JPS6223489Y2 - - Google Patents

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JPS6223489Y2
JPS6223489Y2 JP1981168000U JP16800081U JPS6223489Y2 JP S6223489 Y2 JPS6223489 Y2 JP S6223489Y2 JP 1981168000 U JP1981168000 U JP 1981168000U JP 16800081 U JP16800081 U JP 16800081U JP S6223489 Y2 JPS6223489 Y2 JP S6223489Y2
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JP
Japan
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forceps
blood
drug solution
conduit
tube
Prior art date
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JP1981168000U
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JPS5873248U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は血液導管途中に設けて薬液の注入等の
作業を行うためのT管に関する。
従来一般に用いられている血液導管のT管は、
第1図に示す如く、内部を貫通する血液流路aと
その両端開口b,cを形成している血液導管接続
部d,eと、前記血液流路aに対して直角方向に
連通する開口fを有して所要長さ延びたチユーブ
接続部gとからなる本体を一体成形にて形成し、
前記チユーブ接続部gに、所要長さの鉗手用チユ
ーブhの一端を挿入して接着iし、また鉗子用チ
ユーブhの他端に、薬液導管jを挿入して接着k
するようにした構成を有している。
しかしながら、上記従来装置においては、チユ
ーブ接続部gに鉗子用チユーブhを挿入して接着
iし、更に該鉗子用チユーブh端部に薬液導管j
を挿入して接着kするようにしているので、鉗子
用チユーブhの肉厚が必然的に薄くなつて弾力が
低下することになり、そのために鉗子用チユーブ
hを鉗子lで挾み付けて閉塞を行い、その後鉗子
lを外した際の復帰が悪く、特に長時間閉塞を行
つた後に鉗子lを外しても鉗子用チユーブhが接
続してつぶれたまま元に戻らず薬液が注入できな
いというような事態がしばしば生じていた。ま
た、この問題を解決するためには、鉗子用チユー
ブhの肉厚を大きくとるようにすれば良いが、そ
の場合にはチユーブ接続部gの開口fの径を大き
くする必要がある。しかし、そうした場合、拡張
された開口fに薬液が溜ることになり、従つて薬
液の注入が不安定になるばかりでなく、微量の薬
液を注入する際の注入量も不安定となり、しかも
開口fに溜る分だけ薬液が無駄に使用されること
になる。更に、従来装置においては、鉗子用チユ
ーブh取付けのために、2個所の接続i,kを必
要とし、特に管径が小さい(一般に数ミリメート
ル)鉗子用チユーブ接着部は、製作に非常に手数
が掛り、且つ接着部の検査手数も増大してコスト
の高いものとなる問題があり、また接着部i,k
上を鉗子lで挾んでしまい易くそのために該接着
部i,kが離れ易くなつてしまう等、種々の問題
点を有していた。
本考案は、上記従来装置のもつ問題点を解決す
べくなしたもので、血液導管の内径に一致する口
径の血液流路の両端部に、血液導管の外径に一致
する口径の接続用開口を有した血液導管接続部
と、薬液導管の内径に一致する口径を有して前記
血液導管接続部の血液流路に直交する薬液流路の
端部に、薬液導管の外径に一致する口径の開口を
有した薬液導管接続部を有し、且つ途中外周面に
リング状突起を有した鉗子装着部を有する薬液注
入管を、一体成形にて構成したことを特徴とする
血液導管のT管に係るものである。
以下図面について本考案の実施例を説明する。
第2図は本考案の一例を示すもので、内部を貫
通する血液流路1とその両端開口2,3を形成し
ている血液導管接続部4,5と、該血液導管接続
部4,5の中間位置において、該血液導管接続部
4,5に対して直角方向に途中に鉗子装着部6を
有して所要長さ延び、且つその内部を貫通して前
記血液流路1に直角に開口する薬液流路7を有す
ると共に、その端部に薬液導管接続部8を形成し
た薬液注入管9を、一体成形にて構成する。
また、前記薬液注入管9の外周には、前記鉗子
装着部6の復元力を増大し同時に装着位置範囲を
分り易くするように所要の間隔を隔ててリング状
突起10,11を一体に形成している。また図示
した薬液流路7はテーパを有しているが、これは
一体成形する際に型から取り出し易いようにする
ためになしたものであり、これは可能ならばテー
パとしなくとも良いものである。更に、上記にお
いて、血液流路1の口径は、前記血液導管接続部
4,5に接着によつて接続する血液導管12,1
3の内径と一致し、又接続開口2,3の口径は血
液導管12,13の外径と一致するようにしてい
る。これにより、接続部における血液の流れを良
好に保持させ、血球の溶血を防止すると共に、薬
液の滞留及び空気の溜留を防止することができ
る。図中14は薬液導管接続部8に接着にて接続
する薬液導管を示す。
上記したように構成したT管は、薬液注入管9
を介して薬液の注入を行うと共に、薬液注入管9
におけるリング状突起10,11間の鉗子装着部
6を鉗子15で挾み付けて閉塞することにより、
血液導管12,13に対する薬液の注入を遮断す
ることができる。
またこのとき、血液導管接続部4,5と薬液注
入管9を一体成形して構成するようにしたので、
血液流路7の径を充分小さく(例えば血液流路1
径4mmに対して薬液流路7径1mm)とりながら薬
液注入管9即ち鉗子装着部6の肉厚を大きくとる
ことができ、よつて鉗子装着部6の弾力を増大さ
せ得るので、長時間に亘る鉗子15(第3図参
照)での閉塞によつても、鉗子15を外せば鉗子
接着部6は直ちに元の状態に復帰し、直ちに薬液
の注入を行わしめることができる。
また、血液流路7は、変化のないストレートな
流路とすることができると共に、流路径を必要な
値に小さくすることができるので、従来のような
薬液が溜つて薬液の注入状態、注入量が不安定に
なつたり薬液の無駄を生じるといつた問題がなく
なる。また本考案のT管は一体成形にて構成して
いるので、安価に実施できると共に、鉗子を装着
する部分に接着部が存在しないので接着部が離れ
易くなるといつた問題もなくなる。
更に前記実施例においては、鉗子装着部6の装
着位置範囲を分り易くするようにリング状突起1
0,11を一体に成形しているが、これは鉗子1
5の装着のための目印になるばかりでなく、鉗子
装着部6が鉗子15取外し後に、元に戻る弾力を
付加するという作用も有するものである。
尚、本考案は上記実施例にのみ限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
上述した本考案の血液導管のT管によれば、下
記の如き優れた効果を奏し得る。
(i) 血液導管接続部と薬液注入管からなるT管を
一体成形にて構成するようにしているので、薬
液注入管における鉗子装着部の肉厚を薬液流路
径を小さくした状態において大きくとることが
でき、よつて鉗子装着部の弾性復元力を増大さ
せ、鉗子取外し後の復元の悪化やつぶれたまま
接着して薬液の注入が不能になるといつた問題
を解決できる。
(ii) 血液流路径を必要な値に小さくすることがで
きるので、薬液の貯溜を防止し、薬液の注入状
態及び注入量が不安定になつたり、薬液の無駄
を生じるというようなことがない。
(iii) 一体成形にて構成しているので、製作手数を
削減してT管を安価に提供することができる。
(iv) 鉗子を装着する部分に、従来のような接着部
が存在しないので、鉗子の挾み付け作用により
接着部が離れ易くなるといつた心配もない。
(v) 鉗子装着部にリング状突起を一体成形するよ
うにしているので、鉗子装着部の復元力を更に
増大させることができると共に、鉗子装着位置
の目印として取扱い性を良好にできる。
(vi) 血液導管接続部に接続する血液導管の内径と
血液流路の径を一致させることにより、血液の
流れを良好に保持でき、且つ同様に薬液等の滞
留を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のT管の一例を示す切断面図、第
2図は本考案の一実施例を示す切断面図、第3図
は第2図の使用状態を示す説明図である。 1は血液流路、4,5は血液導管接続部、6は
鉗子装着部、7は薬液流路、8は薬液導管接続
部、9は薬液注入管、10,11はリング状突
起、15は鉗子を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 血液導管の内径に一致する口径の血液流路の両
    端部に、血液導管の外径に一致する口径の接続用
    開口を有した血液導管接続部と、薬液導管の内径
    に一致する口径を有して前記血液導管接続部の血
    液流路に直交する薬液流路の端部に、薬液導管の
    外径に一致する口径の開口を有した薬液導管接続
    部を有し、且つ途中外周面にリング状突起を有し
    た鉗子装着部を有する薬液注入管を、一体成形に
    て構成したことを特徴とする血液導管のT管。
JP16800081U 1981-11-11 1981-11-11 血液導管のt管 Granted JPS5873248U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16800081U JPS5873248U (ja) 1981-11-11 1981-11-11 血液導管のt管

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JP16800081U JPS5873248U (ja) 1981-11-11 1981-11-11 血液導管のt管

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Publication Number Publication Date
JPS5873248U JPS5873248U (ja) 1983-05-18
JPS6223489Y2 true JPS6223489Y2 (ja) 1987-06-15

Family

ID=29960051

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JP16800081U Granted JPS5873248U (ja) 1981-11-11 1981-11-11 血液導管のt管

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Families Citing this family (1)

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JP2006129884A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Kawasumi Lab Inc 混注部材、接続部材及び医療用具

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JPS5873248U (ja) 1983-05-18

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