′を弾着に
より接続してある。また、コイル状柔軟ラツク３
３１の他端には第１４，１５図に示したキヤプス
タンローラ７０に動力を与えるべくレバー７１を
連動させるためのピン３８をインサートした端部
材８６′が弾着により接続される。第２２図に端
部材８５′とコイルばね３３１との接続状態の一
例を示す。このように構成されたコイル状の柔軟
ラツクを形成するコイルばね３３１，４０１はス
プロケツトピニオン４６″によつて２列の案内溝
３２に沿つてそれぞれ相反する方向に摺動移動さ
れる。

以上詳述したように本発明は、磁気テープ案内
体下部位置に配置した柔軟ラツクＡ３３、ラツク
Ｂ４０との構成によつて、磁気テープ引出し案内
手段を移動せしめるようにしたもので、磁気テー
プ回転磁気ヘツド装置の磁気テープ案内体に確実
に沿わせることができる。

また本発明装置によれば、磁気テープ装架動作
に関連する構成が簡素となり、部品構成比率では
70％の部品数を低減でき、従つて装置の原価低減
を大巾にできるとともに信頼度が向上する利点が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は磁気記録再生装置の磁気テープ走行系
の構成を示す平面図、第２図は第１図の―線
で切断した断面図、第３図は磁気テープ引出案内
手段の駆動機構の一例を示す平面図、第４図はそ
の動作説明のための平面図、第５図は本発明によ
る磁気テープ引出案内手段の駆動機構の一実施例
を示す平面図、第６図は磁気テープ引出し案内手
段と第５図に示した駆動機構とを組合せた場合の
断面図、第７図は、第５図の―線で切断した
断面図、第８図〜第１１図は柔軟ラツクの例を示
す平面図、第１２図は案内溝アウトサート３２を
説明するための平面図、第１３図ａ〜ｃはそれぞ
れ第１２図のＡ―A′，Ｂ―B′，Ｃ―C′線で切断
した断面図、第１４図は柔軟材ラツクＡ３３の摺
動を駆動源として、キヤプスタンピンチローラを
連動させる機構を説明するための平面図、第１５
図は同機構を一部断面で示す側面図、第１６図お
よび第１７図は柔軟材ラツクの他の例を示す平面
図、第１８図は柔軟ラツクのさらに他の例を示す
平面図、第１９図ａ，ｂは第１８図の柔軟ラツク
の詳細を示す要部の側面図および断面図、第２０
図は帯板のみで帯状動力伝達体を構成した一例を
示す平面図、第２１図はコイル状の柔軟ラツクの
一例を示す平面図、第２２図は第２１図の端部の
詳細を示す断面図である。１……磁気テープ案内体、４，４′……磁気テ
ープ引出案内手段、８……基ベース、３２……案
内溝アウトサート、３３，４０……柔軟材ラツ
ク、３４，３５，４１……ばね部、３７，４４…
…穴ガイド、４６……ピニオン、４７……ウオー
ムホイール。

Claims

【特許請求の範囲】１線状またはテープ状担体を所定の形状に装架
する位置と非装架位置との間で移動される装架案
内体と、この装架案内体と一端で結合されると共
に柔軟に構成されて所定の経路に沿つて移動可能
でありかつ移動方向にバネ作用を有するばね部を
備えた帯状動力伝達体と、この帯状動力伝達体を
上記所定の経路に沿つて移動可能に保持する案内
体と、上記帯状動力伝達体と係合し、この帯状動
力伝達体を上記案内体に沿つて移動させて上記装
架案内体を移動させる駆動手段とを設けたことを
特徴とする線状またはテープ状担体の装架装置。２上記帯状動力伝達体を２列設け、上記駆動手
段を２列の帯状動力伝達体の中間にそれぞれの帯
状動力伝達体と噛合うように設けられた回転駆動
手段で構成したことを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載の線状またはテープ状担体の装架装
置。３上記帯状動力伝達体をラツクの歯面以外に複
数の溝を設け柔軟性を増加させたラツクで構成し
たことを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第
２項記載の線状またはテープ状担体の装架装置。４テープ状担体を収納したカセツトから引出案
内部材によつて上記テープ状担体を引出し、所定
の形状に架け渡すテープ装架装置において、上記
引出案内部材と一端で結合されると共に柔軟に構
成されて所定の経路に沿つて移動可能でありかつ
移動方向にバネ作用を有するバネ部を備えた帯状
動力伝達体と、この帯状動力伝達体を所定の経路
に沿つて移動可能に保持する案内体と、上記帯状
動力伝達体と係合し、この帯状動力伝達体を上記
案内体に沿つて移動させ、上記引出案内部材を移
動させてテープ状担体を所定の形状に架け渡し、
又はカセツト内に収納するよう駆動する駆動手段
とを設けたことを特徴とするテープ状担体の装架
装置。