JPS62235703A - 異方性樹脂磁石 - Google Patents

異方性樹脂磁石

Info

Publication number
JPS62235703A
JPS62235703A JP7814986A JP7814986A JPS62235703A JP S62235703 A JPS62235703 A JP S62235703A JP 7814986 A JP7814986 A JP 7814986A JP 7814986 A JP7814986 A JP 7814986A JP S62235703 A JPS62235703 A JP S62235703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin magnet
magnetic
magnet
orientation
anisotropic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7814986A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Horikawa
順一 堀川
Naoji Otsuka
尚次 大塚
Masaaki Kuroda
黒田 聖昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7814986A priority Critical patent/JPS62235703A/ja
Publication of JPS62235703A publication Critical patent/JPS62235703A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は円筒状の樹脂磁石に関するもので、特に多極異
方性の磁気特性のよい異方性樹脂磁石に関する。
(従来の技術) 従来よりカメラ、複写器、その他の機器に使用されるス
テッピングモーター等に使用する、円筒状の等方性樹脂
磁石や円筒状のラジアル異方性配向樹脂磁石等の円筒状
樹脂磁石が知られている。
等方性樹脂磁石は樹脂磁石材料中の磁性粉末が不定方向
に混入゛されており、各磁性粉末の磁化容易軸が不定方
向に向いている為、着磁後の磁石特性が低い。
それに対して、第3図に示すようなラジアル異方性配向
樹脂磁石は、磁性粉末の磁化容易軸が円筒状樹脂磁石の
径方向に放射状に配向されており着磁後の磁石特性は等
方性樹脂磁石に比べて良好となっている。
このラジアル異方性配向の円筒状樹脂磁石を製造する方
法としては、成形時において磁性粉を径方向に磁気配向
させておき、その磁気配向にそって着磁を施すという方
法がほとんどであった。この径方向に磁気配向した樹脂
磁石は工業的生産性に優れており、かつその配向性も非
常に高くすることが容易である。しかしこの配向は直線
状−力方向であるため、外周に多極着磁する際に与える
磁束の配向と方向が一致しない。そのため着磁後磁石内
を通る磁束は径方向だけになり、磁石外の磁気抵抗の大
きい空気中において磁気的に閉じることになり、その特
性は弱いものとなる。
又、さらに磁石特性の向上を図るため、第4図に示す様
に、円筒状樹脂磁石の外周方向に対して極異方性配向を
示した極異方性配向樹脂磁石が良好とされている。しか
しながらこのような従来の極異方性配向樹脂磁石は、第
4図に示すように第5図の様な極数の少ない多極の極異
方性配向量に比較して円筒状及び円柱状樹脂磁石の極数
が多極になるほど磁性粉末の配向度の低下が大きくなる
という欠点があった。すなわち多極になればなる程磁極
からの主な磁束が成形品の深い所を通らずに最短距離で
ある表面のみを通ってしまうという原理的欠陥かあった
。よって成形品肉厚を増してマグネットの磁気特性をア
ップさせて動作点を高くしようとしても表面層からの配
向の深さは変ねらない為に、深い所は多極配向の場合、
等方性のまま存在してしまい大きな向上が得られず、高
速回転体として使用しようとした場合に於ては慣性モー
メントだけか大きくなってしまい、かえって起動周波数
、最大応答周波数が低下してしまうという結果になって
いた。また、この方法では磁性粉を配向することが容易
でなく生産性も悪いという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み成されたものであり、その目
的は生産性が良くかつ径方向の磁気特性を一層向上させ
多極異方性の磁気特性のよい異方性樹脂磁石を得ること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、円筒状樹脂磁石である外層と、該
外層に内接して設けられた樹脂磁石である内層とからな
る円筒状の異方性樹脂磁石であって、該外層は径方向に
磁気異方性配向を施されておりかつ該内層は周方向に磁
気異方性配向を施されている異方性樹脂磁石によって達
成される。
本発明の異方性樹脂磁石の一実施態様の概略図を第1図
に示す。
図中の円筒状樹脂磁石は、径方向に磁気配向した円筒状
樹脂磁石1(外層)と円周方向に磁気配向した円筒状樹
脂磁石2(内層)とからなる。
本発明の円筒状樹脂磁石内部での磁束の流れを第2図に
示す。
矢印で示すように円筒状樹脂磁石1中においては磁性粉
の配向である径方向(内部方向)に磁束が流れる。その
磁束が円筒状樹脂磁石2に達すると、磁束は円筒状樹脂
磁石2中で周方向に向きを変え隣接する極の内径側の位
置まで達したところで再度径方向(外部方向)に向きを
変え隣接する極に入り込んで流れる。
すなわち、円筒状樹脂磁石2の層はバックヨークの役目
を果たし、磁石内において磁束が磁気的に閉じた回路を
作り磁気性能を向上させるもので、 ある。
本発明の異方性樹脂磁石は、磁性粉とバインターを主成
分としてなり、その他、滑剤等が添加される。
磁性粉としては、フェライトや希土類系金属のサマリウ
ムコバルト等が使用できるが、着磁のためのエネルギー
が少なくてすむフェライトが好適に使用される。使用さ
れる具体的なフェライトとしてはストロンチウムフェラ
イトやバリウムフェライト等が挙げられる。
バインダーとしてはポリアミド、ポリブチレンテレフタ
レート、ポリフェニレンサルファイド等の従来公知の任
意の樹脂磁石用のバインダー材料が使用される。バイン
ダーと磁性粉の混合割合はおよそ30/70〜10/9
0の範囲である。
滑剤としては、ステアリン酸金属塩やビスアミド系等が
使用され、また表面処理剤としては、シラン系およびチ
タネート系等が使用される。
本発明の異方性樹脂磁石の外層は、インサート成形や2
色成形等の方法を用い従来公知の手段により、径方向(
ラジアル方向、アキシャル方向)に磁性粉を配向させて
得られる。
また内層は、インサート成形や2色成形等の方法を用い
るが、特に樹脂磁石の組成物か円筒状で溶融状態にされ
ているときに、その円筒の中心を通過するように銅線等
の導電線を設置し電流を流すことにより該円筒の周方向
に磁場を発生させることによって、磁性粉を周方向に配
向させる方法等を適用して、得られる。
本発明の異方性樹脂磁石は、上記外層の成形と内層の成
形を同じ金型内で連続して行い、一体成形してもよいし
、別々に成形した外層と内層をはめあわせる等して作製
してもよい。
以上説明したように本発明の異方性樹脂磁石は内径側に
周配向した樹脂磁石を設けているため、バックヨークを
設けたことになり、磁石としての性能が高い。
〔発明の効果〕
本発明の異方性樹脂磁石は、 ・磁束が閉じているため径方向の磁気性能が強い、 ・径が大きくても、多極に着磁しても、磁束が樹脂磁石
の中心部まで達するので磁気性能が弱くならない、 ・磁束が閉じたものでありながら、製造方法が簡単であ
る、 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の異方性樹脂磁石の概略図であり、第2
図は磁石中の磁束の流れを表す模式図である。第3図は
ラジアル異向性配向樹脂磁石、第4図は極異方性配向樹
脂磁石(多極)、第5図は極異方性配向樹脂磁石(4極
)である。 N:N極 S S極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 円筒状樹脂磁石である外層と、該外層に内接して設けら
    れた樹脂磁石である内層とからなる円筒状の異方性樹脂
    磁石であって、該外層は径方向に磁気異方性配向を施さ
    れておりかつ該内層は周方向に磁気異方性配向を施され
    ていることを特徴とする異方性樹脂磁石。
JP7814986A 1986-04-07 1986-04-07 異方性樹脂磁石 Pending JPS62235703A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7814986A JPS62235703A (ja) 1986-04-07 1986-04-07 異方性樹脂磁石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7814986A JPS62235703A (ja) 1986-04-07 1986-04-07 異方性樹脂磁石

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62235703A true JPS62235703A (ja) 1987-10-15

Family

ID=13653846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7814986A Pending JPS62235703A (ja) 1986-04-07 1986-04-07 異方性樹脂磁石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62235703A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0382348A (ja) * 1989-08-24 1991-04-08 Fuji Elelctrochem Co Ltd ステッピングモータの永久磁石ロータ
JPH0580167U (ja) * 1992-03-31 1993-10-29 株式会社土屋製作所 リング状プラスチックボンデッド磁石
JPH062953U (ja) * 1992-05-29 1994-01-14 株式会社土屋製作所 ブラシレスモータ
JP2006019573A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Mitsubishi Electric Corp 複合ボンド磁石、複合ボンド磁石の製造方法、複合ボンド磁石を搭載したdcブラシレスモータの回転子。

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0382348A (ja) * 1989-08-24 1991-04-08 Fuji Elelctrochem Co Ltd ステッピングモータの永久磁石ロータ
JPH0580167U (ja) * 1992-03-31 1993-10-29 株式会社土屋製作所 リング状プラスチックボンデッド磁石
JPH062953U (ja) * 1992-05-29 1994-01-14 株式会社土屋製作所 ブラシレスモータ
JP2006019573A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Mitsubishi Electric Corp 複合ボンド磁石、複合ボンド磁石の製造方法、複合ボンド磁石を搭載したdcブラシレスモータの回転子。
JP4701641B2 (ja) * 2004-07-02 2011-06-15 三菱電機株式会社 複合ボンド磁石、複合ボンド磁石の製造方法、複合ボンド磁石を搭載したdcブラシレスモータの回転子。

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3864986B2 (ja) 薄型ハイブリッド着磁型リング磁石、ヨーク付き薄型ハイブリッド着磁型リング磁石、および、ブラシレスモータ
KR940701579A (ko) 원통형 이방성 자석, 그 제조 방법 및 모터
JPS62235703A (ja) 異方性樹脂磁石
JP2006019573A (ja) 複合ボンド磁石、複合ボンド磁石の製造方法、複合ボンド磁石を搭載したdcブラシレスモータの回転子。
JPS62235704A (ja) 異方性樹脂磁石およびその製造方法
JPS59226367A (ja) 異方性マグネツトロ−ルの製造方法
JPH0576147A (ja) モータ用ロータ
JPS62232107A (ja) 異方性樹脂磁石およびその製造方法
JPS61237405A (ja) 多極着磁磁石
JPS6349889B2 (ja)
JP4013916B2 (ja) 4磁極モータ用異方性ボンド磁石の配向処理装置
JP2005312166A (ja) 4磁極モータ用異方性ボンド磁石及びそれを用いたモータ
JPS60145601A (ja) 円筒状多極性樹脂磁石
JP4737202B2 (ja) モータ用異方性ボンド磁石の配向処理方法
JPS62130813A (ja) 多極異方性円筒状磁石の製造方法及び装置
JPS62232910A (ja) 多極異方性樹脂磁石の製造方法
JPS60141157A (ja) 有鉄芯型ブラシレスモ−タ
JP3175797B2 (ja) 多極着磁方法
JPS63198311A (ja) 周方向に磁気異方性を有するマグネツトの製造方法
JPS6221206A (ja) リング状多極磁石の製造方法
JPH03142908A (ja) 円筒状多極着磁永久磁石
JP2002343661A (ja) 筒状ボンド磁石及びコアレスモータ
JPS5821306A (ja) 対向型多極着磁法
JPS6158455A (ja) モ−タ−
JPS6037112A (ja) 異方性複合磁石の製造方法