JPS6223025B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6223025B2
JPS6223025B2 JP52042617A JP4261777A JPS6223025B2 JP S6223025 B2 JPS6223025 B2 JP S6223025B2 JP 52042617 A JP52042617 A JP 52042617A JP 4261777 A JP4261777 A JP 4261777A JP S6223025 B2 JPS6223025 B2 JP S6223025B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
fluorine
manufactured
ink
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52042617A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53128404A (en
Inventor
Denkichi Sasage
Takashi Takashima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP4261777A priority Critical patent/JPS53128404A/ja
Publication of JPS53128404A publication Critical patent/JPS53128404A/ja
Publication of JPS6223025B2 publication Critical patent/JPS6223025B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油性インキ組成物、更に詳しくはその
筆記跡が耐水性及び耐油性に優れた油性インキに
関するものである。
従来油性マーカーは、その筆記跡が耐水性かつ
耐光性に富むことから広く紙、プラスチツクフイ
ルム、金属、ガラスのマーキングに使用されてい
る。しかし、有機溶剤である油が付着した場合、
油性マーカーの筆記跡を溶解しマーキングの目的
が達成できない場合がある。すなわちインキに使
用している染料、樹脂は一般に有機溶剤、油類例
えば機械油などの炭化水素系、高級脂肪酸やその
エステル類に可溶のために接触した場合マーキン
グ部が不鮮明になる欠点を有していた。
本発明者らは、油性マーカーの耐油性の向上を
目的として鋭意研究した結果、従来の油性インキ
に弗素系界面活性剤を添加することにより容易に
その目的を達成することに成功した。
繊維や布に耐水性、耐油性を付与するために弗
素系樹脂のエマルジヨンを使用している。弗素系
樹脂は弗素化アクリル酸エステル、弗素化メタク
リル酸エステルのポリマーであることから、アル
コール類、ケトン類、エステル類、芳香族炭化水
素類、脂肪炭化水素類の一部に選択的に溶解す
る。しかし油性インキに使用した場合、その溶解
度から完全に溶解しないことと樹脂であることか
ら溶解しても粘度上昇し、インキの吐出しが円滑
でない。これに対して弗素系界面活性剤の場合、
油性インキ中0.1重量%使用しても耐水性はもと
より耐油性が向上することを見出したのである。
この弗素系界面活性剤を油性インキに添加するだ
けでよく、アニオン系、ノニオン系、カチオン系
両性の界面活性剤が使用できる。
本発明は一般に油性マーカーに使用しているイ
ンキがそのまゝ使用できる。従つて、油性マーカ
ーインキの染料としては、C.I.ソルベントエロー
2,同6,同14,同15,同16,同19,同21,C.I.
ソルベントオレンジ1,同2,同5,同6,同
14,同37,同40,C.I.ソルベントレツド1,同
3,同8,同23,同24,同25,同27,同30,同
49,同81,同82,同100,C.I.ソルベントバイオ
レツト8,同13,同14,同21,同27,C.I.ソルベ
ントブルー2,同11,同12,同25,同35,同36,
同55,同73,C.I.ソルベントグリーン3,C.I.ソ
ルベントブラウン3,同5,同20,同37,C.I.ソ
ルベントブラツク3,同5,同7,同22,同23,
C.I.ジスパーズレツド9,C.I.ジスパーズバイオ
レツト1や酸性染料の金属錯塩が使用できる。染
料をマーキングした時に紙,布,ガラス,金属,
プラスチツクフイルム上に固着せしめる樹脂とし
ては、ロジン、マレイン酸変性ロジン、アルキツ
ド樹脂、脂肪酸変性アルキツド樹脂、アルキルフ
エノールノボラツク樹脂、石油系炭化水素樹脂な
どが使用できる。溶剤としては、芳香族炭化水素
系としてベンゼン、トルエン、キシレンなど、脂
肪族炭化水素としてペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、ノナン、デカンやシクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキ
サン、エチルシクロヘキサン、ジエチルシクロヘ
キサンなどを使用する。必要なら他の溶剤、例え
ばアルコール系、ケトン系、エステル系の溶剤を
混合して使用することもできる。油性インキ組成
物中の各組成の最適量は、染料は2〜20重量%、
樹脂は5〜20重量%、溶剤は50〜90重量%であ
る。
本発明の骨子である弗素界面活性剤としては、
弗素含有アニオン系活性剤としては住友3M社製
のFC―95,FC―98,FC―128,FX―161や(株)ネ
オス社製のフタージエント100、フタージエント
150、弗素含有カチオン系活性剤としては住友3M
社製のFC―134、(株)ネオス社製のフタージエント
300、弗素含有ノニオン系活性剤としては住友3M
社製のFC―170,FC―176、(株)ネオス社製のフタ
ージエント200、弗素含有両性活性剤としては(株)
ネオス社製のフタージエント400が使用できる。
これら弗素系界面活性剤の使用量は0.1〜5重量
%が必要である。0.1重量%以下では耐油性がな
く、5重量%以上では界面活性剤の性質が強く表
われ、耐油性、更に耐水性を損なう。
次に実施例を用いて具体的に説明する。実施例
中部とあるのは重量部を表わすものである。
実施例 1 キシレン 78部 ブタノール 2部 オレイン酸 3〃 エステルガム(変性ロジン樹脂) 8〃 C.I.ソルベントブラツク7 10〃 (オリエント化学(株)製 ニグロシンベースEX) ノニオン系弗素含有界面活性剤 1部 ((株)ネオス製 フタージエント200) 上記成分を常温でかきまぜることにより黒色油
性マーカーインキを得た。比較例1として、実施
例1の成分からフタージエント200を除いた黒色
マーカーインキを調製した。両インキをフエルト
ペンに充填しガラス板に筆記し、10分間常温で乾
燥した。その筆記跡にオレイン酸メチルを0.5ml
滴下し、1時間放置し、東洋濾紙No.51にて滴下し
たオレイン酸メチルを吸いとつた。実施例1の方
はオレイン酸メチルの方にインキは溶け出してい
なかつたが、比較例1の方は黒色のインキがオレ
イン酸メナルに溶け出したのが観察できた。
実施例 2 キシロール 50部 ブタノール 30〃 ガムロジン 1〃 オクチルフエノールノボラツク樹脂 4〃 (日立化成(株)製 ヒタノール1133) 両性弗素含有界面活性剤 3〃 ((株)ネオス製 フタージエント400) 油溶性染料 10〃 (オリエント化学(株)製 バリフアストブラツク
#3806) 油溶性染料 2部 (オリエント化学(株)製 バリフアストエロー
#3104) 上記成分を常温でかきまぜることにより黒色油
性マーカーインキを得た。比較例2として、実施
例2の成分からのフタージエント400を添加しな
い黒色油性マーカーインキを調製した。両インキ
をサインペンに充填しアルミニウム片に筆記し、
30分間放置して乾燥した。その各々の筆記跡にオ
クタン0.5mlを滴下し、5時間後東洋紙No.51にて
滴下したオクタンを吸いとつた。実施例2の方に
は黒色インキが溶け出さなかつたが、比較例2の
方は黒色インキが溶け出したのが観察された。
以上で説明したように、耐油性に優れているこ
とから油性マーカーの使用分野を広げることがで
きる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 油溶性染料、油溶性樹脂、脂肪族炭化水素及
    び/又は芳香族炭化水素を主成分とする油性イン
    キにおいて、弗素系界面活性剤を0.1〜5重量%
    添加することを特徴とする油性インキ組成物。
JP4261777A 1977-04-15 1977-04-15 Oily ink composition Granted JPS53128404A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4261777A JPS53128404A (en) 1977-04-15 1977-04-15 Oily ink composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4261777A JPS53128404A (en) 1977-04-15 1977-04-15 Oily ink composition

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53128404A JPS53128404A (en) 1978-11-09
JPS6223025B2 true JPS6223025B2 (ja) 1987-05-21

Family

ID=12640971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4261777A Granted JPS53128404A (en) 1977-04-15 1977-04-15 Oily ink composition

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5665060A (en) * 1979-10-31 1981-06-02 Pentel Kk Oil ink
JPS59159863A (ja) * 1983-03-01 1984-09-10 Daikin Ind Ltd 印刷インク用組成物
JPS63178177A (ja) * 1987-01-19 1988-07-22 Mitsubishi Pencil Co Ltd 油性インキ
JP2006124562A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Pilot Ink Co Ltd 記録媒体表記面用マーキングペンインキ組成物及びそれを内蔵したマーキングペン

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53128404A (en) 1978-11-09

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