JPS62231841A

JPS62231841A - 油圧操作式ギヤ変速装置

Info

Publication number: JPS62231841A
Application number: JP7495586A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Nishida; 哲也西田; Tokijiro Senoo; 妹尾　常次良
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1986-03-31
Filing date: 1986-03-31
Publication date: 1987-10-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、変速用油圧クラッチへの圧油供給系統に供給
油圧を制御する機構を設けて、円滑な油圧クラッチ作動
を得られるように構成した油圧操作式クラッチ変速装置
に関する。

〔従来の技術〕

この種の油圧操作式ギヤ変速装置において、従来は、圧
油供給系統に絞り弁及びアキュムレータ等の供給油圧制
御機構を介装して、両者の供給油圧を漸時昇圧する制御
作用によって、零圧からクラッチ作動圧まで順次昇圧し
、クラッチの円滑な接続特性が得られるように構成して
いた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

又、車体の走行系に上記構成の供給油圧制御機構を設け
てあるものについて考察するに、通常、油圧操作系に供
給される圧油はエンジンに直結した油圧ポンプから供給
されるため、エンジンを高速回転に設定して、車体を走
行させようとした場合には、零圧からクラッチ作動圧ま
での昇圧が短時間に行われることになって車体を急発進
させることがあり、逆にエンジンが低速回転に設定され
た状態では車体の発進が緩慢になることがある。

又、車体の発進時以外に、走行時に行う変速操作時にも
、前述と同様の理由から車体にショックを発生させ、あ
るいは、変速が緩慢に行われ、又、地面の状態によって
生ずる走行抵抗の大きさによっても、前述のような不都
合を生ずる場合もある。

本発明の目的は合理的な改造によって、零圧からクラッ
チ作動圧までの昇圧時間を調節し、円滑なりラッチ作動
特性を維持する変速装置を得る点にある。

Ｃ問題点を解決するための手段〕本発明の特徴は、変速用油圧クラッチへの圧油供給系に
、電磁比例減圧弁を設けると共に、クラッチオン作動時
における初期昇圧速度が走行車体の加速度に応じて調節
されるよう、電磁比例減圧弁と連係する加速度検出手段
を設けてある点にあり、その作用、及び効果は次の通り
である。

〔作　用〕

つまり、クラッチが圧油によって操作される際には、供
給される圧力が作動圧に達すると前の半クラツチ状態に
時点で生ずる車体の速度変化、つまり、加速度に応じて
電磁比例減圧弁が、大きい加速度の場合には減圧方向に
絞られ、又、小さい加速度の場合には増大方向に開放さ
れるため、作動圧に達する時間が適度に設定されるので
ある。

〔発明の効果〕

従って、電磁比例減圧弁と、加速度検出手段とを設ける
という改造によって、クラッチの操作時には常に、円滑
でしかも、入り状態になるまでの無駄時間が短縮され、
良好な作動特性を維持する変速装置が得られた。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図はトラクタの装備のミッションケース（Ｍ）内の
伝動構造を示し、エンジン（Ｅ）に連動連結させた入力
軸（１）と走行用第１伝動軸（２）とに亘って、４段切
換自在なシンクロメツシュ式主ギヤ変速装置（Ｈｌ）を
設け、第１伝動軸（２）と走行用第２伝動軸（３）との
間に、摩擦板式伝動クラッチ（Ｃ）を設け、第２伝動軸
（３）の出力を正逆転変更するシンクロメツシュ式前後
進ギヤ変速装置（ＯＸ）、それからの出力を高低２段に
切換自在なシンクロメツシュ式第１副ギヤ変速装置（＋
１３）、及び、それからの出力を高低２段に切換自在な
第２副ギヤ変速装置（Ｈ４ンの夫々を設け、そして、第
２副ギヤ変速装置（Ｈ４）の出力を後輪（４）の差動機
構（４Ａ）、及び、前輪（５）の差動機構（５Ａ）に伝
動させるように構成しである。

前記入力軸（１）の動力を４段に変速して動力取出用伝
動軸（６）に伝動するシンクロメツシュ式ギヤ変速装置
（７）を設けると共に、伝動軸（６）と動力取出軸（８
）との間に、摩擦板式伝動クラッチ（９）を設け、もっ
て、動力取出軸（８）を変速できるように構成しである
。

次に、走行用伝動系に対する変速操作構造について、第
１図及び第２図に基づいて詳述する。

すなわち、主ギヤ変速装置（１１υに、択一的に作動さ
れる変速用シフター操作用油圧シリンダ（ＩＯＡ）　、
　（ＩＯＢ）の２個を付設すると共に、前後進ギヤ変速
装置（１１□）及び第１副ギヤ変速装置（Ｈ３）の夫々
に、変速シフター掻作用油圧シリンダ（１１）　、　（
１２）の１個を付設し、そして、前記伝動クラッチ（Ｃ
）に、入り操作用の油圧シリンダ（１３）を付設しであ
る。

前記主ギヤ変速用油圧シリンダ（ＩＯＡ）　、　（１０
Ｂ）及び前記第１副変速用油圧シリンダ（１２）夫々に
対する主制御弁（Ｖυ、並びに、前記前後進変速用油圧
シリンダ（１１）に対する補助制御弁（Ｖりを、油圧ポ
ンプ（１６）に並列接続しである。そして、前記各油圧
シリンダ（１０＾）・・のピストンを摺動スプールとし
て兼用利用する状態で３位置切換弁（ｓ、）　、　（ｓ
ｚ）　、　（Ｓｏｌ）　、　（ｓ４）の４個を構成し、
前後進変速用油圧シリンダ（１１）にて構成した切換弁
（Ｓｌ）からの圧油クラッチ操作用油圧シリンダ（１３
）に供給する油路（１４）を設けると共に、その油路（
１４）を開閉するためのパイロット圧操作式切換弁（Ｔ
＋）　、（Ｔｚ）　、（Ｔｉ）の３個を、直列状に並べ
る状態で、且つ、主ギヤ変速用油圧シリンダ（１〇八）
、（ＩＯＢ）及び第１副変速用油圧シリンダ（１２）の
夫々にて構成した切換弁（Ｓｚ）　、（Ｓａ）及び（Ｓ
２）からの圧油にて操作される状態で設け、もって、ク
ラッチ操作用シリンダ（１３）の作動を制御する弁（Ｓ
ｌ）、　（ＴＩ）　、　（Ｔｚ）　、　（Ｔ３）を、主
ギヤ変速装置（１１υ、前後進ギヤ変速袋Ｗ（１１□）
、及び、第１副ギヤ変速装置（■、）の伝動状態におい
てのみ入り操作位置に切換えるべく、変速操作に伴って
自動的に切換操作されるように構成しである。

但し、主ギヤ変速装置（ＩＩ　１　）の２個の油圧シリ
ンダ（ＩＯＡ）　、　（ＩＯＢ）の一方を変速側に操作
した状態において、他方の油圧シリンダを変速中立位置
に圧油によって操作保持させるように構成しである。又
、第２副ギヤ変速装置（Ｈ４）には、変速レバーにて操
作自在なシフターを付設しである。さらに、動力取出軸
（８）に対する変速装置（７）、及び、伝動クラッチ（
９）を、上述の走行用変速構造と同様に油圧操作するよ
うに構成しである。

主及び補助制御弁（Ｖｌ）　、　（ｖｉ）並びにクラッ
チ作動制御弁（Ｓｌ）、　（ＴＩ）、　（ｒｚ）　、　
（ｈ）よりも流路上手側に、メインリリーフバルブ（１
５）を付設すると共に、それからの排油を潤滑のために
伝動クラッチ（Ｃ）に供給させるようにしである。

但し、図中、（Ｎ）及び（Ｆ４）乃至（Ｆ、）の夫々は
、主制御弁（ｖｌ）の操作位置を示し、又、（Ｆ）及び
（Ｒ）は、補助制御弁（Ｖりの操作位置を示す。

第１図に示すように、圧油供給系統でクラ、７チ作動制
御弁（Ｔ３）と油圧クラッチ（Ｃ）との間では、電磁比
例減圧弁（１７）が設けられており、その構造を第３図
に基づいて詳述すると、左右に揺動可能なスプール（１
８）の一端側にソレノイドコイル（１９）、及び、他端
側に油圧ボー）　（２０Ｐ）　。

（２０Ｃ）　、　（２０Ｔ）を形成するとともに、スプ
ール（１８）の肉厚内に油圧ボート（２０Ｃ）及びスプ
ール（１８）先端側圧力室（２１）とに連通可能な通路
（２２）を形成し、もって、ソレノイドコイル（１９）
によって押出力（Ｆ）を受けたスプール（１８）の移動
によって、油圧ボート（２０Ｐ）　、　（２０Ｃ）が連
通状態になり、この連通状態になることによって、ボー
ト（２０Ｐ）からボート（２０Ｃ）に圧油が供給され、
このボー）　（２０Ｃ）に供給された圧油が通路（２２
）を通って圧力室（２１）に導入され、スプール（１８
）を前記押出力（Ｆ）に抗して、力（ｆ）で現状復帰さ
せようとし、両者（Ｆ）　、　（ｆ）がつり合った所で
スプール（１８）は静止し、ボー１−　（，２０Ｃ）圧
力が設定され、この設定された圧油が油圧クラッチ（Ｃ
）に送られることになる。つまり、ソレノイド（１９）
の励磁電圧に比例した圧力調整が可能である。

従って、この電磁比例減圧弁（１７）に対して、この励
磁電圧を自動制御するマイコンを内蔵した制御回路（２
３）によって操作され、又、該制御回路（２３）には車
体に備えた加速度センサ（２４）からの信号が入力され
る。

又、前記加速度センサ（２４）は増速、減速の両方向の
加速度（α）を検出できるよう構成されると共に、前記
制御回路（２３）は両顎速度（α）の値が予め設定され
た値の幅に対して、夫々大あるいは小に達した場合に前
記電磁比例制御弁（１７）を操作するようフィードバッ
ク操作構造に構成されている。

尚、制御回路（２３）の作動は第４図に示すフローチャ
ートに従って行われ、増速あるいは減速方向の加速度（
α）の値が夫々設定された値の幅内に収まれば、電磁比
例弁（１７）の操作が行わないように構成されている。

〔別実施例〕

尚、この主の油圧操作式ギヤ変速装置はトラクタの走行
変速に用いるのが最適であり、コンバイン等の各種農作
業車及び一般機械にも適用可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る油圧操作式ギヤ変速装置の実施例を
示し、第１図は該変速装置を作動させる油圧回路図、第
２図は農用トラクタの伝動構造を示す概略図、第３図は
電磁比例減圧弁の一部切り欠き側面図、第４図は電磁比
例減圧弁に対する制御パターンを示すフローチャートで
ある。（１７）・・・・・・電磁比例減圧弁、（２５）・・・
・・・加速度検出手段、（Ｃ）・・・・・・変速用油圧
クラッチ。

Claims

【特許請求の範囲】

変速用油圧クラッチ（Ｃ）への圧油供給系に、電磁比例
減圧弁（１７）を設けると共に、クラッチオン作動時に
おける初期昇圧速度が走行車体の加速度に応じて調節さ
れるよう、電磁比例減圧弁（１７）と連係する加速度検
出手段（２５）を設けてある油圧操作式ギヤ変速装置。