JPS62230908A - 鉄鉱石の溶融還元方法 - Google Patents

鉄鉱石の溶融還元方法

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JPS62230908A
JPS62230908A JP7526086A JP7526086A JPS62230908A JP S62230908 A JPS62230908 A JP S62230908A JP 7526086 A JP7526086 A JP 7526086A JP 7526086 A JP7526086 A JP 7526086A JP S62230908 A JPS62230908 A JP S62230908A
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JP
Japan
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iron
iron ore
hot metal
temperature
temp
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Pending
Application number
JP7526086A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihide Hikosaka
彦坂 明秀
Shuzo Ito
修三 伊東
Isao Kobayashi
勲 小林
Shigeki Sasahara
笹原 茂樹
Yukio Watanabe
幸夫 渡辺
Mamoru Aoki
守 青木
Shunichi Mizukami
水上 俊一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄鉱石や予備還元鉄鉱石等を溶融還元する方
法に関し、詳細には該溶融還元機能を発揮させつつ優れ
た脱P機能を発揮させることに成功した溶融還元方法に
関するものである。
[従来の技術] 高炉によらないで銑鉄を製造する技術としていわゆる直
接製鉄法が脚光を浴びつつある。この様な技術としては
特公昭57−40883号公報を挙げることができる。
該公知方法は、鉄浴式溶融還元炉内に鉄鉱石及び炭素源
を投入してこれらを団鉱とすると共に、上記鉄浴中に生
石灰を加えつつ連続的に酸素吹錬を行なおうとするもの
であって、低品位石灰の使用を可能にする他、短時間吹
錬作業を実現する等のメリットを有し、実操レベルにお
いても貴重な技術として評価されている。
しかし溶融還元炉から出銑された溶銑の成分組成につい
ては必ずしも繊細な配慮がなされておらない様である。
即ち上記溶銑中のP濃度やS濃度は、例えば0.058
%、 0.148%という様に通常の高炉に比べてかな
り高い値であり、出銑後に脱P処理や脱SIA理を行な
うことは不可欠である。溶銑に対するこれらの処理は転
炉操業前に行なわれる予mIA理として一般化している
が、P iIA度やS濃度が高いときには予備処理の負
荷が高くなる。
従ってもし上記溶融還元プロセス自体にある程度の脱P
機能や脱S機能を発揮させることができるならば、予備
処理負荷を軽減することができるはずである。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明はこうした要望を満たすべくなされたものであっ
て、溶融還元処理中の脱P反応を飛躍的に進行させると
共に、鋼種によっては溶銑に対する脱PIA理を省略す
ることができる様な鉄鉱石溶融還元法を提供しようとす
るものである。
[問題点を解決する為の手段] 本発明に係る鉄鉱石の溶融還元方法とは、鉄鉱石又は予
備還元鉄鉱石、炭素買物質、造滓剤、酸素を鉄浴式溶融
還元炉に導入して上記鉄鉱石を溶融還元するに当たり、
出銑時の溶銑中の[C]濃度を3.5重量%以上とする
と共に、出洗温度を、当該溶銑組成の液相線温度より2
00℃以上高い温度で且つ1450℃以下に保持して操
業するところにその要旨が存在するものである。
[作用] 本発明は、上述の如<(1)出銑時の溶銑中の[C]濃
度を3.57[量%以上とする点、(2)溶銑の温度を
、1450℃以下で且つ上記溶銑組成の液相線温度より
200℃以上高い温度に保持する様に規定した点に特徴
を有するものである。以下夫々について説明する。
(1)上記[c ] ]14度を3.5重量%以上とし
た点について: 溶銑[P]濃濃度1炭炭原単、生石灰原単位及びスラグ
量が溶銑中の[C]濃度によってどの様な影響を受ける
かについて、これらを定量的に把握することを目的とし
て多数の実験的データを整理したところ第1図に示す様
な結果が得られた。
本発明者等は、出銑後の脱P工程を省略するには出銑時
の[P]濃度を大略0.025%以下とすることが必要
であることに鑑み、[C]濃度を3.5重量%以上(ま
たこの様に規定してやることによって溶銑の温度を14
50℃以下とすることができる)とすることが不可欠で
あることを知った。
(2)溶銑温度を、上記溶銑組成の液相線温度より20
0℃以上高い温度で1450℃以下に保持する様に規定
した点について: 脱Pは、溶銑からスラグへの燐酸化物の移行によって進
行するが、これは、高炉製鉄法における溶銑については
該溶銑温度が低いほどスムーズに進行することが知られ
ている。しかしこのことは、スラグ量の多い溶融還元法
においては必ずしも十分に確認されていない。そこでこ
れを確認すべく種々の検討を行なったところ、溶融還元
法についてもやはり低温条件が有利であることを知った
。具体的には上記(1)の条件である[C]濃度≧3.
5 Ji量%を満たす様な溶融還元条件を設定して溶融
還元を行ない、[P]濃度と温度との関係を調査した。
その結果1450℃以下であれば[P]濃度を所望値(
出銑後説P工程を省略できる程度の濃度: 0.025
重量%)以下にすることができることが分かった。
ところが本発明者等は、1450℃以下の溶銑を次工程
へ導入するに当たって新たな問題が生じることを知った
。即ちその問題とは、出銑・出滓時、溶銑の脱S時、リ
レードル時等に溶銑温度が降下することである。そこで
本発明者等はこの温度降下を考慮して当該溶銑組成の液
相線温度より200℃以上高い温度に保持することとし
たのである。具体的には、Fe−C状態図において夫々
の[C]濃度(3,5重量%以上)と上記液相線との交
点より200℃以上高い温度を下限とすることとした。
以上、溶銑の[C]濃度及び溶銑温度に着目して説明し
てきたが、脱Pに影響を与える要因としては、(A)ス
ラグ塩基度、(B)溶銑の攪拌混合特性等が挙げられる
ので、以下これらについて説明する。
(八)スラグ塩基度(Cab/Stow)について:溶
融還元法においては、鉄鉱石や炭材がそのまま使用され
るので、溶融還元炉中には極めて多量の脈石分及び灰分
が存在し、スラグ量が極めて多量になる(スラグ量は、
塩基度が2.0程度と低い場合でも400 kg/lに
も達する)。しかも該スラグは酸性側に傾いているから
、スラグを脱Pに都合のよい高塩基度のものまで高める
には塩基性のスラグ形成剤を多量に添加してやる必要が
ある。
このことはスラグ量の一層の増大を招き、溶融還元の銑
鉄生産性や収率等を著しく低減させる。
従って銑鉄生産性等に鑑みるとスラグ塩基度は1.7〜
2.0 (1,7未満では脱P能が劣り、2.0を超え
るとスラグ量が過大になる)の範囲とすることが好まし
いが、上記生産性等に格別の配慮を払う必要がない場合
には、1.7〜2.0の範囲を逸脱しても良い。尚1.
7〜2.0とした場合、上述の如く脱P反応自体にとっ
ては最適条件であるとはいえないから、前記溶銑温度条
件(上限を1450℃とした点)は極めて意義深い条件
であるということができる。
(B)溶銑の攪拌混合特性等について:本発明において
は、酸素が鉄浴式溶融還元炉へ導入されるので、該導入
動作に伴なって溶銑が攪拌される。従って脱Pに必要な
燐と酸素の接触は、該攪拌によって保証されるのである
が、攪拌に格別の工夫を凝らすことによって、上記接触
効率をより高めることができ、これに伴なって脱P効果
の飛躍的向上を達成することができる。底吹きの採用等
が挙げられる。
以下本発明の実施例を挙げることによって本発明を具体
的に説明するが本発明は該実施例のみに限定される性質
のものではなく、必要に応じて種々の変形が可能である
[実施例] 下記第1表に示す石炭及び下記第2表に示す予備還元鉄
鉱石を使用して操業した。
定常運転時においては、鉄浴式溶融還元炉における溶銑
のC濃度が4重量%、温度が1400℃となる様に、鉄
浴底部の羽口より石炭(412kg/l)及び純酸素(
218Nm’/l )を吹込みつつ、一方では鉄浴上部
から還元鉄ベレット(金属化率92%、  103 s
kg/l)及び生石灰(82kg/l)を装入する。ま
た上記鉄浴上部へは上吹ぎランスを用いて2次燃焼用酸
素を51 Nm’/lの割合で吹き込む、溶融還元後に
おける溶銑及びスラグ組成を夫々第3表及び第4表に示
した。
第   3   表 (重量%) 溶銑温度1405℃、スラグ塩基度1.78゜(T、 
Fe)3.98重量%の条件において、溶銑[P]濃度
は0.020重量%であった。尚スラグ量は1 a 9
 kg/l、  2次燃焼率は15%、排ガス温度は1
504℃であった。
[発明の効果] 本発明は上述の如く構成されているので、脱P能を飛躍
的に向上させることができると共に、これによって脱P
処理の負荷を軽減することができ、鋼種によっては脱P
処理工程を省略することができ、溶融還元以後の効率向
上に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は溶銑[P]濃濃度2炭炭原単、生石灰原単位、
スラグ量等と溶銑中[C]濃度の関係を示すグラフであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄鉱石又は予備還元鉄鉱石、炭素質物質、造滓剤
    、酸素を鉄浴式溶融還元炉に導入して上記鉄鉱石を溶融
    還元するに当たり、出銑時の溶銑中の[C]濃度を3.
    5重量%以上とすると共に、出洗温度を、当該溶銑組成
    の液相線温度より200℃以上高い温度で且つ1450
    ℃以下に保持して操業することを特徴とする鉄鉱石の溶
    融還元方法。
JP7526086A 1986-04-01 1986-04-01 鉄鉱石の溶融還元方法 Pending JPS62230908A (ja)

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JP7526086A JPS62230908A (ja) 1986-04-01 1986-04-01 鉄鉱石の溶融還元方法

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JPS62230908A true JPS62230908A (ja) 1987-10-09

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ID=13571070

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JP7526086A Pending JPS62230908A (ja) 1986-04-01 1986-04-01 鉄鉱石の溶融還元方法

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JP (1) JPS62230908A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5078785A (en) * 1989-09-04 1992-01-07 Nippon Steel Corporation Method of operating in-bath smelting reduction furnace
WO2023100707A1 (ja) * 2021-11-30 2023-06-08 Jfeスチール株式会社 金属鉄の製造方法

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