JPS622283Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS622283Y2 JPS622283Y2 JP10713581U JP10713581U JPS622283Y2 JP S622283 Y2 JPS622283 Y2 JP S622283Y2 JP 10713581 U JP10713581 U JP 10713581U JP 10713581 U JP10713581 U JP 10713581U JP S622283 Y2 JPS622283 Y2 JP S622283Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carburetors
- valve bodies
- plan
- view
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 5
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 241000234435 Lilium Species 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、Ｖ型内燃機関のＶ字状に配列された
第１及び第２気筒の相対向面に、始動弁を備えた
第１及び第２気化器を装着し、これらの気化器の
吸気道を、それらの軸線が互いに所定角度を以て
交差し且つクランク軸方向に互いに所定量オフセ
ツトするように配設したものにおいて、両気化器
の始動弁を連動させてそれらを同時に開閉操作し
得るようにした、気化器間の始動弁連動装置に関
するものであつて、第１，第２の気化器を同一構
造に構成した、構造簡単且つ低コストの前記装置
を提供することを目的とするものである。
第１及び第２気筒の相対向面に、始動弁を備えた
第１及び第２気化器を装着し、これらの気化器の
吸気道を、それらの軸線が互いに所定角度を以て
交差し且つクランク軸方向に互いに所定量オフセ
ツトするように配設したものにおいて、両気化器
の始動弁を連動させてそれらを同時に開閉操作し
得るようにした、気化器間の始動弁連動装置に関
するものであつて、第１，第２の気化器を同一構
造に構成した、構造簡単且つ低コストの前記装置
を提供することを目的とするものである。
そしてかかる目的を達成するために本考案は、
両気化器が同一構造に構成されると共に、それら
気化器の始動弁が、それらの弁体が平面図上互い
に平行となるように且つそれらの弁体の作動方向
が平面図上互いに反対方向となるように配設さ
れ、前記両弁体が、平面図上前記両吸気道の軸線
に挟まれた空間を通るリンク機構を介して、互い
に同調作動するように連動連結されることを特徴
とする。
両気化器が同一構造に構成されると共に、それら
気化器の始動弁が、それらの弁体が平面図上互い
に平行となるように且つそれらの弁体の作動方向
が平面図上互いに反対方向となるように配設さ
れ、前記両弁体が、平面図上前記両吸気道の軸線
に挟まれた空間を通るリンク機構を介して、互い
に同調作動するように連動連結されることを特徴
とする。
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、第１図においてＥは自動二輪車用のＶ
型内燃機関を示し、そのクランクケース１に支持
されるクランク軸２は車両の左右方向に配置さ
れ、またＶ字状に配列される第１及び第２気筒３
１，３２は車両の前後方向に配置される。両気筒
３１，３２間のＶ字状空所４において第１及び第
２気筒３１，３２の相対向面に第１及び第２気化
器C1，C2が装着される。その際、これら気化器
C1，C2の各吸気道５は、対応する気筒３１，３
２の軸線A1，A2と略直角に配置され、また両気
筒３１，３２のクランク軸２軸方向のオフセツト
に応じて両吸気道５，５の軸線Ｂ，Ｂは互いに一
定量Ｌオフセツトされる（第３図参照）。
明すると、第１図においてＥは自動二輪車用のＶ
型内燃機関を示し、そのクランクケース１に支持
されるクランク軸２は車両の左右方向に配置さ
れ、またＶ字状に配列される第１及び第２気筒３
１，３２は車両の前後方向に配置される。両気筒
３１，３２間のＶ字状空所４において第１及び第
２気筒３１，３２の相対向面に第１及び第２気化
器C1，C2が装着される。その際、これら気化器
C1，C2の各吸気道５は、対応する気筒３１，３
２の軸線A1，A2と略直角に配置され、また両気
筒３１，３２のクランク軸２軸方向のオフセツト
に応じて両吸気道５，５の軸線Ｂ，Ｂは互いに一
定量Ｌオフセツトされる（第３図参照）。
第２，３図に示すように両気化器C1，C2は同
一構造のものであつて、それぞれ気化器本体６に
形成された吸気道５には、主ノズル７上に可変ベ
ンチユリピストン８が、またそれの下流側に絞弁
９が設けられている。
一構造のものであつて、それぞれ気化器本体６に
形成された吸気道５には、主ノズル７上に可変ベ
ンチユリピストン８が、またそれの下流側に絞弁
９が設けられている。
さらに、各気化器本体６には、絞弁９を迂回し
て吸気道５に連通するバイパス１０が形成されて
おり、このバイパス１０の途中に始動燃料ノズル
１１が開口し、これらバイパス１０及び始動燃料
ノズル１１を開閉するためにピストン形の始動弁
１２が気化器本体６に付設される。而して、機関
Ｅの冷間始動時に、始動弁１２を開放して機関Ｅ
をクランキングすれば、クランキング負圧がバイ
パス１０に作用し、それに伴い始動燃料ノズル１
１より噴出する燃料がバイパス１０を流れる吸入
空気と混合して濃厚な始動用混合気を形成し、こ
れが対応する気筒３１，３２に吸入されるので、
機関Ｅは容易に始動することができる。
て吸気道５に連通するバイパス１０が形成されて
おり、このバイパス１０の途中に始動燃料ノズル
１１が開口し、これらバイパス１０及び始動燃料
ノズル１１を開閉するためにピストン形の始動弁
１２が気化器本体６に付設される。而して、機関
Ｅの冷間始動時に、始動弁１２を開放して機関Ｅ
をクランキングすれば、クランキング負圧がバイ
パス１０に作用し、それに伴い始動燃料ノズル１
１より噴出する燃料がバイパス１０を流れる吸入
空気と混合して濃厚な始動用混合気を形成し、こ
れが対応する気筒３１，３２に吸入されるので、
機関Ｅは容易に始動することができる。
両気化器C1，C2の始動弁１２，１２は、それ
らの弁体１２ａ，１２ａが平面図上互いに平行と
なるように且つそれら弁体１２ａ，１２ａの作動
方向が平面図上互いに反対方向になるように配設
されると共に、両弁体１２ａ，１２ａの外端部を
両気化器本体６，６の対向面側より突出させてい
る。したがつて両始動弁１２，１２は互いに点対
称位置を占め、作動方向が正反対となり、これら
を同時に開閉操作、即ち同調作動するためのリン
ク機構１３が、平面図上両吸気道軸線Ｂ，Ｂに挟
まれた空間Ｓを通るようにして次のように設けら
れる。
らの弁体１２ａ，１２ａが平面図上互いに平行と
なるように且つそれら弁体１２ａ，１２ａの作動
方向が平面図上互いに反対方向になるように配設
されると共に、両弁体１２ａ，１２ａの外端部を
両気化器本体６，６の対向面側より突出させてい
る。したがつて両始動弁１２，１２は互いに点対
称位置を占め、作動方向が正反対となり、これら
を同時に開閉操作、即ち同調作動するためのリン
ク機構１３が、平面図上両吸気道軸線Ｂ，Ｂに挟
まれた空間Ｓを通るようにして次のように設けら
れる。
各気化器本体６には上下方向に延びる軸受１４
が一体に形成され、したがつて第１，第２気化器
C1，C2の軸受１４，１４は始動弁１２，１２と
同様に点対称位置を占める。これら第１，第２気
化器C1，C2の軸受１４，１４には第１及び第２
ベルクランクレバー１５１，１５２の枢軸１６，
１６がそれぞれ回転自在に支承される。ベルクラ
ンクレバー１５１，１５２は、各枢軸１６，１６
の下端に下部レバーアーム１７，１７を、またそ
の上端に上部レバーアーム１８，１８′をそれぞ
れ固着して構成され、そして両方の下部レバーア
ーム１７，１７は互いに正反対の方向に延びて点
対称関係を保つているが、上部レバーアーム１
８，１８′は同一方向に平行に延びており、一方
の上部レバーアーム１８には操作レバー１９が一
体に形成されている。下部レバーアーム１７，１
７は対応する始動弁１２，１２の弁体１２ａ，１
２ａの外端に連結され、また上部レバーアーム１
８，１８′はリンク２０を介して互いに連結さ
れ、これら上部レバーアーム１８，１８′及びリ
ンク２０は平行リンク機構を構成する。
が一体に形成され、したがつて第１，第２気化器
C1，C2の軸受１４，１４は始動弁１２，１２と
同様に点対称位置を占める。これら第１，第２気
化器C1，C2の軸受１４，１４には第１及び第２
ベルクランクレバー１５１，１５２の枢軸１６，
１６がそれぞれ回転自在に支承される。ベルクラ
ンクレバー１５１，１５２は、各枢軸１６，１６
の下端に下部レバーアーム１７，１７を、またそ
の上端に上部レバーアーム１８，１８′をそれぞ
れ固着して構成され、そして両方の下部レバーア
ーム１７，１７は互いに正反対の方向に延びて点
対称関係を保つているが、上部レバーアーム１
８，１８′は同一方向に平行に延びており、一方
の上部レバーアーム１８には操作レバー１９が一
体に形成されている。下部レバーアーム１７，１
７は対応する始動弁１２，１２の弁体１２ａ，１
２ａの外端に連結され、また上部レバーアーム１
８，１８′はリンク２０を介して互いに連結さ
れ、これら上部レバーアーム１８，１８′及びリ
ンク２０は平行リンク機構を構成する。
したがつて、第３図において、操作レバー１９
を矢印方向に回動すれば、第１ベルクランクレバ
ー１５１は反時計方向に直接回動されて第１気化
器C1の始動弁１２を開放すると同時に、第２ベ
ルクランクレバー１５２もリンク２０を介して反
時計方向に回動されて第２気化器C2の始動弁１
２を開放する。次に操作レバー１９を上記と反対
の方向に回動すれば、両方の始動弁１２，１２を
同時に閉鎖できることは明らかであろう。
を矢印方向に回動すれば、第１ベルクランクレバ
ー１５１は反時計方向に直接回動されて第１気化
器C1の始動弁１２を開放すると同時に、第２ベ
ルクランクレバー１５２もリンク２０を介して反
時計方向に回動されて第２気化器C2の始動弁１
２を開放する。次に操作レバー１９を上記と反対
の方向に回動すれば、両方の始動弁１２，１２を
同時に閉鎖できることは明らかであろう。
以上のように本考案によれば、Ｖ型内燃機関の
Ｖ字状に配列された第１及び第２気筒の相対向面
に、始動弁を備えた第１及び第２気化器をそれぞ
れ装着し、これらの気化器の吸気道を、それらの
軸線が互いに所定角度を以て交差し且つクランク
軸方向に互いに所定量オフセツトするように配設
したものにおいて、前記両気化器が同一構造に構
成されると共に、それら気化器の始動弁が、それ
ら弁体が平面図上互いに平行となるように且つそ
れらの弁体の作動方向が平面図上互いに反対方向
となるように配設され、前記両弁体が、平面図上
前記両吸気道の軸線に挟まれた空間を通るリンク
機構を介して、互いに同調作動するように連動連
結されるので、第１，第２気化器にそれぞれ始動
弁を付設し且つそれらの吸気道軸線を所定角度を
以て互いに交差させるにも拘らず、それら気化器
の構造を同一にして部品の共通化を図ることがで
き、コストの低減に大いに寄与し得る。しかも両
始動弁の弁体が平面図上互いに平行となるように
配設されることから、両弁体を同調作動させるリ
ンク機構の構成を比較的単純化することができ、
コストの低減に寄与し得る。また上記リンク機構
は両吸気道間のクランク軸方向オフセツト空間を
通ることから、該オフセツト空間の有効利用が図
られ、その上、第１，第２気化器によつて、該リ
ンク機構が他物との衝突から効果的に保護され
る。
Ｖ字状に配列された第１及び第２気筒の相対向面
に、始動弁を備えた第１及び第２気化器をそれぞ
れ装着し、これらの気化器の吸気道を、それらの
軸線が互いに所定角度を以て交差し且つクランク
軸方向に互いに所定量オフセツトするように配設
したものにおいて、前記両気化器が同一構造に構
成されると共に、それら気化器の始動弁が、それ
ら弁体が平面図上互いに平行となるように且つそ
れらの弁体の作動方向が平面図上互いに反対方向
となるように配設され、前記両弁体が、平面図上
前記両吸気道の軸線に挟まれた空間を通るリンク
機構を介して、互いに同調作動するように連動連
結されるので、第１，第２気化器にそれぞれ始動
弁を付設し且つそれらの吸気道軸線を所定角度を
以て互いに交差させるにも拘らず、それら気化器
の構造を同一にして部品の共通化を図ることがで
き、コストの低減に大いに寄与し得る。しかも両
始動弁の弁体が平面図上互いに平行となるように
配設されることから、両弁体を同調作動させるリ
ンク機構の構成を比較的単純化することができ、
コストの低減に寄与し得る。また上記リンク機構
は両吸気道間のクランク軸方向オフセツト空間を
通ることから、該オフセツト空間の有効利用が図
られ、その上、第１，第２気化器によつて、該リ
ンク機構が他物との衝突から効果的に保護され
る。
第１図は本考案装置を備えるＶ型内燃機関の側
面図、第２図は本考案装置の一実施例を示す気化
器の側面図、第３図はその要部のみの平面図であ
る。 Ｂ……吸気道軸線、C1……第１気化器、C2…
…第２気化器、Ｅ……Ｖ型内燃機関、Ｓ……空
間、３１……第１気筒、３２……第２気筒、５…
…吸気道、１２……始動弁、１２ａ……弁体、１
３……リンク機構。
面図、第２図は本考案装置の一実施例を示す気化
器の側面図、第３図はその要部のみの平面図であ
る。 Ｂ……吸気道軸線、C1……第１気化器、C2…
…第２気化器、Ｅ……Ｖ型内燃機関、Ｓ……空
間、３１……第１気筒、３２……第２気筒、５…
…吸気道、１２……始動弁、１２ａ……弁体、１
３……リンク機構。
Claims (1)
- Ｖ型内燃機関のＶ字状に配列された第１及び第
２気筒の相対向面に、始動弁を備えた第１及び第
２気化器をそれぞれ装着し、これらの気化器の吸
気道を、それらの軸線が互いに所定角度を以て交
差し且つクランク軸方向に互いに所定量オフセツ
トするように配設したものにおいて、前記両気化
器が同一構造に構成されると共に、それら気化器
の始動弁が、それらの弁体が平面図上互いに平行
となるように且つそれらの弁体の作動方向が平面
図上互いに反対方向となるように配設され、前記
両弁体が、平面図上前記両吸気道の軸線に挟まれ
た空間を通るリンク機構を介して、互いに同調作
動するように連動連結されてなる、気化器間の始
動弁連動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10713581U JPS5812661U (ja) | 1981-07-18 | 1981-07-18 | 気化器間の始動弁連動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10713581U JPS5812661U (ja) | 1981-07-18 | 1981-07-18 | 気化器間の始動弁連動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5812661U JPS5812661U (ja) | 1983-01-26 |
| JPS622283Y2 true JPS622283Y2 (ja) | 1987-01-20 |
Family
ID=29901582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10713581U Granted JPS5812661U (ja) | 1981-07-18 | 1981-07-18 | 気化器間の始動弁連動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5812661U (ja) |
-
1981
- 1981-07-18 JP JP10713581U patent/JPS5812661U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5812661U (ja) | 1983-01-26 |
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