JPS62229B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS62229B2
JPS62229B2 JP50144047A JP14404775A JPS62229B2 JP S62229 B2 JPS62229 B2 JP S62229B2 JP 50144047 A JP50144047 A JP 50144047A JP 14404775 A JP14404775 A JP 14404775A JP S62229 B2 JPS62229 B2 JP S62229B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
nitrogen
sputtering
film
tantalum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50144047A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5192740A (ja
Inventor
Aibaa Josefu Ingurei Shidonii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BERU NOOZAN RISAACHI Ltd
Original Assignee
BERU NOOZAN RISAACHI Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BERU NOOZAN RISAACHI Ltd filed Critical BERU NOOZAN RISAACHI Ltd
Publication of JPS5192740A publication Critical patent/JPS5192740A/ja
Publication of JPS62229B2 publication Critical patent/JPS62229B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • G02B5/285Interference filters comprising deposited thin solid films
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/06Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with metals
    • C03C17/09Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with metals by deposition from the vapour phase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/0021Reactive sputtering or evaporation
    • C23C14/0036Reactive sputtering
    • C23C14/0084Producing gradient compositions
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N97/00Electric solid-state thin-film or thick-film devices, not otherwise provided for
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2217/00Coatings on glass
    • C03C2217/20Materials for coating a single layer on glass
    • C03C2217/25Metals
    • C03C2217/263Metals other than noble metals, Cu or Hg
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2218/00Methods for coating glass
    • C03C2218/10Deposition methods
    • C03C2218/15Deposition methods from the vapour phase

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はスパツタリングした(sputtered)誘
電性薄膜に関し、更に詳しくは、1種もしくはそ
れ以上の微量の不活性気体が存在してもよい酸
素/窒素雰囲気中におけるタンタルまたはニオブ
のスパツタリングによる、そのような膜の製造方
法に関する。 普通、タンタルおよびニオブは、ドーピングお
よびその他の特性を与えるために添加される他の
気体を用いて、アルゴン雰囲気中でスパツタリン
グされる。即ちたとえば、酸素および/または窒
素をアルゴン雰囲気中に加えて、スパツタリング
された膜に種々な特性を与えることができる。作
られた膜は導電性であるが、比較的高い電気抵抗
を有し、そしてこれは抵抗体ならびに同様な電気
的および電子的な装置の製造用に使用される。 例えば、西独国出願公開第2215151号明細書に
は、圧力が約1.5×10-3トールのアルゴンの如き
スパツタリングガスと分圧が10-6トール以下の窒
素の如き反応性ガスを用いて、基体上に本質的に
金属タンタルからなる導電性タンタル膜を析出せ
しめることが記載されている。 また、西独国出願公開第1953070号明細書に
は、アルゴンスパツタリングガスが2×10-2トー
ルの圧力に保持され、酸素の分圧が10-3トール以
下であり且つ窒素が約6×10-4トールの分圧で存
在する雰囲気中で、酸素及び窒素を含むドープさ
れた電気抵抗性のタンタル膜を基体上に析出させ
ることが記載されている。 上記2つの西独国出願公開明細書に記載されて
いるように、アルゴンの如きスパツタリングガス
の存在下でタンタルをスパツタリングするときに
は、基体上に析出する膜はタンタルの金属膜又は
電気抵抗の大きな膜であり、透明な誘電性膜は実
際上得られない。 ところが、今回、本発明において、酸素及び窒
素のみからなる雰囲気中でタンタル又はニオブを
スパツタリングすると、タンタル又はニオブと酸
素、窒素とからなる透明な誘電性の薄膜が得られ
ること(透明な薄膜は析出されるタンタル又はニ
オブが充分に酸化物、窒化物及び/又は酸化窒化
物に転化された形態で存在する場合にのみ得られ
る)、そして酸素と窒素の合計圧に対する酸素の
分圧を変えると、それに伴なつて得られる膜の屈
折率及び誘電率も変化することが見い出された。 しかして、本発明は、所定の光学的および誘電
的な性質を有しかつ非導電性であるスパツタリン
グ膜を提供する。即ち、屈折率を一定にすること
ができ、また屈折率が段階的にまたは連続的に変
化している膜を提供することもできる。広義にお
いて、該膜は、N2の流量に対するO2の流量の比
(即ち便宜上 f(O)/f(O)+f(N)として示される)
を制御可能に変化 させながら、スパツタリングによつて付着させ
る。 付着した膜は低光学ロスと複屈折性とを示す。
該膜は光学的な導波体、コンデンサーおよびフイ
ルター用として特に適している。膜はまた有用な
電気―光学的性質をも示す。 本発明は、添付図面を参照しつつ説明する以下
の各種具体例の記載から容易に理解されるであろ
う。 たとえば文献(“Tantalum Thin Films”、
Academic Press、1975、by W.D.Westwood、
N.Waterhouse and P.S.Wilcox)に記載されてい
るような従来のスパツタリングされたタンタル膜
について先ず述べれば、スパツタリングされた膜
の諸性質はスパツタリング雰囲気の変化にしたが
つて変化する。典型的な例として、アルゴン中で
スパツタリングしタンタルは約17×10-6オーム・
cmの抵抗率を有しており、またスパツタリング室
中の雰囲気にO2およびN2を加えることによつて
アルゴン中でO2N2ドーピングによりスパツタリ
ングしたタンタルは約60×10-5オーム・cmの抵抗
率を有している。このような膜はしばしば陽極酸
化することによつて、より安定かつ一定の抵抗率
を与える。スパツタリング雰囲気に加えられる
O3および/またはN2は総気体量に対してほんの
少しの割合たとえば1/30〜1/100である。 特定例として酸素/窒素混合気体より成る雰囲
気中でのタンタルのスパツタリングを見ると、光
学的および誘電的性質はスパツタリング系中にお
ける反応性気体の f(O)/f(O)+f(N)気体比の変化によ
つて綿密に制御す ることができる。この比を適当に制御すれば、光
学的および誘電的性質が特定的に選ばれている膜
を作ることができる。 第1図は、f(O)/f(O)+f(N)比の
変化に伴う、ガラ ス基体上に付着された一連の膜の波長6328オング
ストロームにおける有効屈折率(β/K)の変化を示
すものであり、Taについては曲線10および1
1が、そしてNbについては曲線12および13
がそれを示している。それぞれの物質に対して2
本の曲線、即ち10と11および12と13、が
観察され、そしてこれは流量比が減少するにつれ
て、複屈折が増加することに基づいている。f
(O2)およびf(N2)は反応性気体の流量である。 光が薄膜に沿つて伝達する場合、光は膜の面に
平行な方向に伝達するのではなく、膜の上面と下
面の間を交互に反射しながら膜内を伝達する。従
つて、光は膜の面に平行に移動するよりも若干長
い距離を移動することになる。しかして、有効屈
折率(β/K)は下記式 β/K=n sinθ/2π/λ ここで、nは膜組成物の真の屈折率であ
り、θは膜中を伝達する光が膜の表面に照射
される際の入射角であり、λは光の波長であ
る により算出される値をいう。 即ち、第1図に示すように、タンタルについて
は、f(O)/f(O)+f(N)比が約1.0〜
約0.25まで減少する につれて有効屈折率は約2.1から約1.9まで変化
し、曲線10と11がそれを示している。曲線1
2と13によつて示すように、Nbについての有
効屈折率の変化は、 f(O)/f(O)+f(N)比が約1.0〜約0.2
5まで減少するにつ れて、約2.3〜2.0まで変化する。 二本の曲線10と11および二本の曲線12と
13によつて示されるように、該膜は複屈折性を
示す。 気体比を所要の屈折率を得るに必要な比に調節
することにより、特定屈折率の膜を付着させるこ
とができる。気体比を一定期間で調節することに
より、それぞれが異なつた屈折率をもつ多数の膜
を順次に付着させることができる。また、スパツ
タリングの間の気体比を連続的に変化させること
により、連続的に変化した屈折率をもつ膜を付着
させることもできる。 異なる酸素対窒素比によつて作つた3種のTa
膜に関する分散曲線、即ち屈折率対波長(λ)、
を第2図の14,15及び16で示す。なお、曲
線14,15及び16はf(O)/f(O)+f(
)がそれぞれ 0.9、0.6及び0.25のときの曲線である。Nbに関す
る分散曲線も類似している。 膜におけるロスは、膜を低ロス基体たとえばコ
ーニング7059ガラス(Corning7059glass)(登録
商標、Corning Glass Works製)上に付着させ
た場合、TE0モードについて一般に1dBより少な
いものである。光束を導波体(wave guide)の
特定域に拘束して界面ロスを減らすため、膜面に
対して垂直方向の屈折率をグレージング
(grading)することが使用されうる。屈折率のこ
のグレージングは、気体流調節による酸素/窒素
比の変化によつて膜の生成中に容易に行なわれ
る。 このグレージングは高ロス基体に対して特に利
用可能である。したがつて、たとえばソーダガラ
ス(高ロス基体)上の均質導波体におけるTE0
ードに対するロスは約9dB/cmであるのに対し、
屈折率が約2.2〜1.9である直線的にグレージング
した屈折率の導波体に関しては、ロスは約
3.5dB/cmである。 実際上のロスが低くかつ製作が容易であるた
め、該膜はたとえば周波フイルターおよび方向性
カプラーのような電気光学装置の製作に使用でき
る。本発明によりスパツタリングされた膜の複屈
折性のため、該膜は干渉フイルターへの使用に対
して特に適している。 基本的には、2種の型の干渉フイルターが存在
する。第1の型においては、透明な基体は一表面
上に順次に付着させた一連の透明な膜もしくは層
を有し、この場合該膜もしくは層は交互に高い屈
折率および低い屈折率を有する。第2の型は、上
記第1の型に関するものと同様な一連の膜もしく
は層を付着させた複屈折性の基体を有するもので
ある。第2の型のフイルターに対する基本的基体
は一般に雲母または方解石のいずれかであり、通
常、複屈折は単結晶においてのみ生ずる。雲母ま
たは方解石基体の製造は、それらが特定の厚さま
で正確に磨かれ所望の特性によつて決定づけられ
ねばならないから、緩慢かつ高価な過程である。
そのようなフイルターの代表的な例は一般にリ
オ・フイルター(Lyot filter)と呼ばれるもので
ある。複屈折はそのようなフイルターにとつて必
須であり、これは単結晶の使用によつてのみ与え
られた。 本発明の使用により、雲母または方解石の代り
にガラスを用いてその上に複屈折性膜を付着させ
ることができる。かくして、高価な複屈折性基体
は不要となり、そして膜の厚さを析出の間に容易
に調節して所望の複屈折効果を生ぜしめることが
できる。 かくして、上記のリオ型フイルターの場合、単
結晶の代りに基体の一表面上に複屈折性の層を有
するガラス基体が使用される。複屈折が単結晶基
体を用いて得られていた従来のフイルターと対比
して、本発明によれば複屈折は無定形構造を用い
て得られる。 本発明によりスパツタリングされた膜は、ま
た、コンデンサーとしての極めて良好な品質をも
有している。第3図はTaの場合の誘電性と酸
素/窒素比との間の関係を示している。同様な関
係がNbの場合も生ずる。該膜は高い誘電定数、
高い破壊電圧、および低い漏れ電流密度という特
性を有しており、したがつてコンデンサーとして
極めて適している。更に、これら特性は、スパツ
タリングの間に周囲の酸素/窒素比を調節するこ
とによつて制御することができる。 下記の表にタンタル基体に関する誘電性と酸
素/窒素比との間の関係を示す数値を示す。
【表】 上記の表において、nF=キヤパシタンス、
VBD=破壊電圧、K=誘電定数であり、漏れ電
流は25Vバイアスをかけて測定した。 漏れ電流の値2.8、25Vバイアス、および膜の
厚さ7100オングストロームから、抵抗率ρのおお
よその値は1.2×1015オーム・cmとなる。これ
は、従来法によりスパツタリングされたタンタル
膜に対して前述した約17×10-6および60×10-5
いう値とは全く異なつていることが判るであろ
う。 第4図に、例とし通常のスパツタリング系の代
表的なものである装置の一形態を示す。これは密
閉可能なハウジング30、蒸着用陰極32用の支
持体およびシールド31、回転可能な陽極33、
および回転可能な基体ホルダー34から成つてい
る。陽極33はその中に開口を有しており、この
開口は歯車36およびチエンベルト37を介して
支持体35を回転させることにより陰極32の上
方に位置せしめられる。アイドラー38はベルト
37におけるテンシヨンを保持する。 支持体35は中空であり、そして基体ホルダー
34用の支持シヤフトが支持体35を上方に通つ
て延びている。基体ホルダー34は基体の受入用
に一連の開口39を有している。開口39は陽極
33の中の開口の上方に位置せしめることがで
き、かくして開口39は装置の基礎40の下部に
あるモーター(図示せず)により支持体シヤフト
を回転させることによつて陰極32の上方に位置
せしめることができる。基礎40には、真空ポン
プ引出口41およびまた気体入口42と43があ
る。引出口41は丁番付のフラツプで覆われた開
口から成つている。該フラツプはその中に小さな
孔44を有している。第4図に示した配置におい
て、入口の一方は酸素用に使用され、そして他方
は窒素用に使用されるであろう。たとえば、酸素
は入口42に供給され、そして窒素は入口43に
供給される。酸素と窒素の供給はそれぞれ配管4
6および47によつて図示されている。酸素流の
調節弁は48で示され、窒素流の調節弁は49で
示されている。 スパツタリング操作は先ず室内の圧力を減ずる
ことから始まり、この場合ポンプ引出口41のフ
ラツプは上方に動かして充分な孔を利用させる。
室内に所定の圧力が得られたならば、フラツプを
閉じ、次いで吸引ポンプは小さな孔44を通して
のみ排気する。これにより、室内を通る気体流量
が減少する。入口42および43への気体の供給
は弁48および49によつて調節される。 図示した例において、気体の少しの流れはま
た、出口50を経由しても室30から排気され、
この場合真空ポンプは配管51に接続させる。こ
の少しの流れは質量分析器52のための気体の試
料用流れを与える。スパツタリング室内の圧力は
たとえば酸素と窒素の合計圧が20ミリトール(20
×10-3トール)までポンピングして減らし、一方
質量分析器52における圧力は約5×10-5トール
である。気体流の調節は必要に応じて行なわれ
る。室30の雰囲気における酸素/窒素比を管理
するためには、質量分析器から出たものを使用
し、この場合その出たものはケーブル53を経由
して供給される。室30内の雰囲気を管理する別
法は光学的モノクロメーターによるものである。
雰囲気の連続的管理は必要でない。何故なら、調
節弁の検量は充分正確とすることができ、したが
つて管理せずに所望の流れ変化を達成することが
できるからである。 スパツタリングは先ず陰極32の上方に位置せ
しめたブランク基体を用いて始まる。スパツタリ
ングが安定化した後、回転板を回して最初の製品
用基体を陰極32の上方に位置せしめる。所望時
間の後、回転板を回して次の基体を陰極32の上
方に位置せしめる。スパツタリング電圧および電
流密度についての典型的な値は3KVおよび
0.55mA/平方センチである。 陰極はスパツタリングすべき物質である。たと
えば上記した例については、陰極はタンタルまた
はニオブである。もし特定の性質たとえば所望の
屈折率または所望の誘電性を有する膜を必要とす
るならば、酸素流対窒素流の比を第1,2および
3図と同様な検量曲線によつて定め、所定の望ま
しい値を得る。もし変化した特性が望ましいなら
ば、たとえば基体から膜の外部表面まで連続的に
変化し屈折率を有する膜が望ましいならば、気体
流の比を検量曲線から得られる所定の変化にした
がつて変化させる。屈折率は基体表面における低
い値から膜の外部表面まで所望の応じて変化され
ることができ、或いはその逆も可能である。変化
は直線的にもまた非直線的にもすることができ
る。 性質の段階的変化が必要であるならば、気体流
の比を一定時間間隔で一定量だけ段階的に変化さ
せる。ここでも変化の方向は任意であり、基体表
面から増大または減少する方向である。変化は等
しくも、また等しくなくもすることができ、この
場合膜は異なつた性質を有する多数の薄層から構
成される。 スパツタリング雰囲気は酸素と窒素との混合物
より成つており、その相対的割合は広範囲に変化
させることができるが、微量の他の気体が酸素お
よび窒素と同伴して入るのを防ぐことが不可能な
場合には微量の他の気体が存在するであろう。高
純度の気体を使用するが、微量の他の気体特に不
活性気体が存在する。しかし、そのような微量に
よる効果は検出されえないほど小さいものである
と信じられる。 なお、本発明の実施態様を要約すれば次の通り
である。 (1) 室内のホルダー上に基体を位置せしめ;タン
タルまたはニオブの陰極を室内に位置せしめ;
一定の高真空度まで室を排気し;酸素および窒
素を室内に別々に供給しそして流れを調節して
一定の圧力を与え;酸素および窒素の相対的流
れを調節して室内に一定の比を与え;陰極から
基体の上へ薄膜をスパツタリングし;スパツタ
リングの間室内の気体比に一定の変化を与える
ため必要に応じて酸素と窒素との相対的流れを
変化させ、膜中に含まれる酸素対窒素の比を変
化せしめることを特徴とする、タンタルまたは
ニオブの薄い誘電膜をスパツタリングする方
法。 (2) スパツタリングの間、酸素と窒素との相対的
流れを一定の方法で連続的に変化させることを
含む、上記(1)の方法。 (3) スパツタリングの間、酸素と窒素との相対的
流れを一定の時間間隔で一定量だけ変化させる
ことを含む、上記(1)の方法。 (4) スパツタリングの間酸素と窒素との相対的流
れを変化させて、一定の変化した光学的性質を
有する薄膜を形成せしめることを含む、上記(2)
の方法。 (5) スパツタリングの間酸素と窒素との相対的流
れを一定の時間間隔で一定量だけ段階的に変化
せしめ、そして先行する層から所定の様式で変
化した光学的性質を有するような一連の薄層か
ら成る薄膜を形成せしめることを含む上記(3)の
方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は、タンタル(Ta)およびニオブ
(Nb)に対するスパツタリング系中の反応性気体
の流量比の函数として、膜の有効屈折率(β/K)の
変化を示すグラフである。第2図は、異なつた流
量比で調製された3種の膜の分散曲線を示すグラ
フである。第3図は、Taについて測定された誘
電性と流速比との間の関係を示すグラフである。
第4図は本発明の実施に有用なスパツタリング装
置の一形態の略図である。 第4図において、30はハウジング、32は蒸
着陰極、33は陽極、39は基体受入用開口、4
1は真空ポンプ引出口、そして42および43は
気体入口である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 タンタル又はニオブの陰極をスパツタリング
    室内に設置し、該室内のホルダー上に基体を設置
    し、そして該陰極からの材料を該基体上にスパツ
    タリングすることにより、酸素、窒素及びタンタ
    ル又はニオブのいずれか一方からなる薄膜をスパ
    ツタリングする方法において、酸素及び窒素のみ
    からなる雰囲気中でスパツタリングし、それによ
    つて透明な誘電性膜を析出せしめ、そして酸素の
    分圧対酸素と窒素の合計圧の比を0.25〜1の範囲
    内の値にセツトすることによつて該誘電性膜の屈
    折率及び誘電率を選定することを特徴とする酸
    素、窒素及びタンタル又はニオブのいずれか一方
    からなる薄膜のスパツタリング方法。
JP50144047A 1974-12-06 1975-12-05 Expired JPS62229B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CA215,398A CA1014889A (en) 1974-12-06 1974-12-06 Sputtered dielectric thin films

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5192740A JPS5192740A (ja) 1976-08-14
JPS62229B2 true JPS62229B2 (ja) 1987-01-06

Family

ID=4101793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50144047A Expired JPS62229B2 (ja) 1974-12-06 1975-12-05

Country Status (7)

Country Link
JP (1) JPS62229B2 (ja)
CA (1) CA1014889A (ja)
DE (1) DE2554854A1 (ja)
FR (1) FR2333056A1 (ja)
GB (1) GB1496590A (ja)
NL (1) NL7514208A (ja)
SE (1) SE435298B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4142958A (en) * 1978-04-13 1979-03-06 Litton Systems, Inc. Method for fabricating multi-layer optical films
DE3027256A1 (de) * 1980-07-18 1982-02-18 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Mehrschichtsystem fuer waermeschutzanwendungen und verfahren zu seiner herstellung
JPS57177971A (en) * 1981-04-28 1982-11-01 Yoichi Murayama High frequency ion plating device
JPS58140705A (ja) * 1982-02-15 1983-08-20 Fujitsu Ltd 光学フイルタおよびその製造方法
JPH0610926B2 (ja) * 1985-05-23 1994-02-09 松下電器産業株式会社 誘電体膜の製造法
GB2264718B (en) * 1992-03-04 1995-04-26 Univ Hull Coatings produced by vapour deposition
GB2310218B (en) * 1996-02-13 1999-12-22 Marconi Gec Ltd Coatings
GB9901093D0 (en) * 1999-01-20 1999-03-10 Marconi Electronic Syst Ltd Method of making coatings

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1953070A1 (de) * 1968-10-28 1970-09-10 Western Electric Co Verfahren zum Herstellen eines auf Tantal basierenden Schichtwiderstandes
DE2215151A1 (de) * 1972-03-28 1973-10-04 Siemens Ag Verfahren zum herstellen von duennen schichten aus tantal

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1953070A1 (de) * 1968-10-28 1970-09-10 Western Electric Co Verfahren zum Herstellen eines auf Tantal basierenden Schichtwiderstandes
DE2215151A1 (de) * 1972-03-28 1973-10-04 Siemens Ag Verfahren zum herstellen von duennen schichten aus tantal

Also Published As

Publication number Publication date
DE2554854A1 (de) 1976-06-16
GB1496590A (en) 1977-12-30
CA1014889A (en) 1977-08-02
FR2333056A1 (fr) 1977-06-24
NL7514208A (nl) 1976-06-09
SE7513312L (sv) 1976-06-08
JPS5192740A (ja) 1976-08-14
SE435298B (sv) 1984-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3962062A (en) Sputtered dielectric thin films
US4379040A (en) Method of and apparatus for control of reactive sputtering deposition
US5319479A (en) Deposited multi-layer device with a plastic substrate having an inorganic thin film layer
Czapla et al. Optical properties of non-stoichiometric tin oxide films obtained by reactive sputtering
US6788379B2 (en) Transparent flexible barrier for liquid crystal display devices and method of making the same
JPS62229B2 (ja)
GB2372043A (en) Functional film with concentration gradient
JP2000281346A (ja) 紫外光透明電気伝導体
JPH0618908A (ja) 液晶表示装置
Hussain Optical constants and electrochromic characteristics of H x MoO 3 and Li x MoO 3 bronzes
JPH09263937A (ja) 薄膜形成方法
Hichwa et al. Electrical and optical properties of thin Ta and W oxide films produced by reactive direct current magnetron sputtering
JPS647445B2 (ja)
Augelli et al. Optical constants of silicon films deposited by the rf glow discharge of SiCl4
JPS60189704A (ja) 周期性を有する酸化物多層膜
Song et al. High-rate, low-temperature radical-assisted sputtering coater and its applications for depositing high-performance optical filters
JPS6241311B2 (ja)
JPH05290635A (ja) 透明導電電極及びその製造方法
Jacobsson et al. On the Evaporation of Two-Component Dielectric Thin Films for Reflection-Reducing Coatings and Interference Filters
JPH0430041Y2 (ja)
KR100282983B1 (ko) 액정표시소자용 저반사 매트릭스 블랭크 및 그 제조방법
KR100232147B1 (ko) 편광소자 및 그의 제조방법
CN115261813A (zh) 一种介电常数可调控的多晶银薄膜及其制备方法
Morita Changes in physical properties and electrochromic characteristics of atmospheric-evaporated tungsten-oxide films (AETOF)
Howson et al. Direct current reactive sputtering of transparent conducting oxides of zinc doped with indium