JPS62230002A - Ptc素子の製造法 - Google Patents

Ptc素子の製造法

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JPS62230002A
JPS62230002A JP7372786A JP7372786A JPS62230002A JP S62230002 A JPS62230002 A JP S62230002A JP 7372786 A JP7372786 A JP 7372786A JP 7372786 A JP7372786 A JP 7372786A JP S62230002 A JPS62230002 A JP S62230002A
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plate
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、電気抵抗素子の製造法に関し、より詳細に
は湿度上昇に伴って比較的狭い潤度領域で電気抵抗が怠
増する性質(PTC特性(Positive tes+
perature coefficient> )を有
する抵抗素子すなわち、PTC索子の製造法に関する。
(従来技術) PTC特性を有する物質は、一定の温度に上昇Tると発
熱が止まるヒータ、正特°性サーミスタ(prc tt
+criister) 、感熱ヒンサ、乾電池などで短
絡したとき回路を開き他方その短絡が取り除かれたとき
回路が閉じる保護素子などに利用することができる。し
たがって、P T C特性を有する物質のjf1発が従
来から進められ、現在8 a T i O3に1価また
は3価の金属酸化物を添加したもの、ポリエチレンなど
の結晶性重合体に電導性物質が分散されたものなどがあ
る。
従来、PTC特性を有する抵抗素子(以下、PTC素子
と略す)は、第3図に示すようにPTC特性を有する物
質2と、これを挟持する電極板3aおよび3bと、電極
板に接続されたリード板4aおよび4bとからなる。
従来、PTC素子は次のようにして製造されている。P
 T C特性を有する(PTC組成物)をまず調製し、
このPTC組成物をフィルム状に成形し、フィルムの上
下に金属箔の電極を熱圧着して積層体を形成する。この
積層体を所定の寸法に切断し、この積層体の電極表面に
リード板を半田付1ノなどで溶接してPTC素子を製造
する。
PTC素子として好ましい特性は、高温で抵抗値(ピー
ク抵抗)が大きいことと共に、室温で100mΩ以下の
低い抵抗値(室温抵抗)を右することである。この室温
抵抗の低減化のために、PTC組成物中のカーボンブラ
ック(導電性粒子)の充填量を増量することが考えられ
るが、充分なピーク抵抗/室温抵抗の比を得ることがで
きない。
また、PTC組成物と電極との接触抵抗、電極とリード
板との接触抵抗を低減する方法が種々提案されている(
米国特許第4.238.812号明細書、および特開昭
53−95298号公報)。
(発明が解決しようとづる問題点) PTC素子を製造する際に、従来、電極板の表面にリー
ド板を半田付けなどで溶接する。この溶接の熱によって
PTC素子、特に電極板に接するPTC組成物の一部が
熱分解し、ガス発生、PTC組成物と電極板との間の剥
離などの熱損傷が起る。この熱損傷のために室温抵抗、
特に接触抵抗が増大する問題がある。
この発明は上述の背景にもとずいてなされたものであり
、その目的とするところはPTC素子の電極板とリード
板との溶接時における。熱損傷を軽減し、接触抵抗を低
減して、低い室温抵抗を有する優れたPTC素子の製造
する方法を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上述の目的達成のために種々の試験・研
究の結果、溶接用電極とリード板との接触面積を狭くす
れば、溶接の熱損傷が以外にも少ないことを見出し、こ
の発明を完成するに到った。
すなわち、この発明のPTC素子の製造法は、PTC特
性を有する物質とこの物質を挟持する2枚の電極板とか
らなる&!1層体の一方の電極板の表面の一部に、外部
接続用リード板を重ね、溶接するに際し、リード板に覆
われていない前記電極板表面部分に、広い接触面積を持
つ溶接用電極を接触させ、他方リード板表面に、狭い接
触面積を持つ溶接用電極を接触させ、その後各溶接用電
極に通電して電極板とリード板とを溶接することを特徴
とするしのである。
この発明の好ましい態様として、溶接と同時にリード板
に圧力を電極板側にかけることができる。
この発明において用いることのできるPTC特性を有す
る物質としては、例えば、重合体と導電性粒子との混合
物がある。この重合体として、ポリエチレン、ポリエチ
レンオキシド、t−4−ポリブタジェン、ポリエチレン
アクリレート、エチレン−エチルアクリレート共重合体
、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリエーテル、ポリカプロラクタム、フッ素化
エチレン−プロピレン共重合体、塩素化ポリニレチン、
り0ロスルホン化エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、スチレンーアク
ルロニトリル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネート、ポリアセ
タール、ポリアルキレンオ“Vシト、ポリフェニレンオ
キシド、ポリスルホン、フッ素樹脂、およびこれらのブ
レンドポリマーなどが、PTC特性を有する物質の調製
に用いることができる。重合体の種類、組成比などは、
所望の性能、用途等に応じて適宜変更することができる
また、重合体に分散される導電性粒子としては、カーボ
ンブラックの他、黒鉛、スズ、銀、金、銅などの導電性
物質の粒子を用いることができる。
P T C特性を有する物質の調製に際して、上記の重
合体、導電性粒子以外に、必要に応じて種々の添加剤を
混合することができる。添加できる物質として、例えば
アンチモン化合物、リン化合物、塩素化合物および臭素
化合物などの難燃剤もしくは耐燃剤、酸化防止剤などが
ある。
この発明においてPTC特性を有する物質は、その原材
料、例えば重合体、導電性粒子、その弛添加剤を所定の
割合で混合して調製される。
この発明のPTC索子は、上述のPTC特性を有する物
質と、この物質を挟持する電極板とからなっている。こ
こで用いることのできる電極板としては、通常の電極と
して用いることのできる材料である。ここで挟持する方
法としては、導電性接着剤を用いて電極板とPTC特性
を有する物質とを接合する方法、PTC特性を右する物
質を融点近くまで加熱しこれに電極板を熱圧着する方法
などがある。
この発明において電極板とリード板との溶接は、電極板
の表面の一部に、外部接続用リード板を重ね、リード板
に覆われていない前記電極表面部分に、広い接触面積を
持つ溶接用電極を接触させ、他方リード板表面に狭い接
触面を持つ溶接用電極を接触させ、その後各溶接用電極
に通電して行なう。この発明において、溶接と同時にリ
ード板に圧力を電極板側にかけることが望ましい。これ
はリード板に電極板との溶接をより強固にするためであ
る。
この発明における溶接を、第1図および第2図を参照し
て具体的に説明する。PTC組成物2とこの組成物を挟
持する2枚の電極板3aおよび3bとからなる積層体を
準備する。この積層体の電極板3aの上面の一部に外部
接続用リード板を重ね、リード板4aに覆われていない
前記電極板表面部分に、広い接触面積を持つ溶接用電極
6を接触さUる。また、リード板4aの上面に狭い接触
面積を持つ溶接用電極5を接触させる。このような状態
にする手順は、上記に限定されず、任意である。この際
に、リード板4aに溶接用電極5で電極板3aに向けて
圧力をかけることが望ましい。
また、広い接触面を持つ溶接用電極6は、リード板4a
と接触しないが、リード板4aを囲むようなコ字状接触
面を有することが望ましい。溶接時の大電流が溶接部を
通過後、直ちに分散させてPTC組成物への熱VA傷を
できるだけ少なくするためである。
このような状態で溶接用電極5および6に通電してリー
ド板4aと電極板3aとを溶接する。溶接時、尖鋭化し
た電極5が用いられているので、第1図に例示するよう
に、大電流7は一カ所に集中し、低エネルギーで溶融す
る。例えば、5〜50w、s、好ましくは、約lQw、
sの低溶接エネルギーで行なうことができる。
溶融部分は、冷u1により凝固し、第2図に示すように
、ナゲツト8を形成する。溶接用電極を取り除き、溶接
が完了する。
この発明のPTC素子の表面に必要に応じて樹脂膜を形
成させることができる。この発明において用いることの
できる樹脂の種類は、この発明の目的に反しない限り制
限されない。その樹脂の例として、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスレチン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、ポリビニルアルコール、アクリル樹脂、フッ素
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリア
セタール樹脂、ポリフェニレンオキシド、飽和ポリエス
テル樹脂、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポ
リp−キシリレン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポ
リエステルイミド、ポリベンゾイミダゾール、ポリフェ
ニレンスルフィド、ケイ素樹脂、フェノール樹脂、尿素
樹脂、メラミン樹脂、フラン樹脂、アルキド樹脂、不飽
和ポリエ   −ステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂
、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、これらのブレンド
ポリ・マー、化学試薬との反応、放射線種かけ、共重合
体などの改質された上記樹脂などがある。これらのうち
特に好ましいものはエポキシ樹脂およびフェノール樹脂
である。
これらの樹脂には、種々の添加剤、例えば可塑剤、滑剤
、橋かけ剤、加硫剤、硬化剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、充てん剤、強化剤、補強剤、改で1剤、帯電防止剤
、難燃剤、着色剤、熱安定剤、軟化剤、粘着性付与剤、
結合剤、粘む防止剤、表面処理剤、付香剤、防カビ剤、
白アリ防除剤、ネズミ忌避剤などを添加してもよい。
この発明において用いることのできる樹脂は、少なくと
も絶縁性を有しており、好ましくは電極表面、およびP
TC物質表面に対して密着性を有している。
樹脂膜の被覆法は、この発明において特に限定されず、
例えば噴霧、塗り付け、樹脂液への浸漬などである。樹
脂膜の被覆は、少なくとも、電極で覆われていないPT
C物質表面に行なわれると共に、電極間にわたって行な
われることが好ましい。しかし、それ以外の素子表面を
被覆してもよい。
樹脂の塗布後の硬化は、化学処理、加熱、放射線照射等
の樹脂に応じた通常の方法によって実施することができ
る。樹脂膜の厚さは、樹脂の種類、素子の用途および寸
法等に応じて適宜変更することができる。
19られたPTC素子は、所定の用途に供される。
〔発明の効果〕
この発明のPTC素子の製造法によって次の効果を得る
ことができる。
リード板と電極板との溶接を、狭い接触面を持つ溶接用
電極を用いて行なうので、溶接の大電流がその箇所に集
中し、低いエネルギーで所望の発熱を溶接必要部分のみ
に限定することができる。
従って、熱を有効に溶接に用いることができ、PTC組
成物への熱損傷を最少限に抑えることができる。さらに
、溶接による熱損傷を最少限に抑えることができるので
、PTC組成物と電極板との接触抵抗を低い値に抑える
ことができ、PTC素子として優れた素子を製造するこ
とができる。
(実施例) この発明を以下の例によってより具体的に説明する。
実施例1 下記組成のPTC特性を有する物質(PTC組成物)を
調製した。
PTC組成          重量%千 合 体=8
蕃度ポリエチレン    60(東洋曹達型、 ニボOンハード5100) 3iJ%f性粒子:カーボンブラック     38(
キャボット社製、 スターリングV) 添 加 剤:酸化防1剤         2(イルガ
ノックス1010) この組成物を二本口−ルミルで混練し、さらに押出し成
形機またはロール成形機で厚さ300μのフィルムを成
形した。フィルムの上下に厚さ60μのニッケルa!i
電極で熱圧着し、積層体を形成した。好ましくは、電極
表面を粗面化し、付着性を付与する。得られた積層体を
所定の寸法(10X1 oxo、25oa+)に切断し
た。
他方、所定寸法の外部接続用リード板を準備し、これを
電極板上に重ね、さらにリード板上に、第1図に示1よ
うに、先端が細くなった溶接用電極を置いた。また、リ
ード板で覆われていない電極板の表面に広い接触面を持
つ溶接用電極を、リード板と接触しないように接触させ
た。このような状態で、溶接出力を約10w、s、通電
時間0.5〜2.0msの溶接条件で、溶接してPTC
素子を得た。
PTC素子の室温抵抗は溶接の前後で、50mΩから5
67FLΩへ6mΩの抵抗増にとどめることができた。
比較例 リード板と電極板との溶接を、半田付けにより行なった
こと以外、実施例1と同様にPTC素子を製造した。得
られたPTC素子の室温抵抗は、溶接の前後で50mΩ
から254mΩに大幅に増大した。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製造方法を説明するためのPTC素
子の断面図、第2図はこの発明の製造方法で得られたP
TC素子の断面図、第3図はPTC素子の斜視図である
。 1・・・PTC素子、2・・・PTC組成物、3・・・
電極板、4・・・リード板、5.6・・・溶接用電極、
7・・・電流路、8・・・ナゲツト。 第1図 5b 第20 !f’+3図 手−続?ItliE書 昭和61年11月−12日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、PTC特性を有する物質とこの物質を挟持する2枚
    の電極板とからなる積層体の一方の電極板の表面の一部
    に、外部接続用リード板を重ね、溶接するに際し、リー
    ド板に覆われていない前記電極板表面部分に、広い接触
    面積を持つ溶接用電極を接触させ、他方リード板表面に
    、狭い接触面積を持つ溶接用電極を接触させ、その後各
    溶接用電極に通電して電極板とリード板とを溶接するこ
    とを特徴とするPTC素子の製造法。 2、溶接と同時にリード板に圧力を電極板側にかける、
    特許請求の範囲第1項記載のPTC素子の製造法。
JP7372786A 1986-03-31 1986-03-31 Ptc素子の製造法 Expired - Lifetime JPH0690963B2 (ja)

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