JPS62227692A - 画像形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、普通紙若しくは静電記録紙等の記録媒体表面
に、複写すべき画像を直接に現像定着を行なう画像形成
方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来９文字２図形等の画像情報を普通紙若しくは静電記
録紙等の記録媒体上に複写若しくは記録する場合には、
電子複写機、ファクシミリ、静電プリンタ等の電子写真
装置または静電記録現像装置を使用するのが一般である
。すなわち感光ドラム表面を一様に帯電させて露光によ
り静電荷像を形成し、磁気ブラシによって感光ドラム表
面を摺擦するごとによって前記静電荷像を現像後、を通
紙等への転写および熱若しくは圧力手段による定着を経
て、最終的な可視画像を得るという画（象形成力法であ
る。而してこの画像形成方法においては、現像剤の供給
および磁気ブラシの形成のための現像ユニットならびに
最終可視画像を得るための定着ユニット等の装置を使用
する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記画像形成方法において使用される装置のうち、まず
現像ユニットにおいては１例えば複数個の磁極を配設し
、かつ横断面を円形に形成した永久磁石体と、中空円筒
状に形成した非磁性材料からなるスリーブとを同軸的か
つ相対回転自在に組合わせたマグネットロールを使用す
る。而してこのマグネッ（・ロールによって現像剤が磁
気ブラシを形成するのであるが、磁気ブラシが静電荷像
担持体である感光ドラムと均一に摺接しないと良好な画
像が得られない。従って上記マグネットロールに要求さ
れる寸法精度が厳しく、振れの許容値も極めて小さい。

因みに磁性キャリアとトナーとの混合物を使用する二成
分現像剤においては、マグネットロールの振れ許容値は
最大０．２＋ｎ、［性トナーを使用する一成分現像剤の
場合には、上記許容値は０．２１禽以下０．０５−諺ま
で要求される。しかもマグネットロールは直径２０〜６
０鰭、長さ２００〜４００　ｍｍの細長い棒状であるた
め、製作が困難であると共に製作時間および工数が大と
なって生産効率が必らずしも高くないという問題点があ
る。また一方最終画像を形成する手段として使用する定
着ユニットは、熱ロール定着の方が圧力ロール定着より
も小型化し得るので現在主流となっているが、ウオーム
アツプ時間を要することおよび省電力の点で問題点を残
している。更に近年の複写機に要求される小型化の課題
は、低価格化およびパーソナル化も含めて極めて厳しい
ものがあり、従来の複写機の構成のままでは上記小型化
更には低価格化の要求には対応することができないもの
がある。

本発明は上記従来の画像形成方法に存する問題点を解消
し、複写装置全体を小型化更には低価格化できる画像形
成方法を提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するために１本発明においては。

Ａ１画像を形成すべき記録媒体の表面を一様に帯電させ
る。

Ｂ、上記記録媒体の表面にトナーを供給し、かつ静電的
に付着させて均一なトナー層を形成する。

Ｃ１記録すべき画像情報に対応する電気信号に基づいて
前記トナー層にレーザー光を選択的に照射して定着を行
なう。

０１次に前記記録媒体上の未定着のトナーを除去する。

という技術的手段を採用したものである。

〔実施例〕

本発明の画像形成法は、前記問題点を解決するための手
段において記述のように、主に（Ａ）記録媒体の帯電、
（Ｂ）ｌ−す一層の形成、　（Ｃ）レーザー光の照射、
および（Ｄ）未定着トナーの除去　の４工程から成り立
っており、以下各工程毎に記述する。

（Ａ）記録媒体の帯電 記録媒体としては静電記録紙は勿論のこと、普通紙を使
用することができるが２本実施例においては普通紙を使
用して、コロナ帯電器によってその表面を８００Ｖに一
様に帯電させる。なお記録媒体として静電記録紙を使用
する場合には、帯電手段としてはマルチスタイラス電極
も使用可能である。

（Ｂ）トナー層の形成 次に前記のようにして表面を帯電させた普通紙上に；・
ナーを供給し、普通紙上にトナーを静電的に吸着若しく
は付着させて厚さ約１５μｍの均一なトナー層を形成す
る。なおトナーはスチレンアクリル系樹脂（セキスイ化
学工業製　Ｐ５２０）７５重量％、ポリプロピレン（三
洋化成　６６０Ｐ）１５重四％およびカーボンブラック
（三菱化成　＃４４）１０重量％を乾式混合し、ニーダ
で２００℃の温度で加熱混練後、粉砕９分級処理を施し
て、５〜２０μｍの粒度分布のものとした。

この場合樹脂としては、上記の他に通常の熱定着用トナ
ーに使用するエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可
塑性樹脂を使用することができる。

またトナーに含有させる着色剤としては、上記のカーボ
ンブランク以外にも、一般の乾式現像剤として使用され
ている種々の顔料および／または添料を添加含有させる
ことができるが、トナー全量に対する含有量は、トナー
の電気特性等を考慮して１０重景％以下が適当である。

而して上記熱可塑性樹脂と着色剤との混合物は、トナー
とした場合の流動性を低下させないために、ガラス転移
点が４０℃を越えるものが特に有効である。

次にトナーの記録媒体としての普通紙上への吸着若しく
は付着手段としては、カスケード法のみでなく、磁気ブ
ラシ法も使用できる。但し、磁気ブラシ法による場合に
は１例えば磁性キャリアと前記トナーとを混合して二成
分系現像剤とするか。

または前記トナーにマグネタイト等の磁性粉を添加、混
合、熱処理１分級によって一成分系現像剤（若しくは磁
性トナー）とする必要がある。この場合、現像剤は記録
媒体上に均一に吸着若しくは付着すれば充分であるから
、磁気ブラシ形成手段であるマグネットロールに対して
は、従来の現像装置におけるような厳しい精度若しくは
振れ許容差は要求されず、比較的ラフな構成のマグネッ
トロールで充分に対応できる。

（Ｃ）レーザー光の照射 上記のようにして記録媒体上にトナー若しくは現像剤が
均一に付着した状態で、記録すべき画像情報に対応する
電気信号に基づいて、トナー層若しくは現像剤層にレー
ザー光を選択的に照射する。

これにより熱可塑性樹脂からなるトナー若しくは現像剤
の照射部分は記録媒体上に溶着するから。

前記画像情報に対応する画像が現像かつ定着されるので
ある。

（Ｄ）未定着トナーの除去 上記のようにしてレーザー光の照射部のトナー若しくは
現像剤は定着されるが、その他の部分のトナー若しくは
現像剤は、記録媒体と静電的に吸着若しくは付着してい
るのみであるから、その静電付着力以上の外力を印加す
ることによって容易に除去することができる。従って記
録媒体上の現像剤が一成益系すなわち磁性トナーである
場合には、クリーニング用のマグネットロールを近接若
しくは接触させることにより、また上記現像剤が二成分
系である場合には、上記マグネットロール表面に磁性キ
ャリアを介して形成した磁気ブラシ゛で摺擦することに
よって除去するのである。なお上記未定着Ｉ・ナーの除
去手段としては、マグネットロールによるもの以外に、
ファーブラシ、ｆｆ動付与等の他の手段も使用できるこ
とは勿論である。

〔発明の効果〕

本発明の画像形成方法は１以上記述のような構成および
作用であるから、下記の効果がある。

（１）レーザー光の選択的照射によって現像および定着
が同時に行なわれ、かつ定着装置が不要であるから、複
写装置全体を極めて小型のものとすることができる。

（２）トナー若しくは現像剤の供給および除去にマグネ
ットロールを使用した場合においても。

従来のものにおけるように高精度にする必要がなく、製
作が容易であり、かつ生産効率を向上させ得る。

（３）定着のための特別なウオームアツプを必要とせず
２画像情報を記録する必要が生じた場合には直ちに可視
画像としての記録を得ることができる。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像を形成すべき記録媒体の表面を一様に帯電さ
   せ、その表面にトナーを供給し、かつ静電的に付着させ
   て均一なトナー層を形成し、記録すべき画像情報に対応
   する電気信号に基づいて前記トナー層にレーザー光を選
   択的に照射して定着を行ない、前記記録媒体上の未定着
   のトナーを除去することを特徴とする画像形成方法。
2. （２）記録媒体表面へのトナーの供給を磁気ブラシ法若
   しくはカスケード法によって行なう特許請求の範囲第１
   項記載の画像形成方法。
3. （３）記録媒体が普通紙若しくは静電記録紙である特許
   請求の範囲第１項若しくは第２項記載の画像形成方法。
4. （４）トナー中に含有される樹脂が熱可塑性樹脂である
   特許請求の範囲第１項〜第３項何れかに記載の画像形成
   方法。